JPH10152498A - 糖脂質誘導体、それを有効成分とする免疫抑制剤およびその製造用中間体 - Google Patents

糖脂質誘導体、それを有効成分とする免疫抑制剤およびその製造用中間体

Info

Publication number
JPH10152498A
JPH10152498A JP27960897A JP27960897A JPH10152498A JP H10152498 A JPH10152498 A JP H10152498A JP 27960897 A JP27960897 A JP 27960897A JP 27960897 A JP27960897 A JP 27960897A JP H10152498 A JPH10152498 A JP H10152498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
formula
added
tetradecyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27960897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yoshida
雅宏 吉田
Atsushi Imamura
淳資 今村
Toshio Achinami
壽夫 阿知波
Takahiro Tsukida
孝博 月田
Masami Ohashi
正美 大橋
Hirosato Kondou
裕郷 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP27960897A priority Critical patent/JPH10152498A/ja
Publication of JPH10152498A publication Critical patent/JPH10152498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】下式(I) (式中、R1は分岐状長鎖アルキル基を表し、R2、R3
は原子団HSO3または水素原子を表し、Meはメチル
基を表す。但し、R2、R3の少なくとも一方は原子団H
SO3を表す。)で示される糖脂質誘導体の薬学的に許
容される塩、それを有効成分とする免疫抑制剤およびそ
の製造用中間体。 【効果】化合物(I)の薬学的に許容される塩は、接着
分子B7−2の発現を阻害するので、コスティミュラト
リー・シグナルの伝達を阻害し免疫抑制剤として有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糖脂質誘導体を有
効成分とする免疫抑制剤に関する。更に詳しくは、T細
胞の活性化の際に重要な働きをしているコスティミュラ
トリー・シグナルの伝達阻害に基づいて免疫抑制剤とし
て有用な、下式(I)
【0002】
【化5】 (式中、R1は分岐状長鎖アルキル基を表し、R2、R3
は原子団HSO3または水素原子を表し、Meはメチル
基を表す。但し、R2、R3の少なくとも一方は原子団H
SO3を表す。)で示される化合物の薬学的に許容され
る塩を有効成分とする薬剤および当該塩の製造用中間体
に関する。
【0003】本発明は、更に、新規な糖脂質誘導体の薬
学的に許容される塩に関する。
【0004】
【従来の技術】抗原特異的なT細胞の応答には、主要組
織適合遺伝子複合体(MHC)に提示された抗原ペプチ
ドをT細胞抗原受容体が認識して、主要な抗原認識シグ
ナル(第1シグナル)がT細胞に送られることが必要で
ある。しかし、この第1シグナルだけではT細胞は十分
に活性化しないのみならず、その後の刺激にも反応し得
ない全く不応答な状態に陥ってしまう。抗原提示細胞の
細胞表面上にある細胞接着分子B7−1/B7−2とT
細胞上の接着分子CD28との接着により補助的なシグ
ナルであるコスティミュラトリー・シグナル(第2シグ
ナル)が送られて初めて、T細胞は活性化され抗原特異
的クローンの増殖とインターロイキン2の産生等を行う
ようになる。
【0005】ところで免疫制御の方法としては、従来、
抗CD3抗体または抗CD4抗体等を用いて上記の第1
シグナルを阻害することが行われてきた。また近年、非
特異的に免疫反応を抑制するサイクロスポリンやタクロ
リムス水和物などの免疫抑制剤を用いる方法が主流にな
っている。しかしながら、これらの方法は標的とする免
疫反応以外の生体反応が抑制されてしまう等の欠点があ
り、より新しい作用機構に基づく免疫抑制剤が求められ
ている。
【0006】一方、コスティミュラトリー・シグナルの
伝達阻害に基づく免疫抑制の効果については抗B7−1
抗体または抗B7−2抗体を用いていくつか検討がなさ
れている。例えば、ヒトの全身性エリテマトーデス(S
LE)モデルであるNZB/NZWF1マウスを用いた
実験で抗B7−2抗体単独投与により自己抗体産生抑制
効果が得られている〔Science,265巻,12
25〜1227頁(1994年)〕。また、ラットおよ
びマウス同種異所性心移植モデルにおいて抗B7−2抗
体の投与で生着延長が報告〔Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA,89巻,11102〜1110
5頁(1992年)〕されている。
【0007】従って、コスティミュラトリー・シグナル
の伝達阻害剤は、新しい免疫抑制剤として、例えば自己
免疫疾患、臓器移植における拒絶反応等の新しい予防ま
たは治療薬として期待される。
【0008】一方、前記一般式(I)の薬学的に許容さ
れる塩の中で、下式(I−3a)
【0009】
【化6】 (式中、Meは前記に同じ。)で表される糖脂質誘導体
は公知化合物であり、セレクチン結合阻害作用を有する
ことが報告されている〔特開平8−99989号〕。し
かしながら、この化合物のコスティミュラトリー・シグ
ナル伝達阻害作用については全く知られていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コスティミ
ュラトリー・シグナルの伝達阻害に基づく免疫抑制剤お
よびその製造用中間体を提供することを目的とする。更
には、当該免疫抑制剤の有効成分として有用な新規化合
物を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
した結果、前記一般式(I)で表される、長鎖アルキル
基を有する硫酸エステル化糖脂質誘導体がB7−2の発
現を阻害する結果コスティミュラトリー・シグナルの伝
達阻害に基づく免疫抑制剤として有用であることを見出
し、本発明を完成した。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の免疫抑制剤は、下式
(I)
【0013】
【化7】 (式中、R1は分岐状長鎖アルキル基を表し、R2、R3
は原子団HSO3または水素原子を表し、Meはメチル
基を表す。但し、R2、R3の少なくとも一方は原子団H
SO3を表す。)で示される糖脂質誘導体の薬学的に許
容される塩を有効成分とする。
【0014】尚、これらの塩の水和物を有効成分とする
免疫抑制剤も本願発明に包含される。
【0015】本願明細書に於いて分岐状長鎖アルキル基
とは、α位またはβ位で分岐する総炭素数23から40
