JPH10149023A - 一成分現像装置 - Google Patents

一成分現像装置

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JPH10149023A
JPH10149023A JP8324600A JP32460096A JPH10149023A JP H10149023 A JPH10149023 A JP H10149023A JP 8324600 A JP8324600 A JP 8324600A JP 32460096 A JP32460096 A JP 32460096A JP H10149023 A JPH10149023 A JP H10149023A
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JP
Japan
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developer
developing device
carrier
toner
supply member
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Withdrawn
Application number
JP8324600A
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English (en)
Inventor
Takaaki Yanagisawa
孝昭 柳沢
Naoshi Hayakawa
直志 早川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10149023A publication Critical patent/JPH10149023A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法で、現像剤担持体と、潜像担持体
に向けた現像装置のケーシングの開口部との間隙からの
トナー飛散を低減できる一成分現像装置を提供する。 【解決手段】 現像ローラ1と供給ローラ2との接触部
nよりも供給ローラ2によるトナー搬送方向上流側に、
現像ローラ1及び供給ローラ2の長手方向にのび、ケー
シング7側壁を貫通してケーシング7外へ通じる圧抜き
経路8を設ける。また、ケーシング7側壁の貫通孔に、
現像装置外に圧力を抜くとともに、現像装置外へのトナ
ーの流出を防止する圧抜きフィルタ9を装填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に用いられる現像装
置に係り、詳しくは、現像剤を表面に担持しながら潜像
担持体上に搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体と
の接触部で該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供
給部材とを有し、該現像剤担持体により搬送された現像
剤を用いて該潜像担持体上に形成された潜像を可視像化
する一成分現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の一成分現像装置の一例
を示す正面図である。この現像装置は、現像剤担持体と
しての現像ローラ1、現像剤供給部材としての供給ロー
ラ2、現像剤規制部材としてのブレード3、現像剤搬送
部材としての第1及び第2搬送部材4、5、飛散防止部
材6、及び、潜像担持体としての感光体ドラム14に向
けた開口部を有するケーシング7などから構成されてい
る。なお、図示の例では、現像ローラ1及び供給ローラ
2の回転方向を、両者の表面が接触部nにおいて同方向
に移動するように設定している。
【0003】上記現像装置において、第1及び第2搬送
部材4、5によって供給ローラ2に搬送された一成分現
像剤(以下、トナーという)は、現像ローラ1と供給ロ
ーラ2との接触部nで現像ローラ1上に担持され、ブレ
ードによって薄層化された後に、現像領域で感光体ドラ
ム14上の潜像を可視像化する。そして、現像領域通過
後のトナーは、現像ローラ1に担持された状態で、再び
供給ローラ2との接触部n側へ搬送される。
【0004】一方、現像ローラ1と供給ローラ2との接
触部nで現像ローラ1に供給される際に、その一部は、
