JPH10153997A - ハードコピー端末付きカラオケ装置と楽譜印刷方法 - Google Patents

ハードコピー端末付きカラオケ装置と楽譜印刷方法

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JPH10153997A
JPH10153997A JP8321402A JP32140296A JPH10153997A JP H10153997 A JPH10153997 A JP H10153997A JP 8321402 A JP8321402 A JP 8321402A JP 32140296 A JP32140296 A JP 32140296A JP H10153997 A JPH10153997 A JP H10153997A
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JP8321402A
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Kunihiko Omori
邦彦 大森
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌った曲の情報をハードコピー(プリントア
ウト)して出力することができるハードコピー端末付き
カラオケ装置を提供する。 【解決手段】 音声情報、映像情報及び文字情報からな
る動画音声表示情報と、少なくとも楽譜情報が含まれた
印刷情報とを含む曲情報が、記録されたカラオケ記録媒
体から曲情報を再生して出力する信号発生手段と、再生
された曲情報を動画音声表示情報と印刷情報とに分配し
て出力する信号分配手段と、信号分配手段から出力され
た動画音声表示情報に基づいて、文字を含む映像と音声
を表示する表現部と、信号分配手段から出力された印刷
情報に基づいて、楽譜を印刷して出力するハードコピー
端末とを備え、表現部において、所望の曲の映像と音声
を動画表示するとともに、所望の曲の楽譜の印刷出力を
可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明、カラオケ装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラオケ装置は、図28に示すよ
うに、信号発生部51と表現部52とからなり、例えば
レーザーディスクプレーヤーからなる信号発生部51で
再生した音声、映像及び文字からなる曲情報を、ブラウ
ン管等のディスプレイを含む表現部52で音声及び画像
を表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラオケ装置は、ハードコピー装置が付属しておらず、
このために、歌った曲の情報が利用者には保存されない
という問題点があった。
【0004】本発明の第1の目的は、歌った曲の情報を
ハードコピー(プリントアウト)することができるハー
ドコピー端末付きカラオケ装置を提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、歌唱中の光景の写
真を撮影することができ、当該写真を含めて、歌った曲
の情報と共に、ハードコピーすることができるカメラ及
びハードコピー端末付きカラオケ装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来方式のレ
ーザーディスク(LD)等の永久記憶手段に記憶された
曲情報の構成を一部変更し、従来型の曲情報の時間的前
方に印刷信号識別信号、印刷情報、印刷情報終了信号が
時間的に付加した信号を本発明の曲情報(以下、本案曲
情報と称する。)として従来形の曲情報に変えて、LD
等の永久記憶手段に記憶する。このように記憶された本
案曲情報を、信号発生部で再生した後、印刷信号と従来
形の曲情報とに分離して、印刷情報をハードコピー端末
に入力し、従来形の曲情報を従来形の表現部に入力する
ことにより、従来形のカラオケ装置動作に加えて、希望
する曲に関連するハードコピーを得ることを可能にした
ものである。
【0007】すなわち、本発明の第1の態様は、音声情
報、映像情報及び文字情報からなる動画音声表示情報
と、少なくとも楽譜情報が含まれた印刷情報とを含む曲
情報が、記録されたカラオケ記録媒体から、上記曲情報
を再生して出力する信号発生手段と、上記再生された曲
情報を、動画音声表示情報と印刷情報とに分配して出力
する信号分配手段と、上記信号分配手段から出力された
動画音声表示情報に基づいて、文字を含む映像と音声を
表示する表現部と、上記信号分配手段から出力された印
刷情報に基づいて、楽譜を印刷して出力するハードコピ
ー端末とを備え、上記表現部において、所望の曲の映像
と音声を動画表示するとともに、上記所望の曲の楽譜の
印刷出力を可能にしたことを特徴とするハードコピー端
末付きカラオケ装置である。
【0008】また、本発明の第1の態様では、上記ハー
ドコピー端末付きカラオケ装置がさらに、内部に少なく
とも1つの広告データが記憶されたメモリを備え、当該
メモリに記憶された広告データに基づいて広告情報を発
生して出力する広告発生手段と、上記信号分配手段から
出力される印刷情報と上記広告情報とを合成して、広告
情報が付加された印刷情報をハードコピー端末に入力す
る広告情報合成手段とを備え、上記楽譜とともに、上記
広告情報を印刷して出力することを可能にすることが好
ましい。
【0009】さらに、本発明の第1の態様では、上記ハ
ードコピー端末付きカラオケ装置がさらに、所定の像平
面に像を結ぶレンズブロックと、複数の受光素子が上記
像平面に二次元的に配列された受光素子群とを備え、上
記像平面上に結ばれた像のデジタル情報である写真情報
を出力するデジタルカメラシステムと、上記写真情報と
上記印刷情報とを合成して、写真情報が付加された印刷
情報を上記ハードコピー端末に入力する写真情報合成手
段とを備え、上記楽譜とともに、上記写真情報を印刷し
て出力することを可能にすることが好ましい。
【0010】またさらに、本発明の第1の態様では、上
記ハードコピー端末が、複数の記憶部を有し、各記憶部
に各曲の印刷情報を記憶し、外部からの指示信号に従っ
て所望の曲の印刷情報を出力する巡回走査形メモリと、
上記巡回走査形メモリから出力される印刷情報に従って
印刷して出力するプリント装置とを備えることが好まし
い。
【0011】また、本発明の第1の態様では、上記ハー
ドコピー端末が、上記巡回走査形メモリから出力される
印刷情報に基づいて、印刷内容をディスプレーに表示す
るビュー表示部を備え、上記プリント装置から印刷出力
する前に、印刷内容を確認することを可能にすることが
好ましい。
【0012】また、本発明の第1の態様では、上記ハー
ドコピー端末付きカラオケ装置において、上記曲情報
が、印刷情報識別記号と上記楽譜情報と印刷情報終了記
号とが時間的に上記順番に配列されてなる印刷情報と、
当該印刷情報の後に記録された上記動画音声表示情報と
を含んでなりかつ、上記信号分配手段が、上記曲情報が
入力される入力端子と、上記ハードコピー端末に上記印
刷情報を出力するためのハードコピー側出力端子と、上
記表現部に上記動画音声表示情報を出力するための表現
部側出力端子とを有しかつ、第1の端子と第2の端子と
第3の端子と、上記第1の端子と上記第2の端子との間
に直列に接続された複数のタップとを備え、上記第1の
端子から入力された上記曲情報を上記各タップの中を順
次第2の端子側に転送して、当該曲情報を順次第2の端
子から出力するとともに、各タップに転送された情報を
転送される毎に並列に第3の端子から出力するタップ付
き遅延線と、上記タップ付き遅延線の第2の端子と上記
ハードコピー側出力端子との間に設けられた第1のスイ
ッチと、上記入力端子と上記表現部側出力端子との間に
接続され、上記入力端子から入力される曲情報を直接上
記表現部側出力端子に伝送する回路を開閉する第2のス
イッチと、上記印刷情報に含まれる上記印刷情報識別記
号と同一の記号を発生して出力する印刷情報識別記号発
生手段と、印刷情報識別記号発生手段が発生する記号と
上記タップ付き遅延線の第3の端子から並列に出力され
る情報とを比較して、互いに一致した場合には、上記第
1のスイッチを閉じかつ上記第2のスイッチを開くため
の印刷情報識別記号発生トリガ信号を発生して、上記第
1と上記第2のスイッチに出力する第1の比較手段と、
上記印刷情報に含まれる上記印刷情報終了記号と同一の
記号を発生して出力する印刷情報終了記号発生手段と、
上記印刷情報終了記号発生手段が発生する記号と上記タ
ップ付き遅延線の第3の端子から並列に出力される情報
とを比較して、互いに一致した場合には、上記第2のス
イッチを閉じかつ、上記第1のスイッチを開くための印
刷情報終了記号発生トリガ信号を発生して、上記第1と
上記第2のスイッチに出力する第2の比較手段とを備
え、上記印刷情報識別記号が入力されると上記印刷情報
を上記ハードコピー端末に出力し、上記印刷情報終了記
号が入力されると後続する上記動画音声表示情報を表現
部に出力することが好ましい。
【0013】また、本発明の第1の態様では、上記ハー
ドコピー端末付きカラオケ装置において、上記曲情報
が、印刷情報識別記号と上記楽譜情報と印刷情報終了記
号とが時間的に上記順番に配列されてなる印刷情報と、
当該印刷情報の後に記録された上記動画音声表示情報と
を含んでなりかつ、上記広告情報合成手段が、上記印刷
情報が入力される入力端子と、上記広告情報が付加され
た印刷情報が出力される出力端子を有しかつ、第3の端
子と第4の端子との間に直列に接続された複数のタップ
を備え、第3の端子から入力された上記印刷情報を上記
各タップの中を順次第4の端子側に転送して、当該印刷
情報を順次第4の端子から、第3のスイッチを介して出
力端子に出力するとともに、各タップに転送された情報
を転送される毎に当該各タップから並列に出力する第2
のタップ付き遅延線と、上記入力端子と上記出力端子と
の間に接続され、上記入力端子から入力される印刷情報
を直接上記出力端子に伝送する回路を開閉する第4のス
イッチと、上記印刷情報に含まれる上記印刷情報終了記
号と同一の記号を発生して出力する印刷情報終了記号発
生手段と、上記印刷情報終了記号発生手段が発生する記
号と上記第2のタップ付き遅延線の各タップから並列に
出力される情報とを比較して、互いに一致した場合に
は、上記第4のスイッチを開きかつ、上記第3のスイッ
チを閉じるための印刷情報終了トリガ信号を発生して、
上記第3と上記第4のスイッチに出力する第3の比較手
段とを備え、上記信号分配手段から出力される印刷情報
と上記広告情報とを合成して、広告情報が付加された印
刷情報をハードコピー端末に入力することが好ましい。
【0014】また、本発明の第2の態様は、データ送信
センターから送信された、音声情報、映像情報及び文字
情報からなる動画音声表示情報と、楽譜情報を含む印刷
情報とを含む曲情報を受信して出力する信号受信手段
と、上記信号受信手段から出力される受信信号のうちの
動画音声表示情報に基づいて、文字を含む映像と音声を
表示する表現部と、上記信号受信手段から出力された受
信信号のうちの印刷情報に基づいて、楽譜を印刷して出
力するハードコピー端末とを備え、上記表現部におい
て、所望の曲の映像と音声を動画表示するとともに、上
記所望の曲の楽譜の印刷出力を可能にしたことを特徴と
するハードコピー端末付きカラオケ装置である。
【0015】また、本発明のカラオケ装置の楽譜印刷方
法は、音声情報、映像情報及び文字情報からなる動画音
声表示情報と、楽譜情報を含む印刷情報とを含む曲情報
が記録されたカラオケ用記録媒体から、上記曲情報を再
生するステップと、上記再生された曲情報を、動画音声
表示情報と印刷情報とに分配するステップと、上記分配
された印刷情報に基づいて、楽譜を印刷して出力するス
テップを含むことを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の別のカラオケ装置の楽譜
印刷方法は、データ送信センターから送信された、音声
情報、映像情報及び文字情報からなる動画音声表示情報
と、楽譜情報を含む印刷情報とを含む曲情報を受信する
ステップと、上記受信された曲情報を、動画音声表示情
報と印刷情報とに分配するステップと、上記分配された
印刷情報に基づいて、楽譜を印刷して出力するステップ
とを含むことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1及び図2は本発
明に係る実施形態のハードコピー装置付きカラオケ装置
の構成を示すブロック図である。当該実施形態のカラオ
ケ装置は、音声と映像と文字とからなる従来形の曲情報
に、印刷信号識別信号、楽譜情報、印刷情報終了記号並
びにタイミング信号が付加された曲情報が記録された例
えばレーザディスク等の曲情報記録媒体から、当該曲情
報を再生して、楽譜等をハードコピーとして残すことが
できるように構成されたことを第1の特徴する。そして
さらに、本実施形態では、上記ハードコピーに写真及び
広告情報を含めることができるように構成されているこ
とを第2の特徴とする。以下、本明細書において、曲情
報記録媒体には、特に断らない限り、従来形の曲情報
に、印刷信号識別信号、楽譜情報、印刷情報終了記号並
びにタイミング信号が付加された曲情報が記録されてい
るものとする。
【0018】すなわち、本実施形態のハードコピー装置
付きカラオケ装置は、マイク回路36、信号発生部51
及び表現部52とからなる従来例のカラオケ装置に、信
号分配器11と、広告情報合成器22と、写真情報合成
器35と、広告発生部23と、マイク回路36と、カメ
ラシステム31と、シャッタートリガー検出器34と、
高レベル検出器37と、演奏開始・終了検出器38と、
ハードコピー端末1とを加えて構成される。ここで、ハ
ードコピー端末1は、図2に示すように、巡回走査形メ
モリ12と、プリント装置13と、ビュー制御器15
と、スキップ回路14と、ビュー表示部15とを備えて
構成される。またマイク回路36は、カラオケ参加の音
声ならびに現在のカラオケ装置の状態を表示する部分で
ある。
【0019】以下図面を参照して本実施形態のハードコ
ピー装置付きカラオケ装置について詳細に説明する。信
号発生部51は、曲情報記録媒体から、図20(a)に
示す、印刷信号識別信号、楽譜情報、印刷情報終了記
号、音声、映像、文字並びにタイミング信号からなる再
生曲情報J1を再生して、入力端子Tina1を介して信
号分配器11に入力する。ここで、印刷情報識別記号、
楽譜情報、印刷情報終了記号は時間的にこの順に並んで
