JPH10153122A - 筒内直接噴射式火花点火エンジン - Google Patents

筒内直接噴射式火花点火エンジン

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JPH10153122A
JPH10153122A JP8312045A JP31204596A JPH10153122A JP H10153122 A JPH10153122 A JP H10153122A JP 8312045 A JP8312045 A JP 8312045A JP 31204596 A JP31204596 A JP 31204596A JP H10153122 A JPH10153122 A JP H10153122A
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fuel
cavity
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direct injection
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Yasuo Takagi
靖雄 高木
Teruyuki Ito
輝行 伊東
Kenshirou Shibata
憲司朗 柴田
Tomonori Urushibara
友則 漆原
Masashi Matoba
雅司 的場
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/12Other methods of operation
    • F02B2075/125Direct injection in the combustion chamber for spark ignition engines, i.e. not in pre-combustion chamber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒内直接噴射式火花点火エンジンに適した燃
焼室構造を提供する。 【解決手段】 筒内直接噴射式火花点火エンジンにおい
て、吸気ポート21からシリンダ5内に流入する吸気に
スワールを生起するスワールコントロールバルブ26を
備え、インジェクタ6の燃料噴射方向を各吸気ポート2
1における吸気の流れ方向と略同一方向に設定し、ピス
トン1の冠部10にスワールによって燃料を点火プラグ
4の近傍に導くように窪むキャビティ11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内直接噴射式火
花点火エンジンにおいて燃焼室の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】点火プラグの近傍に燃料を集める混合気
の成層化をはかるため、シリンダ内にインジェクタ(燃
料噴射弁)を臨ませ、シリンダ内に直接に燃料を噴射す
るようにした筒内直接噴射式火花点火エンジンがある。
【0003】従来の筒内直接噴射式火花点火エンジンと
して、例えば特開平6−81651号公報に開示してい
るように、吸気ポートをシリンダ壁に沿って直立させる
ものがある。
【0004】直立した吸気ポートからシリンダ内に流入
した吸気は、シリンダ壁に沿って下降した後、ピストン
冠部に沿って旋回する逆タンブルを生起する。
【0005】インジェクタからシリンダ内に噴射された
燃料は、この逆タンブルによって旋回する過程で、その
微粒化および気化が進み、点火プラグに液状燃料が付着
することを防止し、失火を無くして安定した燃焼性が得
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の筒内直接噴射式火花点火エンジンにあって
は、直立した吸気ポートがシリンダヘッドの上部に貫通
して設けられる構造のため、インテークマニホールドを
シリンダヘッドの上部に接続する必要があり、エンジン
の全高が大きくなるという問題点が考えられる。
【0007】また、シリンダヘッドに直立する吸気ポー
トを備えるため、シリンダヘッドの燃焼室壁のまわりに
形成されるウォータジャケットの配置自由度が小さくな
るという問題点が考えられる。
【0008】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、筒内直接噴射式火花点火エンジンに適した燃
焼室構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の筒内直
