JPH10153921A - 発熱定着ローラ - Google Patents
発熱定着ローラInfo
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- JPH10153921A JPH10153921A JP31205196A JP31205196A JPH10153921A JP H10153921 A JPH10153921 A JP H10153921A JP 31205196 A JP31205196 A JP 31205196A JP 31205196 A JP31205196 A JP 31205196A JP H10153921 A JPH10153921 A JP H10153921A
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
電力供給の信頼性の向上並びに耐久性の向上を図り、さ
らにローラ径の大きさに拘らず給電に係る摩耗粉の発生
を防止できるようにする。 【解決手段】 発熱定着ローラ本体10の内面には、発
熱抵抗体14が設けられているとともに給電用端子面1
6が形成されている。非導電性のジャーナル18と、給
電用部材20と、導電性の中継部材22とで給電ユニッ
トが構成され、このユニットを組み立てた後、発熱定着
ローラ本体10の端部に取付け、その後給電用部材20
を回転することにより、中継部材22がジャーナル18
の先端部に一体に形成された凸部18fを乗り越えて給
電用端子面16に初めて接触する。
Description
用いられる定着装置の、いわゆる自己発熱型の発熱定着
ローラに関する。
た用紙を発熱定着ローラと加圧ローラとを備えた定着装
置に送り、ここでトナーを溶融させて用紙に定着させる
ことが行われている。近年、この種の発熱定着ローラと
して、例えば特開平4−326387号公報や特開平6
−36121号公報等に開示されるように、発熱抵抗体
がローラ表面、又は内面に形成された発熱定着ローラが
提案されている。これらは、ローラの端部に給電部が形
成されており、該給電部を介して外部から電力を供給
し、発熱抵抗体を発熱させる構造となっている。
体であるため、ローラ外周面又は内周面に給電部が形成
されている構成の場合には、ローラ径が大きくなると給
電部の周速が速くなり、例えばカーボンブラシ等が使わ
れていると、給電の際、摩耗粉の飛び散りが懸念され
る。摩耗粉が飛び散ると、発熱定着ローラの表面に付着
して不良画像が発生するばかりでなく、発熱定着ロー
ラ、加圧ローラの耐久性について悪影響を及ぼす。
定着ローラ、加圧ローラへの摩耗粉の飛散を防いでいる
ものもあるが、発熱定着ローラ、加圧ローラへの防塵は
行えても摩耗粉の発生量自体には変化はないため、電力
端子やモータ等への飛び散りがあり、スパークの発生、
駆動源の停止といった不具合が懸念される。
電部における摩耗粉の発生自体を防止できる発熱定着ロ
ーラの提供を、その目的とする。
請求項1記載の発明では、内面に発熱抵抗体を有する筒
状の発熱定着ローラ本体と、該発熱定着ローラ本体の両
側端部に取付けられる非導電性のジャーナルと、外部か
ら電力の供給を行うための給電面を有し上記ジャーナル
へ取付けられる給電用部材と、該給電用部材に電気的に
接触した状態で固定される導電性の中継部材とが備えら
れ、上記ジャーナルには上記発熱定着ローラ本体の径方
向に突出する凸部が形成され、上記発熱定着ローラ本体
の両側端部に上記ジャーナル等を取付後、上記給電用部
材を回転させることで上記中継部材の外端部が上記凸部
を乗り越えて発熱定着ローラ本体の内周面に電気的に接
触する、という構成を採っている。
構成において、上記給電用部材が後端部に大径の回動操
作部を有する棒状に形成されているとともに、該回動操
作部の外側面が上記給電面としてなり、該回動操作部の
外周に合わせて上記ジャーナルの側面には環状溝が形成
されている、という構成を採っている。請求項3記載の
発明では、請求項1記載の構成において、上記ジャーナ
ルと給電用部材との間に、該給電用部材の回転を阻止す
るストッパ構造を有している、という構成を採ってい
る。
構成において、上記ストッパ構造は、スナップフィット
構造である、という構成を採っている。請求項5記載の
発明では、請求項2記載の構成において、上記回動操作
部の外周面にすくなくとも一対の平行面が形成されてい
る、という構成を採っている。請求項6記載の発明で
は、請求項1記載の構成において、上記給電用部材の給
電面の回転中心が上記発熱定着ローラ本体の回転軸心上
にある、という構成を採っている。
づいて説明する。図6に示すように、本発明を適用して
なる定着装置2には、自己発熱型の発熱定着ローラ4と
加圧ローラ6が備えられており、発熱定着ローラ4は両
端部を軸受8で回転可能に支持されている。発熱定着ロ
ーラ4は、図3に示すように、筒状の発熱定着ローラ本
体10と、この発熱定着ローラ本体10の両端部に取り
付けられる給電ユニット12とから構成されている。発
熱定着ローラ本体10の内周面には発熱抵抗体14が層
状に形成されているとともに、この発熱抵抗体14に電
気的に接続された給電用端子面16と同じく層状に形成
されている。
発熱定着ローラ本体10の端部へ固定するためのベース
部材としての非導電性の合成樹脂製のジャーナル18
と、このジャーナル18に挿入して組付けられる棒状で
導電性の給電用部材20と、ジャーナル18の先端側に
おいて給電用部材20の先端に電気的に接続された状態
で固定される、板状で且つ帯状に形成された導電性の中
継部材22とから構成されている。ジャーナル18は、
発熱定着ローラ本体10の端部に入り込む挿入部18a
と、発熱定着ローラ本体10の内径より大径の鍔部18
bとから構成されており、挿入部18aの先端部には中