おり、以下、印刷情報識別記号、楽譜情報、印刷情報終
了記号が時間的に並んだ信号を印刷情報J3と称する。
信号分配器11は、再生曲情報J1において、印刷信号
識別記号を検出すると、それ以後の信号は印刷情報J3
であると判定し、印刷情報J3を広告情報合成器22に
入力する。また、信号分配器11は印刷信号終了記号を
検出すると、後続する信号は、音声+映像+文字+タイ
ミング信号からなる表現部曲情報J2であると判断し
て、図20(b)に示す動画音声表示情報である当該表
現部曲情報J2を表現部52に入力する。この表現部曲
情報J2は、タイミングを除けば従来形の曲情報である
ので、カラオケ装置の表現部52は従来形のカラオケ装
置の動作ならびにタイミングに対応する動作を行う。タ
イミングに関する動作は専らカメラシステム31に関連
する動作であるのでこれに関連して後述する。
【0020】広告発生器23は、広告情報を発生して広
告情報合成器22に入力する。広告情報合成器22は、
信号分配器11から入力される印刷情報J3と広告発生
器23から入力される広告情報とを合成して、合成され
た図20(d)に示す印刷情報J4を写真情報合成器3
5に入力する。ここで、広告情報合成器22は、広告情
報を、印刷情報J3の楽譜情報と印刷情報終了記号との
間に挿入することにより、印刷情報J3と広告情報とを
合成する。カメラシステム31は、カラオケ演奏中の光
景の写真撮影を行うが、この撮影が行われる度にi番目
画像識別記号niおよびi番目の写真画像情報であるi
番目画像情報piがni,piの順に時間的にならんだ
図20(e)に示す写真画像情報J5を写真情報合成器
35に入力する。カメラシステム31は、内部にカウン
タをもっており写真が撮影されるたびに、i番目画像識
別記号niがもつiの値を1から順番に1つづつ増加さ
せながら各写真画像情報J5を出力する。ここで、i番
目画像識別記号niおよびi番目画像情報piとからな
る写真画像情報J5をi番目写真画像情報J5と呼ぶ。
【0021】写真情報合成器35は、広告情報合成器2
2から入力される印刷情報J4とカメラシステム31か
ら入力される写真画像情報J5とを合成して、合成され
た情報である印刷情報J6をハードコピー端末1に入力
する。写真情報合成器35は、図20(d)に示した印
刷情報J4の広告情報の直後に、i番目写真画像情報J
5を順次付加して行く。その結果としてカラオケ演奏終
了時には図20(f)に示す印刷情報J6に示す「n1
p1n2p2……」の形式の情報までを含むことにな
る。この「n1p1n2p2……」として示した「i番
目写真情報」がiの昇順に並んだ情報を写真情報と称す
ることにする。ハードコピー端末1は、利用者が選択す
る曲の番号に対応する印刷情報J6に基づいて、信号発
生部51によって再生された楽譜情報、広告発生部23
によって発生された広告情報、及び写真情報のうち利用
者が選択する写真を印刷して出力する。
【0022】以上、信号発生部51からハードコピー端
末1までの本実施形態の中心的に情報の流れに沿って、
本実施形態の主要な構成部分を説明したが、以下に、個
々の構成部分についてさらに詳細に説明する。
【0023】まず、ハードコピー端末1は、図2に示す
ように、巡回走査形メモリ12と、スキップ回路14
と、プリント装置13と、ビュー制御器15と、ビュー
表示部16とからなり、ハードコピー端末1の入力端子
である巡回走査形メモリ12の入力端子には、写真情報
合成器35から印刷情報J6が入力される。ハードコピ
ー端末1において、巡回走査形メモリ12は、複数の記
録用のトラックを有し、巡回走査形メモリ12の1つの
トラックには、図2に示すように、印刷情報識別記号、
楽譜情報、広告情報、写真情報、印刷情報終了記号が時
間的にこの順に並んだ印刷信号J6が記録される。ここ
で、巡回走査形メモリ12において、各トラックは上方
より下方に向かって配置されている。巡回走査形メモリ
12の1つのトラックに収容された1つの印刷情報識別
記号、印刷情報、広告情報、写真情報、印刷情報終了記
号の組である1つの印刷情報J6はそれが持つ印刷情報
識別記号をキーとして非破壊的読み出しおよび破壊的読
み出しが可能となっている。
【0024】非破壊的読み出しのための印刷したい曲の
印刷情報識別記号の入力端子は、印刷情報識別記号を並
列入力するための多線の端子であり、巡回走査形メモリ
12は、入力される印刷情報識別記号に対応した印刷情
報J6を非破壊的読み出して、読み出した印刷情報J6
をスキツプ回路14とビュー制御器15とに入力する。
写真情報合成器35から出力される印刷情報J6は、巡
回走査形メモリ12に入力され次第、巡回走査形メモリ
12の空いているトラックにランダムに入力されて記憶
され、巡回走査形メモリ12から出力される印刷情報J
6は、入力端子から人手で入力された印刷情報識別記号
により、複数の印刷情報J6の中から選ばれた1つの印
刷情報J6である。
【0025】スキップ回路14は、巡回走査形メモリ1
2から入力される印刷情報J6の中から、印刷したい写
真の番号に対応するni,piの組以外の写真画像情報
を削除して、削除された後の印刷情報J7をプリント装
置13に入力する。ただし整数iは印刷したい写真の番
号で人手によりスキップ回路14に入力される情報であ
る。これによって、印刷情報識別記号、楽譜情報、広告
情報、印刷情報終了記号及び写真情報の中から印刷した
い写真の写真情報のみを含む印刷情報J7がプリント装
置13に入力される。これによって、利用者が選択する
曲の番号に対応する印刷用情報のうち、信号発生部51
より発生する楽譜情報、広告発生部23より発生する広
告情報、そして写真情報のうち利用者が選択する写真が
印刷される。
【0026】また、巡回走査形メモリ12において、破
壊的読み出しのための、削除したい曲の印刷情報識別記
号の入力端子は、印刷情報識別記号を並列入力するため
の多線の端子であって、削除したい曲の印刷情報識別記
号に対応して破壊的読み出された印刷情報J6を利用し
ない場合には、対応する曲の印刷情報J6を削除するこ
とが可能である。
【0027】次に、本実施形態のハードコピー端末1に
おいて、補助的な動作を行うビュー制御器15及びビュ
ー表示部16について説明する。ビュー制御器15は、
巡回走査形メモリ12から入力される印刷情報J6の中
からi番目写真情報ni+piを、i=1から順次、ビ
ュー表示部16に入力し、ビュー表示部16は入力され
た写真情報を順次写真画像として表示する。これにより
利用者は印刷した写真を決定することができる。
【0028】次に、図3を参照して、本実施形態におけ
る信号分配器11の構成と動作について詳細に説明す
る。信号分配器11は、再生曲情報J1が入力される入
力端子Tina1と、上記ハードコピー端末1に上記印刷
情報を出力するためのハードコピー側出力端子Toutb
1と、上記表現部52に動画音声表示情報である表現部
情報J2を出力するための表現部側出力端子Touta2
とを有し、スイッチSW1,SW2の2つのスイッチ
と、タップ付き遅延線111と比較器112,113
と、印刷情報識別記号発生器114と、印刷情報終了記
号発生器115とから構成され、上記印刷情報識別記号
が入力されると上記印刷情報を上記ハードコピー端末1
に出力し、上記印刷情報終了記号が入力されると後続す
る上記動画音声表示情報を表現部52に出力する。
【0029】ここで、タップ付き遅延線111は、第1
の端子と第2の端子と第3の端子と、上記第1の端子と
上記第2の端子との間に直列に接続された複数のタップ
とを備え、上記第1の端子から入力された上記曲情報を
上記各タップの中を順次第2の端子側に転送して、当該
曲情報を順次第2の端子から出力するとともに、各タッ
プに転送された情報を転送される毎に並列に第3の端子
から出力する。印刷情報識別記号発生器114は、印刷
情報に含まれる印刷情報識別記号と同一の記号を発生し
て比較器112に出力する。比較器112は、印刷情報
識別記号発生器114が発生する記号と上記タップ付き
遅延線の第3の端子から並列に出力される情報とを比較
して、互いに一致した場合には、上記第1のスイッチを
閉じかつ上記第2のスイッチを開くための印刷情報識別
記号発生トリガ信号を発生して、上記第1と上記第2の
スイッチに出力する。上記印刷情報に含まれる上記印刷
情報終了記号と同一の記号を発生して出力する印刷情報
終了記号発生器と、上記印刷情報終了記号発生器が発生
する記号と上記タップ付き遅延線の第3の端子から並列
に出力される情報とを比較して、互いに一致した場合に
は、上記第2のスイッチを閉じかつ、上記第1のスイッ
チを開くための印刷情報終了記号発生トリガ信号を発生
して、上記第1と上記第2のスイッチに出力する第2の
比較器とを備え、
【0030】まず比較器112に関連する動作を説明す
る。この動作はスイッチSW2が閉じており、スイッチ
SW1が開放されている状態における動作である。印刷
情報識別記号発生器114は、印刷情報識別記号を並列
に発生して、比較器112に入力する。タップ付き遅延
線111にはこれまで入力端子Tina1を介して信号分
配器11に入力された再生曲情報J1が記憶されてお
り、タップ付き遅延線111は、比較器112に記憶内
容を並列に供給する。比較器112は、この記憶内容と
印刷情報識別記号発生器114から入力された印刷情報
識別記号との比較を行い、上記記憶内容が印刷情報識別
記号を含んでいると判断すると印刷情報識別記号発生ト
リガーを発生して、スイッチSW1及びスイツチSW2
に入力する。図3ではこの印刷情報識別記号発生トリガ
ーの経路を比較器114から引き出した点線で示してあ
る。スイッチSW1は、入力される印刷情報識別記号発
生トリガーに応答して回路を閉じ、タツプ付き遅延線1
11から出力される情報を、ハードコピー側出力端子T
outb1から出力させる。また、スイッチSW2は、入
力される印刷情報識別記号発生トリガーに応答して、入
力端子Tina1と表現部側出力端子Touta2との間の
回路を開き、表現部側出力端子Touta2からの情報の
出力を停止する。これによって、信号分配器11は入力
端子Tina1から信号分配器にすでに入力された信号が
印刷情報識別記号を含むと判定すると、ハードコピー側
出力端子Toutb1からの出力を開始すると同時に、表
現部側出力端子Touta2からの出力を停止する。この
ように、表現部側出力端子Touta2側からハードコピ
ー側出力端子Toutb1側への回路の切り替えは排他的
に行われる。以下、この形式の動作を排他動作と称す
る。
【0031】次に比較器113に関連する動作を説明す
る。この動作はスイッチSW1が閉じており、スイッチ
SW2が開放されている状態における動作である。印刷
情報終了記号発生器115は印刷情報終了記号を並列に
発生して、当該信号を比較器113に入力する。比較器
2は、タップ付き遅延線111より並列に供給された再
生曲情報J1の記憶内容と、印刷情報終了記号発生器1
15から入力された印刷情報終了記号との間の比較を行
い、上記記憶内容が印刷情報終了記号を含んでいると判
断すると印刷情報終了記号発生トリガーを発生して、ス
イッチSW2とスイッチSW1とに入力する。図3では
このトリガの経路を比較器113から引き出した点線で
示してある。この印刷情報終了記号発生トリガーはスイ
ッチSW2を閉じる働きをし、タップ付き遅延線111
中の印刷情報終了記号がハードコピー側出力端子Tout
b1から送出され終わるのを待ってスイッチSW1を開
放する働きをする。このように、スイッチSW1は、ス
イッチSW2が閉じてから、一定時間遅れて開放される
ので、この動作を遅延排他動作と称し、図3中では上向
きの矢印にそのように表記して表現する。ここで、上述
の遅延排他動作は、スイッチSW2の開放を、比較器1
13と同じ時間長だけクロックカウンタ等(図示せ
ず。)で遅らせることにより実現できる。
【0032】スイッチSW1の入力はタップ付き遅延線
111の出力であり、スイッチSW2の入力はタップ付
き遅延線111の入力と同じ、再生曲情報J1であり、
この間に遅延差が存在する。また上述の排他動作および
遅延排他動作の結果、信号分配器11は以下の動作を行
う。 すなわち、信号分配器11の定常状態はスイッチ
SW2が閉じており、スイッチSW1が開放されている
状態であり、表現部側出力端子Touta2を介して出力
する状態である。このような状態において、入力端子T
ina1から入力された信号が印刷情報識別記号を含むこ
とが判明するとスイッチの開閉を逆にし、ハードコピー
側出力端子Toutb1から、この印刷情報識別記号を含
めそれ以降に入力される信号をそのまま出力する。また
排他動作によりハードコピー側出力端子Toutb1から
の信号の送出開始と同時に、表現部側出力端子Touta
2からの信号の送出は停止される。
【0033】一方スイッチSW1が閉じており、スイッ
チSW2が開放されている状態であり、ハードコピー側
出力端子Toutb1から出力する状態における変化を考
える。入力端子Tina1から入力された信号が印刷情報
終了記号を含むことが判明すると直ちにスイッチSW2
を閉じ、表現部側出力端子Touta2から、この印刷情
報終了記号の直後に入力端子Tina1から入力された信
号以降の信号すなわち表現部情報J2を順次出力する。
また遅延排他動作により、表現部側出力端子Touta2
よりの信号送出開始後も、ハードコピー側出力端子Tou
tb1からの印刷情報終了記号の送出を継続し、印刷情
報終了記号送出終了後にスイッチSW1を開放しハード
コピー側出力端子Toutb1からの信号の送出を停止す
る。
【0034】なお、信号分配器11において、印刷情報
識別記号発生器114が発生する印刷情報識別記号およ
び印刷情報終了記号発生器115が発生する印刷情報終
了記号は不変の信号であるので、適宜ROM(リードオ
ンリーメモリ)で発生できる。以上述べたように、信号
分配器11は、その表現部側出力端子Touta2を介し
て表現部情報J2を出力する事ができ、またハードコピ
ー側出力端子Toutb1を介して印刷識別記号、楽譜情
報、印刷情報終了記号が時間的にこの順に並んだ印刷情
報J3を出力することができる。
【0035】次に、図4を参照して、広告情報合成器2
2の構成と動作について詳細に説明する。広告情報合成
器22は、印刷情報入力端子Tinb1と広告情報入力端
子Tinb5と広告情報終了トリガ入力端子Tinb6の3
つの入力端子と、1つの出力端子Toutc1を有し、ス
イッチSW3,SW4と、タップ付き遅延線211と比
較器212と印刷情報終了信号発生器213とを備え
