JPH10153209A - 高さ調節用ナットとその取付け構造 - Google Patents

高さ調節用ナットとその取付け構造

Info

Publication number
JPH10153209A
JPH10153209A JP31234196A JP31234196A JPH10153209A JP H10153209 A JPH10153209 A JP H10153209A JP 31234196 A JP31234196 A JP 31234196A JP 31234196 A JP31234196 A JP 31234196A JP H10153209 A JPH10153209 A JP H10153209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
auxiliary plate
bottom plate
height adjusting
adjusting nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31234196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2812926B2 (ja
Inventor
Keigo Horikoshi
計五 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HORIKOSHI KK
Original Assignee
HORIKOSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HORIKOSHI KK filed Critical HORIKOSHI KK
Priority to JP8312341A priority Critical patent/JP2812926B2/ja
Publication of JPH10153209A publication Critical patent/JPH10153209A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2812926B2 publication Critical patent/JP2812926B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Legs For Furniture In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットを底板に溶接するため溶接時のスパッ
ターが高さ調節用ナットのネジ孔に入り込んで、ネジ孔
にボルトをねじ込むことができなくなる。 【解決手段】 高さ調節用ナットは筒部4を底板本体1
と補助板2との間に挟み込み可能とし、筒部4の軸方向
一端に本体側鍔5と本体差込部7を、他端に補助板側鍔
8と補助板差込部10を形成し、本体差込部7と筒部4
と補助板差込部10の内部にネジ孔11を貫通した。底
板への高さ調節用ナットの取り付け構造は高さ調節用ナ
ット15の本体差込部7を底板本体1の本体通孔6に、
補助板差込部10を補助板2の補助板通孔9に差し込ん
で筒部4を底板本体と1と補助板2との間に配置して、
同ナット15が底板本体1と補助板2との間から抜けな
いようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍庫、冷蔵庫、自
動販売機といった収容機器、或は収納式保安箱といった
各種機器の底板に取付ける高さ調節用ナットと、同ナッ
トの底板への取り付け構造に関し、高さ調節ナットにね
じ込んだボルトの螺子込み量を調節することにより、高
さ調節用ナットからのボルトの突出長を調節して、底板
の高さを調節可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍庫、冷蔵庫、自動販売機といった機
器は屋内だけではなく、屋外にも設置されるため、段差
のある場所に設置されることがある。この場合、機器の
高さを水平に調節するために、通常は図7に示す様に、
底板Aの底面の四隅に高さ調節用ナットBを取付け、そ
のナットBにねじ込んだボルトCのねじ込み量を調節す
ることにより、同ナットBからのボルトCの突出量(高
さ)を調節して、地面等に設置した機器が水平になるよ
うにしてある。
【0003】通常、底板Aは図7に示される様に、底板
本体Dとその下に配置された補助板Eとから構成されて
いる。それに取り付けられる高さ調節用ナットBは図8
(a)に示す様に、内部にネジ孔Fを有する筒部Gの上
端に底板本体Dの本体通孔Hに差込み可能な本体差込部
