JPH10151963A - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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JPH10151963A
JPH10151963A JP32791896A JP32791896A JPH10151963A JP H10151963 A JPH10151963 A JP H10151963A JP 32791896 A JP32791896 A JP 32791896A JP 32791896 A JP32791896 A JP 32791896A JP H10151963 A JPH10151963 A JP H10151963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
inclination
controller
driving
machine body
Prior art date
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Pending
Application number
JP32791896A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Yamamoto
本 明 人 山
Kazuo Kotake
竹 一 男 小
Takashi Yamada
田 隆 史 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 万一機体が転倒するような場合にもこ
の転倒を未然に防止して常に安定良好な走行作業を可能
にする。 【解決手段】 機体を水平に維持する水平制御手段
(61)を備えた移動農機において、機体の一定以上の
傾きを所定時間以上検出するとき、エンジン(21)の
駆動を停止させるエンジン停止手段(72)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバインなどにあ
って本機となるコンバイン機体をクローラなど走行部に
支持高さ調節自在に支持して機体を水平に制御する移動
農機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】コンバインなどの機体
にあって、機体が左右方向に大きく傾くなどして通常起
こることのない転倒事故などが万一起こるような場合に
も、通常エンジンは駆動状態のままのため、走行部やこ
のエンジンによって駆動する各作業部を安全上緊急に停
止させる必要がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、機
体を水平に維持する水平制御手段を備えた移動農機にお
いて、機体の一定以上の傾きを所定時間以上検出すると
き、エンジンの駆動を停止させるエンジン停止手段を設
けて、機体の一定以上の傾きが所定時間以上続くような
作業異常時には、エンジンの駆動を速やかに停止させ
て、機体が転倒するなどとした事故を未然に防止すと共
に、万一転倒するような場合にも被害を最小限に止める
ものである。
【0004】また、エンジンの駆動を停止させるより前
に、機体の走行を停止させる走行停止手段を設けて、作
業非常時のエンジン駆動停止時にあって、慣性力でエン
ジンが完全に停止せず動くような場合にも、走行の即時
の停止によってより一層確実に被害を最小限に止めるこ
とを可能とさせるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は制御回路図、図2はコンバイン
の全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1a)
(1b)は走行部である左右走行クローラ(2a)(2
b)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラッ
クフレーム(1a)(1b)に架設する機台、(4)は
フィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処
理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)
及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(1
1)は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇
降させる油圧刈取昇降シリンダ、(13)は排藁チェン
(14)終端を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀部
(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀
物タンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外
に搬出する排出オーガ、(18)は運転操作部(19)
及び運転席(20)を備える運転キャビン、(21)は
運転キャビン(18)下方に設けるエンジンであり、連
続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0006】図4乃至図5に示す如く、左右の前記走行
クローラ(2a)(2b)は機台(3)側のミッション
ケース(22)に取付く駆動スプロケット(23)と、
前記トラックフレーム(1a)(1b)に取付く複数の
トラックローラ(24)及びイコライザ転輪(25)及
び遊動輪(26)とで支持すると共に、前記トラックフ
レーム(1a)(1b)を前後横枢支軸(27)(2
8)及び前後ベルクランクリンク(29)(30)を介