継部材22の外周端部を収容する段差部18cが形成さ
れている。また、ジャーナル18の内部には筒状の空隙
部18dが形成されており、後端部には図2に示すよう
に、給電用部材20の挿入用孔18eが形成されてい
る。ジャーナル18の先端部には、図4に示すように、
発熱定着ローラ本体10の径方向に突出する凸部18f
が周方向に間隔をおいて複数形成されており、各凸部1
8fの間隔wは中継部材22の幅より若干大きく設定さ
れている。また、各凸部18fには、周方向の同一方向
に傾斜する案内面18gが形成されている。また、ジャ
ーナル18の後端部には、環状溝18hが形成されてい
る(請求項2)。給電用部材20は、ジャーナル18内
に入り込む棒状の挿入部20aと、これより大径の回動
操作部20bとから構成されており、回動操作部20b
の軸方向外端面は給電面20cとしてなる。上記環状溝
18hの内径は給電用部材20の回動操作部20bの外
径より小さく、外径は回動操作部20bの外径より大き
く設定されている。環状溝18hの幅は指や治具等の操
作体の先端が少し入り込める程度である。中継部材22
の外端部22aは発熱定着ローラ本体10の軸方向外方
へ折曲されており、その最大径D1は、発熱定着ローラ
本体10の内径D2より小さく設定されている。中継部
材22の形状は帯状に限らず、周方向に等間隔に切欠を
有する椀状としてもよい。
用部材20を挿入した後、給電用部材20の先端に中継
部材22を固着して給電ユニット12の組付が完了す
る。この給電ユニット12を発熱定着ローラ本体10の
端部に圧入すると、図5に示すように中継部材22が発
熱定着ローラ本体10内の給電用端子面16に対応す
る。上述のように、中継部材22の外端部22a間の外
径は発熱定着ローラ本体10の内径より小さいので、こ
の発熱定着ローラ本体10への取付の際には中継部材2
2は給電用端子面16に対して非接触状態となる。給電
ユニット12の取付完了後、給電用部材20の回動操作
部20bを図4に示す矢印N方向に回動すると、中継部
材22も同時に回動し、その外端部20aは、図1に示
すように、ジャーナル18の凸部18fを案内面18g
の作用で円滑に乗り上げ、発熱定着ローラ本体10内の
給電用端子面16に接触する。これによって、外部から
発熱抵抗体14への通電が可能となる。ジャーナル18
における環状溝18hは必ずしも必要ではないが、形成
した場合には指や治具によって回動操作部20bを容易
に回すことができる。また、本実施例においては、給電
用部材20の回転軸心Rと発熱定着ローラ本体10の回
転軸心はほぼ一致しており、給電面20cの回転中心は
発熱定着ローラ本体10の回転軸心上に位置する(請求
項6)。給電面20cの回転中心が発熱定着ローラ本体
10の回転軸心上に位置するので、給電面20cの中心
に外部電極Eを接触させた場合、回転速度はほぼ0mm
/sとなる。従って、給電面20cの回転中心近傍で給
電を行えば接触による電極の摩耗を極めて少なくするこ
とができ、摩耗粉の飛散及びこれによる不良画像の発生
等の問題を防止することができる。また、発熱定着ロー
ラ本体10への取付時、中継部材22の外端部22aは
給電用端子面16に非接触状態で入り込むので、取付時
において給電用端子面16を傷付ける心配がなく、安定
した電気的接触を得ることができる。また、給電ユニッ
ト12を組み立てて発熱定着ローラ本体10の端部に圧
入する機械的固定構成であるので、発熱定着ローラ本体
10内の温度上昇によって固定構成が変形したり外れる
こともない。
実施例を示すもので、ジャーナル18と給電用部材20
との間にストッパ構造を有する例である。このストッパ
構造は、ジャーナル18側に一体形成された、挿入用孔
18e内に突出する突起18iと、給電用部材20側に
形成された位置決め用溝20dとから構成されている。
給電用部材20を押し込むと、突起18iが軸方向に傾
倒して挿入を許容する。給電用部材20を押し込んで中
継部材22を締結後、給電用部材20を回転させると、
突起18iが位置決め用溝20d内に弾性復帰力で自動
的に入り込み(スナップフィット)、これによって給電
用部材20の不慮の回転が防止される。従って、通電状
態とした後に給電用部材20が不意に回転して電気的接
触が解除されるのを防止でき、安全で安定した電力供給
を行うことができる。また、スナップフィット構造であ
るため、組立て性の向上を図ることができる。
ものである。なお、全体的構成は上記実施例と同様であ
るので省略し、要部構成のみについて説明する。本実施
例における給電用部材20は、3対の並行面を有する6
角柱の回動操作部20eを有している。従って、スパナ
やレンチ等で容易に回動操作でき、組立て性の向上を図
ることができる。
ローラ本体に取り付けた後に給電用部材を回動して発熱
定着ローラ本体内の発熱抵抗体に通電する構成としたの
で、取付時における接触摩擦で発熱定着ローラ本体内の
電気的接続面を傷付けることがなく、よって安定した電
力供給を行うことができ、長寿命化を図ることができ
る。請求項2記載の発明によれば、ジャーナルの側面に
環状溝を設ける構成としたので、請求項1記載の効果に
加え、給電用部材の回動操作を容易に行うことができ
る。
と給電用部材との間にストッパ構造を設けたので、請求
項1記載の効果に加え、通電状態とした後に給電用部材
が不意に回転して電気的接触が解除されるのを防止で
き、安全で安定した電力供給を行うことができる。請求
項4記載の発明によれば、ストッパ構造をスナップフィ
ット構造としたので、請求項3記載の効果に加え、組立
て性の向上を図ることができる。請求項5記載の発明に
よれば、給電用部材の回動操作部の外周面に少なくとも
一対の平行面を形成する構成としたので、スパナ、レン
