JPH10151348A - 酸化触媒 - Google Patents
酸化触媒Info
- Publication number
- JPH10151348A JPH10151348A JP8311876A JP31187696A JPH10151348A JP H10151348 A JPH10151348 A JP H10151348A JP 8311876 A JP8311876 A JP 8311876A JP 31187696 A JP31187696 A JP 31187696A JP H10151348 A JPH10151348 A JP H10151348A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particulates
- oxide
- catalyst
- same manner
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フィルタの形態とせずオープン型としても、か
つ100〜450℃の低温域の排ガスを流通させるだけ
で、パティキュレートを燃焼除去できる酸化触媒を提供
する 【解決手段】セリウム酸化物及びジルコニウム酸化物の
少なくとも一方からなる担体と、該担体に担持された
銅、鉄及びマンガンから選ばれる少なくとも一種の金属
の酸化物からなる触媒成分と、を含んでなる。担体と触
媒成分との相乗作用が発現し、低温域でもパティキュレ
ートを効率よく燃焼除去できる。
つ100〜450℃の低温域の排ガスを流通させるだけ
で、パティキュレートを燃焼除去できる酸化触媒を提供
する 【解決手段】セリウム酸化物及びジルコニウム酸化物の
少なくとも一方からなる担体と、該担体に担持された
銅、鉄及びマンガンから選ばれる少なくとも一種の金属
の酸化物からなる触媒成分と、を含んでなる。担体と触
媒成分との相乗作用が発現し、低温域でもパティキュレ
ートを効率よく燃焼除去できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン(以下DEという)などの排ガス中に含まれるHC
(炭化水素)及びSOF(Soluble Organic Fraction)
を酸化浄化するとともに、パティキュレートの排出量を
低減できる酸化触媒に関する。
ン(以下DEという)などの排ガス中に含まれるHC
(炭化水素)及びSOF(Soluble Organic Fraction)
を酸化浄化するとともに、パティキュレートの排出量を
低減できる酸化触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンエンジンについては、排ガスの
厳しい規制とそれに対処できる技術の進歩により、排ガ
ス中の有害物質は確実に減少している。しかしDEにつ
いては、有害成分が主としてパティキュレートとして排
出されるという特異な事情から、規制も技術の開発もガ
ソリンエンジンに比べて遅れており、確実に浄化できる
排ガス浄化触媒の開発が望まれている。
厳しい規制とそれに対処できる技術の進歩により、排ガ
ス中の有害物質は確実に減少している。しかしDEにつ
いては、有害成分が主としてパティキュレートとして排
出されるという特異な事情から、規制も技術の開発もガ
ソリンエンジンに比べて遅れており、確実に浄化できる
排ガス浄化触媒の開発が望まれている。
【0003】現在までに開発されているDE排ガス浄化
装置としては、大きく分けてトラップを用いる方法と、
オープン型SOF分解触媒とが知られている。このうち
トラップを用いる方法は、フィルタでパティキュレート
を捕捉してその排出を規制するものであり、特にドライ
スーツの比率の高い排ガスに有効である。しかしながら
トラップを用いる方法では、捕捉蓄積されたパティキュ
レートを焼却するための再生処理が必要となる。
装置としては、大きく分けてトラップを用いる方法と、
オープン型SOF分解触媒とが知られている。このうち
トラップを用いる方法は、フィルタでパティキュレート
を捕捉してその排出を規制するものであり、特にドライ
スーツの比率の高い排ガスに有効である。しかしながら
トラップを用いる方法では、捕捉蓄積されたパティキュ
レートを焼却するための再生処理が必要となる。
【0004】そこで白金族元素などの触媒金属をフィル
タに担持させ、その酸化触媒作用により蓄積されたパテ
ィキュレートを酸化して燃焼除去することが提案されて
いる。例えば特開昭62−20613号公報には、ハニ
カムフィルタに形成されたアルミナコート層に銅、銀及
び卑金属元素から選ばれた少なくとも一種の金属を担持
するとともに、ガス入り口側に白金族元素を担持したパ
ティキュレート除去用触媒フィルタが開示されている。
この触媒フィルタによれば、ガス入り口側においてパテ
ィキュレートの着火性が良好であり、しかもフィルタ後
方まで円滑に燃焼が伝播するため、蓄積したパティキュ
レートを容易に酸化除去することができる。
タに担持させ、その酸化触媒作用により蓄積されたパテ
ィキュレートを酸化して燃焼除去することが提案されて
いる。例えば特開昭62−20613号公報には、ハニ
カムフィルタに形成されたアルミナコート層に銅、銀及
び卑金属元素から選ばれた少なくとも一種の金属を担持
するとともに、ガス入り口側に白金族元素を担持したパ
ティキュレート除去用触媒フィルタが開示されている。
この触媒フィルタによれば、ガス入り口側においてパテ
ィキュレートの着火性が良好であり、しかもフィルタ後
方まで円滑に燃焼が伝播するため、蓄積したパティキュ
レートを容易に酸化除去することができる。
【0005】また特開昭63−65927号公報には、
アルミナコート層に希土類元素と貴金属元素を担持し、
さらに表面に銅メッキした触媒フィルタが開示されてい
る。この触媒フィルタによれば、貴金属の触媒作用によ
りパティキュレートの着火性が良好であり、かつ銅の高
い熱伝導性によりフィルタ後方まで円滑に燃焼が伝播す
るため、蓄積したパティキュレートを容易に酸化除去す
ることができる。
アルミナコート層に希土類元素と貴金属元素を担持し、
さらに表面に銅メッキした触媒フィルタが開示されてい
る。この触媒フィルタによれば、貴金属の触媒作用によ
りパティキュレートの着火性が良好であり、かつ銅の高
い熱伝導性によりフィルタ後方まで円滑に燃焼が伝播す
るため、蓄積したパティキュレートを容易に酸化除去す
ることができる。
【0006】さらに特開昭63−140810号公報に
は、セラミック製ハニカムフィルタにセリウム化合物と
銅化合物を担持するとともに、パラジウム及びロジウム
の少なくとも一種を担持した触媒フィルタが開示されて
いる。この触媒フィルタによれば、セリウム化合物が酸
素を供給するため低温域での着火性に優れ、Pd又はR
hの担持によりサルフェートの生成が抑制されるためパ
ティキュレートの排出量も低減される。
は、セラミック製ハニカムフィルタにセリウム化合物と
銅化合物を担持するとともに、パラジウム及びロジウム
の少なくとも一種を担持した触媒フィルタが開示されて
いる。この触媒フィルタによれば、セリウム化合物が酸
素を供給するため低温域での着火性に優れ、Pd又はR
hの担持によりサルフェートの生成が抑制されるためパ
ティキュレートの排出量も低減される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の触媒フ
ィルタでは、特別な再生装置を設けて触媒フィルタの端
面より蓄積されたパティキュレートに着火し、燃焼を伝
播させてパティキュレートを燃焼除去することで触媒フ
ィルタを再生しようとするものである。しかしながら、
燃焼を全体に伝播させるためには、パティキュレートが
全体に連続的に繋がった状態で蓄積している必要がある
が、そうなると再生するまでの触媒フィルタの圧損が大
きいという不具合がある。また多量のパティキュレート
を燃焼させることによって触媒フィルタの温度が著しく
上昇するため、触媒フィルタの耐熱性を高く設定する必
要がある。さらに、再生処理を施す時期の判定とその制
御が難しいという問題もある。
ィルタでは、特別な再生装置を設けて触媒フィルタの端
面より蓄積されたパティキュレートに着火し、燃焼を伝
播させてパティキュレートを燃焼除去することで触媒フ
ィルタを再生しようとするものである。しかしながら、
燃焼を全体に伝播させるためには、パティキュレートが
全体に連続的に繋がった状態で蓄積している必要がある
が、そうなると再生するまでの触媒フィルタの圧損が大
