JPH1014928A - 胸部切開用アクセス装置 - Google Patents

胸部切開用アクセス装置

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JPH1014928A
JPH1014928A JP9078781A JP7878197A JPH1014928A JP H1014928 A JPH1014928 A JP H1014928A JP 9078781 A JP9078781 A JP 9078781A JP 7878197 A JP7878197 A JP 7878197A JP H1014928 A JPH1014928 A JP H1014928A
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JP
Japan
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blade
access device
arm
extending
surgical
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JP9078781A
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English (en)
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Charles S Taylor
チャールズ・エス・テイラー
William N Aldrich
ウィリアム・エヌ・アルドリッチ
Frederico J Benetti
フェデリコ・ホタ・ベネッティ
Richard M Ferrari
リチャード・エム・フェラーリ
Robert G Matheny
ロバート・ジー・マセニー
Dwight P Morejohn
ドワイト・ピー・モアジョン
Brent Regan
ブレント・レーガン
Eugene E Reis
ユージーン・イー・レイス
Ivan Sepetka
イワン・セペトカ
Benjamin Sherman
ベンジャミン・シャーマン
William F Witt
ウィリアム・エフ・ウィット
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Cardiothoracic Systems LLC
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Cardiothoracic Systems LLC
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Priority claimed from US08/619,903 external-priority patent/US5976171A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外科医の作業スペースや視覚的アクセスを増
大する。 【解決手段】 アクセス装置は、拡張部材に接続され互
いに引き離し又は引き寄せられる第1と第2のブレード
と、該ブレードに接続された胸骨パッドとを有してい
る。上位ブレードは拡張部材に回動可能に接続され、こ
れにより上位ブレードはブレードが引き離されると自然
に上昇する。代案として、垂直移動部材がブレードと拡
張部材に回動可能に接続される。垂直移動部材は、上位
ブレードを垂直に移動させるのに使用される。これによ
り、胸部内動脈のの切開のための外科医の作業スペース
と視覚的アクセスが増加される。組織開創器はブレード
に接続され、切り口の回りの柔軟組織を外科医の作業領
域から引き離すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1996年2月2
0日に出願された米国出願第08/604,161号の
一部継続出願である1996年3月20日に出願された
米国特許出願第08/619,903の一部継続出願で
あり、それらの開示はそれらを参照することによりここ
に組み入れられる。本発明はレトラクタ(開創器retrac
tor)、さらに詳しくは外科手術中に胸腔の内部への接
近を容易にするアクセス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】心臓血管系の病気は、毎年多数の人々を
冒し、アメリカ合衆国又は世界中における死の主要な原
因になっている。このような病気から社会への犠牲(co
st)は、外科手術による心臓病患者の治療のコストと、
生命を失うこととの両方の面において、莫大になってい
る。心臓病の一般的な形態は、心臓への血管の供給の減
少であり、それは心臓に通じる心臓血管系におけるクリ
ティカルポイントで血管流に制限を生じるアテローム性
動脈硬化症やその他の状態によって引き起こされる。多
くの場合、心臓に通じる血管流の閉塞や制限は、管状動
脈バイパス移植(CABG)法として知られ、さらに一
般的には「心臓バイパス」手術として知られている外科
手術によって治療することができる。CABG手術で
は、外科医は身体の他の部分から静脈の一部を移植片と
して使用するために取り除き、その移植片を閉塞部をバ
イパスするポイントに設置して心臓への正常な血液流を
復元するか、あるいは動脈の一部を分離してその一端を
閉塞部を過ぎたところに接合する一方、他端を動脈供給
部に取り付けておくことで心臓への正常な血液流を復元
する。
【0003】CABG手術は比較的普通になってきてお
り、心臓バイパス手術はアメリカ合衆国で1000人に
1人に行われているが、その手術は長く、外傷を起こ
し、心臓や中央神経系、血液供給部を損傷する惧れがあ
る。従来のCABG手術では、外科医は心臓への血流を
切断し、次に移植片を設置するために心臓の鼓動を停止
させる。このように、従来のCABG手術を行なうため
に、外科医は胸部に長い切開を行い、胸骨の1/2を広
げて離し、次に患者に心肺バイパス装置を取り付け、移
植片を縫合する間に、身体の残りの部分への酸素化血液
の循環を93回続ける。
【0004】さらに、CABG手術は、病気にかかった
部分をバイパスして適切な血流を回復する2つのポイン
トの間で血液の流れの接続を行なう必要がある。典型的
には、移植片の一端を大動脈に縫合する一方、他端を心
臓の主筋肉に血流を提供する左前降下(LAD)動脈の
ような冠状動脈に縫合する.この手法は「フリーバイパ
ス移植」として知られている。この代わり、胸壁のIM
A肉茎(pedicle)を切除し、動脈供給部に取り付ける
一方、閉塞部を過ぎてLADに取り付ける。この手法は
「インサイツ(in situ)バイパス移植」として知られ
ている。
【0005】インサイツバイパス移植では、移植片が設
置後にねじれないことを保証するため、IMAを十分に
緩むまでその結合組織から切開しなければならない。左
右のIMAは、首部の鎖骨下動脈から隔膜まで延び、胸
骨の近傍の肋骨籠の裏側に沿って走っている。従来のイ
ンサイツバイパス移植中には、外科医が左IMA(LI
MA)と心臓に接近しやすいように、胸骨の左半分が持
ち上げられる。この種の胸骨開創に使用される装置はイ
ギリス特許出願第2267827号「胸部切開用装置
(A device for Internal Mammary artery diss
ection)」に開示されている。
【0006】侵襲や外傷の少ないCABG手術を行なう
ためにいくつかの努力がはらわれてきたが、多くの技術
は依然として心臓バイパス及び心臓プレジア(心臓停
止)を必要とする。 外科医が手術中に心臓が鼓動する
のを停止する必要性を回避し、これによりCABG手術
中に患者を心臓プルモナリバイパス装置に接続して患者
の生命を維持する必要性を排除し、患者を心臓プルモナ
リバイパス装置に接続するのに必要な長く外傷を伴う外
科手術に対する要求を排除することができれば、CAB
G手術の安全性と効能は改良されるであろう。近年、少
数の外科医は、心臓が鼓動している間に外科医がCAB
G手術を行なうことができるように特に開発された外科
技術を使用してCABG手術を行い始めた。このような
手術では、心臓プルモナリバイパスを行なう必要がな
く、患者を心臓プルモナリバイパス装置に接続するのに
必要な長い外科手術を行なう必要がないうえ、心臓プレ
ジアガ不必要になり、外科手術は侵襲や外傷がなくな
り、全手術は胸部に1つ又は2つの比較的小さな切開
(胸部切開thracotomies)を通して行なうことができ
る。
【0007】このような利点にもかかわらず、この鼓動
心臓CABG手術は広範には行われず、一部で行われて
いるにすぎない。心臓が依然として鼓動している間に、
従来の器具を用いて必要な外科手術を行なうことは困難
であるからである。もし鼓動する心臓に対してCABG
手術を容易に行なうことができるような特別に設計され
た器具が入手できれば、鼓動心臓CABG手術はもっと
広範に行われ、心臓血管病の治療は、心臓血管病患者人
口の大部分において改良されるであろう。
【0008】「鼓動心臓」CABG手術は心臓筋肉が鼓
動し続けている間に行われる以上、外科医が移植片を縫
合している間に血液が流出し続けるうえ、心臓が動き続
けるため、吻合を行なうことは困難である。移植片を設
置するのに必要な外科手順は、手術中に動き続けるいく
つかの極めて小さな血管に一連の縫合糸を通すことを要
求する。縫合糸は移植片が固定し漏れないように完全に
設置しなければならない。移植片を設置する手術中に動
脈を通して流れる血液が阻止されあるいは減少されるた
め、手術は迅速に行なうことが重要である。これはイス
ケミア(ischemia)を起こすことがあり、それは最小に
されなければならない。さらに、外科医は胸部の小さな
開口を通して作業をし、あるいはビデオモニタで手順を
見る、すなわち外科スコープを介して外科部位を見るの
で、外科医の作業スペースや視覚的アクセスは限られて
いる。
【0009】もし、外科医の作業スペースや心臓及びI
MAへのアクセスが増大し向上すれば、「鼓動心臓」C
ABG手術は大いに改良される。外科医の作業スペース
と視覚的アクセスを増大し向上する現在の方法は、従来
の肋骨拡張器又は開創器を用いて肋骨を横方向に拡張し
て開創し、開創された肋骨の1つを他に対して垂直方向
に移動させて肋骨籠の下に「トンネル」を形成すること
である。開創された肋骨の1つを垂直に移動させるため
には、肋骨拡張器を介して外力を肋骨に加えなければな
らない。典型的には、外科医の補助者が肋骨の下方に挿
入された肋骨ブレードを有する装置を用いて肋骨を上方
に押し又は引くことになる。しかしながら、次に外科医
の補助者は、IMA切開中、肋骨を垂直に配置された位
置に保持しなければならず、外科手術領域の回りに手が
付加されるという望ましくない結果になる。
【0010】開創された肋骨を垂直に配置するために外
科医によって使用される他の方法は、開創された肋骨の
下方に肋骨ブレードを挿入し、該肋骨ブレードを患者の
上方に設置されたウインチに取り付けることである。次
に、このウインチを駆動して肋骨を上方に引き上げ、垂
直に配置された位置に保持する。しかしながら、ウイン
チで手術台から持ち上げられることは、患者にとって少
しも珍しいことではない。これは望ましくない。なぜな
ら、肋骨にひびが入ったり折れたりすると、患者の身体
の重量により、患者が手術台に達するまで肋骨が折れ続
けるからである。
【0011】開創された肋骨の1つを垂直に移動させる
ためのこれらの方法を使用する間、胸骨又は他の開創さ
れた肋骨を押し下げることによって外科医の作業スペー
スと視覚的アクセスをさらに増大することが望ましい。
しかしながら、胸骨又は他の開創された肋骨の押し下げ
は、外科手術部位の回りにさらに手が加わることになっ
て望ましくない。
【0012】さらに、これらの方法及び装置は胸部切開
(thoracotomy)を行なうことができる場所を限定する
傾向にある。例えば、もし切開が胸部の横側で行われる
と、従来の肋骨拡張器は開創されている肋骨から垂直に
「直立」する傾向にあり、外科医の作業スペースに押し
入ることになる。加えて、もしウインチが肋骨をオフセ
ットするのに使用されると、ウインチの持ち上げ動作
は、IMAを行なうのに望ましくない不安定な位置に患
者を回転させる傾向にある。
【0013】同様に、「鼓動心臓」CABG手術を改良
する重要性は、胸部の切り口の回りの柔らかい組織を開
創し、外科医の作業領域から柔らかい組織を引き離す能
力である。しかしながら、前述したいずれの方法及び装
置も柔らかい組織の開創を行なう能力を提供していな
い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、「鼓動心
臓」CABG手術中に外科医の作業スペースや視覚的ア
クセスを増大するこれらの装置や方法の欠点に鑑み、肋
骨を横方向に拡張して、対向する開創された肋骨を互い
に垂直に移動させることができ、胸骨を押し下げること
ができ、完全独立で、肋骨を拡張し垂直に移動させるの
に必要な力と、肋骨を押し下げるのに必要な力とが付加
的な外部装置よりもアクセス装置自身によって加えら
れ、切開が行われる場所を限定せず、柔らかい組織の開
創を行なうことができる装置を提供することが望まし
い。
【0015】本発明の目的は改良されたアクセス装置を
提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は改良された組織開創器
を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的及び利点は添付図面及び
説明から明らかになる。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のアクセス装置
は、外科医の作業スペースと視覚的アクセスを増大する
ことによって、乳房内動脈(internal mammary arter
y:IMA)の切開と、「鼓動心臓」冠状動脈バイパス
移植(CABG)手術中の心臓へのアクセスを容易にす
るのに役立つ。本発明のアクセス装置は、肋骨を横方向
に拡張し、開創された対向する肋骨を互いに垂直方向に
移動させ、胸骨を押し下げて、開創された肋骨の下方に
「トンネル」効果を生じることができることが好まし
い。さらに、それは、肋骨を拡張して垂直に移動させる
のに必要な力が付加的な外部装置よりもむしろアクセス
装置自身によって加えられるように、自己独立している
のが好ましい。アクセス装置は、拡張部材に相互接続さ
れ横方向に接離する第1と第2のブレードと、該ブレー
ドの相互接続された胸骨パッドと、前記ブレードと拡張
部材に相互接続された垂直移動部材とからなるのが好ま
しい。垂直移動部材は、2方向性であり、相互接続され
たブレードが何れの方向にも垂直方向に移動して、外科
医の作業スペースとIMAへの視覚的アクセスを増大す
ることができるのが好ましい。
【0019】加えて、アクセス装置は、一体の組織開創
器と、前記ブレードと組織開創器に相互接続されたヒン
ジコネクタと、前記ブレードに相互接続されたポートと
を含むのが好ましい。前記組織開創器は、切り口の回り
の柔らかい組織を外科医の作業領域から離れるように引
くことが有利である。前記ポートは、心臓安定器用のマ
ウント、IMAテイクダウン用のスコープ、IMAクラ
ンプ、IMAホルダ、又は「鼓動心臓」CABG手術に
必要な他の工具を提供することが有利である。前記ヒン
ジコネクタは、外科医の作業領域から離れてアクセス装
置を回動させることが有利である。
【0020】他の実施形態では、前記上方のブレード
は、該ブレードの上方の回動点で拡張部材に回動可能に
装着されているのが好ましい。前記上方のブレードは、
下方のブレードから拡張する力がピボットを介して上方
のブレードに伝達されると、自然に持ち上げられる。前
記胸部パッドは、上方のブレードに回転可能に接続され
ているのが好ましい。
【0021】さらに他の実施形態では、管状又は中空の
円錐形状の本体からなるブレードの無い実施形態は患者
の胸腔へのアクセスを与える。
【0022】
【発明の実施の形態】今、図面を詳細に参照すると、ア
クセス装置の新規な実施形態が示されている。このアク
セス装置は、外科医の作業スペースと視覚的アクセスを
増大することによって、基端と末端の両方を含む胸部内
動脈(IMA)の切開と、「鼓動心臓」冠状動脈バイパ
ス移植(CAGB)手術中の心臓へのアクセスとを容易
にする。図面は、同一又は類似の構造を含む種々の実施
例を示す。このため、いくつかの図面に同一又は類似の
構造が現れる場合は、その構造には同一の参照符号が付
されている。
【0023】図1を参照すると、本発明の好ましい実施
形態を組み込んだアクセス装置10が示され、患者の胸
部Pの表面に配置されている。 LIMA(破線で示す)
の近傍の患者の胸部Pの切り口には、患者の心臓の外面
のLAD動脈が露出している。好ましくは、アクセス装
置10は、一対のブレード50と51、一対のサポート
パッド80と81、一対の組織開創器70と71、一対
の捩り部材30と31、及び拡張部材12からなってい
る。捩り部材30と31及び拡張部材12は、ブレード
50と51、組織開創器70と71、及び患者の胸部に
相対的に平行な面にある胸部切り口から好ましく離れて
延びている。この結果、アクセス台10は、有利に低い
姿勢を維持し、外科医の作業スペースを実質的に開放す
る。
【0024】図2を参照すると、組織開創器70と71
のないアクセス台10の要素が示されている。拡張部材
12は、回動可能に連結された上ハブハーフ17と下ハ
ブハーフ16とを含む回動可能なハブ14からなってい
る。一対の拡張アーム19と18は、上下ハブハーフ1
7と16から延びて、捩り部材31と30にそれぞれ接
続されている。ハブ14は調和ギヤドライブ20を含
み、この調和ギヤドライブ20は上ハブハーフ17を下
ハブハーフに対して回転させ、拡張アーム18と19を
拡張又は閉鎖して患者の肋骨を開創又は弛緩するのに使
用される。
【0025】図3を参照すると、調和ギヤドライブ20
は、リングギヤ21と22、ピニオン24、アイドラー
ギヤ26と27、及びドライブハブ28からなってい
る。リングギヤ21と22は、上下ハブハーフ17と1
6の内壁にそれぞれ形成されている。アイドラーギヤ2
6と27は、ピニオン24及びリングギヤ21と22に
回動可能に噛合されている。好ましくは、リングギヤ2
1と22の間の有効ギヤ比は約20−40:1の範囲、
ピニオン24とリングギヤ21と22の間のギヤ比は約
3−5:1の範囲である。これにより、ピニオン24に
接続されたドライブハブ28を回転させ、リングギヤ2
1と22を比較的高いトルクで駆動して上ハブハーフ1
7を下ハブハーフ16に対して回転させ、拡張アーム1
8と19及び患者の肋骨を離れるように拡張するのに、
比較的小さいトルクのみが必要とされる。
【0026】調和ギヤドライブ20の代案は、ハブ14
とともにラッチ機構、スプリング機構、又はロックナッ
ト機構を含む。レンチ又は特殊工具を上ハブハーフ17
に取り付けて、それを下ハブハーフ16に対して回転さ
せる一方、他のレンチ又は特殊工具を用いて拡張アーム
18又は下ハブハーフ16を保持する。一旦、上ハブハ
ーフ17と拡張アーム19が下ハブハーフ16と拡張ア
ーム18に対して所望の位置に回動されると、ラッチ又
はスプリング機構が上ハブハーフ17の逆転を防止す
る。ロックナット機構を使用する場合には、上ハブハー
フ17を下ハブハーフ16に対して所望の位置に回転し
た後、逆転を防止するためにロックナットを締め付け
る。他の代案、すなわちリードねじ機構又はウォームギ
ヤ機構を以下詳細に説明する。
【0027】図2を参照すると、ブレード50と51
は、患者の複数の肋骨の下方をスライドする細長いベー
ン52と53、胸部切り口に隣接する患者の肋骨を受け
入れる凹んだ弓形喉部54と55を含んでいる。凹んだ
弓形喉部54と55及び細長いベーン52と53は、ア
クセス装置10の動作に関連して以下に説明する。
【0028】ブレードアーム56と57は、ブレード5
0と51をアクセス装置10の残りの部分に相互接続し
ている。ブレードアーム56と57は、トルクベース3
2と33のソケット34と35に受け入れられるステム
62と63を有する。ソケット34と35及びステム6
2と63は、ブレードアーム56と57がトルクベース
32と33に開放可能に接続されるように構成されてい
る。トルクベース32と33から水平に延びるステム6
2と63は、回動部60と61を含む。ブランチ58と
59は、回動部60と61から外方にかつ下方に延び、
ブレード50と51の喉部54と55の取り付けられて
いる。このブレードアーム構造は、アクセス装置10を
外科医の作業領域から離している。
【0029】サポートパッド80と81は、回動継手8
2と83によって調整可能なアーム86と87に接続さ
れている。回動継手82と83は、ボール又はソケット
形のコネクタ84と85として構成するのが好ましい。
調整可能なアーム86と87は、内部シャフト98と9
9がスライド可能に嵌入し、かつ、動作可能に接続され
た外部シャフト88と89を含むのが好ましい。外部シ
ャフト88と89は、ラッチレバー機構(不図示)を介
して内部シャフト98と99に動作可能に接続されてい
るのが好ましい。調整可能なアーム86と87の内部シ
ャフト98と99は、さらにロックポジショナー90と
91に接続されている。ロックポジショナー90と91
は、トルクベース32と33に取り付けられ、ラッチ又
はラップスプリングタイプ機構(不図示)からなるか、
あるいは対向するフェースギヤ94と96、95と97
からなっている。タブ92と93は回動して、外部フェ
ースギヤ94と95の外面のカム付き又は鋸歯面36と
37を協働し、対向するフェースギヤ94と96、95
と97に係脱する。これにより、タブ92と93を回動
してフェースギヤ94と96、95と97との係合を解
除すると、サポートパッド80と81を所望の位置に回
転することができる。サポートパッド80と81を適切
に位置決めすると、タブ92と93を回動してフェース
ギヤ94と96、95と97を係合し、これによりサポ
ートパッド80と81をその位置にロックすることがで
きる。
【0030】捩り部材30と31は、アクセス装置10
が患者の肋骨を横方向に開創し、垂直方向に移動させる
ことができるように、トルクベース32と33及び拡張
アーム18と19に接続されている。このように、捩り
部材30と31は、アクセス装置10が完全独立である
ことを可能にする。すなわち、患者の肋骨を拡張し垂直
に移動させるのに必要な力と患者の胸骨を押し下げるの
に必要な力とが、付加的な外部装置ではなくアクセス装
置自身によって加えられる。
【0031】捩り部材30と31は、減速ギヤアセンブ
リ40(図4参照)からなることが好ましい。減速ギヤ
アセンブリ40は、捩り部材31用として示されよう
に、拡張アーム19のシャフトの端部に回転可能に取り
付けられる駆動ナット42と、拡張アーム19から軸方
向に延びる第1シャフト45と、トルクベース33から
延びる第2シャフト47とからなっている。第2シャフ
ト47は第1シャフト45にショルダーねじ49によっ
て回転可能に取り付けられている。
【0032】駆動ナット42は、第2シャフト47の端
面に隣接する傾斜面43を有するのが好ましい。第1シ
ャフト45に装着された揺動プレート44は駆動ナット
42と第2シャフト47の間に介在している。揺動プレ
ート44は、該揺動プレート44が第1シャフトに対し
て回転するのを防止するために、第1シャフト45のス
プライン46に取り付けられている。しかしながら、ス
プライン46は揺動プレート44の揺動運動を制限する
ものではない。
【0033】揺動プレート44と第2シャフト47は、
互いに対向して噛合する面ギヤ41と48をそれぞれ有
している。揺動プレート44の面ギヤ41は、揺動プレ
ート44が駆動ナット42の回転により揺動すると、第
2シャフト47の面ギヤ48と1点で噛合する。これに
より、面ギヤ41と48の間の相互作用は、好ましくは
60−80:1の範囲内である、駆動ナット42と第2
シャフト47の間のギヤ比を生じる。したがって、駆動
ナット42を回して第2シャフト47をいずれの方向に
も低トルクで回転させることができる。これにより、ブ
レード50と51を用いて患者の肋骨を垂直方向に移動
させ、サポートパッド80と81を用いて患者の胸骨を
押し下げるのに必要なトルクでもって、トルクベース3
2と33を回転させることができる。
【0034】代案として、捩り部材30と31は、ラッ
チ機構、スプリング機構、又はロックナット機構(不図
示)で構成することができる。ここで、トルクベース3
2と33を所望の位置に回転させるのに、レンチ又は特
殊な工具を使用することができる。トルクベース32と
33が所望の位置に回転させられると、それらはラッ
チ、スプリング、又はロックナット機構によって逆転が
防止される。
【0035】図5−7を参照すると、組織開創器70と
71は、それぞれハブ73Aと73Bから延びるアーム
72Aと72Bを有している。ハブ73Aと73Bはブ
レードアーム56と57の回動軸60と61に回転可能
に取り付けられている。ハブ72Aと72Bと反対側に
は、スピンドル74Aと74Bがアーム72Aと72B
から延びている。弾性シート77Aと77Bは、好まし
くは天然ラテックスゴムから形成され、一端がスピンド
ル74Aと74Bに取り付けられ、他端がプレート78
と79に取り付けられている。取付板78と79のスロ
ット68と69は、ブレード50と51から延びるフッ
ク64と65に係合することにより、取付板78と79
をブレード50と51に取り付けるのを可能にする。図
5に示すように、ロックピン75はスピンドル74Bに
平行に取り付けられている。ロックピン75は、アーム
72Bの凹部76に嵌合し、これによりスピンドル74
Bは回転して弾性シート77Bの過剰な弛みをとり、ロ
ックピン75を凹部76に嵌合することによってその位
置でロックすることができる。同様に、ロックピン(不
図示)がスピンドル74Aに取り付けられ、凹部(不図
示)がアーム72Aに形成されている。代案として、ア
ーム72Aと72Bはより調整可能性を大きくするため
に複数の凹部(不図示)を含めることができる。
【0036】組織開創器70と71は、弾性シート77
Aと77Bの上面に形成された複数の低い形状の釦クリ
ート(cleat)を有している。クリート7は、弾性シー
ト77Aと77Bから上方に延びるステム8と、該ステ
ム8に取り付けられるキャップ9とからなっている。手
術中、外科医は、患者の胸部に縫合糸を固定する代わり
に、クリート7に縫合糸を固定することができる。
【0037】図8を参照すると、組織開創器70と71
の弾性シート77Aと77B多目的フレキシブルリング
113に代案として取り付けられている。ブレード50
と51は、ブレードアーム56と57から患者の胸部の
切り口に延びている。フレキシブルリング113は患者
の胸部の輪郭に適合する一方、外科医の作業スペースを
描いている。フレキシブルリング113は弾性シート7
7Aと77Bを係合位置に保持し、組織を作業スペース
から引き離している。多目的リングとして、フレキシブ
ルリング113は外科器具を装着し又は縫合糸を把持す
るためのベースとして使用することができる。
【0038】図9に示すように、組織開創器100は、
代案として、ブレード51の喉部55から上方に延びる
順応性のある複数の開創フィンガー101A、101B
及び101Cを有している。開創フィンガーは、約0.