接噴射式火花点火エンジンは、シリンダ内に吸気を導入
する吸気ポートと、シリンダ内に燃料を噴射するインジ
ェクタと、シリンダ内の混合気に点火する点火プラグ
と、シリンダ内から排気を排出する排気ポートとを備え
る筒内直接噴射式火花点火エンジンにおいて、吸気ポー
トからシリンダ内に流入する吸気にスワールを生起する
スワール生起手段を備え、インジェクタの燃料噴射方向
を吸気ポートにおける吸気の流れ方向と略同一方向に設
定し、ピストンの冠部にスワールによって燃料を点火プ
ラグの近傍に導くように窪むキャビティを形成する。
【0010】請求項2に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1に記載の発明において、前記シリ
ンダの中心線Oを含みクランクシャフトの回転中心軸と
直交する平面をシリンダ中心面Cと定義し、キャビティ
をシリンダ中心面Cについて対称的に形成し、インジェ
クタの燃料噴射方向をシリンダ中心面C上に配置する。
【0011】請求項3に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1または2に記載の発明において、
前記シリンダの中心線Oを含みクランクシャフトの回転
中心軸と直交する平面をシリンダ中心面Cと定義し、キ
ャビティをシリンダ中心面Cについて対称的に形成し、
点火プラグをシリンダ中心面C上に配置し、点火プラグ
をキャビティに対してインジェクタから最も離れた位置
に臨ませる。
【0012】請求項4に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1から3のいずれか一つに記載の発
明において、前記キャビティをピストンの冠部に対して
皿状に窪ませ、シリンダの中心線Oに対するキャビティ
の側壁の傾斜角度を0°から45°の範囲に設定する。
【0013】請求項5に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1から4のいずれか一つに記載の発
明において、ピストンの冠部から隆起する凸部を形成
し、凸部の稜線を点火プラグに近づけて配置する。
【0014】請求項6に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1から5のいずれか一つに記載の発
明において、ピストンとの間で燃焼室を画成する燃焼室
天井壁を吸気ポートが開口する吸気ポート側傾斜面と排
気ポートが開口する排気ポート側傾斜面によって構成
し、ピストンの冠部を燃焼室天井壁に沿うように傾斜さ
せて形成する。
【0015】請求項7に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1から6のいずれか一つに記載の発
明において、インジェクタから噴射される燃料噴霧をそ
の頂角が40°から80°の範囲にある円錐状に拡がる
構成とし、円錐状に拡がる燃料噴霧がキャビティ内に納
まる構成とする。
【0016】請求項8に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1から7のいずれか一つに記載の発
明において、インジェクタから噴射される燃料噴霧を円
錐状に拡がる構成とし、円錐状に拡がる燃料噴霧が点火
プラグに当たらない構成とする。
【0017】請求項9に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンは、請求項1から8のいずれか一つに記載の発
明において、スワール比を略3以上に設定し、スワール
比をタンブル比の略1.5倍以上に設定する。
【0018】請求項10に記載の筒内直接噴射式火花点
火エンジンは、請求項1から9のいずれか一つに記載の
発明において、キャビティの側壁にキャビティ内で旋回
する燃料噴霧を点火プラグの近傍に案内するガイド部を
形成する。
【0019】請求項11に記載の筒内直接噴射式火花点
火エンジンは、請求項1から10のいずれか一つに記載
の発明において、インジェクタの燃料噴射時期を高負荷
時に吸気行程に設定し、インジェクタの燃料噴射時期を
低負荷時に圧縮行程に設定する。
【0020】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の筒内直接噴
射式火花点火エンジンにおいて、吸気バルブが開かれる
のに伴って吸気ポートからシリンダ内に空気が吸入され
る。吸気ポートを通ってシリンダ内に吸入される吸気に
は、シリンダの中心線Oを中心として旋回するスワール
が生起される。
