JP3283447B2 - コンバインの車体移動装置 - Google Patents

コンバインの車体移動装置

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JP3283447B2 JP23672597A JP23672597A JP3283447B2 JP 3283447 B2 JP3283447 B2 JP 3283447B2 JP 23672597 A JP23672597 A JP 23672597A JP 23672597 A JP23672597 A JP 23672597A JP 3283447 B2 JP3283447 B2 JP 3283447B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業部と走行部と
を相対左右移動可能に構成したコンバインに係り、詳し
くは、運転部は走行装置と一体とすることにより、操縦
感覚を良好に維持したまま左右の重量バランスを改善可
能な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、刈取部を機体に対して左右移動可
能として、中割り刈りに適した状態と回り刈りに適した
状態との双方の状態が得られるようにした、刈取部横ス
ライド構造のものが知られている(特開平5‐1538
41号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバインでは、通常
機体の左側に脱穀部が、かつ、右側にグレンタンク又は
袋詰め用ホッパー等の穀粒収容部が位置しており、刈取
脱穀作業走行に伴って脱穀された穀粒を穀粒収容部に貯
留するので、次第に機体右側が重くなっていく。故に、
刈取部を横スライド可能であるか否かに拘わらずに、穀
粒収容部に穀粒が満載された状態では、右側に重心が寄
った状態となり、湿田では右側のクローラの沈み込みが
激しくなって旋回し難いとか、真っ直ぐ走り難い等、走
行性能に悪影響を及ぼすことがあった。本発明の目的
は、穀粒収容部の荷重が変化しても、機体の左右バラン
スが極力変化しないようにして、コンバインの操縦性を
改善する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕第1発明は、クローラ走行装置と、運転部と、
エンジンとを備えた走行部と、刈取部と脱穀部と穀粒収
容部とを備えた作業部とを、機体の左右方向に相対移動
調節可能な相対移動機構を備えるとともに、刈取部にお
ける穀稈の有無を検出可能な穀稈存否センサを備え、刈
取部に刈取穀稈が存在するときには走行部と作業部とが
相対移動しないように、穀稈存否センサと相対移動機構
とを連係してあることを特徴とする。
【0005】第2発明は、第1発明において、脱穀部が
作動しているか否かを検出可能な脱穀検出手段を備え、
刈取部に刈取穀稈が存在せず、かつ、脱穀部が作動して
いるときには走行部と作業部との相対移動が可能となる
ように、穀稈存否センサと脱穀検出手段と相対移動機構
とを連係してあることを特徴とする。
【0006】第3発明は、クローラ走行装置と、運転部
と、エンジンとを備えた走行部と、刈取部と脱穀部と穀
粒収容部とを備えた作業部とを、機体の左右方向に相対
移動調節可能な相対移動機構を備えるとともに、脱穀部
が作動しているか否かを検出する脱穀検出手段を備え、
脱穀部が作動していないときには走行部と作業部との相
対移動が不能となるように、相対移動機構と脱穀検出手
段とを連係してあることを特徴とする。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、(イ)
クローラ走行装置と運転部とエンジンとを備えた走行部
と、刈取部と脱穀部と穀粒収容部とを備えた作業部と
を、機体の左右方向に相対移動調節可能であるから、穀
粒収納部が重くなって左右バランスが変化すれば、走行
部と作業部とを相対横移動させてそのバランス変化を吸
収することが可能であり、収容された穀粒量が異なって
も左右バランスを所定の状態に維持できるようになる。
【0008】そして、(ロ)運転部は走行部と一体であ
るから、作業部の横移動の如何を問わずに運転部とクロ
ーラとの位置関係が変わらない。例えば、作業部に運転
部が一体である場合には、作業走行中にグレンタンク内
の穀粒貯留量が多くなって、作業部が左に移動すると運
転部も左に移動し、条に対する目線が変化して機体が条
から横ズレしたと錯覚するおそれがあるが、本願のもの
では、作業部が横移動しても目線は変わらないので、操
縦感覚を一定の状態に維持することができ、運転し易い