Iが形成され、筒部Gの上面には底板本体Dを支持する
本体用鍔Jが形成され、筒部Gの下端には補助板Eの補
助板通孔Kよりも径の大きな円形の補助板用鍔Lが形成
されている。
【0004】前記の高さ調節用ナットBを底板Aへ取り
付けるには、従来は、同ナットBの筒部G及び本体差込
部Iを補助板Eの補助板通孔Kから差し込んで、本体差
込部Iを底板本体Dの本体通孔Hに差込み、図8(b)
に示す様に補助板Eの底面に接触している同ナットBの
補助板用鍔Lの外周縁の任意の数か所Xを補助板Eの底
面に溶接して、高さ調節用ナットBを底板Aに固定して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の高さ調節用ナッ
ト及びその取り付け構造は次のような課題があった。 .高さ調節用ナットBはその構造上、同ナットBの補
助板用鍔Lを底板Aに溶接しなければ底板Aに固定でき
ないため、溶接作業は必須である。しかし、溶接をする
と、溶接時の火花(スパッター)が飛散して高さ調節用
ナットBのネジ孔Fに入り込んでネジに溶着し、そのス
パッターが邪魔になってネジ孔にボルトをねじ込むこと
ができなくなることがある。 .ネジ孔Fへのスパッターの侵入を防止するため、従
来は、ネジ孔Fの入口に防護キャップを被せて溶接を行
ない、溶接終了後にその防護キャップを取外していた。
このため、溶接作業が面倒であり、作業能率が悪かっ
た。また、取外した防護キャップが紛失することがあっ
た。 .高さ調節用ナットBは底板Aに溶接してあるだけで
あるため、外部から衝撃が加わったり、無理な力が加わ
ったりすると、高さ調節用ナットBが底板Aから落下す
ることがある。 .溶接作業は高価であるため、コスト高になる。 .溶接作業がある分だけ作業者の労力負担が大きく、
底板Aへの高さ調節用ナットBの取り付け作業の効率が
悪く、コスト高の一因となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は溶接しな
くとも底板に固定することができる高さ調節用ナット
と、底板への同ナットの取り付け構造とを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の高さ調節用ナッ
トは、底板の底板本体1と補助板2との間に配置される
筒部4の軸方向一端に、底板本体1の内面に接触する本
体側鍔5と底板本体1の本体通孔6に差込可能な本体差
込部7を、他端に補助板2の内面に接触する補助板側鍔
8と補助板2の補助板通孔9に差し込み可能な補助板差
込部10を形成し、その本体差込部7と筒部4と補助板
差込部10の内部に、それらを貫通するネジ孔11を形
成してなる。また、本体側鍔5の外面と補助板側鍔8の
外面のいずれか一方又は双方に、底板本体1の本体係止
孔12又は補助板2の補助板係止孔13に差込んで、筒
部4の空転を防止する回り止め14を形成した。また、
本体差込部7とそれを差込む本体通孔6の双方又はいず
れか一方の形状を、本体通孔6に差込まれた本体差込部
7が同本体通孔6内において回転不能な角型又は変形円
形とした。また、補助板差込部10とそれを差込む補助
板通孔9の双方又はいずれか一方の外形を、補助板通孔
9に差込まれた補助板差込部10が同補助板通孔9内に
おいて回転不能な角型又は変形円形とした。また、底板
本体1と補助板2との接合部22を溶接して底板本体1
と補助板2とを一体化し、また、高さ調節用ナット15
が底板本体1と補助板2との間から脱落しないようにし
てある。
【0008】本発明の底板への高さ調節用ナットの取り
付け構造は、高さ調節用ナットとして、請求項1又は請
求項3又は請求項4記載の高さ調節用ナット15を使用
し、同ナット15の本体差込部7を底板本体1の本体通
孔6に、補助板差込部10を補助板2の補助板通孔9に
差し込んで前記筒部4を底板本体と1と補助板2との間
に配置する共に本体側鍔5が底板本体1の内面に接触
し、補助板側鍔8が補助板2の内面に接触して、高さ調
節用ナット15が底板本体と1と補助板2との間から抜
けないようにした。また、高さ調節用ナット15として
請求項2記載の高さ調節用ナット15を使用し、同ナッ
ト15の本体支持部10の外面と補助板支持部11の外
面のいずれか一方又は双方に形成された回り止め14
を、底板本体1の本体差込み孔12又は補助板2の補助
板差込み孔13のいずれか一方又は双方に差込んで、高
さ調節用ナット15が空転しないようにした。
【0009】本発明の底板への高さ調節用ナットの取り
付け構造は、高さ調節用ナットとして、請求項3又は請
求項4記載の高さ調節用ナット15を使用し、同ナット
15の本体差込部7とそれを差込む底板本体1の本体通