きいという不具合がある。また多量のパティキュレート
を燃焼させることによって触媒フィルタの温度が著しく
上昇するため、触媒フィルタの耐熱性を高く設定する必
要がある。さらに、再生処理を施す時期の判定とその制
御が難しいという問題もある。
【0008】また触媒フィルタに到達するパティキュレ
ートを触媒金属と接触すると同時に燃焼させることも考
えられる。このようにすれば、別に行う再生処理を不要
とすることができる。しかしパティキュレートの中に
は、カーボンの他にオイルミストなどのSOFが含ま
れ、これが触媒フィルタに担持されている触媒金属表面
を覆うと、触媒金属側からみると酸素が遮断されること
となるためパティキュレートの酸化が困難となる。そし
て高温時には、カーボンがパティキュレートの主体とな
るため、触媒金属との接触度合いが低下し、結局触媒フ
ィルタに燃焼し難い成分のパティキュレートが蓄積する
ためやはり再生処理が必要となるという不具合がある。
ートを触媒金属と接触すると同時に燃焼させることも考
えられる。このようにすれば、別に行う再生処理を不要
とすることができる。しかしパティキュレートの中に
は、カーボンの他にオイルミストなどのSOFが含ま
れ、これが触媒フィルタに担持されている触媒金属表面
を覆うと、触媒金属側からみると酸素が遮断されること
となるためパティキュレートの酸化が困難となる。そし
て高温時には、カーボンがパティキュレートの主体とな
るため、触媒金属との接触度合いが低下し、結局触媒フ
ィルタに燃焼し難い成分のパティキュレートが蓄積する
ためやはり再生処理が必要となるという不具合がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、フィルタの形態とせずオープン型として
も、かつ100〜450℃の低温域の排ガスを流通させ
るだけで、パティキュレートを燃焼除去できる酸化触媒
を提供することを目的とする。
ものであり、フィルタの形態とせずオープン型として
も、かつ100〜450℃の低温域の排ガスを流通させ
るだけで、パティキュレートを燃焼除去できる酸化触媒
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の酸化触媒の特徴は、セリウム酸化物及びジルコニウ
ム酸化物の少なくとも一方からなる担体と、該担体に担
持された銅、鉄及びマンガンから選ばれる少なくとも一
種の金属の酸化物からなる触媒成分と、を含んでなるこ
とにある。
明の酸化触媒の特徴は、セリウム酸化物及びジルコニウ
ム酸化物の少なくとも一方からなる担体と、該担体に担
持された銅、鉄及びマンガンから選ばれる少なくとも一
種の金属の酸化物からなる触媒成分と、を含んでなるこ
とにある。
【0011】
【発明の実施の形態】パティキュレートを効率よく燃焼
除去できる酸化触媒のあるべき姿として、以下のような
ものが考えられる。 (1)排ガス中のパティキュレートと触媒金属との接触
度合いは低くなりがちであるので、触媒成分は高比表面
積の担体上に高密度で担持されていることが望ましい。
したがって触媒成分の担持量が多くなるので、高価な白
金族元素は実用的でなく、安価な卑金属を用いることが
望ましい。しかし卑金属は一般に反応性に富むため、使
用温度範囲内で担体と反応しないものを選ぶことが望ま
しい。 (2)フィルタの形態とせずオープン型の酸化触媒とす
る場合、あるいは到達するパティキュレートを触媒成分
と接触すると同時にリアルタイムに燃焼させる場合に
は、オイルミストなどの液状炭化水素が触媒金属を覆っ
て酸素を遮断する不具合が発生する。したがって酸化触
媒自体が酸素吸蔵放出能を有することが望ましい。 (3)フィルタの形態とせずオープン型の酸化触媒とす
る場合、あるいは到達するパティキュレートを触媒成分
と接触すると同時にリアルタイムに燃焼させる場合に
は、パティキュレートの蓄積量が少ないので1000℃
以上の耐熱性は不要である。また触媒成分は、この温度
範囲で担体と反応しないことが求められる。 (4)排ガス中にSO2 が存在する場合には、これを酸
化してサルフェートを生成することは好ましくない。貴
金属のうちPtはサルフェートの生成が活発であり、比
較的サルフェート生成能が低いPdやRhでも、350
℃以上ではサルフェートを生成するのでこれらの使用は
好ましくない。 (5)DEからの排ガス中には、数10ppmの亜硫酸
ガスと、微量の硫酸が含まれている。したがって亜硫酸
ガスや硫酸と反応する成分を含まないことが望ましい。
また反応したとしても、生成したサルフェートの分解温
度が低いことが望ましい。分解温度が低ければ、使用時
に容易に分解して触媒作用が復活するため酸化活性の低
下が防止できる。
除去できる酸化触媒のあるべき姿として、以下のような
ものが考えられる。 (1)排ガス中のパティキュレートと触媒金属との接触
度合いは低くなりがちであるので、触媒成分は高比表面
積の担体上に高密度で担持されていることが望ましい。
したがって触媒成分の担持量が多くなるので、高価な白
金族元素は実用的でなく、安価な卑金属を用いることが
望ましい。しかし卑金属は一般に反応性に富むため、使
用温度範囲内で担体と反応しないものを選ぶことが望ま
しい。 (2)フィルタの形態とせずオープン型の酸化触媒とす
る場合、あるいは到達するパティキュレートを触媒成分
と接触すると同時にリアルタイムに燃焼させる場合に
は、オイルミストなどの液状炭化水素が触媒金属を覆っ
て酸素を遮断する不具合が発生する。したがって酸化触
媒自体が酸素吸蔵放出能を有することが望ましい。 (3)フィルタの形態とせずオープン型の酸化触媒とす
る場合、あるいは到達するパティキュレートを触媒成分
と接触すると同時にリアルタイムに燃焼させる場合に
は、パティキュレートの蓄積量が少ないので1000℃
以上の耐熱性は不要である。また触媒成分は、この温度
範囲で担体と反応しないことが求められる。 (4)排ガス中にSO2 が存在する場合には、これを酸
化してサルフェートを生成することは好ましくない。貴
金属のうちPtはサルフェートの生成が活発であり、比
較的サルフェート生成能が低いPdやRhでも、350
℃以上ではサルフェートを生成するのでこれらの使用は
好ましくない。 (5)DEからの排ガス中には、数10ppmの亜硫酸
ガスと、微量の硫酸が含まれている。したがって亜硫酸
ガスや硫酸と反応する成分を含まないことが望ましい。
また反応したとしても、生成したサルフェートの分解温
度が低いことが望ましい。分解温度が低ければ、使用時
に容易に分解して触媒作用が復活するため酸化活性の低
下が防止できる。
【0012】そこで本発明の酸化触媒では、セリウム酸
化物及びジルコニウム酸化物の少なくとも一方からなる
担体を用い、銅、鉄及びマンガンから選ばれる少なくと
も一種の金属の酸化物からなる触媒成分を担体に担持し
ている。セリウム酸化物及びジルコニウム酸化物は耐熱
性に優れ、かつ後述の触媒成分との反応性が低いため、
上記(3)の条件を満足する。
化物及びジルコニウム酸化物の少なくとも一方からなる
担体を用い、銅、鉄及びマンガンから選ばれる少なくと
も一種の金属の酸化物からなる触媒成分を担体に担持し
ている。セリウム酸化物及びジルコニウム酸化物は耐熱
性に優れ、かつ後述の触媒成分との反応性が低いため、
上記(3)の条件を満足する。
【0013】なかでもセリウム酸化物は、酸素吸蔵放出
能を有しているため、上記(2)の条件を満足する。ま
たセリウム酸化物は、それ自体でも触媒作用を有してい
るため、触媒成分との相乗作用によりパティキュレート
の燃焼効率が向上する。セリウム酸化物は500℃以上
の温度で凝集しやすいので、予め安定化処理を行うこと
が望ましい。具体的には、ランタン、イットリウム及び
プラセオジムから選ばれる元素を0.2〜10mol%
添加するか、ジルコニウムを5〜50mol%添加して
600℃以上で焼成することにより安定化することがで
きる。添加方法としては、共沈法などが例示される。
能を有しているため、上記(2)の条件を満足する。ま
たセリウム酸化物は、それ自体でも触媒作用を有してい
るため、触媒成分との相乗作用によりパティキュレート
の燃焼効率が向上する。セリウム酸化物は500℃以上
の温度で凝集しやすいので、予め安定化処理を行うこと
が望ましい。具体的には、ランタン、イットリウム及び
プラセオジムから選ばれる元素を0.2〜10mol%
添加するか、ジルコニウムを5〜50mol%添加して