【0021】例えば希薄空燃比で運転されるリーンバー
ン領域にて、ピストンが上昇する圧縮行程においてイン
ジェクタが開弁し、燃焼室に燃料が噴射される。吸気ポ
ートを通ってシリンダ内に吸入された空気がピストンで
圧縮された状態で、点火プラグを介して燃料を着火燃焼
させる。
【0022】ピストンが上昇する圧縮行程においてイン
ジェクタから噴射される燃料噴霧は、吸気ポートにおけ
る吸気の流れ方向に噴射され、スワールによってキャビ
ティ内に集められる。キャビティ内に集められた燃料噴
霧は、ピストンによって加熱され、その微粒化および気
化が進み、高濃度の混合気がキャビティ内に溜まる。
【0023】ピストンが上死点に近づくのにしたがっ
て、キャビティ内の高濃度の混合気に点火プラグが近づ
き、混合気の成層化がはかれる。こうして燃料を点火プ
ラグの近傍に集中させることにより、着火が確実に行わ
れ、燃焼性が確保される希薄空燃比の限界値を拡大する
ことができる。シリンダに供給される混合気の空燃比を
希薄化することにより、エンジンのポンピング損失を低
減し、燃費の低減がはかれる。また、冷間時において燃
料噴射量を増やす必要がなく、エミッションを改善する
ことができる。
【0024】インジェクタから噴射される燃料は、ピス
トンの冠部に窪むキャビティに拡がることにより、ピス
トンの冠部に当たって点火プラグに跳ね返ることが抑え
られ、点火プラグに液状燃料が直接的に付着することが
防止され、失火を起こすことを回避できる。
【0025】吸気ポートをシリンダ壁に沿って直立させ
る必要がなく、インテークマニホールドの取付け位置が
高くなることを抑えられ、エンジンのコンパクト化がは
かれる。また、シリンダヘッドの燃焼室壁のまわりに冷
却水を循環させるウォータジャケットの配置自由度が高
まり、エンジンの冷却性を高められる。
【0026】請求項2に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、キャビティをシリンダ中心面Cにつ
いて対称的に形成し、インジェクタの燃料噴射方向をシ
リンダ中心面C上に配置することにより、濃混合気をキ
ャビティを介して点火プラグの近接に集められる。この
結果、燃焼性が確保される希薄空燃比の限界値を拡大
し、燃費の低減がはかれる。
【0027】請求項3に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、点火プラグをシリンダ中心面C上に
配置し、点火プラグをキャビティに対してインジェクタ
から最も離れた位置に臨ませることにより、濃混合気を
点火プラグの近傍へと有効に集められる。この結果、燃
焼性が確保される希薄空燃比の限界値を拡大し、燃費の
低減がはかれる。
【0028】請求項4に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、キャビティをピストンの冠部に対し
て皿状に窪ませ、シリンダの中心線Oに対するキャビテ
ィの側壁の傾斜角度を0°から45°の範囲に設定する
ことにより、濃混合気をキャビティを介して点火プラグ
の近傍へと有効に集められる。この結果、燃焼性が確保
される希薄空燃比の限界値を拡大し、燃費の低減がはか
れる。
【0029】請求項5に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、ピストンの冠部から隆起する凸部を
形成し、凸部の稜線を点火プラグに近づけて配置するこ
とにより、キャビティの側壁高さが点火プラグの近傍で
大きくなり、濃混合気をキャビティを介して点火プラグ
の近傍へと有効に集められる。この結果、燃焼性が確保
される希薄空燃比の限界値を拡大し、燃費の低減がはか
れる。
【0030】請求項6に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、ピストンの冠部を燃焼室天井壁に沿
うように傾斜させて形成することにより、ピストンが上
死点に到達するとき、ピストンの冠部と燃焼室天井壁の
間に画成される燃焼室の容積をキャビティに集中させ
て、高い圧縮比が得られ、エンジンの高出力化がはかれ
る。
【0031】請求項7に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、インジェクタから円錐状に拡がる燃
料噴霧がキャビティ内に納まる構成としたため、濃混合
気をキャビティを介して点火プラグの近傍へと有効に集
められる。この結果、燃焼性が確保される希薄空燃比の
限界値を拡大し、燃費の低減がはかれる。
