JPH10148933A - 感光感圧記録媒体 - Google Patents
感光感圧記録媒体Info
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- JPH10148933A JPH10148933A JP8310756A JP31075696A JPH10148933A JP H10148933 A JPH10148933 A JP H10148933A JP 8310756 A JP8310756 A JP 8310756A JP 31075696 A JP31075696 A JP 31075696A JP H10148933 A JPH10148933 A JP H10148933A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な画像形成装置を用いて、金属光沢を有
する装飾性の高い画像を得ることができる感光感圧記録
媒体を提供することである。 【解決手段】 感光感圧記録媒体1は、光が透過する第
1のシート状支持体1と、光に感光することにより機械
的強度が変化する成分を内包するマイクロカプセル4及
び共反応体5からなる感光感圧層3と、基材8上に金属
光沢を有する光沢層7を形成した第2のシート状支持体
20とが積層されて構成されている。
する装飾性の高い画像を得ることができる感光感圧記録
媒体を提供することである。 【解決手段】 感光感圧記録媒体1は、光が透過する第
1のシート状支持体1と、光に感光することにより機械
的強度が変化する成分を内包するマイクロカプセル4及
び共反応体5からなる感光感圧層3と、基材8上に金属
光沢を有する光沢層7を形成した第2のシート状支持体
20とが積層されて構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光感圧記録媒体
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58−45090号公報、
特開昭58−88740号公報等において、感光感圧記
録媒体に露光及び圧力現像の各工程を行って、前記感光
感圧記録媒体に画像を記録する技術が開示されている。
特開昭58−88740号公報等において、感光感圧記
録媒体に露光及び圧力現像の各工程を行って、前記感光
感圧記録媒体に画像を記録する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような感光感圧記
録媒体では、光が透過するシート状支持体層と、光に感
光することによりその機械的強度が変化する成分を内包
する感光性マイクロカプセル及びその感光性マイクロカ
プセルに内包される成分の共反応体とからなる感光感圧
層と、白色の支持体とが積層されて構成されている。こ
のため、シートに担持される画像は、白色地のものとな
る。通常の画像を出力する際には、この白色地のままで
差し支えないが、例えば、クリスマスのディスプレイ用
途などには、より装飾性の高い画像として、金属光沢を
もつようなものが望まれる。
録媒体では、光が透過するシート状支持体層と、光に感
光することによりその機械的強度が変化する成分を内包
する感光性マイクロカプセル及びその感光性マイクロカ
プセルに内包される成分の共反応体とからなる感光感圧
層と、白色の支持体とが積層されて構成されている。こ
のため、シートに担持される画像は、白色地のものとな
る。通常の画像を出力する際には、この白色地のままで
差し支えないが、例えば、クリスマスのディスプレイ用
途などには、より装飾性の高い画像として、金属光沢を
もつようなものが望まれる。
【0004】こうした金属光沢をもつ画像を、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの3色で表現することは可能では
ある。しかし、前記3色により金属光沢をもつ画像を形
成するためには、高度の画像処理技術と、画像の非常に
高い再現性が必要とされる。従って、感光感圧記録媒体
で金属光沢を表現するためには、高精度の画像形成装置
を使用しなければならず、また、この様な画像形成装置
は高価なものとなるため、家庭等で手軽に使用すること
ができないという問題があった。
ー、マゼンタ、シアンの3色で表現することは可能では
ある。しかし、前記3色により金属光沢をもつ画像を形
成するためには、高度の画像処理技術と、画像の非常に
高い再現性が必要とされる。従って、感光感圧記録媒体
で金属光沢を表現するためには、高精度の画像形成装置
を使用しなければならず、また、この様な画像形成装置
は高価なものとなるため、家庭等で手軽に使用すること
ができないという問題があった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、簡易な画像形成装置を用いて、金
属光沢を有する装飾性の高い画像を得ることができる感
光感圧記録媒体を提供することを目的とする。
なされたものであり、簡易な画像形成装置を用いて、金
属光沢を有する装飾性の高い画像を得ることができる感