600℃以上で焼成することにより安定化することがで
きる。添加方法としては、共沈法などが例示される。
【0014】なお、安定化処理時の焼成温度を900℃
以上とすれば、もはや使用中に凝集することは皆無とな
るため、担体上に担持された成分の劣化が著しく少なく
なる。またセリウム酸化物の粒径が大きくなるため、粒
間の空隙も大きくなり、そこにパティキュレートが入り
込むためパティキュレートの捕集効率が向上する効果も
ある。
以上とすれば、もはや使用中に凝集することは皆無とな
るため、担体上に担持された成分の劣化が著しく少なく
なる。またセリウム酸化物の粒径が大きくなるため、粒
間の空隙も大きくなり、そこにパティキュレートが入り
込むためパティキュレートの捕集効率が向上する効果も
ある。
【0015】セリウム酸化物にランタン、イットリウ
ム、プラセオジム及びジルコニウムから選ばれる少なく
とも1種を添加すると、セリウム酸化物内の酸素イオン
の移動が促進されることが明らかとなった。これにより
触媒成分を介したパティキュレートの酸化が一層促進さ
れるものと推定される。さらに、セリウム酸化物のもつ
酸素吸蔵放出能により、触媒成分である金属酸化物が安
定化され、飛散が防止されるとともに高いパティキュレ
ート酸化能を維持することができる。そしてパティキュ
レートの酸化時に局部的に酸素不足となるのが防止され
るので、有害な一酸化炭素などの発生が抑制される。
ム、プラセオジム及びジルコニウムから選ばれる少なく
とも1種を添加すると、セリウム酸化物内の酸素イオン
の移動が促進されることが明らかとなった。これにより
触媒成分を介したパティキュレートの酸化が一層促進さ
れるものと推定される。さらに、セリウム酸化物のもつ
酸素吸蔵放出能により、触媒成分である金属酸化物が安
定化され、飛散が防止されるとともに高いパティキュレ
ート酸化能を維持することができる。そしてパティキュ
レートの酸化時に局部的に酸素不足となるのが防止され
るので、有害な一酸化炭素などの発生が抑制される。
【0016】担体としてセリウム酸化物を用いる場合
は、セリウム酸化物の表面積が50〜300m2 /gで
あることが望ましい。表面積が50m2 /gより小さい
と、触媒表面でパティキュレートが凝集し易くなるため
触媒性能が充分に発揮できなくなり、300m2 /g以
上では、粒径が小さくなりすぎるため粒子間の間隙が無
くなり触媒の表層しか使われなくなる。
は、セリウム酸化物の表面積が50〜300m2 /gで
あることが望ましい。表面積が50m2 /gより小さい
と、触媒表面でパティキュレートが凝集し易くなるため
触媒性能が充分に発揮できなくなり、300m2 /g以
上では、粒径が小さくなりすぎるため粒子間の間隙が無
くなり触媒の表層しか使われなくなる。
【0017】触媒成分としては、銅、鉄及びマンガンか
ら選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物が用いられ
る。この3種の金属酸化物は、高温においても上記担体
と反応しないので、使用中に性能の低下が生じるような
不具合がない。なお、使用温度範囲が550℃以上に達
する場合には、マンガンは飛散するため、銅又は鉄を用
いることが好ましい。
ら選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物が用いられ
る。この3種の金属酸化物は、高温においても上記担体
と反応しないので、使用中に性能の低下が生じるような
不具合がない。なお、使用温度範囲が550℃以上に達
する場合には、マンガンは飛散するため、銅又は鉄を用
いることが好ましい。
【0018】この3種類の金属酸化物を選んだ理由は、
上記担体との反応性がきわめて低く、パティキュレート
の酸化活性が高く、かつサルフェート生成能が非常に低
く、さらにサルフェートの安定性が低く、安価であるか
らである。したがってこの3種類の金属酸化物を選ぶこ
とにより上記した(1)、(3)、(4)及び(5)の
条件を満足する。
上記担体との反応性がきわめて低く、パティキュレート
の酸化活性が高く、かつサルフェート生成能が非常に低
く、さらにサルフェートの安定性が低く、安価であるか
らである。したがってこの3種類の金属酸化物を選ぶこ
とにより上記した(1)、(3)、(4)及び(5)の
条件を満足する。
【0019】この触媒成分の担持量は、表面積が100
m2 /gの担体100gに対して金属換算で5〜30g
の範囲が好ましい。5gより少ないと担体表面を均一に
覆うことが困難となり、担体とサルフェートとの反応が
生じる場合がある。また30gより多ければこのような
不具合はないが、担体粒子間の空隙が減少するためパテ
ィキュレートの捕集効率が低下するようになる。
m2 /gの担体100gに対して金属換算で5〜30g
の範囲が好ましい。5gより少ないと担体表面を均一に
覆うことが困難となり、担体とサルフェートとの反応が
生じる場合がある。また30gより多ければこのような
不具合はないが、担体粒子間の空隙が減少するためパテ
ィキュレートの捕集効率が低下するようになる。
【0020】触媒成分として、さらに銀(Ag)を担持
することが好ましい。これによりパティキュレートの燃
焼温度を一層低下させることができる。銀の担持量とし
ては、触媒成分全体に対して1〜50重量%の範囲が好
ましい。1重量%より少ないと添加した効果が発現せ
ず、50重量%より多く添加すると、主たる触媒成分と
パティキュレートとの接触が阻害され、触媒性能が逆に
低下する。またコストも増大する。
することが好ましい。これによりパティキュレートの燃
焼温度を一層低下させることができる。銀の担持量とし
ては、触媒成分全体に対して1〜50重量%の範囲が好
ましい。1重量%より少ないと添加した効果が発現せ
ず、50重量%より多く添加すると、主たる触媒成分と
パティキュレートとの接触が阻害され、触媒性能が逆に
低下する。またコストも増大する。
【0021】銀はそれ自体触媒性能に乏しいが、酸素の
活性化に寄与し、主たる触媒成分とセリウム酸化物との
間に介在して全体の酸化作用を活性化する。しかし銀は
亜硫酸又は硫酸と強い親和性を有しているため、亜硫酸
ガスや硫酸が存在する雰囲気下では活性が失われてしま
う。これも銀の添加量に上限がある理由である。そこ
で、亜硫酸又は硫酸との親和性の低い銅、鉄及びマンガ
ンから選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物のマトリ
クスの中に銀を高分散状態で埋設することが望ましい。
これにより銀が失活するのが防止される。銀をこのよう
な状態で担持する方法としては、銅、鉄及びマンガンか
ら選ばれる少なくとも一種の金属の化合物と銀化合物の
混合溶液を担体に含浸して焼成する方法が例示される。
活性化に寄与し、主たる触媒成分とセリウム酸化物との
間に介在して全体の酸化作用を活性化する。しかし銀は
亜硫酸又は硫酸と強い親和性を有しているため、亜硫酸
ガスや硫酸が存在する雰囲気下では活性が失われてしま
う。これも銀の添加量に上限がある理由である。そこ
で、亜硫酸又は硫酸との親和性の低い銅、鉄及びマンガ
ンから選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物のマトリ
クスの中に銀を高分散状態で埋設することが望ましい。
これにより銀が失活するのが防止される。銀をこのよう
な状態で担持する方法としては、銅、鉄及びマンガンか
ら選ばれる少なくとも一種の金属の化合物と銀化合物の
混合溶液を担体に含浸して焼成する方法が例示される。
【0022】本発明の酸化触媒は、例えばコーディエラ
イト又は金属箔から形成されたハニカム基材にコートし
て用いることができる。この場合、バインダとしてはジ
ルコニアゾル又はセリアゾルを用いることが望ましい。
アルミナゾルは触媒成分と反応するため適さない。また
本発明の酸化触媒を使用するには、少なくとも400℃
以上となる温度を含む条件下で用いれば効率よくパティ
キュレートを燃焼除去することができる。また、もしこ
の温度条件が達成できない場合には、例えば触媒に対し
て5重量%程度の少ないパティキュレート蓄積量となっ
た時点、これは従来より低い圧力損失ということになる
が、その時点で適当な助燃装置を用いることにより酸化
触媒を再生することができる。
イト又は金属箔から形成されたハニカム基材にコートし
て用いることができる。この場合、バインダとしてはジ
ルコニアゾル又はセリアゾルを用いることが望ましい。