【0032】請求項8に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、インジェクタから円錐状に拡がる燃
料噴霧が点火プラグに当たらない構成としたため、失火
を起こすことを防止し、サイクル変動に影響されない安
定した燃焼性が確保され、排気性能の向上がはかれる。
【0033】請求項9に記載の筒内直接噴射式火花点火
エンジンにおいて、スワール比を略3以上に設定し、ス
ワール比をタンブル比の略1.5倍以上に設定すること
により、濃混合気をキャビティを介して点火プラグの近
傍へと有効に集められる。この結果、燃焼性が確保され
る希薄空燃比の限界値を拡大し、燃費の低減がはかれ
る。
【0034】請求項10に記載の筒内直接噴射式火花点
火エンジンにおいて、キャビティの側壁にキャビティ内
で旋回する燃料噴霧を点火プラグの近傍に案内するガイ
ド部を形成したため、濃混合気をキャビティを介して点
火プラグの近傍へと有効に集められる。この結果、燃焼
性が確保される希薄空燃比の限界値を拡大し、燃費の低
減がはかれる。
【0035】請求項11に記載の筒内直接噴射式火花点
火エンジンにおいて、低負荷時ではピストンが上昇する
圧縮行程にインジェクタからに燃料が噴射され、濃混合
気をキャビティを介して点火プラグの近傍へと有効に集
められる。この結果、燃焼性が確保される希薄空燃比の
限界値を拡大し、燃費の低減がはかれる。
【0036】高負荷時では、ピストンが下降する吸入行
程にインジェクタから燃料が噴射され、点火時期を迎え
るまでに燃焼室に均質な混合気が形成され、サイクル変
動に影響されない安定した燃焼性が確保され、出力の向
上がはかれる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0038】図1、図3に示すように、シリンダヘッド
に形成された燃焼室天井壁20とピストン1の間に燃焼
室3が画成される。ピストン1のシリンダ5における往
復運動はコンロッド(図示せず)を介してクランクシャ
フト(図示せず)の連続回転運動に変換される。
【0039】ペントルーフ型に傾斜する燃焼室天井壁2
0には2本に分岐する吸気ポート21と2本の排気ポー
ト(図示せず)が互いに対向して開口している。すなわ
ち、燃焼室天井壁20は、各吸気ポート21が開口する
吸気ポート側傾斜面23と各排気ポートが開口する排気
ポート側傾斜面24によって構成される。
【0040】図1において、線分Oはシリンダ5の中心
線である。点火プラグ4はシリンダ5の中心線Oと同軸
上に配置され、各吸気バルブ7と各排気バルブの間に位
置して燃焼室3に臨んでいる。点火プラグ4を挟むよう
にして2つの吸気バルブ7と2つの排気バルブ(図示せ
ず)が互いに対向して設けられる。図1において、Iは
吸気バルブ7の中心線であり、Eは排気バルブの中心線
である。
【0041】スワール生起手段として、一方の吸気ポー
ト21からシリンダ5内に導入される吸気量を調節する
コントロールバルブ26が設けられる。
【0042】吸気通路には各吸気ポート21の分岐点よ
り上流側にスワールコントロールバルブ26が介装され
る。バタフライ式のスワールコントロールバルブ26は
回転軸27を介して回動する。
【0043】図2に示すように、半円盤状をしたスワー
ルコントロールバルブ26は半円形の切欠き部28を有
する。切欠き部28は、スワールコントロールバルブ2
6の閉弁位置で一方の吸気ポート21より他方の吸気ポ
ート21に大きく対峙するように回転軸27と同方向に
オフセットして開口される。これにより、スワールコン
トロールバルブ26はその閉弁時に一方の吸気ポート2
1を通ってシリンダ5に吸入される吸気流を絞り、他方
の吸気ポート21からシリンダ5に流入する吸気量の割
合を増やし、シリンダ5に旋回流を生起するようになっ
ている。
【0044】各吸気ポート21の通路中心線Pがシリン
ダ5の中心線Oに直交する水平線Lに対して為す吸気ポ
ート流入角度θiは、0°から90°の間で任意に設定
される。
【0045】シリンダ5に生起される旋回流はシリンダ
5の中心線Oに対して所定角度をもって傾斜する軸を中
心に旋回し、シリンダ5の中心線Oを中心に旋回するス
ワールの成分と、シリンダ5の中心線Oと直交する軸を
中心に旋回するタンブルの成分を有する。シリンダ5に
は図4において白抜き矢印で示すように反時計回り方向
に旋回するスワールが生起される。
【0046】本実施形態では、スワール比を略3以上に
設定し、スワール比をタンブル比の略1.5倍以上に設
定する。ここで、スワール比とタンブル比はクランクシ