のアルキル基を表し、その具体例としては、1−(デシ
ル)トリデシル基、1−(ドデシル)トリデシル基、1
−(ドデシル)ペンタデシル基、1−(ドデシル)ヘプ
タデシル基、1−(ドデシル)ノナデシル基、1−(テ
トラデシル)ペンタデシル基、1−(テトラデシル)ヘ
プタデシル基、1−(テトラデシル)ノナデシル基、1
−(オクタデシル)ノナデシル基、2−(ヘキシル)ト
リデシル基、2−(オクチル)トリデシル基、2−(デ
シル)トリデシル基、2−(ドデシル)トリデシル基、
2−(ドデシル)ペンタデシル基、2−(ドデシル)ノ
ナデシル基、2−(テトラデシル)ペンタデシル基、2
−(テトラデシル)ノナデシル基、2−(ヘキサデシ
ル)ペンタデシル基、2−(ヘキサデシル)ノナデシル
基、2−(オクタデシル)ノナデシル基等を例示でき
る。
【0016】化合物(I)の薬学的に許容される塩とし
ては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩等の無機塩基塩またはアルギニン塩、リジン塩等の有
機塩基塩を挙げることができるが、ナトリウム塩が最も
好ましい。
【0017】化合物(I)の薬学的に許容される塩の具
体例を以下に列挙する。 ・ 2−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(4−O
−スルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−O−[(α−L−フコピラノシル)−(1→3)]−
β−D−グルコピラノシド ナトリウム塩 ・ 2−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(3,4
−O−ジスルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−[(α−L−フコピラノシル)−(1→
3)]−β−D−グルコピラノシド 二ナトリウム塩 ・2−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(3−O−
スルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
O−[α−L−フコピラノシル]−(1→3)]−β−
D−グルコピラノシド ナトリウム塩 本発明は、また、前記化合物(I)を製造するための、
下式(II)
【0018】
【化8】 (式中、R1は分岐状長鎖アルキル基を表し、R4はアセ
チル基またはベンゾイル基を表し、Meはメチル基を表
し、Bzはベンゾイル基を表す。)で表される、中間体
を提供するものである。
【0019】本発明は、また、ルイスx誘導体を製造す
るために重要な下式(IV)
【0020】
【化9】 (式中、SPhはフェニルチオ基を表し、MeおよびB
zは前記に同じ。)で表される、中間体を提供するもの
である。
【0021】更に、前記化合物(I−3a)を除いて、
糖脂質誘導体(I)の薬学的に許容される塩はいずれも
新規化合物であり、本発明はこれらの新規化合物(水和
物も含む。)を提供するものである。
【0022】次に、糖脂質誘導体(I)の薬学的に許容
される塩の製造方法について説明する。以下に述べるの
は、ナトリウム塩の製造方法であるが他の薬学的に許容
される塩も同様の方法により、または常法に従い、当該
ナトリウム塩の塩交換によって製造することができる。(1)化合物(I−1)〔一般式(I)においてR2
水素原子であり、R3が原子団HSO3である化合物のナ
トリウム塩〕の製造: 本発明化合物(I−1)は、例え
ば次式(スキーム1)
【0023】
【化10】 (式中、pyridine/SO3は三酸化硫黄ピリジ
ン複合体を表し、DMFはN,N−ジメチルホルムアミ
ドを表し、NaOMeはナトリウムメチラートを表し、
THFはテトラヒドロフランを表し、R1、R4、Meお
よびBzは前記に同じ。)に示すごとく、化合物(I
I)を硫酸エステル化し、次いで、脱保護することによ
って製造できる。
【0024】化合物(II)の硫酸エステル化反応は、
例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中、3当
量〜5当量の三酸化硫黄ピリジン複合体を加え、通常、
0℃以下の温度で10〜24時間攪拌することにより行
う。反応終了後、メタノールを加え0℃付近で0.1〜
1時間攪拌することにより過剰の三酸化硫黄ピリジン複
合体を失活させ、反応液を10〜25℃で減圧下に留去
した後直ちに次の脱保護反応に供する。
【0025】脱保護反応は、例えばテトラヒドロフラン
−メタノールの混合溶媒中で、触媒量のナトリウムメチ
ラートを加えて、20〜30℃で10〜24時間攪拌す
ることにより行う。さらに、各種クロマトグラフィー、
例えばセファデックス LH−20を用い、溶出液とし
てテトラヒドロフラン−メタノール等の混合溶媒を用い
て分離精製することによって、化合物(I−1)を得る
ことができる。(2)化合物(I−2)〔一般式(I)においてR2
よびR3がいずれも原子団HSO3である化合物の二ナト
リウム塩〕の製造: 本発明化合物(I−2)は、例えば
次式(スキーム2)
【0026】
【化11】 (式中、R1、R4、Me、Bz、pyridine/S
3、DMF、NaOMeおよびTHFは前記に同
じ。)に示すごとく、化合物(II)の硫酸エステル
化、さらには、脱保護反応によって製造できる。
【0027】化合物(II)の硫酸エステル化反応は、
前述した化合物(I−1)の製造と異なって、大過剰の
試薬を用いて高い温度で反応させる。即ち、例えばN,
N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中、10当量〜20
当量の三酸化硫黄ピリジン複合体を加え、通常、25〜
40℃の温度で2〜24時間攪拌することにより行う。
反応終了後、メタノールを加え0℃付近で0.1〜1時
間攪拌することにより過剰の三酸化硫黄ピリジン複合体
を失活させ、反応液を10〜25℃で減圧下に留去した
後直ちに次の脱保護反応に供する。
【0028】脱保護は、例えばテトラヒドロフラン−メ
タノールの混合溶媒中で、触媒量のナトリウムメチラー
トを加え、20〜30℃で10〜24時間攪拌して行
う。さらに、各種クロマトグラフィー、例えばセファデ
ックス LH−20を用い、溶出液としてテトラヒドロ
フラン−メタノール等の混合溶媒を用いて分離精製する
ことによって、化合物(I−2)を得ることができる。(3)化合物(I−3)〔一般式(I)においてR2
原子団HSO3であり、R3が水素原子である化合物のナ
トリウム塩〕の製造: 化合物(I−3)のうち、R1
2−(テトラデシル)ヘキサデシル基である化合物(I
−3a)は公知であり、例えば特開平8−99989号
公報には次式(スキーム3)
【0029】
【化12】 (式中、BF3−OEt2は三フッ化ホウ素エーテラート
を表し、Acはアセチル基を表し、Levはレブリノイ
ル基を表し、Me、Bz、pyridine/SO3
DMF、NaOMeおよびTHFは前記に同じ。)で示
される製造方法が開示されている。化合物(I−3)は
当該方法に準じて製造できるが、次に示す方法(スキー
ム4)
【0030】
【化13】 (式中、MeC(OEt)3はオルト酢酸トリエチルを
