JPH10149865A - コネクタとその製造方法 - Google Patents

コネクタとその製造方法

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JPH10149865A
JPH10149865A JP8306220A JP30622096A JPH10149865A JP H10149865 A JPH10149865 A JP H10149865A JP 8306220 A JP8306220 A JP 8306220A JP 30622096 A JP30622096 A JP 30622096A JP H10149865 A JPH10149865 A JP H10149865A
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plug
connector
terminal
terminals
jack
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Application number
JP8306220A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Kobayashi
満 小林
Nobuaki Tajima
伸明 但馬
Moriyuki Ueno
盛之 上野
Kazuyuki Futaki
和之 二木
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Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャックコネクタと活性端子付のプラグコネ
クタからなるコネクタに関し、構成部品数の削減と組立
工数の削減による生産性向上を図る。 【構成】 ジャックコネクタと、該ジャックコネクタの
各ジャック端子に接続するプラグコンタクトの長さが異
なるプラグ端子を備えたプラグコネクタとからなるコネ
クタであって、前記プラグコネクタ21を、プラグ絶縁
体115へのプラグコンタクト方向の固定位置が異なる
同一形状のプラグ端子112を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接地端子と信号端子
と電源端子の接続順を規定する活性端子付のプラグコネ
クタに係わり、特に構成部品数の削減と組立工数の削減
による生産性向上を図ったコネクタとその製造方法に関
する。
【0002】近年の電子機器分野では装置の高性能化と
低価格化,小型化等が強く要求されるようになってきて
いるが、コネクタの分野でも装置に繋がる回路条件など
を考慮して例えば接地端子,信号端子,電源端子の順に
接続させる等の技術が実用化されており、それに対応さ
せるためにプラグコネクタのプラグコンタクトの長さを
3種類に異ならせた活性端子付のプラグコネクタが多用
されるようになってきている。
【0003】かかる活性端子付のプラグコネクタではプ
ラグコンタクト領域の長さを3種類に異ならせる必要が
あるが、このことは構成部品の種類が増えると共に組立
に工数がかかることから顧客の低価格化要請に対処する
ことに難点があり、その対応が強く望まれている。
【0004】
【従来の技術】以下文中ではプラグコネクタが回路基板
表面実装型のプラグコネクタである場合を例として説明
する。
【0005】図10は従来のコネクタを概略的に説明す
る図であり、図11は活性端子付のプラグコネクタの構
成を説明する図、図12は従来のプラグコネクタの組立
工程を説明する図(その1)、図13は従来のプラグコ
ネクタの組立工程を説明する図(その2)、図14は従
来のプラグコネクタの組立工程を説明する図(その3)
である。
【0006】図10でコネクタ1は、本発明に係わるプ
ラグコネクタ11と該プラグコネクタ11に接続するジ
ャックコネクタ12とからなる。そしてプラグコネクタ
11は、一端が直状のプラグコンタクト111aで該プ
ラグコンタクト111aに続く絶縁体固着部から他端側
が幅方向片側に縮幅された状態で直角曲げされた回路基