現像ローラ1上に担持されずに、該接触部nよりも供給
ローラ2によるトナー搬送方向上流側における現像ロー
ラ1と供給ローラ2と第1底板7aとで囲まれる領域a
に堆積する。この領域aへのトナーの堆積が進んで該領
域a内の圧力が高まると、多くの場合、圧力は、トナー
が逐次搬送されてくる第1搬送部材4側に比して抵抗の
小さい現像ローラ1側へ抜けようとする現象が発生す
る。
【0005】なお、現像ローラ1及び供給ローラ2の回
転方向を、両者の表面が接触部nにおいて互いに逆方向
に移動するように設定している場合においても、現像ロ
ーラ1と供給ローラ2との接触部nよりも供給ローラ2
のトナー搬送方向上流側に、現像ローラ1に担持されな
かった余剰なトナーが堆積し、同様の現象が発生する。
【0006】上記現像装置では、上述のような圧力の抜
けに伴って現像ローラ1と感光体ドラム14に向けたケ
ーシング7の開口部との間隙からトナーが飛散すること
を防止するために、飛散防止部材6を設けて該間隙を閉
鎖し、圧力の流路を遮断している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記現像装
置において、上記飛散防止部材6は、現像領域通過後の
現像ローラ1上の現像剤を掻き落とすことなく現像ロー
ラ1とケーシング7の開口部との間隙を閉鎖する必要が
あるため、該飛散防止部材6の製造上及び装置内での配
置の精度が要求されるとともに、飛散防止部材6による
現像ローラ1とケーシング7の開口部との間隙の閉鎖が
不十分であると、該間隙からトナーが飛散するという問
題点があった。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な方法で、現像
剤担持体と、潜像担持体に向けた現像装置のケーシング
の開口部との間隙からのトナー飛散を低減できる一成分
現像装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、現像剤を表面に担持しながら
潜像担持体上に搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持
体との接触部で該現像剤担持体に現像剤を供給する現像
剤供給部材とを有し、該現像剤担持体により搬送された
現像剤を用いて該潜像担持体上に形成された潜像を可視
像化する一成分現像装置において、上記現像剤担持体と
上記現像剤供給部材との接触部よりも該現像剤供給部材
による現像剤搬送方向上流側に、該現像剤担持体と該現
像剤供給部材と現像装置のケーシングとで囲まれる領域
内の圧力を抜く圧抜き経路を設けることを特徴とするも
のである。
【0010】請求項1の一成分限像装置においては、現
像剤担持体と現像剤供給部材との接触部で現像剤供給部
材から供給されて、現像剤担持体表面に担持された現像
剤は、潜像担持体との対向部で潜像担持体上の潜像を可
視像化する。一方、上記接触部で現像剤供給部材から現
像剤担持体に現像剤が供給される際に、現像剤担持体に
担持されなかった余剰な現像剤は、該接触部よりも現像
剤供給部材による現像剤搬送方向上流側における現像剤
担持体と現像剤供給部材と現像装置のケーシングとで囲
まれる領域に堆積する。上記領域への現像剤の堆積が進
んでも、上記接触部よりも現像剤供給部材による現像剤
搬送方向上流側に設けられた圧抜き経路から該領域内の
圧力が抜けて、現像剤担持体と潜像担持体に向けた現像
装置のケーシングの開口部との間隙からのトナー飛散の
原因となる該領域内の圧力の上昇が抑制される。
【0011】また、請求項2の発明は、現像剤を表面に
担持しながら潜像担持体上に搬送する現像剤担持体と、
該現像剤担持体との接触部で該現像剤担持体に現像剤を
供給する現像剤供給部材とを有し、該現像剤担持体によ
り搬送された現像剤を用いて該潜像担持体上に形成され
た潜像を可視像化する一成分現像装置において、上記現
像剤担持体と上記現像剤供給部材との接触部よりも該現
像剤供給部材の現像剤搬送方向上流側に、該現像剤担持
体と該現像剤供給部材と現像装置のケーシングとで囲ま
れる領域内の現像剤が流入する現像剤の流入口と、該流
入口から流入した現像剤が該現像剤担持体から離間する
方向に移動する移動経路とを設けることを特徴とするも
のである。
【0012】請求項2の一成分現像装置においては、現
像剤担持体と現像剤供給部材との接触部で現像剤供給部