のである。加えて、エンジンも走行部に配設してあるか
ら、エンジンとクローラ走行装置との伝動系に横移動可
能な構造を設ける必要がなく、従来通りのシンプルなも
ので済むようになる。
【0009】又、(ハ)刈取部に刈取穀稈が存在すると
きには走行部と作業部とが相対移動しないように連係さ
れているので、刈取脱穀される作業走行中には相対移動
しないようになる。つまり、作業走行中に相対移動して
機体の左右バランスが変化すると、その反動によって操
向操作が必要になる場合があり、そうなると刈取部が穀
稈の植立条から外れてしまうおそれがあるので、作業走
行中には相対移動しないようにしてそのおそれを解消す
るのである。これによれば、走行部と作業部との相対移
動は、既刈り条から次の未刈り条への枕地での旋回時
や、アンローダを使っての穀粒排出時といった左右バラ
ンス変化が問題とならないときに行われるようになる。
【0010】請求項2の構成によれば、(ニ)刈取部に
刈取穀稈が存在せず、かつ、脱穀部が作動しているとき
には走行部と作業部との相対移動が可能となるように連
係したものである。この状態は、既刈り条から次の未刈
り条への枕地での旋回時や機体を止めての枕扱ぎ作業時
のことであり、刈取部に刈取穀稈が存在せず、かつ、脱
穀部が作動していないとき、例えば移動走行時には相対
移動しない。つまり、回収穀粒量が変化して真に左右バ
ランスの補正が必要であり、かつ、左右バランス変化が
問題とならないときに走行部と作業部との相対移動が行
われるようになる。
【0011】請求項3の構成によれば、作用(イ)と
(ロ)が生じるとともに、下記(ホ)の作用も生じる。
すなわち、(ホ)走行部と作業部との相対移動は脱穀部
が作動しているとき、すなわち回収穀粒量が変化する脱
穀作業中に可能となり、路上走行中やトラック荷台への
積み下ろし中といった穀粒量が変化せず左右バランスを
補正する必要の乏しいときには相対移動しない。つま
り、不必要な相対移動が起きないようになるのである。
【0012】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載のコ
ンバインでも、作用(イ),(ロ)により、(ヘ)運転
部とエンジンとをクローラ走行装置と一体化させた走行
部と作業部とを相対横移動させることにより、走行伝動
系の複雑化なく運転部と走行箇所との関係を一定に維持
できて操縦し易い状態としながら、作業進行に伴って穀
粒収容部側が重くなることに起因した左右バランスの変
化を補正できて走行性能や操縦性を向上し得る車体移動
装置を提供することができた。
【0013】請求項1に記載の車体移動装置では、作用
(ハ)により、左右バランス変化が問題とならない作業
走行以外のときに相対移動するようになり、機体が条か
らズレる等の不都合のないものにできた。
【0014】請求項2に記載の車体移動装置では、作用
(ニ)により、移動走行時等の回収穀粒量が変化して真
に左右バランスの補正が必要であり、かつ、左右バラン
ス変化が問題とならないときにのみ相対移動するように
なり、しかも相対移動作動に起因した不都合がないもの
にできた。
【0015】請求項3に記載の車体移動装置では、作用
(ホ)により、左右バランスを補正する必要のあるとき
に相対移動するようになり、不必要な相対移動が起きな
い洗練されたものになった。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1にコンバインの側面図が、
かつ、図2に平面図が夫々示され、aは刈取部、bは脱
穀部、cは穀粒収容部、1はクローラ走行装置、2は運
転部、3はエンジン4とミッション24とを備えた原動
部である。
【0017】刈取部aは、引起し装置5、刈取装置6、
縦搬送装置7等を備えて成り、機体に対して昇降可能で
ある。脱穀部bは、フィードチェン8、扱胴9を備えた
扱室10、揺動選別装置11、排藁カッター12等を備
えており、機体左側に搭載されている。穀粒収容部c
は、脱穀部bから送られてきた穀粒を貯留するグレンタ
ンク13、このグレンタンク13に回収された穀粒を機
外排出するアンローダ14等から構成されている。
【0018】このコンバインでは、クローラ走行装置1
と運転部2と原動部3を備えた走行部Aと、刈取部aと
脱穀部bと穀粒収容部cとを備えた作業部Bとを、機体
の左右方向に相対移動調節可能な相対移動機構15を備
えてある。
【0019】図1,図4〜図6に示すように、走行部A
は、駆動スプロケット16、緊張転輪17、及び複数の
従動輪18を備えた左右のトラックフレーム19,19
と、これらを昇降機構20を介して支持する走行機台2
1と、運転部2と原動部3を搭載支持する走行フレーム