板用の外部接続端子111bに形成された複数の通常の
プラグ端子(以下文中では第1のプラグ端子とする)1
11と、上記プラグコンタクト111aより長いプラグ
コンタクト112aを備えた2個の接地電位に繋がるプ
ラグ端子(以下文中では第2のプラグ端子とする)11
2と、上記プラグコンタクト111aより短いプラグコ
ンタクト113aを備えた2個の電源電位に繋がるプラ
グ端子(以下文中では第3のプラグ端子とする)113
と、該各プラグ端子を所定位置に位置せしめた状態で複
数札(図では二列)に固定し得るプラグ絶縁体115と
からなるものである。
【0007】そしてこの場合の該プラグコネクタ11で
は、例えば端子列方向両端の2端子のみが上記第2のプ
ラグ端子112になっていると同時に、端子列中間の2
端子のみが上記第3のプラグ端子113となっている。
【0008】またプラグ絶縁体115は、上記プラグ端
子111〜113を二列のグリッド状に植設する端子固
定部115aとその端子列方向両側に平面視がコ字形に
なるように突出して設けた案内腕115bとを少なくと
も備えて形成されているものであり、該端子固定部11
5aには上記プラグ端子111〜113をその絶縁体固
着部の圧入で固着し得る大きさの貫通孔115cが形成
されていると共に、2個の案内腕115bには対面する
内側の面に上述したジャックコネクタ12を案内して挿
入するためのガイド溝115dが該案内腕の全長にわた
って形成されている。
【0009】なお、上記端子固定部115aの外面11
5eにおける貫通孔の下側に該貫通孔列に沿って設けた
枕状突起115fは、上記プラグ端子111〜113の
固着位置を規定するためのものである。
【0010】そこで、例えば上述した端子列方向の両端
に位置する貫通孔115cには上記第2のプラグ端子1
12をプラグコンタクト側から仮挿入し、また上述した
端子列中の所定の2箇所の貫通孔115cには上記第3
のプラグ端子113をプラグコンタクト側から仮挿入す
ると同時に、残余の各貫通孔115cに上記第1のプラ
グ端子111を同様に仮挿入し、該各端子111を上記
枕状突起115fで規定される位置まで一括して圧入す
ることで、プラグコネクタ11を図示のように構成する
ことができる。
【0011】一方、上述した2個の案内腕115bのガ
イド溝115dで案内されて上記プラグコネクタ11に
接続されるジャックコネクタ12は、上記各プラグコン
タクトと対応するそれぞれの位置に開口窓121aが形
成されたジャック絶縁体121と、該ジャック絶縁体1
21に植設された図示されないジャック端子とからなる
ものであり、該ジャック端子の上記プラグコンタクトと
接続するジャックコンタクトが上記開口窓121aの内
側に位置するように該ジャック絶縁体121の内部に配
置されている。
【0012】そして該ジャックコネクタ12を矢印Aの
ように上記ガイド溝間に挿入すると、上記プラグコネク
タ11の第2のプラグ端子112が先ず該ジャックコネ
クタ12のジャック端子と接続し次いで第1のプラグ端
子111がジャック端子と接続し続いて第3のプラグ端
子113がジャック端子と接続する等、プラグ端子とジ
ャック端子間の接続時点に差が生ずる。
【0013】従って、装置に繋がる回路条件などに適応
できるコネクタ1を構成することができる。該コネクタ
1の本発明に係わるプラグコネクタ11の構成を説明す
る図11で、(11−1)はプラグ絶縁体を示し、また
(11−2)はプラグ端子を示したものである。
【0014】すなわち図の(11−1)でプラグ絶縁体
115は、図10で説明したように端子固定部115a
の端子列方向両側に案内腕115bをコ字形に備えてな
るものであり、該端子固定部115aには端子固定用の
貫通孔115cが二列に整列して形成されている。
【0015】一方プラグ端子を説明する(11−2)
で、(a)で示した第1のプラグ端子111は、一端が
プラグコンタクト111aでそれに続く絶縁体固着部1
11cから先が幅方向片側に 1/2を越える比率に縮幅さ
れた状態でほぼ直角曲げされた外部接続端子111bに