材から供給されて、現像剤担持体表面に担持された現像
剤は、潜像担持体との対向部で潜像担持体上の潜像を可
視像化する。一方、上記接触部で現像剤供給部材から現
像剤担持体に現像剤が供給される際に、現像剤担持体に
担持されなかった余剰な現像剤は、該接触部よりも現像
剤供給部材による現像剤搬送方向上流側に設けられた現
像剤の流入口から流入して、移動経路を現像剤担持体か
ら離間する方向に移動する。これにより、上記接触部よ
りも現像剤供給部材による該現像剤搬送方向上流側にお
ける現像剤担持体と現像剤供給部材と現像装置のケーシ
ングとで囲まれる領域に、現像剤が堆積しにくくなり、
現像剤担持体と潜像担持体に向けた現像装置のケーシン
グの開口部との間隙からのトナー飛散の原因となる該領
域内での圧力の上昇が抑制される。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項2の一成
分現像装置において、上記移動経路を移動した現像剤が
上記ケーシング内に流出する流出口を、上記現像剤担持
体と上記現像剤供給部材との接触部よりも該現像剤供給
部材による現像剤搬送方向上流側から離間した位置に設
けることを特徴とするものである。
【0014】請求項3の一成分現像装置においては、移
動経路を移動した現像剤は、現像剤担持体と現像剤供給
部材との接触部よりも現像剤供給部材による現像剤搬送
方向上流側から離間した位置に設けられた流出口からケ
ーシング内に流出する。そして、流出した現像剤は、再
度、現像剤供給部材によって現像剤担持体に供給され
る。すなわち、現像装置内に現像剤の循環路が形成され
る。これにより、移動経路内に現像剤が堆積しにくくな
るため、流入口からの現像剤の流入及び移動経路内での
現像剤の移動を妨げる該移動経路内の圧力の上昇が抑制
される。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項2又は3
の一成分現像装置において、上記移動経路に開口部を設
け、該開口部に、該移動経路内の圧力を抜き且つ現像剤
の流出を防止する圧抜き部材を装填していることを特徴
とするものである。
【0016】請求項4の一成分現像装置においては、移
動経路に設けられた開口部に、圧力を抜き且つ現像剤の
流出を防止する圧抜き部材を装填している。これによ
り、圧抜き部材から、現像剤が流出することなく、流入
口からの現像剤の流入及び移動経路内での現像剤の移動
を妨げる移動経路内の圧力を抜くことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、本発明を電子写真方式を用いた画
像形成装置に用いる現像装置に適用した一実施形態(以
下、実施形態1という)について説明する。図1は、本
実施形態1に係る現像装置の概略構成を示す正面図であ
る。この現像装置は、現像剤担持体としての現像ローラ
1、現像剤供給部材としての供給ローラ2、現像剤規制
部材としてのブレード3、現像剤搬送部材としての第1
及び第2搬送部材4、5、飛散防止部材6、ケーシング
7などから構成されている。なお、本実施形態1では、
現像ローラ1及び供給ローラ2の回転方向を、両者の表
面が接触部nにおいて同方向に移動するように設定して
いる。
【0018】上記第1及び第2搬送部材4、5はそれぞ
れ矢印方向に回転して、ケーシング7内のトナーを撹拌
しながら供給ローラ2上に搬送する。この供給ローラ2
は、搬送されたトナーを現像ローラ1との接触部nで該
現像ローラ1に供給する。そして、現像ローラ1に担持
されたトナーは、ブレード3によって薄層化された後、
現像領域で感光体ドラム14上の潜像を可視像化する。
なお、現像領域通過後の現像ローラ1上のトナーは、該
現像ローラ1上に担持された状態で、再び上記接触部n
側へ搬送される。
【0019】一方、現像ローラ1上に担持されなかった
余剰なトナーは、供給ローラ2によるトナー搬送方向上
流側における現像ローラ1と供給ローラ2と第1底板7
aとで囲まれる領域aに堆積する。この領域aでのトナ
ーの堆積が進んで該領域a内の圧力が高まると、トナー
が逐次搬送されてくる第1搬送部材4側に比して抵抗の
小さい現像ローラ1側へ抜けようとする。この圧力の抜
けに伴って現像ローラ1側の現像ローラ1と感光体ドラ
ム14に向けたケーシング7の開口部との間隙からのト