アルミナゾルは触媒成分と反応するため適さない。また
本発明の酸化触媒を使用するには、少なくとも400℃
以上となる温度を含む条件下で用いれば効率よくパティ
キュレートを燃焼除去することができる。また、もしこ
の温度条件が達成できない場合には、例えば触媒に対し
て5重量%程度の少ないパティキュレート蓄積量となっ
た時点、これは従来より低い圧力損失ということになる
が、その時点で適当な助燃装置を用いることにより酸化
触媒を再生することができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。 (実施例1)セリア粉末100重量部、セリアゾル(セ
リア10重量%)60重量部及び水85重量部を混合し
てスラリーを調製し、市販のハニカム状コーディエライ
ト基材(400セル/in2 )上に塗布した後、110℃
で2時間乾燥し、600℃で1時間焼成してコート層を
形成した。コート層の形成量は上記コーディエライト基
材1リットルに対して100gである。
的に説明する。 (実施例1)セリア粉末100重量部、セリアゾル(セ
リア10重量%)60重量部及び水85重量部を混合し
てスラリーを調製し、市販のハニカム状コーディエライ
ト基材(400セル/in2 )上に塗布した後、110℃
で2時間乾燥し、600℃で1時間焼成してコート層を
形成した。コート層の形成量は上記コーディエライト基
材1リットルに対して100gである。
【0024】次に所定濃度の酢酸銅水溶液の所定量をコ
ート層に含浸させ、水分を蒸発乾固させた後500℃で
2時間焼成して銅酸化物を担持した。銅酸化物の担持量
は、金属銅換算でコーディエライト基板1リットルに対
して20gである。得られた酸化触媒試料を、排ガス温
度150℃のDE排ガス中に100時間曝し、パティキ
ュレートを付着させた。その後、酸素ガスを10体積%
含む窒素ガス中にて、室温から800℃まで6℃/分の
速度で昇温し、試料から発生するCO2 の濃度を追跡測
定した。そしてCO2 を検出した最低温度をパティキュ
レートの着火温度として記録するとともに、CO2 を検
出しなくなった温度を終了温度として記録し、結果を表
1に示す。
ート層に含浸させ、水分を蒸発乾固させた後500℃で
2時間焼成して銅酸化物を担持した。銅酸化物の担持量
は、金属銅換算でコーディエライト基板1リットルに対
して20gである。得られた酸化触媒試料を、排ガス温
度150℃のDE排ガス中に100時間曝し、パティキ
ュレートを付着させた。その後、酸素ガスを10体積%
含む窒素ガス中にて、室温から800℃まで6℃/分の
速度で昇温し、試料から発生するCO2 の濃度を追跡測
定した。そしてCO2 を検出した最低温度をパティキュ
レートの着火温度として記録するとともに、CO2 を検
出しなくなった温度を終了温度として記録し、結果を表
1に示す。
【0025】(実施例2)実施例1と同様にコート層を
形成し、酢酸銅と酢酸銀の混合水溶液を用いたこと以外
は実施例1と同様にして酸化触媒試料を調製した。銅酸
化物の担持量は、金属銅換算でコーディエライト基材1
リットルに対して20gであり、銀の担持量はコーディ
エライト基材1リットルに対して3gである。
形成し、酢酸銅と酢酸銀の混合水溶液を用いたこと以外
は実施例1と同様にして酸化触媒試料を調製した。銅酸
化物の担持量は、金属銅換算でコーディエライト基材1
リットルに対して20gであり、銀の担持量はコーディ
エライト基材1リットルに対して3gである。
【0026】そして実施例1と同様に測定して着火温度
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例3)実施例1と同様にコート層を形成し、硝酸
第二鉄水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様にして
酸化触媒試料を調製した。鉄酸化物の担持量は、金属鉄
換算でコーディエライト基材1リットルに対して20g
である。
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例3)実施例1と同様にコート層を形成し、硝酸
第二鉄水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様にして
酸化触媒試料を調製した。鉄酸化物の担持量は、金属鉄
換算でコーディエライト基材1リットルに対して20g
である。
【0027】そして実施例1と同様に測定して着火温度
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例4)実施例1と同様にコート層を形成し、硝酸
マンガン水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様にし
て酸化触媒試料を調製した。マンガン酸化物の担持量
は、金属マンガン換算でコーディエライト基材1リット
ルに対して20gである。
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例4)実施例1と同様にコート層を形成し、硝酸
マンガン水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様にし
て酸化触媒試料を調製した。マンガン酸化物の担持量
は、金属マンガン換算でコーディエライト基材1リット
ルに対して20gである。
【0028】そして実施例1と同様に測定して着火温度
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例5)硝酸セリウムと硝酸ジルコニルを等モル混
合した水溶液にアンモニア水を加えて共沈させ、濾過・
水洗後、110℃で一晩乾燥し、500℃で1時間焼成
してセリア・ジルコニア固溶体を調製した。この固溶体
100重量部、ジルコニアゾル(ジルコニア10重量
%)50重量部及び水80重量部を混合してスラリーを
調製し、実施例1と同様にコート層を形成した。コート
層の形成量はコーディエライト基材1リットルに対して
100gである。
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例5)硝酸セリウムと硝酸ジルコニルを等モル混
合した水溶液にアンモニア水を加えて共沈させ、濾過・
水洗後、110℃で一晩乾燥し、500℃で1時間焼成
してセリア・ジルコニア固溶体を調製した。この固溶体
100重量部、ジルコニアゾル(ジルコニア10重量
%)50重量部及び水80重量部を混合してスラリーを
調製し、実施例1と同様にコート層を形成した。コート
層の形成量はコーディエライト基材1リットルに対して
100gである。
【0029】そして実施例1と同様にして、コート層に
銅酸化物を担持した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算
でコーディエライト基材1リットルに対して20gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例6)実施例5と同様にコート層を形成し、酢酸
銅と酢酸銀の混合水溶液を用いたこと以外は実施例1と
同様にして酸化触媒試料を調製した。銅酸化物の担持量
は、金属銅換算でコーディエライト基材1リットルに対
して20gであり、銀の担持量はコーディエライト基材
1リットルに対して3gである。
銅酸化物を担持した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算
でコーディエライト基材1リットルに対して20gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例6)実施例5と同様にコート層を形成し、酢酸
銅と酢酸銀の混合水溶液を用いたこと以外は実施例1と
同様にして酸化触媒試料を調製した。銅酸化物の担持量
は、金属銅換算でコーディエライト基材1リットルに対
して20gであり、銀の担持量はコーディエライト基材
1リットルに対して3gである。
【0030】そして実施例1と同様に測定して着火温度
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例7)実施例5と同様にコート層を形成し、硝酸
第二鉄と硝酸銀の混合水溶液を用いたこと以外は実施例
1と同様にして酸化触媒試料を調製した。鉄酸化物の担
持量は、金属鉄換算でコーディエライト基材1リットル