形成されてなるものである。
【0016】また(b)は、上記第1のプラグ端子11
1の直角曲げ方向のみを逆にしたものである。(c)で
示した第2のプラグ端子112は、上記(a)で示した
第1のプラグ端子111におけるプラグコンタクト11
1aの長さのみを該コンタクトより長いプラグコンタク
ト112aに変えたものである。
【0017】更に(d)で示した第3のプラグ端子11
3は、上記(b)で示した第1のプラグ端子111にお
けるプラグコンタクト111aの長さのみを該コンタク
トより短いプラグコンタクト113aに変えたものであ
る。
【0018】ここで該プラグコネクタ11の製造方法を
図12乃至図14で工程的に詳細に説明する。プラグ絶
縁体に第1のプラグ端子を仮挿入する工程を示した図1
2で、(12−1)は端子の配置状態を示しまた(12
−2)は第端子を仮挿入したときの状態を示している。
【0019】すなわち(12−1)で、プラグ絶縁体1
15の上述した各貫通孔115cと対応するそれぞれの
位置には、図11の(a)と(b)に対応する第1のプ
ラグ端子111が連結材111′に櫛刃状に形成された
状態で配置されているが、上記第2のプラグ端子112
と第3のプラグ端子113とに対応する位置の該第1の
プラグ端子111のみは、図示Bのように切除されてい
る。
【0020】そこで連結材111′に繋がれた(a)に
示す第1のプラグ端子111を、プラグコンタクト側か
ら矢印C1 のように一括して上記プラグ絶縁体115の
貫通孔115cに仮挿入し、その状態で上記連結材11
1′の領域を切除する。
【0021】次いで、連結材111′に繋がれた(b)
に示す第1のプラグ端子111をプラグコンタクト側か
ら矢印C2 のように一括して上記プラグ絶縁体115の
貫通孔115cに仮挿入し、上記同様に連結材111′
の領域を切除する。
【0022】この場合、プラグ絶縁体115の切除端子
換言すれば第2と第3の各プラグ端子112,113に
対応する貫通孔115cを除く総ての貫通孔に該第1の
プラグ端子111が挿入されると同時に、(a)と
(b)で示す各第1のプラグ端子111の外部接続端子
111bは該外部接続端子領域が幅方向で逆側に縮幅さ
れていることから一列に整列することとなり、結果的に
(12−2)で示す状態にすることができる。
【0023】プラグ絶縁体に第2のプラグ端子と第3の
プラグ端子を仮挿入する工程を示した図13で、(13
−1)は端子の配置状態を示しまた(13−2)は第端
子を仮挿入したときの状態を示している。
【0024】すなわち(13−1)で、図11の(c)
で示す第2のプラグ端子112は連結材112′に櫛刃
状に形成された状態にあり、また図11の(d)で示す
第3のプラグ端子113は連結材113′に櫛刃状に形
成された状態にある。
【0025】そこで、2個の第2のプラグ端子112を
個々に分離させて矢印C3 ,C4 のようにプラグ絶縁体
115の該第2のプラグ端子挿入用の貫通孔115cに
上記同様に仮挿入すると同時に、2個の第3のプラグ端
子113を個々に分離して矢印C5 ,C6 のようにプラ
グ絶縁体115の該第3のプラグ端子挿入用の貫通孔1
15cに仮挿入すると、(13−2)に示す状態にする
ことができる。
【0026】この場合、該第2のプラグ端子112の外
部接続端子112bと第3のプラグ端子113の外部接
続端子112bとは、上記第1のプラグ端子111の外
部接続端子111bと一列に並んだ状態になる。
【0027】続く後工程を示した図14で、(14−
1)はプラグ絶縁体115に仮挿入された上記第1乃至
第3の各プラグ端子111〜113を一括して圧入する
状態を示した図であり、(14−2)はプラグコネクタ
11としての完成状態を示した図である。
【0028】すなわち図(13−2)の状態を矢印a〜
a′で切断視した(14−1)で、プラグ絶縁体115
には第1乃至第3のプラグ端子111〜113の各プラ
グコンタクト111a〜113aが二列に並んで配置さ
れまた該プラグ端子111〜113の各外部接続端子1
11b〜113bは一列に整列した状態にあるが、該各