ャフトが1回転する間における各旋回流の回転数と定義
する。
【0047】スワールコントロールバルブ26の回転軸
27にアクチューエータ(図示せず)が連結される。ア
クチュエータの作動を制御するコントロールユニット
(図示せず)は予め設定されたマップに基づいてエンジ
ンの負荷および回転数が所定値以下のリーンバーン領域
ではスワールコントロールバルブ26を閉弁し、リーン
バーン領域以外ではスワールコントロールバルブ26を
開弁する。
【0048】燃焼室天井壁20の側部から燃焼室3に臨
むインジェクタ(電磁式燃料噴射弁)6と、中央部から
燃焼室3に臨む点火プラグ4がそれぞれ設けられる。
【0049】インジェクタ6はその開弁時期と開弁期間
(噴射パルス幅)がコントロールユニットにより運転状
態に応じて制御される。
【0050】コントロールユニットは、図示しない各セ
ンサによって検出された吸入空気量Qaとエンジン回転
数Nとに基づいて基本噴射量Tpを次式で算出する。
【0051】 Tp=K・Qa/N ‥‥(1) ただし、K;定数 そして、所定のストイキ域で空燃比が理論空燃比を中心
とした狭い範囲に収めるか、または成層燃焼を実現する
ための空燃比となるように最終的な燃料噴射量Tiを次
式で算出して燃料噴射量をフィードバック制御する。
【0052】 Ti=Tp×α×COEF+Ts …(2) ただし、αは空燃比フィードバック補正係数、COEF
は冷却水温度補正係数、および成層燃焼のための補正係
数等をパラメータとした各種補正係数の和、Tsは無効
噴射パルス幅である。
【0053】この演算された燃料噴射量Tiに対応する
パルス信号をインジェクタ6に出力し、燃料噴射制御を
行う。
【0054】コントロールユニットは、エンジンの負荷
および回転数が所定値以下のリーンバーン領域で、シリ
ンダ1に供給される混合気の空燃比を理論空燃比より希
薄側に調節する。エンジンの負荷または回転数が所定値
を超えて上昇するリーンバーン領域外で、シリンダ1に
供給される混合気の空燃比を理論空燃比またはリッチ側
に調節する。
【0055】インジェクタ6が開弁するのに伴ってシリ
ンダ5内に噴射される燃料は、各吸気バルブ7が開かれ
るのに伴って吸気ポート21から吸入される空気と混合
する。シリンダ5内に形成された混合気はピストン1で
圧縮された状態で点火プラグ4を介して燃料が着火燃焼
する。燃焼したガスはピストン1を下降させてクランク
シャフトを介して回転力を取り出した後、ピストン1が
上昇する排気行程中に排気バルブ7が開かれるのに伴っ
て各排気ポートから排出される。これらの各行程が連続
して繰り返される。
【0056】インジェクタ6の開弁時期である燃料噴射
時期は、予め設定されたマップに基づき、エンジンの負
荷および回転数が所定値以下のリーンバーン領域でピス
トン1が上昇する圧縮行程の後半に設定され、エンジン
の負荷または回転数が所定値を超えて上昇するリーンバ
ーン領域外でピストン1が下降する吸気行程に設定され
ている。
【0057】インジェクタ6は各吸気バルブ7の側方
で、かつ各吸気バルブ7の間に位置して燃焼室3に臨ん
でいる。
【0058】図4に示すように、ピストン1の冠部10
には、その中央部にルーフ状に隆起する凸部31が形成
されるとともに、皿状に窪むキャビティ11が形成され
る。キャビティ11は、シリンダ5の中心線Oと直交す
る平面状をしたキャビティ底面15と、キャビティ底面
15の外周から逆円錐面状に拡がるキャビティ側壁16
によって画成される。
【0059】キャビティ底面15はシリンダ5の中心線
Oに直交する水平線Lと平行な平面状に形成される。
【0060】キャビティ側壁16はそのシリンダ5の中
心線Oに対する傾斜角度が0°から45°の範囲となる
ように形成される。
【0061】図3、図4において、シリンダ中心面Cは
シリンダ5の中心線Oを含み図示しないクランクシャフ
トの回転中心軸と直交する平面である。キャビティ11
をはじめピストン1と燃焼室天井壁20と吸気ポート2
1および排気ポート23は、シリンダ中心面Cについて
対称的に形成される。
【0062】キャビティ11はシリンダ5の中心線Oに
ついてインジェクタ6側に偏心した円形の断面を持ち、
インジェクタ6に近接するように配置される。
【0063】シリンダ中心面C上に配置された点火プラ
グ4は、キャビティ11に対してインジェクタ6から最
も離れた位置に対向するように臨む。
【0064】ピストン1の冠部10は凸部31によって
燃焼室天井壁20に沿って傾斜する。すなわち、凸部3
1は燃焼室天井壁20の吸気ポート側傾斜面23の下方