て、図4に示すように構成され、以下のように動作をす
る。
【0036】まず、広告情報合成器22において、スイ
ッチSW1が閉じており、スイッチSW2が開放されて
いる状態で、印刷情報終了記号発生器213は印刷情報
終了記号を並列に発生する。タップ付き遅延線211
は、印刷情報入力端子Tinb1を介して順次入力される
信号を記憶して、記憶内容を所定のタイミングで順次図
面上左に移動させて先に入力されたものから順にスイツ
チSW3に出力すると同時に、比較器212に記憶内容
を並列に供給する。比較器212は、タップ付き遅延線
211から入力される記憶内容と印刷情報終了記号発生
器213から入力される印刷情報終了記号との比較を行
い、上記記憶内容が印刷情報終了記号を含んでいると判
断すると比較器212は印刷情報終了トリガを発生し
て、当該トリガをスイッチSW4,SW3に出力する一
方、印刷情報終了トリガ出力端子Toutb3を介して広
告発生器23に出力する。図4ではこの印刷情報終了ト
リガの経路を比較器212より発生する点線で示してあ
る。この印刷情報終了トリガはスイッチSW4を閉じる
働きをし、同時にスイッチSW3を開放する働きをす
る。この動作は、信号分配器11の説明において定義し
た排他動作であり、図4中の矢印にそのように表記して
示している。
【0037】次に広告情報終了トリガに関連する動作を
説明する。この動作はスイッチSW4が閉じており、ス
イッチSW3が開放されている状態に於ける動作であ
る。広告情報終了トリガ入力端子Tinb6を介して、広
告発生器23から、広告情報の終了を示す広告情報終了
トリガが入力されると、広告情報合成器22はスイッチ
SW3を閉じ、スイッチSW4を開放する動作を行う。
この動作も、排他動作である。図4中の双方向に向いた
矢印のうち下向きの矢印がここでの動作を表現する。
【0038】これら比較器212に関連する動作、広告
情報終了トリガに関連する動作を総合してみる。スイッ
チSW3が閉じており、スイッチSW4が開放されてい
る状態、すなわち印刷情報入力端子Tinb1を介して入
力された信号が出力端子Toutc1から出力される状態
において、広告情報合成器22に入力された信号が印刷
情報終了記号を含むことが判明すると、印刷情報終了ト
リガを発生して、当該トリガを印刷情報終了トリガ出力
端子Toutb3を介して、広告発生器23に出力し、こ
れによって広告発生器23に広告情報を発生させて、広
告情報入力端子Tinb5を介して広告情報を得る。ま
た、印刷情報終了トリガによって、スイッチSW3,S
W4の開閉を逆にして、広告情報入力端子Tinb5を介
して入力された広告信号を、直ちに出力端子Toutc1
から送出を始める。
【0039】またスイッチSW4が閉じており、スイッ
チSW3が開放されている状態、すなわち広告情報入力
端子Tinb5から入力された広告情報が出力端子Tout
c1から出力されている状態で、広告発生器23から広
告情報の終了を示す広告情報終了トリガが広告情報終了
トリガ入力端子Tinb6を介して入力されると、スイッ
チSW3,SW4の開閉を逆にして、またタップ付き遅
延線211に記憶していた情報を出力端子Toutc1を
介して送出を開始する。この結果、印刷情報入力端子T
inb4を介して入力され、タップ付き遅延線211に記
憶されていた印刷情報終了記号が出力端子Toutc1か
ら送出され始める。
【0040】図4のように構成された広告情報合成器2
2は、以上述べた動作から明らかなように、印刷情報J
3に於ける楽譜情報と印刷情報終了記号の間に、広告情
報を挿入し、結果として、印刷情報J3と広告情報とが
合成された印刷情報J4を出力することができる。なお
印刷情報終了記号発生器213が発生する印刷情報終了
記号は不変の信号であるので、適宜ROM(リードオン
リーメモリ)で発生できる。
【0041】すなわち、広告情報合成器22は、スイツ
チSW3を閉じ、スイッチSW4を開くことにより、当
初印刷情報入力端子Tinb1側に切り替えてあり、印刷
情報入力端子Tinb1を介して入力された印刷情報J3
が広告情報合成器22の出力として出力端子Toutc1
から出力する。しかしながら、印刷情報J3のうちの印
刷情報終了記号が広告情報合成器22に認識された瞬
間、広告情報合成器22は印刷情報終了記号トリガを発
生して、当該トリガを印刷情報終了トリガ出力端子Tou
tb3を介して広告発生器23に入力する一方、スイッ
チSW4及びスイッチSW3とに入力し、当該トリガに
よってスイッチSW4を閉じ、スイッチSW3を開く。
広告発生器23は、この印刷情報終了トリガが入力され
ると、広告情報を発生して、広告情報を広告情報入力端
子Tinb5を介して広告情報合成器22に入力する。
【0042】一方、広告情報合成器22においては、上
述したように、印刷情報終了トリガによって、スイッチ
SW4が閉じられ、スイッチSW3が開かれているの
で、広告情報入力端子Tinb5を介して入力される広告
情報が直ちに広告情報合成器22の出力として、出力端
子Toutc1を介して出力される。また、広告情報の終
了に当たり、広告発生器23は広告情報終了トリガを発
生して、広告情報終了トリガ入力端子Tinbを介して広
告情報合成器22に入力する。この広告情報終了トリガ
により広告情報合成器22はその出力として印刷情報終
了信号およびそれ以降の信号が発生しはじめる。
【0043】次に、図5を参照して、広告発生器23の
構成と動作を説明する。広告発生器23は、印刷情報終
了トリガ入力端子Tinb3と広告情報出力端子Toutb
5と広告情報終了トリガ出力端子Toutb6とを有し、
巡回走査形メモリ231、タップ付き遅延線232、比
較器233、広告情報終了記号発生器234、乱数発生
器236、カウンタ235及びスイッチSW5を備えて
図5に示すように構成され、以下のように動作をする。
【0044】広告発生器23において、巡回走査形メモ
リ231の1つのトラックに1つの広告信号を導入する
形式で使用する。ここで広告信号は広告情報識別記号、
広告情報及び広告情報終了記号から成る。このうち最終
的に広告情報出力端子Toutb5を介して出力されるも
のは広告情報のみである。巡回走査形メモリ231にキ
ーとして広告情報識別記号を入力することにより対応す
る広告情報と広告情報終了記号の組を破壊的または非破
壊的に取りだすことができる。ここでは非破壊的に取り
だす機能のみを用いる。図5中、巡回走査形メモリ23
1のキー入力端子Tin35がこの広告情報識別記号を入
力するための端子である。乱数発生器236は、ランダ
ムな整数を発生し、カウンタ235は1つづつ増加する
整数を発生し、何れも巡回走査形メモリ231に記憶さ
れた広告信号の広告情報識別番号の範囲内の数値を発生
するものとする。ここでのスイッチSW5は人手により
操作されるものであり、乱数発生器236とカウンタ2
35のどちらかの出力を選択するために用いる。使用モ
ードに応じて何れかの出力が巡回操作形メモリ231に
入力される。
【0045】この回路の動作は、印刷情報終了トリガ入
力端子Tinb3に印刷情報終了トリガが入力されること
により開始する。この印刷情報終了トリガの入力により
乱数発生器236またはカウンタ235は1つの広告情
報識別記号を発生する。この広告情報識別記号は巡回操
作形メモリ231のキー入力端子Tin35より巡回走査
形メモリ231に入力され、この結果、巡回走査形メモ
リ231はこの広告情報識別番号に対応する広告信号の
なかで、広告情報識別記号以外の部分、すなわち広告情
報と広告情報終了記号をタップ付き遅延線232に並列
入力の形式で一度に入力する。その後タップ付き遅延線
232はクロックを開始し、結果としてタップ付き遅延
線232に記憶された広告情報が順次、広告情報出力端
子Toutb5から出力される。
【0046】タップ付き遅延線232の出力端子および
それに近い、全体で広告情報終了記号の長さと同数の個
数のタップの出力が比較器233に並列形式で導かれ
る。この比較器233の一方には広告情報終了記号発生
器234より広告情報終了記号が入力されているので、
この広告情報終了記号がタップ付き遅延線232から出
力される直前に、比較器233は合致を発見し、広告情
報終了トリガ出力端子Toutb6から広告情報終了トリ
ガを出力する。
【0047】以上が広告発生器23の動作であるが、こ
の動作は、印刷情報終了トリガ入力端子Tinb3から印
刷情報終了トリガが入力されると、広告情報を広告情報
出力端子Toutb5から順次出力し、広告情報の発生が
終了すると広告情報終了トリガを広告情報終了トリガ出
力端子Toutb6を介して出力するというものであり、
前述した広告情報合成器22が要求する、広告発生器と
しての機能を実現している。
【0048】次に、図6を参照して、写真情報合成器3
5の構成および動作について述べる。図6の写真情報合
成器35は、印刷情報入力端子Tinc4、写真情報入力
端子Tinc5及び写真情報終了トリガ入力端子Tinc6
の3つの入力端子と、1つの出力端子Toutd1を有
し、スイッチSW1,SW2の2つのスイッチ、タップ
付き遅延線352,355、比較器356および印刷情
報終了記号発生器357、カウンタ354、N−Cクロ
ック発生器353及びゲート回路351を備え、図6に
示すように構成され、以下のように動作をする。
【0049】まず、スイッチSW1が閉じ、スイッチS
W2が開放されている状態に於ける比較器356に関連
する動作について説明する。印刷情報終了記号発生器3
57は、印刷情報終了記号を並列に発生して、比較器3
56に入力する。一方、タップ付き遅延線355には、
これまで印刷情報入力端子Tinc5を介して入力された
信号が記憶されており、比較器356に記憶内容を並列
に供給する。比較器356は、タップ付き遅延線355
から入力される上記記憶内容と印刷情報終了記号発生器
から入力される印刷情報終了記号との比較を行い、上記
記憶内容が印刷情報終了記号を含んでいると判断すると
印刷情報終了トリガを発生して、スイッチSW7とスイ
ッチSW6とに入力する。図6において、印刷情報終了
トリガの経路を比較器356から引き出された点線で示
してある。この印刷情報終了トリガは、スイッチSW7
を閉じる働きをし、同時にスイッチSW6を開放する働
きをする。この動作は、排他動作であり、図6中の上向
きの矢印がここでの動作を表現している。
【0050】次に、スイッチSW7が閉じ、スイッチS
W6が開放されている状態に於ける、写真情報終了トリ
ガに関連する動作を説明する。写真情報終了トリガ入力
端子Tinc6を介して演奏開始・終了検出器からカラオ
ケ演奏終了情報に対応する写真情報終了トリガが入力さ
れる、スイッチSW6を閉じ、スイッチSW7を開放す
る動作を行う。この動作も排他動作であり、図6中の双
方向に向いた矢印のうち下向きの矢印がここでの動作を
表現する。
【0051】これら比較器に関連する動作、写真情報終
了トリガに関連する動作に基づいて、写真情報合成器3
5は、以下の動作をする。スイッチSW6が閉じてお
り、スイッチSW7が開放されている状態、すなわち、
印刷情報J4が印刷情報入力端子Tinc4を介してタッ
プ付き遅延線355に入力されている状態で、比較器3
56がこれまで写真情報合成器に入力された印刷情報J
4に含まれる印刷情報終了記号を検出すると、比較器3
56は印刷情報終了トリガを発生し、当該トリガをスイ
ッチSW7,SW6に入力する。これによって、スイッ
チSW7が閉じられて、同時にスイッチSW6が開放さ
れるので、写真情報入力端子Tinc4を介して入力され
る写真情報が、スイッチSW7を介してタップ付き遅延
線352とカウンタ354に入力され、タップ付き遅延
線355から出力される印刷情報J4の送出を停止す
る。
【0052】この状態ではカメラシステム31がカラオ
ケ演奏中の光景の撮影が行われる度に、i番目画像識別
記号niとi番目画像情報piとから構成されるi番目
写真画像情報J5が、カメラシステム31から写真情報
入力端子Tinc5を介して入力される。カメラシステム
31は内部にカウンタを持っており写真が撮影されるた
びにi番目画像識別記号niが持つiの値を1より順次
1つづつ増加させながらi番目写真画像情報J5を発生
して、写真情報入力端子Tinc5とスイッチSW7とを
介して、タップ付き遅延線352に入力される。タップ
付き遅延線352に入力されるこれらの写真画像情報J
5は、タップ付き遅延線352の中では結果として広告
情報の直後に順次付加される。その結果、カラオケ演奏
終了時には図20(f)に示す印刷情報J6のうち「n
1p1n2p2……」の形式の情報がタップ付き遅延線
352中に存在することになる。ここでの「n1p1n
2p2……」として示した「i番目写真情報」がiの昇
順に並んだ情報を写真情報と称することにする。
【0053】またスイッチSW7が閉じており、スイッ
チSW6が開放されている状態、すなわち写真情報入力
端子Tinc5から入力される写真画像情報J5がタップ
付き遅延線352に入力されることが可能な状態で、演
奏開始・終了検出器38からカラオケ演奏終了情報に対
応する写真情報終了トリガが、写真情報終了トリガ入力
端子Tinc6を介して入力されると、スイッチSW6,
SW7の開閉が逆にされ、タップ付き遅延線355に記
憶されている印刷情報終了記号が、スイッチSW6を介
してタップ付き遅延線352に順次入力され始める。
【0054】この印刷情報終了記号がタップ付き遅延線
352へ完全に送り込まれた直後には、図20(f)に
示した印刷情報J6がタップ付き遅延線352に「右詰
め」の状態で存在する。その後タップ付き遅延線352
内の情報を左にシフトすることにより「左詰め」の状態
に移動させる。この移動動作を行うのがカウンタ354
およびN−C−Sクロック発生器353である。カウン
タ354は前回のカラオケ演奏終了に対応する演奏開始
・終了検出器38よりカラオケ演奏終了情報によりリセ
ットされる。カウンタはその後、今回のカラオケ演奏に
関する印刷情報J4がタップ付き遅延線352に入力さ
れる際そのサンプル数を計数する。比較器356により
印刷情報終了トリガが発生された際にカウンタ354は
リセットされ、その計数値CがN−Cクロック発生器3
53に送られる。タップ付き遅延線352の長さをNサ
ンプルとすると、タップ付き遅延線352には「右詰
め」でCサンプルの印刷情報J4が記憶されているた
め、印刷情報J4の左方にはN−Cサンプルの空白が存
在することになる。N−Cクロック発生器353は(N
−C)個のクロックパルスをタップ付き遅延線352の