孔6の双方又はいずれか一方の外形を、本体通孔6に差
込まれた本体差込部7が同本体通孔6内において回転不
能な角型又は変形円形として、高さ調節用ナット15が
空転しないようにした。また、底板本体1と補助板2と
の接合部22を溶接して底板本体1と補助板2とを一体
化し、また、高さ調節用ナット15が底板本体1と補助
板2との間から脱落しないようにしてある。
【0010】本発明の底板への高さ調節用ナットの取り
付け構造は、高さ調節用ナットとして、請求項3又は請
求項4記載の高さ調節用ナット15を使用し、同ナット
15の補助板差込部10とそれを差込む補助板2の補助
板通孔9の双方又はいずれか一方の外形を、補助板通孔
9に差込まれた補助板差込部10が同補助板通孔9内に
おいて回転不能な角型又は変形円形として、高さ調節用
ナット15が空転しないようにした。また、底板本体1
と補助板2との接合部22を溶接して底板本体1と補助
板2とを一体化し、また、高さ調節用ナット15が底板
本体1と補助板2との間から脱落しないようにした。
【0011】
【発明の実施の形態1】本発明の高さ調節用ナットの第
1の実施の形態を図1に基づいて詳細に説明する。図1
の高さ調節用ナットは円筒状の筒部4の軸方向一端にそ
れより径の小さな円筒状の本体差込部7を形成し、筒部
4の他端にそれより小さな外形の方形筒形の補助板差込
部10を形成し、また、前記筒部4と本体差込部7との
径の差により生ずる段差部分を底板本体1の内面に接触
する本体側鍔5とし、筒部4と補助板差込部10との外
形の差により生ずる段差部分を補助板2の内面に接触す
る補助板側鍔8を形成し、本体差込部7と筒部4と補助
板差込部10の内部に、それらを貫通する円形のネジ孔
11を形成してなる。この場合、補助板差込部10が図
1(b)のように底板本体1の周縁の折り曲げ部16の
近くに位置するようにすれば、高さ調節用ナット15に
対して外部からの衝撃が加わり、同ナット15が傾いた
としても、近接している折り曲げ部16に支えられるた
め同ナットの位置がずれたりしない。
【0012】
【発明の実施の形態2】本発明の高さ調節用ナットの第
2の実施の形態を図2(a)、(b)に基づいて詳細に
説明する。図2(a)、(b)の高さ調節用ナットは図
1に示す高さ調節用ナットの本体側鍔5の外面(上面)
の2箇所に、角型の回り止め14を突設したものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態3】本発明の高さ調節用ナットの第
3の実施の形態を図3(a)、(b)に基づいて詳細に
説明する。図3(a)、(b)の高さ調節用ナットは図
1の高さ調節用ナット15と同様に、円筒状の筒部4の
軸方向一端にそれより径の小さな円筒状の本体差込部7
を形成し、筒部4の他端にそれより径の小さな円筒状の
補助板差込部10を形成し、また、前記筒部4と本体差
込部7との径の差により生ずる段差部分を底板本体1の
内面に接触する本体側鍔5とし、筒部4と補助板差込部
10との径の差により生ずる段差部分を補助板2の内面
に接触する補助板側鍔8を形成し、本体差込部7と筒部
4と補助板差込部10の内部に、それらを貫通する円形
のネジ孔11を形成し、更に、本体側鍔5の上に筒部4
よりも直径の大きな円盤状の受鍔20を取付け、その鍔
20(上面)の2箇所に、角型の回り止め14を突設し
たものである。
【0014】
【発明の実施の形態4】本発明の高さ調節用ナットの第
4の実施の形態を図4に基づいて詳細に説明する。図4
の高さ調節用ナットは図3の高さ調節用ナットと同様
に、本体側鍔5の上に筒部4よりも直径の大きな円盤状
の受鍔20を取付け、その受盤20の外面(上面)の2
箇所に角型の回り止め14を突設し、更に、補助板側鍔
8の底面の2箇所にも角型の回り止め14を突設したも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態5】本発明の高さ調節用ナットの第
5の実施の形態を図5に基づいて詳細に説明する。図5
の高さ調節用ナットは図3の高さ調節用ナットと同様
に、本体側鍔5の上に筒部4よりも直径の大きな円盤状
の受鍔20を取付け、その受鍔20の外面(上面)の2
箇所に角型の回り止め14を突設し、更に、補助板側鍔
8の底面にも筒部4よりも直径の大きな円盤状の受鍔2
0を取付けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態6】本発明の高さ調節用ナットの第
6の実施の形態を図6に基づいて詳細に説明する。図6
の高さ調節用ナットは筒部4を角筒状にし、その軸方向
一端にそれよりも小さな外形の方形筒形の本体差込部7
を形成して、本体差込部7が方形の本体通孔6内に差し