プラグ端子111〜113がいずれも仮挿入の状態にあ
るためそれぞれの外部接続端子領域は図10で説明した
枕状突起115fと開離した状態にある。
【0029】そこで、例えば(a)に示す如き平板状治
具119を矢印Eのように外部接続端子側に移動させて
各外部接続端子111b〜113bが上記枕状突起11
5fと当接する位置まで一括して圧入することで、複数
のプラグ端子111〜113が位置決めして固着された
プラグコネクタ11を(14−2)ひいては図10に示
すように構成することができる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のプラグコ
ネクタ11の製造方法では、活性端子の種類に対応する
プラグ端子を準備する必要があると同時に、櫛刃状に形
成されたプラグ端子を切断したり個々に挿入する等組立
工程でも多くの工数がかかることとなり、結果的に生産
性の向上を期待することができないと言う問題があっ
た。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ジャックコ
ネクタと、該ジャックコネクタの各ジャック端子に接続
するプラグコンタクトの長さが異なるプラグ端子を備え
たプラグコネクタとからなるコネクタであって、前記プ
ラグコネクタが、プラグ絶縁体へのプラグコンタクト方
向の固定位置が異なる同一形状のプラグ端子を有するコ
ネクタによって解決される。
【0032】また、ジャックコネクタと、該ジャックコ
ネクタの各端子に接続するプラグコンタクト領域の長さ
が異なるプラグ端子を有するプラグコネクタとからなる
コネクタの製造方法であって、プラグ絶縁体の端子固着
部に形成された複数列の貫通孔に、前記プラグコンタク
ト領域の他端側に位置する外部接続端子で櫛刃状に連結
材に繋がれた同一形状のプラグ端子を、該プラグコンタ
クトが上記ジャックコネクタ側を向くように該プラグコ
ンタクト側から列ごとに一括して仮挿入する工程と、該
各貫通孔に仮挿入された上記同一形状の各プラグ端子を
外部接続端子側で個々に分離する工程と、個々に分離さ
れた各プラグ端子の該プラグ絶縁体への圧入距離が選択
的に変えられるように一括して圧入する工程、を含むコ
ネクタの製造方法によって解決される。
【0033】プラグ端子のプラグ絶縁体に対する圧入固
定位置を変えると、該プラグ絶縁体から突出するプラグ
コンタクト領域の長さを変えることができる。そこで本
発明では、プラグコンタクト領域が最も長い例えば図1
1で説明した第2のプラグ端子112とプラグ絶縁体1
15とでプラグコネクタを構成し、該第2のプラグ端子
112のプラグ絶縁体115に対する圧入固定位置を治
具によって3種類に設定することで、図10同様のプラ
グコネクタを実現するようにしている。
【0034】このことはプラグ端子としての種類が削減
できると同時に組立工数が減らせることを示しているこ
とから、プラグコネクタとしての生産性向上を期待する
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるコネクタを概
略的に説明する図であり、図2は本発明に係わるプラグ
コネクタの構成を説明する図、図3はプラグコネクタの
組立工程を説明する図(その1)、図4はプラグコネク
タの組立工程を説明する図(その2)、図5は第1の組
立治具を説明する図、図6は第1の組立治具による作用
を時系列的に説明する図、図7はプラグコネクタの組立
工程を説明する図(その3)、図8は第2の組立治具を
説明する図、図9はプラグコネクタの組立工程を説明す
る図(その4)である。
【0036】なお、図ではいずれも図10で説明したジ
ャックコネクタと接続するプラグコネクタに適用させる
場合を例としているので、図10乃至図14と同じ対象
部材や部位には同一の記号を付すと共に重複する説明に
ついてはそれを省略する。
【0037】図1でコネクタ2は、本発明になるプラグ
コネクタ21と該プラグコネクタ21に接続する図10
で説明したジャックコネクタ12とからなる。そしてこ
の場合の該プラグコネクタ21は、一端が直状のプラグ