表し、p−TsOHはp−トルエンスルホン酸を表し、
1、R4、Me、Bz、Ac、pyridine/SO
3、DMF、NaOMeおよびTHFは前記に同じ。) 即ち、化合物(II)のアセチル化、次いで硫酸エステ
ル化、さらには、脱保護反応によっても製造できる。
【0031】化合物(II)のアセチル化反応は、例え
ばトルエン溶媒中、触媒量のp−トルエンスルホン酸の
存在下、オルト酢酸トリエチルを加え、通常、25〜4
0℃の温度で1〜5時間攪拌し、反応終了後、トリエチ
ルアミン等の塩基で反応液を中和し減圧濃縮する。さら
に、得られた残渣を80%酢酸水溶液に溶解し、通常、
20〜40℃の温度で1〜4時間反応させアセチル体
(II′)を得る。精製は各種クロマトグラフィー、例
えば中圧カラムクロマトを用い、溶出液として酢酸エチ
ル−ヘキサン等の混合溶媒を用いて行う。
【0032】化合物(II′)の硫酸エステル化反応と
続く脱保護反応は、先の化合物(II′a)から化合物
(I−3a)を製造する(スキーム3参照)場合と同様
に行うことができ、かくしてスキーム4によって化合物
(I−3)を得ることができる。
【0033】次に本発明の糖脂質誘導体(II)の製造
方法について説明する。糖脂質誘導体(II)はスキー
ム1〜3に示されるように、糖脂質誘導体(I)の薬学
的に許容される塩の製造用中間体として重要であるが、
以下のスキーム5
【0034】
【化14】 (式中、BzClは塩化ベンゾイルを表し、NISはN
−ヨウ化コハク酸イミドを表し、TfOHはトリフルオ
ロメタンスルホン酸を表し、Pd/Cはパラジウム−炭
素を表し、AcOHは酢酸を表し、R1、R4、THF、
Me、SPh、BzおよびBnは前記に同じ。)に従っ
て製造できる。
【0035】即ち、化合物(III)〔Chem.Ph
arm.Bull.,43巻,1536−1542頁
(1995年)〕をテトラヒドロフラン、トルエン等の
溶媒中、ピリジン存在下、塩化ベンゾイルと反応させ化
合物(IV)を得る。この反応は、通常、−20〜−3
0℃で行なう。次いで、化合物(IV)のグリコシル化
反応を行う。例えば、塩化メチレン、トルエン等の不活
性溶媒中、N−ヨウ化コハク酸イミド、トリフルオロメ
タンスルホン酸の存在下、通常、−20〜−30℃の温
度で化合物(IV)とグリコシルドナー(VIII)
〔Carbohydrate research,28
5巻,C1−C8頁(1996年)〕を反応させ、化合
物(V)を選択的に得る。
【0036】次いで、化合物(V)と分岐状長鎖アルキ
ルアルコールR1−OHとの反応を行う。例えば、塩化
メチレン、トルエン等の不活性溶媒中、N−ヨウ化コハ
ク酸イミド、トリフルオロメタンスルホン酸の存在下、
通常、0〜10℃の温度で化合物(V)と分岐状長鎖ア
ルキルアルコールR1−OHを反応させ化合物(VI)
を得る。尚、当該アルコールR1−OHは、例えば対応
する高級アルキルカルボン酸を水素化リチウムアルミニ
ウム等の還元剤で還元することにより容易に製造でき
る。
【0037】次いで、化合物(VI)を水素化分解して
ベンジル基を切断後、塩基の存在下、無水酢酸ベンゾイ
ルクロリド等のアシル化試薬と反応させ化合物(VI
I)を得る。水素化分解反応は、通常、メタノールまた
はエタノール等の低級アルコール中、室温〜60℃付近
で反応を行う。
【0038】最後に、化合物(VII)を80%酢酸
中、50〜80℃の温度で加水分解することによって化
合物(II)が製造できる。
【0039】上記スキーム5に示される反応中、化合物
(IV)から化合物(V)を経て化合物(VI)への反
応は、スキーム6に示されるように、化合物(V)の単
離を省略して同じ反応容器内で1ポット2ステップグリ
コシル化により行うことも可能である。
【0040】
【化15】 (式中、Me、Bz、SPh、Bn、NIS、TfOH
およびR1は前記に同じ。) すなわち、化合物(IV)のグリコシル化反応は、例え
ば、塩化メチレン、トルエン等の不活性溶媒中、N−ヨ
ウ化コハク酸イミド、トリフルオロメタンスルホン酸の
存在下、通常、−20〜−30℃の温度で化合物(I
V)とグリコシルドナー(VIII)を反応させた後、
続いてR1−OH、N−ヨウ化コハク酸イミドおよびト
リフルオロメタンスルホン酸を加えて、−20〜−30
℃の温度で反応させ化合物(VI)を得る。
【0041】上記化合物(IV)は、種々のルイスX誘
導体を製造するうえでの製造用中間体としても有用であ
る。
【0042】すなわち、R1−OHとして分岐状長鎖ア
ルキルアルコールの代わりに、下式(1)〜(4)に示
される糖誘導体を反応させることができる。
【0043】
【化16】 (式中、OEtはエトキシ基を表し、BnおよびBzは
前記に同じ。) 例えば、上記式(1)の糖誘導体を用いて、スキーム6
の反応を行えば、下式のルイスX誘導体(VIa)が得
られる。
【0044】
【化17】 (式中、OEt、Me、BzおよびBnは前記に同
じ。) また同様に、前記式(3)の糖誘導体を用いて、スキー
ム6の反応を行えば、下式のルイスX誘導体(VIb)
が得られる。
【0045】
【化18】 (式中、OEt、Me、BzおよびBnは前記に同
じ。) さらに、前記式(2)、(4)の糖誘導体についても、
上記と同様に反応させることにより、ルイスX誘導体を
得ることができる。
【0046】本発明の免疫抑制剤の投与方法としては、
静脈注射が望ましいが、経口投与も可能である。通常の
投与量として、成人一人当たり1日0.05−5gの範
囲で用いられる。投与回数は1日2−3回が好ましい。
投与量は、投与すべき患者の症状、年齢、性別、体重等
によって適宜増減でき、また投与形態、経口投与か非経
口投与かによって変化することがある。
【0047】製剤としては経口投与、非経口投与の投与
形態に応じて粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、注射剤、
脂肪乳剤、リポソーム等の任意のものとすることができ
る。これらの製剤の調製にあたっては製剤化のための慣
用の添加剤、例えば、賦形剤、安定剤、防腐剤、溶解
剤、湿潤剤、乳化剤、滑沢剤、甘味剤、着色剤、香味
剤、緩衝剤、酸化防腐剤などを添加して製剤化すること
ができる。
【0048】例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、細粒剤は糖
脂質誘導体(I)の薬学的に許容される塩と通常の医薬
添加物、例えば、乳糖、合成ケイ酸アルミニウム、ブド
ウ糖、マンニトール、結晶セルロース、でんぷん等の賦
形剤、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウム等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム、タルク等
の滑沢剤あるいはヒドロキシメチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン
等の結合剤とを混合して製造され、カプセル剤は上記の
顆粒剤、散剤を適宜カプセルに充填して製造される。
【0049】注射剤は糖脂質誘導体(I)の薬学的に許
容される塩を滅菌水に溶解または懸濁し、これにマンニ
トール、塩化ナトリウム、グルコース、ソルビトール、