込まれると空転しないようにし、また、方形の筒部4の
他端にそれより外形の小さな円筒状の補助板差込部10
を形成してある。更に、筒部4と本体差込部7との外形
の差によって生ずる段差部分を底板本体1の内面に接触
する本体側鍔5とし、角筒状の筒部4と円筒状の補助板
差込部10との外形の差によって生ずる段差部分を補助
板2の内面に接触する補助板側鍔8とし、角筒状の本体
差込部7と角筒状の筒部4と円筒状の補助板差込部10
の内部に、それらを貫通する円形のネジ孔11を形成し
たものである。
【0017】
【発明の実施の形態7】本発明の高さ調節用ナットの本
体差込部7、補助板差込部10の形状は図示した真円形
とか方形ではなく、それ以外の形状、例えば楕円形と
か、三角形、多角形等であってもよい。また、回り止め
14の形状も空転防止可能なものであれば図示した以外
のものであってもよい。
【0018】
【発明の実施の形態8】本発明の高さ調節用ナットの取
付け構造の第1の実施の形態を図1に基づいて詳細に説
明する。図1の取付け構造は、高さ調節用ナット15の
本体差込部7を底板本体1の本体通孔6に差し込んでそ
の先端部を本体通孔6の上面より外側まで突出させ、補
助板差込部10を補助板2の補助板通孔9にセットして
その下端部を補助板通孔9の底面より外側まで突出さ
せ、これにより筒部4を底板本体1と補助板2との間に
配置すると共に、本体側鍔5が底板本体1の内面に接触
し、補助板側鍔8が補助板2の内面に接触して、高さ調
節用ナット15が底板本体1と補助板2との間から抜け
ないようにしてある。この場合、本体差込部7を底板本
体1の本体通孔6に差し込んでから、補助板通孔9の開
口部21を補助板差込部10に沿わせて補助板2をスラ
イドさせることにより、補助板差込部10が補助板2の
補助板通孔9に容易にセットされる。前記のセット状態
で底板本体1と補助板2との接合部22を溶接して底板
本体1と補助板2とを一体化し、また、高さ調節用ナッ
ト15が底板本体1と補助板2との間から脱落しないよ
うにしてある。
【0019】
【発明の実施の形態9】本発明の高さ調節用ナットの取
付け構造の第2の実施の形態を図2(a)に基づいて詳
細に説明する。図2(a)の取付け構造は、高さ調節用
ナット15の本体差込部7を底板本体1の本体通孔6に
差し込んでその先端部を本体通孔6の上面より外側まで
突出させると共に本体側鍔5を底板本体1の内面に接触
させて、本体側鍔5の外面に形成された回り止め14を
底板本体1の本体差込み孔12に差込んで、高さ調節用
ナット15が空転しないようにし、補助板差込部10を
補助板2の補助板通孔9にセットしてその下端部を補助
板通孔9の底面より外側まで突出させて、筒部4を底板
本体1と補助板2との間に配置して、補助板側鍔8を補
助板2の内面に接触させて、高さ調節用ナット15が底
板本体1と補助板2との間から抜けないようにしてあ
る。この場合も、本体差込部7を底板本体1の本体通孔
6に差し込んでから、補助板通孔9の開口部21を補助
板差込部10に沿わせて補助板2をスライドさせること
により、補助板差込部10が補助板2の補助板通孔9に
容易にセットされる。前記のセット状態で底板本体1と
補助板2との接合部22を溶接して底板本体1と補助板
2とを一体化し、また、高さ調節用ナット15が底板本
体1と補助板2との間から脱落しないようにしてある。
【0020】
【発明の実施の形態10】本発明の高さ調節用ナットの
取付け構造の第3の実施の形態を図2(b)に基づいて
詳細に説明する。図2(b)の取付け構造は、基本的に
は図2(a)に示す取付け構造と同じであり、異なるの
は、補助板差込部10を補助板2の穴状の補助板通孔9
に差し込み、更に、補助板側鍔8の外面に形成された回
り止め14を補助板2の補助板差し込み孔に差し込んだ
ことである。
【0021】
【発明の実施の形態11】本発明の高さ調節用ナットの
取付け構造の第4の実施の形態を図3(a)、(b)に
基づいて詳細に説明する。図3(a)、(b)の取付け
構造は、基本的には図2(a)に示す取付け構造と同じ
であり、異なるのは本体側鍔5を円板状にし、それに形
成された回り止め14を底板本体1の差し込み孔12に
差し込んだことである。
【0022】
【発明の実施の形態12】本発明の高さ調節用ナットの
取付け構造の第5の実施の形態を図4に基づいて詳細に
説明する。図4の取付け構造は、基本的には図3(a)
に示す取付け構造と同じであり、異なるのは、補助板差
込部10を補助板2の穴状の補助板通孔9に差し込み、
更に、補助板側鍔8の外面に形成された回り止め14を