クロックパルス入力端子c102に送り出して、印刷情
報J4を「左詰め」に移動させゲート回路351を導通
させ、図20(f)の印刷情報J6を写真情報合成器3
5の出力端子Toutd1を介して出力する。N−Cクロ
ック発生器353はフリップフロップおよびカウンタを
用いて簡単に実現できる。
【0055】ここで述べた動作により写真情報合成器3
5は、図20(d)に示す印刷情報J4の広告情報と印
刷情報終了記号との間に、「n1p1n2p2……」の
形式を持つ写真情報を挿入することにより、図20
(f)の形式の印刷情報J6を生成して出力する。ここ
で、図6の写真情報合成器35の図中にタップ付き遅延
線352として示した部分は、図20(f)に示す印刷
情報J6の形式にまとまった信号を構成するための「キ
ャッシュメモリ」的なメモリである。
【0056】次にハードコピー端末1の構成と動作を詳
細に説明する。このうち巡回走査メモリ12は通常のハ
ードディスクで実現できる。ここでは、ハードディスク
の1つのトラックには1個の図20(f)に示した印刷
情報J6を収容するように用いて、巡回走査メモリ12
として利用している。図2では、巡回走査形メモリ12
においては、上下の方向に配置された複数のトラックの
うちの1つに、印刷情報J6を模式的に示し、各カラオ
ケ演奏回毎にまとまって収容される様子を示してある。
この巡回走査形メモリ12は、写真情報合成器35から
印刷情報J6が入力される印刷情報入力端子と、印刷情
報出力端子と、印刷したい曲の印刷信号識別記号入力端
子と、削除したい曲の印刷信号識別番号入力端子とを有
する。
【0057】巡回走査形メモリ12に入力された、図2
0(f)に示す1まとまりの情報である印刷情報J6
は、空いているトラックにランダムに入力される。巡回
走査形メモリ12の1つのトラックに収容された1つの
印刷情報J6は、それらが持つ印刷情報識別記号をキー
として非破壊的読み出しおよび破壊的読み出しが可能と
なっていることは前述したが、このため印刷したい曲の
印刷信号識別記号入力端子を介して、人手により対応す
る印刷情報識別記号を入力すると、当該印刷情報識別記
号に対応した印刷情報J6が、巡回走査形メモリ12の
出力端子を介して、スキップ回路14とプリント回路1
3とに入力する。
【0058】また、人手により、削除したい曲の印刷情
報識別記号を、削除したい曲の印刷信号識別記号入力端
子を介して入力すると、入力された印刷情報識別記号に
対応する印刷情報J6を巡回走査形メモリ12から削除
することが出来る。印刷情報識別記号の中に、信号発生
部51によって再生された際の時刻を示す桁を設ける
と、当該時刻に相当する曲の印刷情報J6を削除するこ
とが可能になり、記憶内容を「忘れさせる」効果が得ら
れる。
【0059】次にスキップ回路14について説明する。
これは前述したように巡回走査形メモリ12の出力端子
を介して出力される印刷情報J6に含まれる写真情報の
中からni、piの組以外の情報を削除する回路であ
る。ただし整数 i は印刷したい写真の番号であって、
当該番号は、人手によって入力され、これによって、ス
キップ回路14は、所望のni、piの組からなる特定
の写真情報のみを含む印刷情報J7をプリント装置13
に入力する。以下、図7を参照して、スキップ回路14
をさらに詳細に説明する。
【0060】スキップ回路14は、入力端子Tind2及
び印刷写真番号入力端子Tind7の2つの入力端子と、
1つの出力端子Toutd3を有し、タップ付き遅延線1
41と、ゲート回路142と、n1発生器147aと、
ni発生器147bと、n(i+1)発生器147c
と、印刷情報終了記号発生器148と、比較器146
a,146b,146c,146dと、OR回路145
a,145bと、フリップフロップ144と、+1計算
器143とを備え、図7に示すように構成され、以下の
ように動作する。
【0061】カラオケ使用者が、印刷写真番号入力端子
Tind7を介して入力した、印刷したい写真の番号であ
る整数値の番号は、ni発生器147aと+1計算機1
43に入力される。ni発生器147bは、この整数値
の番号iをもとにこれに対応するi番目画像識別記号n
iを発生して比較器146bとOR回路145bとに入
力し、+1計算器143は、整数値(i+1)を発生し
てn(i+1)発生器147cに入力する。n(i+
1)発生器147cは、入力された整数値(i+1)に
対応する(i+1)番目画像識別記号n(i+1)を発
生する。またn1発生器147aは常時、1番目画像識
別記号n1を発生して比較器146aとOR回路145
aとに入力し、印刷情報終了記号発生器148は印刷情
報終了記号を常時発生して、比較器146dとOR回路
145bとに入力する。
【0062】巡回走査形メモリ12から出力された、印
刷したい印刷情報であると選択された印刷情報J6は、
スキップ回路14に入力される。当初、フリップフロッ
プ144はオン状態にあるのでゲート回路142は導通
状態にあり、入力端子Tind2に入力された印刷情報J
6はタップ付き遅延線141によって、所定の遅れを伴
って出力端子Toutd3から出力される。タップ付き遅
延線141は、その出力端子付近から所定の時間範囲の
信号を、比較器146aと比較器146bと比較器14
6cと比較器146dとに入力する。これによって、上
記印刷情報J6のうち1番目画像識別記号が比較器14
6aに加えられた際に、比較器146aは合致のパルス
を発生し、これがOR回路145aを経由してフリップ
フロップ144をオフ状態に変え、ゲート回路142を
断の状態に変え以後の各番目の写真情報が出力されるこ
とを阻止する。さらに印刷情報J6の入力が進みi番目
画像識別記号が比較器146bに加えられた際に比較器
146bは合致のパルスを発生し、これがOR回路14
5bを経由してフリップフロップ144をオン状態に変
え、ゲート回路142を導通させ出力端子Toutd3か
らi番目写真情報であるni+piを出力する。さらに
印刷情報の入力が進み(i+1)番目画像識別記号が比
較器146cに加えられた際に比較器146cは合致の
パルスを発生し、これがOR回路145aを経由してフ
リップフロップ144をオフ状態に変え、ゲート回路1
42を断の状態に変え以後の各番目の写真情報が出力さ
れることを阻止する。さらに印刷情報J6の入力が進み
印刷情報終了記号が比較器146dに入力されると、比
較器146dは合致のパルスを発生し、これがOR回路
145bを経由してフリップフロップ144をオン状態
に変え、ゲート回路142を導通させ出力端子Toutd
3から印刷情報終了記号を出力する。
【0063】上述したスキップ回路14の動作により、
結果として人手で与えた印刷したい曲に対応する印刷情
報J6のうち、人手で与えた印刷したい写真の番号に対
する情報のみを写真情報として含む印刷情報J7がスキ
ップ回路14の出力から出力される。すなわち、利用者
が選択する曲の番号に対応する印刷情報J6のうち、信
号発生部51で再生された楽譜情報、広告発生部23で
発生された広告情報、及び写真情報のうち利用者が選択
するi番目の写真情報が出力される。
【0064】次にプリント装置13の構成と動作の説明
を行う。これは市販のパソコン、ワークステーション兼
用のプリンタにわずかな改良を加えたもので構成するこ
とができる。この改良によりプリント装置13は、「印
字位置を紙面の指定した位置に移動しその点を原点とし
て印字を開始する」機能を持つことになる。この改良は
改行機構が正逆両方向に行えるようすることにより実現
できる。プリント装置13は、印刷情報J7を印刷する
のであるが、この印刷情報J7中の楽譜情報、広告情
報、ni piから構成される写真情報にはそれぞれ前
述した印字開始用原点の情報が付加されており、これを
用いて印刷画面上の各情報のレイアウトを行うことがで
きる。印刷情報J7には印刷信号識別記号、印刷情報終
了記号といる印刷対象外の記号が含まれているが、これ
らは前述のスキップ回路14に類似した回路で取り除く
ことが出来る。図8はプリント画面のレイアウトの例を
示したものであり点d201は楽譜情報の、点202は
広告情報の、点203は写真情報の印刷開始用原点であ
る。また、本実施形態では、プリント装置13の枚数カ
ウンタ機構より課金情報を取りだすことが出来る。
【0065】以上がハードコピー端末1における、中心
的な動作であるが、本実施形態では、さらに、補助的な
動作を行うビュー制御器、ビュー表示部を備えている。
次に、これらの部分について説明する。まずビュー制御
器15の構成と動作を、図9を参照して説明する。この
ビュー制御器15は、入力端子Tind2と、出力端子T
outd4とを有し、タップ付き遅延線151と、比較器
152と、ni発生器153と、フリップフロップ15
6a,156bと、タイマー157と、クロック発生器
155と、ゲート回路158,154とを備えて図9に
示すように構成され、以下のように動作する。
【0066】ビュー制御器15は、巡回走査形メモリ1
2から出力される印刷情報J6の中からi番目写真情報
piを1番目写真情報p1から順次iの昇順に一定時間
間隔を置いてビュー表示部16に供給する。ビュー表示
部16はこの画像を表示するので、利用者は印刷したい
写真を決定することができる。ビュー表示部16はこの
写真情報を写真画像として表示する部分である。
【0067】すなわち、ビュー制御器15において、当
初、フリップフロップ156aおよびフリップフロップ
156bは共にオン状態にある。フリップフロップ15
6bがオン状態にあるので、タップ付き遅延線151の
クロック入力端子d101にはゲート回路154を経由
してクロック発生器155からのクロックパルスが入力
される。これにより巡回走査形メモリ12から出力され
る印刷情報J6は、入力端子Tind2を介してビュー制
御器15に順次入力され、さらにこの印刷情報J6の入
力終了後もしばらくタップ付き遅延線151はその記憶
内容を左に送り続ける。フリップフロップ156aは入
力端子Tind2より有意な入力が発生しだいオフ状態に
なるのでゲート回路158は以後断状態に変り出力端子
Toutd4からの出力を停止させる。
【0068】i番目画像識別記号niは、画像識別記号
であることを示す桁と番号iを示す桁から構成され、n
i発生器153は画像識別記号であることを示す桁のみ
を発生する。このため入力端子Tind2から入力された
印刷情報J6のうち1番目画像識別記号n1がタップ付
き遅延線151の左端に達した時に、比較器152は一
致のパルスを発生してフリップフロップ156bに入力
する。このパルスはフリップフロップ156bをオン状
態に変え、ゲート回路158を導通状態に変える。これ
以後はタップ付き遅延線151の出力が出力端子d4よ
り出力される。このパルスは同時にフリップフロップ1
56bをオフ状態に変えるので、タップ付き遅延線15
1を停止させる。
【0069】タイマー157は人が画像の選択をするに
必要な時間である2秒程度の時間Tに設定され、タイマ
ー157に比較器152からのパルスが入力された後、
T時間後に出力パルスを発生してフリップフロップ15
6bに入力する。入力されるこの出力パルスによって、
フリップフロップ156bはオン状態となり、1番目写
真情報」n1+p1が出力端子d2から出力される。1
番目写真情報n1+p1が出力され、2番目画像識別記
号n2がタップ付き遅延線151の左端に到着すると再
びフリップフロップ156bがオフ状態となりタップ付
き遅延線151はT時間停止状態となる。
【0070】このようにビュー制御器15は、i番目写
真情報ni+piを1番目写真情報n1+p1から順次
iの昇順に時間Tの間隔を置いてビュー表示部16に供
給する。以上がビュー制御器15の動作である。
【0071】次にビュー表示部16の動作について述べ
る。このビュー表示部16には、ビュー制御器15から
上述のように「i番目写真情報」ni+piが「1番目
写真情報」n1+p1から順次iの昇順に時間Tの間隔
を置いて入力される。ビュー表示部16はi番目写真情
報ni+piのうちi番目画像情報piを表示画面上に
表示し、さらにi番目画像識別記号niより画像番号i
を抽出してこの数字情報を表示画面上に重ねて示す。こ
れによりカラオケ使用者はi番目の写真とその番号を同
時に見ることができ、この番号を、印刷したい写真の番
号をスキップ回路14に入力する際の参考とすることが
出来る。ビュー表示部16は通常の計算機のモニター装
置に類似のものをそのまま用いることができる。ビュー
表示部16に於けるniとpiの分離やその他必要な処
理はスキップ回路に類似する回路および通常の計算機の
モニター装置の基本機能を使って実現できる。
【0072】次に、図10及び図23を参照して、カメ
ラシステム31及び、これと連携して動作を行う光源の
説明を行う。カメラシステム31は、シャッタトリガー
入力端子Tinc9、高レベル入力端子Tinc10、手動
シャッタ入力端子Tinc11、演奏開始・終了情報入力
端子Tinc7及びレンズブロックへの光学的情報の入力
を示す光学的入力点Pc2の計5個の入力端子及び点
と、写真情報出力端子Toutc5という1個の出力端子
を有し、レンズブロック301、シャッタ302、CC
D受光素子群303、CCD受光素子群312、写真情
報構成器304、ni発生器305、OR回路309、
赤外線フィルタ308、偏光フィルタ307、復調器群
311、閾値回路群310、スキャナ313、操作制御
器314、X軸ステップモータ315、Y軸ステップモ
ータ316及びZ軸ステップモータ306を備えて、図
10に示すように構成される。
【0073】光源41,42はそれぞれ、図23に示す
ように、赤外線出力部c3を有し、それぞれ赤外線光源
413、赤外線フィルタ412、変調器414及び偏光
フィルタ411と、赤外線光源423、赤外線フィルタ
422、変調器424、偏光フィルタ421とからな
る。ここで、光源の数は任意であるが、図23には2個
を示してある。各光源41,42は光源の群として取り
扱われる。図23中の可視光被写体、および同一方向重
畳の部分は本発明の範囲外の部分である。このうち可視
光被写体はカメラシステムのレンズブロックがとらえて
いるカラオケ演奏中の光景を示し、同一方向重畳の部分
はカメラシステムのレンズブロックの視野の中に前記可
視光被写体と点c3の光源の出力点の双方が入ってお
り、これらを総合した光学的情報が光学的入力点Pc2
に発生することを示している。
【0074】次に、カメラシステム31のシャッタ作動
トリガの説明を行う。図1の説明において上述したよう