に位置する吸気ポート側傾斜面35と、燃焼室天井壁2
0の排気ポート側傾斜面24の下方に位置する排気ポー
ト側傾斜面36によって構成される。凸部31の突出端
となる稜線33はシリンダ列方向に沿って延びている。
【0065】これにより、ピストン1が上死点に到達す
るとき、ピストン1と燃焼室天井壁20の間に画成され
る燃焼室3の容積をキャビティ11に集中させて、高い
圧縮比が得られる。
【0066】凸部31の稜線33はシリンダ5の中心線
Oと交わるシリンダ列方向の中心線に沿って形成され、
シリンダ5の中心線O上に配置される点火プラグ4に近
づけられる。これにより、点火プラグ4の近傍に位置す
るキャビティ側壁16の高さが確保され、後述するよう
に、燃料噴霧を点火プラグ4の近傍に有効に集められ
る。
【0067】キャビティ11は凸部31の稜線33の中
央部を削除するようにして窪んでいる。凸部31が設け
られることにより、キャビティ側壁16を点火プラグ4
の近傍に位置するキャビティ側壁16の高さが確保さ
れ、後述するように、燃料噴霧を点火プラグ4の近傍に
集めるようになっている。
【0068】インジェクタ6の燃料噴射方向は各吸気ポ
ート21を流れる吸気の流れ方向と略同一方向に設定さ
れる。インジェクタ6はシリンダ中心面C上に配置さ
れ、インジェクタ6の燃料噴霧の中心線Fがシリンダ中
心面C上に配置される。
【0069】インジェクタ6から噴射される燃料噴霧を
その頂角が40°から80°の範囲にある円錐状に拡が
る構成とし、ピストン1が下降する吸入行程で、インジ
ェクタ6の噴口から噴射された燃料噴霧の大部分がキャ
ビティ11内に納まるようになっている。
【0070】インジェクタ6の燃料噴射方向はキャビテ
ィ11に対向し、点火プラグ4に対向しないように配置
される。すなわち、インジェクタ6から噴射される燃料
噴霧の中心線Fは水平線Lに対して所定角度θfをもっ
て下向きに傾斜するように配置され、円錐状に拡がる燃
料噴霧が点火プラグに当たらない構成とする。
【0071】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0072】各吸気バルブ7が開かれるのに伴って各吸
気ポート21からシリンダ5内に空気が吸入される。リ
ーンバーン領域ではピストン1が上昇する圧縮行程の後
半にインジェクタ6が開弁し、燃焼室3に燃料が噴射さ
れる。例えば圧縮上死点前60°のタイミングでインジ
ェクタ6から図示したように燃料噴霧がキャビティ11
に向けて放射状に噴射される。
【0073】各吸気ポート21を通ってシリンダ5内に
吸入された空気がピストン1で圧縮された状態で、点火
プラグ4を介して燃料を着火燃焼させる。燃焼したガス
はピストン1を下降させてクランクシャフトを介して回
転力を取り出した後、ピストン1が上昇する排気行程中
に排気バルブが開かれるのに伴って各排気ポートから排
出される。これらの各行程が連続して繰り返される。
【0074】リーンバーン領域でスワールコントロール
バルブ26が閉弁し、各吸気バルブ7が開かれるのに伴
って吸気の大部分が一方の吸気ポート7を通ってシリン
ダ5内に吸入され、シリンダ5およびキャビティ11の
側壁16に沿って旋回するスワールが生起される。
【0075】インジェクタ6から噴射された燃料噴霧
は、その大部分がキャビティ11内に向かい、スワール
によってキャビティ11内に集められる。キャビティ1
1内に集められた燃料噴霧は、ピストン1によって加熱
され、その微粒化および気化が進み、高濃度の混合気が
キャビティ11内に溜まる。
【0076】ピストン1が上死点に近づくのにしたがっ
て、キャビティ11内の高濃度の混合気に点火プラグ4
が近づき、混合気の成層化がはかれる。こうして燃料を
点火プラグ4の近傍に集中させることにより、着火が確
実に行われ、燃焼性が確保される希薄空燃比の限界値を
拡大することができる。シリンダ5に供給される混合気
の空燃比を希薄化することにより、エンジンのポンピン
グ損失を低減し、燃費の低減がはかれる。また、冷間時
において燃料噴射量を増やす必要がなく、エミッション
を改善することができる。
【0077】インジェクタ6から噴射される燃料は、ピ
ストン1の冠部10に窪むキャビティ11に拡がること
により、ピストン1の冠部10に当たって点火プラグ4
に跳ね返ることが抑えられ、点火プラグ4に液状燃料が
直接的に付着することが防止され、失火を起こすことを
回避できる。
【0078】エンジンの負荷または回転数が所定値を超
えて上昇するリーンバーン領域外で、スワールコントロ