コンタクト112aで該プラグコンタクト112aに続
く絶縁体固着部から他端側が幅方向片側に該幅の 1/2を
越えない幅に縮幅された状態で直角曲げされた外部接続
端子112bに形成された複数の第2のプラグ端子11
2と、図10で説明したプラグ絶縁体115とからなる
ものである。
【0038】そしてこの場合の該プラグコネクタ21で
は、図10で説明したプラグコネクタ11と同様に、例
えば端子列方向両端の2端子が接地電位に繋がるプラグ
端子に対応しまた端子列中間の2端子が電源電位に繋が
るプラグ端子に対応するようになっている。
【0039】そこで、例えば上述したプラグ絶縁体11
5の各貫通孔115cに上記第2のプラグ端子112を
図11同様に仮挿入する。次いで、上記端子列方向両端
の2端子(図示のと)の圧入距離と、該端子列方向
両端の2端子と端子列中間の2端子(図示のと)と
を除く残余の端子の圧入距離と、該端子列中間の2端子
の圧入距離とが、順次小さくなるように上記第2のプラ
グ端子112を圧入して該各プラグ端子112をプラグ
絶縁体115に固着させることで、所要のプラグコネク
タ21を図示のように構成するようにしている。
【0040】従って、図10同様に上記ジャックコネク
タ12を矢印Aのようにプラグ絶縁体115のガイド溝
115d間に挿入することで、上記との第2のプラ
グ端子112が先ず該ジャックコネクタ12のジャック
端子と接続し、次いで該とおよび上記との第2
のプラグ端子112を除く残余の端子112がジャック
端子と接続し、続いて該との第2のプラグ端子11
2がジャック端子と接続する等、装置に繋がる回路条件
などに適応できるコネクタ2を構成することができる。
【0041】該コネクタ2の本発明になるプラグコネク
タ21の構成を説明する図2で、該プラグコネクタ21
は図10で説明した従来のプラグ絶縁体115と図11
で説明した第2のプラグ端子112とからなるが、該プ
ラグ端子112の(c-1)と(c-2)はそれぞれの直角
曲げ方向のみが逆になったものである。
【0042】ここで、図11の(c)で説明した第2の
プラグ端子112に対応する図示(c-1)の第2のプラ
グ端子112を上記プラグ絶縁体115の接地電位に繋
がるプラグ端子を含む端子列(図では上列)側の貫通孔
115cに図12のc2 同様に所定位置まで圧入して固
着せしめると共に、図示(c-2)の第2のプラグ端子1
12を上記プラグ絶縁体115の電源電位に繋がるプラ
グ端子を含む端子列(図では下列)側の貫通孔115c
に図12のc1 同様に所定位置まで圧入して固着させる
ことでに、図1のプラグコネクタ21を得ることができ
る。
【0043】ここで、該プラグコネクタ21の製造方法
を必要な治具を含めて図3乃至図9で工程的に詳細に説
明する。プラグ絶縁体に第2のプラグ端子を仮挿入する
工程を示した図3で、(3−1)は端子の配置状態を示
しまた(3−2)は該端子を仮挿入したときの状態を示
している。
【0044】すなわち図の(3−1)で、プラグ絶縁体
115の上述した各貫通孔115cと対応するそれぞれ
の位置には、直角曲げ前の第2のプラグ端子112が図
11で説明したように連結材112′に櫛刃状に繋がれ
た状態で該貫通孔115cの列(図では2列)ごとに配
置されている。
【0045】そこで連結材112′に繋がれた状態の該
第2のプラグ端子112を、プラグコンタクト側から矢
印D1 ,D2 のように1個を上下反転させた状態で列ご
とに一括して上記プラグ絶縁体115の貫通孔115c
に仮挿入する。
【0046】次いで上記連結材112′を切除すると、
プラグ絶縁体115に仮挿入された各第2のプラグ端子
112が個々に分離されたことになって(3−2)に示
す状態にすることができる。
【0047】次いで、プラグ絶縁体115に仮挿入され
ている各第2のプラグ端子112を、図4の(4−1)
に示す如き第1の組立治具25の矢印E1 方向への押圧
によって端子毎に所定位置まで圧入することで、(4−
2)に示すように接地電位に繋がる端子のプラグコンタ
クト領域が信号電位に繋がる通常端子のプラグコンタク