0035インチ厚の焼きなましされたシート金属から構
成するのが好ましい。開創フィンガー101A、101
B及び101Cは、ブレード51又は50に溶接するの
が好ましい。
【0039】手術に先立って、開創フィンガー101
A、101B及び101Cはブレード51と50から比
較的垂直に延びている。ブレード51と50が一旦設置
されると、開創フィンガー101A、101B及び10
1Cは患者の肋骨籠の上で曲げられ、切り口領域の近傍
の柔らかい組織を外科医の作業スペースの外側に開創す
る。シート金属の厚さのため、開創フィンガー101
A、101B及び101Cは容易に変形させることがで
き、一旦変形させるとその位置を保持する。
【0040】図10、11、12を参照すると、組織開
創器100は位置決めアセンブリ103をオプションと
して有している。位置決めアセンブリ103は取付けピ
ン114によってブレード51に取り付けられた開創器
ベース104を有している。半円筒ガイド107は開創
器ベース104の長手方向に延びている。ガイド107
の中央部109は開創器ベース104と一体に形成され
ている。しかしながら、ガイド107の両外側部は開創
器ベース104と一定間隔を置いて離れた関係に形成さ
れ、ガイド107の中央部109から外方に延びてい
る。ほぼ楔形のブレーキ108は開創器ベース104の
長さ方向に延びている。ブレーキ108は、ガイド10
7と一体に形成され、撓み部106において当該ガイド
から半径方向に延びている。撓み部106は、幅狭に形
成され、ブレーキ108とガイド107の長さ方向に延
びている。タブ105はガイド107の中央部109の
近傍に配置され、ブレーキ108から垂直方向に延びて
いる。
【0041】一対のスリーブ102Aと102Bは、ガ
イド107とブレーキ108に回転可能に受け入れられ
ている。スリーブ102Aと102Bは、開創器フィン
ガー101Aと101Cに接続されるか、一体に形成さ
れている。開創器フィンガー101Aと101Cは、中
央の開創器フィンガー101Bに一体に形成されるか、
取り付けられている。ブレーキ108は、撓み部106
から下方に延びる半径部111を有している。ブレーキ
が反時計回り方向に回転すると、半径部111はスリー
ブ102Aと102Bの半径を超える。
【0042】動作を説明すると、組織開創器100のフ
ィンガー101A、101B及び101Cに圧力が加え
られ、フィンガー101A、101B及び101Cが外
科医の作業スペースに隣接する組織に圧接するまで、フ
ィンガー101A、101B及び101Cを位置決めア
センブリ103の回りに時計回り方向に回転させる。ス
リーブ102Aと102Bの時計回りの回転により、ブレ
ーキ108が撓み部106の回りに撓んで時計回り方向
に回転し、これによりスリーブがガイド107とブレー
キ108の回りに自由に回転する。しかしながら、スリ
ーブ102Aと102Bの反時計回りの回転はブレーキ1
08によって防止される。ブレーキ108が撓み部10
6の回りに反時計回り方向に回転すると、ブレーキ10
8の半径部111はブレーキ108をスリーブ102A
と102Bに接触させ、これによりスリーブ102Aと1
02Bの反時計回り方向の回転を防止する。組織開創器
100を係合位置から開放するために、タブ105に力
を加え、ブレーキ108を時計回り方向に回転させ、撓
み部106の回りに撓まわせる。この時計回り方向の回
転により、ブレーキ108はスリーブ102Aと102B
から引き離され、これによりスリーブ102Aと102B
は位置決めアセンブリ103の回りに反時計回りに自由
に回転することができる。この記載から当業者に容易に
理解できるように、図5−12に関連して記載されてい
る組織開創器は、ここで議論されるアクセス装置の如何
なる実施例にも適用可能である。
【0043】図1を参照すると、アクセス装置10は一
方のブレードアーム56にピボット60(図2にさらに
詳細に示されている)に隣接して取り付けられたポート
66を有している。ポート66は、特許出願がなされて
いる心臓安定化装置67を装着するのに使用することが
できる。他のブレードアーム57にピボット61に隣接
して取り付けられ、あるいはブレードアーム56と57
の両方にブレード50と51に隣接して取り付けられる
追加の他のポートは、 IMA取り外し用のスコープ
や、移植片又は縫合糸ホルダの設置中にIMAを保持す
るのに使用されるIMAホルダ等の「鼓動心臓」CAB
G手術において使用される他の外科器具を装着するのに
望ましい。これらの器具をアクセス装置10に装着する
ことにより、外科部位の回りに追加の人手を配備する必
要がなくなる。
【0044】動作を説明すると、ブレード50と51
を、それらの羽根52と53が患者の肋骨Rの下方にス
ライドするように患者の胸部の切り口に配置する(図6
と7参照)。ブレード50と51の喉部54と55は、
患者の切り口に隣接した対向する肋骨を受け入れて取り
囲む。ブレード50と51をその位置に配置すると、ブ
レードアーム56と57のステム62と63(図2参
照)をトルクベース32と33のソケット34と35に
挿入することによって、ブレード50と51をアクセス
装置10の台に接続する。
【0045】次に、拡張部材12のハブ14を回転さ
せ、ブレード50と51が患者の肋骨Rを所望のスペー
スに開創するまで、拡張アーム18と19を横方向に拡
張させる。そして、サポートパッド80と81を降ろし
て患者の胸部に安置し、位置決めロック装置90と91
を用いてその位置にロックする。この時点で、トルクベ
ース32と33を捩り部材30と31に対して回転さ
せ、ブレード50と51及び患者の肋骨Rを互いにほぼ
垂直方向に移動させる。
【0046】ブレード51を持ち上げると、対応するサ
ポートパッド81が患者の胸骨を押し下げ、患者の肋骨
籠に大きな撓みを引き起こし、これにより「トンネル」
効果を増大させる。ブレード50と51の細長い羽根構
造により、アクセス装置10は患者の複数の肋骨Rを垂
直に持ち上げることができ、患者の肋骨籠により大きな
「トンネル」効果を生じ、これにより外科医の作業領域
とIMAに対する視覚的接近を増大することができる。
ブレード50と51の凹んだ喉構造により、アクセス装
置10は胸部の切り口に隣接する対向する肋骨を垂直に
移動させ、外科医の視覚的接近をさらに増大することが
できる。この組み合わされた運動は最適なトンネルを生
じるのを援助する。
【0047】リブがオフセットされた後、アーム72A
と72Bをブレードアーム56と57の上でピボット6
0と61の回りに回転させる(図5−7参照)か、開創
器フィンガー101A、101B、及び101Cを患者
の胸部上で曲げたり回転させる(図9−12)ことによ
って、組織開創器70と71又は100を操作し、切り
口領域から柔らかい組織Tを引き離す。アーム72Aと
72Bをピボット60と61の回りに回転させることに
よって、弾性シート77Aと77Bは、切り口の近傍の
柔らかい組織Tを把持し、引き、押し下げて、それを切
り口から外科医の作業領域の外方へ引き離す。アーム7
2Aと72Bをハブ73Aと73Bの回りに位置決め
(over−center positioning)することにより、使用
中、その位置に組織開創器70と71をロックすること
ができる。開創器フィンガー101、101B、及び1
01Cを変形又は移動させることにより、切り口に隣接
する柔らかい組織を押し下げて、それを切り口から外科
医の作業領域の外方に引き離すことができる。
【0048】第1のオフセット位置では、ブレード51
は開創されたリブを持ち上げ、ブレード50は開創され
たリブを押し下げ、これにより外科医はIMAの基端部
を切開することができる。次に、ブレード50と51を
第2のオフセット位置に回転させると、この位置では、
ブレード50は開創された肋骨を持ち上げ、ブレード5
1は開創された肋骨を押し下げる。このオフセット位置
では、外科医はIMAの末端部を切開することができ
る。IMAの切開が完了すると、外科医はブレード50
と51のレベルを合わせて、心臓安定化装置67(図1
参照)を取り付ける。心臓安定化装置67が心臓の運動
を最小にすると、外科医は動脈切開と吻合を行なうこと
ができる。動脈切開と吻合が完了すると、外科医は安定
化装置67を移動させ、柔軟組織開創器70と71又は
100を外し、ブレード50と51を寄せ付ける。次
に、ブレード50と51をアクセス装置10から外し、
患者の胸部の内部から取り除く。ブレード50と51が
取り除かれると、外科医は胸部切開部(thoracotomy)
を縫合し、外科手術を終了することができる。
【0049】第2の実施例にかかるアクセス装置110
は、図13、14、及び15に示されている。この第2
の実施例のアクセス装置110は拡張部材112を有し
ている。この拡張部材は、水平方向に配置されたラック
120と、該ラック120の上にスライド可能に配置さ
れたピニオンハウジング121と122とからなってい
る。ピニオンハウジング121と122は、レバー12
5と126によって駆動されるピニオン123と124
を回転可能に保持している。
【0050】垂直移動手段130と131は、ピニオン
ハウジング134と135の中にスライド可能に受け入
れられる彎曲したラック132と133からなる。ピニ
オンハウジング134と135は、ピニオンハウジング
122と121に固定して取り付けられている。ピニオ
ンハウジング134と135はレバー138と139に
よって駆動されるピニオン136と137を回転可能に
保持している。ソケット154と155は彎曲ラック1
32と133の下端に形成されている。ブレードアーム
146と147のステム152と153は、ソケット1
54と155によって解放可能に受け入れられるととも
に、当該ソケット154と155から水平に延びてい
る。
【0051】さらに、ブレードアーム146と147
は、ステム152と153から水平方向に延びるピボッ
ト部150と151からなる。ブランチ部148と14
9は、ブレードアーム146と147のピボット部15
0と151から下方かつ外方に延び、アクセス装置11
0の残りの部分を外科医の作業領域から離れたところに
配置している。ブランチ部148と149は、ブレード
140と141に付属している。ブレード140と14
1は、凹んだ喉部144と145から外方に延びる細長
い羽根部142と143からなる。
【0052】水平に配置されたラック120の一端はロ
ック位置決め装置171のスライド部172に接続され
ている。スライド部172は、垂直に配置されたサポー
トパッド支柱167にスライド可能に受け入れられてい
る。支柱167にはラッチギヤ歯173が形成され、該
ラッチギヤ歯はスライド部172に取り付けられた歯止
め174と協働して、サポートパッド161を調整可能
に位置決めする。サポートパッド161は、回動コネク
ター163によって支柱167に調整可能に接続されて
いる。
【0053】水平に配置されたラック120の対向する
端部は、ロック可能なボールとソケットジョイント17
7を介して、サポートパッドリンク176に接続されて
いる。サポートパッドリンク176は、さらに第2のサ
ポートパッドリンク175にヒンジジョイント178を
介して接続されている。このリンク及びジョイントアセ
ンブリにより、サポートパッド160の多様の位置決め
ができる。サポートパッド160はさらにサポートパッ
ドリンク175に回動コネクター162を介して接続さ
れている。
【0054】さらに、アクセス装置110は、ブレード
アーム147に取り付けられたマウント156を有して
いる。このマウント156により、アクセス装置110
は、図1に示すような心臓安定化器具67、IMAホル
ダ、IMAスコープ、縫合糸ホルダ、その他「鼓動心
臓」CABG手術中に使用される外科器具を保持するこ
とができる。したがって、このマウント156により、
外科部位の回りに過剰な人手を配する必要がなくなる。
【0055】手術中、ブレード羽根142と143が患
者の肋骨の下方にスライドし、ブレード140と141
の凹んだ喉部144と145が切り口の近傍の肋骨を捕
獲するように、ブレード140と141を患者の胸部の
切り口に挿入する。ブレード140と141を適切に位
置決めした後、ブレードアーム146と147のステム
152と153を垂直移動部材130と131のソケッ
ト154と155に挿入し、ブレード140と141を
アクセス装置110の残りの部分に接続する。次に、レ
バー125と126を回転させ、ピニオン121と12
2をラック120の上で駆動し、肋骨を横方向に開創す
る。開創した肋骨の間が所望の間隔になると、サポート
パッド160を患者の胸骨に配置するとともに、サポー
トパッド160と161を患者の胸部に配置する。次
に、レバー138と139を回転させてピニオン136
と137を駆動し、彎曲ラック132と133をピニオ
ンハウジング134と135を介して引き寄せ、ブレー
ド140と141及び開創された肋骨を垂直方向に移動
させる。ブレード140が上方に引き上げられると、サ
ポートパッド160は胸骨を押し下げ、患者の露骨籠に
大きな変位を生み出し、これにより患者の肋骨籠の下方
に大きな「トンネル」効果を引き起こし、IMAの切開
のための外科医の作業スペースと視覚的アクセスを増大
する。
【0056】第1実施例と同様に、肋骨を垂直方向に移
動させた後、組織開創器70、71又は100(図5−
12に示す)を操作し、アーム72Aと72Bをブレー
ドアーム146と147の上でピボット150と151
の回りに回転させるか、フィンガー101A、101
B、及び101Cを患者の胸部上で曲げたり回転させる
ことによって、切り口領域から柔らかい組織を引き離
す。アーム72Aと72Bをピボット150と151の
回りに回転させることによって、弾性シート77Aと7
7Bは、切り口の近傍の柔らかい組織を把持し、引き、
押し下げて、それを切り口から外科医の作業領域の外方
へ引き離す。開創器フィンガー101A、101B、及
び101Cを患者の胸部上で曲げたり回転させることに
よって、フィンガー101A、101B、及び101C
は柔らかい組織を押し下げて、それを切り口から外科医
の作業領域の外方に引き離すことができる。
【0057】第1のオフセット位置では、ブレード14
1は開創されたリブを持ち上げ、ブレード140は開創
されたリブを押し下げ、これにより外科医はIMAの基
端部を切開することができる。次に、ブレード140と
141を第2のオフセット位置に回転させると、この位
置では、ブレード140は開創された肋骨を持ち上げ、
ブレード141は開創された肋骨を押し下げる。この第
2のオフセット位置では、外科医はIMAの末端部を切
開することができる。IMAの切開が完了すると、外科
医はブレード140と141のレベルを合わせて、図1
に示す心臓安定化装置67を取り付ける。心臓安定化装
置67が心臓の運動を最小にすると、外科医は動脈切開
と吻合を行なうことができる。動脈切開と吻合が完了す
ると、外科医は安定化装置67を移動させ、柔軟組織開
創器70と71を外し、ブレード140と141を寄せ
付ける。次に、ブレード140と141をアクセス装置
110から外し、患者の胸部の内部から取り除く。ブレ
ード140と141が取り除かれると、外科医は胸部切
開部を縫合し、外科手術を終了することができる。
【0058】第3の実施例にかかるアクセス装置210
は、図16及び17に示されている。この第3の実施例
のアクセス装置210は拡張部材212を有している。
この拡張部材は、水平方向に配置されたラック214
と、該ラック214の上にスライド可能に配置されたピ
ニオンハウジング216と218とからなっている。ピ
ニオン220と222は、ピニオンハウジング216と
218に中に回転可能に保持され、レバー224と22
6によって駆動される。
【0059】ブレード230と231は、凹んだ喉部2
34と235、該喉部から延びる細長い羽根部232と
233からなる。ブレードアーム236と237はブラ
ンチ部238と239を有し、該ブランチ部は、水平に
配置されたステム240と241から下方かつ外方に延
び、ブレード230と231に接続されている。ブレー
ドアーム236と237のステム240と241は、ピ
ニオンハウジング216と218に形成されたソケット
217と219に解放可能に受け入れられている。
【0060】垂直移動部材250は、サポートパッド2
52からなり、該サポートパッドはピボット部254で
ピニオンハウジング216に回動可能に接続し、ピニオ
ンハウジング216から横方向に延びてる。「L」形レ
バー256が、その短脚の端部において、ラック214
にピボット部258で回動可能に接続されている。スラ
イド部259が、その短脚及び長脚の交差部に形成され
ている。スライド部259はサポートパッド252にス
ライド可能に接続している。
【0061】動作を説明すると、羽根部232と233
が患者の肋骨Rの下方にスライドし、凹んだ喉部234
と235が切り口の近傍の患者の肋骨Rを捕獲するよう
に、ブレード230と231を患者の胸部の切り口に挿
入し位置決めする。ブレード230と231を適切に位
置決めした後、ブレードアーム236と237のステム
240と241をピニオンハウジング216と218の
ソケット217と219に挿入する。次に、レバー22
4と226を回転させ、ピニオン220と222をラッ
ク214に沿って駆動し、肋骨を横方向に開創する。次
に、「L」形レバー256を反時計回り方向に患者の胸
部に向かって下方に回動し、これにより、スライド部2
59はサポートパッド252に沿ってハウジング220
に向かってスライドする一方、「L」形レバー256は
ピボット部258の回りに回動する。この結果、ラック
214の一端は持ち上げられて、ブレード230と肋骨
Rをブレード231と肋骨Rに対して垂直にオフセット
する。
【0062】最初の2つの実施例と同様に、組織開創器
70、71又は100は、この実施例のアクセス装置2
10とともに、切り口と外科医の作業領域から柔軟組織
を引き離すのに使用することができる。
【0063】第4実施例は、図18に示されている。こ
の第4実施例のアクセス装置310は、拡張部材312
を有している。この拡張部材は、ラック320と、該ラ
ック320の上にスライド可能に受け入れられるハウジ
ング322と、該ハウジング322の中に回転可能に保
持されるピニオン324と、該ピニオン324に接続さ
れたレバー326とからなっている。拡張ベース328
が、ラック320の一端に取り付けられている。平行に
配置された一対のフィンガー330Aと330Bがハウ
ジング322から延びている。同様に、平行に配置され
た一対のフィンガー332Aと332Bがハウジングベ
ース328から延び、前記ハウジング322から延びる
フィンガー330Aと330Bに平行に配置されてい
る。
【0064】一対のブレードアーム338と340はブ
ランチ部346と348を有し、該ブランチ部は中央部
339と341から下方に延び、ブレード350と35
2に接続している。ステム部342と344は、ブラン
チ部346と348に対向する中央部339と341か
ら延びている。ステム部342は、フィンガー330A
と330Bの間で延びており、かつ、フィンガー330
Aと330Bにピボット部331で回動可能に取り付け
られている。同様に、ステム部344は、フィンガー3
32Aと332Bの間で延びており、かつ、フィンガー
332Aと332Bにピボット部333で回動可能に取
り付けられている。この結果、ブレードアーム338と
340は、ラック320と平行な回転軸A1の回りに回
動する。この構造により、アクセス装置310は、外科
医の作業スペースに侵入することなく、胸壁に沿う任意
の位置に位置する胸部切開部(thoracotomy)にアドレ
スすることができる。もし、その胸部切開部が胸壁の横
側に位置しているなら、拡張部材312、拡張ベース3
28及びハウジング322を外科医の作業スペースから
離れて簡単に回動することができる。
【0065】もし望まれるなら、ロックピン334と3
36を使用して、ブレードアーム338と340を不動
にし、それらをハウジング322と拡張ベース328に
対して固定することができる。
【0066】図19に示すように、第5実施例のアクセ
ス310は、図18に示す第4実施例を一対のリンク3
60と362を含むように修正したものである。該一対
のリンク360と362は、それぞれ、ブレードアーム
338とハウジング322の間、ブレードアーム340
とハウジング322の間に介在し、ヒンジで相互に接続
されている。リンク360と362は、リンク本体36
4と366、該リンク本体364と366から延び、か
つ、平行に配置されたフィンガー368Aと368B及
び369Aと369Bからなっている。リンク本体36
4と366は、それぞれフィンガー330Aと330B
の間、332Aと332B間に延び、ピボット部33
1、333で回動可能に取り付けられている。同様に、
ブレードアーム338と340のステム342と344
は、それぞれフィンガー368Aと368Bの間、36
9Aと369B間に延び、ピボット部363、365で
回動可能に取り付けられている。この結果、ブレードア
ーム338と340、リンク360と362は、ラック
320に平行な回転軸A1、A2の回りに回転する。こ
の構成により、アクセス装置310は、拡張ベース32
8、ハウジング332、及びラック320を外科医の邪
魔にならないように回動させることにより、外科医の作
業スペースに侵入することなく、胸壁に沿う任意の位置
に位置する胸部切開部(thoracotomy)にアドレスする
ことができる。
【0067】ブレードアーム338と340には、図1
に示す心臓安定化器具67、IMAホルダ、IMAスコ
ープ、縫合糸ホルダ、その他「鼓動心臓」CABG手術
中に使用される外科器具を装着するためのポート354
と356が含められている。これにより、したがって、
このポート354と356により、外科部位の回りに過
剰な人手を配する必要がなくなる。
【0068】図20と21を参照すると、図18と19
に示されるアクセス装置310に関して使用される梃子
バー370が示されている。この梃子バーは、患者の肋
骨をオフセットするのに使用され、ピボットベース37
7にピボット部378で回動可能に接続されたほぼ
「S」形の本体372からなっている。ピボットベース
377は、ブレードアーム382にピボット部38で回
動可能に取り付けられている。ブレードアーム382
は、ピボット部380から下方に延び、ブレード384
に接続している。ブレード384は細長い羽根386と
深く凹んだ喉部388を有している。胸骨パッド374
はポスト379に接続され、該ポストは「S」形本体3
72の下部373にスライド部376を介してスライド
可能に装着されている。
【0069】動作を説明すると、ブレード384は、そ
の喉部388がアクセス装置310のブレード350又
は352を捕獲するように位置決めされる。喉部388
がブレード350又は352を捕獲すると、細長い羽根
386はオフセットされる患者の複数の肋骨の下方に延
びる。回動ベース377及びそのピボット部378と3
80により、梃子バー370を2つの異なる回転軸の回
りに調整可能に配置することができる。
【0070】一旦、ブレード384を配置すると、胸骨
パッド374を調整可能に配置して、梃子バー370を
患者の身体に外傷なく(traumatically)一致させるこ
とができる。一旦、胸骨パッド374を配置すると、
「S」形本体372の上部にあるハンドル375を引い
て梃子バー370を胸骨パッド374の回りに回動さ
せ、ブレード384及びアクセス装置310のブレード
350と352を持ち上げ、患者の肋骨をオフセット
し、「トンネル」を形成して外科医のIMAの切開のた
めの作業スペースと視覚的アクセスを増大することがで
きる。
【0071】アクセス装置310の第6実施例は、図2
2に示されている。このアクセス装置は、第1から第4
実施例(図2から18)の要素の組み合わせからなる。
さらに詳しくは、第1実施例の捩り部材30と31は、
フィンガー330A,330Bとハウジング322の
間、フィンガー332A,332Bと拡張ベース328
の間にそれぞれ介在され、かつ、回動可能に接続されて
いる。さらに、第1実施例のサポートパッド80と81
は、フィンガー330Aと330B、フィンガー332
