JPH10149917A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JPH10149917A
JPH10149917A JP8309630A JP30963096A JPH10149917A JP H10149917 A JPH10149917 A JP H10149917A JP 8309630 A JP8309630 A JP 8309630A JP 30963096 A JP30963096 A JP 30963096A JP H10149917 A JPH10149917 A JP H10149917A
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JP
Japan
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solenoid
bobbin
plunger
yoke
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP8309630A
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English (en)
Inventor
Masanori Suzuki
鈴木政則
Yoshihiro Natsume
善裕 夏目
Kazuhiro Osawa
和弘 大沢
Hiroshi Tsuchiya
博 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAMANA BUHIN KOGYO KK
Hamanakodenso Co Ltd
Original Assignee
HAMANA BUHIN KOGYO KK
Hamanakodenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by HAMANA BUHIN KOGYO KK, Hamanakodenso Co Ltd filed Critical HAMANA BUHIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、部品点数の低減、作業工程の低減お
よび品質の安定が可能なソレノイドを提供することを課
題とする。 【解決手段】本発明のソレノイド1Aは、筒状で非磁性
体製のボビン2と、ボビン2の外周に巻回されたコイル
3と、軸方向Pに相対移動可能にボビン2の筒20内に
保持されるとともに一端に直接又は連結部4cを介して
間接的に保持された駆動部4dをもつ磁性体製のプラン
ジャー4と、ボビン2に固定されプランジャー4と磁気
回路を形成するヨーク5Aと、からなるソレノイドであ
って、ヨーク5Aは、ヨーク5Aと一体的に形成され駆
動部4dを相対移動可能に案内する案内部52aをもつ
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AT車のセレクト
レバーによる誤操作防止システムに組み込まれ使用され
るソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、AT車のセレクトレバーによる誤
操作防止システムに組み込まれ使用されるソレノイドに
は、そのオン作動およびオフ作動に伴い往移動および復
移動するプランジャーに連動可能にカムが装着されてい
る。このカムは、前記セレクトレバーの操作およびロッ
クボタンの操作に伴い連動するロックピンを、デテント
プレートの係止溝にロックまたはロック解除できる機能
をもつ。
【0003】また例えば、この種、従来のソレノイドと
して図14に示すソレノイド1Eは、プランジャーに連
結する連結ロッド11にカム12が装着されており、取
り付け孔100、101を形成したハウジング(ヨー
ク)10を備えており、さらに、このソレノイド1Eと
は別体に形成され前記カム12を案内する案内部(ガイ
ド部)13と雌ねじ14、14をもつ案内部材(ブラケ
ット)1Fに2本のボルト15、15によって前記ハウ
ジング10が固定、保持されアッセンブリー1Gとして
用いられる。
【0004】なお、このアッセンブリー1Gは、セレク
トレバーによる誤操作防止システムに組み込まれると
き、案内部材1Fがデテントプレートに溶接によって固
定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のソレノイド
1Eは、予め別途形成された案内部材1Fとともにアッ
センブリー1Gを構成する雌ねじ14、14を備えた案
内部材1Fと、ソレノイド1Eを案内部材1Fの定位置
に固定、保持するための2本のボルト15、15とを必
要とするため、部品点数が多い。
【0006】さらに、案内部材1Fにソレノイド1Eを
固定、保持する場合の組付け作業手順として、カム12
を案内部材1Fの案内部13への載置、ボルト15、1
5を雌ねじ14、14への仮締め操作、ソレノイド1E
と案内部材1Fとの位置調整操作、ボルト15、15を
雌ねじ14、14への本締め操作を必要とすること、な
どの作業工程が多く、安定した品質の確保が困難であ
る。
【0007】また、常にソレノイド1Eを案内部材1F
の同じ位置に固定、保持することが困難であり、さらに
案内部材1Fをデテントプレートに溶接によって固定す
る際の誤差も発生することから、カムの移動距離を前記
誤差が発生しても支障のない長さに設定する必要があ
る。このため、製造コスト面および品質面で改良の余地
がある。
【0008】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、部品点数の低減、前記作業工程の低減および品質の
安定が可能なソレノイドを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のソレノイド
は、筒状で非磁性体製のボビンと、該ボビンの外周に巻
回されたコイルと、軸方向に相対移動可能に該ボビンの
筒内に保持されるとともに一端に直接又は連結部を介し
て間接的に保持された駆動部をもつ磁性体製のプランジ
ャーと、該ボビンに固定され該プランジャーと磁気回路
を形成するヨークと、からなるソレノイドであって、該
ヨークは、該ヨークと一体的に形成され該駆動部を相対
移動可能に案内する案内部をもつことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のソレノイドは、プッシュ
方式(電磁石による吸引力を利用し、プランジャーをそ
の軸方向の一方側より他方側へバネの作用力に抗して押
すことにより移動させる方式)あるいはプル方式(電磁
石による吸引力を利用し、プランジャーをその軸方向の
他方側より一方側へバネの作用力に抗して引くことによ
り移動させる方式)に適用することができる。
【0011】本発明のソレノイドはヨークに特徴をも
つ。このヨークは、プランジャーに保持された駆動部を
案内する案内部を一体的に形成している。ヨークは、例
えば、磁性体製の金属板を所定の形状に打ち抜き後、曲
げ加工して形成されたハウジングおよび前記ハウジング
に連結されるプレートよりなり、予め組付けられサブア
ッセンブリーを構成するコアおよびコイルを装着したボ
ビンや、プランジャーなどを収容する空間を形成する。
【0012】前記案内部は、ハウジングまたはプレート
に形成することができる。駆動部としては、AT車のセ
レクトレバーによる誤操作防止システムを構成する構成
部材のひとつであるデテントプレートの係止溝を開閉す
る機能をもつ。この駆動部は、ソレノイドのオンおよび
オフに伴い往移動および復移動するプランジャーに連動
可能であり、プランジャーの一端またはプランジャーに
連結された連結ロッドに装着されたカムを用いることが
できる。
【0013】このカムは、前記セレクトレバーの操作に
伴い連動するロックピンを、デテントプレートの係止溝
にロックまたはロック解除する。
【0014】
【実施例】
(実施例1)本発明のソレノイドの実施例1として、駆
動部を相対移動可能に案内する案内部を、ヨークの主体
部を構成するハウジングに一体的に形成した場合に適用
し、図1〜図7に基づいて説明する。
【0015】図1〜図3に示す実施例1のソレノイド1
Aは、筒状で非磁性体製のボビン2と、ボビン2の外周
に巻回されたコイル3と、軸方向Pに相対移動可能にボ
ビン2の筒内すなわち筒孔200内に保持された磁性体
製のプランジャー4と、ボビン2に固定され前記プラン
ジャー4とで磁気回路を形成するヨーク5Aと、カバー
6と、からなる。
【0016】ボビン2は、成形型により形成された樹脂
〔PBT(ポリブチレンテレフタレート)〕製のもの
で、筒部20と、筒部20のー端側および他端側でそれ
ぞれ半径外方向に突出するフランジ状のー端側取付係合
部21および他端側取付係合部22とよりなる。コイル
3は、ボビン2の外周に筒状に巻回され印加電流値に応
じた磁力線を発生させる。コイル3は、電流を通電する
ための接続端子30(図7参照)を端部に備えたリード
ワイヤー31を接続させている。
【0017】プランジャー4は、ボビン2の筒孔200
に移動できるように保持された円柱部4aと、円柱部4
aの後記するコア5bのテーパー状凹部50bに対向す
る側にテーパー状部分4bをもつとともに、コア5bの
貫通孔51bに移動できるように挿通された連動ロッド
4cが連結されている。この連動ロッド4cには、コア
5bの貫通孔51bより外部に突出する先端部にカム4
dが連結されている。カム4dには緩衝(クッション)
部材4eが装着されている。また連動ロッド4cには、
円柱部4aとコア5bの貫通孔51bに形成された着座
部53bとの間でコイルバネ4fが挿通されている。
【0018】ヨーク5Aは、磁性体製の金属板を打ち抜
き後、曲げ加工して形成されたハウジング5aと、磁性
体製の金属筒により形成されたコア5bと、磁性体製の
金属板を打ち抜き加工されたプレート5cとよりなる。
ハウジング5aは、軸心方向Pと直交する方向の断面が
略コの字状の主体部50aと、主体部50aの一端側よ
り前記軸心方向Pと直交する方向に屈曲し、プランジャ
ー4の他端側の円柱部4aと磁気的に連結する第1端部
51aと、主体部50aの他端側より前記軸心方向Pに
沿って延長させて形成した案内部52aとよりなる。
【0019】主体部50aは、コイル3の外周をその一
部を除いて覆うとともに、底壁500と、底壁500か
ら所定の間隔を隔てて対向する位置でほぼ垂直に伸びる
2つの対向垂直壁501、502と、よりなる。対向垂
直壁501、502他端側には、プレート5cを固定、
保持するための凹部a1および凸部a2がそれぞれ形成
されている。また対向垂直壁501、502の一端と他
端との間で上端に近い位置に後で述べるカバー6の取り
付け爪部60を嵌挿させる横長孔a3が形成されてい
る。対向垂直壁501には、デテントプレート90への
取り付け用として略L字状の係止爪a4が形成されてい
る。
【0020】第1端部51aには、プランジャー4の一
端側の円柱部4aを挿通する中心孔510が形成されて
いる。案内部52aは、主体部50aの底壁500をそ
の他端側から前記軸心方向Pに沿って突出、延長させた
延長底面部分520と、対向垂直壁501の一部を低い
高さ(対向垂直壁501よりも低い高さ)で前記軸心方
向Pに沿って突出、延長させた延長垂直部分521とに
より形成される。
【0021】延長底面部分520には、その一面より垂
直に立ち上がり、対向垂直壁501、502に固定、保
持されたプレート5cに対向する板状のストッパー部5
22と、その側部より水平に突出し、前記対向垂直壁5
02を越えた位置に形成され前記デテントプレート90
への取り付け用の図略のボルトを挿通させるボルト孔5
23をもつ板状の固定部524が形成されている。
【0022】コア5bは、磁性体製金属よりなる筒状の
もので、プランジャー4のテーパー状部部分4bに対向
する側にテーパー状凹部50bをもつ貫通孔51bを備
え、ー端52bを残してボビン2のー端側の筒孔200
に固定保持された状態に配置される。前記ー端52bに
は、プレート5cの中心孔50cが嵌合される。プレー
ト5cは、鉄板を打ち抜き加工して形成されたもので、
中心孔50cを備え略四角形の平板からなる。このプレ
ート5cには、略四角形の対向する2辺に、主体部5a
の対向垂直壁501、502の他端側に形成された凹部
a1および凸部a2にそれぞれ装着するための凸部c1
および凹部c2が形成されている。
【0023】カバー6は、樹脂製でコイル3の外周の一
部(前記ハウジング5aで覆われない領域)を覆うとと
もに、ハウジング5aの第1端部51aに形成された中
心孔510に挿通され外部に突出するプランジャー4の
一部を覆うもので、主体部50aの対向垂直壁501、
502に形成された前記横長孔a3に取り付けられる爪
部60をもつ。
【0024】実施例1のソレノイド1Aの組付け手順を
以下に示す。まず、予め外周にコイル3が巻回されたボ
ビン2の筒孔200内にコア5bを装着したサブアッセ
ンブリーとする。次いで、このサブアッセンブリーは、
ハウジング5aの2つの対向垂直壁部501、502お
よび連結壁部51aとで囲まれた空間に収容され、かつ
プレート5cの凸部c1および凹部c2を、ハウジング
5aの対向垂直壁501、502の凹部a1および凸部
a2にそれぞれ嵌挿し、前記凸部a2をカシメることに
より、プレート5cがハウジング5aに固定、保持され
る。さらにコイルバネ4fを挿通した連結ロッド4cと
プランジャー4とを、前記コア5bをもつボビン2の筒
孔200および前記ハウジング5aに固定保持されたプ
レート5cの中心孔50cに挿通させる。プレート5c
の中心孔50cより突出する前記連結ロッド4cの先端
にカム4dを取り付ける。
【0025】この後、対向垂直壁501、502の上方
向にカバー6を挿入し、かつコイル3の外周の一部(前
記ハウジング5aで覆われない領域)を覆うとともに、
ハウジング5aの第1端部51aに形成された中心孔5
10に挿通され外部に突出するプランジャー4の一部を
覆い、カバー6の爪部60を対向垂直壁501、502
に形成された前記横長孔a3に嵌挿することによって、
カバー6の取り付けを終了し、実施例1のソレノイド1
Aを得る。
【0026】前記のように構成された実施例のソレノイ
ド1Aの使用例を説明する。実施例のソレノイド1A
は、図7に示すAT車のセレクトレバー9による誤操作
防止システムに組み込まれ使用される。この場合、ソレ
ノイド1Aは、ハウジング5aの主体部50aに形成さ
れた係止爪a4を車両のデテントプレート90に係止し
た状態で載置部91に載置され、案内部52aのボルト
孔523に挿通した図略の取り付けボルトによって、前
記載置部91に固定、保持される。なお、図7中、セレ
クト案内溝93に各矢印にて示されるPはパーキング位
置、Rは後退位置、Nは中立位置、Dは前進走行位置、
2は前進走行ギヤ2段位置、Lは前進走行ギヤ1段位置
である。
【0027】ソレノイド1Aのコイル3には、接続端子
30、リードワイヤー31などを介して、電気的にオン
作動・オフ作動の制御がなされる。すなわち、ソレノイ
ド1Aへの電流の印加および非印加に伴い軸方向に一方
向より他方向および他方向より一方向に移動するプラン
ジャー4、連結ロッド4cに伴ってカムが連動し、カム
4dは、セレクトレバー9の操作およびロックボタン9
4の操作に伴い連動するロックピン9aを係止溝92に
ロックした状態に保持したり、前記ロック状態を解除し
ロックピン9aをセレクト案内溝93に移動することを
可能とする。
【0028】なお、図7に示すセレクトレバー9のロッ
ク作動条件(イグニションをオンとし、セレクトレバー
9がパーキング位置にセットされている状態)が満たさ
れると、ソレノイド1Aに電流が印加されるため、コア
5bが電磁石としての作用をなし、プランジャー4をコ
ア5bに接近する方向(矢印Y1参照)に引き付ける。
このため、カム4dは、プランジャー4の移動に伴う連
結ロッド4cに連動するとともに案内部52aにより案
内されて、ロックピン9aが位置する係止溝92を閉じ
る。従って、このロック状態では、ロックボタン94の
操作が不可能となりセレクトレバー9の操作が不可能と
なる。
【0029】また、セレクトレバー9のロック解除条件
(前記ロック状態の場合で、ブレーキをオンする)が満
たされると、ソレノイド1Aに電流が印加されないた
め、コア5bの電磁石としての作用は消失し、プランジ
ャー4がコイルバネ4fの作用によりコア5bから離れ
る方向(矢印Y2参照)に押し戻される。このため、カ
ム4dは、プランジャー4の移動に伴う連結ロッド4c
に連動するとともに案内部52aにより案内されて、ロ
ックピン9aが位置する係止溝92を開き、かつロック
解除する。従って、このロック解除では、ロックボタン
94の操作が可能となりセレクトレバー9の操作が可能
となる。
【0030】ここで実施例1のソレノイド1Aによる
と、カム4dは、電流非印加時から電流印加時への移行
時に、プランジャー4の往復移動に伴ない連動ロッド4
cを介して連動し、かつヨーク5Aを構成する主体部5
0aと一体的に形成された案内部52aに案内されて速
やかに、移動できる。この実施例1のソレノイド1A
は、ソレノイド1A自体に、カム4dを案内する案内部
52aがヨーク5Aを構成する主体部50aと一体的に
形成されているため、ソレノイド1A自体に、図14に
示される従来のソレノイド1Eのように、カム12を案
内する案内部13をもつ案内部材1Fを組付けてアッセ
ンブリー1Gを構成する必要がない。
【0031】このため、案内部材1Fにソレノイド1E
を組付け固定、保持するために必要とする2本のボルト
15、15と前記案内部材1Fとを削減できること、案
内部材1Fにソレノイド1Eを固定、保持する場合の組
付け作業手順としてカム12を案内部材1Fの案内部1
3への載置、ボルト15、15を雌ねじ14、14への
仮締め操作、ソレノイド1Eと案内部材1Fとの位置調
整操作、ボルト15、15を雌ねじ14、14への本締
め操作などの作業工程を不要とし、案内部材1Fをデテ
ントプレート90の載置部91の正確な位置への溶接作
業を不要とする。
【0032】また、ソレノイド1Aの位置ずれが少ない
のでカムの移動距離を最小限にできる。従って、実施例
1のソレノイド1Aによれば、前記従来のソレノイド1
Eによる構成部品点数の削減、これに伴う作業工程の削
減により製造コストを低減でき、精度の向上および品質
の安定化を図ることができる。
【0033】(実施例2)本発明のソレノイドの実施例
2として、駆動部を相対移動可能に案内する案内部を、
ヨークの第1端部を構成するプレートに一体的に形成し
た場合に適用し、図8〜図13に基づいて説明する。図
8〜図10に示す実施例2のソレノイド1Bは、前記実
施例1のソレノイド1Aで、第1端部51aおよび案内
部52aを底壁500に一体的に形成したハウジング5
aを用いる代わりに、前記底壁500をもたず対向垂直
壁501、502の一端側に第1端部51a1を形成し
たハウジング5a1と、カム4dの案内部52a1を一
体的に形成したプレート5c1を対向垂直壁501、5
02の他端側に固定、保持したこと以外は、実施例1の
場合と同じ構成である。従って、実施例1の場合と同じ
構成の部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0034】この実施例2の場合、図11に示されるよ
うに主体部50a1と一端部51a1とは、平面側より
見て略コの字状のハウジング5a1を形成している。ま
た主体部50a1を形成する対向垂直壁502には、デ
テントプレート90の一部にボルトにより固定、保持す
るためのボルト孔503をもつ板状の取り付け部504
が対向垂直壁502より外部に突出した位置に形成され
ている。
【0035】また、案内部52a1は、前記実施例1の
ヨーク5Aを構成する主体部50aに一体的に形成する
代わりに、図10および図11に示されるように、ヨー
ク5Bを構成する第2端部となるプレート5c1の下端
に一体的に形成される。すなわち、案内部52a1は、
プレート5c1の下端から遠ざかる方向に平行に伸びる
こと以外は、前記実施例1の場合と同じように、前記軸
心方向Pに沿って突出、延長させ板状のストッパー部5
22をもつ延長底面部分520と、対向垂直壁501の
ぼぼ延長上に対向垂直壁501よりも低い高さで前記軸
心方向Pに沿って突出、延長させた延長垂直部分521
とにより形成される。
【0036】なお、実施例2の場合には、延長底面部分
520に前記デテントプレート90への取り付け用の図
略のボルトを挿通させるボルト孔をもつ板状の固定部が
形成されない。実施例2のソレノイド1Bは、カム4d
を案内する案内部52aがヨーク5Bを構成する第2端
部であるプレート5c1と一体的に形成されているた
め、ソレノイド1B自体に、図14に示される従来のソ
レノイド1Eのように、カム12を案内する案内部13
をもつ案内部材1Fを組付けてアッセンブリー1Gを構
成する必要がない。
【0037】従って、実施例2のソレノイド1Bによれ
ば、実施例1のソレノイド1Aと同じように、前記従来
のソレノイド1Eによる構成部品点数の削減、これに伴
う作業工程の削減により製造コストを低減でき、精度の
向上および品質の安定化を図ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明のソレノイドは、プランジャーの
一端に直接又は連結部を介して間接的に保持された駆動
部を相対移動可能に案内する案内部をヨークと一体的に
形成した構成であり、ソレノイド自体が駆動部を案内す
る機能をもつ。このため、本発明のソレノイドは、AT
車のセレクトレバーによる誤操作防止システムに組み込
まれ使用される場合、従来のように、駆動部を相対移動
可能に案内する案内部をもつ別部材を組付ける必要がな
く、かつ別部材とでアッセンブリーを構成しなくてす
み、ひとつの製品、いわゆる単品として用いることがで
きる。
【0039】従って、本発明のソレノイドは、従来のソ
レノイドで駆動部を相対移動可能に案内する案内部をも
つ別部材を組付け、アッセンブリーを構成して用いるも
のと較べ、構成部品点数の削減、これに伴う作業工程の
削減により製造コストを低減できること、および前記組
付けに伴う取り付け誤差がなく、精度の向上および品質
の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のソレノイドの正面を示す正面図。
【図2】実施例1のソレノイドの平面を示す平面図。
【図3】図2におけるAーA線断面矢視拡大図。
【図4】実施例1のソレノイドにおける案内部を一体的
に形成したハウジング、プレート、コア、カバーを分
解、斜視して示す斜視図。
【図5】図4におけるBーB線断面矢視図。
【図6】図4におけるCーC線断面矢視図。
【図7】実施例1のソレノイドの使用例を示す説明図。
【図8】実施例2のソレノイドの正面を示す正面図。
【図9】実施例2のソレノイドの平面を示す平面図。
【図10】図9におけるAーA線断面矢視拡大図。
【図11】実施例2のソレノイドにおける案内部を一体
的に形成したプレート、ハウジング、コア、カバーを分
解、斜視して示す斜視図。
【図12】図11におけるBーB線断面矢視図。
【図13】図11におけるCーC線断面矢視図。
【図14】従来のソレノイドの組付け状態を示す斜視
図。
【符号の説明】
1A、1B…ソレノイド 2…ボビン
3…コイル 4…プランジャー 4c…連結ロッド 4d…カム 5A、5B…ヨーク 5a、5a1…ハウジング 5b…コア 5c、5
c1…プレート 50a、50a1…主体部 51a、51a1…第1端部 52a、52a1…案内部 6…カバー
フロントページの続き (72)発明者 大沢 和弘 静岡県湖西市鷲津933番地の1 浜名部品 工業株式会社内 (72)発明者 土屋 博 静岡県湖西市鷲津933番地の1 浜名部品 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状で非磁性体製のボビンと、該ボビンの
    外周に巻回されたコイルと、軸方向に相対移動可能に該
    ボビンの筒内に保持されるとともに一端に直接又は連結
    部を介して間接的に保持された駆動部をもつ磁性体製の
    プランジャーと、該ボビンに固定され該プランジャーと
    磁気回路を形成するヨークと、からなるソレノイドであ
    って、 該ヨークは、該ヨークと一体的に形成され該駆動部を相
    対移動可能に案内する案内部をもつことを特徴とするソ
    レノイド。
JP8309630A 1996-11-20 1996-11-20 ソレノイド Pending JPH10149917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8309630A JPH10149917A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

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JP8309630A JPH10149917A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 ソレノイド

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