補助板2の補助板差し込み孔13に差し込んだことであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態13】本発明の高さ調節用ナットの
取付け構造の第6の実施の形態を図5に基づいて詳細に
説明する。図5の取付け構造は、円板状の本体側鍔5と
補助板側鍔8を設けた高さ調節用ナット15を使用し、
本体差込部7を底板本体1の本体通孔6に差し込んでそ
の先端部を本体通孔6の上面より外側まで突出させ、補
助板差込部10を補助板2の補助板通孔9にセットして
その下端部を補助板通孔9の底面より外側まで突出さ
せ、これにより筒部4を底板本体1と補助板2との間に
配置すると共に、本体側鍔5の外面に形成された回り止
め14を底板本体1の本体差込み孔12に差込み、補助
板側鍔8の外面に形成された回り止め14を補助板2の
補助板差し込み孔に差し込んで高さ調節用ナット15が
空転しないようにしたことである。また、底板本体1と
補助板2との接合部22を溶接して底板本体1と補助板
2とを一体化し、また、高さ調節用ナット15が底板本
体1と補助板2との間から脱落しないようにしてある。
【0024】
【発明の実施の形態14】本発明の高さ調節用ナットの
取付け構造の第7の実施の形態を図6に基づいて詳細に
説明する。図6の取付け構造は、角型に成形した本体差
込部7を底板本体1の本体通孔6に差し込んで高さ調節
用ナット15が空転しないようにし、補助板差込部10
を補助板2の補助板通孔9にセットしたものである。
【0025】
【使用例】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造で
は、底板に取り付けられた高さ調節用ナットに、その下
方からボルトをねじ込んで、そのねじ込み量を調節すれ
ば、高さ調節用ナットから突出するボルトの長さ(高
さ)を調節して、底板に取り付けられた機器を段差のあ
る箇所に設置する場合でも、水平に設置することができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の高さ調節用ナットは次のような
効果がある。 .筒部4と本体側鍔5と本体差込部7と補助板側鍔8
と補助板差込部10とを設けてあるため、筒部4を底板
本体1と補助板2との間に挟むだけで、筒部4が底板本
体1と補助板2との間から脱落しない。このため、高さ
調節用ナットを底板に溶接する必要がなく、溶接する場
合の課題が一掃される。 .本体側鍔5が底板本体1の内面に、補助板側鍔8が
補助板2の内面に保持されるため、底板本体1と補助板
2との間隔が筒部4により確保される。 .本体側鍔5の外面と補助板側鍔8の外面の双方又は
いずれか一方に回り止め14を取り付けたので、底板に
取り付けたときに回り止め14を底板に形成された差し
込み孔に差し込むだけで、高さ調節用ナットの空転が防
止される。 .本体差込部7と補助板差込部10のいずれか一方又
は双方の形状を、角形又は変形円形としたので、本体通
孔6に差込まれた本体差込部7は本体通孔6内におい
て、補助板通孔9に差込まれた補助板差込部10は補助
板通孔9内において、夫々回転不能となり、回り止め構
造が簡潔になる。
【0027】本発明の底板への高さ調節用ナットの取付
け構造は次のような効果がある。 .高さ調節用ナット15の筒部4を底板本体1と補助
板2との間に挟むことにより、高さ調節用ナット15を
両板1、2間に固定できるので、両板1、2への取り付
けが容易である。また、高さ調節用ナットが底板に溶接
されていないので、溶接する場合の課題が一掃される .底板本体1と補助板2との間隔が高さ調節用ナット
15の筒部4で確保されるため、底板が安定し、歪んだ
りすることがない。 .本体側鍔5の外面と補助板側鍔8の外面の双方又は
いずれか一方に設けた回り止め14を底板本体1又は補
助板2の差し込み孔に差し込んであるため、高さ調節用
ナットにねじ込んだボルトを強くねじ込んでも、また、
高さ調節用ナット15に外部から無理な力が加わって
も、高さ調節用ナット15が空転することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の高さ調節用ナットとその取付
け構造の第1の例を示す斜視図、(b)は(a)の底面
図。
【図2】(a)は本発明の高さ調節用ナットとその取付
け構造の第2の例を示す斜視図、(b)はそれらの第3
の例を示す斜視図。
【図3】(a)は本発明の高さ調節用ナットとその取付
け構造の第4の例を示す斜視図、(b)はその断面図。
【図4】本発明の高さ調節用ナットとその取付け構造の
第5の例を示す斜視図。
【図5】本発明の高さ調節用ナットとその取付け構造の
第6の例を示す斜視図。
【図6】本発明の高さ調節用ナットとその取付け構造の
