JPH1015371A - 混合合流管 - Google Patents

混合合流管

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JPH1015371A
JPH1015371A JP8173438A JP17343896A JPH1015371A JP H1015371 A JPH1015371 A JP H1015371A JP 8173438 A JP8173438 A JP 8173438A JP 17343896 A JP17343896 A JP 17343896A JP H1015371 A JPH1015371 A JP H1015371A
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JP
Japan
Prior art keywords
conduit
fluid
junction
fluids
flow
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8173438A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Izumi
元 泉
Kazuo Hirota
和男 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH1015371A publication Critical patent/JPH1015371A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度または濃度の異なる2種の流体を短区間
で混合させる混合合流管を提供すること。 【解決手段】 導管の合流部1aにおいて、上流側の一
方の導管2の合流口5に、複数の仕切板6a〜6cを間
隔を置いて配設し、他方の導管4の合流口7に、複数の
仕切板8a〜8cを間隔を置いて配設している。一方の
導管2からの流体と、他方の導管4からの流体が合流部
1aを流れると、流体は仕切板6a〜6c,8a〜8c
により交互に配列された多層のサンドイッチ構造をな
し、多数の界面が形成される。また、他方の配管4を流
れる流体については、流体が90度向きを変えて円滑に
流れるように、ガイドベーン12aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種プラントの気
体または液体が流れる導管の合流部に用いられる混合合
流管に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の導管の合流部31を示
す。この合流部31は、直線的に連続する上流側の導管
32及び下流側の導管33からなる本流に、これと直角
に交わる支流の上流側の導管34を接続している。これ
らの上流側導管32,34及び下流側導管33は、それ
ぞれ断面が矩形である。導管の合流部31では、上流側
導管32から、流体Aが直進して下流側導管33に流
れ、他方の上流側導管34からは、流体Bが合流部31
で向きを90度変えて、下流側導管33に流れる。これ
らの流体A,Bは、温度あるいは濃度の異なる二種の流
体であり、合流部31で合流した後、下流側導管33を
流れる間に混合される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の異なる2種の流体が合流しても、図8に示すように流
体A,Bが混合しあう界面Cは短区間の流れの間で1つ
しか形成されず、効率良く混合することができない。し
かも、流体Bの流れは、合流部で向きを90度曲げて下
流側に流れることから、流れの剥離bが生じて圧損が生
じる。流体A,Bの混合効率を良くするには、合流部に
多数の孔を開けた多孔板や、フローノズル等を配設する
ことが知られているが、それらを使用すると、合流部で
生じる圧損が非常に大きくなってしまい、プラント等の
運転に悪影響を及ぼしている。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、2種以上の流体が合流するときに、異種流体が混合
しあう界面を多数形成し、これら流体が合流部から短区
間流れるだけで、効率良く混合できる混合合流管を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、導管の合
流部において、一方の導管と他方の導管の各々の合流口
に、仕切部材を間隔を置いて設け、各合流口の仕切部材
によって形成された開口を交互に配置し、一方の導管か
らの流体と他方の導管からの流体との流れが、上記開口
を通ることにより多層のサンドイッチ構造を形成するよ
うにしたことを特徴とする混合合流管によって達成され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