ナー飛散を防止する飛散防止部材6は、前述のように、
現像領域通過後の現像ローラ1上のトナーを掻き落とす
ことなく現像ローラ1とケーシング7の開口部との間隙
を閉鎖する必要がある。よって、飛散防止部材6は製造
上及び装置内での配置の精度が要求されるとともに、該
部材6による現像ローラ1とケーシング7の開口部との
間隙の閉鎖が不十分であると、該間隙からトナーが飛散
する。そこで、本実施形態1は、このトナー飛散を低減
するために、現像ローラ1と供給ローラ2との接触部n
よりも供給ローラ2によるトナー搬送方向上流側に圧抜
き経路8を設けている。
【0020】図2は、上記圧抜き経路8を説明する斜視
図である。本実施形態1は、第1底板7aに、現像ロー
ラ1及び供給ローラ2の長手方向にのび、ケーシング7
側壁を貫通してケーシング7外へ通じる空隙を形成し、
該空隙と上記領域aをスリットで連結して、圧抜き経路
8を構成している。また、圧抜きフィルタ9を、ケーシ
ング7側壁の貫通孔に装填している。なお、圧抜きフィ
ルタ9は、現像装置外に圧力を抜くとともに、現像装置
外へのトナーの流出を防止するものである。また、圧抜
きフィルタ9は、現像ローラ1及び供給ローラ2の長手
方向よりも外側端部に設けられている。これにより、上
記領域aへのトナーの堆積が進んでも、該領域a内の圧
力は圧抜き経路8を経て圧抜きフィルタ9から装置外へ
抜けるため、該領域a内の圧力が上昇しにくい。
【0021】なお、圧抜き経路8へのトナーの進入を回
避するために、該圧抜け経路8を供給ローラ2よりも現
像ローラ1に近接するように設けることが望ましい。
【0022】以上のように、本実施形態1は、現像ロー
ラ1と供給ローラ2の接触部nよりも供給ローラ2によ
るトナー搬送方向上流側における現像ローラ1と供給ロ
ーラ2と第1底板7aとで囲まれる領域aに、現像ロー
ラ1上に担持されなかった余剰なトナーの堆積が進んで
も、該領域a内の圧力は第1底板7aに形成された圧抜
き経路8を経て圧抜きフィルタ9から現像装置外へ抜け
る。これにより、現像ローラ1と感光体ドラム14に向
けたケーシングの開口部との間隙からのトナー飛散の原
因となる上記領域a内の圧力の上昇が抑制されるため、
該間隙からのトナー飛散を低減できる。
【0023】[実施形態2]次に、本発明の他の実施形
態(以下、実施形態2という)に係る現像装置について
説明する。本実施形態2の現像装置は、基本的には上記
実施形態1と同様の構成を備えている。異なる点は、ト
ナー飛散の原因となる上記領域a内の圧力の上昇を抑制
するために、実施形態1は該領域a内の圧力を抜く圧抜
き経路11を設けるのに対して、本実施形態2は、該領
域aにトナーが堆積しないように該領域a内のトナーが
流入する流入口、該流入口から流入したトナーが現像ロ
ーラ1から離間する方向に移動する移動経路、及び、該
移動経路を移動したトナーがケーシング7内に流出する
流出口を設ける点である。以下、この点について説明す
る。
【0024】図3は、本実施形態2に係る現像装置の概
略構成を示す正面図である。この現像装置は、第1底板
7aと第2底板7bとにより、上記現像ローラ1と上記
供給ローラ2との接触部nよりも供給ローラ2によるト
ナー搬送方向上流側に、上記領域a内のトナーが流入す
る流入口10aと、該流入口10aから流入したトナー
が矢印方向に移動する移動経路bと、該トナー搬送方向
上流側から離間した位置に、該移動経路bを移動したト
ナーが流出する流出口10bとを形成している。これに
より、第2底板7b上方に、上記第1及び第2搬送部材
4、5側から現像ローラ1側へトナーを搬送する往路
と、第1及び第2底板7a、7b間に、流入口10aか
ら第2搬送部材5側へトナーを搬送する復路とを形成し
ている。すなわち、トナーの循環路を形成している。こ
れにより、供給ローラ2から現像ローラ1へのトナー供
給の際に現像ローラ1上に担持されなかった余剰なトナ
ーは、上記第2底板7bと供給ローラ2との間隙から第
1搬送部材4側にも移動するが、該第1搬送部材4側に
比して抵抗の小さい流入口10aから流入し、移動経路
bを経て流出口10bから第2搬送部材5側へも移動す
るため、上記領域a内にトナーが堆積しにくくなる。
【0025】図4は、上記流入口10a及び上記移動経
路bを説明する斜視図である。本実施形態2は、第1底
板7aと第2底板7bとにより、現像ローラ1及び供給