Aと332Bに調整可能に取り付けられている。捩じり
部材30と31、サポートパッド80と81を含めるこ
とによって、第2と第3の回転軸A2,A3が設けられ
ている。このように、第1実施例と同様に、捩り部材3
0と31により、アクセス装置310はブレード350
と352及び開創された肋骨を垂直に移動させることが
できる。ブレード350と352を垂直に配置するため
に、ブレードアーム338と340はフィンガー330
Aと330B、332Aと332Bをピン334、33
6によって固定して取り付けられる。
【0072】図23を参照すると、アクセス装置の第7
実施例が示されている。このアクセス装置は、図19に
示すアクセス装置の第5実施例の変形例を含む。図23
に示すアクセス装置310は、ブレード350と352
に相互接続されたオフセットアセンブリ308を含む。
オフセットアセンブリ308は、ブレード350と35
2の間に延び、かつ、ブレード350と352を操作可
能に相互に接続するリードねじ313と314からな
る。第1の端部において、リードねじ313と314は
捕獲マウント317と318によって回転可能に捕獲さ
れている。捕獲マウント317と318はブレード35
0に固定されている。リードねじ313と314のねじ
部は、一対のリフトマウント315と316に螺合して
貫通している。リフトマウント315は、上位ブレード
352に相互接続されたブレードアーム340に固定さ
れている。リフトマウント316は、上位ブレード35
2からブレードアーム340のリフトマウント315と
同じレベルの高さまで垂直に延びるリフトマウントアー
ム319の上部に固定されている。リードねじ313と
314の第2の端部に取り付けられたレバー309と3
11は、該リードねじ313と314を回転してリフト
マウント315と316を駆動するのに使用される。下
位及び上位ブレード350と352の間の水平距離を拡
張部材312によって固定すると、オフセットアセンブ
リ308はブレード352をブレード350に対して垂
直に移動させることができる。このように、リードねじ
313と314の回転方向に依存して、上位ブレード3
52を持ち上げ、又は引き下げて、下位ブレード350
に対してオフセットすることができる。
【0073】図24と25を参照すると、本発明の第8
実施例のアクセス装置が示されている。このアクセス装
置は、図18に示すアクセス装置310に組み入れられ
た伸縮アーム390と392を有している。伸縮アーム
390と392は、ブレード350と352の間に垂直
に配置され、かつ、当該ブレード350と352に解放
可能に取り付けられている。さらに、ブレードアーム3
38と340は、線B1とB2でブランチ部346と3
48に(図25)に解放可能に取り付けられたブランチ
延長部347と349を有している。
【0074】動作を説明すると、ブレード350と35
2を胸部の切り口に挿入し、肋骨を捕獲する。次に、レ
バー326を回転し、ラック320に沿ってピニオン3
24を駆動し、肋骨を拡張する。一旦、肋骨が所望の間
隔に達すると、伸縮アーム390と392をブレード3
50と352に接続し係合して、ブレード350と35
2を離れた状態に維持する。次に、ブランチ部346と
348をブランチ延長部347と349から取り外す。
アクセス装置310の残りの部分は外科部位から離して
移動させ、外科医の付加的な作業スペースを与えること
ができる。
【0075】第4、第5、第6、第7、及び第8実施例
(図18、19、22、23、及び24−25)のアク
セス装置310には、図1に示すポート66に類似する
ポート又はマウント(不図示)を含めることができる。
これにより、心臓安定化器具67(図1)、IMAホル
ダ、IMAスコープ、縫合糸ホルダ、その他「鼓動心
臓」CABG手術中に使用される外科器具を保持するこ
とができる。このアクセス装置の外科器具装着能力によ
り、外科部位の回りに過剰な人手を配する必要がなくな
る。
【0076】図26を参照すると、本発明のアクセス装
置410の第9実施例が示されている。アクセス装置4
10は、スライダ438と440を介してテーブル又は
レールに装着する。スライダはポジショナー450と4
52によってその位置にロックされる。スライダ438
と440は、レバー446と448によって駆動される
ピニオン442と444を回転可能に保持し、支柱ラッ
ク430と432をスライド可能に受け入れる。支柱ラ
ック430と432は、ピニオン442と444に噛合
するラックギヤ434と436を含む。レバー446と
448を回転し、ピニオン442と444をラックギヤ
434と436に沿って駆動し、テーブル又は患者に対
して支柱ラック430と432の高さを調整し、あるい
はブレード470と472を互いに垂直にオフセットす
ることができる。
【0077】ピニオンハウジング422は、上端に向か
ってスライド可能に支柱ラック432に取り付けられて
いる。ラック420がその一端において支柱ラック43
0に取り付けられ、ピニオンハウジング422にスライ
ド可能に受け入れられている。レバー426によって駆
動されるピニオン424は、ピニオンハウジング422
の中に回転可能に保持され、ラック420に操作可能に
接続されている。レバー426を回転してピニオン42
4をラック420に沿って駆動し、支柱ラック430と
432すなわち患者の肋骨を拡張して引き離すことがで
きる。
【0078】捩り部材460と462は、支柱ラック4
30と432の上端に取り付けられている。ブレードア
ーム474と476は、捩り部材から外方に延び、ブレ
ード470と472に取り付けられている。捩り部材
は、インナーハブ461と465を有し、該インナーハ
ブはアウターハブ463と467の中に受け入れられ、
該アウターハブ463と467に操作可能に接続されて
いる。ロックレバー464と466は、インナーハブ4
61と465をアウターハブ43と467に対してロッ
クする。
【0079】動作を説明すると、アクセス装置を位置決
めし、ブレード470と472を患者の胸部の切り口に
挿入し、ブレードアーム474と476に取り付ける。
ブレード470と472を切り口に位置決めし、ブレー
ドアーム474と476に取り付けると、レバー426
を回転し、ブレード470と472、すなわち、患者の
肋骨を拡張して引き離す。ブレード470と472は、
インナーハブ461と465をアウターハブ463と4
67に対して回転させることにより、有効にオフセット
することができる。ブレード470と472を回転させ
ている間、レバー486と488を回転させてピニオン
442と444を駆動することにより、支柱ラック43
0と432を持ち上げ、又は引き下げることができる。
支柱ラック430と432を持ち上げ、又は引き下げる
ことによって、ブレード470と472をお互いに対し
て持ち上げ、又は引き下げ、ブレード470と472を
お互いに対してさらにオフセットすることができる。レ
ンチ468を利用してインナーハブ461と465をア
ウターハブ463と467に対して回転させることがで
きる。
【0080】図27を参照すると、本発明の第10実施
例のアクセス装置510が示されている。アクセス装置
510は、一端が拡張ベース522に取り付けられ、他
端がハンドル552に取り付けられたラック520を有
している。ブレード532はブレードアーム528のブ
ランチ部530に取り付けられている。ブレードアーム
528のステム526はブランチ部530から延び、拡
張ベース522に形成されたソケット524に解放可能
に受け入れられている。ブランチ部530はステム52
6から下方に、垂線V1から角度θオフセットして延び
ている。
【0081】ピニオンハウジング540はラック520
にスライド可能に受け入れられ、レバー538によって
駆動されるピニオン536を回転可能に保持している。
ピニオン536はラック520に操作可能に接続されて
いる。
【0082】ブレード550は、ブレードアーム548
のブランチ部546に取り付けられている。ブレードア
ーム548のステム542はブランチ部546から延
び、ハウジング540に形成されたソケット544に解
放可能に受け入れられている。ブランチ部546はステ
ム542から下方に、垂線V2から角度Φオフセットし
て延びている。
【0083】動作を説明すると、ブレード532と55
0を患者の胸部の切り口に挿入し、ブレードアーム52
8と548のステム526と542をソケット524と
544に挿入する。レバー538を回転させ、ピニオン
536をラック520に沿って、ブレード532と55
0及び患者の肋骨が所望の間隔に位置するまで駆動す
る。ハウジング540に回動可能に取り付けられ、か
つ、スプリングで付勢された歯止め534は、ハウジン
グ540をラック520に沿う位置にロックする。次
に、ラック520をハンドル552によって持ち上げ
て、ブレード550と患者の肋骨をブレード532に対
して垂直に移動し、又はオフセットする。
【0084】図28を参照すると、第11実施例のアク
セス装置651が示されている。このアクセス装置は拡
張ハウジング602を有し、該拡張ハウジングは駆動機
構(不図示)と駆動スロット608を有している。拡張
レバー604が、拡張ハウジング602の上に取り付け
られ、該拡張ハウジングの中に設けられた駆動機構に操
作可能に接続されている。該駆動機構には下位ブレード
650がブレードアーム640を介して相互接続され、
該ブレードアームは拡張ハウジング602から外方にほ
ぼ直角方向に下位ブレード650まで延びている。ブレ
ード650には組織開創を援助する組織開創器670が
取り付けられている。
【0085】拡張ハウジング602と一体にパッドアー
ム683が形成され、長手方向に胸骨パッド681まで
延びている。パッドアーム683は、患者の肋骨のオフ
セットにより広がった肋骨籠に一致するように、ほぼ弓
形に形成されている。
【0086】組織開創器672を有する上位ブレード6
52は、ブレードアーム642の下端に接続されてい
る。ブレードアーム642の上端はオフセット駆動アセ
ンブリ660に回動可能に接続されている。オフセット
駆動アセンブリ660は、ガイドリンク666と駆動リ
ンク665からなり、これらはパッドアーム683から
上方に延びるマウント685にピボット部687と68
8で回動可能に接続されるとともに、ブレードアーム6
42にピボット部668と667で接続されている。駆
動リンク665は駆動キャリア662に回動可能に接続
され、該駆動キャリア662はリードねじ661に螺合
し、該リードねじ661が回転するにつれて該リードね
じに沿って横方向に駆動される。リードねじ661の上
端には、該リードねじを回転させるためレバー664が
取り付けられている。リードねじ661のベースはブッ
シュ663に回動可能に保持され、該ブッシュは拡張ハ
ウジング602から上方に延びる駆動マウント606に
回動可能に保持されている。
【0087】動作を説明すると、下位及び上位ブレード
650と652を患者の胸部の切り口に挿入し、切り口
の近傍の下位及び上位の肋骨を捕獲する。パッドアーム
683は、患者の胸骨−肋骨領域の近傍に胸骨パッド6
81を位置決めするのに十分に長い。ブレード650と
652及び胸骨パッド681を適切に位置決めした後、
拡張レバー604を回転して、下位ブレード650に接
続されたブレードアーム640を駆動スロット608に
沿って横方向に駆動し、下位及び上位ブレード650と
652を分離する。下位及び上位ブレード650と65
2を所望の間隔に分離すると、オフセットアセンブリ6
60を駆動して上位ブレード652を持ち上げる。オフ
セットレバー664を適切な方向に回転すると、駆動キ
ャリア662はリードねじ661に沿って移動する。駆
動キャリア662がリードねじ661に沿って上昇する
と、駆動リンク665とガイドリンク666はピボット
部687と688の回りに時計回り方向に回動し、これ
により上位ブレード652は図中669で示す遠隔の回
転中心の回りに回転する。上位ブレード652が遠隔回
転中心669の回りに回転すると、パッドアーム683
と胸部パッド681は、必要なトルクを患者の上部胸骨
−肋骨領域に加え、上位肋骨の上昇を維持する。
【0088】オフセット位置では、上位ブレード652
が上位肋骨の上昇を維持し、かつ、組織開創器670と
672が係合していることで、外科医はIMAを切開す
ることができる。IMAの切開が完了すると、外科医は
リードねじを逆転することによって下位と上位のブレー
ド650と652のレベルをほぼ同じにする。ほぼ同じ
レベルに分離された位置では、外科医は動脈切開(arte
riotomy)と吻合を行なうことができる。これらの手法
が完了すると、外科医は柔軟組織開創器670と672
を解除し、レバー604を逆転させることによってブレ
ード650と652を引き寄せる。次に、ブレード65
0と652を患者の胸部の内部から取り除くことができ
る。ブレード650と652を取り除くと、外科医は胸
部開口部を閉じて外科手術を終了することができる。
【0089】図29を参照すると、第12実施例のアク
セス装置659が示されている。このアクセス装置65
9は、図28に示すアクセス装置651の第11実施例
の変形である。アクセス装置のオフセットアセンブリ6
90は、拡張ハウジング602から上方に延びるオフセ
ットハウジング691を有し、彎曲ラック692をスラ
イド可能に受け入れるように形成されている。ブレード
アーム642はハウジング691のスロット699を貫
通して彎曲ラック692に取り付けられている。ハウジ
ング691内にはウォームギヤ693が配置され、彎曲
ラック692に螺合して接続されている。ウォームギヤ
軸689はウォームギヤ693から延び、ハウジング6
91の外方のレバー694に接続している。これによ
り、上位ブレード652と肋骨を持ち上げるために、レ
バー694を適切な方向に回転し、ウォームギヤ693
を回転させて彎曲ラック692をハウジング691から
上方又は下方に駆動させる。上位ブレード652をオフ
セット位置から引き下げるためには、レバー694を逆
転し、彎曲ラック692を反対方向に駆動させる。
【0090】図30を参照すると、本発明の第13実施
例のアクセス装置655が示されている。このアクセス
装置はブレードアーム640と該ブレードアームから延
びるパッドアーム683とを有する細長い駆動ベース6
01からなる。ブレードアーム640は駆動ベース60
1からほぼ直角方向に延び、一方パッドアーム683は
ほぼ弓形で、駆動ベース601から長手方向に下方に延
びている。パッドアーム683は胸骨パッド681で終
了している。ねじ付軸キャリア607は、ブレードアー
ム640の近傍で駆動ベース601から上方に延びてい
る。組織開創器670を有する下位ブレード650はブ
レードアーム640に取り付いている。好ましい構造で
は、下位ブレード650、組織開創器670、ブレード
アーム640、ねじ付き軸キャリア607、駆動ベース
601、パッドアーム683、及び胸骨パッド681
は、一体構造で形成されている。
【0091】中空のねじ付き軸603は軸キャリア60
7に螺合して貫通し、駆動ベース601に沿って延び、
中空の駆動ブロック609に回転可能に取り付けられて
いる。拡張ハンドル605は、駆動ブロック609と反
対側の端部の軸603に取り付けられている。駆動ブロ
ック609内に配置されたウォームギヤ697は、中空
ネジ付き軸603を貫通する軸696の一端に固定され
ている。軸696の他端は、拡張ハンドル605を超
え、オフセットハンドル695が取り付けられている。
ウォームギヤ697は弓形ウォームギヤラック698に
噛合して取り付けられている。該弓形ウォームギヤラッ
ク698は、駆動ブロック609の中に配置され、ブレ
ードアーム642のブランチ部643に接続されてい
る。ブレードアーム642のブランチ部643は、ブレ
ードアーム642から直角方向に延び、中空駆動ブロッ
ク609に回動可能に取り付けられている。ブレードア
ーム642は、ブランチ部643から下方に延び、組織
開創器672を備えた上位ブレード652に取り付いて
いる。従動部619は中空駆動ブロック609の底から
下方に延び、駆動ベース601の細長い駆動スロット6
11に受け入れられている。ねじ付き軸603によっ
て、駆動ブロック609を横方向にベース601に沿っ
て駆動させると、従動部609は駆動ベース601の駆
動スロット611にスライドして追従する。
【0092】動作を説明すると、ブレード650と65
2を患者の切り口に挿入する一方、胸骨パッド681を
患者の上部胸骨−肋骨領域の近傍に配置する。ブレード
650と652及び胸骨パッドを適切に配置した後、拡
張ハンドル605を適切な方向に回転して、ねじ付き軸
603を軸キャリア607を介して長手方向に回動可能
に駆動し、これによりブレード650と652の間が所
望の間隔になるまで、駆動ブロック609を駆動ベース
601に沿って横方向に駆動する。ブレード650と6
52をオフセットするために、オフセットハンドル69
5を適切な方向に回転して、ウォームギヤ697を回転
させ、ウォームギヤラック698を時計回り方向に駆動
する。ウォームギヤラック698の時計回り方向の回転
により、上位ブレード652はブレードアーム642の
ブランチ部643の回りに時計回り方向に回動する。上
位ブレード652を時計回り方向に回転させることによ
って、上位ブレード652により捕獲された上位肋骨が
持ち上げられ、肋骨の上昇を維持するのに必要なトルク
が胸骨パッド681を介して患者の上部胸骨−肋骨領域
に加えられる。
【0093】拡張ハンドル605とオフセットハンドル
695を回転することにより、同時にブレード650と
652を拡張したり、ブレード650と652の間すな
わち肋骨間の既に開創された間隔を維持している間に、
上位リブの持ち上げを達成することができる。さらに詳
しく説明すると、開創された間隔を維持することに関し
ては、拡張ハンドル605をオフセットハンドル695
と同時に回転することにより、駆動ブロック609を駆
動ベース601に沿って横方向に駆動し、時計回り方向
に上方に移動するにつれ、上位ブレード652の運動の
後方の横方向成分を補う。
【0094】上位ブレード652と肋骨がオフセット位
置に持ち上げられると、外科医はIMAを切開すること
ができる。IMAの切開が完了すると、外科医はオフセ
ットハンドル695と拡張ハンドル605をともに逆転
することによってブレード650と652のレベルをほ
ぼ同じにする。ブレード650と652がほぼ同じレベ
ルに分離された位置では、外科医は動脈切開(arteriot
omy)と吻合を行なうことができる。これらの手法が完
了すると、外科医は柔軟組織開創器670と672を解
除し、拡張ハンドル605を逆転させることによってブ
レード650と652を引き寄せる。次に、ブレード6
50と652を患者の胸部の内部から取り除くことがで
きる。ブレード650と652を取り除くと、外科医は
胸部開口部を閉じて外科手術を終了することができる。
【0095】図31と32を参照すると、本発明の第1
4実施例のアクセス装置610が示されている。このア
クセス装置は拡張部材612を有している。拡張部材6
12は、ラック613と、該ラック613の一端に取り
付けられた拡張ベース614と、前記ラック613にス
ライド可能に受け入れられたピニオンハウジング620
とからなっている。レバー622によって駆動されるピ
ニオン621は、ピニオンハウジング620の中に回転
可能に保持されるとともに、ラック613に螺合して接
続されている。
【0096】内部にソケット618が形成された固定ピ
ボット部616は、拡張ベース614から延びている。
ソケットねじ617を備えた固定ピボットロック615
は固定ピボット部616に固定して接続されている。内
部にソケット625が形成された可動ピボット624は
ハウジング620から延びている。一対のブレードアー
ム640と642のステム部644と646は、ソケッ
ト618と625に回転可能にかつ解放可能に受け入れ
られるとともに、そこから延びている。固定ピボット6
16のソケット618に受け入れられているステム64
4は、その外表面に形成されたストッパ645を有し、
固定ピボットロック615に当接してステム644の移
動を阻止している。ブレードアーム640と642のブ
ランチ部641と643はステム部644と646から
下方に延び、下位ブレード650と上位ブレード652
にそれぞれ取り付けられている。可動ピボット部624
の下方に位置し、かつ、該可動ピボット部に相互接続さ
れた上位ブレード652は、患者の胸腔の切り口に隣接
する肋骨を捕獲する凹んだ喉部654と、患者の複数の
肋骨をオフセットするのに使用される一対の細長い羽根
656と657からなっている。固定ピボット部616
に相互接続された下位ブレード650は、患者の胸腔の
切り口に隣接する肋骨を捕獲する凹んだ喉部653から
なっている。
【0097】組織開創器670と672は、ブレードに
取り付けられている。開創器670と672は、それぞ
れ複数の開創器フィンガー673、675及び677
と、674、676及び678を有している。これらの
開創器フィンガーは、ブレード560と652の喉部6
53と654から上方に延びている。開創器670と6
72は、厚さ約0.035インチの焼きなましされた金
属シートから形成され、ブレード650と652に溶接
されているのが好ましい。
【0098】可動ピボット部624に相互接続されたブ
レードアーム642のブランチ部643は、ブレード6
50と652がほぼ同じレベルにある時(図29参
照)、固定ピボット部616に相互接続されたブレード
アーム640のブランチ部641より高く垂直に延びて
いる。この構成は、ブレード650と652における拡
張力の作用中心(center−of−effort)からの可動ピボ
ット部624のオフセットによって生じる可動ピボット
部624の回りのモーメントを増加する。可動ピボット
部624が上位ブレード652の上方に位置しているた
め、持ち上げ力は拡張が生じるにつれて上位ブレード6
52と肋骨に自然に付加される。
【0099】ブレード650と652が分離され、か
つ、オフセットされたときに、上位ブレード652に追
加のオフセットを与えるために、垂直移動部材630が
アクセス装置610に設けられている。垂直移動部材6
30は、肋骨圧縮シュー680と、一端がシュー680
に接続され、かつ、他端がブレードアーム642のステ
ム646に回動可能に接続されたほぼ「S」形のシュー
アーム682と、ピニオンハウジング620に接続さ
れ、かつ、シューアーム692とシュー680に回動可
能に接続された調整可能なオフセットリンク632とか
らなっている。シュー680は弓形の正面形状と矩形の
平面形状を有している。ロックねじ627を備えた可動
ピボットロック626はシューアーム682に固定して
装着されている。可動ピボットロック626はシューア
ーム682をブレードアーム642に対して固定してい
る。
【0100】オフセットリンク632は、ほぼ「L」形
のベース631を有し、該ベース631は一端がピニオ
ンハウジング620から延び、他端が一対の平行で且つ
弓形のフィンガー633と634で終端している。ブッ
シュ635は、その長手軸に垂直な中心を貫通してねじ
が切られた穴を有し、フィンガー633と634によっ
て回転可能に保持されている。調整可能なオフセット駆
動ねじ636は、ブッシュ635の穴を貫通してねじ込
まれ、シューアーム682に操作可能に接続されてい
る。
【0101】調整可能なオフセット駆動ネジ636は、
ジャッキねじ638の上端に取り付けられたハンドル6
37を有している。ジャッキねじ638のベースは、半
球639として形成されている。半球639は、シュー
アーム682から外方に延びるボス684に切り欠いて
形成された半球凹部686に操作可能に連結されてい
る。ボス684はシューアーム682の長手軸に対して
角度θで上方に傾斜されている。この構成は、動作中、
ジャッキねじ638がシューアーム682とシュー68
0を時計回り方向に下方に回転させる際に、半球639
がボス684との接触を維持することを保証している。
【0102】さらに、アクセス装置610は、ブレード
アーム640と642に取り付けられたマウント(不図
示)を有している。このマウントにより、アクセス装置