27とで成るとともに、前及び後の油圧スライドシリン
ダ22,23を備えている。
【0020】図1,図4,図5、及び図7に示すよう
に、作業部Bは、作業フレーム25に、刈取部a、脱穀
部b、グレンタンク13、燃料タンク26等を搭載支持
して構成されており、レール構造を施すことによって走
行フレーム27に対して左右方向にスライド可能に支持
してある。後油圧シリンダ23は両端突き抜け型に構成
され、そのパイプ製シリンダ筒23aが走行フレーム2
7を左右に連結する部材に兼用されるとともに、ピスト
ンロッド23Aの両端を作業フレーム25後部の左右端
部に連結してある。又、前油圧シリンダ22も長さの短
い両端突き抜け型に構成され、そのシリンダ筒22aを
走行フレーム27に固定するとともに、ピストンロッド
22Aの両端を作業フレーム25前部の左右端に連結し
てある。
【0021】図8に示すように、4個のロッド22A,
23Aと作業フレーム25とは、ゴムカップリングFを
介して連結されている。ゴムカップリングFは、ゴム部
51と、その両側の取付部50,50とで成り、一方の
取付部50をロッド22A,23A端に、かつ、他方の
取付部50を作業フレーム25に夫々固定する。
【0022】各油圧シリンダのピストンロッド22A,
23Aは、油室22b,23bを形成するための左右の
エンドロッド22c,23cどうしを連結パイプ22
d,23dで連結して成る長尺状に形成されている。つ
まり、前後の油圧シリンダ22,23の左右移動駆動に
より、作業フレーム25を走行フレーム27に対して所
定範囲内で左右スライド移動可能に構成されているので
ある。そのスライド移動の状況は以下のようである。
【0023】つまり、脱穀部bの左側板28の左クロー
ラ1Lから左方向への突出量と、グレンタンク13の右
側板13aの右クローラ1Rから右方向への突出量とが
ほぼ等しい状態、すなわち、作業部Bが走行部Aから左
右横側方へ所定量突出した標準位置〔図3(イ)参照〕
と、この標準位置から作業部Bが走行部Aに対して穀粒
収容部存在側の反対側である左側に最も移動した移動位
置〔図3(ロ)参照〕とに亘って、前後の油圧シリンダ
22,23で成る相対移動機構15による作業部Bと走
行部Aとの相対位置を移動可能に構成してある。標準位
置と移動位置との移動距離は、油圧シリンダ22,23
の動作長さのことである。
【0024】図5,図6、及び図9〜図11に示すよう
に、走行フレーム27と作業フレーム25との相対移動
を規制可能な係合手段Hを設け、走行部Aと作業部Bと
が所定の相対セット位置になると係合手段Hが作用する
状態に構成してある。作業フレーム25は、走行フレー
ム27に装備された複数の傾斜ローラ52に載せ付けら
れており、作業フレーム側の転動面53に対してローラ
52が転がることで相対移動する構造である。そして、
グレンタンク13が最も右に寄る位置と最も左に寄る位
置との2箇所において、転動面53にローラ52が入り
込む凹入部53a,53aが形成してあり、前述した標
準位置と移動位置との両位置においては、リーク等によ
って油圧シリンダ22,23による位置決め機能が不完
全であっても、係合手段Hの作動により、走行部aと作
業部bとの相対位置ズレが先ず生じない。
【0025】このコンバインでは相対移動機構15を動
かすための各種制御が行われるように制御回路を設けて
ある。すなわち、グレンタンク13に貯留された穀粒量
を検出可能な穀粒量検出手段として重量計41を備え、
グレンタンク13に貯留された穀粒量が増えるに従っ
て、作業部Bを走行部Aに対して左側に移動するよう
に、重量計41と相対移動機構15とを連係するスライ
ド制御手段C、このスライド制御手段Cが作動する自動
制御モードと、人為操作によって走行部Aと作業部Bと
を相対移動調節する手動操縦モードとを切換えるモード
切換手段39の夫々を制御装置37備えてある。
【0026】つまり、図12に示すように、前後の油圧
シリンダ22,23の電磁制御弁38と、モード切換え
スイッチ39と電磁制御弁38操作用の左右移動レバー
40と、グレンタンク13下部に設けた重量計41を制
御装置37に接続してあり、重量計41の検出重量が最
も軽いとき(穀粒が無いとき)には、作業部Bが最も右
に寄った標準位置になり、重量計41の検出重量が最も
重いとき(穀粒が満載のとき)には、作業部Bが最も左
に寄った移動位置になるように自動的に制御するのがス
ライド制御手段Cの機能である。そして、その移動位置
にあるときにグレンタンク13に穀粒が満載された状態
では、左右のクローラ走行装置1,1にほぼ等しい荷重
が作用するように左右方向での重量バランスを設定して