に対して20gであり、銀の担持量はコーディエライト
基材1リットルに対して3gである。
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例7)実施例5と同様にコート層を形成し、硝酸
第二鉄と硝酸銀の混合水溶液を用いたこと以外は実施例
1と同様にして酸化触媒試料を調製した。鉄酸化物の担
持量は、金属鉄換算でコーディエライト基材1リットル
に対して20gであり、銀の担持量はコーディエライト
基材1リットルに対して3gである。
【0031】そして実施例1と同様に測定して着火温度
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例8)実施例5と同様にコート層を形成し、硝酸
マンガンと硝酸銀の混合水溶液を用いたこと以外は実施
例1と同様にして酸化触媒試料を調製した。マンガン酸
化物の担持量は、金属マンガン換算でコーディエライト
基材1リットルに対して20gであり、銀の担持量はコ
ーディエライト基材1リットルに対して3gである。
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例8)実施例5と同様にコート層を形成し、硝酸
マンガンと硝酸銀の混合水溶液を用いたこと以外は実施
例1と同様にして酸化触媒試料を調製した。マンガン酸
化物の担持量は、金属マンガン換算でコーディエライト
基材1リットルに対して20gであり、銀の担持量はコ
ーディエライト基材1リットルに対して3gである。
【0032】そして実施例1と同様に測定して着火温度
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例9)硝酸セリウムと硝酸ランタンとを原子比で
20:1となるように混合した水溶液を調製し、アンモ
ニア水を加えて沈殿させ、濾過・洗浄して得られた固形
物を110℃で一晩乾燥し500℃で2時間焼成してラ
ンタン固溶セリア粉末を調製した。このランタン固溶セ
リア粉末100重量部、ジルコニアゾル(ジルコニア1
0重量%)60重量部及び水80重量部を混合してスラ
リーを調製し、実施例1と同様にコート層を形成した。
コート層の形成量はコーディエライト基材1リットルに
対して100gである。
と終了温度を記録し、結果を表1に示す。 (実施例9)硝酸セリウムと硝酸ランタンとを原子比で
20:1となるように混合した水溶液を調製し、アンモ
ニア水を加えて沈殿させ、濾過・洗浄して得られた固形
物を110℃で一晩乾燥し500℃で2時間焼成してラ
ンタン固溶セリア粉末を調製した。このランタン固溶セ
リア粉末100重量部、ジルコニアゾル(ジルコニア1
0重量%)60重量部及び水80重量部を混合してスラ
リーを調製し、実施例1と同様にコート層を形成した。
コート層の形成量はコーディエライト基材1リットルに
対して100gである。
【0033】そして酢酸銅と酢酸銀の混合水溶液を用い
たこと以外は実施例1と同様にして酸化触媒試料を調製
した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算でコーディエラ
イト基材1リットルに対して20gであり、銀の担持量
はコーディエライト基材1リットルに対して3gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。
たこと以外は実施例1と同様にして酸化触媒試料を調製
した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算でコーディエラ
イト基材1リットルに対して20gであり、銀の担持量
はコーディエライト基材1リットルに対して3gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。
【0034】(比較例1)アルミナ粉末100重量部、
アルミナゾル(アルミナ10重量%)100重量部及び
水120重量部を混合してスラリーを調製し、実施例1
と同様にしてコート層を形成した。コート層の形成量は
コーディエライト基材1リットルに対して100gであ
る。
アルミナゾル(アルミナ10重量%)100重量部及び
水120重量部を混合してスラリーを調製し、実施例1
と同様にしてコート層を形成した。コート層の形成量は
コーディエライト基材1リットルに対して100gであ
る。
【0035】そして何も担持せず、実施例1と同様に測
定して着火温度と終了温度を記録し、結果を表1に示
す。 (比較例2)アルミナ粉末100重量部、アルミナゾル
(アルミナ10重量%)100重量部及び水120重量
部を混合してスラリーを調製し、実施例1と同様にして
コート層を形成した。コート層の形成量はコーディエラ
イト基材1リットルに対して100gである。
定して着火温度と終了温度を記録し、結果を表1に示
す。 (比較例2)アルミナ粉末100重量部、アルミナゾル
(アルミナ10重量%)100重量部及び水120重量
部を混合してスラリーを調製し、実施例1と同様にして
コート層を形成した。コート層の形成量はコーディエラ
イト基材1リットルに対して100gである。
【0036】そして実施例1と同様にして、コート層に
銅酸化物を担持した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算
でコーディエライト基材1リットルに対して20gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。 (比較例3)アルミナ粉末100重量部、アルミナゾル
(アルミナ10重量%)100重量部及び水120重量
部を混合してスラリーを調製し、実施例1と同様にして
コート層を形成した。コート層の形成量はコーディエラ
イト基材1リットルに対して100gである。
銅酸化物を担持した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算
でコーディエライト基材1リットルに対して20gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。 (比較例3)アルミナ粉末100重量部、アルミナゾル
(アルミナ10重量%)100重量部及び水120重量
部を混合してスラリーを調製し、実施例1と同様にして
コート層を形成した。コート層の形成量はコーディエラ
イト基材1リットルに対して100gである。
【0037】そして酢酸銅と酢酸銀の混合水溶液を用い
たこと以外は実施例1と同様にして酸化触媒試料を調製
した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算でコーディエラ
イト基材1リットルに対して20gであり、銀の担持量
はコーディエライト基材1リットルに対して3gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。
たこと以外は実施例1と同様にして酸化触媒試料を調製
した。銅酸化物の担持量は、金属銅換算でコーディエラ
イト基材1リットルに対して20gであり、銀の担持量
はコーディエライト基材1リットルに対して3gであ
る。そして実施例1と同様に測定して着火温度と終了温
度を記録し、結果を表1に示す。
【0038】(比較例4)セリア粉末100重量部、セ
リアゾル(セリア10重量%)50重量部及び水85重
量部を混合してスラリーを調製し、実施例1と同様にし
てコート層を形成した。コート層の形成量はコーディエ
ライト基材1リットルに対して100gである。
リアゾル(セリア10重量%)50重量部及び水85重
量部を混合してスラリーを調製し、実施例1と同様にし
てコート層を形成した。コート層の形成量はコーディエ
ライト基材1リットルに対して100gである。
【0039】そして何も担持せず、実施例1と同様に測
定して着火温度と終了温度を記録し、結果を表1に示
す。(評価)
定して着火温度と終了温度を記録し、結果を表1に示
す。(評価)
【0040】
【表1】 表1より、実施例の酸化触媒は比較例に比べていずれも
終了温度が低く、低温域でパティキュレートの燃焼が終
了し、本発明の酸化触媒はパティキュレートの浄化活性
が高いことが明らかである。
終了温度が低く、低温域でパティキュレートの燃焼が終
了し、本発明の酸化触媒はパティキュレートの浄化活性
が高いことが明らかである。
【0041】また実施例1と実施例2の比較、及び実施
例5と実施例6の比較より、触媒成分に銀を添加するこ