第7の例を示す斜視図。
【図7】自動販売機の従来の底板部分の説明図。
【図8】(a)は自動販売機の底板への高さ調節用ナッ
トの従来の取付け例を示す断面図、(b)はその底面
図。
【符号の説明】
1は底板本体 2は補助板 3は底板 4は筒部 5は本体側鍔 7は本体差込部 8は補助板側鍔 9は補助板通孔 10は補助板差込部 11はネジ孔 12は補助板側鍔 13は補助板係止孔 14は回り止め

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板本体(1)と、その下にそれと間隔を
    あけて対向するように設けられた補助板(2)とを備え
    た機器取付け用の底板(3)に取付けて、底板(3)の
    下方よりボルトをねじ込み可能とした高さ調節用ナット
    であり、この高さ調節用ナットは底板本体(1)と補助
    板(2)との間に配置される筒部(4)が形成され、筒
    部(4)の軸方向一端に底板本体(1)の内面に接触す
    る本体側鍔(5)と底板本体(1)の本体通孔(6)に
    差込可能な本体差込部(7)を、他端に補助板(2)の
    内面に接触する補助板側鍔(8)と補助板(2)の補助
    板通孔(9)に差し込み可能な補助板差込部(10)を
    形成し、その本体差込部(7)と筒部(4)と補助板差
    込部(10)の内部に、それらを貫通するネジ孔(1
    1)を形成してなる高さ調節用ナット。
  2. 【請求項2】本体側鍔(5)の外面と補助板側鍔(8)
    の外面のいずれか一方又は双方に、底板本体(1)の本
    体係止孔(12)又は補助板(2)の補助板係止孔(1
    3)に差込んで、筒部(4)の空転を防止する回り止め
    (14)が形成されてなる請求項1記載の高さ調節用ナ
    ット。
  3. 【請求項3】本体差込部(7)の外形を、それが底板本
    体(1)の本体通孔(6)に差込まれた状態で回転不能
    な角型又は変形円形としたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の高さ調節用ナット。
  4. 【請求項4】補助板差込部(10)の外形を、それが補
    助板(2)の補助板通孔(9)に差込まれた状態で回転
    不能な角型又は変形円形としたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3記載の高さ調節用ナット。
  5. 【請求項5】底板本体(1)と、その下にそれと間隔を
    あけて対向するように設けられた補助板(2)とを備え
    た機器取付け用の底板(3)に、底板(3)の下方より
    ボルトをねじ込み可能な高さ調節用ナット(15)を取
    り付けてなる底板への高さ調節用ナットの取付け構造に
    おいて、高さ調節用ナット(15)として、請求項1又
    は請求項3又は請求項4記載の高さ調節用ナット(1
    5)が使用され、同ナット(15)の本体差込部(7)
    を底板本体(1)の本体通孔(6)に、補助板差込部
    (10)を補助板(2)の補助板通孔(9)に差し込ん
    で前記筒部(4)を底板本体(1)と補助板(2)との
    間に配置する共に本体側鍔(5)が底板本体(1)の内
    面に接触し、補助板側鍔(8)が補助板(2)の内面に
    接触して、高さ調節用ナット(15)が底板本体と
    (1)と補助板(2)との間から抜けないようにしたこ
    とを特徴とする底板への高さ調節用ナットの取付け構
    造。
  6. 【請求項6】底板本体(1)と、その下にそれと間隔を
    あけて対向するように設けられた補助板(2)とを備え
    た機器取付け用の底板(3)に、底板(3)の下方より
    ボルトをねじ込み可能な高さ調節用ナット(15)を取
    り付けてなる底板への高さ調節用ナットの取付け構造に
    おいて、高さ調節用ナット(15)として請求項2記載
    の高さ調節用ナット(15)を使用し、同ナット(1
    5)の本体差込部(7)を底板本体(1)の本体通孔
    (6)に、補助板差込部(10)を補助板(2)の補助
    板通孔(9)に差し込んで、筒部(4)を底板本体と
    (1)と補助板(2)との間に配置する共に本体側鍔
    (5)が底板本体(1)の内面に接触し、補助板側鍔
    (8)が補助板(2)の内面に接触して、高さ調節用ナ
    ット(15)が底板本体と(1)と補助板(2)との間
    から抜けないようにし、本体側鍔(5)の外面と補助板
    側鍔(8)の外面のいずれか一方又は双方に形成された