610は、図1に示す心臓安定化器具67、IMAホル
ダ、IMAスコープ、縫合糸ホルダ、その他「鼓動心
臓」CABG手術中に使用される外科器具を保持するこ
とができる。このマウントにより、外科部位の回りに過
剰な人手を配する必要がなくなる。
【0103】動作を説明すると、ブレード650と65
2を患者の胸部の切り口に挿入して、ブレード652の
細長い羽根656と657を患者の肋骨の下方に配置す
る一方、ブレード650と652の凹んだ喉部653と
654を切り口に隣接する肋骨を受け入れるように配置
する。ブレード650と652及び胸骨パッドを適切に
配置した後、ブレードアーム640のステム644を固
定ピボットロック615を介して固定ピボット部616
のソケット618に挿入する。一方、ブレードアーム6
42のステム646を、可動ピボットロック626と、
シューアーム682のシュー680と反対側の端部とを
介して、可動ピボット部624のソケット625に挿入
する。次に、固定ピボットロックねじ617を締め付け
て、固定ピボットロック615をブレードアーム640
のステム644の回りに締め付けることにより、ブレー
ド650を固定する。
【0104】次に、調整可能なオフセット駆動ねじ63
6を所望の肋骨圧縮が達成されるまで調整することによ
って、肋骨圧縮シュー680を下方に調整する。次に、
可動ピボットロックねじ627を締め付けて可動ピボッ
トロック626をブレードアーム642のステム646
の回りに締め付けることにより、可動ピボット部624
に相互接続されたブレード652をシュー680に対し
て固定する。次に、レバー622を回転して所望の開口
幅が得られるまでピニオン621をラック613に沿っ
て駆動することによって、肋骨を分離すると同時にオフ
セットする。可動ピボット部624がブレード652の
上方に配置されているので、下位ブレード650からの
ばね力が可動ピボット部624を介して上位ブレード6
52に伝達される際に、上位ブレード652は可動ピボ
ット部624の回りに回転するにつれて垂直に自然に上
昇する。
【0105】上位ブレード652のオフセット高さのさ
らなる調整は、先ず可動ピボットロック626をブレー
ドアーム642のステム646の回りに緩め、次に調整
可能なオフセット駆動ねじ636を調整してシュー68
0とシューアーム682を上位ブレード652に対して
時計回り方向に下方に回転させ、これにより可動ピボッ
ト部624に相互接続されているブレード652を所望
のオフセットが得られるまで垂直に上昇させることによ
って得られる。代案として、オフセット駆動ねじ636
を調整してシュー680とシューアーム682を時計回
り方向に下方に回動させる際に、ブレードアーム642
はシューアーム682に固定したままにしておいてもよ
い。シュー680とシューアーム682の時計回り方向
の回転により、ブレード652は時計回り方向に上方に
回動する。
【0106】肋骨を開創して垂直に移動させた後、フィ
ンガー673、675及び677、674、676及び
678を患者の胸部の上で折り曲げることによって、組
織開創器670と672を操作して柔軟組織を切り口か
ら引き離す。開創器フィンガー673、675、67
7、674、676及び678を患者の胸部の上で折り
曲げることによって、フィンガー673、675、67
7、674、676及び678を柔軟組織に向かって押
し下げ、該柔軟組織を切り口から外科医の作業領域の外
方に引き離す。
【0107】オフセット位置では、上位ブレード652
が患者の肋骨を持ち上げていることで、外科医はIMA
を切開することができる。IMAの切開が完了すると、
外科医は調整可能なオフセット駆動ねじ636を逆転す
ることによってブレード650と652のレベルをほぼ
同じにする。次に、アクセス装置610を完全に取り除
くか、図1に示す心臓安定化装置67を設置する。心臓
安定化装置67を設置して心臓の動きを最小にすると、
外科医は動脈切開(arteriotomy)と吻合を行なうこと
ができる。これらの動脈切開と吻合が完了すると、外科
医は心臓安定化装置67を取り除き、柔軟組織開創器6
70と672を解除し、ブレード650と652を引き
寄せる。次に、ブレード650と652をアクセス装置
610から取り外し、患者の胸部の内部から取り除く。
ブレード650と652を取り除くと、外科医は胸部開
口部を閉じて外科手術を終了することができる。
【0108】図33と34には、本発明の第15実施例
のアクセス装置700が示されている。このアクセス装
置は、滑車装置形の駆動機構970(下記する図35−
38参照)を備えた細長い拡張ハウジング702を有し
ている。駆動機構970に相互接続されたレバー701
は、拡張ハウジング702から上方に延びている。下位
ブレード706に接続されたブレードアーム705は、
ハウジング702内に固定して受け入れられたベース7
04に装着されている。ブレードアーム705は、拡張
ハウジング702から下位ブレード706に向かって外
方に延び、次に下方に延びている。下位ブレード706
は、該下位ブレードから延びる組織開創器707を有し
ている。
【0109】拡張ハウジング702の中で駆動機構97
0に連結された駆動ブロック708は、拡張ハウジング
702から該拡張ハウジングに直角に外方に延びてい
る。レバー701が回転すると、駆動機構970は拡張
ハウジング702の駆動スロット703に沿って駆動ブ
ロック708をスライド可能に搬送する。
【0110】ブレードアーム711は、その下端におい
て、組織開創器713を備えた上位ブレード712に取
り付けられている。ブレードアーム711は、その上端
において、細長い弓形のパッドアーム715の上端に回
動可能に取り付けられている。パッドアーム715は、
その下端において、胸骨パッド714に取り付けられて
いる。パッドアーム715の上端はフォーク形のハブ7
16を形成している。ブレードアーム711、パッドア
ーム715、及び胸骨パッド714のアセンブリは、駆
動ブロック708に取り付けられた円筒軸710に解放
可能に、かつ、回動可能に取り付けられている。
【0111】アクセス装置700は、オフセット位置決
めアセンブリ717を含んでいる。該オフセット位置決
めアセンブリ717は、ピボット部722でパッドアー
ム715の凹部723に回動可能に装着された歯止め7
19と、ブレードアーム711の上端に形成されたラッ
チ718とからなっている。歯止め719は、ラッチ7
18と係合する歯止め鼻部721と、押し下げられると
歯止め719をピボット部722の回りに回動して歯止
め鼻部721をラッチ718から解除する歯止めレバー
720とを有している。歯止め鼻部721が係合する
と、パッドアーム715はブレードアーム711に対し
て時計回り方向にのみ回転することができる。歯止め7
19はアーム715のハブ716がブレードアーム71
1に対して反時計回り方向に回転するのを防止する。歯
止め鼻部721がラッチ718から解除されると、パッ
ドアーム715はブレードアーム711に対して反時計
回りに自由に回転することができる。
【0112】動作を説明すると、上位ブレード712と
胸骨パッド714のアセンブリをアクセス装置700の
台(rest)から引き離して、この上位ブレード712と
胸骨パッド714のアセンブリを患者の胸部に配置す
る。最初は、ブレードアーム711とパッドアーム71
5の間の角度は大きく、ほぼ平坦である。次に、上位ブ
レード712を患者の胸壁の切り口に挿入し、切り口に
隣接する上位肋骨の下方にスライドさせる。上位ブレー
ド712が切り口に適切に配置されると、パッドアーム
715をブレードアーム711に対して時計回り方向に
回動させ、パッドアーム715とブレードアーム711
の間の角度を増加することによって、胸骨パッド714
を患者の胸壁の上部において下方に調整する。
【0113】次に、下位ブレード706を取り付けたア
クセス装置700の台を患者の胸部の上で調整する。次
に、下位ブレード706を患者の胸部の切り口に挿入す
る。そして、ブレードアーム711とパッドアーム71
5のアセンブリを軸710の回動可能に装着する。これ
により、アクセス装置700は完全に組み立てられ、ブ
レード706と712は平行になっている。
【0114】次に、ハンドル701を回転してブレード
706と712を拡張する。軸が上位ブレード712の
上方に位置し、上位ブレード712と胸骨パッド714
のアセンブリが軸710の回りに自由に回動するため、
ブレード706と712が分離されるにつれ、上位ブレ
ード712と肋骨の上方が自然に生じる。下位ブレード
706からの拡張力は、上位ブレード712の上方に位
置する軸710を介して上位ブレード712に伝達され
る。ブレード706と712がオフセットしているの
で、外科医はIMAを採取することができる。IMAの
採取が完了すると、ハンドル701を逆方向に回転させ
てブレードを完全に引き寄せる。ブレード706と71
2を完全に引き寄せると、上位ブレード712と胸骨パ
ッド715のアセンブリに作用する拡張力は実質的にな
くなる。次に、歯止めレバー720を押し下げて歯止め
鼻部721をラッチ718から解除することができる。
歯止め719が解除されると、胸骨パッド714とパッ
ドアーム715は持ち上げられ、アクセス装置700を
切り口から取り外すことができる。
【0115】図39を参照すると、本発明の第17実施
例のアクセス装置780が示されている。このアクセス
装置780は、駆動ベース781と、該駆動ベース78
1からほぼ直角方向に延びるブレードアーム782とを
有する。ほぼ弓形のパッドアーム786は駆動ベース7
81から長手方向にかつ下方に延び、胸骨パッド785
で終端している。ベアリングサポート791はブレード
アーム782の近傍で駆動ベース781から上方に延び
ている。組織開創器784を有する下位ブレード783
は下位ブレードアーム782の端に取り付けられてい
る。好ましい実施例では、下位ブレード781、組織開
創器784、ブレードアーム782、ベアリングサポー
ト791、駆動ベース781、パッドアーム786、及
び胸骨パッド785は一体構造で形成されている。
【0116】ベアリング792は、ベアリングサポート
791に取り付けられている。また、このベアリング7
92は、そこに操作可能に連結された拡張ハンドル79
3を有している。駆動ねじ787は、その第1端にオフ
セットハンドル794を有し、該オフセットハンドル7
94はレバー795を備えている。駆動ねじ787は、
拡張ハンドル793に螺合して貫通し、ベアリング79
2とベアリングサポート791を自由に通過する。駆動
ねじ787は駆動ベース781に沿って長手方向に延
び、キャリアマウント789に螺合して貫通している。
拡張ハンドル793とキャリアマウント789は逆方向
に切られたねじを有している。拡張ハンドル793の回
転により、駆動ねじ787と該駆動ねじに装着されたキ
ャリアマウント789は駆動ベース781に沿って駆動
し、ブレード783と796を拡張し接近する。キャリ
アマウント789は、そのベースから下方に延びる追従
部を有し、該追従部はベース781の駆動スロット78
8に挿入されている。キャリアマウント789が駆動ベ
ース781に沿って移動すると、追従部は駆動スロット
788に沿ってスライドする。
【0117】キャリアアーム790は、拡張ハンドル7
93から離れる方向に、キャリア789から上方かつ外
方に長手方向に延びている。キャリアマウント789と
は反対側の端部において、キャリアアーム790はブレ
ードアーム797のブランチ部797Aをピボット部7
99で保持している。タブ779はピボット部799の
近傍でブランチ部797Aに固定され、ブランチ部79
7Aに直角方向に下方に延びている。タブ779は、オ
フセットハンドル794とは反対側にキャリア789を
超えて延びる駆動軸787の軸端787Aに接触してい
る。ブランチ797Aはピボット部799から外方にキ
ャリアアーム790に対して直角方向に延び、キャリア
アーム790とは反対側の一端でブレードアーム797
に連結されている。ブレードアーム797はほぼ弓形形
状で、ブランチ部797Aから下方に延び、組織開創器
798を備えた上位ブレード796に接続されている。
ピボット部799が上位ブレード796の上方に位置し
ているため、下位ブレード783からの拡張力がピボッ
ト部799を介して上位ブレード796に伝達される際
に、持ち上げ力が上位ブレード796に付加される。
【0118】拡張ハンドル793を安定して保持してい
る間にオフセットハンドル794を回転させると、駆動
ねじ787は拡張ハンドル793とキャリア789の両
方を貫通する。これにより、駆動ねじ787とキャリア
789は駆動ベース781上を移動し、キャリア789
は駆動ねじ787上を同一方向に移動する。この結果、
キャリア789は、キャリア789が駆動ねじ787上
を移動する速度の約2倍の速度で、駆動ベース781上
を移動する。これにより、キャリア789を超えて延び
る軸端787Aの長さは、キャリア789が駆動ベース
781上を移動するときの速度の約2分の1の速度で増
加又は減少する。したがって、オフセットハンドル79
4が肋骨を拡張する方向に回転されると、キャリア78
9を超えて延びる軸端787Aの長さが増加するにつれ
て、上位ブレード796がピボット部799の回りに自
然に回転する際に、肋骨はそれらが拡張するよりも遅い
速度で上昇する。同様に、オフセットハンドル794が
オフセットされた肋骨を下降させる方向に回転される
と、キャリア789が駆動ベース781上を移動する速
度よりも遅い速度で、軸端787Aの長さが増加する。
軸端787Aの長さが増加すると、タブ779すなわち
上位ブレードアーム797をピボット部799の回りに
反時計方向に回動させ、これによりさらに肋骨を下降さ
せる。キャリア789は軸端787Aが増加するよりも
速い速度で駆動ベース781上を移動するので、駆動ベ
ース781に沿うブレード783と796の間の間隔
は、肋骨が下降するにつれて減少する傾向にある。
【0119】ブレード783と796が拡張又は縮小す
る速度を上位ブレード796が上昇又は下降する速度に
対して増加するには、拡張ハンドル793とオフセット
ハンドル794を同時に互いに逆方向に回転させる。こ
のようなハンドル793と794の操作により、駆動ね
じ787が駆動ベース781上を移動する速度が増加す
る。これにより、キャリア789が駆動ねじ787上を
移動して軸端787Aを増加又は減少させる速度に対し
て、キャリア789が駆動ベース789上を移動する速
度が増加する。
【0120】ブレード783と796が拡張又は縮小す
る速度を上位ブレード796が上昇又は下降する速度に
対して減少するには、拡張ハンドル793とオフセット
ハンドル794を同時に互いに同方向に回転させる。拡
張ハンドル793とオフセットハンドル794を同方向
に回転させることにより、駆動ねじ787は駆動ベース
781に沿っていずれの方向にも並進(translate)し
ない。これにより、キャリア789は、駆動ねじ787
上を移動する速度と同じ速度で駆動ベース781上を移
動する。したがって、軸端787Aの長さはキャリア7
89が駆動ベース781上を移動する速度と同じ速度で
増加又は減少する。この結果、ハンドル793と794
が上位ブレード796を下降させる方向に回転させられ
ると、キャリア789と上位ブレード796が駆動ベー
ス781に対して反対方向に移動するので、駆動ベース
781に沿うブレード783と796の間の距離は一定
のままとなる。
【0121】動作を説明すると、下位及び上位ブレード
783と796を患者の胸部の切り口に挿入する一方、
胸骨パッド785を患者の上部胸骨−肋骨領域の近傍に
配置する、ブレード783と796及び胸骨パッド78
5を適切に配置した後、外科医が肋骨を拡張することだ
けを望む場合には、拡張ハンドル793のみを適切な方
向に回転して、駆動ねじ787とキャリア789を駆動
ベース781に沿って移動させる。キャリア789が駆
動ベース781に沿って駆動すると、上位ブレード79
6は下位ブレード783から引き離される。また、外科
医が肋骨を拡張するとともに肋骨を上昇hさせることを
望む場合には、オフセットハンドル794を適切な方向
に回転して、駆動ねじ787とキャリア789を駆動ベ
ース781に沿って移動させるとともに、キャリア78
9を駆動ねじ787に沿って移動させる。肋骨拡張速度
に対する所望の肋骨上昇速度に依存して、拡張ハンドル
793を静止状態に保持するか、逆転させるか、あるい
は同一方向に回転させる。ブレード783と796が引
き離されて軸端787Aが減少すると、トルクが胸骨パ
ッド785を介して患者の上部胸骨−肋骨領域に加えら
れて上位ブレード796と肋骨の上昇を維持するので、
上位ブレード796と肋骨は自然に上昇し、ピボット部
799の回りに時計回り方向に回転する。このオフセッ
ト位置では、外科医はIMAを切開することができる。
【0122】ブレード783と796を横方向に引き離
すとともに上位ブレード796と肋骨を下降させるに
は、オフセットハンドル793と拡張ハンドル794を
同時に同一方向に回転させる。上述したように、駆動ね
じ787はキャリア789を螺合して貫通しており、キ
ャリア789を駆動ねじ789と駆動ベース781に沿
って移動させるとともに、キャリア789を超える軸端
787Aの長さを増加させるので、駆動ねじ787は駆
動ベース781上を移動しない。軸端787Aの長さが
増加すると、タブ779をピボット部799の回りに反
時計回り方向に回転させる傾向にある。タブ779の反
時計回り方向の回転により、上位ブレード796と肋骨
が反時計回り方向に回転し、下降する。上位ブレード7
96の反時計回りの運動は、キャリア789から離れる
方向に向かう横成分を有し、それにより上位ブレード7
96が下降する際にブレード783と796の横方向の
分離を維持することができる。ブレード783と796
がほぼ同じレベルになると、外科医は、動脈切開(arte
riotomy)と吻合を行なうことができる。
【0123】図40を参照すると、本発明の第17実施
例のアクセス装置800が示されている。このアクセス
装置は、拡張ハウジング801を有している。拡張ハウ
ジングは、該拡張ハウジングの内部に収容された駆動機
構(不図示)と、拡張ハウジングに切り欠かかれた駆動
スロット803とを有している。拡張レバー802は拡
張ハウジング801の上部に装着され、該拡張ハウジン
グの内部に収容された駆動機構に操作可能に接続されて
いる。下位ブレード805は、該下位ブレードから延び
る組織開創器804を有し、ブレードアーム806を介
して駆動機構に接続されている。ブレードアーム806
は拡張ハウジング801から外方にほぼ直角に延びてい
る。
【0124】パッドアーム817は、その一端におい
て、拡張ハウジング801に接続されるか、当該拡張ハ
ウジング801一体に形成され、外方に延びている。胸
骨パッド816はパッドアーム817のハウジング01
とは反対側の一端に一体に形成されている。パッドアー
ム817は、肋骨のオフセットにより引き伸ばされた肋
骨籠に一致するようなほぼ弓形である。
【0125】上位ブレード820は、該上位ブレードか
ら延びる組織開創器821を有し、ほぼ弓形形状のブレ
ードアーム818の下端に接続されている。ブレードア
ーム818の上端は、パッドアーム817から上方に延
びるオフセット支柱815に回動可能に装着されてい
る。圧縮部材813が支柱815の上端にピボット部8
14で回動可能に接続され、支柱815から拡張ハウジ
ング801のレバー802に向かって内方に延びてい
る。オフセットねじ811はその上端に取り付けられた
ハンドル812を有し、圧縮部材813のピボット部8
14とは反対側の端部を螺合して貫通している。また、
オフセットねじ811は、拡張ハウジング801から上
方に延びるマウント807の回動可能に連結されたブッ
シュアセンブリ808に、回転可能に保持されている。
カウンターリフトタブ809は、支柱815の近傍のブ
レードアーム818から内方に延びている。リフトタブ
809はオフセットスプリング810を介して圧縮部材
813に操作可能に接続されている。
【0126】動作を説明すると、ブレード805と82
0が引き離されると、上位ブレード820と肋骨は自然
に上昇される。ピボット部819が上位ブレード820
の上方に配置されているので、拡張が生じている間に、
持ち上げ力が上位ブレード820と肋骨に加えられる。
下位ブレード805からの拡張力は上方に取り付けられ
たピボット部819を介して上位ブレード820に伝達
される。しかしながら、肋骨の上昇、さらに詳しくは、
上位ブレード820のピボット部819の回りの時計回
り方向の回転は、オフセットスプリング810によって
加えられる力によって妨げられる。上位ブレード820
と肋骨は、上位ブレード820のピボット部819回り
の回転によって生じるモーメント力がオフセットスプリ
ング810によってリフトタブ809の上に付与される
スプリング力よりも大きくなるまで、上昇し始めること
はない。ハンドル812を回転して圧縮部材813をオ
フセットねじ811に沿って下降又は上昇させることに
よって、スプリング力は調整可能であり、これによりオ
フセット量も調整可能である。圧縮部材813が下降
し、あるいはタブ809に接近すると、オフセットスプ
リング810によって付与されるスプリング力は増加
し、これにより上位ブレード820が上昇又は回転する
量も減少する。このように、調整可能なスプリング力は
外科医による「プリセット」モードで使用することがで
きる。
【0127】図41−48は、本発明の第18、第19
実施例のアクセス装置730、729を示す。これらの
アクセス装置は、単一動作で、上位ブレード740を下
位ブレード741から上昇しかつ引き離す。図41−4
7に示すアクセス装置730は、下位ブレード741と
上位ブレード740を有している。下位ブレード741
は圧縮用の細長い上部を有し、一方上位ブレード740
は上昇用の細長い底部を有している。ブレード740と
741はオフセット拡張アセンブリ731を介して相互
に接続されている。オフセット拡張アセンブリ731
は、細長いハンドル732を有している。このハンドル
は、その中間部分においてピボット部739で下位ブレ
ードマウント735に回動可能に取り付けられ、その第
1端部の近傍においてピボット部736で上位ブレード
マウント734に回動可能に取り付けられている。下位
ブレードマウント735は下位ブレード741の上端か
ら上方に延びており、上位ブレードマウント734は上
位ブレード740の背面側から下方に延びている。安定
化リンク733は、ピボット部737で上位ブレードマ
ウント734に回動可能に取り付けられるとともに、ピ
ボット部738で下位ブレードマウント735に回動可
能に取り付けられている。リンク733はブレード74
0と741の間に延びているので、ハンドル732にほ
ぼ平行である。
【0128】図42を参照すると、上位ブレード740
と下位ブレード741が上位と下位の肋骨に係合して閉
じた状態のアクセス装置730が示されている。ハンド
ル732の自由端である第2端に外力を加え、ハンドル
732をピボット部739の回りに反時計回りに回動さ
せる(図43参照)。この結果、上位ブレードマウント
734にピボット部736で回動可能に取り付けられた
ハンドル732の第1端が上位ブレード740と肋骨を
下位ブレード741と肋骨から単一動作で上昇させる。
【0129】図44−47を参照すると、アクセス装置
730のオフセット拡張部材731は取り外し可能にな
っている。オフセット位置決めアセンブリ748は、ブ
レード740と741の間の上昇及び引き離しを維持
し、外科医のアクセスを広げてIMAを切開するのに使
用される。取り外し可能なオフセット拡張アセンブリ7
31は、ブレードマウント734と735をそれぞれブ
レード740と741に係合させるための蟻溝形のアセ
ンブリを含んでいる。上位ブレード740の背面側と下
位ブレード741の上部側から突出するピン742と7
43は、ブレードマウント734と735にそれぞれ形
成された蟻溝744と745と係合している。
【0130】オフセット位置決めアセンブリ748は、
両端に軸750と751を有する位置決めアーム749
からなっている。軸750と751は、下位ブレード7