ールバルブ26が全開し、吸気は2本の吸気ポート21
に略均等に分流してシリンダ1内に吸入される。したが
って、ポート面積が拡大してエンジンの吸気充填効率を
高められる。
【0079】リーンバーン領域外では、各吸気ポート2
1を通ってシリンダ1内に流入する吸気流が互いに衝突
し、シリンダ1内に生起されるスワールの勢力は弱まる
が、シリンダ1に供給される混合気の空燃比を理論空燃
比またはリッチ側に調節されるため、ピストン1が下降
する吸入行程でインジェクタ6が開弁し、燃焼室3に燃
料が噴射されることにより、ピストン1が上昇して点火
時期を迎えるまでに燃焼室3に均質な混合気が形成さ
れ、着火が確実に行われるとともに、火炎の伝播が促さ
れる。
【0080】各吸気ポート21はシリンダ5の中心線O
に対して大きく傾斜して設けられる構造のため、インテ
ークマニホールド(図示せず)の取付け位置が高くなる
ことを抑えられ、エンジンのコンパクト化がはかれる。
また、シリンダヘッドの燃焼室壁のまわりに形成される
ウォータジャケット(図示せず)の配置自由度が高くな
り、エンジンの冷却性を高められる。
【0081】次に、図5、図6に示す実施形態について
説明する。なお、図1、図4との対応部分には同一符号
を付す。
【0082】キャビティ11の側壁16にキャビティ1
1内で旋回する燃料噴霧を点火プラグ4の近傍に案内す
るガイド部40が形成される。
【0083】キャビティ側壁16はそのシリンダ中心線
Oに対する傾斜角度が部分的にスワールに旋回方向に沿
って次第に大きくなり、ガイド部40はキャビティ側壁
16の途中に段差として形成される。
【0084】ガイド部40は点火プラグ4の直下方で、
シリンダ中心面Cの手前に配置される。
【0085】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0086】リーンバーン領域でスワールコントロール
バルブ26が閉弁し、各吸気バルブ7が開かれるのに伴
って吸気の大部分が一方の吸気ポート7を通ってシリン
ダ5内に吸入され、シリンダ5およびキャビティ11の
側壁16に沿って旋回するスワールが生起される。
【0087】インジェクタ6から噴射された燃料噴霧
は、その大部分がキャビティ11内に向かい、スワール
によってキャビティ11内に集められる。キャビティ1
1内に集められた燃料噴霧は、ピストン1によって加熱
され、その微粒化および気化が進み、高濃度の混合気が
キャビティ11内に溜まる。
【0088】インジェクタ6から噴射された燃料噴霧は
シリンダ5に生起されるスワールと共に旋回し、ガイド
部40に沿って上昇することにより、濃混合気が点火プ
ラグ4の近傍に集められ、混合気の成層化がはかれる。
こうして燃料を点火プラグ4の近傍に集中させることに
より、着火が確実に行われ、燃焼性が確保される希薄空
燃比の限界値を拡大することができる。シリンダ5に供
給される混合気の空燃比を希薄化することにより、エン
ジンのポンピング損失を低減し、燃費の低減がはかれ
る。また、冷間時において燃料噴射量を増やす必要がな
く、エミッションを改善することができる。
【0089】また、キャビティ内で旋回する燃料噴霧を
点火プラグの近傍に案内するガイド部として、キャビテ
ィ底面から点火プラグに向けて延びるスロープや溝を形
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すエンジンの概略断面
図。
【図2】同じく吸気ポートの断面図。
【図3】同じく燃焼室天井壁の概略平面図。
【図4】同じくピストンの概略平面図。
【図5】他の実施形態をエンジンの概略断面図。
【図6】同じくピストンの概略平面図。
【符号の説明】
1 ピストン 3 燃焼室 4 点火プラグ 5 シリンダ 6 インジェクタ 10 ピストン冠部 11 キャビティ 15 キャビティ底面 16 キャビティ側面 20 燃焼室天井壁 21 吸気ポート 23 吸気ポート側傾斜面 24 排気ポート側傾斜面 26 スワールコントロールバルブ 28 切欠き部 31 凸部 35 吸気ポート側傾斜面 36 排気ポート側傾斜面 40 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 61/14 310 F02M 61/14 310S 310A 61/18 360 61/18 360J F02P 13/00 302 F02P 13/00 302Z (72)発明者 漆原 友則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 的場 雅司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内に吸気を導入する吸気ポート