混合合流管について、図面を参照しながら説明する。図
1は、本発明に係る混合合流管1を示す。この混合合流
管1の合流部1aは、上流側導管2と下流側導管3とか
らなる本流と、これに直角に交わる上流側導管4からな
る。これらの上流側導管2,4及び下流側導管3は、そ
れぞれ断面形状が等しい矩形であり、断面積も同じであ
る。導管の合流部1aには、図1及び図2に示すように
本流の上流側導管2の合流口5に仕切6が配設されてい
る。図2は、図1における上流側導管2のX−X線方向
の断面図である。仕切6は、平板状の仕切部材である仕
切板6a〜6cを、間隔をおいて、平行に設けてなる。
仕切板6a〜6cによって形成された開口10は、上流
側導管2を流れる流体Aの流路となる。本実施の形態で
は仕切板6a〜6cの巾と各開口10の巾は同じであ
る。
【0007】図3は、図1における支流の上流側導管4
のY−Y線方向の断面図である。図に示すように、合流
部1aの合流口7には仕切8を配設し、仕切8は平板状
の仕切部材である仕切板8a〜8cを平行に等間隔に設
けてなる。仕切板8a〜8cを並設して形成した開口1
1は、上流側導管4を流れる流体Bの流路となる。仕切
板8a〜8cの巾と各開口11の巾は同じ大きさであ
る。開口10,11の面積比率については、本実施の形
態では、1:1にしたが、流体A,Bの流量や圧力、導
管の面積などが異なる場合はそれを考慮して、比率を変
えてもよい。また仕切板の数は多いほど良く混合する。
したがって混合効率を考慮しながら現実的な範囲で決定
する。
【0008】合流部1aに配設される一方の仕切板6a
〜6cと他方の仕切板8a〜8cの配置関係は、図4に
示すように、仕切板6a〜6cの面に対して、仕切板8
a〜8cの面が直角に交互に配置されて、それによっ
て、開口10と11は交互に配置されている。合流口
5,7の各開口10,11を合わせると、各導管2,3
の断面積と同じである。
【0009】図5及び図6に示すように、上記各仕切板
6a〜6cの下流側、すなわち、支流の上流側導管4の
開口10の下流側には、3列にガイド部材12が配設さ
れている。各ガイド部材12は、略三角形状の一対の区
画板13の間に流体の流れを変えるための多数のガイド
ベーン12aを設けている。ガイドベーン12aは、図
6に示すように等間隔で斜めに並設され、その形状は一
端を上流側導管4側に向け、他端を下流側導管3に向け
た湾曲形状である。各ガイドベーン12aの巾は、ほぼ
開口11の巾と同じである。なお、本流の上流側導管2
の合流口5の開口10の下流側には、ガイドベーンを設
けていない。
【0010】ガイド部材12の配置箇所については、本
実施の形態では、支流の上流側導管4と下流側導管3の
中間に設けたが、仕切板8a〜8cを利用してその側部
に設けてもよいし、導管の合流部1aの内壁面を利用し
て取付けてもよい。また、ガイドベーン12aの形状に
ついても、支流の上流側導管4から流れてくる流体が、
合流部1aで円滑に向きを変えて流れることができれ
ば、形状は問わず、ガイドベーン12aの枚数にしても
現実的な範囲で増減すればよい。各ガイドベーン12a
の大きさについても、流路の内側のガイドベーンの長さ
を小さくし、外側のガイドベーンの長さを、緩やかに曲
がるように大きくしてもよい。
【0011】以上、本発明の実施の形態による混合合流
管1の構成について説明したが、次にその作用について
説明する。なお、導管を流れる流体については、従来例
と同じ流体A,Bを用いて説明する。図1に示すよう
に、流体Aは、本流の上流側導管2から合流口5側へ流
れる。合流口5には、仕切板6a〜6cを配設している
ため、流体Aは3箇所の開口10を分岐して3層になっ
て流れ、合流部1aに入る。他方、支流の上流側導管4
からは、流体Bが合流口7側へ流れる。合流口7には図
3に示すように、仕切板8a〜8cが配設されているた
め、流体Bは3箇所の開口11によって分岐され、3層
になって合流部1aに入る。
【0012】合流部1aでは、図7に示すように、流体
Aが開口10をおおむね真直ぐ下流側へ流れ、ガイド部
材12の間を通り抜ける。他方の流体Bは、開口11か
ら合流部1aを進み、内圧の低い下流側へ吸い込まれよ
うとするが、合流部1aの途中にガイド部材12を設け
ているので、そこに配設したガイドベーン12aに沿っ
て、流れを下流側導管3へ整流となって向きを90度変
えられる。また、一方の合流口5に配設した仕切板6a
〜6cと,他方の合流口7に配設した仕切板8a〜8c
は、交互に配置され、なおかつこれらの流路はガイド部
材12の区画板13により仕切られているので、ガイド
部材12が配設されている部分で流体A,Bの層が互い
に直接ぶつかり合うことはない。しかし、流体A,B