して上下昇降自在に機台(3)に支持させている。前記
クランクリンク(29)(30)は機台(3)下部の前
後連結横フレーム(31)(32)に各軸受(33)
(34)及び支軸(35)(36)を介して中間をそれ
ぞれ揺動自在に支持させ、前記枢支軸(27)(28)
を該リンク(29)(30)の一端側に可回動に支持す
ると共に、前後クランクリンク(29)(30)の他端
側間を軸(37)(38)及びロッド(39)を介し相
互に連動連結させ、機台(3)にブラケット(40)を
介し基端を枢支する左右の昇降部材である油圧昇降シリ
ンダ(41)(42)のピストンロッド(41a)(4
2a)先端に前記後クランクリンク(30)の他端を枢
軸(43)を介して連結させて、左右走行クローラ(2
a)(2b)にそれぞれ備える前記シリンダ(41)
(42)のピストンロッド(41a)(42a)を適宜
伸縮動作させることにより機台(3)に対し左右のトラ
ックフレーム(1a)(1b)を各別に上下動させて、
左右走行クローラ(2a)(2b)による機台(3)の
支持高さつまり車高(H)を可変させるように構成して
いる。
【0007】また、前記車高(H)を検出する左右の車
高センサ(44a)(44b)を機台(3)に設けるも
ので、機台(3)のアーム軸(45)に一体揺動自在に
第1及び第2揺動アーム(46)(47)の基端を支持
させ、第1揺動アーム(46)の先端と前記軸(38)
間を第1検出ロッド(48)で連結させると共に、機台
(3)のセンサケース(49)内に設置するポテンショ
メータ(50)のメータアーム(51)と第2揺動アー
ム(47)の先端間を第2検出ロッド(52)で連結さ
せて、左右昇降シリンダ(41)(42)の伸縮動作で
もってクランクリンク(30)が揺動つまり車高(H)
が変化するとき、この変化量をポテンショメータ(5
0)で検出するように構成している。
【0008】図6に示す如く、前記運転操作部(19)
の操作パネル(19a)には手動操作により車高及び左
右傾斜を調節する十字傾動式の手動操作部材である優先
手動スイッチ(53)と、走行速度を変速操作する主及
び副変速レバー(54)(55)と、脱穀クラッチを入
切する脱穀クラッチレバー(56)と、機台(3)の基
準となる車高(H)を無段階に設定する車高設定ボリュ
ム(57)と、機台(3)の基準となる左右傾斜角を無
段階に設定する傾斜角設定ボリュム(58)と、車速な
ど各種表示や設定操作を行う総合表示器(59)などを
備えると共に、機台(3)の左右傾斜を検出する静電容
量式などの傾斜角センサ(60)と、作業用コントロー
ラ(61)を操作パネル(19a)内に備えている。
【0009】そして図1に示す如く、左右車高センサ
(44a)(44b)と、傾斜角センサ(60)と、車
高設定ボリュム(57)と、傾斜角設定ボリュム(5
8)と、手動スイッチ(53)とを水平制御手段である
コントローラ(61)に接続させると共に、前記昇降シ
リンダ(41)(42)を駆動する電磁制御弁(63)
(64)の各電磁ソレノイド(63a)(63b)・
(64a)(64b)と、警報ブザー(65)と、総合
表示器(59)とにコントローラ(61)を出力接続さ
せている。
【0010】また図7にも示す如く、前記エンジン(2
1)の燃料噴射ポンプ(66)の燃料噴射量を電子ガバ
ナ(67)によって調節するラックソレノイドである燃
料噴射ソレノイド(68)を備えるもので、ラック位置
より燃料噴射量を検出する電子ガバナ(67)のラック
位置センサ(69)と、エンジン(21)の回転数を検
出するピックアップ型回転センサ(70)と、作業者が
操作するアクセルレバーまたはペダルの操作量を検出す
るポテンショメータ型アクセルセンサ(71)とを電子
ガバナ(67)のエンジン停止手段であるガバナコント
ローラ(72)に接続させると共に、前記エンジン(2
1)のマフラー(73)部近傍に設けてエンジン(2
1)の排気温度を検出するエンジン排気温度センサ(7
4)と、エンジン(21)と油圧式無段変速機構の油圧
ポンプとを連結する伝達ベルト(75)などの近傍に設
けてエンジン環境温度を検出するエンジン環境温度セン
サ(76)と、エンジン(21)のエンジンオイル量の
検出に基づいてエンジンの焼きつき(オイル無し)など
を防止するエンジンオイル量センサ(77)と、ラジエ
ータの冷却水温の検出に基づいてエンジン(21)のオ
ーバーヒートなどを防止する冷却水温センサ(78)と
を前記コントローラ(72)に接続させて、エンジン
(21)の回転制御を行うように構成している。
【0011】そして、前記作業用コントローラ(61)
に電子ガバナコントローラ(72)を接続させると共
に、走行速度の無段変速用の油圧式無段変速機構(7
9)を主変速レバーと一体に変速操作する走行停止手段
である走行用変速モータ(80)に電子ガバナコントロ
ーラ(72)を出力接続させ、また前記エンジン(2
1)の適正負荷率を設定する負荷率設定器(81)と、
前記無段変速機構(79)の出力などより車速を検出す
る車速センサ(82)とを電子ガバナコントローラ(7
2)に入力接続させて、前記エンジン(21)の異常駆
動時にはエンジン(21)の駆動の停止を、また機体の
左右傾きが一定傾き以上となるとき走行とエンジン(2
1)の駆動の停止をそれぞれ行うように構成している。
【0012】前記油圧式無段変速機構(79)は1対の
可変容量形の油圧ポンプ(83)と油圧モータ(84)
とからなり、油圧ポンプ(83)の斜板角を前記変速モ
ータ(79)によって角度調整することによって、油圧
モータ(84)の回転出力を変化させてミッションケー
ス(22)に入力させ、走行速度を無段階に変速制御す
るように構成したものである。
【0013】而して図8に示す如く、エンジン(21)
を駆動してのコンバイン作業中にあって、エンジン(2