    回り止め(14)を、底板本体(1)の本体差込み孔
    (12)又は補助板(2)の補助板差込み孔(13)の
    いずれか一方又は双方に差込んで、高さ調節用ナット
    (15)が空転しないようにした底板への高さ調節用ナ
    ットの取付け構造。
  7. 【請求項7】底板本体(1)と、その下にそれと間隔を
    あけて対向するように設けられた補助板(2)とを備え
    た機器取付け用の底板(3)に、底板(3)の下方より
    ボルトをねじ込み可能な高さ調節用ナット(15)を取
    り付けてなる底板への高さ調節用ナットの取付け構造に
    おいて、高さ調節用ナット(15)として、請求項3又
    は請求項4記載の高さ調節用ナット(15)が使用さ
    れ、同ナット(15)の本体差込部(7)とそれを差込
    む底板本体(1)の本体通孔(6)の双方又はいずれか
    一方の外形を、本体通孔(6)に差込まれた本体差込部
    (7)が同本体通孔(6)内において回転不能な角型又
    は変形円形として、高さ調節用ナット(15)が空転し
    ないようにした底板への高さ調節用ナットの取付け構
    造。
  8. 【請求項8】底板本体(1)と、その下にそれと間隔を
    あけて対向するように設けられた補助板(2)とを備え
    た機器取付け用の底板(3)に、底板(3)の下方より
    ボルトをねじ込み可能な高さ調節用ナット(15)を取
    り付けてなる底板への高さ調節用ナットの取付け構造に
    おいて、高さ調節用ナット(15)として、請求項3又
    は請求項4記載の高さ調節用ナット(15)が使用さ
    れ、同ナット(15)の補助板差込部(10)とそれを
    差込む補助板(2)の補助板通孔(9)の双方又はいず
    れか一方の外形を、補助板通孔(9)に差込まれた補助
    板差込部(10)が同補助板通孔(9)内において回転
    不能な角型又は変形円形として、高さ調節用ナット(1
    5)が空転しないようにした底板への高さ調節用ナット
    の取付け構造。
JP8312341A 1996-11-22 1996-11-22 高さ調節用ナットとその取付け構造 Expired - Fee Related JP2812926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312341A JP2812926B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 高さ調節用ナットとその取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312341A JP2812926B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 高さ調節用ナットとその取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10153209A true JPH10153209A (ja) 1998-06-09
JP2812926B2 JP2812926B2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=18028083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8312341A Expired - Fee Related JP2812926B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 高さ調節用ナットとその取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2812926B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076431A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Katoh Electrical Machinery Co Ltd アタッチメントユニット
KR200474626Y1 (ko) * 2013-05-16 2014-10-06 주식회사 에이텍 보조 회로기판 고정장치
KR102117044B1 (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 주식회사 새한산업 회전방지 하드웨어 구조물