ト領域より長く、且つ電源電位に繋がる端子のプラグコ
ンタクト領域が該通常端子のプラグコンタクト領域より
短くした状態のプラグコネクタ半完成体21′を得るこ
とができる。
【0048】図5はこの場合の第1の組立治具25を説
明する図であり、(5−1)は一部を断面視した斜視
図、(5−2)は(5−1)を矢印F方向から見た正面
図である。
【0049】図で正面視サイズが少なくともプラグコン
タクト配置領域を越える大きさに形成されている角形ブ
ロック状の第1の組立治具25には、図3の(3−2)
で示したように第2のプラグ端子112を仮挿入したと
きの各外部接続端子112bと対応するそれぞれの位置
に該外部接続端子112bが貫通し得る大きさの貫通孔
25aが形成されている。
【0050】そして、図1で説明したとの接地電位
に繋がる端子に対応する貫通孔25aを除く貫通孔の位
置には、上記プラグ絶縁体115の貫通孔115cと対
応する位置に該第2のプラグ端子112の縮幅前の幅が
嵌入し得る凹穴25bが該貫通孔25aに沿って形成さ
れている。
【0051】そして該凹穴25bは、図1で説明した
との端子に対応する貫通孔25a以外の貫通孔領域で
は表面25cからの深さ d1 を備えた凹穴25b-1
形成されているが、このときの該深さ d1 は接地電位
に繋がる端子と信号電位に繋る端子間のプラグコンタク
トの長さの差すなわち図1における d2 に対応させて
いる
【0052】更に、図1で説明したとの端子に対応
する貫通孔領域では表面25cからの深さ d3 を備え
た凹穴25b-2に形成されているが、このときの該深さ
3 は接地電位に繋がる端子と電源電位に繋がる端子
間のプラグコンタクトの長さの差すなわち図1における
4 に対応させている
【0053】そこで、図6の(6−1)に示す如く、図
4における各外部接続端子112bを該第1の組立治具
25の貫通孔25aに入れた状態で、該第1の組立治具
25をプラグ絶縁体115の方向に押圧すると、該第1
の組立治具25の表面25cが先ず図1のとに位置
する接地電位に繋がる第2のプラグ端子112の縮幅肩
112dに当接して該端子を圧入するので、(6−2)
に示す状態にすることができる。
【0054】次いで該第1の組立治具25を押圧する
と、上記接地電位に繋がる第2のプラグ端子112の圧
入と同時に、信号電位に繋がる第2のプラグ端子112
の縮幅肩112dが上記凹穴25b-1に侵入して該凹穴
25b-1の底面と当接するので、接地電位と信号電位に
繋がる各第2のプラグ端子112が上述した d2 のずれ
を保った状態で圧入されるので、(6−3)に示す状態
となる。
【0055】更に該第1の組立治具25の押圧が続く
と、接地電位と信号電位に繋がる各第2のプラグ端子1
12の圧入と同時に、電源電位に繋がる第2のプラグ端
子112の縮幅肩112dが上記凹穴25b-2に侵入し
て該凹孔底面との当接で該端子を圧入するので、結果的
に接地電位に繋がる第2のプラグ端子112と信号電位
に繋がる第2のプラグ端子112と電源電位に繋がる第
2のプラグ端子112とが d2 と d4 のずれを保った状
態でプラグ絶縁体115に圧入固着されたことになり、
(6−4)で示す状態にすることができる。
【0056】従って、この時点で該第1の組立治具25
を図4の矢印E2 のように抜き去ることで、第2のプラ
グ端子112が固着されたプラグコネクタ半完成体2
1′を図4の(4−2)に示すように得ることができ
る。
【0057】その後の組立工程を説明する図7で、(7
−1)で示すプラグコネクタ半完成体21′の第2のプ
ラグ端子112の外部接続端子側に第2の組立治具26
を矢示のように装着すると(7−2)に示す状態とする
ことができるが、ここで理解し易くするため先に図8で
該第2の組立治具26を詳細に説明する。
【0058】すなわちこの場合の第2の組立治具26を
説明する図8で、(8−1)は構成を示しまた(8−
2)は完成時の状態を示している。図の(8−1)で第
2の組立治具26は、矢印G方向から見た正面視がスリ
ット状隙間261aを介するコ字形に形成されたダイス