41と上位ブレード740から上方に延びる位置決めマ
ウント746と747に形成された穴757と756に
係合する。軸750と751、穴757と758は、ブ
レード740と741の互いに分離した位置を維持する
ために、精巧に切削されたスプラインを有している。弓
形のパッドアーム756は、一端がフォーク形のハブ7
59で終端し、他端が胸骨パッド755で終端してい
る。ハブ759は、位置決めアーム749の一端側にお
いて、位置決めマウント747と反対側で、軸751を
回動可能に保持している。歯止め753はパッドアーム
756の凹部に回動可能に保持され、軸751に装着さ
れたラッチ754と係合している。胸骨パッド755、
パッドアーム756、及びハブ759は、軸751の回
りに時計回り方向に自由に回転する。胸骨パッド75
5、パッドアーム756、及びハブ759を反時計回り
方向に回転させるには、ラッチ754と反対側の端部に
おいて、歯止め753を押し下げて、歯止め753をラ
ッチ754から解除する。歯止め753を解除すると、
ハブ759は軸751の回りに反時計回り方向に自由に
回転する。
【0131】動作を説明すると、まず、ハンドル732
を反時計回り方向に回動し、上位ブレード740と肋骨
を下位ブレード741と肋骨から持ち上げて分離する。
オフセット位置になると、下位ブレード741と上位ブ
レード740の位置決めマウント746と747の穴7
57と758に、軸750と751をスライドして差し
込むことによって、オフセット位置決めアセンブリ74
8を係合する。胸骨パッド755が患者の胸部に接触す
るまで、パッドアーム756を下方に回動する(図47
参照)。次に、ブレードマウント734と735の蟻溝
744と745をブレード740と741のピン742
と743からスライドして外すことにより、オフセット
拡張アセンブリ731を取り外す。オフセット拡張アセ
ンブリ731を取り外すと、オフセット位置決めアセン
ブリ748はブレード740と741を離れた状態に保
持し、患者の上部胸骨−肋骨領域に対して必要なトルク
を加え、上位ブレード740と肋骨の持ち上げを維持す
る。このオフセット位置では、IMAを切開するアクセ
スが広げられる。
【0132】図48を参照すると、本発明の第19実施
例のアクセス装置729のオフセット拡張アセンブリ7
60が示されている。このアクセス装置729は、下位
ブレードマウント771と770にピボット部764と
765で回動可能に接続され、かつ、上位ブレードマウ
ント768と769にピボット部766と767で回動
可能に接続されたU字形ハンドル761を有している。
一対の平行な安定化リンク762と763は、上位ブレ
ードマウント768と769にピボット部773と77
4で回動可能に接続され、かつ、下位ブレードマウント
770と771にピボット部775と776で回動可能
に接続されている。下位ブレードマウント770と77
1は下位ブレード741から上方に延び、一方上位ブレ
ードマウント768と769は上位ブレード740から
下方に延びている。
【0133】動作を説明すると、ハンドル761の自由
端に力を加えて、下位ブレードマウント771と770
のピボット部764と765の回りにハンドル761を
反時計回りに回動し、上位ブレード740を下位ブレー
ド741から単一の動作で持ち上げ、引き離す。U字形
ハンドル761と安定化リンク762と763は、アク
セス装置729の横方向の安定を促進する。オフセット
位置では、ハンドル761とリンク762と763はア
クセス空間を空いたままにしておくので、これにより外
科医にIMAの切開のための空いたアクセスが提供され
る。
【0134】図49−52を参照すると、本発明の第2
0実施例のアクセス装置825が示されている。このア
クセス装置は、管状の開創器本体828を有している、
開創器本体828は、上端縁827と下端縁826の間
に延びる凹形の側壁831を有している。一対の細長い
ハンドル829と830が管状本体828の上端縁82
7から垂直に延びている。ハンドル829と830は本
体828と一体に形成されてもよいし、取り外し可能
に、あるいはヒンジで接続されてもよい。
【0135】動作を説明すると、傾斜した下端縁826
を備えた管状本体828を下位肋骨と上位肋骨の間に楔
のように押し込む。次に、ハンドルを使用して管状本体
828を約90°回転させ(図51と52参照)、上位
肋骨と下位肋骨をオフセットする。このオフセット位置
では、外科医はIMAを切開することができる。一方、
直立位置では、外科医は動脈切開(arteriotomy)と吻
合のような外科手術を行なうことができる。アクセス装
置825は弾性ポリマー又はステンレス鋼で形成される
のが好ましく、単一部品として形成することができる。
【0136】図53−56を参照すると、本発明の第2
1実施例のブレード無しアクセス装置840が示されて
いる。このアクセス装置は、3部品の中空円錐体841
として形成され、該円錐体は全外表面に形成されたねじ
842を有している。円錐体841は、円錐形の先端部
材843と、中空の円錐台形の上端部材845と、先端
部材843と上端部材845の間に相互接続された中空
の円錐台形の中間部材844とからなっている。上端部
材845と先端部材843は中間部材844にそれぞれ
分割線838と839で接続され、ロックタブ846で
ロックされている。ロックタブ846はロック溝847
にスライド可能に受け入れられている(図56)。ロッ
クタブ846は、中間部材844に対する先端部材84
3の上方への垂直移動を防止、上端部材845に対する
中間部材844の上方への垂直移動を防止している。連
結された部材間の相対的な回転移動は、スプライン接続
849によって防止されている。円錐体841の操作を
補助するために、フィンガー又は駆動工具ポケット84
8が上端部材845、中間部材844、先端部材843
の内面に形成されている。
【0137】動作を説明すると、先端部材843を組織
に突き刺し、円錐体841を回転させて中間部材844
を肋骨に向かって下方に引き込む。中間部材844を下
方に引き込むと、中間部材844が下位肋骨と上位肋骨
を拡張する一方、ねじ842が下位肋骨と上位肋骨に係
合して円錐体841の垂直位置を維持する。中間部材が
適切な位置に位置すると、先端部材843を円錐体84
1から取り除く。そして、上端部材845が下位肋骨と
上位肋骨を引き離し、上端部材845回りのねじ842
が下位肋骨と上位肋骨に係合するまで、円錐体841を
回転させる。上端部材845が適切に位置すると、中間
部材844を円錐体841から取り除き、上端部材84
5のみを下位肋骨と上位肋骨の間の位置に残しておく。
これにより、外科手術を行なうための患者の心臓へのア
クセスが外科医に与えられる。
【0138】以下に説明する駆動機構の変形例(図35
−38、図57−65)は、実施例に組み入れることが
できる。図35−38を参照すると、駆動機構970は
修正された滑車装置アセンブリからなっている。駆動機
構970は、拡張ハウジング702の第1端に装着され
たプーリ971と、上位ブレードに相互接続され、か
つ、ハウジング702にスライド可能に配置された駆動
ブロック708に装着された2つの中間プーリ972と
973と、下位ブレードの相互接続され、かつ、ハウジ
ング702内に固定して装着されたベースマウント70
4の近傍の拡張ハウジング702の第2端に装着された
プーリ974及びクラッチ976とからなっている。プ
ーリ971、972、973、及び974、クラッチ9
76の回りにはケーブル988が従来の方法で巻回さ
れ、駆動ブロック708をベースマウント704から離
れるように駆動し、上位肋骨と下位肋骨を拡張する。ケ
ーブル988の2つの端部は、駆動ブロック708に装
着された引張りスプリング987に結合されている。ケ
ーブル引張りスプリング987は、十分なプリロード張
力を駆動ケーブル988に維持するのに必要なプリロー
ド力(好ましくは3ポンド)を与える。
【0139】図36−38を参照すると、クラッチ機構
976は、円筒形のキャプスタン978を有するクラッ
チハウジング977と、キャプスタン978内に軸方向
に配置されたハブ979とを有している。ハブ軸980
は、ハブ979から上方に拡張ハウジング702の外方
へ延び、そこでレバー701に連結されている(図33
参照)。2つの対向するだぼピン(dowel pin)985
と986が、ハブ979の周方向に沿って長手方向に備
えられている。このだぼピン985と986は、キャプ
スタン978の内面に形成された長手方向の凹部989
と990と、ハブ979に貫通して形成されたスロット
981に部分的に保持されている。3つの平行スプリン
グ982、983、及び984からなるスプリング機構
は、スロット981内に存在し、そしてだぼピン985
と986を力F1で外方に付勢している。
【0140】上位ブレードに付与することができる駆動
力又は出力の総量は、キャプスタン978の径と該キャ
プスタン978に巻回されているケーブル988の巻回
回数によって指示される。これにより、キャプスタン9
78の径が増加すると、駆動機構970によってブレー
ドに付与することができる力の総量は減少する。加え
て、キャプスタン978に巻回されているケーブルの巻
回回数が増加すると、駆動機構970がブレードに付与
することができる力の総量は、増加する。
【0141】好ましくは、駆動機構970は、レバー7
01に加える好ましくは約10から20ポンドの最小力
でもって、約50ポンド(±10−15%)の駆動力を
ブレードに与える。患者の重さ(heaviest)に基づいて
肋骨を拡張するには、約30−40ポンドの駆動力が必
要である。クラッチ976は、ブレードにかかる駆動力
を止めるスリップ又はオーバードライブ機構を備えるの
が有利である。このスリップ力(Fスリップ)は約50
ポンドであるのが好ましい。前述のスリップ力では、十
分なトルクがキャプスタン978によってだぼピン98
5と986に伝達され、だぼピン985と986に加わ
るスプリングバイアスF1に打ち勝って、だぼピン98
5と986をハブ979のスロット981内に押し込
み、この結果ハブ979はキャプスタン978内でスリ
ップする。ハブ979がキャプスタン978内でスリッ
プすると、ブレードがさらに拡張するのが防止され、肋
骨が偶発的に骨折するのが防止される。
【0142】図57を参照すると、駆動機構850はリ
ードねじ853を有している。このリードねじ853
は、細長いキャリア852に装着されるとともに、ギヤ
ボックス860で駆動レバー851に操作可能に連結さ
れている。リードネジ853は、該リードねじ853の
第1部分854と第2部分855に逆方向に切られたね
じを有している。リードねじ853は一対の駆動ブロッ
ク856と857に操作可能に連結されている。一対の
駆動ブロック856と857は、キャリア852にスラ
イド可能に取り付けられ、ブレードアーム858と85
9にそれぞれ連結されている。リードねじ853の第1
方向への回転により、駆動ブロック856と857が引
き離され、患者の肋骨が引き離される。リードねじ85
3の第2方向への回転により、駆動ブロック856と8
57が引き寄せられる。
【0143】図58と59を参照すると、ギヤ駆動の駆
動機構850は、ウォームギヤ862と863のアセン
ブリか、ベベルギヤ864と865のアセンブリのいず
れかを有している。2つのウォームギヤ862と863
(図58)の装置は、高いギヤ比を与える傾向にある結
果、駆動ブロック856と857が緩やかに引き離され
る。しかしながら、リードねじ853のねじは、長くて
急勾配のピッチを有し、駆動ブロック856と857の
調整速度を増加する。ウォームギヤ駆動機構862、8
63を用いると、駆動ブロック856と857の後退駆
動が生得的に防止される。
【0144】ベベルギヤ864、865(図59)の駆
動装置では、ギヤ比はほぼ1:1であるので、駆動ブロ
ック856と857は速やかに引き離される。この速い
やかな装置を相殺するために、リードねじ853は深く
て短いピッチのねじを有している。歯止め(不図示)が
リードねじ853のねじに操作可能に連結され、駆動ブ
ロック856と857の後退駆動を防止している。も
し、ねじのピッチが十分に深くて短いと、後退駆動が生
得的に防止され、これにより歯止めの必要性がなくな
る。
【0145】図60を参照すると、アクセス装置は、調
和ギヤ機構20と、前記第1実施例の拡張アセンブリ
(図2と3)と、前記第5実施例の回動可能に連結され
たブレードアームとの組み合せを含んでいる。さらに、
ブレード350と352は彎曲していて、患者の肋骨に
対するアクセス装置の方位を補償している。
【0146】図61を参照すると、図18に示す第4実
施例と類似するアクセス装置869を示している。この
アクセス装置869は駆動アセンブリ870を有してい
る。駆動アセンブリ870は、駆動レバー871を有す
る駆動部872に接続された拡張アーム874と875
を有している。拡張リンク876と889は、拡張アー
ム874と875にそれぞれ回動可能に接続されるとと
もに、ブレードアームマウント881と882にそれぞ
れ回動可能に接続されている。ブレードアーム883と
884は、ブレードアームマウント881と882にそ
れぞれ回動可能に接続されるとともに、ブレード885
と886に接続されている。ブレード885と886
は、組織開創器887と889を有している。
【0147】ブレードが引き離される際に該ブレード間
の平行配置を維持するために、インナーガイドリンク8
77と878、アウターガイドリンク879と880
が、ブレードアームマウント881と882、拡張ベー
ス873にそれぞれ回動可能に接続されている。
【0148】図62を参照すると、駆動機構890が示
されている。この駆動機構890は、主ピボット部89
1で回動可能に接続されたブレードアーム892と89
3を有し、該ブレードアーム892と893の内側縁に
一対の彎曲したギヤラック905と906が形成されて
いる。2つのピニオンギヤ898と899は、互いに回
動可能に噛合されるとともに、彎曲したラック905と
906に回動可能に噛合され、さらにサポート901に
よって互いに連結されている。ハンドル909は第1ピ
ニオン898を駆動し、該第1ピニオン898は第2ピ
ニオン899を駆動する。歯止め903はサポート90
1に回動可能に接続され、第1ピニオン898の歯の噛
合して、2つのピニオンギヤの逆転を防止している。歯
止め903をサポート901に回動可能に取り付けるの
に使用される共通ピン902は、ブレードアーム892
のトラック904に沿って追従し、第2ピニオン899
と彎曲したラック906との間の接触を維持している。
ブレードアーム893と892に取り付けられた引張り
スプリング907は、彎曲したラック905と第1ピニ
オン898との間の接触を維持するように作用する。ブ
レード894と895にかかるブレード力が肋骨の引き
離しによって増加する際に、彎曲したギヤラック905
と906により、一定の作用力をハンドル900に与え
ることができる。さらに詳しくは、ピニオンギヤ898
と899がピボット部891に接近して移動するにつれ
てブレード力が増加する際に、ハンドル900に与えた
回転によってブレードが漸次小間隔に開き、これにより
ハンドル900の力が一定に維持される。
【0149】図63を参照すると、駆動機構910は、
ブレードアーム914と915に接続されている。駆動
機構910は、逆方向にねじが切られた第1部分912
と第2部分913からなるリードねじを有している。駆
動ハンドル932は、リードねじ911の一端に取り付
けられている。駆動ブロック917と916は、リード
ねじ911の第1部分912に螺合して支持されてい
る。駆動ブロック918は、リードねじ911の第2部
分913に螺合して支持されている。第1と第2のリン
ク929と930は、駆動ブロック918と、ブレード
アーム914と915にそれぞれ回動可能に接続されて
いる。第3と第4のリンク925と924は、駆動ブロ
ック917と、ブレードアーム914と915に共通ピ
ボット部926と928でそれぞれ回動可能に接続され
ている。第5と第6のリンク919と920は、駆動ブ
ロック916とブレードアーム914と915にそれぞ
れ回動可能に接続されている。
【0150】動作を説明すると、リードねじ911を第
1方向に回転し、駆動ブロック917と916、駆動ブ
ロック918を互いに遠ざかる方向に移動させ、これに
よりブレードアーム915と914を引き寄せる。リー
ドねじ911を第2方向に回転すると、駆動ブロック9
16と917、駆動ブロック918は互いに接近する方
向に移動させ、これによりブレードアーム914と91
5を引き離す。リンク919と920は、ブレードアー
ム914と915を平行に維持するように駆動する。
【0151】図64を参照すると、駆動機構935は、
回動可能に接続されたブレードアーム941と942に
取り付けられている。駆動機構935は、リードねじ9
40に取り付けられた第1ベベルギヤ939と、ハンド
ル937に接続されるとともに第1ベベルギヤに噛合し
て連結された第2ベベルギヤ938とからなっている。
第1リンク943と第2リンク944は、それぞれブレ
ードアーム941と942に回動可能に接続されるとと
もに、リードねじ940に噛合して支持された駆動ブロ
ック945に回動可能に接続されている。代案として、
駆動ハンドル937はリードねじ940の端部にさらに
簡単に接続してもよい。
【0152】動作を説明すると、ハンドル937を回転
して駆動ブロック945をリードねじ940に沿って駆
動し、ブレードアーム941と942を引き寄せ、ある
いは引き離す。
【0153】図65を参照すると、2重鋏形駆動リンク
駆動機構950は、平行に配置されたブレードアーム9
69Aと969Bに接続されている。駆動機構950
は、一端に回転可能に保持されたキャリア953と、他
端に取り付けられたハンドル951とからなっている。
第1リンク956と第2リンク958は、ブレードアー
ム969Aと969Bに回動可能に接続されるととも
に、リードねじ952に螺合して支持された駆動ブロッ
ク954に回動可能に接続されている。第3リンク95
5と第4リンク957は、第1端がキャリア953に回
動可能に接続されるとともに、第2端がブレードアーム
969Aと969Bにスライドかつ回動可能に接続され
ている。第3リンク955と第4リンク957に取り付
けられたピボット従動部965と966は、ブレードア
ーム969Aと969Bに形成されたガイドスロット9
67と968のスライドかつ回動可能に保持されてい
る。さらに、第1リンク956と第2リンク958は、
ピボット部960と963で、第3リンク955と第4
リンク957に回動可能に接続されている。
【0154】動作を説明すると、リードねじを回転する
ことにより、ブレードアーム969Aと969Bは平行
に引き寄せられるか、引き離される。
【0155】図66−70を参照すると、自己調整アク
セス装置260は、ブレードアーム263と264にそ
れぞれ接続されたブレード261と262からなるとと
もに、該ブレードから延びる組織開創器280と281
を有している。ブレードアーム263と264は、ピボ
ット部275で互いに接続され、駆動機構278によっ
て引き離され又は引き寄せられるように駆動される。駆
動機構278はリードねじ277に操作可能に連結され
たハンドル279を有している。第1リンク272と第
2リンク273は、ブレードアーム263と264にそ
れぞれ回動可能に接続されるとともに、リードねじ27
7に螺合して支持された駆動ブロック276に回動可能
に接続されている。
【0156】ブレードアーム263と264は、ブラン
チ部(図68に265で示されている)を有し、該ブラ
ンチ部はブレード261と262からエルボ(図68に
282で示されている)まで上方に延び、そこでブレー
ドアーム263と264は屈曲され、ブレード261と
262から離れて延びている。ブレードアーム263と
264は、ブレードアームのエルボに隣接する撓み部2
89と290で、薄肉断面に狭められている。薄肉の細
長い引張り部材266と267は、それぞれブレードア
ーム263、264と間隔を保って、駆動部材278と
ブレードアームエルボとの間に延びている。引張り部材
266と267は、ブレードアーム263と264にピ
ボット部270と274で接続されたナックル部268
と269を有している。薄肉の撓み部288と291
は、引張り部材266と267と、ブレードアームエル
ボとの交差部に形成されている。駆動部材を駆動して肋
骨を引き離すと、ブレード261と262は撓み部28
8と289、290と291の回りに撓み、開創された
肋骨に対するブレードアーム263と264の調整を補
償する。
【0157】代案として、ブレード261と262は、
対向する撓み部288と289、290と291を備え
たV字形マウント286と287を有するブレードアー
ム263と264に連結される。肋骨が引き離される
と、ブレード261と262は撓み部288、289、
290、及び291で撓み、これにより撓み部288、
289、290、及び291を介して作用中心に力を付
与する。
【0158】図71−74を参照すると、本発明のアク
セス装置の実施例の利用されるブレードは、拡張形のブ
レードからオフセット形のブレードに相互に交換可能で
あるのが好ましい。図71において、細長い羽根部材5
61は、拡張ブレード560の形成されたスロット56
2にポケットナイフのように折畳まれる。図72におい
て、細長い部材561は延長可能でかつフレキシブルで
ある。細長い部材561は、拡張ブレード560に形成
されたスロット562内にほぼ隠れることができ、また
スロット562の上端又は下端から突出して肋骨を持ち
上げ、組織を開創することができる。細長い部材561
は、凹状に撓むことができるが、ストラップ又はヒンジ
により、真っ直ぐな状態を超えて反対方向に撓むのが防
止されている。
【0159】図73と74には、オフセット形のブレー
ド565が示されている。このブレード565は、細長
い羽根563と、拡張ブレード564を受け入れるよう
に大きさが決められた喉部領域568の凹部とからなっ
ている。オフセットブレード565の凹部の一端には溝
567が切り欠かれて形成され、凹部の他端にはオフセ
ット形のブレード565から延びる舌部570が形成さ
れている。拡張ブレード564の下端から延びる舌部5
69は、オフセットブレード565の溝567と係合す
る。拡張ブレード564の上部に形成された溝566は
オフセット形のブレード565の舌部570と係合す
る。この舌部と溝のアセンブリは、拡張ブレードとオフ
セット形ブレードとを互いに着脱可能に接続し、拡張ブ
レード564をオフセット形ブレード565に相互に入
れ替えることができる。
【0160】図75を参照すると、拡張ブレード575
は、その両端から延びる応力緩和(減少)フレキシブル
エッジ576を有している。フレキシブルエッジ576
は蟻溝アセンブリ577を介して拡張ブレード575に
接続されている。図76において、拡張ブレード581
は組織開創器582と一体に形成され、自動組織開創を
考慮したものである。組織開創器582の非係合位置は
破線583で示されている。係合すると、組織は組織開
創器582を上方に押し上げる。
【0161】図77−79を参照すると、ブレード58
5は、ブレード585の背面に一体に形成された複数の
アクセスマウント586を有している。多数の異なった
外科器具、例えば安定化装置587、適応性のあるシャ
フトのブロワー588、フレキシブルブロワー589、
ホース590、吸引ブーツ591、クリップ592、あ
るいは光源593等を、ブレード585のアクセスマウ
ント586に保持することができ、患者の胸部の最小サ
イズのアクセス領域での外科手術中におけるこれらの器
具の使用を促進している。さらに、これらのアクセスマ
ウント586に外科器具を保持することにより、外科作
業スペースに追加の人手の必要がなくなる。
【0162】同様に、図80では、ダブルクリップ59
2がステム594に取り付けられ、該ステムはレバー5
96を備えたマウント595を介して、図23で説明さ
れたアクセス装置310のブレードアーム340に接続
されている。ダブルクリップ592は、IMAを保持す