光感圧記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の感光感圧記録媒体は、光が
透過する第1のシート状支持体と、光に感光することに
より機械的強度が変化する成分を内包する感光性マイク
ロカプセル及びその感光性マイクロカプセルに内包され
る成分の共反応体からなる感光感圧層と、第2のシート
状支持体とが積層されて構成されるものを対象として、
特に、前記第2のシート状支持体は、少なくとも前記感
光感圧層側の面が金属光沢を有する。従って、露光及び
圧力現像による画像形成後は、第1のシート状支持体及
び前記感光感圧層を通して前記第2のシート状支持体の
金属光沢を観察することができるため、金属光沢を有す
る装飾性の高い画像を得ることができる。
に本発明の請求項1に記載の感光感圧記録媒体は、光が
透過する第1のシート状支持体と、光に感光することに
より機械的強度が変化する成分を内包する感光性マイク
ロカプセル及びその感光性マイクロカプセルに内包され
る成分の共反応体からなる感光感圧層と、第2のシート
状支持体とが積層されて構成されるものを対象として、
特に、前記第2のシート状支持体は、少なくとも前記感
光感圧層側の面が金属光沢を有する。従って、露光及び
圧力現像による画像形成後は、第1のシート状支持体及
び前記感光感圧層を通して前記第2のシート状支持体の
金属光沢を観察することができるため、金属光沢を有す
る装飾性の高い画像を得ることができる。
【0007】また、請求項2に記載の感光感圧記録媒体
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属を蒸着したものである。従って、安価で、且
つ高品質な前記第2のシート状支持体を用いて、金属光
沢を有する装飾性の高い画像を得ることができる。
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属を蒸着したものである。従って、安価で、且
つ高品質な前記第2のシート状支持体を用いて、金属光
沢を有する装飾性の高い画像を得ることができる。
【0008】また、請求項3に記載の感光感圧記録媒体
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属フィルムを貼り合わせたものである。従っ
て、耐久性が良好で、且つ、より深みのある金属光沢を
有する画像を得ることができる。
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属フィルムを貼り合わせたものである。従っ
て、耐久性が良好で、且つ、より深みのある金属光沢を
有する画像を得ることができる。
【0009】また、請求項4に記載の感光感圧記録媒体
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有するホログラム印刷をしたものである。従って、露光
及び圧力現像による画像形成後は、第1のシート状支持
体及び前記感光感圧層を通して前記第2のシート状支持
体上に形成された金属光沢を有するホログラム模様を観
察することができるため、より装飾性の高い画像を得る
ことができる。
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有するホログラム印刷をしたものである。従って、露光
及び圧力現像による画像形成後は、第1のシート状支持
体及び前記感光感圧層を通して前記第2のシート状支持
体上に形成された金属光沢を有するホログラム模様を観
察することができるため、より装飾性の高い画像を得る
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面を参照して説明する。
形態を図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本実施の形態の感光感圧記録媒体
1の断面構造を示している。感光感圧記録媒体1は、光
透過性の第1のシート状支持体2と、感光感圧層3と、
基材8上に光沢層7が形成された第2のシート状支持体
20とが積層されて構成されている。
1の断面構造を示している。感光感圧記録媒体1は、光
透過性の第1のシート状支持体2と、感光感圧層3と、
基材8上に光沢層7が形成された第2のシート状支持体
20とが積層されて構成されている。
【0012】光透過性の第1のシート状支持体2は、材
質として、PET(ポリエチレンテレフタレート)、P
EN(ポリエチレンナフタレート)、PPS(ポリフェ
ニレンサルファイド)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチルメタクリレート、
ポリスチレンなどの透明な樹脂フィルムが用いられ、特
にPETが好適に用いられる。
質として、PET(ポリエチレンテレフタレート)、P
EN(ポリエチレンナフタレート)、PPS(ポリフェ
ニレンサルファイド)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチルメタクリレート、
ポリスチレンなどの透明な樹脂フィルムが用いられ、特
にPETが好適に用いられる。