とによりパティキュレートの浄化活性が一層向上し、実
施例1と実施例5の比較、実施例2と実施例6の比較、
実施例3と実施例7の比較、及び実施例4と実施例8の
比較より、セリア単独よりジルコニアで安定化されたセ
リアを用いる方が好ましいことがわかる。
例5と実施例6の比較より、触媒成分に銀を添加するこ
とによりパティキュレートの浄化活性が一層向上し、実
施例1と実施例5の比較、実施例2と実施例6の比較、
実施例3と実施例7の比較、及び実施例4と実施例8の
比較より、セリア単独よりジルコニアで安定化されたセ
リアを用いる方が好ましいことがわかる。
【0042】
【発明の効果】すなわち本発明の酸化触媒によれば、セ
リウム酸化物及びジルコニウム酸化物の少なくとも一方
からなる担体と、該担体に担持された銅、鉄及びマンガ
ンから選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物からなる
触媒成分との相乗作用により、低温域におけるパティキ
ュレートの浄化活性に優れ、DEの排ガスなどからパテ
ィキュレートを効率よく燃焼除去することができる。
リウム酸化物及びジルコニウム酸化物の少なくとも一方
からなる担体と、該担体に担持された銅、鉄及びマンガ
ンから選ばれる少なくとも一種の金属の酸化物からなる
触媒成分との相乗作用により、低温域におけるパティキ
ュレートの浄化活性に優れ、DEの排ガスなどからパテ
ィキュレートを効率よく燃焼除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 23/66 B01J 23/89 A 23/72 B01D 53/36 ZAB 23/745 104B 23/89 B01J 23/74 301A (72)発明者 松岡 世里子 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 須田 明彦 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 中村 兼仁 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内
Claims (1)
- 【請求項1】 セリウム酸化物及びジルコニウム酸化物
の少なくとも一方からなる担体と、該担体に担持された
銅、鉄及びマンガンから選ばれる少なくとも一種の金属
の酸化物からなる触媒成分と、を含んでなることを特徴
とする酸化触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8311876A JPH10151348A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 酸化触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8311876A JPH10151348A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 酸化触媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10151348A true JPH10151348A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18022481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8311876A Pending JPH10151348A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 酸化触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10151348A (ja) |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006160579A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 微細酸化鉄粉末及びその製造方法 |
WO2006068022A1 (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | ディーゼル排ガス処理用の燃焼触媒及びディーゼル排ガスの処理方法 |
JP2006187675A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Mazda Motor Corp | 排気ガス浄化用触媒 |
WO2007043442A1 (ja) | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置 |
WO2007069485A2 (en) * | 2005-12-12 | 2007-06-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Ambient temperature nitrogen oxide adsorbent |
JP2007160297A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-28 | Kumamoto Univ | Pm燃焼用酸化触媒、これを用いたディーゼル機関排ガスの浄化方法、フィルター及び浄化装置 |
KR100738676B1 (ko) | 2006-04-13 | 2007-07-11 | 한국과학기술원 | 난분해성 폐수의 습식산화를 위한 세리아-지르코니아계전이금속 촉매 |
JP2007212336A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Mazda Motor Corp | パティキュレート燃焼触媒材の評価方法及び同評価装置 |
JP2007216200A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 排ガス浄化触媒 |
US7265076B2 (en) | 2002-12-26 | 2007-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co, Ltd. | CO removal catalyst, method of producing CO removal catalyst, hydrogen purifying device and fuel cell system |
JP2007253144A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-10-04 | Ibiden Co Ltd | ハニカム構造体及び排ガス浄化装置 |
JP2007296518A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-11-15 | Honda Motor Co Ltd | 排ガス浄化触媒および排ガス浄化装置 |
JP2009034661A (ja) * | 2006-11-08 | 2009-02-19 | Nissan Motor Co Ltd | Pm酸化触媒 |
WO2009101886A1 (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-20 | Osaka University | 酸素放出吸収特性を有する複合酸化物 |
WO2009128175A1 (ja) * | 2008-04-14 | 2009-10-22 | 三井金属鉱業株式会社 | パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置 |
JP2009255004A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置 |
JP2012524658A (ja) * | 2009-04-21 | 2012-10-18 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー | 一酸化炭素および揮発性有機化合物の酸化のための銅およびマンガン含有の卑金属触媒 |
WO2014103597A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-03 | 三井金属鉱業株式会社 | 排気ガス浄化用触媒組成物及び排気ガス浄化用触媒 |