る作業スペース内に配設され、これにより外科作業スペ
ースに追加の人手の必要がなくなる。代案として、図8
1に示すように、マウント595の軸597を中間マウ
ントブロック490にねじ込むことができる。ステム5
94はマウント595からシングルクリップ592に延
びている。中間マウントブロック490の軸492は、
図80のアクセス装置310のブレードアーム338の
ポート354のようなポートにねじ込まれている。中間
マウントブロック490は、吸引、曝気(aeration)、
電力、等のためのインプットポート493と494を有
している。プラグ497と498を備えたアウトプット
ルーメンは、取り付けられた外科器具が電力、吸引、曝
気等にアクセスするために、マウントブロック490に
接続されている。
【0163】図82において、ミラー599はマウント
596から延びる適応性のある軸598に取り付けされ
ている。マウント596は、図33で説明したアクセス
装置700のブレードアーム705に接続されている。
さらに、光源593は適応性のある軸598にクリップ
499によって取り付けられ、光をミラー599に導
き、患者の胸部の作業スペースをさらに照明している。
光源593は、手術の危険円錐(critical cone)の外
方に配置される。
【0164】図83を参照すると、光源484は光パネ
ル483に接続され、該光パネルは、胸骨パッドアーム
482に回動可能に接続された上位ブレード480とブ
レードアーム481に装着されている。光パネル483
は、上位ブレード480と下位ブレード485によって
生じる作業スペースを照明するのに使用される。光パネ
ル483は、矢印487で示すように光りを導くための
面486を含めることができる。
【0165】図85を参照すると、ブレード500は、
ブレード500の背面側に長手方向に延びる水平蟻溝ス
ロット503を有している。スライダ506は、スロッ
ト503にスライド可能に受け入れられる蟻溝507を
有している。外科器具のコネクター509は、スライダ
506に切り欠かれた垂直な蟻溝スロット502に着脱
可能に受け入れられている。コネクター509はプッシ
ュボタン505有し、該プッシュボタンは、スライダ5
06を水平ベベルスロット503に沿う適宜位置にロッ
クし、コネクターを埋め込み電源504に電気的に接続
するように作用する。
【0166】図86では、ブレード500に接続された
ブレードアーム501は、電源、曝空、吸引等の供給源
へのアクセスを与えるユニバーサルポート513を有し
ている。外科器具の端部にあるユニバーサルプラグ51
4は、ユニバーサルポート513に接続している。オン
/オフロックインスイッチ512は、ブレードアーム5
01に設けられ、電源、吸引、曝気等へのアクセスを開
閉し、あるいはユニバーサルポート513のユニバーサ
ルプラグ514をロックを開閉する。
【0167】図87を参照すると、アクセス装置995
は、ブレードアーム996と997に接続された縫合糸
ホルダ998を有している。縫合糸ホルダ998は、好
ましくはフェルト、発泡材、又はゴム、あるいは微粒子
を落とさない他の材料から形成されるのが好ましい。縫
合糸ホルダ998は、患者の胸部のアクセス領域の回り
に該縫合糸ホルダ998を掛けるための内部補強999
を含んでいる。この縫合糸ホルダ998は外科手術中に
縫合を促進する。
【0168】以上説明した実施例のアクセス装置及びそ
の付属物は、まず殺菌して、該アクセス装置及びその付
属物を完全に収容する容器に包装し、微生物がアクセス
装置に侵入するのを防止することが好ましい。代案とし
て、アクセス装置及びその付属物は、容器に収容した後
に殺菌してもよい。殺菌方法はガンマ放射線を含む。
【0169】このように包装すると、外科医は外科手術
中に使用の準備ができたアクセス装置を引き出して、前
述した方法で操作することができる。
【0170】前述した説明は多くの仕様を含むが、これ
らは本発明の一つの好ましい実施例の例示であって、本
発明の範囲を制限するものと解釈されてはならない。他
の変形は勿論可能である。
【0171】従って、本発明の範囲は、以上に説明され
た実施例ではなく、請求の範囲及びその法的均等物によ
って決定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 患者の胸部の上に配置された本発明のアクセ
ス装置の実施例の平面図。
【図2】 組織開創要素の無い図1に示すアクセス装置
の斜視図。
【図3】 図1のアクセス装置の調和ギヤ駆動アセンブ
リの分解斜視図。
【図4】 アクセス装置の捩り要素の減速ギヤアセンブ
リを示す図1の4−4線断面図。
【図5】 アクセス装置のブレード、ブレードアーム、
及び組織開創器の斜視図。
【図6】 組織開創器が非係合状態のアクセス装置の前
面図。
【図7】 組織開創器が係合状態のアクセス装置の断面
図。
【図8】 アクセス装置の組織開創器とブレードアセン
ブリの部分斜視図。
【図9】 アクセス装置の組織開創器アセンブリの斜視
図。
【図10】 位置決めアセンブリを含む図7に示す組織
開創器の側面図。
【図11】 図8の組織開創器と位置決めアセンブリの
斜視図。
【図12】 図8の位置決め装置の部分詳細側面図。
【図13】 本発明のアクセス装置の第2実施例の平面
図。
【図14】 図13のアクセス装置の部分正面図。
【図15】 図13の15−15線から見たアクセス装
置の側面図。
【図16】 本発明のアクセス装置の第3実施例の正面
図。
【図17】 垂直移動部材が係合状態の図16に示すア
クセス装置の正面図。
【図18】 本発明のアクセス装置の第4実施例の斜視
図。
【図19】 本発明のアクセス装置の第5実施例の斜視
図。
【図20】 図18のアクセス装置のブレードとブレー
ドアームを係合するための梃子(プライ)バーの立面
図。
【図21】 図20のプライバーの平面図。
【図22】 本発明のアクセス装置の第6実施例の斜視
図。
【図23】 本発明のアクセス装置の第7実施例の斜視
図。
【図24】 本発明のアクセス装置の第8実施例の平面
図。
【図25】 図24のアクセス装置の背面図。
【図26】 本発明のアクセス装置の第9実施例の斜視
図。
【図27】 本発明のアクセス装置の第10実施例の斜
視図。
【図28】 本発明のアクセス装置の第11実施例の斜
視図。
【図29】 本発明のアクセス装置の第12実施例の斜
視図。
【図30】 本発明のアクセス装置の第13実施例の斜
視図。
【図31】 本発明のアクセス装置の第14実施例の平
面図。
【図32】 図31のアクセス装置の部分正面図。
【図33】 本発明のアクセス装置の第15実施例の斜
視図。
【図34】 図33のアクセス装置の部分正面図。
【図35】 図33のアクセス装置の拡張部材駆動アセ
ンブリの平面図。
【図36】 図35の駆動アセンブリのクラッチアセン
ブリの斜視図。
【図37】 図36のクラッチアセンブリの部分断面
図。
【図38】 図36のクラッチアセンブリの上部部分斜
視図。
【図39】 本発明のアクセス台の第16実施例の斜視
図。
【図40】 本発明のアクセス装置の第17実施例の斜
視図。
【図41】 本発明のアクセス装置の第18実施例の斜
視図。
【図42】 患者の肋骨間に配置された拡張前クローズ
ドモードの図41のアクセス装置の正面図。
【図43】 患者の肋骨間に配置されたオープンドモー
ドの図41のアクセス装置の正面図。
【図44】 図41のアクセス装置とともに使用される
可動オフセット拡張器アセンブリの斜視図。
【図45】 図41のアクセス装置とともに使用される
オフセット位置決めアセンブリの斜視図。
【図46】 図44のオフセット拡張器アセンブリが取
り除かれ、図45のオフセット位置決め装置が取り付け
られた図41のアクセス装置の斜視図。
【図47】 患者の肋骨の持上げと分離を維持する係合
位置にある図46のアクセス装置の正面図。
【図48】 本発明のアクセス装置の第19実施例の斜
視図。
【図49】 患者の肋骨間に配置された本発明のアクセ
ス装置の第20実施例の斜視図。
【図50】 図49のアクセス装置の部分断面斜視図。
【図51】 IMAにアクセスするために回転された図
49のアクセス装置の斜視図。
【図52】 図51のアクセス装置の部分断面斜視図。
【図53】 患者の胸腔に侵入している本発明のアクセ
ス装置の第21実施例の立面図。
【図54】 中間係合位置にある図53のアクセス装置
の立面図。
【図55】 最終係合位置にある図53のアクセス装置
の斜視図。
【図56】 図53のアクセス装置のロックアセンブリ
の平面図。
【図57】 拡張部材駆動アセンブリの斜視図。
【図58】 図57の駆動アセンブリの駆動ギヤアセン
ブリの部分詳細立面図。
【図59】 図57に示す駆動アセンブリの駆動ギヤア
センブリの部分詳細立面図。
【図60】 図19のアクセス装置の実施例を図3の駆
動ギヤアセンブリと組み合わせたアクセス装置の平面図
【図61】 代案の拡張部材駆動アセンブリを組み込ん
だ図60のアクセス装置の平面図。
【図62】 アクセス装置の拡張部材駆動アセンブリの
平面図。
【図63】 アクセス装置の拡張部材駆動アセンブリの
平面図。
【図64】 アクセス装置の拡張部材駆動アセンブリの
平面図。
【図65】 アクセス装置の拡張部材駆動アセンブリの
平面図。
【図66】 非係合位置にある本発明のアクセス装置の
自己調整ブレードの実施例の平面図。
【図67】 係合位置にある図66のアクセス装置の平
面図。
【図68】 図66のアクセス装置のブレードとブレー
ドアームのアセンブリの部分斜視図。
【図69】 自己調整ブレードとブレードアームアセン
ブリの平面図。
【図70】 図69の自己調整ブレードとブレードアー
ムアセンブリの1つの部分斜視図。
【図71】 オフセット用の折り畳み可能なベーンを備
えた拡張ブレードの斜視図。
【図72】 オフセット又は組織開創用の拡張可能なベ
ーンを備えた拡張ブレードの斜視図。
【図73】 拡張ブレードと取り外し可能なオフセット
ブレードアセンブリの立面図。
【図74】 非係合位置にある図73の拡張ブレードと
ベーンアセンブリの立面図。
【図75】 取り外し可能なフレキシブルエッジを備え
た開創ブレードの斜視図。
【図76】 一体の組織開創器を備えた開創ブレードの
斜視図。
【図77】 拡張ブレードに一体に形成されたアクセス
マウントを通して装着された外科器具を備えた拡張ブレ
ードの斜視図。
【図78】 拡張ブレードに一体に形成されたアクセス
マウントを通して装着された外科器具を備えた拡張ブレ
ードの斜視図。
【図79】 図77の拡張ブレードとフレキシブルブロ
ワアセンブリの断面図。
【図80】 オフセットアセンブリが無く、外科クリッ
プが装着された図23のアクセス装置の斜視図。
【図81】 外科クリップ、マウント、及び中間マウン
トブロックアセンブリの分解斜視図。
【図82】 ミラー、光源、及びクリップアセンブリを
有する図35のアクセス装置の斜視図。
【図83】 光パネルを有する上方ブレードを備えた係
合位置にあるアクセス装置の部分斜視図。
【図84】 上方ブレードの底に装着され導光源の部分
立面図。
【図85】 拡張ブレードアセンブリの斜視図。
【図86】 拡張ブレードアセンブリの斜視図。
【図87】 アクセス装置と縫合糸ホルダアセンブリの
斜視図。
【符号の説明】
10…アクセス装置、12…拡張部材、14…ハブ、3
0,31…捩り部材、50,51…ブレード、70,7
1…組織開創器、80,81…サポートパッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・エヌ・アルドリッチ アメリカ合衆国94062カリフォルニア州レ ッドウッド・シティ、レキシントン・アベ ニュー111番 (72)発明者 フェデリコ・ホタ・ベネッティ アルゼンティン2000ロサリオ−サンタ・フ ェ、エントレ・リオス134番 6ピソ (72)発明者 リチャード・エム・フェラーリ アメリカ合衆国95070カリフォルニア州サ ラトガ、スリー・オークス・ウェイ19575 番 (72)発明者 ロバート・ジー・マセニー アメリカ合衆国46032インディアナ州カー メル、デボン・レイン12746番 (72)発明者 ドワイト・ピー・モアジョン アメリカ合衆国95616カリフォルニア州デ イビス、ノース・キャンパス・ウェイ731 番 (72)発明者 ブレント・レーガン アメリカ合衆国95616カリフォルニア州デ イビス、ロード97、26180番 (72)発明者 ユージーン・イー・レイス アメリカ合衆国95110カリフォルニア州サ ンノゼ、ランキン・アベニュー90番 (72)発明者 イワン・セペトカ アメリカ合衆国94024カリフォルニア州ロ ス・アルトス、コステロ・コート346番 (72)発明者 ベンジャミン・シャーマン アメリカ合衆国95035カリフォルニア州ミ ルピタス、シークリフ・ドライブ2146番 (72)発明者 ウィリアム・エフ・ウィット アメリカ合衆国94306カリフォルニア州パ ロ・アルト、カールソン・サークル3809番

Claims (196)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡張部材と、 第1ブレードと、 前記拡張部材に相互接続された第2ブレードと、 前記第1ブレードと前記拡張部材に操作可能に相互接続
    された2方向垂直移動部材と、からなる外科用アクセス
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ブレードに相互接続されたサポ
    ートパッドをさらに有する請求項1に記載の外科用アク
    セス装置。
  3. 【請求項3】 前記サポートパッドは前記第1ブレード
    に調整可能に相互接続されている請求項2に記載の外科
    用アクセス装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2ブレードにそれぞれ相互
    接続された第1サポートパッド、第2サポートパッドを
    さらに有する請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  5. 【請求項5】 前記拡張部材はハブをさらに有する請求
    項1に記載の外科用アクセス装置。
  6. 【請求項6】 前記ハブは、さらに、下部ハブと、該下
    部ハブに回動可能に接続された上部ハブとからなる請求
    項5に記載の外科用アクセス装置。
  7. 【請求項7】 前記ハブは、さらに、第1ハブ部材を第
    2ハブ部材に操作可能に相互接続するラッチ機構からな
    る請求項5に記載の外科用アクセス装置。
  8. 【請求項8】 前記ハブは、さらに、第1ハブ部材を第
    2ハブ部材に操作可能に相互接続する調和ギヤ装置を有
    する請求項5に記載の外科用アクセス装置。
  9. 【請求項9】 前記上部ハブ、下部ハブからそれぞれ延
    びる第1拡張アームと第2拡張アームをさらに有する請
    求項6に記載の外科用アクセス装置。
  10. 【請求項10】 前記拡張部材は、さらに、ラックとピ
    ニオンのアセンブリを有する請求項1に記載の外科用ア
    クセス装置。
  11. 【請求項11】 前記ラックとピニオンのアセンブリ
    は、さらに、 前記ラックとピニオンのアセンブリのラックの上にスラ
    イド可能に受け入れられるとともに、前記第1ブレード
    に相互接続されたピニオンハウジングと、 前記ピニオンハウジングに回動可能に受入れられるとと
    もに、前記ラックに操作可能に接続されたピニオンレン
    チと、からなる請求項10に記載の外科用アクセス装
    置。
  12. 【請求項12】 前記拡張部材は、滑車駆動機構を有す
    る請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  13. 【請求項13】 前記前記滑車駆動機構は、クラッチを
    有している請求項12に記載の外科用アクセス装置。
  14. 【請求項14】 前記クラッチは、 クラッチハウジングと、 該クラッチハウジングに回転可能に装着された円筒形キ
    ャプスタンと、 該キャプスタンに解放可能に接続され、かつ、当該キャ
    プスタンの中に同軸に装着されにハブと、からなる請求
    項13に記載の外科用アクセス装置。
  15. 【請求項15】 前記クラッチは、さらに、 前記ハブの外面に沿って長手方向に延び、前記キャプス
    タンの内面に沿う第1と第2の凹部に部分的に保持さ
    れ、前記ハブを貫通するスロットの中に部分的に保持さ
    れた第1、第2のだぼピンと、 前記ハブの前記スロットの中に配置され、前記第1、第
    2のだぼピンの間に介装され、前記だぼピンを前記キャ
    プスタンの前記第1、第2の凹部の中に外方に付勢する
    スプリング機構と、からなる請求項14に記載の外科用
    アクセス装置。
  16. 【請求項16】 前記拡張部材は、さらに、 逆方向に切られたねじを備えた第1、第2部分を有する
    ギヤ駆動リードねじと、 該ギヤ駆動リードねじの前記第1、第2部分に操作可能
    に相互接続されるとともに、前記第1、第2のブレード
    アームに操作可能に相互接続された第1、第2の駆動ブ
    ロックと、からなる請求項1に記載の外科用アクセス装
    置。
  17. 【請求項17】 その中に前記ハブと前記調和ギヤ装置
    が装着された拡張ベースと、 前記第1、第2のブレードに接続された第1、第2のブ
    レードアームと、 前記第1、第2のブレードアームに回動可能に接続され
    た第1、第2のブレードアームマウントと、 前記第1、第2の拡張アーム、前記第1、第2ブレード
    アームマウントにそれぞれ回動可能に接続された第1、
    第2の拡張リンクと、 前記第1、第2のブレードアームマウント、前記拡張ベ
    ースに回動可能に接続された第1、第2のガイドリンク
    と、をさらに有する請求項8に記載の外科用アクセス装
    置。
  18. 【請求項18】 前記拡張部材は、 前記第1、第2のブレードに接続された第1、第2のブ
    レードアームと、 リードねじと、 前記リードねじに螺合して装着されたキャリアと、 前記キャリア、前記下位、上位ブレードアームに回動可
    能に接続された複数のリンクと、からなる請求項1に記
    載の外科用アクセス装置。
  19. 【請求項19】 前記拡張部材は、 前記第1、第2のブレードに接続され、互いに回動可能
    に接続された第1、第2ブレードアームと、 前記第1、第2ブレードアームに形成された第1、第2
    の彎曲したラックと、 前記第1、第2の彎曲したラックに回動可能に接続さ
    れ、互いに回動可能に接続された第1、第1のピニオン
    と、からなる請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  20. 【請求項20】 前記第1ブレードはさらに細長い羽根
    を有する請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  21. 【請求項21】 前記第1ブレードはさらに凹んだ喉部
    を有する請求項20に記載の外科用アクセス装置。
  22. 【請求項22】 前記垂直移動部材はさらに、第1部材
    と、該第1部材に操作可能に接続された第2部材と、か
    らなる請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  23. 【請求項23】 前記第1部材はさらに、減速ギヤから
    なる請求項22に記載の外科用アクセス装置。
  24. 【請求項24】 前記第1部材はさらに、ラッチ機構か
    らなる請求項22に記載の外科用アクセス装置。
  25. 【請求項25】 前記第1部材、第2部材はさらに、ラ
    ックとピニオンのアセンブリからなる請求項22に記載
    の外科用アクセス装置。
  26. 【請求項26】 前記ラックとピニオンのアセンブリ
    は、彎曲したラックからなる請求項25に記載の外科用
    アクセス装置。
  27. 【請求項27】 第1、第2の位置決め装置にスライド
    可能に受け入れられ、かつ、操作可能に接続された第
    1、第2の細長い支柱をさらに有し、 前記第1位置決め装置と前記第1支柱は前記第2位置決
    め装置と前記第2支柱の対して横方向に調整可能であ
    り、 前記第1支柱は前記第2支柱に横方向に調整可能に接続
    され、 前記第1、第2ブレードは前記第1、第2支柱に回動可
    能に接続されている、請求項22に記載の外科用アクセ
    ス装置。
  28. 【請求項28】 前記第2支柱にスライド可能に接続さ
    れたピニオンハウジングと、 前記第1支柱に接続され、前記第1支柱から横方向に延
    び、前記ピニオンハウジングにスライド可能に受け入れ
    られ、前記ピニオンハウジングに装着されたピニオンの
    操作可能に接続うされたラックと、をさらに有する請求
    項27に記載の外科用アクセス装置。
  29. 【請求項29】 前記第1、第2支柱の上端近傍に装着
    された第1、第2の捩り部材と、 前記第1、第2捩り部材から外方に延びるとともに、前
    記第1、第2ブレードに接続された第1、第2のブレー
    ドアームと、をさらに有する請求項28に記載の外科用
    アクセス装置。
  30. 【請求項30】 前記垂直移動部材は、前記第1ブレー
    ドと前記拡張部材の操作可能に相互接続されたリードね
    じからなる請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  31. 【請求項31】 前記垂直移動部材は、さらに、 前記拡張部材と前記第1ブレードに回動可能に相互接続
    された第1、第2のリンクと、 前記リードねじに操作可能に接続され、前記第2リンク
    に回動可能に接続されたキャリアと、からなるを請求項
    30に記載の外科用アクセス装置。
  32. 【請求項32】 前記第2ブレードは前記拡張部材に平
    行移動可能に接続されている請求項31に記載の外科用
    アクセス装置。
  33. 【請求項33】 前記第1、第2部材は彎曲したウォー
    ムギヤラックに操作可能に接続されたウォームからな
    り、前記ウォームギヤラックは前記第1ブレードに相互
    接続されている請求項22に記載の外科用アクセス装
    置。
  34. 【請求項34】 前記拡張部材はさらにベースと該ベー
    スに平行移動可能に装着された駆動ブロックとかなり、
    前記ウォームギヤラックは前記駆動ブロックによって回
    動可能に保持されている請求項33に記載の外科用アク
    セス装置。
  35. 【請求項35】 前記ベースから延びるキャリアと、 前記キャリアに螺合して貫通するとともに、前記駆動ブ
    ロックによって回動可能に保持された第1の軸と、 前記第1軸に回動可能に受け入れられ、外方に延びる第
    1、第2の端部を有する第2の軸と、をさらに有し、 前記ウォームギヤは前記第2軸の第1端部に接続されて
    いる請求項34に記載の外科用アクセス装置。
  36. 【請求項36】 前記第1ブレードに操作可能に相互接
    続された組織開創器をさらに有する請求項1に記載の外
    科用アクセス装置。
  37. 【請求項37】 前記第1ブレードから延びるととも
    に、前記垂直移動部材に操作可能に接続されたブレード
    アームをさらに有する請求項1に記載の外科用アクセス
    装置。
  38. 【請求項38】 前記ブレードアームに回動可能に接続
    されるとともに、前記第1ブレードに接続された組織開
    創器をさらに有する請求項37に記載の外科用アクセス
    装置。
  39. 【請求項39】 前記組織開創器は、 前記ブレードアームに第1の端部で回動可能に接続され
    た開創器アームと、 前記開創器アームの第2の端部から外方に延びるスピン
    ドルと、 前記スピンドルと前記第1ブレードの間に取り付けら
    れ、かつ、その間で延びる弾性シートと、からなる請求
    項38に記載の外科用アクセス装置。
  40. 【請求項40】 前記組織開創器は、フレキシブルリン