ローラ2の長手方向にのび、ケーシング7側壁を貫通し
てケーシング7外へ通じる空隙を形成して、移動経路b
を構成している。また、圧抜きフィルタ11を、ケーシ
ング7側壁の貫通孔に装填している。なお、圧抜きフィ
ルタ11は、上記実施形態1と同様に、現像装置外に圧
力を抜くとともに、現像装置外へのトナーの流出を防止
するものである。また、圧抜きフィルタ11は、現像ロ
ーラ1、供給ローラ2及び第1搬送部材4の長手方向よ
りも外側端部に設けられている。これにより、トナーが
現像装置外に流出することなく、移動経路b内の圧力を
抜くことができるため、流入口10aからのトナーの流
入及び移動経路b内でのトナーの移動が促進される。
【0026】以上のように、本実施形態2は、上記領域
a内のトナーが上記流入口10aから流入し、移動経路
bを経て上記流出口10bから第2搬送部材5側へと移
動するため、現像ローラ1上に担持されなかった余剰な
トナーが該領域aに堆積しにくくなる。これにより、現
像ローラ1と感光体ドラム14に向けたケーシングの開
口部との間隙からのトナー飛散の原因となる圧力の上昇
が抑制されるため、該間隙からのトナー飛散を低減でき
る。
【0027】また、本実施形態2は、移動経路bの開口
部に圧抜きフィルタ11を装填することで、トナーが現
像装置外に流出することなく、移動経路b内の圧力を現
像装置外へ抜くことができる。よって、第1搬送部材4
側に比して抵抗の小さい流入口10aからトナーが流入
しやすくなるとともに、移動経路b内でのトナーの現像
ローラ1から離間する方向への移動も促進される。
【0028】なお、上記実施形態1又は2は、現像装置
内での上記領域a内の圧力の上昇を抑制しているため、
トナーの帯電特性を低下させるトナーへのストレスを低
減することができる。これにより、現像ローラ1へのト
ナーの供給が良好に行われるとともに、感光体ドラム1
4上の画像部にトナーが飛翔しやすいため、安定した現
像を行うことができる。
【0029】また、上記実施形態1又は2は、現像ロー
ラ1と感光体ドラム14に向けたケーシング7の開口部
との間隙からのトナー飛散の原因となる圧力の上昇を抑
制できるため、製造上の精度及び装置内での構成上の設
計精度が要求される飛散防止部材6を設けずにトナー飛
散を低減できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、現像剤担持体
と現像剤供給部材との接触部よりも現像剤供給部材によ
る現像剤搬送方向上流側に圧力を抜く圧抜き経路を設け
るという簡単な方法で、該現像剤搬送方向上流側におけ
る現像剤担持体と現像剤供給部材と現像装置のケーシン
グとで囲まれる領域内への現像剤の堆積が進んでも、該
圧抜き経路から該領域内の圧力が抜けて、現像剤担持体
と潜像担持体に向けた現像装置のケーシングの開口部と
の間隙からのトナー飛散の原因となる該領域内での圧力
の上昇が抑制されるため、該間隙からのトナー飛散を低
減できるという優れた効果がある。
【0031】また、請求項2、3又は4の発明によれ
ば、現像剤担持体と現像剤供給部材との接触部よりも現
像剤供給部材による現像剤搬送方向上流側に現像剤の流
入口と、該流入口から流入した現像剤が現像剤担持体か
ら離間する方向に移動する移動経路とを設けるという簡
単な方法で、上記接触部よりも現像剤供給部材による現
像剤搬送方向上流側における現像剤担持体と現像剤供給
部材と現像装置のケーシングとで囲まれる領域内に、現
像剤が堆積しにくくなり、現像剤担持体と潜像担持体に
向けた現像装置のケーシングの開口部との間隙からのト
ナー飛散の原因となる該領域内での圧力の上昇が抑制さ
れるため、該間隙からのトナー飛散を低減できるという
優れた効果がある。
【0032】特に、請求項3の発明によれば、現像装置
内に現像剤の循環路を形成することで、移動経路内の圧
力の上昇が抑制されるため、該流入口から現像剤が流入
しやすくなるとともに、移動経路内での現像剤の現像剤
担持体から離間する方向への移動も促進されるという優
れた効果がある。
【0033】特に、請求項4の発明によれば、圧抜き部
材から、現像剤が流出することなく、流入口からの現像
剤の流入及び移動経路内での現像剤の移動を妨げる移動
経路内の圧力を抜くことができるため、さらに、該流入
口から現像剤が流入しやすくなるとともに、移動経路内
での現像剤の現像剤担持体から離間する方向への移動も