グリセロール、キシリトール、フルクトース、マントー
ル、マンノース等の等張化剤を加え、要すれば更に亜硫
酸ナトリウム、アルブミン等の安定化剤およびベンジル
アルコール等の防腐剤を加えて無菌的にアンプルまたは
バイヤルに封入することにより製造できる。
【0050】脂肪乳剤は油成分として、例えば、大豆油
などの天然の油脂、乳化剤として、例えば、大豆レシチ
ンまたは黄卵レシチンを用いることによって調製する事
ができる。また、等張化剤として、例えば、グリセリ
ン、また乳化補助剤として各種の界面活性剤を用いても
よい。この脂肪乳剤は、例えば、静脈内、筋肉内、皮下
などに投与するための注射液として用いることができ
る。
【0051】リポソーム製剤は標準の小胞を形成する脂
質から形成される。リポソームを作るための主要な脂質
としては、ホスファチジルコリン、スフィンゴミエリン
などがあり、これにジセチルホスフェート、ホスファチ
ジン酸、ホスファチジルセリンなどを加えてリポソーム
に荷電を与えて安定化する。リポソームの調製法として
は超音波法、エタノール注入法、エーテル注入法、逆相
蒸発法などがある。また、リポソームに所望の医薬品、
酵素などを封入することができる。
【0052】
【発明の効果】糖脂質誘導体(I)の薬学的に許容され
る塩は、T細胞の活性化の際に重要な働きをしている接
着分子B7−2の発現を阻害する(後記試験例参照)の
で、コスティミュラトリー・シグナルの伝達を阻害す
る。また、これら誘導体の毒性は低い。例えば、後記試
験例の供試化合物Cをラットに30mg/kg静脈内投
与して経過を観察したが、特に異常は認められなかっ
た。
【0053】従って、B7−2の発現阻害作用を有する
糖脂質誘導体(I)の薬学的に許容される塩は、コステ
ィミュラトリー・シグナルの伝達を阻害するので、例え
ば自己免疫疾患や臓器移植などの免疫制御のための薬
剤、即ち免疫抑制剤として有用である。 〈試験例〉 1.供試化合物 ・ 供試化合物A:2−(テトラデシル)ヘキサデシル
O−(4−O−スルホ−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−[(α−L−フコピラノシル)
−(1→3)]−β−D−グルコピラノシド ナトリウ
ム塩 ・ 供試化合物B:2−(テトラデシル)ヘキサデシル
O−(3,4−O−ジスルホ−β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−[(α−L−フコピラノシ
ル)−(1→3)]−β−D−グルコピラノシド 二ナ
トリウム塩 ・ 供試化合物C:2−(テトラデシル)ヘキサデシル
O−(3−O−スルホ−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−[α−L−フコピラノシル]−
(1→3)]−β−D−グルコピラノシド ナトリウム
塩 2.試験方法 BALB/cマウス(8〜10週齢、雄、チャールズ・
リバー社)に3%チオグリコレート溶液2mlを腹腔内
投与し、4日間飼育後6mlのRPMI−1640培地
(以下RPMI−1640)にて腹腔内を洗浄し、腹腔
浸出細胞(以下PEC)を回収した。PECは牛胎仔血
清(以下FCS、Hyclone社、最終濃度0.5
%)を添加したRPMI−1640に懸濁し、トリパン
ブルー染色で生細胞数を計測した後、1ml当たり3×
106個になるようにFCS(最終濃度0.5%)を添
加したRPMI−1640で希釈し、6ウェルプレート
に1mlずつ分注した。
【0054】次に、試験化合物を所定濃度になるように
各ウェルに1mlずつ添加した。さらに、最終濃度が3
0μg/mlになるようにリポポリサッカライド(以下
LPS、S.abortus equi、Sigma社)を各ウェル1
mlずつ添加した。最後に、培養液量が6mlになるよ
うに各ウェルにFCS(最終濃度0.5%)を添加した
RPMI−1640を加え、37℃、5%CO2存在
下、24時間培養した。培養終了後、上清を除去した後
トリプシン−EDTA溶液(Sigma社)を各ウェル
2mlずつ加え、5分間室温で放置した。放置後、FC
S(最終濃度10%)を添加したRPMI−1640を
5mlずつ添加し、セルスクレーパー(Nunc社)を
用いて細胞を回収した。回収した細胞はRPMI−16
40で3回洗浄後、フィコエリシン標識ラット抗マウス
B7−2モノクローナル抗体 (Pharmingen
社)を用い染色し、フローサイトメトリーによりB7−
2陽性細胞率を平均蛍光強度(以下MFI)を指標とし
て算出し、供試化合物のB7−2発現抑制率を下式によ
り求めた。
【0055】
【数1】 Eexp:試験化合物添加PECの抗体染色後のMFI Enon:試験化合物添加PECの抗体染色しない時の
MFI Cexp:試験化合物非添加PECの抗体染色後のMF
I Cnon:試験化合物非添加PECの抗体染色しない時
のMFI 3. 試験結果
【0056】
【表1】 表1に示される通り、供試化合物はいずれもLPS刺激
マウス腹腔浸出細胞のB7−2発現に対して抑制作用を
示した。従って、糖脂質誘導体(I)の薬学的に許容さ
れる塩はコスティミュラトリー・シグナルの伝達を阻害
するので自己免疫疾患や臓器移植などの免疫制御のため
の薬剤として有用である。
【0057】
【実施例】以下に、実施例および参考例を挙げて、本発
明を具体的に説明する。 実施例1フェニル O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−3,4
−O−イソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−2,6−ジ−O−ベンゾイル−1−
チオ−β−D−グルコピラノシド[化合物(IV)]の
製造: フェニル O−(3,4−イソプロピリデン−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−1−チオ−
β−D−グルコピラノシド[1.0g、化合物(II
I)]をTHF(20ml)およびピリジン(15m
l)に溶解し、−20℃に冷却して塩化ベンゾイル
(3.0g)を加え、同温で2時間攪拌後、更に、塩化
ベンゾイル(0.9g)を加え、1時間攪拌した。次い
で、反応液にメタノール(5ml)を加え、溶媒を減圧
下に留去した。得られた残渣を酢酸エチル(120m
l)に溶解し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、1
N塩酸および水で順次洗浄後乾燥し溶媒を減圧下に留去
した。得られた残渣を調製用薄層クロマトグラフィー
(酢酸エチル:シクロヘキサン=1:3)で2回精製し
て標記化合物(1.44g)を無色の結晶として得た。 融点:186〜190℃ H−NMR(CDCl)δ:1.35(s,3
H),1.63(s,3H),3.6−3.8(m,2
H),4.0(t,1H,J=8Hz),4.15−
4.32(m,3H),4.35−4.5(m,3
H),4.57(d,1H,J=1.4Hz),4.6
5(d,1H,J=8.1Hz),4.72(d,1
H,J=10.1Hz),4.86(dd,1H,J=
2.7,9.7Hz),5.18(dd,1H,J=
9.2,10.0Hz),5.34(t,1H,J=
7.7Hz),7.0−8.2(m,25H).
【0058】実施例2フェニル O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−3,4
−O−イソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−2,6−ジ−O−ベンゾイル−1−
チオ−β−D−グルコピラノシド[化合物(IV)]の
製造: フェニル O−(3,4−イソプロピリデン−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−1−チオ−
β−D−グルコピラノシド[1.0g、化合物(II
I)]をトルエン(20ml)およびピリジン(15m
l)に溶解し、0℃に冷却して塩化ベンゾイル(2.4
1g)を加え、同温で2時間攪拌した。次いで、反応液
にメタノール(5ml)を加え、溶媒を減圧下に留去し
た。得られた残渣を酢酸エチル(120ml)に溶解
し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、1N塩酸およ
び水で順次洗浄後乾燥し溶媒を減圧下に留去した。得ら
れた残渣を調製用薄層クロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:3)で精製して標記化合物
(1.44g)を無色の結晶として得た。標記化合物の
物性値は、実施例1の化合物の物性値と一致した。
【0059】実施例32−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(2,6−ジ
−O−ベンゾイル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−[(2,3,4−トリ−O−アセチル
−α−L−フコピラノシル)−(1→3)]−2,6−
ジ−O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノシド[一般
式(II)においてR1が2−(テトラデシル)ヘキサ
デシル基であり、R4がアセチル基である化合物]の製
造: (1)フェニル O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−
3,4−O−イソプロピリデン−β−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−[(2,3,4−トリ−O
−ベンジル−α−L−フコピラノシル)−(1→3)]
−2,6−ジ−O−ベンゾイル−1−チオ−β−D−グ
ルコピラノシド[化合物(V)]の製造:実施例1の化
合物(0.5g)およびフェニル 2,3,4−トリ−
O−ベンジル−1−チオ−β−L−フコピラノシド
[0.44g、化合物(VIII)]をクロロホルム
(5ml)に溶解し、4Åモレキューラーシーブス
(0.8g)を加え、室温で7.5時間攪拌した。次い
で、−20℃に冷却し、NIS(0.28g)およびT
fOH(63mg)を加え、−20℃で16時間攪拌し
た。不溶物を濾去し、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し乾燥後溶媒を
減圧下に留去した。得られた残渣をシリカゲル中圧カラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:6→1:5→1:4→1:3)にて精製して標記化
合物(0.5g)をシラップとして得た。 H−NMR(CDCl)δ:1.29(d,3H,
J=6.2Hz),1.31(s,3H),1.5
(s,3H),3.45−3.6(m,1H),3.7
−3.8(m,1H),3.9(dd,1H,J=3.
7,10.1Hz),4.0(t,1H,J=9.5H
z),4.5(d,1H,J=8.8Hz),4.67
(d,1H,J=7.4Hz),5.23(dd,1
H,J=7.4,8.7Hz),5.39(d,1H,
J=3.7Hz),5.4(dd,1H,J=9.6,
9.8Hz),6.9−8.2(m,40H).
【0060】(2)2−(テトラデシル)ヘキサデシル
O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−3,4−O−イ
ソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−[(2,3,4−トリ−O−ベンジル−α
−L−フコピラノシル)−(1→3)]−2,6−ジ−
O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノシド[化合物
(VI)においてRが2−(テトラデシル)ヘキサデシ
ル基である化合物]の製造:実施例3(1)の化合物
(386mg)および2−(テトラデシル)ヘキサデカ
ノール(260mg)をクロロホルム(3.3ml)に
溶解し、4Åモレキューラーシーブス(0.39g)を
加え、室温で6.5時間攪拌した。次いで、0℃に冷却
し、NIS(200mg)およびTfOH(36mg)
を加え、0℃で17時間攪拌した。不溶物を濾去し、濾
液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液および水で洗浄後乾燥し溶媒を減圧下に留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:6)にて精製して
標記化合物(382mg)をシラップとして得た。 H−NMR(CDCl)δ:0.75−0.9
(m,6H),1.0−1.5(m,62H),3.0
7(dd,1H,J=6.6,9.4Hz),3.46
(d,1H,J=9.6Hz),3.65(dd,1
H,J=5.0,9.6Hz),3.7−3.85
(m,2H),3.91(dd,1H,J=3.7,1
0.2Hz),4.05(t,1H,J=9.4H
z),4.36(d,1H,J=8.0Hz).5.2
4(t,1H,J=7.7Hz),5.4(dd,1
H,J=8.0,9.4Hz),5.43(d,1H,
J=3.6Hz),6.85−8.2(m,35H).
【0061】(3)2−(テトラデシル)ヘキサデシル
O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−3,4−O−イ
ソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−[(2,3,4−トリ−O−アセチル−α
−L−フコピラノシル)−(1→3)]−2,6−ジ−
O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノシド[一般式
(VII)においてRが2−(テトラデシル)ヘキサデ
シル基である化合物]の製造:実施例3(2)の化合物
(0.39g)をメタノール(40ml)および1,4
−ジオキサン(40ml)の混合溶媒に溶解し、20%
Pd(OH) /C(0.5g)を加え、水素加圧下
に室温で40時間攪拌した。次いで、触媒を濾去し、濾
液を濃縮した。得られた残渣にピリジン(30ml)お
よび無水酢酸(15ml)を加え、室温で42時間攪拌
した。次いで、メタノール(5ml)を加え、反応液を
濃縮後、クロロホルム(50ml)を加え、2N塩酸、
水で洗浄後乾燥し減圧下に溶媒を留去した。得られた残
渣を調製用薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル:n−
ヘキサン=1:3)にて精製して標記化合物(154m
g)をシラップとして得た。 H−NMR(CDCl)δ:0.7−0.95
(m,6H),1.0−1.5(m,53H),1.5
9(s,3H),1.64(s,3H),1.84−
2.17(3s,9H),3.0−3.2(m,1
H),3.6−3.75(m,1H),3.75−3.
9(m,1H),7.2−8.3(m,20H).
【0062】(4)2−(テトラデシル)ヘキサデシル
O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−β−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−[(2,3,4−ト
リ−O−アセチル−α−L−フコピラノシル)−(1→
3)]−2,6−ジ−O−ベンゾイル−β−D−グルコ
ピラノシド[一般式(II)においてR1が2−(テト
ラデシル)ヘキサデシル基であり、R4がアセチル基で
ある化合物]の製造:実施例3(3)の化合物(3.3
g)を80%酢酸(100ml)に溶解し、80℃で2
時間攪拌後、更に酢酸(30ml)および水(10m
l)を加え、80℃で2時間攪拌した。次いで、反応液
を減圧下に濃縮し、得られた残渣をシリカゲル中圧カラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=
2:7→2:5→4:5→5:4)にて精製して標記化
合物(2.81g)をシラップとして得た。 H−NMR(CDCl)δ:0.75−0.95
(m,6H),1.0−1.45(m,53H),1.
89−2.1(3S,9H),2.8(d,1H,J=
9.0Hz),3.11(dd,1H,J=6.4,
9.6Hz),3.35−3.8(m,5H),4.3
7(d,1H,J=8.0Hz),4.65(d,1
H,J=7.9Hz),4.87(dd,1H,J=
6.7,11.7Hz),5.0−5.15(m,2
H),5.15−5.45(m,5H),7.3−8.
2(m,20H).
【0063】実施例42−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(4−O−ス
ルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O
−[(α−L−フコピラノシル)−(1→3)]−β−
D−グルコピラノシド ナトリウム塩[一般式(I−
1)においてR1が2−(テトラデシル)ヘキサデシル
基である化合物]の製造: 実施例3(4)の化合物
(0.1g)をDMF(1ml)に溶解し、三酸化硫黄
ピリジン複合体(55mg)を加え、10℃で22時間
攪拌後、更に三酸化硫黄ピリジン複合体(110mg)
を加え、10℃で1時間攪拌した。次いで、メタノール
(1ml)を加え、0.5時間攪拌後25℃以下で減圧
下に濃縮した。得られたシラップをTHF(3ml)お
よびメタノール(2ml)の混合溶媒に溶解し、触媒量
のNaOMeを加え30℃で18時間攪拌した。不溶物
を濾去し、濾液を濃縮後得られた残渣をセファデックス
LH−20(クロロホルム:メタノール:水=5:
4:0.7)にて精製して標記化合物(30mg)を無
色の粉末として得た。 融点:194−195℃(分解) H−NMR(DMSO−d)δ:0.7−0.9
(m,6H),1.06(d,3H,J=6.4H
z),1.1−1.6(m,53H),3.1−3.3
(m,4H),3.3−3.8(m,12H),3.9
6(d,1H,J=4.1Hz),4.0−4.3
(m,4H),4.29(d,1H,J=7.8H
z),4.42(d,1H,J=3.0Hz),4.4
5−4.65(m,2H),4.66(d,1H,J=
5.9Hz),5.0−5.1(m,2H),5.12
(d,1H,J=3.5Hz).
【0064】実施例52−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(3,4−O
−ジスルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−[(α−L−フコピラノシル)−(1→3)
−β−D−グルコピラノシド ジナトリウム塩[一般式
(I−2)においてR1が2−(テトラデシル)ヘキサ
デシル基である化合物]の製造: 実施例3(4)の化合
物(1.0g)をDMF(10ml)に溶解し、三酸化
硫黄ピリジン複合体(1.1g)を加え、室温で1.5
時間攪拌した。次いで、0℃に冷却しメタノール(5m
l)を加え、0.5時間攪拌後25℃以下で減圧下に濃
縮した。得られたシラップをTHF(24ml)および
メタノール(29ml)の混合溶媒に溶解し、触媒量の
NaOMeを加え30℃で20時間攪拌した。不溶物を
濾去し、濾液を濃縮後得られた残渣をセファデックス
LH−20(クロロホルム:メタノール:水=5:4:
0.7)にて精製して標記化合物(80mg)を無色の
粉末として得た。 融点:201−203℃(分解) H−NMR(DMSO−d)δ:0.7−0.9
(m,6H),1.06(d,3H,J=6.4H
z),1.1−1.6(m,53H),3.1−3.3
(m,3H),3.3−3.9(m,13H),3.9
9(d,1H,J=6.9Hz),4.0−4.3
(m,3H),4.4(d,1H,J=7.7Hz),
4.4−4.7(m,4H),5.0(d,1H,J=
4.9Hz),5.1−5.2(m,2H).
【0065】実施例6錠剤の製造 2−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(3−O−ス
ルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O
−[α−L−フコピラノシル]−(1→3)]−β−D
−グルコピラノシド ナトリウム塩(参考例1)100
重量部、乳糖30重量部、結晶セルロース20重量部、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース5重量部、カルボ
キシメチルセルロース20重量部に蒸留水150重量部
を加えて充分練合した後、当該練合物を粗砕して乾燥す
る。得られた乾燥物に、ステアリン酸マグネシウム5重
量部を加えて混合し顆粒物を得る。打錠機でこの顆粒を
直径8mm,重量180mgの錠剤に圧縮成型し、1錠
中に参考例1の化合物100mgを含有する錠剤を得
る。
【0066】実施例7注射剤の製造 2−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(3−O−ス
ルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O
−[α−L−フコピラノシル]−(1→3)]−β−D
−グルコピラノシド ナトリウム塩(参考例1)0.5
重量部及びソルビトール5重量部の混合物に注射用蒸留
水を加えて溶解し、100重量部とし、この水溶液をメ
ンブランフィルターで濾過する。濾液を窒素置換したア
ンプルに5gずつ充填し、溶閉後、120℃で15分間
滅菌処理して1アンプル中に参考例1の化合物25mg
を含有する注射剤を得る。
【0067】参考例12−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(3−O−ス
ルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O
−[α−L−フコピラノシル]−(1→3)]−β−D
−グルコピラノシド ナトリウム塩〔化合物(I−3
a)〕の製造: 1)2−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(4−O
−アセチル−2,6−ジ−O−ベンゾイル−β−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−[(2,3,4
−トリ−O−アセチル−α−L−フコピラノシル)−
(1→3)]−2,6−ジ−O−ベンゾイル−β−D−
グルコピラノシド〔化合物(II′a)〕;実施例3
(4)の化合物(2.5g)をトルエン(125ml)
に溶解し、トリエチルオルトアセテート(125ml)
とp−トルエンスルホン酸(0.6g)を加えて室温で
1時間攪拌した。次いで、トリエチルアミンにて反応液
を中和し、減圧濃縮した。得られたシラップを80%酢
酸水溶液(250ml)に溶解し、室温で40分間攪拌
した。次いで、反応液を減圧下に濃縮し、得られた残渣
をシリカゲル中圧カラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=2:3)にて精製して標記化合物
(2.5g)を得た。 [α] −40°(C=0.16,CHCl H−NMR(CDCl)δ:0.85−0.91
(m,6H),1.1−1.4(m,52H),1.3
4(d,3H,J=6.6Hz),1.87,1.8
8,2.11,2.25(4s,12H),3.11
(dd,1H,J=6.4,9.5Hz),3.6−
3.8(m,2H),3.85−3.95(m,1
H),4.38(d,1H,J=8.0Hz),4.6
7(d,1H,J=8.2Hz),5.06(dd,1
H,J=4.0,10.8Hz),5.4(d,1H,
J=3.6Hz),5.47(d,1H,J=2.8H
z),7.3−8.2(m,20H). (2)2−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(3−
O−スルホ−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−[(α−L−フコピラノシル)−(1→
3)]−β−D−グルコピラノシド ナトリウム塩〔化
合物(I−3a)〕;公報(特開平8−99989号)
記載の方法に従い、上記で得られた化合物78mgを硫
酸エステル化し、続いてアセチル基およびベンゾイル基
を除去して化合物(I−3a)42mgを得た。この化
合物の物性値は同公報記載の値と一致した。
【0068】参考例22−(テトラデシル)ヘキサデシル O−(2,6−ジ
−O−ベンゾイル−3,4−O−イソプロピリデン−β
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
[(2,3,4−トリ−O−ベンジル−α−L−フコピ
ラノシル)−(1→3)]−2,6−ジ−O−ベンゾイ
ル−β−D−グルコピラノシド[化合物(VI)におい
てR1が2−(テトラデシル)ヘキサデシル基である化
合物]の製造 :実施例3(4)の化合物(100mg)
およびフェニル 2,3,4−トリ−O−ベンジル−1
−チオ−β−D−フコピラノシド[89mg、化合物
(VIII)]をクロロホルム(1ml)に溶解し、4
Åモレキューラーシーブス(160mg)を加え、室温
で2時間攪拌した。次いで、−20℃に冷却し、NIS
(57mg)およびTfOH(8μl)を加え、−20
℃で30分間攪拌した。続いて、クロロホルム(1m
l)に溶解した2−(テトラデシル)ヘキサデカノール
(100mg)、NIS(50mg)およびTfOH
(5μl)を加え、さらに−20℃で30分間攪拌し
た。不溶物を濾去し、濾液をチオ硫酸ナトリウム水溶
液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗浄し乾
燥後溶媒を減圧下に留去した。得られた残渣を調製用薄
層クロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:3)にて精製して標記化合物(147mg)をシラ
ップとして得た。標記化合物の物性値は、実施例3
(2)の化合物の物性値と一致した。
【0069】参考例3エチル O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−3,4−
O−イソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−[(2,3,4−トリ−O−ベンジ
ル−α−L−フコピラノシル)−(1→3)]−O−
(2,6−ジ−O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノ
シル−(1→3)−2,4,6−トリ−O−ベンジル−
β−D−ガラクトピラノシド[化合物(VIa)]の製
:実施例2の化合物(100mg)およびフェニル
2,3,4−トリ−O−ベンジル−1−チオ−β−D−
フコピラノシド[89mg、化合物(VIII)]をク
ロロホルム(1ml)に溶解し、4Åモレキューラーシ
ーブス(160mg)を加え、室温で3時間攪拌した。
次いで、−20℃に冷却し、NIS(57mg)および
TfOH(8μl)を加え、−20℃で1時間攪拌し
た。続いて、クロロホルム(1ml)に溶解したエチル
2,4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド(36mg)、NIS(37mg)およびT
fOH(5μl)を加え、さらに−20℃で1時間攪拌
した。不溶物を濾去し、濾液をチオ硫酸ナトリウム水溶
液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗浄し乾
燥後溶媒を減圧下に留去した。得られた残渣を調製用薄
層クロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:3)にて精製して標記化合物(104mg)をシラ
ップとして得た。 [α] −20.3°(C=0.3,CHCl H−NMR(CDCl)δ:1.08(t,3
H),1.28,1.51(2s,6H),1.35
(d,3H,J=6.6Hz),3.46(dd,1
H,J=7.9Hz,J=9.4Hz),3.93(d
d,1H,J=3.5Hz,J=10.2Hz),4.
14(d,1H,J=7.9Hz),4.52(d,1
H,J=8.1Hz),4.92(d,1H,J=8.