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002139012A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Horikoshi:Kk 高さ調節用ナットと底板への高さ調節用ナット取付け構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213376U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
JPS60151008U (ja) * 1984-03-16 1985-10-07 シャープ株式会社 壁面取り付け用電子レンジ
JPH01107187U (ja) * 1988-01-08 1989-07-19

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213376U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
JPS60151008U (ja) * 1984-03-16 1985-10-07 シャープ株式会社 壁面取り付け用電子レンジ
JPH01107187U (ja) * 1988-01-08 1989-07-19

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076431A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Katoh Electrical Machinery Co Ltd アタッチメントユニット
KR200474626Y1 (ko) * 2013-05-16 2014-10-06 주식회사 에이텍 보조 회로기판 고정장치
KR102117044B1 (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 주식회사 새한산업 회전방지 하드웨어 구조물

Also Published As

Publication number Publication date
JP2812926B2 (ja) 1998-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5410373A (en) Chassis assembly with means for mounting within thin wall opening
US5931325A (en) Adjustable mudring for conventional electrical outlet box
US7089676B2 (en) Attaching level
WO1999066216A1 (en) Jack-out captivated screw
JPH10153209A (ja) 高さ調節用ナットとその取付け構造
JPH0621192Y2 (ja) メディカルユニット
JP2002139012A (ja) 高さ調節用ナットと底板への高さ調節用ナット取付け構造
JPH027489Y2 (ja)
JP2605236Y2 (ja) 検出器のスタンド型取付具
JPH0145099Y2 (ja)
JPH07327762A (ja) 家具の高さ調節装置
JPH0211812Y2 (ja)
JPH0741183Y2 (ja) 電子機器取付け構造
JPS6223108Y2 (ja)
JPH0662572U (ja) 電気機器収納用箱体
JP2637057B2 (ja) 箪笥等の転倒防止装置
JPS5822595Y2 (ja) アジヤスタ−取付装置
JP3530945B2 (ja) 家具転倒防止金具
JP2584552Y2 (ja) 開閉器におけるブッシングの振れ止め構造
JPS637966B2 (ja)
JPS5847741Y2 (ja) 筐体の支持構造
JP2603834Y2 (ja) エンジンの燃料タンク支持装置
JPS6337731Y2 (ja)
JP2589223Y2 (ja) コンデンサ
JPH0246171Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090807

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090807

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100807

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110807

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees