JP2599579Y2 - 電磁弁のボディーアース構造 - Google Patents

電磁弁のボディーアース構造

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JP2599579Y2
JP2599579Y2 JP1993073470U JP7347093U JP2599579Y2 JP 2599579 Y2 JP2599579 Y2 JP 2599579Y2 JP 1993073470 U JP1993073470 U JP 1993073470U JP 7347093 U JP7347093 U JP 7347093U JP 2599579 Y2 JP2599579 Y2 JP 2599579Y2
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Inventor
敬一郎 村岡
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トーソク株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として自動車に用い
られる電磁弁におけるボディーアース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に用いられる電磁弁におい
ては、コイルの巻線の一端側を電磁弁の取付箇所にアー
スする構造、すなわちボディーアース構造を有するもの
がある。図5は、かかるボディーアース構造を有する電
磁弁のコイル組立部品51を示す断面図であって、この
コイル組立部品51は、コイル52が巻回されたボビン
53と、該ボビン53の下端部に一体形成されたノズル
54、これらにモールド成形されたヨーク55によって
構成されている。前記ボビン53の上端部には、ボビン
53の外周方向に延出するコネクター端子56とアース
端子57がモールド成形されており、コネクター端子5
6に前記コイル52の一端が接続されるとともに、アー
ス端子57にコイル52の他端が接続されている。
【0003】一方、図6は、前記コイル組立部品51を
電磁弁の略円筒状のケース61に収容された状態を示す
要部断面図であって、電磁弁の組立時に、前記コイル組
立部品51、コア58、板ばね59、コアプレート60
が順にケース61に嵌め込まれた後、ケース61の開口
部61aがカシメられることによって、前記各部品が固
定されている。また、前記コイル組立部品51のアース
端子57は、前記開口部61aによってコアプレート6
0に共締めされており、電磁弁が車体に取り付けられた
際には、コイル52の他端がアース端子57、ケース6
1を介して車体にアースされるようになっている。
【0004】さらに、板ばね59によって前記コイル組
立部品51が図外のケース61の底部に押し付けられて
いる。これにより、ケース61とコイル組立部品51間
に不可避的に存在するクリアランスに起因する、コイル
組立部品51の嵌め込み方向(図5で上下方向)のガタ
ツキが防止されている。つまり電磁弁の使用時にコイル
組立部品51が振動し、その振動によりアース端子57
が破断してアース不良となることを未然に防止されてい
るのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボディーアース構造にあっては、電磁弁の組
立に際してケース61の開口縁61aをカシメるとき、
アース端子57がコアプレート60の周縁に押し付けら
れるように屈曲変形されるため破断するおそれがあっ
た。また、前記構造においては、前述した理由から板ば
ね59の存在が必要不可欠となっているが、板ばね59
がコイル組立部品51とは別部材であることから、電磁
弁の組立工数及び部品点数を削減するうえでの妨げとな
っていた。
【0006】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、アース不良を確実に防止すると同
時に、組立工数及び部品点数を削減することが可能な電
磁弁のボディーアース構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、ボビンに巻回されたコイルがケー
スに収容され、前記コイルの巻線の一端が前記ケースを
介して取り付け箇所にアースされる電磁弁において、前
記ケースの内周面に段部を形成し、前記ボビンに、前記
巻線の一端が接続され、かつ前記ボビンの外周に沿って
突出するとともに前記段部に押圧される鍔部を有するア
ース端子をモールド成形したことを特徴としている。
【0008】
【作用】前記構成において、電磁弁の組立時には、コイ
ルが巻回されたボビンが、その外周に沿って突出するア
ース端子の鍔部がケースの段部に押圧されることによ
り、ケース内にガタツキなく固定される。これと同時
に、コイルの巻線の一端はアース端子を介してケースに
接続される。またそのとき、前記鍔部はケースの段部に
押圧されるだけで屈曲変形することがなく、アース端子
が破断することもない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図にしたがって説
明する。図1は、本考案に係るボディーアース構造を有
する自動車用の電磁弁を示した図であって、電磁弁1は
底部2aと周壁2bとからなる一端側(図で上端側)に
開口する有底円筒状のケース2を有している。前記周壁
2bの内周面2cは開口部側を薄肉状に形成されてお
り、これによってケース2の内周面には環状の段部2d
が形成されている。また、ケース2の内部には、前記底
部2a側にノズル3が収容されている。ノズル3は前記
底部2aより延出するノズル部4と、ケース2内に位置
する弁座部5とを有しており、弁座部5の一端側にはリ
ーテーナ6が収容されている。リーテーナ6は、前記弁
座部5と共にボール9が収容された弁室10を形成する
シート部7と、シート部7より一端側へ延出するガイド
部8とを有しており、ガイド部8には、前記ボール9を
前記弁座部5に形成された弁座5aに当接離間するプラ
ンジャ11が、摺動自在に内嵌されている。
【0010】また、前記ケース2内には、前記ガイド部
8に外嵌するコイル組立部品12が収容されている。コ
イル組立部品12は、図2及び図3に示すように、ボビ
ン13とコネクターハウジング14とが一体形成された
合成樹脂製の部材に予めコイル15が巻回されたもので
あって、前記ボビン13は、前記コイル15が巻回され
た円筒部16、及び円筒部16の上端に一体形成された
上側フランジ17、円筒部16の下端に一体形成された
下側フランジ18を有している。前記コネクターハウジ
ング14は、上側フランジ17の一部から前記円筒部1
6の外周方向に突出するとともに、ボビン13の上方に
向かって開口する形状を有している。コネクターハウジ
ング14には、コネクター端子19がモールド成形され
ており、コネクター端子19の一端側がコネクターハウ
ジング14の開口部分に延出されている。
【0011】また、前記上側フランジ17には、コネク
ターハウジング14が連設された部分を除く部分にアー
ス端子20がモールド成形されている。アース端子20
は、上側フランジ17の外周に沿って埋没する埋没部2
1と、埋没部21の上縁に一体形成されるとともに、上
側フランジ17の上面に露出する略C字状のフランジ2
2とを有している。前記埋没部21の前記コネクターハ
ウジング14側には接続部21aが形成されており、接
続部21aに前記コイル15の巻線の一端15aが溶着
されるとともに、これと近接する前記コネクター端子1
9の接続部19aに前記コイル15の巻線の他端が溶着
されている。
【0012】一方、前記フランジ22の周縁部22a
は、上側フランジ17の周縁より外側に突出する鍔部を
形成している。この鍔部(周縁部22a)が前述したケ
ース2の段部2cに係止されることによって、コイル組
立部品12がケース2の底部2a側への移動を規制さ
れ、かつコイル15の巻線の一端15aがケース2に接
続されている。したがって、電磁弁1が車体の取付箇所
に固定された際には、前記巻線の一端15aは、ケース
2を介して車体側にアースされる。
【0013】さらに、ケース2内には、コアプレート2
3がコイル組立部品12の上部に嵌合するように収容さ
れている。そして、ケース2の開口部分がカシメられる
ことによって、前記フランジ22の周縁部22aがケー
ス2の前記段部2dに押圧されるとともに、ケース2内
の前記各部品がガタツキを防止されている。なお、前記
コアプレート23の中央部には円筒状のコア24が螺合
されており、コア24内には前記プランジャー11を付
勢するリターンスプリング25が収容されるとともに、
そのセット荷重を調整するアジャスター26がコア24
に螺合されている。
【0014】以上の構成からなる本実施例においては、
アース端子20におけるフランジ22の周縁部22aが
ボビン13の外周に沿って突出しており、電磁弁の組立
時には、その周縁部22aがケース2の段部2dに押圧
されることにより、ボビン13すなわちコイル組立部品
12がケース2内にガタツキなく固定される。このた
め、従来ボビンの固定に不可欠であった板ばねが不要と
なる。また、アース端子20の前記周縁部22aは、ケ
ース2の段部2dに押圧されるだけで屈曲変形されるこ
とがなく、従来のように電磁弁1の組立時にアース端子
20が破断する心配がない。よって、アース端子20の
破断に起因するアース不良を確実に防止すると同時に、
電磁弁1の組立工数及び部品点数を削減することが可能
となる。
【0015】なお、本実施例においては、アース端子2
0が、ボビン13の上側フランジ17の、コネクターハ
ウジング14側を除く部分の周縁に沿って連続するフラ
ンジ22を有し、フランジ22の周縁部22aが本考案
の鍔部を形成するものを示したが、フランジ22及び周
縁部22aは、必ずしも上側フランジ7の周縁に連続し
て形成される必要はない。例えば、上側フランジ7の前
記周縁を複数に分割するようにフランジ22及び周縁部
22aを形成するようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案にあっては、
ボビンにモールド成形されたアース端子の鍔部がケース
内の段部に押圧されることにより、ボビンがケース内に
ガタツキなく固定され、かつアース端子を介してボビン
に巻回されたコイルの巻線の一端がケースに接続される
構成とした。このため、従来のようにケース内でボビン
を固定するための板ばねが不要となり、しかも、電磁弁
の組立時にアース端子が屈曲変形等により破断する心配
がない。よって、アース不良を確実に防止すると同時
に、組立工数及び部品点数を削減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例のコイル組立部品を示す平面図であ
る。
【図3】同コイル組立部品を示す図2のA−A断面図で
ある。
【図4】従来例の電磁弁におけるボディーアース構造を
示す平面図である。
【図5】図4のコイル組立部品が電磁弁のケース内に収
容された状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 2 ケース 2c 内周面 2d 段部 12 コイル組立部品 13 ボビン 15 コイル 15a (コイルの)一端 17 上側フランジ 20 アース端子 22 フランジ 22a 周縁部(鍔部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻回されたコイルがケースに収
    容され、前記コイルの巻線の一端が前記ケースを介して
    取り付け箇所にアースされる電磁弁において、前記ケー
    スの内周面に段部を形成し、前記ボビンに、前記巻線の
    一端が接続され、かつ前記ボビンの外周に沿って突出す
    るとともに前記段部に押圧される鍔部を有するアース端
    子をモールド成形したことを特徴とする電磁弁のボディ
    ーアース構造。
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