促進されるという優れた効果がある。
【0034】また、請求項1乃至4の発明によれば、上
記領域内での圧力の上昇を抑制できるため、現像剤の帯
電特性を低下させる該現像剤へのストレスを低減でき
る。よって、現像剤担持体への現像剤の供給が良好に行
われるとともに、潜像担持体の画像部へ現像剤が飛翔し
やすいため、安定した現像を行うことができるという優
れた効果がある。
【0035】また、請求項1乃至4の発明によれば、従
来の装置における、製造上及び装置内での配置の精度が
要求される飛散防止部材を設けることなくトナー飛散を
低減できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【図2】同現像装置における圧抜き経路を説明する斜視
図。
【図3】実施形態2に係る現像装置の概略構成を示す正
面図。
【図4】同現像装置における流入口及び移動経路を説明
する斜視図。
【図5】従来の現像装置の概略構成を示す正面図。
【符号の説明】
1 現像ローラ 2 供給ローラ 3 ブレード 4 第1搬送部材 5 第2搬送部材 6 飛散防止部材 7 ケーシング 7a 第1底板 7b 第2底板 8 圧抜き経路 9 圧抜きフィルタ 10a 流入口 10b 流出口 11 圧抜きフィルタ b 移動経路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を表面に担持しながら潜像担持体上
    に搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体との接触部
    で該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と
    を有し、該現像剤担持体により搬送された現像剤を用い
    て該潜像担持体上に形成された潜像を可視像化する一成
    分現像装置において、 上記現像剤担持体と上記現像剤供給部材との接触部より
    も該現像剤供給部材による現像剤搬送方向上流側に、該
    現像剤担持体と該現像剤供給部材と現像装置のケーシン
    グとで囲まれる領域内の圧力を抜く圧抜き経路を設ける
    ことを特徴とする一成分現像装置。
  2. 【請求項2】現像剤を表面に担持しながら潜像担持体上
    に搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体との接触部
    で該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と
    を有し、該現像剤担持体により搬送された現像剤を用い
    て該潜像担持体上に形成された潜像を可視像化する一成
    分現像装置において、 上記現像剤担持体と上記現像剤供給部材との接触部より
    も該現像剤供給部材による現像剤搬送方向上流側に、該
    現像剤担持体と該現像剤供給部材と現像装置のケーシン
    グとで囲まれる領域内の現像剤が流入する流入口と、 該流入口から流入した現像剤が該現像剤担持体から離間
    する方向に移動する移動経路とを設けることを特徴とす
    る一成分現像装置。
  3. 【請求項3】請求項2の一成分現像装置において、 上記移動経路を移動した現像剤が上記ケーシング内に流
    出する流出口を、上記現像剤担持体と上記現像剤供給部
    材との接触部よりも該現像剤供給部材による現像剤搬送
    方向上流側から離間した位置に設けることを特徴とする
    一成分現像装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3の一成分現像装置におい
    て、 上記移動経路に開口部を設け、該開口部に、該移動経路
    内の圧力を抜き且つ現像剤の流出を防止する圧抜き部材
    を装填していることを特徴とする一成分現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001051996A1 (en) * 2000-01-12 2001-07-19 Moore U.S.A., Inc. Multi-roller monocomponent toner developing

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