6Hz),5.24(t,1H,J=8.1Hz),
5.45(d,1H,J=3.5Hz),5.49
(t,1H,J=8.6Hz),6.8−8.2(m,
50H,10Ph)
【0070】参考例4エチル O−(2,6−ジ−O−ベンゾイル−3,4−
O−イソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−[(2,3,4−トリ−O−ベンジ
ル−α−L−フコピラノシル)−(1→3)]−O−
(2,6−ジ−O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノ
シル−(1→3)−O−(2,4,6−トリ−O−ベン
ジル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラ
ノシド[化合物(VIb)]の製造 :実施例2の化合物
(80mg)およびフェニル 2,3,4−トリ−O−
ベンジル−1−チオ−β−D−フコピラノシド[71m
g、化合物(VIII)]をクロロホルム(0.8m
l)に溶解し、4Åモレキューラーシーブス(130m
g)を加え、室温で3時間攪拌した。次いで、−20℃
に冷却し、NIS(45mg)およびTfOH(6μ
l)を加え、−20℃で1時間攪拌した。続いて、クロ
ロホルム(0.8ml)に溶解したエチル O−(2,
4,6−トリ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シル)−(1→4)−2,3,6−トリ−O−ベンジル
−β−D−グルコピラノシド(54mg)、NIS(3
0mg)およびTfOH(4μl)を加え、さらに−2
0℃で1時間攪拌した。不溶物を濾去し、濾液をチオ硫
酸ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液お
よび水で洗浄し乾燥後溶媒を減圧下に留去した。得られ
た残渣を調製用薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル:
n−ヘキサン=1:3)にて精製して標記化合物(66
mg)をシラップとして得た。 [α] −18.7°(C=1.1,CHCl H−NMR(CDCl)δ:1.21(t,3H,
J=7.0Hz),1.32,1.51(2s,6
H),1.35(d,1H,J=6.6Hz),4.2
0−4.25(m,2H),4.55(d,1H,J=
8.0Hz),4.83(d,1H,J=7.8H
z),5.25(t,1H,J=8.0Hz),5.4
0(d,1H,J=3.7Hz),5.50(dd,1
H,J=7.8Hz,J=9.3Hz),6.8−8.
2(m,65H,13Ph)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 裕郷 大阪府吹田市五月が丘東6番A−210号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式(I) 【化1】 (式中、R1は分岐状長鎖アルキル基を表し、R2、R3
    は原子団HSO3または水素原子を表し、Meはメチル
    基を表す。但し、R2、R3の少なくとも一方は原子団H
    SO3を表す。)で示される糖脂質誘導体の薬学的に許
    容される塩を有効成分とする免疫抑制剤。
  2. 【請求項2】 下式(I) 【化2】 (式中、R1は分岐状長鎖アルキル基を表し、R2、R3
    は原子団HSO3または水素原子を表し、Meはメチル
    基を表す。但し、R2、R3の少なくとも一方は原子団H
    SO3を表す。)で示される糖脂質誘導体の薬学的に許
    容される塩〔但し、R1が2−(テトラデシル)ヘキサ
    デシル基、R2が原子団HSO3でありかつR3が水素原
    子である糖脂質誘導体のナトリウム塩は除外する。〕。
  3. 【請求項3】 下式(II) 【化3】 (式中、R1は分岐状長鎖アルキル基を表し、R4はアセ
    チル基またはベンゾイル基を表し、Meはメチル基を表
    し、Bzはベンゾイル基を表す。)で示される糖脂質誘
    導体。
  4. 【請求項4】 下式(IV) 【化4】 (式中、Meはメチル基を表し、Bzはベンゾイル基を
    表し、SPhはフェニルチオ基を表す。)で示される化
    合物。
JP27960897A 1996-09-27 1997-09-26 糖脂質誘導体、それを有効成分とする免疫抑制剤およびその製造用中間体 Pending JPH10152498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27960897A JPH10152498A (ja) 1996-09-27 1997-09-26 糖脂質誘導体、それを有効成分とする免疫抑制剤およびその製造用中間体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-277393 1996-09-27
JP27739396 1996-09-27
JP27960897A JPH10152498A (ja) 1996-09-27 1997-09-26 糖脂質誘導体、それを有効成分とする免疫抑制剤およびその製造用中間体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10152498A true JPH10152498A (ja) 1998-06-09

Family

ID=26552370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27960897A Pending JPH10152498A (ja) 1996-09-27 1997-09-26 糖脂質誘導体、それを有効成分とする免疫抑制剤およびその製造用中間体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10152498A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013186793A1 (en) 2012-06-11 2013-12-19 Council Of Scientific & Industrial Research Rice bran-lipids based formulation and process for preparation thereof for selective delivery of genes to cancer cells

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013186793A1 (en) 2012-06-11 2013-12-19 Council Of Scientific & Industrial Research Rice bran-lipids based formulation and process for preparation thereof for selective delivery of genes to cancer cells
US9763881B2 (en) 2012-06-11 2017-09-19 Council Of Scientific And Industrial Research Rice bran-lipids based formulation and process for preparation thereof for selective delivery of genes to cancer cells

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU707779B2 (en) Substituted liposaccharides useful in the treatment and prevention of endotoxemia
CA2344652C (en) Carboxymethylgalactose derivatives
US6197752B1 (en) Glycomimetics as selectin antagonists and pharmaceuticals having antiinflammatory activity prepared therefrom
US6017892A (en) Method for accelerating marrow cell proliferation
US5811405A (en) Multiply fucosylated dicarboxylic acids possessing antiadhesive properties
MXPA96004657A (en) Acidos piperidina- and pirrolidina-carboxilicos antiadhesi
CZ294096A3 (en) Piperidine- and pyrrolidinecarboxylic acids, process of their preparation and their use for preparing medicaments and diagnostic preparations
US9045512B2 (en) 6″-amino-6″-deoxygalactosylceramides
JPH07267979A (ja) 接着防止特性を有する炭水化物模擬体
SA99200688A (ar) أرابينوسيدات البيورين المستبدلة واستخدامها في علاج الإصابة بمرض فيروس الحمض النووي (dna)
US20060252703A1 (en) Method for treating cancer
JPH07501341A (ja) 細胞接着阻害剤としての置換されたラクトースおよびラクトサミン誘導体
JPH09169792A (ja) セレクチンアンタゴニストとしての糖模擬体および抗炎症活性を有する医薬
JPH05247078A (ja) 糖化合物、シアル酸含有糖鎖類生合成阻害剤、その製造方法、並びに新規な中間体
JPH10152498A (ja) 糖脂質誘導体、それを有効成分とする免疫抑制剤およびその製造用中間体
WO2000053190A1 (fr) Nouveaux immunodepresseurs
WO1997002278A1 (fr) Derives formant une chaine saccharidique et procede pour les produire
JPH0782292A (ja) 新規なグリチルレチン酸関連化合物又はそれらの塩
KR101318151B1 (ko) 타크롤리무스 당화 유도체를 포함하는 면역억제용 약제학적 조성물
KR20050013616A (ko) 신규 아자당 유도체 및 이것을 유효성분으로 하는 약제
JPH0848658A (ja) 擬似糖脂質
WO1998023626A1 (de) Antiadhäsive benzoesäure-derivate
JPH1045793A (ja) 二量体化合物
JPH07101989A (ja) 糖結合蛋白
JPH06135835A (ja) 細胞活性化剤