に、表現部52に入力される表現部情報J2は、表現部
52が従来形カラオケ装置の動作を行う際に必要な音声
と映像と文字から成る従来形の曲情報に加えてタイミン
グを持っている。このタイミングはカラオケ演奏時にカ
メラシステムがシャッタを作動するタイミングを指定す
るものである。図1に示したシャッタトリガ検出器34
は、表現部52からカラオケ演奏中に入力される情報を
モニタし、当該情報の中にタイミングによりもたらされ
るシャッタトリガを検出するとパルスを発生して、シャ
ッタトリガ入力端子Tinc9を介して、カメラシステム
31に入力する。このシャッタトリガ検出器34は、例
えば字幕文字発生手段と同様な手法で簡単に実現でき
る。
【0075】図1に示したマイク回路36は、カラオケ
演奏時に歌い手の声を処理する回路であり、マイク回路
36の出力を、図1の高レベル検出器37でモニタして
いる。そして、高レベル検出器37は、マイク回路36
の出力が所定の閾値以上のレベルである場合に、パルス
を高レベル入力端子Tinc10を介してカメラシステム
31に入力する。また人手により、手動シャッタ入力端
子Tinc11を介してパルスをカメラシステム31に入
力することもできる。
【0076】シャッタトリガ検出器34及び高レベル検
出器37のいずれかがパルスを発生し、シャッタトリガ
入力端子点Tinc9または高レベル入力端子点Tinc1
0を介してカメラシステム31に入力されるか、手動シ
ャッタ入力端子Tinc11を介してパルスが入力される
と、そのパルスはカメラシステム31のOR回路309
を経由してカメラシステム31のシャッタ302に入力
されて、写真の撮影が行なわれる。シャッタトリガ検出
器34がパルスを発生する時期はカラオケソフト製作者
が曲の対応する部分が撮影する好機であると判断した時
期に相当し、高レベル検出器がパルスを発生する時期は
カラオケの歌い手に力が入った時期であり、手動シャッ
タ入力にパルスが発生する時期は参加者が撮影の好機と
判定した時期であり何れも写真撮影に適した時期であ
る。
【0077】以上がカメラシステム31のシャッタ作動
トリガの説明である。図10於いてシャッタ302にこ
れまで説明した作動トリガが入力した結果シャッタが開
くと、光学的入力点Pc2及びレンズブロック301を
経て可視光被写体の情報がCCD受光素子群303に入
射される。CCD受光素子群303は、入力される可視
光被写体の情報に基づいて、可視光被写体の2次元画像
情報を出力する。この2次元画像情報は前述した「i番
目画像情報」piである。ni発生器305はシャッタ
動作の度に「i番目画像識別記号」niをカラオケ演奏
開始時を起点としてiの値を1より順次1つづつ増加さ
せながら発生する。写真情報構成器304はこれらni
およびpiを元にこれらが時間的にこの順序で並んだi
番目写真情報ni+piを写真情報出力端子Toutc5
を介して出力する。
【0078】図2に示した演奏開始・終了検出器38
は、その入力端子を介して入力される表現部52がカラ
オケ演奏中に発生する情報をモニタしている。この情報
の中に現在のカラオケ装置の状態についての情報が含ま
れており1曲のカラオケ演奏が終了するとこの演奏開始
・終了検出器38は終了パルスを発生して、当該終了パ
ルスを、演奏開始・終了情報入力端子Tinc7を介して
カメラシステム31に入力する。この終了パルスは、カ
メラシステム31のni発生器305に入力される。n
i発生器305はこの終了パルスが入力されるとi番目
画像識別記号niに於けるiの値を1にリセットする。
【0079】ここで示したレンズブロック301、シャ
ッタ302、CCD受光素子群303、写真情報構成器
304、ni発生器305の全ては各撮影結果の映像に
撮影番号を付与して出力する通常のディジタルカメラの
構成要素であるので、これの構成法動作の説明は省略す
る。なおここでの動作は可視光を取り扱うので光源の作
用を受けない動作である。次に、光源の説明を行う。変
調器414,424は、赤外線光源の輝度に振幅的な変
調を掛けるために正弦波、矩形波、またはPN(疑似雑
音)系列を発生する。これが赤外線光源に入力されるの
で、赤外線光源413,423は、この変調入力に従っ
て輝度を変化させつつ発光する。このようにして発生し
た赤外線光は赤外線のみを通過させる赤外線フィルタ4
12,422ならびに偏光フィルタ411,421を経
由して点c3である光源の出力点に至り光源外に放射さ
れる。この赤外線光が可視光被写体が発生する可視光と
同一方向重畳により重畳されカメラシステム31の光学
的入力点Pc2にいたる。
【0080】図11はカメラシステム31の光学系の物
理的形状をカメラの上方から見た模式図である。これは
レンズブロック301、ハーフミラー317、シャッタ
302、CCD受光素子群303、偏光フィルタ30
7、赤外線フィルタ308、CCD受光素子群312か
ら構成されており、図10に於ける光学的入力点Pc2
よりCCD受光素子群303およびCCD受光素子群3
12への経路の物理的構造である。但しハーフミラー3
17はその存在が自明であるので図10には示されてい
ない。なお図11に於いて光学的入力点Pc2に相当す
る点は図中にも記したようにレンズブロック301の直
前の位置である。
【0081】同一方向重畳により可視光被写体が発生す
る可視光と光源が発生する赤外線が重畳して発生する光
情報は、光学的入力点Pc2に入射された後、レンズブ
ロック301を通過する。この光情報はハーフミラー3
17により2つに分けられる。その一方はシャッタ30
2を経由してCCD受光素子群303に至る。この経路
に於けるCCD受光素子群303は赤外線に対する感受
性を持たないように構成され、このCCD受光素子群3
03は結局、可視光被写体が発生する可視光の情報のみ
を処理することになる。従ってその後の処理によりカメ
ラシステム31がその写真情報出力端子Toutc5を介
して出力するi番目画像情報piは光源の影響を受けな
い情報である。
【0082】他の一方はまず偏光フィルタ307を通過
する。この偏光フィルタ307は光源の偏光フィルタ4
11,421に対応して設けられ、光源が正しい角度に
置かれている際に最大限の光を通す方向に配置されてい
る。その後赤外線フィルタ308を通過するが、ここで
は可視光被写体が発生する可視光の情報は阻止され光源
の情報のみがCCD受光素子群312に導かれる。この
赤外線に関する経路は図10でもレンズブロック301
より偏光フィルタ307、赤外線フィルタ308を経由
しCCD受光素子群312に至る経路として示されてい
る。
【0083】図12は2次元的に配置されたCCD受光
素子群303に入射される画像情報の一例を示すもので
あり、「i番目画像情報」piを構成する際の元の情報
である。本来この図12に示した画像情報は各CCD受
光素子に対応する点から構成されるのであるが、描写が
困難であるので連続画像として表現している。これは可
視光被写体が発生する可視光の情報に対応するものであ
る。CCD受光素子を考察する際、画面の横方向をX軸
とし縦方向をY軸としまた画面の左隅を原点として位置
を特定することとする。またX軸の各位置は画面の横方
向の長さを単位として0から1の値で示し、Y軸の値は
縦方向の長さを単位として同様に示すこととする。図1
2の可視光画面では(x1,y1)および(x2,y
2)の位置にある光源の位置が黒くなっており、ただ黒
い色をしている何かがあるということしか分からない。
図13は2次元的に配置されたCCD受光素子群312
に発生する画像情報であるがここでは可視光に関する情
報が阻止されており、ただ(x1,y1)および(x
2,y2)の位置にある光源のみが白く輝いて存在して
いる。
【0084】次に、図10を参照して、光学像を電気信
号に変換するCCD受光素子群312以後の電気系にお
ける処理について説明する。CCD受光素子群312を
構成する各CCD受光素子から出力される画像電気信号
は、それぞれ各CCD受光素子に対応して設けられた復
調器に入力される。各復調器は一種のフィルタであり、
光源の変調器で掛けられた変調方式に対応する入力のみ
を通過させる作用を有し、これによって、他の赤外線機
器からの雑音を防ぐことが出来る。光源の変調器41
4,424が正弦波、矩形波による振幅変調の場合はそ
の周波数に対する帯域通過フィルタが有効であり、変調
器414,424がPN(疑似雑音)系列を発生する場
合は光源と同一のPN系列発生器を通過させることによ
りフィルタリング作用が得られる。
【0085】次の各復調器にそれぞれ対応して設けられ
た各閾値回路は、この各閾値回路に入力される各画像電
気信号が所定の閾値より大きい場合にのみ、対応する各
CCD受光素子の画面上におけるXおよびY座標値を発
生してスキャナ313に出力する。このような動作をす
る各閾値回路は入力と所定の基準電圧を比較することに
より閾値以上か以下かを決定し、閾値以上の場合は各閾
値回路が持つXおよびY座標値を発生する回路により構
成することができる。
【0086】このように、各閾値回路の出力は閾値以上
の出力を出すCCD受光素子の座標である。以下、閾値
回路の座標出力を高輝度スポット座標と称する。この閾
値回路の出力をスキャナ313が走査し、スキャナ31
3は高輝度スポット座標をスキャナ313中にある高輝
度スポット座標メモリに蓄積する。更にスキャナ313
は高輝度スポット座標メモリ中より互いに近い高輝度ス
ポット座標があればそれのどれかを残して他を消去する
操作を行う。この操作は簡単なアルゴリズムで実現する
のでここではこれ以上触れない。この操作により1つの
光源に対して1つの高輝度スポットを対応させることが
可能となる。
【0087】ここで述べた光源に関連する操作は高輝度
スポット座標の概略の位置を特定するのが目的であるの
でCCD受光素子群312を構成するCCD受光素子の
数はCCD受光素子群303のそれよりはるかに少なく
てよく、復調器、閾値回路の数もそれに応じて少なくな
る。このようにして得た高輝度スポットの情報は次の操
作制御器314に入力される。操作制御器314の入力
はスキャナ313からの高輝度スポット座標の情報およ
びカメラシステム31に入力される演奏開始・終了情報
である。操作制御器314の出力はX軸ステップモータ
315及びY軸ステップモータ316及びZ軸ステップ
モータ306に対する正逆の回転指示である。
【0088】まず操作制御器314によって制御される
X軸ステップモータ315、Y軸ステップモータ316
及びZ軸ステップモータ306のカメラシステム31に
於ける動作について説明する。図14がカメラシステム
31の外観斜視図であり各ステップモータの可動子およ
び関連する各部が示されている。各ステップモータにそ
の回転の絶対値の情報を持たせるのは簡単であるので、
ここでは各ステップモータは定位帰着の指示があれば回
転の原点に戻るものとする。X軸ステップモータ可動子
315aはカメラシステム31を水平方向に回転させる
ものであり、正回転は高輝度スポットのX座標値を増加
させる方向すなわちカメラシステム31を左に振る方向
であると規定する。Y軸ステップモータ可動子316a
は、カメラシステム31を垂直方向に回転させるもので
あり、正回転は高輝度スポットのY座標値を増加させる
方向すなわちカメラシステム31を下に振る方向である
と規定する。またZ軸ステップモータ可動子318はレ
ンズブロック301を回転させ、ズームの度合いを調節
するものである。Z軸ステップモータ可動子318はベ
ルトもしくは、歯車でレンズブロック301と結合され
ているものとする。図14ではベルト319で結合され
ている様子を示してある。Z軸ステップモータ可動子3
18の正回転はズームを拡大すなわち「寄る」方向に調
節するものであると規定する。
【0089】操作制御部314は、例えば、図15に示
すフローチャートに従って各ステップモータを制御す
る。ここで、図15のフローチャートに於いて変数x、
yは高輝度スポットが1つの場合のそのスポットのそれ
ぞれXおよびY座標値である。変数zはズームの状態を
示すものであり、この値が大きくなることは像が拡大す
ることを示し、いわゆる「寄る」ことであり、この値が
小さくなることは像が縮小する、いわゆる「引く」こと
である。xmaxおよびxminは高輝度スポットが複
数の場合の、それぞれ最も右および最も左に位置する高
輝度スポットのX座標値である。おなじくymaxおよ
びyminは高輝度スポットが複数の場合の、それぞれ
最も上および最も下に位置する高輝度スポットのY座標
値である。
【0090】Δxの増加、又は減少動作はX軸ステップ
モータ315を1ステップそれぞれ正又は、逆回転させ
る動作を表し、Δyの増加、又は減少動作はY軸ステッ
プモータ316を1ステップそれぞれ正、又は逆回転さ
せる動作を表し、Δzの増加、又は減少動作はZ軸ステ
ップモータ306を1ステップそれぞれ正、又は逆回転
させる動作を表すこととする。各変数の定位置帰着動作
はそれぞれのステップモータを定位置に帰着させる動作
を示す。A、B、C、D、Eはそれぞれ定数でありこれ
を変化させることによりフローチャートが収束した際の
高輝度スポットの画面上の位置を変化させることが出来
る。ここに示した変数z以外の全ての変数、定数はX
軸、Y軸の座標値であるので0と1の間の値を取る。
【0091】以下、図15のフローチャートに基づい
て、操作制御器314の制御動作を説明する。図10に
示すようにカメラシステム31に演奏開始・終了情報入
力端子Tinc12から演奏開始情報が入力されることに
より、図15のフローチャートに示す処理が開始され
る。すなわち、ステップS1で、x、y、zをそれぞ
れ、カメラシステム31の正面、水平、最も引いた状態
である定位置に帰着させる。次のステップS2で、スキ
ャナから入力された高輝度スポットの個数が複数か否か
を判断して、複数である場合には、ステップS4に進
み、複数でない場合には、ステップS3に進む。ステッ
プS3では、詳細後述する高輝度スポット単数処理を実
行して、ステップS5に進み、ステップS4では、詳細
後述する高輝度スポット複数処理を実行して、ステップ
S5に進む。そして、ステップS5で、カメラ操作を停
止させて処理を終了する。
【0092】次に、ステップS3の高輝度スポット単数
処理について、図21に示すフローチャートを用いて詳
細に説明する。当該処理ではまず、ステップS301
で、「z撮影位置帰着」である、ズーム度合いを一人の
人物を撮影するに適したある決められた値に帰着させ
る。次にステップS302で、(x−A)>0であるか
否かを判断して、(x−A)>0である場合には、ステ