チ等で回動操作部を容易に操作することができ、よって
請求項2記載の効果に加え、組立て性の向上を図ること
ができる。請求項6記載の発明によれば、給電用部材の
給電面の回転中心が発熱定着ローラ本体の回転軸心上に
位置する構成としたので、ローラ径の大きさに拘わらず
給電面と外部電極との接触摩耗を抑制することができ、
これによって摩耗粉の発生を極力防止することができる
とともに、これによる不良画像等の問題を抑制すること
ができ、さらには安全性の向上を図ることができる。
断面図である。
中継部材の斜視図である。
る。
面図である。
である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】内面に発熱抵抗体を有する筒状の発熱定着
ローラ本体と、該発熱定着ローラ本体の両側端部に取付
けられる非導電性のジャーナルと、外部から電力の供給
を行うための給電面を有し上記ジャーナルへ取付けられ
る給電用部材と、該給電用部材に電気的に接触した状態
で固定される導電性の中継部材とが備えられ、 上記ジャーナルには上記発熱定着ローラ本体の径方向に
突出する凸部が形成され、上記発熱定着ローラ本体の両
側端部に上記ジャーナル等を取付後、上記給電用部材を
回転させることで上記中継部材の外端部が上記凸部を乗
り越えて発熱定着ローラ本体の内周面に電気的に接触す
ることを特徴とする発熱定着ローラ。 - 【請求項2】上記給電用部材が後端部に大径の回動操作
部を有する棒状に形成されているとともに、該回動操作
部の外側面が上記給電面としてなり、該回動操作部の外
周に合わせて上記ジャーナルの側面には環状溝が形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の発熱定着ロー
ラ。 - 【請求項3】上記ジャーナルと給電用部材との間に、該
給電用部材の回転を阻止するストッパ構造を有している
ことを特徴とする請求項1記載の発熱定着ローラ。 - 【請求項4】上記ストッパ構造は、スナップフィット構
造であることを特徴とする請求項3記載の発熱定着ロー
ラ。 - 【請求項5】上記回動操作部の外周面にすくなくとも一
対の平行面が形成されていることを特徴とする請求項2
記載の発熱定着ローラ。 - 【請求項6】上記給電用部材の給電面の回転中心が上記
発熱定着ローラ本体の回転軸心上にあることを特徴とす
る請求項1記載の発熱定着ローラ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP31205196A JP3592468B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 発熱定着ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31205196A JP3592468B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 発熱定着ローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10153921A true JPH10153921A (ja) | 1998-06-09 |
JP3592468B2 JP3592468B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=18024640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31205196A Expired - Fee Related JP3592468B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 発熱定着ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3592468B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100928837B1 (ko) | 2009-02-24 | 2009-11-30 | 주식회사 애니 핫 | 이중관 구조의 탄소사 히터램프 |
WO2010098567A3 (ko) * | 2009-02-24 | 2010-11-25 | 주식회사 애니 핫 | 탄소사 히터램프의 탄소사와 전극을 연결하는 연결장치 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP31205196A patent/JP3592468B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100928837B1 (ko) | 2009-02-24 | 2009-11-30 | 주식회사 애니 핫 | 이중관 구조의 탄소사 히터램프 |
WO2010098567A3 (ko) * | 2009-02-24 | 2010-11-25 | 주식회사 애니 핫 | 탄소사 히터램프의 탄소사와 전극을 연결하는 연결장치 |
WO2010098568A3 (ko) * | 2009-02-24 | 2010-12-23 | 주식회사 애니 핫 | 이중관 구조의 탄소사 히터램프 |
CN102334381A (zh) * | 2009-02-24 | 2012-01-25 | 艾尼浩有限公司 | 连接碳纤维加热灯的碳纤维和电极的连接装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3592468B2 (ja) | 2004-11-24 |
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