JP2014522306A (ja) * | 2011-05-31 | 2014-09-04 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー | 二元機能触媒フィルター |
EP2792402A1 (en) | 2013-04-18 | 2014-10-22 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd | Exhaust gas purifying catalyst composition and exhaust gas purifying catalyst |
JP2015098015A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-05-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化フィルタ |
DE102021125536A1 (de) | 2021-10-01 | 2023-04-06 | Umicore Ag & Co. Kg | Katalytisch aktiver Partikelfilter mit hoher Filtrationseffizienz |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP8311876A patent/JPH10151348A/ja active Pending
Cited By (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7265076B2 (en) | 2002-12-26 | 2007-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co, Ltd. | CO removal catalyst, method of producing CO removal catalyst, hydrogen purifying device and fuel cell system |
JP4729914B2 (ja) * | 2004-12-09 | 2011-07-20 | 株式会社豊田中央研究所 | 微細酸化鉄粉末及びその製造方法 |
JP2006160579A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 微細酸化鉄粉末及びその製造方法 |
WO2006068022A1 (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | ディーゼル排ガス処理用の燃焼触媒及びディーゼル排ガスの処理方法 |
JP4501012B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2010-07-14 | 田中貴金属工業株式会社 | ディーゼル排ガス処理用の燃焼触媒及びディーゼル排ガスの処理方法 |
US7875572B2 (en) | 2004-12-20 | 2011-01-25 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | Combustion catalyst for treating diesel exhaust gas and method for treating diesel exhaust gas |
JPWO2006068022A1 (ja) * | 2004-12-20 | 2008-06-12 | 田中貴金属工業株式会社 | ディーゼル排ガス処理用の燃焼触媒及びディーゼル排ガスの処理方法 |
JP2006187675A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Mazda Motor Corp | 排気ガス浄化用触媒 |
JP4513565B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-07-28 | マツダ株式会社 | 排気ガス浄化用触媒 |
JP2007253144A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-10-04 | Ibiden Co Ltd | ハニカム構造体及び排ガス浄化装置 |
EP1932590A4 (en) * | 2005-10-06 | 2008-12-24 | Mitsui Mining & Smelting Co | PARTICULATE COMBUSTION CATALYST, PARTICLE FILTER AND EMISSION CONTROL |
EP1932590A1 (en) * | 2005-10-06 | 2008-06-18 | Mitsui Mining and Smelting Co., Ltd | Particulate combustion catalyst, particulate filter, and exhaust gas clean-up system |
WO2007043442A1 (ja) | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置 |
JP2007160297A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-28 | Kumamoto Univ | Pm燃焼用酸化触媒、これを用いたディーゼル機関排ガスの浄化方法、フィルター及び浄化装置 |
WO2007069485A3 (en) * | 2005-12-12 | 2007-11-15 | Toyota Motor Co Ltd | Ambient temperature nitrogen oxide adsorbent |
WO2007069485A2 (en) * | 2005-12-12 | 2007-06-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Ambient temperature nitrogen oxide adsorbent |
JP2007216200A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 排ガス浄化触媒 |
JP2007212336A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Mazda Motor Corp | パティキュレート燃焼触媒材の評価方法及び同評価装置 |
JP2007296518A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-11-15 | Honda Motor Co Ltd | 排ガス浄化触媒および排ガス浄化装置 |
KR100738676B1 (ko) | 2006-04-13 | 2007-07-11 | 한국과학기술원 | 난분해성 폐수의 습식산화를 위한 세리아-지르코니아계전이금속 촉매 |
JP2009034661A (ja) * | 2006-11-08 | 2009-02-19 | Nissan Motor Co Ltd | Pm酸化触媒 |
WO2009101886A1 (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-20 | Osaka University | 酸素放出吸収特性を有する複合酸化物 |
WO2009128175A1 (ja) * | 2008-04-14 | 2009-10-22 | 三井金属鉱業株式会社 | パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置 |
JP5579596B2 (ja) * | 2008-04-14 | 2014-08-27 | 三井金属鉱業株式会社 | パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置 |
JP2009255004A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | パティキュレート燃焼触媒、パティキュレートフィルター及び排ガス浄化装置 |