ップS303に進み、(x−A)>0でない場合には、
ステップS304に進む。ステップS303では、(x
−A)>0の不等式は右過ぎることを示しているので、
「Δx減少動作」すなわちX軸ステッピングモータを1
ステップ逆回転させカメラシステムを少し左に向けるよ
うに制御して、ステップS306に進む。
【0093】ステップS304では、(x−A)<0で
あるか否かを判断して、(x−A)<0である場合に
は、ステップS305に進み、(x−A)<0でない場
合には、ステップS306に進む。ステップS305で
は、(x−A)<0の不等式が、左過ぎることを示して
いるので、「Δx増加動作」すなわちX軸ステッピング
モータを1ステップ正回転させカメラシステムを少し右
に向けるように制御して、ステップS306に進む。こ
のように、ステップS302〜ステップS305によっ
て、現在の高輝度スポットが目標値より右か左かの判断
をして、(x−A)>0、すなわち右過ぎる場合は、X
軸ステッピングモータを1ステップ逆回転させカメラシ
ステムを少し左に向け、(x−A)<0すなわち左過ぎ
る場合は、X軸ステッピングモータを1ステップ正回転
させカメラシステムを少し右に向けるように制御し、
(x−A)=0、すなわち目標値に達している場合は何
もしない。
【0094】同様に、ステップS306〜ステップS3
09で、入力された高輝度スポットが目標値より上かど
うかの判断を行い、(y−B)>0、すなわち上過ぎる
場合は「Δy減少動作」であるY軸ステッピングモータ
を1ステップ逆回転をさせて、カメラシステムを少し上
に向け、(y−B)<0、すなわち下過ぎる場合は「Δ
y増加動作」であるY軸ステッピングモータを1ステッ
プ正回転をさせて、カメラシステム31を少し下に向
け、(y−B)=0、すなわち目標値に達している場合
は何もしないで、ステップS310に進む。そして、ス
テップS310で、演奏が終了したか否かを判断して、
演奏が終了していない場合には、ステップS302に進
み、以下ステップS302〜ステップS309を繰り返
し、演奏が終了している場合には、ステップS5に進
む。すなわち、ステップS310はカメラシステム31
の演奏開始・終了情報入力端子Tinc12から終了情報
が入力されたかどうかを判断して、入力されていたなら
ば「カメラ操作停止」動作を行いカメラの操作を停止
し、まだ入力されていないならば、結果高輝度スポット
のx座標値がA、y座標値がBに移動し保持される。
【0095】次に、ステップS4の高輝度スポット複数
処理について、図22に示すフローチャートを用いて、
詳細に説明する。ステップS401で、(xmax
min)−C>0であるか否かを判断して、(xmax−x
min)−C>0である場合には、すなわち左右の間隔が
大き過ぎる場合には、ステップS402に進んで、「Δ
z減少動作」、すなわちZ軸ステッピングモータを1ス
テップ逆回転させカメラを少し引くように制御して、ス
テップS405に進む。(xmax−xmin)−C>0でな
い場合には、ステップS403に進む。ステップS40
3では、(xmax−xmin)−C<0であるか否かを判断
して、(xmax−xmin)−C<0である場合、すなわち
間隔が小さすぎる場合は、ステップS404で、「Δz
増加動作」すなわちZ軸ステッピングモータを1ステッ
プ正回転させカメラを少し寄るように制御してステップ
S405に進み、(xmax−xmin)−C<0でない場
合、(この場合は、ステップS401の処理とあわせ
て、結局(xmax−xmin)−C=0の場合であって、す
なわち間隔が適正な場合である。)、ステップS405
に進む。
【0096】すなわち、ステップS401〜ステップS
404の処理では、複数の高輝度スポットの最も右のも
のと最も左のものの左右方向の間隔が定数Cより大きい
かどうかを判断して、(xmax−xmin)−C>0、すな
わち左右の間隔が大き過ぎると「Δz減少動作」すなわ
ちZ軸ステッピングモータを1ステップ逆回転させカメ
ラを少し引き、(xmax−xmin)−C<0すなわち間隔
が小さすぎる場合は「Δz増加動作」を行い、(xmax
−xmin)−C=0、すなわち間隔が適正な場合は何も
しない。
【0097】次に、ステップS405〜ステップS40
8は、式(xmax+xmin)/2−Dを用いて、複数の高
輝度スポットの最も右のものと最も左のものの中央の位
置が定数Dより大きいかどうかどうかを判断して、ステ
ップS405において、(xmax+xmin)/2−D>
0、すなわち右過ぎる場合はステップS406に進み、
「Δx減少動作」すなわちX軸ステッピングモータを1
ステップ逆回転させカメラシステムを少し左に向けるよ
うに制御し、ステップS406で、(xmax+xmin)/
2−D<0、すなわち左過ぎる場合はステップS408
に進み、「Δx増加動作」、すなわちX軸ステッピング
モータを1ステップ正回転させカメラシステム31を少
し右に向けるように制御し、(xmax+xmin)/2−D
=0、すなわち目標値に達している場合は、ステップS
405,S407を経て、どのような処理もすることな
く、ステップS409に進む。
【0098】ステップS409〜ステップS412で
は、式「(ymax+ymin)/2−E」を用いて、複数の
高輝度スポットの最も上のものと最も下のものの中央の
位置が定数Eより大きいかどうかどうかを判断して当該
判断に基づいて所定の処理をする。すなわち、ステップ
S409で、(ymax+ymin)/2−E>0、すなわち
上過ぎる場合は、ステップS410で「Δy減少動作」
であるY軸ステッピングモータを1ステップ逆回転させ
てカメラシステム31を少し上に向けるように制御し、
ステップS411で、(ymax+ymin)/2−E<0、
すなわち下過ぎると判断した場合は、ステップS412
で「Δx増加動作」であるY軸ステッピングモータを1
ステップ正回転させてカメラシステム31を少し下に向
けるように制御し、(ymax+ymin)/2−E=0、す
なわち目標値に達している場合は、ステップS409,
S411を経て何もしないで、ステップS413に進
む。
【0099】ステップS413では、演奏が終了したか
否かを判断して、演奏が終了していない場合には、ステ
ップS401に進み、演奏が終了した場合には、ステッ
プS5に進む。すなわち、ステップS413は、カメラ
システム31に、演奏開始・終了情報入力端子Tinc1
2を介して終了情報が入力されたかどうかを判断して、
ステップS5に進んで、カメラ操作を停止させる。
【0100】以上説明したステップS4の高輝度スポッ
ト複数処理により、高輝度スポットの最も右のものと左
のものの間の左右間隔がCに調整・保持され、高輝度ス
ポットの最も右のものと左のものの中心のX座標値がD
に移動し保持され、高輝度スポットの最も上のものと下
のものの中心のY座標値がEに移動し保持される。この
フローチャートに於ける最初の動作に於けるzの定位置
すなわちZ軸ステップモータの定位置はカメラシステム
を「最も引いた」状態である。この状態を経由すること
により光源の画面上への捕え落としを防止できる。以上
述べた処理を実行する操作制御器314は、8ビット程
度の簡単な産業用CPUで実現することができる。
【0101】次に、本実施形態における光源の実装位置
について説明する。図16がこれについて示したもので
ある。このように光源はマイクロフォンの受話部に接近
して設置する。図23の赤外線光源413,423とし
て赤外線発光ダイオードを用いている。赤外線発光ダイ
オードによって発生した赤外線光はまず赤外線のみを通
過させる赤外線フィルタを通過し、さらにこの赤外線フ
ィルタの表面に貼付された偏光フィルタ411を通過し
外部に放射される。この状況は図23に示した光源41
の構成と一致している。なおこの赤外線発光ダイオード
は変調器414により変調される。赤外線フィルタは図
16に示すようにマイクロフォン受話部と把手を結ぶ、
赤外線を通過させる剛体で構成することが好ましい。以
上の図16に示した構成は、本発明における一例であっ
て、本発明はこれに限定されるわけではない。
【0102】次に偏光フィルタの動作を説明する。偏光
フィルタ411は、その通過振動方向が図17に示すよ
うにマイクロフォンの長軸方向に一致するように配置す
る。これと共に図11に示したカメラシステム31の光
学系に設置した偏光フィルタ307は上下方向にその通
過振動方向を持つようにする。このようにすると図17
(a)のようにマイクロフォンを立てた状態では光源の
偏光フィルタ411の通過振動方向とカメラシステムの
偏光フィルタ307のそれとが一致しカメラシステム3
1では高い輝度のスポットとして観測されこの光源は高
輝度スポットとして取り扱われる。ところが図17
(b)のようにマイクロフォンを寝かせた状態では光源
41の偏光フィルタ411の通過振動方向とカメラシス
テム31のそれが90度異なる。このため、この光源4
1は、カメラシステム31において高輝度スポットとし
て見なされず、図10中の操作制御器314の取り扱い
対象外となる。もちろん両者の通過振動方向が一致すれ
ばどのように偏光フィルタの通過振動方向を選んでも良
い。
【0103】このような方法により操作制御器314は
横位置に置かれた、すなわち図17(b)の位置に置か
れたマイクロフォンを無視するようにすることができ
る。これとともに光源がマイクロフォンの送話スイッチ
が入った状態でのみ点灯する設計を導入すれば操作制御
器314が、使われていないマイクロフォンを無視する
ようにすることができる。以上の説明では、光源41を
用いて説明したが、光源42においても同様である。ま
た、さらに多くの光源を用いても同様である。
【0104】以上述べた光源を用いるカメラシステム3
1の自動操作の効果について、図18および図19を参
照して説明する。両図に於いて黒く塗られた部分が光源
の位置であり、マイクロフォンの受話部の直下に設置さ
れている。図18はマイクロフォンが1個であり、これ
に伴い図10中の操作制御器314に入力される高輝度
スポットが1つの場合である。この際は図15のフロー
チャートに示した処理によりカメラシステム31は決め
られたズーム位置にレンズブロック301を調節したの
ちに画面上の光源の位置のX座標値がA、Y座標値がB
になるようカメラシステム31の方向を調節する。
【0105】また、図19に示すように、マイクロフォ
ンが複数であって高輝度スポットが複数の場合は、以下
のようになる。この場合は図15のフローチャートに示
した処理により、カメラシステム31は画面上光源の左
右両端の間隔をCに調節し、光源の左右方向の中心のX
軸座標値をDに調節しまた光源の上下方向の中心のY軸
座標値をEに調節する。これらの調節作用は全て光源を
目印として行なわれる。図10および図11に示すよう
に、可視光系のCCD受光素子群303に至る光の経路
とCCD受光素子群312に至る光の経路は、光源系の
光の経路として同一である。このため可視光系のCCD
受光素子群303における画面上の光源の位置と光源系
のCCD受光素子群312における光源の位置とは同一
となる。この作用を利用し光源の位置を目印に被写体の
人物の撮影を最適に行うようにカメラシステム31の方
向を操作することができる。すなわち歌を歌うというカ
ラオケ演奏の性質上、人物とマイクロフォンは接近して
いるので、マイクロフォンを目印にカメラシステムを操
作することにより常にカメラシステムは人物、特ににそ
の顔面を中心に追跡することが可能である。
【0106】以上説明した本実施形態は、信号発生器5
1の種類を問わない。すなわち、レーザーディスク、D
VD等に対応可能であることは言うまでもなく、信号発
生部51とそれ以降の部分とは距離的に離れていてもよ
い。このため本実施形態は通信手段を用いるカラオケ方
式に対しても対応可能である。
【0107】以上のように構成された実施形態のハード
コピー装置付きカラオケ装置は、所望の楽譜情報と写真
情報を印刷して出力することができる。
【0108】<変形例>次に、図面を参照して、本発明
に係る変形例について説明する。 1、第1の変形例 本発明に係る第1の変形例のハードコピー装置付きカラ
オケ装置は、データ送信センター70から従来データと
共に送信される楽譜データに基づいて、楽譜情報をプリ
ントアウトするカラオケ装置であって、図24のブロッ
ク図に示す楽譜装置端末60を備えたことを特徴とす
る。ここで、当該カラオケ装置に、データを送信するデ
ータ送信センター70は、従来データ発生装置73と楽
譜データ発生装置71とデータ送信部72とからなり、
従来データを送信すると共に楽譜データをISDN等の
通信手段を用いて送信する。
【0109】楽譜装置端末60は、楽譜データ受信部6
1と楽譜データ記憶部62とメイン回路63とプリンタ
ー64と料金清算機65とモニター画面装置66と撮影
装置67と曲No.発信機68と受信部69とからな
り、以下のように構成され動作する。楽譜装置端末60
において、楽譜データ受信部61は、データ送信センタ
ー70から送信される楽譜データを、例えば楽譜データ
に先立って送信される楽譜データ識別記号従って、楽譜
データを受信してデータ記憶部62に入力する。例え
ば、DVD装置等からなる楽譜データ記録部62は、D
VD−Rディスク等の記憶媒体に記憶させて登録する。
【0110】曲No.発信機68は、番号キーと発信ボ
タンとシャッターボタンからなる操作部を含み、この番
号キーを介して、曲No.、撮影コード、音程コード等
のコードが入力される。ここで、撮影コードは、撮影装
置をスタンバイして撮影モードにするコードであり、音
程コードは発信機68でカラオケの音程を指示するコー
ドであり、出力される楽譜カードにこの音程は記録され
る。発信ボタンは、上記各コードが入力された後、当該
コードを発信するボタンである。本第1の変形例では、
撮影コードが入力されている場合は、デジタルカメラの
シャッターを切る信号を発信するシャッターボタンを押
すまでは、楽譜カードがプリントアウトされないように
構成されている。
【0111】メイン回路63は、受信部69から各コー
ドを示す信号が入力されると、曲No.に対応する曲の
楽譜データを読み出して、プリンター64と撮影装置6
7とモニター画面装置66と料金精算機65とを以下の
ように制御して動作させる。メイン回路は、楽譜データ
と背景データ等とメッセージとを、曲No.発信機から
入力される指示信号に基づいて、選択して合成し、プリ
ンター64に出力する。プリンター64はカラー背景付
きの楽譜カードをプリントアウトする。また、メイン回