1)の負荷率が前記設定器(81)で設定される適正負
荷率の不感帯域より以上或いは以下のときには、前記変
速モータ(79)を逆転或いは正転させて走行速度を減
速或いは増速制御して、車速の増減速制御によってエン
ジン負荷率を一定維持させる。
【0014】また、このような設定負荷率を保った走行
作業中、機体の傾きが通常作業域(例えば左右に5°程
以内)を大きく越えた危険ゾーンまで傾き、その傾きが
一定時間以上継続する機体の転倒発生確率が極めて大と
なるとき、前進時或いは後進時にあっては前記変速モー
タ(79)を逆転或いは正転して、前記無段変速機構
(80)を中立側に戻して走行を停止させ、次に電子ガ
バナ(67)の制御によって燃料の供給を停止させてエ
ンジン(21)の駆動を停止させるものである。
【0015】このように機体が危険ゾーンまで大きく左
右に傾くとき、先ず走行を停止させ、次にエンジン(2
1)を停止させて、万一コンバイン機体が転倒するよう
な事態となっても被害を最小限に抑えるもので、停止制
御時に慣性力でエンジン(21)が停止するまで動いて
も、先に行われる走行の停止によって転倒の発生を確実
に防止することができる。特に油圧式無段変速機構(8
0)の場合急激な走行の停止を可能にでき、また電子ガ
バナ(67)の場合も短時間での急激なエンジン停止を
可能にできて、走行やエンジン(21)の停止を高精度
に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、機体を水平に維持する水平制御手段(61)を備え
た移動農機において、機体の一定以上の傾きを所定時間
以上検出するとき、エンジン(21)の駆動を停止させ
るエンジン停止手段(72)を設けたものであるから、
機体の一定以上の傾きが所定時間以上続くような作業異
常時には、エンジン(21)の駆動を速やかに停止させ
ることができて、機体が転倒するなどとした事故を未然
に防止することができると共に、万一転倒するような場
合にも被害を最小限に止めることができる。
【0017】また、エンジン(21)の駆動を停止させ
るより前に、機体の走行を停止させる走行停止手段(8
0)を設けたものであるから、作業非常時のエンジン駆
動停止時にあって、慣性力でエンジン(21)が完全に
停止せず動くような場合にも、走行の即時の停止によっ
てより一層確実に被害を最小限に止めることが可能にな
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】クローラ部の側面説明図である。
【図5】クローラ部の背面説明図である。
【図6】運転操作部の説明図である。
【図7】エンジン部の説明図である。
【図8】フローチャートである。
【符号の説明】
(21) エンジン (61) 作業用コントローラ(水平制御手段) (72) 電子ガバナコントローラ(エンジン停止手
段) (80) 変速モータ(走行停止手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体を水平に維持する水平制御手段を備
    えた移動農機において、機体の一定以上の傾きを所定時
    間以上検出するとき、エンジンの駆動を停止させるエン
    ジン停止手段を設けたことを特徴とする移動農機。
  2. 【請求項2】 エンジンの駆動を停止させるより前に、
    機体の走行を停止させる走行停止手段を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の移動農機。
JP32791896A 1996-11-22 1996-11-22 移動農機 Pending JPH10151963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32791896A JPH10151963A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 移動農機

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JP32791896A JPH10151963A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 移動農機

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JPH10151963A true JPH10151963A (ja) 1998-06-09

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ID=18204460

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JP32791896A Pending JPH10151963A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 移動農機

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JP (1) JPH10151963A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008105997A1 (en) * 2007-02-28 2008-09-04 Caterpillar Inc. Automated rollover prevention system
WO2016052703A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 ヤンマー株式会社 通報システム

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