【0013】基材8は、光透過性であっても、不透明な
ものであってもよいが、不透明であり、且つ白色のもの
とする場合には、以下に示すものを用いることができ
る。
ものであってもよいが、不透明であり、且つ白色のもの
とする場合には、以下に示すものを用いることができ
る。
【0014】例えば、酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔
料、あるいはタルク、カオリンなどの体質顔料をあらか
じめ樹脂原料中に分散しておき、これを延伸して得られ
る白色の樹脂フィルムを用いることが可能である。
料、あるいはタルク、カオリンなどの体質顔料をあらか
じめ樹脂原料中に分散しておき、これを延伸して得られ
る白色の樹脂フィルムを用いることが可能である。
【0015】また、多数のボイド(空隙)が形成された
軽量で白色のPETあるいはポリプロピレンなどの樹脂
フィルムを用いることもできる。
軽量で白色のPETあるいはポリプロピレンなどの樹脂
フィルムを用いることもできる。
【0016】さらに、透明な樹脂フィルムの少なくとも
一方の面に白色のインクを塗工したものを用いることも
できる。
一方の面に白色のインクを塗工したものを用いることも
できる。
【0017】一方、基材8を光透過性のものとしてもよ
い。この場合には、前記支持体2と同様の材質の各種フ
ィルムが好適に用いられる。
い。この場合には、前記支持体2と同様の材質の各種フ
ィルムが好適に用いられる。
【0018】基材8上には光沢層7が形成され、第2の
シート状支持体20を構成している。
シート状支持体20を構成している。
【0019】光沢層7は、金属光沢を得るために形成さ
れるもので、アルミニウム、銅、金等の各種金属を、基
材8に蒸着して形成したものである。尚、樹脂フィルム
上にアルミニウム等の金属を蒸着したものは、安価で且
つ高品質のものが市場で容易に入手可能である。
れるもので、アルミニウム、銅、金等の各種金属を、基
材8に蒸着して形成したものである。尚、樹脂フィルム
上にアルミニウム等の金属を蒸着したものは、安価で且
つ高品質のものが市場で容易に入手可能である。
【0020】次に、感光感圧層3は、マイクロカプセル
4、及び共反応体5とがバインダー6に分散されて構成
される。マイクロカプセル4は、トリフェニルメタン
系、スピロピラン系染料の色原体、トリメチロールプロ
パントリアクリレートのようなアクリロイル基含有化合
物の光硬化性樹脂、ならびに、ベンゾフェノン、ベンゾ
イルアルキルエーテルのような光重合開始剤等が、ゼラ
チン、ポリアミドポリビニルアルコール、ポリイソシア
ネート樹脂等の壁材に内包されたものなど公知のものを
使用することができる。
4、及び共反応体5とがバインダー6に分散されて構成
される。マイクロカプセル4は、トリフェニルメタン
系、スピロピラン系染料の色原体、トリメチロールプロ
パントリアクリレートのようなアクリロイル基含有化合
物の光硬化性樹脂、ならびに、ベンゾフェノン、ベンゾ
イルアルキルエーテルのような光重合開始剤等が、ゼラ
チン、ポリアミドポリビニルアルコール、ポリイソシア
ネート樹脂等の壁材に内包されたものなど公知のものを
使用することができる。
【0021】また、共反応体5は、マイクロカプセル4
の内包物に用いられる色原体との兼ね合いで決定される
ものであるが、一般には酸性物質、例えば、酸性白土、
カオリン、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機酸化物、フェ
ノールノボラック樹脂あるいは有機酸等の公知の顕色剤
を用いることができる。
の内包物に用いられる色原体との兼ね合いで決定される
ものであるが、一般には酸性物質、例えば、酸性白土、
カオリン、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機酸化物、フェ
ノールノボラック樹脂あるいは有機酸等の公知の顕色剤
を用いることができる。
【0022】これらが、充填剤、粘度調製剤などと共
に、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロ
ースなどの水溶性樹脂、アクリルエマルジョン、ポリエ
ステルエマルジョン、等の各種樹脂エマルジョンに分散
され、前記光透過性の支持体2に公知の塗工手段により
塗工されて感光感圧層3が形成される。更に公知の粘着
剤あるいは接着剤の作用により、前記第2のシート状支
持体20と貼り合わせられて前記感光感圧記録媒体1が
形成される。このとき、前記感光感圧層3が、前記光沢
層7の面と貼り合わせられる。
に、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロ
ースなどの水溶性樹脂、アクリルエマルジョン、ポリエ
ステルエマルジョン、等の各種樹脂エマルジョンに分散
され、前記光透過性の支持体2に公知の塗工手段により
塗工されて感光感圧層3が形成される。更に公知の粘着
剤あるいは接着剤の作用により、前記第2のシート状支
持体20と貼り合わせられて前記感光感圧記録媒体1が
形成される。このとき、前記感光感圧層3が、前記光沢