本体261と、該ダイス本体261の開口側端面に位置
決めして螺止固定される補強部262とからなるもので
ある。
【0059】そしてこの場合の該ダイス本体261は、
連結部261bから上記スリット261aを介して平行
に立てられた2個の曲げダイス261c,261dが上
記プラグコネクタ半完成体21′における端子列方向の
端子配置領域を越える長さに形成されていると共に、該
各曲げダイス間で対応する1箇所の稜線域は円弧状面取
り261c′と261d′に形成されている。
【0060】また、上記スリット状隙間261aの間隔
W は前記プラグコネクタ半完成体21′における外
部接続端子112bの厚さ t を僅かに越えるように
形成され、また上記曲げダイス261cの厚さ T は
上記プラグコネクタ半完成体21′における外部接続端
子112bの列間距離 w より僅かに小さく形成され
ている。
【0061】一方補強部262は、上記ダイス本体26
1の各曲げダイス261c,261dそれぞれの端面2
61eに設けた突起261fで該ダイス本体261に位
置決めされた状態で該ダイス本体261にねじ固定され
るようになっている。
【0062】そこで、該補強部262を矢印Hのように
上記ダイス本体261の端面261eに位置決めしねじ
27等で両者を固定することで、図7で説明した第2の
組立治具26を(8−2)に示すように構成することが
できる。
【0063】従って該第2の組立治具26を、上述した
曲げダイス261cが上記プラグコネクタ半完成体2
1′の外部接続端子列間に位置するように矢示の如く該
プラグコネクタ半完成体21′の外部接続端子側に装着
することで、図7の(7−2)で示す状態にすることが
できる。
【0064】そこで、例えば通常のプレス折り曲げ技術
によるポンチ等の降下で、該外部接続端子に破線で示す
ような直角曲げ工程を施した後、該第2の組立治具26
の上述した補強部262を取外してダイス本体261を
抜き去ることで(7−3)に示す状態にすることができ
る。
【0065】以後図9の(9−1)に示す如く、図14
で説明した平板状の治具119を図14と同様にプラグ
コネクタ半完成体21′の方向に押圧して各第2のプラ
グ端子112をその外部接続端子112bの領域が前述
した線状突起115fと当接する位置まで一括して圧入
することで、図1で説明した所要のプラグコネクタ21
を構成することができる。
【0066】かかる活性端子を備えたプラグコネクタ2
1と該コネクタ21に接続するジャックコネクタ12と
からなるコネクタ2では、プラグ端子としての種類が減
らせると同時に、従来のプラグコネクタ11で必要とし
たプラグ端子の連結材からの切り離し工程やプラグ絶縁
体115への複数回にわたる挿入工程が減らせることか
ら、効果的な生産性向上を実現することができる。
【0067】なお、上述した説明では接地電位に繋がる
プラグ端子と電源電位に繋がるプラグ端子のそれぞれが
2個ずつで且つ位置が決められている場合を例としてい
るが、図5で説明した第1の組立治具25における凹穴
25b-1と25b-2の数と位置を設定することで上記そ
れぞれの数や位置が如何なるプラグコネクタにも適用し
得ることは明らかである。
【0068】また、上述した説明ではプラグ端子が二列
に整列したプラグコネクタに適用させた場合を例として
いるが、該二列に限定されるものでなく、図5で説明し
た第1の組立治具25と図7で説明した第2の組立治具
26とを上記端子列に合わせて形成することで、如何な
る列数のプラグコネクタにも本発明が適用し得ることも
明らかである。
【0069】
【発明の効果】上述の如く本発明により、構成部品数の
削減と組立工数の削減による生産性向上を図ったコネク
タとその製造方法を提供することができる。
【0070】なお、本発明の説明では装置としての回路
条件に合わせるために接地電位に繋がるプラグ端子と信
号電位に繋がるプラグ端子と電源電位に繋がるプラグ端
子のプラグコンタクト領域の長さを変えているが、本発
明を適用させて例えば該プラグコンタクト領域の長さを
端子列ごとに変えたりプラグ端子数をほぼ均等に分割し