路63は、曲No.発信機68において、シャッターボ
タンが押されたことを示す信号が受信部69から入力さ
れると、撮影装置のストロボを点灯させ、焦点自動調整
付きデジタルカメラのシャッターを開閉させて撮影さ
せ、楽譜データと合成してプリンター64に出力して、
記念写真付き楽譜カードをプリントアウトする。
【0112】モニター画面装置66は、構図及び楽譜デ
ータ等を表示する。これによって、利用者は、構図及び
楽譜内容等を確認することができる。また、料金精算機
65は、プリンターからのプリントアウト回数に応じて
料金を精算する。本発明では、料金精算機65に代えて
料金表示機を用いてもよい。
【0113】以上のように構成された第1の変形例のハ
ードコピー装置付きカラオケ装置は、データ送信センタ
ー70から送信される楽譜データに基づいて、楽譜情報
をプリントアウトすることができる。また、この第1の
変形例のハードコピー装置付きカラオケ装置を、レーザ
ーディスクプレーヤ等の信号再生部とともに用いてもよ
い。
【0114】2,第2の変形例 次に、図25を参照して、本発明に係る第2の変形例の
ハードコピー装置付きカラオケ装置について説明する。
当該カラオケ装置は、実施形態のハードコピー装置付き
カラオケ装置からカメラシステム31とその関連機器を
除いて簡略化され、信号発生部51と表現部52と信号
分配器11と巡回走査形メモリ12aとプリント装置1
3とからなる。本第2の変形例において、巡回走査形メ
モリ12aとプリント装置13とによって、ハードコピ
ー端末1aが構成される。ここで、本第2の変形例にお
いて、信号発生部51によって再生される信号は、図2
5においてJ1aの符号を付して示すように、印刷信号
識別信号、楽譜情報、印刷情報終了信号並びに音声と映
像と文字とからなる従来形の曲情報から構成される。以
下、印刷信号識別信号、楽譜情報、印刷情報終了信号が
時間的にこの順に並んだ信号を印刷信号と称する。
【0115】本第2の変形例のカラオケ装置において、
再生曲情報J1aは、信号分配器11に入力される。信
号分配器11は、実施形態と同様に構成され、印刷信号
識別記号を検出すると、それ以後の信号は印刷信号であ
ると判定してハードコピー端末1aに印刷信号を入力す
る。さらに、信号分配器11は、印刷信号終了記号を検
出すると印刷信号終了記号に後続する信号は従来形の曲
情報であると判定し、印刷信号終了信号に後続する信号
を表現部52に入力する。この印刷信号終了信号に後続
する表現部情報を、図25においては、J2aの符号を
付して示している。この表現部情報J2aは、従来形の
曲情報であるので、第2の変形例のカラオケ装置の表現
部52は、従来形のカラオケ装置の動作を行う。
【0116】また、ハードコピー端末1aの巡回走査形
メモリ12aには、図25に示すように、信号分配器1
1から印刷信号が入力され、巡回走査形メモリ12aの
1つのセクタには1つの印刷信号が記録される。この印
刷信号は、上述したように、印刷情報識別記号、楽譜情
報、印刷情報終了記号がこの順に並んでなる。また、巡
回走査形メモリ12aの各セクタは上方から下方に向か
って配置されている。巡回走査形メモリ12aの1つの
セクタに格納された1つの印刷信号は、それが持つ印刷
情報識別記号をキーとして非破壊的読み出しされ、その
ための印刷情報識別記号は、巡回走査形メモリ12aの
第1の記号入力端子を介して入力される。ここで、第1
の記号入力端子は印刷情報識別記号を並列入力するため
の多線の端子である。非破壊読み出しで得た巡回走査形
メモリ出力は、出力端子を介して出力され、プリント装
置13に入力される。これによって、プリント装置13
で印刷したい曲の楽譜情報を印刷して出力できる。ま
た、破壊的読み出しのための印刷情報識別記号は、巡回
走査形メモリ12aの第2の記号入力端子を介して入力
される。ここで、第2の記号入力端子は、第1の記号入
力端子と同様、印刷情報識別記号を並列入力するための
多線の端子である。これによって、破壊的読み出しで得
た巡回走査形メモリ出力を利用しない場合、対応する曲
の印刷信号を削除することが可能である。
【0117】次に、プリント装置13と巡回走査形メモ
リ12aからなるハードコピー端末1aの実現法につい
て述べる。上述したように、ハードコピー端末1aにお
いては、巡回走査形メモリ12aに印刷信号が入力され
る。ハードコピー端末1aにおいては、巡回走査形メモ
リ12aの入力端子がハードコピー端末1aの唯一の外
部端子である。本発明において、プリント装置13は市
販のプリンタをそのまま用いることができる。また、巡
回走査形メモリ12aは次の性質を持つことが必要であ
る。すなわち、「巡回走査形メモリ12aの記憶領域は
複数のセクタに分割され、キー情報を入力することによ
り希望のセクタの記憶内容全体を破壊または非破壊読出
しの形で取り出し可能である。」ことである。この動作
は「各セクタを定期的に走査探索する巡回走査機能によ
り実現される。この機能は通常のハードディスクドライ
ブ動作を半導体を用いて実現したいわゆるシリコンディ
スクでも当然実現可能である。
【0118】ハードコピー端末1aでは、上記性質を持
つ巡回走査形メモリ12aの1つのセクタに1つの印刷
信号を導入する形式で使用する。印刷信号は印刷情報識
別記号、楽譜情報、印刷情報終了記号からなるが、巡回
走査形メモリ12aにキーとして印刷情報識別記号を導
入することにより対応する印刷信号を破壊的または非破
壊的に取り出すことができる。図25には、非破壊的読
出し用の印刷情報識別記号入力端子と、破壊的読出し用
の印刷情報識別記号入力端子とを示している。これら印
刷したい曲の印刷情報識別記号入力端子と、削除したい
曲の印刷情報識別記号入力端子とを備えることにより、
図25の説明で示した巡回走査形メモリ12aの機能を
満たすことができる。
【0119】以上のように構成された第2の変形例のハ
ードコピー付きカラオケ装置は、希望する曲の楽譜をハ
ードコピーとして出力することができ、実施形態のハー
ドコピー装置付きカラオケ装置に比較して構成を簡単に
できる。
【0120】以上説明した第2の変形例は、図26に示
すように構成してもよい(以下、第3の変形例とい
う)。すなわち、図26に示した、本発明に係る第3の
変形例のカラオケ装置は、ハードコピーの結果に広告を
導入することを可能にしたものであって、以下のように
構成される。ここで、図26において、図25と同様の
ものには同様の符号を付して示している。
【0121】この第3の変形例において、信号発生部5
1によって再生される信号は、上述の第2の変形例と同
様、再生曲情報J1aであり、印刷情報識別記号、楽譜
情報、印刷情報終了記号ならびに音声と映像と文字から
なる従来形の曲情報から構成され、直列記憶装置21に
入力される。そして、この直列記憶装置21の出力と広
告発生部23の出力とは広告情報合成器22aで合成さ
れる。広告発生部23が発生する信号は、広告情報のみ
からなり、この広告情報は、広告情報合成器22aによ
って、再生曲情報J1a中の楽譜情報の後に付加され
る。その結果、図26中において、印刷信号識別記号、
楽譜情報、広告情報、印刷信号終了記号、従来信号識別
記号及び音声+映像+文字からなる広告付き曲情報が広
告情報合成器22aの出力として得られる。この広告情
報が負荷された印刷情報は、信号分配器11に入力さ
れ、以下、上述の第2の変形例と同様に、動作する。
【0122】以下、本発明に係る第3の変形例のカラオ
ケ装置の各部の構成と動作をさらに詳細に説明する。信
号発生部51で再生された再生曲情報J1aは、直列記
憶装置21に、その入力端子T24を介して入力され
る。入力された再生曲情報J1aは、一旦直列記憶装置
21に格納された後、直列記憶装置21の出力端子T2
5から順次そのままの形で出力され、広告情報合成器2
2aにその印刷信号入力端子Tinb1を介して入力され
る。広告情報合成器22aはまた、広告情報入力端子T
inb5と、出力端子Toutc1を有する。この広告情報
合成器22aは、印刷情報入力端子Tinb1と広告情報
入力端子Tinb5の2つの入力端子の切換を行う。広告
情報合成器22aは、当初入力端子を印刷情報入力端子
Tinb1の側に切り替えてあり、印刷情報入力端子Tin
b1を介して直列記憶装置21から入力された信号が広
告情報合成器22aの出力端子Toutc1から出力され
る。ここで、広告情報合成器22aは、図27に示すよ
うに、図4の広告情報合成器22と比較して、広告情報
終了トリガ出力端子T31を備えた点が異なり、その他
は、図4の広告情報合成器22と同様に構成される。
【0123】しかしながら、再生曲情報J1aのうちの
印刷情報終了記号が広告情報合成器22aに認識された
瞬間、広告情報合成器22aは、印刷情報終了記号トリ
ガを出力端子T29を介して、直列記憶装置21と広告
発生部23とに入力する。直列記憶装置21は、印刷情
報終了記号トリガが入力されると、信号の送出を停止
し、広告発生部23は、印刷情報終了記号トリガが入力
されると、図26に示す広告情報の発生を開始する。そ
して、広告情報合成器22a自身は、この印刷情報終了
記号トリガを発生すると同時に、その入力端子を広告発
生部23からの出力が入力される広告情報入力端子Tin
b5に切換るので、以後は、広告情報が広告情報合成器
22aから、出力端子Toutc1を介して出力される。
【0124】次に、広告発生器23は、広告情報の終了
にあたり、広告情報終了トリガを発生して、その出力端
子T32を介して広告情報合成器22aに出力する。広
告情報入力端子Tinb6を介して広告情報合成器22a
に入力された広告情報終了トリガは、広告情報合成器2
2aの広告情報終了出力端子T31を介して直列記憶装
置21に出力される。この広告情報終了トリガは、広告
情報合成器22aの入力端子を入力端子Tinb1側に切
換、かつ直列記憶装置21の信号送出を再開させる。こ
れによって、広告情報合成器22aの出力として、出力
端子Toutc1を介して印刷終了信号及びそれ以降の信
号が出力される。以後の動作は、第2の変形例と同様で
ある。
【0125】図26における直列記憶装置21は適切な
形のシフトレジスタで構成することができる。ここで本
発明で用いる印刷情報識別記号の形式について説明す
る。これは印刷情報識別記号であることを示す桁と、各
曲に固有の曲番号を示す桁から構成されている。信号分
配器11では、このうち印刷情報識別記号であることを
示す桁のみが印刷情報の識別に用いられており、ハード
コピー端末1a中の巡回走査形メモリ12aでは全ての
桁が用いられている。印刷情報識別記号中に図25、図
26の信号発生部51によって再生された際の発生時刻
を示す桁を設けるとハードコピー端末1a中の削除した
い曲の印刷情報識別番号の導入に際して、その時刻に相
当する曲の印刷情報を削除することが可能になり、記憶
内容を「忘れさせる」効果が得られる。図26中に示し
た楽譜情報と広告情報からなる広告付加曲情報において
は、時間的に楽譜情報が先に配置され、広告情報が後に
配置されているが、このことは図26中のプリント装置
で印刷した際に前者が上、後者が下に印刷されることに
はつながらないことは言うまでもない。直列信号である
時間信号から二次元信号である印刷画面に変換する際に
様々な変換が可能であり、印刷結果としてこれらを全体
としてまたは部分毎に自由に配置することが可能であ
る。もちろんこれらの時間関係を自由に入れ替える変換
装置を構成することも可能である。図26では広告情報
の挿入をカラオケ装置の表現部へ送られる信号分離以前
に行っているが、もちろんこの挿入を分離以後に行うこ
とも可能である。以上の実施形態及び変形例のハードコ
ピー端末付きカラオケ装置では、従来の音声情報、映像
情報及び文字情報からなる動画音声表示信号と、楽譜情
報が含まれた印刷情報とを含む曲情報を用いて、印字出
力であるハードコピーを出力するように構成したが、本
発明はこれに限らず、音声情報、映像情報及び文字情報
からなる動画音声表示信号に基づいて、楽譜情報を含む
印刷情報を作成して、印字出力であるハードコピーを出
力するように構成してもよい。以上のように構成するこ
とにより、カラオケ記録媒体の記録形式を変更する必要
のないハードコピー端末付きカラオケ装置を提供するこ
とができる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハードコ
ピー端末付きカラオケ装置は、動画音声表示情報と、少
なくとも楽譜情報が含まれた印刷情報とを含む曲情報
が、記録されたカラオケ記録媒体から、上記曲情報を再
生して出力する信号発生手段と、動画音声表示情報と印
刷情報とに分配して出力する信号分配手段と、上記信号
分配手段から出力された印刷情報に基づいて、楽譜を印
刷して出力するハードコピー端末とを備えているので、
所望の曲の楽譜を印刷出力することができる。
【0127】また、本発明のハードコピー端末付きカラ
オケ装置は、広告情報を発生して出力する広告発生手段
と、上記信号分配手段から出力される印刷情報と上記広
告情報とを合成して出力する広告情報合成手段とを備え
ることにより、上記楽譜とともに、上記広告情報を印刷
して出力することができる。
【0128】さらに、本発明のハードコピー端末付きカ
ラオケ装置は、上記デジタルカメラシステムと、上記写
真情報と上記印刷情報とを合成して出力する写真情報合
成手段とを備えることにより、上記楽譜とともに、上記
写真情報を印刷して出力することができる。
【0129】また、本発明のハードコピー端末付きカラ
オケ装置は、上記信号発生手段に代えて、データ送信セ
ンターから送信された、音声情報、映像情報及び文字情
報からなる動画音声表示情報と、楽譜情報を含む印刷情
報とを含む曲情報を受信して出力する信号受信手段を備
えることにより、通信カラオケに適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態のハードコピー端末付
きカラオケ装置の構成(ハードコピー端末1の部分を除
く)を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る実施形態のハードコピー端末付
きカラオケ装置のハードコピー端末1の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 図1の信号分配器11の構成を示すブロック
図である。
【図4】 図1の広告情報合成器22の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 図1の広告発生器23の構成を示すブロック