    グと、前記第1ブレードと前記フレキシブルリングに接
    続された弾性シートと、からなる請求項36に記載の外
    科用アクセス装置。
  41. 【請求項41】 前記組織開創器は複数の相互接続され
    たフィンガーを有する請求項36に記載の外科用アクセ
    ス装置。
  42. 【請求項42】 前記複数のフィンガーは焼きなましさ
    れた鋼から形成されている請求項41に記載の外科用ア
    クセス装置。
  43. 【請求項43】 前記第1ブレードに装着されるととも
    に、前記複数の相互接続されたフィンガーに回動可能に
    接続された位置決め装置をさらに有し、 前記複数の相互接続されたフィンガーは第1の方向に自
    由に回転可能で、前記位置決め装置によって第2の方向
    に回転するのを防止している、請求項41に記載の外科
    用アクセス装置。
  44. 【請求項44】 前記位置決め装置は、 前記第1ブレードに装着された細長いベースと、 前記ベースに取り付けられるとともに、前記ベースに沿
    って延びるガイドと、 前記ガイドから半径方向に延びるとともに、前記ベース
    に沿って延びるブレーキと、 前記複数の相互接続されたフィンガーの相互接続される
    とともに、前記ガイドと前記ブレーキに回動可能に装着
    されているスリーブと、からなる請求項43に記載の外
    科用アクセス装置。
  45. 【請求項45】 前記位置決め装置はさらに前記ガイド
    を前記ブレーキに相互接続する撓み部を有する請求項4
    4に記載の外科用アクセス装置。
  46. 【請求項46】 前記ガイドは、前記ベースの一体に形
    成された中央部と、 前記ベースと間隔を隔てて形成されたアウター部とを有
    し、 前記位置決め装置は、さらに、前記ガイドの前記中央部
    の近傍の前記ブレーキから上方に延びているタブからな
    る請求項45に記載の外科用アクセス装置。
  47. 【請求項47】 前記ブレーキは、ほぼパイ形で、前記
    ブレーキを前記スリーブに接触させて前記スリーブの第
    2の方向の回転を防止するように大きさが決められた半
    径を有する請求項46に記載の外科用アクセス装置。
  48. 【請求項48】 前記前記第1ブレードは、拡張形ブレ
    ードから上昇形ブレードに切り替え可能である請求項1
    に記載の外科用アクセス装置。
  49. 【請求項49】 前記第1ブレードはさらに、そこに形
    成されたスロットと、前記スロットに折り畳み可能に受
    け入れられた細長い羽根部材と、を有する請求項48に
    記載の外科用アクセス装置。
  50. 【請求項50】 前記第1ブレードは、 そこに形成されたスロットと、 前記スロットにスライド可能に受け入れられたフレキシ
    ブルで延長可能な細長い羽根部材と、を有する請求項4
    8に記載の外科用アクセス装置。
  51. 【請求項51】 前記フレキシブルで延長可能な羽根部
    材は、第1の方向にフレキシブルであり、第2の方向に
    撓むのを防止する拘束部を有する請求項50に記載の外
    科用アクセス装置。
  52. 【請求項52】 前記第1ブレードは、 上部に形成された溝と下部から延びる舌部とを有する拡
    張ブレード部材と、 前記拡張ブレード部材に着脱可能に接続されたオフセッ
    トブレード部材とを有し、 前記オフセットブレード部材は、凹部を有する喉部と、
    前記凹部の上部から延びて前記拡張ブレード部材の前記
    溝と係合する舌部と、前記凹部の下部に形成されて前記
    拡張部材の前記舌部と係合する溝部とを有する請求項4
    8に記載の外科用アクセス装置。
  53. 【請求項53】 前記第1ブレードは、当該第1ブレー
    ドから延びるとともに、蟻溝形コネクターを介して当該
    第1ブレードに接続された強制的な先細のフレキシブル
    縁を有する請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  54. 【請求項54】 前記第1ブレードはそれと一体に形成
    された組織開創器を有する請求項1に記載の外科用アク
    セス装置。
  55. 【請求項55】 前記第1ブレードは前記上位ブレード
    の背面側に形成された複数のアクセスマウントを有する
    請求項1に記載の外科用アクセス装置。
  56. 【請求項56】 前記複数のアクセスマウントの1つに
    装着された心臓安定化装置をさらに有する請求項55に
    記載の外科用アクセス装置。
  57. 【請求項57】 前記複数のアクセスマウントの1つに
    装着された適応性のある(malleable)軸のブロワーを
    さらに有する請求項55に記載の外科用アクセス装置。
  58. 【請求項58】 前記複数のアクセスマウントの1つに
    接続されたフレキシブルなブロワー及びホースをさらに
    有する請求項55に記載の外科用アクセス装置。
  59. 【請求項59】 前記複数のアクセスマウントの1つに
    装着された吸引ブーツをさらに有する請求項55に記載
    の外科用アクセス装置。
  60. 【請求項60】 前記複数のアクセスマウントの1つに
    装着された外科用クリップをさらに有する請求項55に
    記載の外科用アクセス装置。
  61. 【請求項61】 前記複数のアクセスマウントの1つに
    装着された光源をさらに有する請求項55に記載の外科
    用アクセス装置。
  62. 【請求項62】 前記第1ブレードに接続されたブレー
    ドアームと、 外科用クリップと、 前記ブレードアームに接続されたマウントと、 前記マウントから延びるとともに前記外科用クリップに
    接続されるステムと、をさらに有する請求項1に記載の
    外科用アクセス装置。
  63. 【請求項63】 前記マウントと前記ブレードアームと
    の間に介在されるとともに、慙愧ブレードアームに接続
    された中間マウントブロックをさらに有する請求項62
    に記載の外科用アクセス装置。
  64. 【請求項64】 前記中間マウントブロックは、吸引
    源、曝気源及び電源へのアクセスを与える入力ポートを
    有する請求項63に記載の外科用アクセス装置。
  65. 【請求項65】 前記中間マウントブロックは、前記入
    力ポートに相互接続された吸引源、曝気源及び電源に外
    科用工具を相互接続するための出力ルーメンをさらに有
    する請求項64に記載の外科用アクセス装置。
  66. 【請求項66】 光源に電気的に接続されるとともに前
    記第1ブレードに装着された光パネルと、前記第1ブレ
    ードから延びるブレードアームとをさらに有する請求項
    1に記載の外科用アクセス装置。
  67. 【請求項67】 前記光パネルは、導光面(light dir
    ecting contouredsurface)を有する請求項66に記載
    の外科用アクセス装置。
  68. 【請求項68】 前記第1ブレードから延びるブレード
    アームは、電力、曝気、吸引の供給源へのアクセスを与
    えるユニバーサルポートを有する請求項1に記載の外科
    用アクセス装置。
  69. 【請求項69】 前記ブレードアームは前記ユニバーサ
    ルポートに接続されたオン/オフスイッチをさらに有す
    る請求項68に記載の外科用アクセス装置。
  70. 【請求項70】 前記オン/オフスイッチは、前記ユニ
    バーサルポートと係合する状態にユニバーサルコネクタ
    をロックする請求項69に記載の外科用アクセス装置。
  71. 【請求項71】 前記第1ブレードは、 前記第1ブレードの背面側に沿って延びる埋設された電
    源と、 前記第1ブレードの背面側の沿って延びる第1蟻形スロ
    ットと、 前記第1蟻形スロットにスライド可能に受け入れられる
    とともに、そこに形成された第2蟻形スロットを有する
    スライダと、 前記第2蟻形スロットに受け入れられるとともに、外科
    用工具を前記埋設された電源に電気的に接続するプッシ
    ュボタンを有するコネクターと、を有する請求項1に記
    載の外科用アクセス装置。
  72. 【請求項72】 前記第1、第2ブレードに接続された
    第1、第2ブレードアームと、 前記第1、第2ブレードアームに接続され、前記第1、
    第2ブレードが患者の胸部の切り口に配置されると前記
    第1と第2ブレードの間のアクセス領域を包囲する縫合
    糸ホルダと、を有する請求項1に記載の外科用アクセス
    装置。
  73. 【請求項73】 前記縫合糸ホルダはフェルトから構成
    されている請求項72に記載の外科用アクセス装置。
  74. 【請求項74】 前記縫合糸ホルダは発泡材から構成さ
    れている請求項72に記載の外科用アクセス装置。
  75. 【請求項75】 前記縫合糸ホルダはゴムから構成され
    ている請求項73に記載の外科用アクセス装置。
  76. 【請求項76】 拡張部材と、 前記拡張部材に回動可能に相互接続されるとともに、前
    記拡張部材に平行な回転軸の回りに回転可能な第1、第
    2ブレードと、を有する外科用アクセス装置。
  77. 【請求項77】 前記第1ブレードと前記拡張部材の間
    に介装されるとともに、前記第1ブレードと前記拡張部
    材に操作可能に接続された垂直移動部材をさらに有する
    請求項76に記載の外科用アクセス装置。
  78. 【請求項78】 前記第1ブレードに回動可能に接続さ
    れるとともに、前記第2ブレードに螺合して接続された
    平行に配置された第1、第2リードねじを備えた垂直移
    動部材を有する請求項76に記載の外科用アクセス装
    置。
  79. 【請求項79】 前記第1、第2ブレードの回動可能に
    接続された第1、第2ブレードアームと、 前記第1ブレードアームに装着されるとともに、前記第
    1リードねじに螺合して接続された第1リフトマウント
    と、 前記第1ブレードから上方に延びるリフトマウントアー
    ムと、 前記リフトマウントアームに装着されるとともに、前記
    第2リードねじに螺合して接続された第2リフトマウン
    トと、をさらに有する請求項78に記載の外科用アクセ
    ス装置。
  80. 【請求項80】 前記第1、第2ブレードアームと前記
    拡張部材に回動可能に接続されるとともに、前記第1、
    第2ブレードアームと前記拡張部材を介装する第1、第
    2リンクをさらに有する請求項79に記載の外科用アク
    セス装置。
  81. 【請求項81】 前記第1ブレードと前記第2ブレード
    の間に介装されるとともに、前記第1ブレードと前記第
    2ブレードに解放可能に取り付けられた第1、第2伸縮
    アームをさらに有する請求項76に記載の外科用アクセ
    ス装置。
  82. 【請求項82】 前記第1ブレードに解放可能に接続さ
    れる肋骨オフセット梃子バーをさらに有し、前記梃子バ
    ーは、 梃子ブレードと、前記本体の一端で前記梃子ブレードの
    回動可能に取り付けられた細長い本体と、 前記本体にスライド可能に受け入れられた胸骨パッド
    と、を有する請求項76に記載の外科用アクセス装置。
  83. 【請求項83】 前記拡張部材は、 ラックと、 前記ラックの上にスライド可能に受け入れられたピニオ
    ンハウジングと、 前記ラックの一端に取り付けられた拡張ベースと、を有
    し、 前記第1ブレードは前記ピニオンハウジングに回動可能
    に相互接続され、前記第2ブレードは前記拡張ベースに
    回動可能に相互接続され、前記第1、第2ブレードは前
    記ラックに平行な回転軸の回りに回動可能である請求項
    76に記載の外科用アクセス装置。
  84. 【請求項84】 前記第1ブレードに取り付けられると
    ともに、前記拡張部材に回動可能に接続された第1ブレ
    ードアームと、 前記第2ブレードに取り付けられ、前記拡張部材の回動
    可能に接続された第2ブレードアームと、をさらに有す
    る請求項76に記載の外科用アクセス装置。
  85. 【請求項85】 前記第1ブレードアームと前記拡張部
    材を介装するとともに、第1の端部で前記拡張部材に回
    動可能に接続され、第2の端で前記第1ブレードアーム
    に回動可能に接続された第1リンクと、 前記第2ブレードアームと前記拡張部材を介装するとと
    もに、第1の端部で前記拡張部材に回動可能に接続さ
    れ、第2の端で前記第2ブレードアームに回動可能に接
    続された第2リンクと、をさらに有し、 前記第1、第2ブレードは、前記拡張部材の平行な2つ
    の平行な回転軸の回りに回転可能である請求項84に記
    載の外科用アクセス装置。
  86. 【請求項86】 前記第1ブレードに操作可能に相互接
    続された組織開創器をさらに有する請求項76に記載の
    外科用アクセス装置。
  87. 【請求項87】 前記第1ブレードに回動可能に接続さ
    れるとともに、前記第1ブレードに接続された組織開創
    器をさらに有し、該組織開創器は、 前記第1ブレードアームに第1の端部で回動可能に接続
    された開創器アームと、 前記開創器アームの第2の端部から外方に延びるスピン
    ドルと、 前記スピンドルと前記第1ブレードに接続されるととも
    に、前記スピンドルと前記第1ブレードの間に延びる弾
    性シートと、からなる請求項84に記載の外科用アクセ
    ス装置。
  88. 【請求項88】 前記組織開創器は、フレキシブルリン
    グと、前記第1ブレード及び前記フレキシブルリングに
    接続された弾性シートと、からなる請求項86に記載の
    外科用アクセス装置。
  89. 【請求項89】 前記組織開創器は、複数の相互接続さ
    れたフィンガーからなる請求項86に記載の外科用アク
    セス装置。
  90. 【請求項90】 前記複数のフィンガーは焼きなましさ
    れた鋼から形成されている請求項89に記載の外科用ア
    クセス装置。
  91. 【請求項91】 前記第1ブレードに装着されるととも
    に、前記複数の相互接続されたフィンガーに回動可能に
    接続された位置決め装置をさらに有し、 前記複数に相互接続されたフィンガーは第1の方向に自
    由に回転可能であり、前記位置決め装置によって第2の
    方向の回転を防止されている請求項90に記載の外科用
    アクセス装置。
  92. 【請求項92】 前記位置決め装置は、 前記第1ブレードに装着された細長いベースと、 前記ベースに取り付けられるとともに、前記ベースに沿
    って延びるガイドと、 前記ガイドから軸方向に延びるとともに、前記ベースに
    沿って延びるブレーキと、 前記複数の相互接続されたフィンガーに相互接続され、
    前記ガイドと前記ブレーキの上で回動可能に装着された
    スリーブと、を有する請求項91に記載の外科用アクセ
    ス装置。
  93. 【請求項93】 前記位置決め装置はさらに前記ガイド
    を前記ブレーキに相互接続する撓み部をさらに有する請
    求項92に記載の外科用アクセス装置。
  94. 【請求項94】 前記ガイドは前記ベースと一体に形成
    された中央部と、前記ベースと間隔を隔てた関係に形成
    されたアウター部とを有し、 前記位置決め装置はさらに、前記ガイドの前記中央部の
    近傍で前記ブレーキから上方に延びるタブと、をさらに
    有する請求項93に記載の外科用アクセス装置。
  95. 【請求項95】 前記ブレーキは、ほぼパイ形で、前記
    ブレーキを前記スリーブに接触させて前記スリーブの第
    2の方向の回転を防止するように大きさが決められた半
    径を有する請求項94に記載の外科用アクセス装置。
  96. 【請求項96】 ラックと、 前記ラックに操作可能に相互接続された第1、第2のブ
    レードと、 前記ラックに接続されるとともに、前記第1ブレードに
    相互接続されたハウジングと、 前記ハウジングに回動可能に取り付けられたサポートパ
    ッドと、 前記ラックに回動可能に取り付けられ、前記サポートパ
    ッドにスライド可能に装着された垂直移動部材と、から
    なる外科用アクセス装置。
  97. 【請求項97】 前記ラックに取り付けられたベース
    と、 前記第1ブレードを前記第1ハウジングに相互接続する
    とともに、前記第1ハウジングから下方に延び、前記ラ
    ックに垂直に延びる線に対してある角度でオフセットさ
    れた第1ブレードアームと、 前記第2ブレードを前記ベースに相互接続するととも
    に、前記ベースから下方に延び、前記ラックに垂直に延
    びる線に対してある角度でオフセットされた第2ブレー
    ドアームと、をさらに有する請求項96に記載の外科用
    アクセス装置。
  98. 【請求項98】 前記ハウジングに回動可能に取り付け
    られるとともに、前記ラックに操作可能に接続され、ス
    プリングで付勢されたロックレバーをさらに有する請求
    項97に記載の外科用アクセス装置。
  99. 【請求項99】 拡張部材と、 下位ブレードと、 前記拡張部材と前記下位ブレードに接続され下位ブレー
    ドアームと、 上位ブレードと、 前記上位ブレードに接続されるとともに、前記上位ブレ
    ードの上方に位置するピボット部で前記拡張部材に回動
    可能に接続された上位ブレードアームと、からなり、 前記上部ブレードは、前記下位ブレードからの拡張力が
    前記ピボット部を介して前記上位ブレードに伝達される
    と、上方に自由に回動可能である、アクセス装置。
  100. 【請求項100】 胸骨パッドと、 第1の端部で前記胸骨パッドに取り付けられ、第2の端
    部で前記ピボット部の近傍の前記上位ブレードアームに
    回動可能に接続された胸骨パッドアームと、をさらに有
    する請求項99に記載のアクセス装置。
  101. 【請求項101】 前記ピボット部の近傍の前記上位ブ
    レードアームの形成されたラッチと、 前記胸骨パッドアームに回動可能に装着されるととも
    に、前記ラッチに操作可能に接続された歯止めと、をさ
    らに有する請求項100に記載のアクセス装置。
  102. 【請求項102】 前記拡張部材に操作可能に接続され
    た駆動ブロックと、 前記駆動ブロックから延びる円筒軸と、をさらに有し、 前記上位ブレードアームと前記胸骨パッドアームは前記
    軸に回動可能にかつ解放可能に装着されている請求項1
    01に記載のアクセス装置。
  103. 【請求項103】 圧縮シューと、 第1の端部で前記圧縮シューに取り付けられるととも
    に、第2の端部で前記ピボット部の近傍の前記上位ブレ
    ードアームに回動可能に接続されたシューアームと、を
    さらに有する請求項99に記載のアクセス装置。
  104. 【請求項104】 前記拡張部材に回動可能に接続され
    るとともに、そこから延びる可動ピボット部を有するピ
    ニオンと、 前記上位ブレードアームから延びる円筒形ステムと、を
    さらに有し、 前記ステムは前記可動ピボット部に回動可能に受け入れ
    られ、前記胸骨パッドアームは前記ステムに回動可能に
    装着されている請求項103に記載のアクセス装置。
  105. 【請求項105】 前記シューアームに装着されるとと
    もに、前記ステムに操作可能に接続された可動ピボット
    ロックをさらに有する請求項104に記載のアクセス装
    置。
  106. 【請求項106】 前記拡張部材に相互接続されるとと
    もに、前記第1ブレードに取り付けられた第1ブレード
    アームと、 前記拡張部材に相互接続されるとともに、前記第2ブレ
    ードに取り付けられた第2ブレードアームと、 前記圧縮シューに接続されるとともに、前記第1ブレー
    ドアームに回動可能に接続されたシューアームと、をさ
    らに有する請求項103に記載のアクセス装置。
  107. 【請求項107】 前記第1、第2ブレードアームの各
    々は、前記第1ブレードと前記第2ブレードから上方に
    延びる第1部分と、該第1部分から延びるとともに前記
    拡張部材の接続された第2部分とからなる請求項106
    に記載のアクセス装置。
  108. 【請求項108】 前記第1ブレードアームの前記第1
    部分は、前記第2ブレードアームの前記第1部分が前記
    第2ブレードから延びるよりも高く、前記第1ブレード
    から垂直に延びている請求項107に記載のアクセス装
    置。
  109. 【請求項109】 前記拡張部材の接続されるととも
    に、前記圧縮シューと前記シューアームに操作可能に相
    互接続された垂直移動部材をさらに有する請求項105
    に記載のアクセス装置。
  110. 【請求項110】 前記拡張部材に取り付けられたオフ
    セットリンクと、 前記オフセットリンクと前記シューアームに操作可能に
    接続された調整可能なオフセット駆動ねじと、をさらに
    有する請求項109に記載のアクセス装置。
  111. 【請求項111】 前記拡張部材と反対側の前記オフセ
    ットリンクの一端に形成された第1、第2の一定間隔離
    れたフィンガーと、 前記第1と第2のフィンガーに回動かのうに保持される
    とともに、前記第1と第2のフィンガーの間で延びるブ
    ッシュと、をさらに有する請求項110に記載のアクセ
    ス装置。
  112. 【請求項112】 前記シューアームから延びるボスを
    さらに備え、前記ボスは前記調整可能なオフセット駆動
    ねじの半球端を受け入れるように適合された凹部を有す
    る請求項111に記載のアクセス装置。
  113. 【請求項113】 前記拡張部材は、 前記下位ブレードアームがそこから延びる駆動ベース
    と、 前記駆動ベースに操作可能に接続され、前記上位ブレー
    ドアームがそこに回動可能に相互接続され、かつ、操作
    可能に接続される駆動軸と、 前記駆動軸の第1の端部に取り付けられる第1のハンド
    ルと、を有する請求項99に記載のアクセス装置。
  114. 【請求項114】 前記駆動ベースに回動可能に接続さ
    れるとともに、前記駆動軸に螺合して接続された第2の
    ハンドルと、 前記駆動軸に螺合して接続されるとともに、前記駆動ベ
    ースと前記駆動軸に平行運動可能に接続されたキャリア
    と、をさらに有し、 前記キャリアと前記第2ハンドルは逆方向に切られたね
    じを有し、 前記上位ブレードアームは前記キャリアに回動可能に相
    互接続されている請求項113に記載のアクセス装置。
  115. 【請求項115】 前記キャリアから上方にかつ外方に
    延びるキャリアアームと、 前記上位ブレードアームから延びるとともに、上記上位
    ブレードの上方に配置された前記ピボット部で前記キャ
    リアアームによって回動可能に保持されるブランチ部
    と、 前記上位ブレードアームの前記ブランチ部から下方に延
    びるとともに、前記キャリアを超えて延びる前記駆動軸
    の第2の端部の操作可能に接触するタブと、をさらに有
    する請求項114に記載のアクセス装置。
  116. 【請求項116】 胸骨パッドと、 慙愧駆動ベースから延びるとともに、前記胸骨パッドに
    接続された胸骨パッドアームと、をさらに有する請求項
    115に記載のアクセス装置。
  117. 【請求項117】 前記駆動ベースから上方に延びるベ
    アリングサポートと、 前記ベアリンクサポートに接続されたベアリングと、を
    さらに有し、 前記第2ハンドルは前記ベアリングに回動可能に接続さ
    れ、前記駆動軸は前記ベアリングと前記ベアリンクサポ
    ートを介してスライド可能に受け入れられている請求項
    116に記載のアクセス装置。
  118. 【請求項118】 前記ベアリングサポート、駆動ベー