は、ガイド部材12を通り抜けると、3層の流体Aと3
層の流体Bを交互に配列した流体A,Bの多層サンドイ
ッチ構造をなす。
【0013】この多層のサンドイッチ構造によって、図
7に示すように、多数の界面Cが形成され、流体A,B
同士の各層の界面Cが流体A,Bの接触面積を大きくす
る。そして、温度あるいは濃度の異なる2種の流体A,
Bは下流側導管3を、短区間流れるあいだに効率良く混
合する。
【0014】このように、本実施の形態では、合流口
5,7に仕切板6a〜6c,8a〜8cを交互に設けた
ので、流体A,Bが直接ぶつかり合うようなことがな
く、圧損を減じることができる。また、流体Bの流路に
はガイドベーン12aを設けたので、流体Bがガイドベ
ーンに沿って円滑に流れ、流体Bの剥離を抑制し、さら
に圧損を小さくできる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。例え
ば、本実施の形態では、2方向からの導管を1つの導管
に合流させたが、本発明は3方向以上の導管の合流部に
も適用でき、3種以上の温度あるいは濃度の異なる流体
も短区間で混合することができる。導管の合流部につい
ては、支流が本流に対して横方向から流入するもので
も、また、支流が本流に対して上方向から流入するもの
についても適用できる。また、本実施の形態ではT字形
の混合導管を用いて説明したが、混合導管がY字形であ
る場合は、いずれの上流側導管も下流側導管に角度をも
って配設されるので、流体の剥離による圧損を少なくす
るために、上流側導管の両者の流路にガイド部材を設け
ればよい。導管の形状については、断面が矩形のものを
用いて説明したが、円形の導管についても適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一方
の導管からの流体と、他方の導管からの流体が、交互に
配列されて多層サンドイッチ構造をなすようにしたの
で、温度あるいは濃度の異なる2種類の流体が、導管を
流れる間に短区間で高効率で混合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による混合合流管の合流部
の側断面図である。
【図2】図1におけるX−X線方向の断面図である。
【図3】図1におけるY−Y線方向の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態による混合合流管の合流部
の内部を実線で示し、他の部分を仮想線で示す斜視図で
ある。
【図5】図1におけるZ−Z線方向の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態によるガイド部材の斜視図
である。
【図7】本発明の実施の形態による混合合流管の合流部
での流体A,Bの流れを示す斜視図である。
【図8】従来の導管の合流部での流体の流れを示す側断
面図である。
【符号の説明】
1 混合合流管 1a 合流部 2,4 上流側導管 3 下流側導管 5,7 合流口 6,8 仕切 6a〜6c,8a〜8c 仕切板 10,11 開口 12 ガイド部材 12a ガイドベーン 13 区画板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導管の合流部において、一方の導管と他
    方の導管の各々の合流口に、仕切部材を間隔を置いて設
    け、各合流口の仕切部材によって形成された開口を交互
    に配置し、一方の導管からの流体と他方の導管からの流
    体との流れが、上記開口を通ることにより多層のサンド
    イッチ構造を形成するようにしたことを特徴とする混合
    合流管。
  2. 【請求項2】 上流側からの流体の流れの向きを下流側
    導管に円滑に変えるためのガイド部材を設けた請求項1
    に記載の混合合流管。
JP8173438A 1996-07-03 1996-07-03 混合合流管 Withdrawn JPH1015371A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009008184A1 (ja) * 2007-07-10 2009-01-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 流体の混合流路構造及び混合方法
WO2019111633A1 (ja) * 2017-12-05 2019-06-13 大陽日酸株式会社 フロー式反応装置
JP2020203286A (ja) * 2020-09-02 2020-12-24 日本酸素ホールディングス株式会社 フロー式反応装置

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