図である。
【図6】 図1の写真情報合成器35の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 図2のスキップ回路14の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】 本実施形態のハードコピー端末付きカラオケ
装置を用いて出力されたハードコピーのレイアウトの一
例を示す図である。
【図9】 図2のビュー制御器15の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】 図1のカメラシステム31の構成を示すブ
ロック図である。
【図11】 図1のカメラシステム31の光学系の構成
を示す模式図である。
【図12】 カメラシステム31のCCD受光素子群3
03に入射される画像情報の一例を示す図である。
【図13】 図12における高輝度スポットの位置を示
す図である。
【図14】 カメラシステム31の全体の構成を示す斜
視図である。
【図15】 カメラシステム31の操作制御器314に
おける制御処理を示すフローチャートである。
【図16】 本実施形態のマイクロフォンの構成を示す
斜視図である。
【図17】 本実施形態のマイクロフォンのが放射する
赤外線の偏向の向きを示す模式図である。
【図18】 カメラシステム31のCCD受光素子群3
03に入射される画像情報の一例を示す図である。
【図19】 カメラシステム31のCCD受光素子群3
03に入射される画像情報の一例を示す図である。
【図20】 本実施形態の各部分における情報構成を模
式的に示す図である。
【図21】 図15のフローチャートにおける、高輝度
スポット単数処理のフローチャートである。
【図22】 図15のフローチャートにおける、高輝度
スポット複数処理のフローチャートである。
【図23】 本実施形態における光源の構成を示すブロ
ック図である。
【図24】 本発明に係る第1の変形例のハードコピー
端末付きカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図25】 本発明に係る第2の変形例のハードコピー
端末付きカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図26】 本発明に係る第3の変形例のハードコピー
端末付きカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図27】 図26の広告情報合成器22aの構成を示
すブロック図である。
【図28】 従来例のカラオケ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…ハードコピー端末、 11…信号分配器、 12,12a…巡回走査形メモリ、 13…プリント装置、 14…スキップ回路、 15…ビュー制御器、 16…ビュー表示器、 22,22a…広告情報合成器、 23…広告発生器、 31…カメラシステム、 35…写真情報合成器、 41,42…光源、 51…信号発生部、 52…表現部、 60…楽譜装置端末、 61…楽譜データ受信部、 62…楽譜データ記憶部、 63…メイン回路、 64…プリンタ、 65…料金清算器、 66…モニター画面装置、 67…撮影装置、 68…曲No.発信機、 69…受信部、 70…データ送信センター、 111,141,151,211,232,352,3
55…タップ付き遅延線、 112,113,152,212,233,356,1
46a,146b,146c,146d…比較器、 114…印刷情報識別記号発生器、 115,148,213,357…印刷情報終了記号発
生器、 142,154,158,351…ゲート回路、 143…+1計算器、 145a,145b,309…OR回路、 147a…n1発生器、 147b,153,305…ni発生器、 147c…n(i+1)発生器、 155…クロック発生器、 156a,156b…フリップフロップ、 231…巡回走査形メモリ、 234…広告情報終了記号発生器、 235,354…カウンタ、 236…乱数発生器、 301…レンズブロック、 302…シャッタ、 303,312…CCD受光素子群、 304…写真情報構成器、 306…z軸ステップモータ、 307…偏向フィルタ、 308…赤外線フィルタ、 310…いき値回路群、 311…復調器群、 313…スキャナ、 314…操作制御器、 315…x軸ステップモータ、 316…y軸ステップモータ、 353…N−Cクロック発生器、 411,421…偏向フィルタ、 412,422…赤外線フィルタ、 413,423…赤外線光源、 414,424…変調器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報、映像情報及び文字情報からな
    る動画音声表示情報と、少なくとも楽譜情報が含まれた
    印刷情報とを含む曲情報が、記録されたカラオケ記録媒
    体から、上記曲情報を再生して出力する信号発生手段
    と、 上記再生された曲情報を、動画音声表示情報と印刷情報
    とに分配して出力する信号分配手段と、 上記信号分配手段から出力された動画音声表示情報に基
    づいて、文字を含む映像と音声を表示する表現部と、 上記信号分配手段から出力された印刷情報に基づいて、
    楽譜を印刷して出力するハードコピー端末とを備え、 上記表現部において、所望の曲の映像と音声を動画表示
    するとともに、上記所望の曲の楽譜の印刷出力を可能に
    したことを特徴とするハードコピー端末付きカラオケ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ハードコピー端末付きカラオケ装置
    がさらに、 内部に少なくとも1つの広告データが記憶されたメモリ
    を備え、当該メモリに記憶された広告データに基づいて
    広告情報を発生して出力する広告発生手段と、 上記信号分配手段から出力される印刷情報と上記広告情
    報とを合成して、広告情報が付加された印刷情報をハー
    ドコピー端末に入力する広告情報合成手段とを備え、 上記楽譜とともに、上記広告情報を印刷して出力するこ
    とを可能にした請求項1記載のハードコピー端末付きカ
    ラオケ装置。
  3. 【請求項3】 上記ハードコピー端末付きカラオケ装置
    がさらに、 所定の像平面に像を結ぶレンズブロックと、複数の受光
    素子が上記像平面に二次元的に配列された受光素子群と
    を備え、上記像平面上に結ばれた像のデジタル情報であ
    る写真情報を出力するデジタルカメラシステムと、 上記写真情報と上記印刷情報とを合成して、写真情報が
    付加された印刷情報を上記ハードコピー端末に入力する
    写真情報合成手段とを備え、 上記楽譜とともに、上記写真情報を印刷して出力するこ
    とを可能にした請求項1又は2記載のハードコピー端末
    付きカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 上記ハードコピー端末が、 複数の記憶部を有し、各記憶部に各曲の印刷情報を記憶
    し、外部からの指示信号に従って所望の曲の印刷情報を
    出力する巡回走査形メモリと、 上記巡回走査形メモリから出力される印刷情報に従って
    印刷して出力するプリント装置とを備えた請求項1〜3
    のうちの1つに記載のハードコピー端末付きカラオケ装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ハードコピー端末が、 上記巡回走査形メモリから出力される印刷情報に基づい
    て、印刷内容をディスプレーに表示するビュー表示部を
    備え、 上記プリント装置から印刷出力する前に、印刷内容を確
    認することを可能にした請求項1〜4のうちの1つに記
    載のハードコピー端末付きカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 上記ハードコピー端末付きカラオケ装置
    において、 上記曲情報が、印刷情報識別記号と上記楽譜情報と印刷
    情報終了記号とが時間的に上記順番に配列されてなる印
    刷情報と、当該印刷情報の後に記録された上記動画音声
    表示情報とを含んでなりかつ、 上記信号分配手段が、 上記曲情報が入力される入力端子と、上記ハードコピー
    端末に上記印刷情報を出力するためのハードコピー側出
    力端子と、上記表現部に上記動画音声表示情報を出力す
    るための表現部側出力端子とを有しかつ、 第1の端子と第2の端子と第3の端子と、上記第1の端
    子と上記第2の端子との間に直列に接続された複数のタ
    ップとを備え、上記第1の端子から入力された上記曲情
    報を上記各タップの中を順次第2の端子側に転送して、
    当該曲情報を順次第2の端子から出力するとともに、各
    タップに転送された情報を転送される毎に並列に第3の
    端子から出力するタップ付き遅延線と、 上記タップ付き遅延線の第2の端子と上記ハードコピー
    側出力端子との間に設けられた第1のスイッチと、 上記入力端子と上記表現部側出力端子との間に接続さ
    れ、上記入力端子から入力される曲情報を直接上記表現
    部側出力端子に伝送する回路を開閉する第2のスイッチ
    と、 上記印刷情報に含まれる上記印刷情報識別記号と同一の
    記号を発生して出力する印刷情報識別記号発生手段と、 印刷情報識別記号発生手段が発生する記号と上記タップ
    付き遅延線の第3の端子から並列に出力される情報とを
    比較して、互いに一致した場合には、上記第1のスイッ
    チを閉じかつ上記第2のスイッチを開くための印刷情報
    識別記号発生トリガ信号を発生して、上記第1と上記第
    2のスイッチに出力する第1の比較手段と、 上記印刷情報に含まれる上記印刷情報終了記号と同一の
    記号を発生して出力する印刷情報終了記号発生手段と、 上記印刷情報終了記号発生手段が発生する記号と上記タ
    ップ付き遅延線の第3の端子から並列に出力される情報
    とを比較して、互いに一致した場合には、上記第2のス
    イッチを閉じかつ、上記第1のスイッチを開くための印
    刷情報終了記号発生トリガ信号を発生して、上記第1と
    上記第2のスイッチに出力する第2の比較手段とを備
    え、 上記印刷情報識別記号が入力されると上記印刷情報を上
    記ハードコピー端末に出力し、上記印刷情報終了記号が
    入力されると後続する上記動画音声表示情報を表現部に
    出力する請求項1〜5のうちの1つに記載のハードコピ
    ー端末付きカラオケ装置。
  7. 【請求項7】 上記ハードコピー端末付きカラオケ装置
    において、 上記曲情報が、印刷情報識別記号と上記楽譜情報と印刷
    情報終了記号とが時間的に上記順番に配列されてなる印
    刷情報と、当該印刷情報の後に記録された上記動画音声
    表示情報とを含んでなりかつ、 上記広告情報合成手段が、 上記印刷情報が入力される入力端子と、上記広告情報が
    付加された印刷情報が出力される出力端子を有しかつ、
    第3の端子と第4の端子との間に直列に接続された複数
    のタップを備え、第3の端子から入力された上記印刷情
    報を上記各タップの中を順次第4の端子側に転送して、
    当該印刷情報を順次第4の端子から、第3のスイッチを
    介して出力端子に出力するとともに、各タップに転送さ
    れた情報を転送される毎に当該各タップから並列に出力
    する第2のタップ付き遅延線と、 上記入力端子と上記出力端子との間に接続され、上記入
    力端子から入力される印刷情報を直接上記出力端子に伝
    送する回路を開閉する第4のスイッチと、 上記印刷情報に含まれる上記印刷情報終了記号と同一の
    記号を発生して出力する印刷情報終了記号発生手段と、 上記印刷情報終了記号発生手段が発生する記号と上記第
    2のタップ付き遅延線の各タップから並列に出力される
    情報とを比較して、互いに一致した場合には、上記第4
    のスイッチを開きかつ、上記第3のスイッチを閉じるた
    めの印刷情報終了トリガ信号を発生して、上記第3と上
    記第4のスイッチに出力する第3の比較手段とを備え、
    上記信号分配手段から出力される印刷情報と上記広告情
    報とを合成して、広告情報が付加された印刷情報をハー
    ドコピー端末に入力することを特徴とする請求項1〜6
    のうちの1つに記載のハードコピー端末付きカラオケ装
    置。
  8. 【請求項8】 データ送信センターから送信された、音
    声情報、映像情報及び文字情報からなる動画音声表示情
    報と、楽譜情報を含む印刷情報とを含む曲情報を受信し
    て出力する信号受信手段と、 上記信号受信手段から出力される受信信号のうちの動画
    音声表示情報に基づいて、文字を含む映像と音声を表示
    する表現部と、 上記信号受信手段から出力された受信信号のうちの印刷
    情報に基づいて、楽譜を印刷して出力するハードコピー
    端末とを備え、 上記表現部において、所望の曲の映像と音声を動画表示
    するとともに、上記所望の曲の楽譜の印刷出力を可能に
    したことを特徴とするハードコピー端末付きカラオケ装
    置。
  9. 【請求項9】 音声情報、映像情報及び文字情報からな
    る動画音声表示情報と、楽譜情報を含む印刷情報とを含
    む曲情報が記録されたカラオケ用記録媒体から、上記曲
    情報を再生するステップと、 上記再生された曲情報を、動画音声表示情報と印刷情報
    とに分配するステップと、 上記分配された印刷情報に基づいて、楽譜を印刷して出
    力するステップを含むことを特徴とするカラオケ装置の
    楽譜印刷方法。
  10. 【請求項10】 データ送信センターから送信された、
    音声情報、映像情報及び文字情報からなる動画音声表示
    情報と、楽譜情報を含む印刷情報とを含む曲情報を受信
    するステップと、 上記受信された曲情報を、動画音声表示情報と印刷情報
    とに分配するステップと、 上記分配された印刷情報に基づいて、楽譜を印刷して出
    力するステップとを含むことを特徴とするカラオケ装置
    の楽譜印刷方法。
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