    ス、下位ブレード、下位ブレードアーム、胸骨パッド、
    及び胸骨パッドアームは、1部品構造から形成されてい
    る請求項117に記載のアクセス装置。
  119. 【請求項119】 胸骨パッドと、 前記拡張部材から延びるとともに、前記胸骨パッドに接
    続された胸骨パッドアームと、をさらに有する請求項9
    9に記載のアクセス装置。
  120. 【請求項120】 前記胸骨パッドアームから上方に延
    びるとともに、前記上位ブレードアームが前記上位ブレ
    ードの上方に位置する前記ピボット部でそこに接続され
    るオフセット支柱と、 前記オフセット支柱から延びる圧縮部材と、 前記圧縮部材と間隔を隔てた関係で前記オフセット支柱
    の近傍の前記上位ブレードアームから延びるカウンター
    リフトタブと、 前記圧縮部材と前記カウンターリフトタブの間に介在す
    るとともに、前記圧縮部材と前記カウンターリフトタブ
    に操作可能に接続されるオフセットスプリングと、をさ
    らに有する請求項119に記載のアクセス装置。
  121. 【請求項121】 前記下位ブレードアームは前記拡張
    部材に平行移動可能に接続されている請求項120に記
    載のアクセス装置。
  122. 【請求項122】 前記拡張部材は前記オフセット支柱
    に回動可能に接続されるとともに、前記拡張部材に調整
    可能に相互接続されている請求項120に記載のアクセ
    ス装置。
  123. 【請求項123】 前記圧縮部材に螺合して接続される
    とともに、前記拡張部材に回動可能に相互接続されてい
    るオフセットリードねじをさらに有する請求項122に
    記載のアクセス装置。
  124. 【請求項124】 前記上位ブレードに装着された組織
    開創器をさらに有する請求項99に記載のアクセス装
    置。
  125. 【請求項125】 前記組織開創器は複数の相互接続さ
    れたフィンガーを有する請求項124に記載のアクセス
    装置。
  126. 【請求項126】 前記上位ブレードに接続されるとと
    もに、前記複数の相互接続されたフィンガーに回動可能
    に接続された位置決め装置をさらに有し、 前記複数の相互接続されたフィンガーは、第1の方向に
    自由に回転可能であり、前記位置決め装置によって第2
    の方向に回転するのを防止されている請求項125に記
    載のアクセス装置。
  127. 【請求項127】 前記位置決め装置は、 前記上位ブレードに装着された細長いベースと、 前記ベースに取り付けられるとともに、前記ベースに沿
    って延びるガイドと、前記ガイドから半径方向に延びる
    とともに、前記ベースに沿って延びるブレーキと、 前記複数の相互接続されたフィンガーに相互接続される
    とともに、前記ガイドと前記ブレーキの上に回動可能に
    装着されたスリーブと、を有する請求項126に記載の
    アクセス装置。
  128. 【請求項128】 前記位置決め装置は、前記ガイドを
    前記ブレーキに相互接続する撓み部をさらに有する請求
    項127に記載のアクセス装置。
  129. 【請求項129】 前記ガイドは、前記ベースと一体に
    形成された中央部と、前記ベースと間隔を隔てた関係に
    形成されたアウター部と、を有し、 前記位置決め装置は、前記ガイドの前記中央部の近傍で
    前記ブレーキから上方に延びるタブを有する請求項12
    8に記載のアクセス装置。
  130. 【請求項130】 前記ブレーキは、ほぼパイ形で、前
    記ブレーキを前記スリーブに接触させて前記スリーブの
    第2の方向の回転を防止するように大きさが決められた
    半径を有する請求項129に記載のアクセス装置。請求
    項に記載のアクセス装置。
  131. 【請求項131】 前記組織開創器は、 第1の端部で前記上位ブレードアームに回動可能に接続
    された開創器アームと、 前記開創器アームの第2の端部から外方に延びるスピン
    ドルと、前記スピンドルと前記上位ブレードに取り付け
    られるとともに、前記スピンドルと前記上位ブレードの
    間で延びる弾性シートと、を有する請求項124に記載
    のアクセス装置。
  132. 【請求項132】 前記拡張部材は滑車駆動機構を有す
    る請求項99に記載のアクセス装置。
  133. 【請求項133】 前記滑車駆動機構はクラッチを有す
    る請求項132に記載のアクセス装置。
  134. 【請求項134】 前記クラッチは、 クラッチハウジングと、 該クラッチハウジングに回転可能に装着された円筒形キ
    ャプスタンと、 該キャプスタンに解放可能に接続され、かつ、当該キャ
    プスタンの中に同軸に装着されにハブと、からなる請求
    項133に記載のアクセス装置。
  135. 【請求項135】 前記クラッチは、さらに、 前記ハブの外面に沿って長手方向に延び、前記キャプス
    タンの内面に沿う第1と第2の凹部に部分的に保持さ
    れ、前記ハブを貫通するスロットの中に部分的に保持さ
    れた第1、第2のだぼピンと、 前記ハブの前記スロットの中に配置され、前記第1、第
    2のだぼピンの間に介装され、前記だぼピンを前記キャ
    プスタンの前記第1、第2の凹部の中に外方に付勢する
    スプリング機構と、からなる請求項134に記載のアク
    セス装置。
  136. 【請求項136】 前記拡張部材は、さらに、 逆方向に切られたねじを備えた第1、第2部分を有する
    ギヤ駆動リードねじと、 該ギヤ駆動リードねじの前記第1、第2部分に操作可能
    に相互接続されるとともに、前記第1、第2のブレード
    アームに操作可能に相互接続された第1、第2の駆動ブ
    ロックと、からなる請求項99に記載のアクセス装置。
  137. 【請求項137】 前記拡張部材は、 拡張ベースと、 前記拡張ベースに装着された調和ギヤ駆動部と、 前記調和ギヤ駆動部に接続された第1、第2の拡張アー
    ムと、 前記下位、上位のブレードアームに回動可能に接続され
    た第1、第2のブレードアームマウントと、 前記第1、第2の拡張アーム、前記第1、第2ブレード
    アームマウントにそれぞれ回動可能に接続された第1、
    第2の拡張リンクと、 前記第1、第2のブレードアームマウント、前記拡張ベ
    ースに回動可能に接続された第1、第2のガイドリンク
    と、を有する請求項99に記載のアクセス装置。
  138. 【請求項138】 前記拡張部材は、 リードねじと、 前記リードねじに螺合して装着されたキャリアと、 前記キャリア、前記下位、上位ブレードアームに回動可
    能に接続された複数のリンクと、からなる請求項99に
    記載のアクセス装置。
  139. 【請求項139】 前記上位ブレードは、拡張形ブレー
    ドから上昇形ブレードに切り替え可能である請求項99
    に記載のアクセス装置。
  140. 【請求項140】 前記上位ブレードはさらに、そこに
    形成されたスロットと、前記スロットに折り畳み可能に
    受け入れられた細長い羽根部材と、を有する請求項13
    9に記載のアクセス装置。
  141. 【請求項141】 前記上位ブレードは、 そこに形成されたスロットと、 前記スロットにスライド可能に受け入れられたフレキシ
    ブルで延長可能な細長い羽根部材と、を有する請求項1
    39に記載のアクセス装置。
  142. 【請求項142】 前記フレキシブルで延長可能な羽根
    部材は、第1の方向にフレキシブルであり、第2の方向
    に撓むのを防止する拘束部を有する請求項141に記載
    のアクセス装置。
  143. 【請求項143】 前記上位ブレードは、 上部に形成された溝と下部から延びる舌部とを有する拡
    張ブレード部材と、 前記拡張ブレード部材に着脱可能に接続されたオフセッ
    トブレード部材とを有し、 前記オフセットブレード部材は、凹部を有する喉部と、
    前記凹部の上部から延びて前記拡張ブレード部材の前記
    溝と係合する舌部と、前記凹部の下部に形成されて前記
    拡張部材の前記舌部と係合する溝部と、前記喉部から突
    出する細長い羽根部とを有する請求項139に記載のア
    クセス装置。
  144. 【請求項144】 前記上位ブレードは、当該上位ブレ
    ードから延びるとともに、蟻溝形コネクターを介して当
    該上位ブレードに接続された強制的な先細のフレキシブ
    ル縁を有する請求項99に記載のアクセス装置。
  145. 【請求項145】 前記上位ブレードはそれと一体に形
    成された組織開創器を有する請求項99に記載のアクセ
    ス装置。
  146. 【請求項146】 前記上位ブレードは前記上位ブレー
    ドの背面側に形成された複数のアクセスマウントを有す
    る請求項99に記載のアクセス装置。
  147. 【請求項147】 前記複数のアクセスマウントの1つ
    に装着された心臓安定化装置をさらに有する請求項14
    6に記載のアクセス装置。
  148. 【請求項148】 前記複数のアクセスマウントの1つ
    に装着された適応性のある軸のブロワーをさらに有する
    請求項146に記載のアクセス装置。
  149. 【請求項149】 前記複数のアクセスマウントの1つ
    に接続されたフレキシブルなブロワー及びホースをさら
    に有する請求項146に記載のアクセス装置。
  150. 【請求項150】 前記複数のアクセスマウントの1つ
    に装着された吸引ブーツをさらに有する請求項146に
    記載のアクセス装置。
  151. 【請求項151】 前記複数のアクセスマウントの1つ
    に装着された外科用クリップをさらに有する請求項14
    6に記載のアクセス装置。
  152. 【請求項152】 前記複数のアクセスマウントの1つ
    に装着された光源をさらに有する請求項146に記載の
    アクセス装置。
  153. 【請求項153】 外科用クリップと、 前記ブレードアームに接続されたマウントと、 前記マウントから延びるとともに前記外科用クリップに
    接続されるステムと、をさらに有する請求項99に記載
    のアクセス装置。
  154. 【請求項154】 前記マウントと前記ブレードアーム
    との間に介在されるとともに、慙愧ブレードアームに接
    続された中間マウントブロックをさらに有する請求項1
    53に記載のアクセス装置。
  155. 【請求項155】 前記中間マウントブロックは、吸引
    源、曝気源及び電源へのアクセスを与える入力ポートを
    有する請求項154に記載のアクセス装置。
  156. 【請求項156】 前記中間マウントブロックは、前記
    入力ポートに相互接続された吸引源、曝気源及び電源に
    外科用工具を相互接続するための出力ルーメンをさらに
    有する請求項155に記載のアクセス装置。
  157. 【請求項157】 光源に電気的に接続されるとともに
    前記上位ブレード及び前記上位ブレードアームの装着さ
    れた光パネルをさらに有する請求項99に記載のアクセ
    ス装置。
  158. 【請求項158】 前記光パネルは、導光面を有する請
    求項157に記載のアクセス装置。
  159. 【請求項159】 前記上位ブレードアームは、電力、
    曝気、吸引の供給源へのアクセスを与えるユニバーサル
    ポートを有する請求項99に記載のアクセス装置。
  160. 【請求項160】 前記上位ブレードアームは前記ユニ
    バーサルポートに接続されたオン/オフスイッチをさら
    に有する請求項159に記載のアクセス装置。
  161. 【請求項161】 前記オン/オフスイッチは、前記ユ
    ニバーサルポートと係合する状態にユニバーサルコネク
    タをロックする請求項160に記載のアクセス装置。
  162. 【請求項162】 前記上位ブレードは、 前記上位ブレードの背面側に沿って延びる埋設された電
    源と、 前記上位ブレードの背面側の沿って延びる第1蟻形スロ
    ットと、 前記第1蟻形スロットにスライド可能に受け入れられる
    とともに、そこに形成された第2蟻形スロットを有する
    スライダと、 前記第2蟻形スロットに受け入れられるとともに、外科
    用工具を前記埋設された電源に電気的に接続するプッシ
    ュボタンを有するコネクターと、を有する請求項99に
    記載のアクセス装置。
  163. 【請求項163】 前記下位、上位ブレードアームに接
    続され、前記下位、上位ブレードが患者の胸部の切り口
    に配置されると前記下位と上位ブレードの間のアクセス
    領域を包囲する縫合糸ホルダをさらに有する請求項99
    に記載のアクセス装置。
  164. 【請求項164】 前記縫合糸ホルダはフェルトから構
    成されている請求項163に記載のアクセス装置。
  165. 【請求項165】 前記縫合糸ホルダは発泡材から構成
    されている請求項163に記載のアクセス装置。
  166. 【請求項166】 前記縫合糸ホルダはゴムから構成さ
    れている請求項163に記載のアクセス装置。
  167. 【請求項167】 第1、第2ブレードと、 前記第1ブレードに接続された第1ブレードアームと、 前記第1ブレードアームに回動可能に接続された第2ブ
    レードアームと、 前記第2ブレードを前記第2ブレードアームに相互接続
    している撓み部と、からなる自己調整アクセス装置。
  168. 【請求項168】 前記第2ブレードアームを前記第2
    ブレードを相互接続する「V」字形ブレードマウントを
    形成する第1、第2撓み部を有する請求項167に記載
    の自己調整アクセス装置。
  169. 【請求項169】 前記第2の撓み部で前記第2ブレー
    ドに接続されるとともに、前記第2ブレードアームの相
    互接続された引張り部材をさらに有する請求項167に
    記載の自己調整アクセス装置。
  170. 【請求項170】 上端縁、下端縁をゆする管状本体
    と、 前記管状本体の上端縁から上方に延びる一対の細長いハ
    ンドルと、からなるブレード無しアクセス装置。
  171. 【請求項171】 前記管状本体は凹形形状である側壁
    を有する請求項170に記載のブレード無しアクセス装
    置。
  172. 【請求項172】 先端を形成する第1部分と、該第1
    部分が解放可能に接続される第2部分とを有する中空の
    円錐形状本体と、 前記円錐形状本体の外面に形成された複数のねじと、か
    らなるブレード無しアクセス装置。
  173. 【請求項173】 前記円錐形状本体は、前記第2部分
    に解放可能に接続される第3部分をさらに有する請求項
    172に記載のブレード無しアクセス装置。
  174. 【請求項174】 前記第2部分を前記第1部分及び前
    記第3部分に相互接続するスプライン接続部をさらに有
    する請求項173に記載のブレード無しアクセス装置。
  175. 【請求項175】 前記第2、第3部分に形成されたロ
    ック溝の中に配置されたロックタブをさらに有する請求
    項173に記載のブレード無しアクセス装置。
  176. 【請求項176】 前記第1、第2、第3部分の内面に
    形成されたフィンガー又は駆動工具ポケットをさらに有
    する請求項173に記載のブレード無しアクセス装置。
  177. 【請求項177】 第1、第2ブレードと、 第1の端部で前記第1ブレードに回動可能に接続され、
    中間点で前記第2ブレードに回動可能に接続され、前記
    第2ブレードを前記第1ブレードに対して1動作で拡張
    し上昇させるハンドルを含むオフセット拡張アセンブリ
    と、 前記第1、第2ブレードに回動可能に接続されたガイド
    リンクと、からなるアクセス装置。
  178. 【請求項178】 前記オフセット拡張アセンブリの前
    記ハンドルは、「U」形状で、前記第1、第2ブレード
    の両端近傍で前記第1、第2ブレードに回動可能に接続
    され、 前記第1、第2ブレードに回動可能に接続された第2の
    ガイドリンクをさらに有する請求項177に記載のアク
    セス装置。
  179. 【請求項179】 前記第1ブレードから上方に延びる
    第1ブレードマウントと、前記第2ブレードから下方に
    延びる第2ブレードマウントとをさらに有し、 前記第1ブレードマウントは前記ハンドルの中間で前記
    ハンドルに回動可能に装着され、前記第2ブレードマウ
    ントは前記第1端部で前記ハンドルに回動可能に装着さ
    れ、前記ガイドリンクは前記第1、第2ブレードマウン
    トに回動可能に装着されている請求項177に記載のア
    クセス装置。
  180. 【請求項180】 前記オフセット拡張アセンブリは前
    記第1、第2ブレードに解放可能に装着され、 前記アクセス装置はさらに、 前記第1、第2ブレードマウントに形成された第1、第
    2の蟻溝からなる蟻溝アセンブリと、 前記第1、第2のブレードから延び、前記第1、第2の
    蟻溝と係合する第1、第2のピンと、を有す請求項17
    9に記載のアクセス装置。
  181. 【請求項181】 前記第1、第2ブレードに解放可能
    に接続されたオフセット位置決めアセンブリをさらに有
    する請求項180に記載のアクセス装置。
  182. 【請求項182】 前記オフセット位置決めアセンブリ
    は、 前記第1、第2ブレードに形成された第1、第2位置決
    めマウントと、 前記第1、第2位置決めマウントに解放可能に接続され
    た位置決めアームと、 前記位置決めアームに回動可能に接続された胸骨パッド
    及びアームと、をさらに有する請求項181に記載のア
    クセス装置。
  183. 【請求項183】 前記胸骨パッドアームに回動可能に
    接続されるとともに、前記位置決めアームに相互接続さ
    れたラッチに操作可能に接続された歯止めをさらに有す
    る請求項182に記載のアクセス装置。
  184. 【請求項184】 前記位置決めアームは、前記位置決
    めアームの第1、第2端部の近傍で前記位置決めアーム
    から延びる第1、第2のスプライン軸をさらに有し、 前記スプライン軸は、前記第1、第2ブレードの前記第
    1、第2位置決めマウントに形成された第1、第2スプ
    ライン穴の受け入れられるとともに、分離可能に接続さ
    れている請求項183に記載のアクセス装置。
  185. 【請求項185】 ハブと、 前記ハブから延びるアームと、 前記アームに相互接続された弾性シートと、からなる組
    織開創器。
  186. 【請求項186】 前記アームから延びるとともに、前
    記シートに接続されたスピンドルをさらに有する請求項
    185に記載の組織開創器。
  187. 【請求項187】 組織開創器ブレードに装着可能な位
    置決め装置と、 前記位置決め装置に回動可能に接続された複数の相互接
    続されたフィンガーと、からなり、 前記複数の相互接続されたフィンガーは第1の方向に自
    由に回転可能であり、前記位置決め装置によって第2の
    方向に回転するのを防止されている組織開創器。
  188. 【請求項188】 前記位置決め装置は、 細長いベースと、 前記ベースに取り付けられるとともに、前記ベースに沿
    って延びるガイドと、 前記ガイドから半径方向に延びるとともに、前記ベース
    に沿って延びるブレーキと、 前記複数の相互接続されたフィンガーに相互接続される
    とともに、前記ガイドと前記ブレーキに回動可能に装着
    されているスリーブと、からなる請求項187に記載の
    組織開創器。
  189. 【請求項189】 前記位置決め装置は、前記ガイドを
    前記ブレーキに接続する撓み部をさらに有する請求項1
    88に記載の組織開創器。
  190. 【請求項190】 前記ガイドは、 前記ベースとともに一体に形成された中央部と、前記ベ
    ースに間隔を隔てて形成されたアウター部と、 前記ガイドの前記中央部の近傍で前記ブレーキから上方
    に延びるタブと、を有する請求項189に記載の組織開
    創器。
  191. 【請求項191】 前記ブレーキは、ほぼパイ形で、前
    記ブレーキを前記スリーブに接触させて前記スリーブの
    第2の方向の回転を防止するように大きさが決められた
    半径を有する請求項188に記載の組織開創器。
  192. 【請求項192】 上位ブレードから延びる上位ブレー
    ドアームを胸骨パッドから延びる胸骨パッドアームに回
    動可能に接続したアクセス装置の上位ブレード、上位ブ
    レードアーム、胸骨パッドアーム、胸骨パッドを患者の
    胸部に配置し、 上位ブレードを患者の胸壁の切り口に挿入し、 上位ブレードを切り口に隣接する上位肋骨の下方にスラ
    イドさせ、 胸骨パッドアームを上位ブレードアームに対して回転さ
    せることによって胸骨パッドを下方に調整して患者の胸
    部に合わせ、 アクセス装置の拡張部材と該拡張部材に接続された下位
    ブレードを患者の胸部で整列させ、 下位ブレードを患者の胸部の切り口に挿入し、 上位ブレード、上位ブレードアーム、胸骨パッド、及び
    胸骨パッドアームを上位ブレードの上方のピボット部で
    アクセス装置の拡張部材に回動可能に接続し、 下位ブレードと上位ブレード、及び対応する肋骨を引き
    離し、 上位ブレード、上位ブレードアーム、胸骨パッド、及び
    胸骨パッドアームが拡張部材に回動可能に接続されてい
    る状態で、拡張力を下位ブレードから上位ブレードの上
    方に位置するピボット部を介して上位ブレードに伝達さ
    せ、 上位ブレードをピボット部の回りに上方に回動させて上
    位ブレードをオフセットし、 IMAを切開する、ステップからなる胸部内動脈を切開
    する方法。
  193. 【請求項193】 垂直移動部材を拡張部材と胸骨パッ
    ドアームに接続し、 下位ブレードと上位ブレードを引き離した後、垂直移動
    部材を調整して上位肋骨をさらにオフセットする、ステ
    ップをさらに有する請求項192に記載の胸部内動脈を
    切開する方法。
  194. 【請求項194】 アクセス装置を殺菌し、 アクセス装置を殺菌容器の中に包装する、ステップをさ
    らに有する請求項192に記載の胸部内動脈を切開する
    方法。
  195. 【請求項195】 上位ブレードアームに取り付けられ
    たカウンターリフトタブにばね力を付与することによっ
    て上位ブレードの上方への回転を防止するステップをさ
    らに有する請求項192に記載の胸部内動脈を切開する
    方法。
  196. 【請求項196】 第1、第2ブレードを患者の胸部の
    切り口に挿入し、 第1、第2ブレードから延びる第1、第2ブレードアー
    ムを、アクセス装置の拡張部材に相互接続された第1、
    第2垂直移動部材に挿入し、 第1ブレードと第2ブレード、及び対応する肋骨を引き
    離し、 第1、第2垂直移動部材と第1、第2ブレードに相互接
    続された第1、第2サポート部材を患者の胸部に配置
    し、 第1垂直移動部材を調整して第1ブレードを上方に上昇
    させ、、 第2垂直移動部材を調整して第2ブレードを下降させ、 IMAの基端部を切開し、 第2垂直移動部材を調整して第2ブレードを上方に上昇
    させ、 第1垂直移動部材を調整して第1ブレードを下降させ、 IMAの末端を切開し、 ブレードを同一レベルにし、 心臓安定化装置をアクセス装置に取り付け、 心臓安定化装置を患者の鼓動心臓のLAD近傍に位置決
    めし、 患者の心臓が鼓動し続けている間に動脈切開と吻合を行
    なう、ステップからなる心臓バイパス手術を実行する方
    法。
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