てそれぞれのプラグコンタクト領域の長さを変えること
で、プラグコネクタのジャックコネクタに対する接続/
解除時の操作性の向上が実現できるメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるコネクタを概略的に説明する
図。
【図2】 本発明に係わるプラグコネクタの構成を説明
する図。
【図3】 プラグコネクタの組立工程を説明する図(そ
の1)。
【図4】 プラグコネクタの組立工程を説明する図(そ
の2)。
【図5】 第1の組立治具を説明する図。
【図6】 第1の組立治具による作用を時系列的に説明
する図。
【図7】 プラグコネクタの組立工程を説明する図(そ
の3)。
【図8】 第2の組立治具を説明する図。
【図9】 プラグコネクタの組立工程を説明する図(そ
の4)。
【図10】 従来のコネクタを概略的に説明する図。
【図11】 活性端子付のプラグコネクタの構成を説明
する図。
【図12】 従来のプラグコネクタの組立工程を説明す
る図(その1)。
【図13】 従来のプラグコネクタの組立工程を説明す
る図(その2)。
【図14】 従来のプラグコネクタの組立工程を説明す
る図(その3)。である。
【符号の説明】
2 コネクタ 12 ジャックコネクタ 21 プラグコネクタ 21′ プラグコネクタ半完成体 25 第1の組立治具 25a 貫通孔 25b,25b-1,25b-2 凹穴 25c 表面 26 第2の組立治具 27 ねじ 112 第2のプラグ端子 112′ 連結材 112a プラグコンタクト 112b 外部接続端子 112c 絶縁体固着部 112d 縮幅肩 115 プラグ絶縁体 115c 貫通孔 115f 枕状突起 119 平板状治具 261 ダイス本体 261a スリット状隙間 261b 連結部 261c,261d 曲げダイス 261d′,261d′ 円弧状面取り 261e 端面 261f 突起 262 補強部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二木 和之 東京都品川区東五反田2丁目3番5号 富 士通高見澤コンポーネント株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャックコネクタと、該ジャックコネク
    タの各ジャック端子に接続するプラグコンタクトの長さ
    が異なるプラグ端子を備えたプラグコネクタとからなる
    コネクタであって、 前記プラグコネクタが、プラグ絶縁体へのプラグコンタ
    クト方向の固定位置が異なる同一形状のプラグ端子を有
    することを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 ジャックコネクタの各ジャック端子に接
    続するプラグコンタクトの長さが異なるプラグ端子を備
    えたプラグコネクタであって、 プラグ絶縁体へのプラグコンタクト方向の固定位置が異
    なる同一形状のプラグ端子を有することを特徴とするプ
    ラグコネクタ。
  3. 【請求項3】 ジャックコネクタと、該ジャックコネク
    タの各端子に接続するプラグコンタクト領域の長さが異
    なるプラグ端子を有するプラグコネクタとからなるコネ
    クタの製造方法であって、 プラグ絶縁体の端子固着部に形成された複数列の貫通孔
    に、前記プラグコンタクト領域の他端側に位置する外部
    接続端子で櫛刃状に連結材に繋がれた同一形状のプラグ
    端子を、該プラグコンタクトが上記ジャックコネクタ側
    を向くように該プラグコンタクト側から列ごとに一括し
    て仮挿入する工程と、 該各貫通孔に仮挿入された上記同一形状の各プラグ端子
    を外部接続端子側で個々に分離する工程と、 個々に分離された各プラグ端子の該プラグ絶縁体への圧
    入距離が選択的に変えられるように一括して圧入する工
    程、 を含むことを特徴とするコネクタの製造方法。
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