JP2016175069A (ja) * | 2009-04-21 | 2016-10-06 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company | 一酸化炭素および揮発性有機化合物の酸化のための銅およびマンガン含有の卑金属触媒 |
JP2012524658A (ja) * | 2009-04-21 | 2012-10-18 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー | 一酸化炭素および揮発性有機化合物の酸化のための銅およびマンガン含有の卑金属触媒 |
US10792647B2 (en) | 2009-04-21 | 2020-10-06 | Johnson Matthey Public Limited Company | Base metal catalysts for the oxidation of carbon monoxide and volatile organic compounds |
KR20180026534A (ko) * | 2009-04-21 | 2018-03-12 | 존슨 맛쎄이 퍼블릭 리미티드 컴파니 | 일산화탄소 및 휘발성 유기 화합물의 산화를 위한 구리 및 망간 함유 비천 금속 촉매 |
JP2014522306A (ja) * | 2011-05-31 | 2014-09-04 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー | 二元機能触媒フィルター |
JP2015186802A (ja) * | 2011-05-31 | 2015-10-29 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Publiclimited Company | 二元機能触媒フィルター |
EP2939741A4 (en) * | 2012-12-27 | 2016-08-17 | Mitsui Mining & Smelting Co | CATALYST COMPOSITION FOR EMISSION CONTROL AND CATALYTIC FOR EMISSION CONTROL |
JPWO2014103597A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2017-01-12 | 三井金属鉱業株式会社 | 排気ガス浄化用触媒組成物及び排気ガス浄化用触媒 |
US10350581B2 (en) | 2012-12-27 | 2019-07-16 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Catalyst composition for exhaust gas purification and catalyst for exhaust gas purification |
WO2014103597A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-03 | 三井金属鉱業株式会社 | 排気ガス浄化用触媒組成物及び排気ガス浄化用触媒 |
US9533290B2 (en) | 2013-04-18 | 2017-01-03 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Exhaust gas purifying catalyst composition and exhaust gas purifying catalyst |
EP2792402A1 (en) | 2013-04-18 | 2014-10-22 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd | Exhaust gas purifying catalyst composition and exhaust gas purifying catalyst |
JP2015098015A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-05-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化フィルタ |
DE102021125536A1 (de) | 2021-10-01 | 2023-04-06 | Umicore Ag & Co. Kg | Katalytisch aktiver Partikelfilter mit hoher Filtrationseffizienz |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10151348A (ja) | 酸化触媒 | |
JP3061399B2 (ja) | ディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒および浄化方法 | |
JP4075292B2 (ja) | パティキュレート浄化触媒 | |
US7431749B2 (en) | Catalytic filter for removing soot particulates from diesel engine exhaust and method of preparing the same | |
US7351382B2 (en) | Particle filter having a catalytically active coating to accelerate burning off accumulated soot particles during a regeneration phase | |
KR20070083680A (ko) | 디젤 미립자 필터상의 미립자의 발화 온도를 낮추기 위한백금족 금속 비함유 촉매 | |
JP2004042021A (ja) | 触媒付ディーゼル・パティキュレート・フィルタ用pgm非含有ウォッシュコート | |
JP2863567B2 (ja) | 排ガス浄化材及び排ガス浄化方法 | |
US20070245724A1 (en) | Catalyst composition for diesel particulate filter | |
CN102223951A (zh) | 粒状物净化材料、使用粒状物净化材料的粒状物净化用过滤器催化剂以及粒状物净化用过滤器催化剂的再生方法 | |
KR20110007963A (ko) | 황화수소 차단 기능이 있는 미립자 필터 | |
JPH10235192A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP2004509740A (ja) | 触媒すすフィルターおよびリーン排気ガスの処理おけるその使用 | |
JP2005066559A (ja) | 排ガス処理触媒および排ガス処理方法 | |
JP2006289175A (ja) | ディーゼルパティキュレートフィルターおよびこれを用いた排ガス浄化方法 | |
JPH067920B2 (ja) | 排ガス浄化材及び排ガス浄化方法 | |
JP2002001124A (ja) | 排気ガス浄化用触媒および排気ガス浄化方法 | |
JP2004058013A (ja) | 排ガス浄化触媒 | |
JP4678596B2 (ja) | 排気浄化装置及び排気浄化システム | |
JP3289879B2 (ja) | ディーゼルエンジン用排ガス浄化装置 | |
JP2006346605A (ja) | 排ガス浄化フィルタ及び内燃機関用排ガス浄化装置 | |
JP3381489B2 (ja) | ディーゼル機関の排気ガス浄化触媒及び浄化装置 | |
KR100648594B1 (ko) | 입자물질 산화촉매조성물 및 이를 이용한 디젤 입자물질배기필터 | |
JPH06218283A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3316879B2 (ja) | ディーゼルエンジン用排ガス浄化触媒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040521 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040924 |