ある。
【0027】モード切換えスイッチ39を「自動」に切
換えると、上述したスライド制御手段Cが作動して、グ
レンタンク13での回収穀粒量に応じて自動的に作業部
Bが横スライドされる。そして、実際のスライド移動
は、株元スイッチ46及び方向スイッチ47が共にOF
Fであるとき、すなわち、縦搬送装置7部分での搬送穀
稈が無く、かつ、刈取対象穀稈のないとき(例えば、枕
地での旋回後半時、条合わせ時、圃場どうし間の移動走
行時)にのみ行われるようにしてある。
【0028】但し、このきに脱穀部bが駆動状態である
ことを検出する後述のクラッチスイッチ45がOFFか
らONに切換わると、スライド制御手段Cの作動する状
態になり、そのときのグレンタンク13の穀粒貯留量に
応じた位置に作業部Bが横スライドする。そして、クラ
ッチスイッチ45がONからOFFに切換わると、スラ
イド制御手段Cが作動しない状態になり、例えば、作業
部Bが最も右に寄った標準位置(収納姿勢)に自動的に
戻るようになる。つまり、車体の左右移動が行えるの
は、脱穀スイッチ45がONで、かつ、株元スイッチ4
6がOFFであることが条件になっている。
【0029】以上により、作業走行中のスライド移動は
起きないので、横移動慣性による横揺れの操向補正を行
うことで真っ直ぐ走らせるといった余分な操縦操作が無
く、運転し易いものになる。尚、縦搬送装置7に備えら
れる株元スイッチ46や、分草具48の付け根部分に装
備されて植立穀稈に接触して作用する自動操向制御用の
センサである方向スイッチ47は周知のものであり、そ
れらの詳細説明は省略する。
【0030】尚、縦搬送装置7に備えられる株元スイッ
チ46や、分草具48の付け根部分に装備されて植立穀
稈に接触して作用する自動操向制御用のセンサである方
向スイッチ47は周知のものであり、それらの詳細説明
は省略する。
【0031】そして、「手動」に切換えると、左右移動
レバー40の操作で電磁制御弁38を操作する状態にな
り、作業部Bを任意に横移動することができる。図5に
示すように、後油圧シリンダ23の動きを検出する直線
ポテンショメータ式等によるストロークセンサ49を設
けてあり、作業部Bの走行部Aに対する左右位置をフィ
ードバックできるようにしてある。つまり、作業部Bは
左右移動レバー40の操作位置に追従して移動するよう
にしてあり、左右移動レバー40を図12において最も
右側に操作すれば標準位置に移動し、最も左側に操作す
れば移動位置に移動するのである。
【0032】ところで、左右移動レバー40を、中央が
中立であり、左に傾倒すれば作業部Bが左に移動し、右
に傾倒すれば右に移動する入切り型に構成し、左右のレ
バー傾倒操作で相対移動機構15を動かしてから中立に
戻すことにより、作業部Bを意図する位置に操作できる
というものでも良い。
【0033】手動操縦モードの使い方としては、例え
ば、自動制御モードを選択していると、刈取脱穀作業の
開始前では作業部Bが右に寄っているが、オーバーハン
グした突起のある狭い場所を通過する場合に、モード切
換えスイッチ39を「手動」にして作業部Bを左に移動
させて通過できるようにする、といったことが考えられ
る。
【0034】さらに、このコンバインでは、脱穀部bが
駆動状態であるか否かを検出する脱穀検出手段42を備
え、自動制御モードが選択されている状態においては、
脱穀部bを駆動しているときにはスライド制御手段Cが
作動可能になり、かつ、脱穀部bが作動していないとき
にはスライド制御手段Cの作動が不能となるように、ス
ライド制御手段Cとモード切換えスイッチ39と脱穀検
出手段42とを連係する脱穀制御手段Dを制御装置37
に備えてある。
【0035】すなわち、図示しない脱穀クラッチを入切
り操作する脱穀クラッチレバー44と、そのレバー位置
が「入り」になると作動するクラッチスイッチ45とで
脱穀検出手段42を構成してあり、モード切換えスイッ
チ39が「自動」に切換操作されている場合には、スラ
イド制御手段Cは、クラッチスイッチ45が「入り」で
あれば作動し、クラッチスイッチ45が「切り」であれ
ば作動しないように制御されるのである。
【0036】加えて、機体が走行しているか否かを検出
する走行検出手段43を設け、手動操縦モードが選択さ
れているときにおいては、機体が走行を停止していると
きにのみ相対移動機構15が作動可能となるように、モ
ード切換えスイッチ39と走行検出手段43と相対移動
機構5とを連係する走行制御手段Eを制御装置37に備
えてある。
【0037】すなわち、走行検出手段43である速度計
54を制御装置37に接続してあり、モード切換えスイ