    と、 シリンダ内に燃料を噴射するインジェクタと、 シリンダ内の混合気に点火する点火プラグと、 シリンダ内から排気を排出する排気ポートと、 を備える筒内直接噴射式火花点火エンジンにおいて、 吸気ポートからシリンダ内に流入する吸気にスワールを
    生起するスワール生起手段を備え、 インジェクタの燃料噴射方向を吸気ポートにおける吸気
    の流れ方向と略同一方向に設定し、 ピストンの冠部にスワールによって燃料を点火プラグの
    近傍に導くように窪むキャビティを形成したことを特徴
    とする筒内直接噴射式火花点火エンジン。
  2. 【請求項2】前記シリンダの中心線Oを含みクランクシ
    ャフトの回転中心軸と直交する平面をシリンダ中心面C
    と定義し、 キャビティをシリンダ中心面Cについて対称的に形成
    し、 インジェクタの燃料噴射方向をシリンダ中心面C上に配
    置したことを特徴とする請求項1に記載の筒内直接噴射
    式火花点火エンジン。
  3. 【請求項3】前記シリンダの中心線Oを含みクランクシ
    ャフトの回転中心軸と直交する平面をシリンダ中心面C
    と定義し、 キャビティをシリンダ中心面Cについて対称的に形成
    し、 点火プラグをシリンダ中心面C上に配置し、 点火プラグをキャビティに対してインジェクタから最も
    離れた位置に臨ませたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の筒内直接噴射式火花点火エンジン。
  4. 【請求項4】前記キャビティをピストンの冠部に対して
    皿状に窪ませ、 シリンダの中心線Oに対するキャビティの側壁の傾斜角
    度を0°から45°の範囲に設定したことを特徴とする
    請求項1から3のいずれか一つに記載の筒内直接噴射式
    火花点火エンジン。
  5. 【請求項5】ピストンの冠部から隆起する凸部を形成
    し、 凸部の稜線を点火プラグに近づけて配置したことを特徴
    とする請求項1から3のいずれか一つに記載の筒内直接
    噴射式火花点火エンジン。
  6. 【請求項6】前記ピストンとの間で燃焼室を画成する燃
    焼室天井壁を吸気ポートが開口する吸気ポート側傾斜面
    と排気ポートが開口する排気ポート側傾斜面によって構
    成し、 ピストンの冠部を燃焼室天井壁に沿うように傾斜させて
    形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか一
    つに記載の筒内直接噴射式火花点火エンジン。
  7. 【請求項7】前記インジェクタから噴射される燃料噴霧
    をその頂角が40°から80°の範囲にある円錐状に拡
    がる構成とし、 円錐状に拡がる燃料噴霧がキャビティ内に納まる構成と
    したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに
    記載の筒内直接噴射式火花点火エンジン。
  8. 【請求項8】前記インジェクタから噴射される燃料噴霧
    を円錐状に拡がる構成とし、 円錐状に拡がる燃料噴霧が点火プラグに当たらない構成
    としたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一つ
    に記載の筒内直接噴射式火花点火エンジン。
  9. 【請求項9】スワール比を略3以上に設定し、 スワール比をタンブル比の略1.5倍以上に設定したこ
    とを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の
    筒内直接噴射式火花点火エンジン。
  10. 【請求項10】前記キャビティの側壁にキャビティ内で
    旋回する燃料噴霧を点火プラグの近傍に案内するガイド
    部を形成したことを特徴とする請求項1から9のいずれ
    か一つに記載の筒内直接噴射式火花点火エンジン。
  11. 【請求項11】前記インジェクタの燃料噴射時期を高負
    荷時に吸気行程に設定し、 インジェクタの燃料噴射時期を低負荷時に圧縮行程に設
    定したことを特徴とする請求項1から10のいずれか一
    つに記載の筒内直接噴射式火花点火エンジン。
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