ッチ39を「手動」に切換操作しているときには、速度
54の検出速度がゼロ(或いは、極低速以下)である
ときには、左右移動レバー40を使って作業部Bを横移
動させるマニュアル操作が可能であるが、速度計54
検出速度がゼロでない場合(或いは、極低速より速い場
合)には、電磁制御弁38を中立位置にロックする等し
て、左右移動レバー40を操作しても相対移動機構15
が動かないように制御されるのである。 〔別実施形態〕 スライド制御手段Cの作動、非作動を決定する要素
を、株元スイッチ46のみとし、株元スイッチ46がO
Nであれば走行部Aと作業部Bとが相対移動不能とな
り、株元スイッチ46がOFFであれば走行部Aと作業
部Bとが相対移動可能となるように連係させたものでも
良い。これによれば、刈取脱穀作業走行では枕地や刈取
り終了後においてスライド移動する。
【0038】 スライド制御手段Cの作動、非作動を
決定する要素を、脱穀スイッチ45のみとし、脱穀スイ
ッチ45がONであれば走行部Aと作業部Bとが相対移
動可能となり、脱穀スイッチ45がOFFであれば走行
部Aと作業部Bとが相対移動不能となるように連係させ
たものでも良い。これによれば、刈取脱穀作業走行中は
スライド移動する状態であり、移動走行中にはスライド
移動しない状態になる。例えば、圃場が比較的硬い目で
あり、作業走行中における作業部Bの若干のスライド移
動が操向に殆ど影響を与えない状況のとき等に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバインの平面図
【図3】(イ)作業部が最も右側に寄った標準位置のと
きの背面図 (イ)作業部が最も左側に寄った移動位置のときの背面
【図4】走行部と作業部とのフレームを示す側面図
【図5】走行部と作業部とのフレームを示す平面図
【図6】走行部のフレームを示す平面図
【図7】作業部のフレームを示す平面図
【図8】スライド用油圧シリンダの構造を示す断面図
【図9】走行部と作業部とのスライド構造を示す要部の
正面図
【図10】図9のスライド構造における係合手段を示す
断面側面図
【図11】係合手段を示す正面図
【図12】制御ブロック図
【符号の説明】
1 クローラ走行装置 2 運転部 4 エンジン 15 相対移動機構42 脱穀検出手段 a 刈取部 b 脱穀部 c 穀粒収容部 A 走行部 B 作業部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−9214(JP,A) 特開 平8−228562(JP,A) 特開 昭64−85005(JP,A) 実開 平4−62022(JP,U) 実開 平4−55235(JP,U) 実開 平6−11426(JP,U) 実開 昭62−113652(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 67/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ走行装置と、運転部と、エンジ
    ンとを備えた走行部と、刈取部と脱穀部と穀粒収容部と
    を備えた作業部とを、機体の左右方向に相対移動調節可
    能な相対移動機構を備えるとともに、前記刈取部におけ
    る穀稈の有無を検出可能な穀稈存否センサを備え、前記
    刈取部に刈取穀稈が存在するときには前記走行部と前記
    作業部とが相対移動しないように、前記穀稈存否センサ
    と前記相対移動機構とを連係してあるコンバインの車体
    移動装置。
  2. 【請求項2】 前記脱穀部が作動しているか否かを検出
    可能な脱穀検出手段を備え、前記刈取部に刈取穀稈が存
    在せず、かつ、前記脱穀部が作動しているときには前記
    走行部と前記作業部との相対移動が可能となるように、
    前記穀稈存否センサと前記脱穀検出手段と前記相対移動
    機構とを連係してある請求項1に記載のコンバインの車
    体移動装置。
  3. 【請求項3】 クローラ走行装置と、運転部と、エンジ
    ンとを備えた走行部と、刈取部と脱穀部と穀粒収容部と
    を備えた作業部とを、機体の左右方向に相対移動調節可
    能な相対移動機構を備えるとともに、前記脱穀部が作動
    しているか否かを検出する脱穀検出手段を備え、前記脱
    穀部が作動していないときには前記走行部と前記作業部
    との相対移動が不能となるように、前記相対移動機構と
    前記脱穀検出手段とを連係してあるコンバインの車体移
    動装置。
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