層7の面と貼り合わせられる。
【0023】次に、本発明の他の実施の形態の感光感圧
記録媒体100について、図3を参照して説明する。前
記感光感圧記録媒体100は、光透過性の支持体2と、
感光感圧層3と、基材8上に光沢層7が形成された第2
のシート状支持体20とに加え、更に粘着剤層9とセパ
レータ10とが積層されて構成されている。前記感光感
圧記録媒体100は、画像を形成した後、裏面のセパレ
ータ10を剥がし取ることにより粘着剤層9を露出させ
て、任意の生活什器やアルバム等に貼付することが可能
である。
記録媒体100について、図3を参照して説明する。前
記感光感圧記録媒体100は、光透過性の支持体2と、
感光感圧層3と、基材8上に光沢層7が形成された第2
のシート状支持体20とに加え、更に粘着剤層9とセパ
レータ10とが積層されて構成されている。前記感光感
圧記録媒体100は、画像を形成した後、裏面のセパレ
ータ10を剥がし取ることにより粘着剤層9を露出させ
て、任意の生活什器やアルバム等に貼付することが可能
である。
【0024】次に、前記感光感圧記録媒体1を用いて画
像形成を行う画像形成装置11について図3を参照して
説明する。
像形成を行う画像形成装置11について図3を参照して
説明する。
【0025】本実施の形態に係る画像形成装置11内に
は、図3に示すように、感光感圧記録媒体7を納めた遮
光性容器12がセットされている。前記遮光性容器12
の左方にはドライバー13が配置され、そのドライバー
13の下方には多数のLEDが配列されたLEDアレイ
16が配置されている。LEDアレイ16の左方には、
一対の圧力現像ロール14、15が配置され、更にその
左方には一対の熱定着ロール17、18が配置されてい
る。
は、図3に示すように、感光感圧記録媒体7を納めた遮
光性容器12がセットされている。前記遮光性容器12
の左方にはドライバー13が配置され、そのドライバー
13の下方には多数のLEDが配列されたLEDアレイ
16が配置されている。LEDアレイ16の左方には、
一対の圧力現像ロール14、15が配置され、更にその
左方には一対の熱定着ロール17、18が配置されてい
る。
【0026】以上の構成において、感光感圧記録媒体1
は、前記遮光性容器12から引き出され、光透過性フィ
ルム側が上になるようにLEDアレイ16の下の露光部
分に導かれる。LEDアレイが、ドライバー13の作用
により1ライン分のパターンの発光をすると、感光感圧
記録媒体1中のこの光を受けた部分にあるマイクロカプ
セル4では、カプセル内部の光硬化性樹脂が硬化し、前
記マイクロカプセル4は、その機械的強度が高まる。1
ライン分の露光が行われると、前記感光感圧記録媒体1
は1ライン分搬送される。これを繰り返すことにより、
前記感光感圧記録媒体1全体が、LEDアレイ16によ
って露光される。
は、前記遮光性容器12から引き出され、光透過性フィ
ルム側が上になるようにLEDアレイ16の下の露光部
分に導かれる。LEDアレイが、ドライバー13の作用
により1ライン分のパターンの発光をすると、感光感圧
記録媒体1中のこの光を受けた部分にあるマイクロカプ
セル4では、カプセル内部の光硬化性樹脂が硬化し、前
記マイクロカプセル4は、その機械的強度が高まる。1
ライン分の露光が行われると、前記感光感圧記録媒体1
は1ライン分搬送される。これを繰り返すことにより、
前記感光感圧記録媒体1全体が、LEDアレイ16によ
って露光される。
【0027】その後、感光感圧記録媒体1は、図3に示
されるように一対の圧力現像ロール14、15によって
加圧される。これにより、感光感圧記録媒体1上の機械
的強度の低いマイクロカプセルが破壊され、内部に封入
されている色原体と共反応体が反応を起こすことにより
感光感圧記録媒体1上の潜像が、顕像化する。さらに、
感光感圧記録媒体1は、一対の加熱ローラー17、18
により、加熱される。これにより、染料成分と顕色剤成
分とが充分に反応する。さらに、微粒子状の顕色剤が加
熱により溶融し一体化することにより、白色で不透明な
状態から、透明な状態となり、光沢層7の光沢を画像面
側から見ることができるようになる。
されるように一対の圧力現像ロール14、15によって
加圧される。これにより、感光感圧記録媒体1上の機械
的強度の低いマイクロカプセルが破壊され、内部に封入
されている色原体と共反応体が反応を起こすことにより
感光感圧記録媒体1上の潜像が、顕像化する。さらに、
感光感圧記録媒体1は、一対の加熱ローラー17、18
により、加熱される。これにより、染料成分と顕色剤成
分とが充分に反応する。さらに、微粒子状の顕色剤が加
熱により溶融し一体化することにより、白色で不透明な
状態から、透明な状態となり、光沢層7の光沢を画像面
側から見ることができるようになる。
【0028】尚、本発明は以上詳述した実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。
【0029】例えば、前記実施の形態においては、蒸着
によって基材8上に光沢層7を形成しているが、アルミ
ニウム箔、銅箔、金箔などの公知の金属の箔を、基材8
と貼り合わせて形成しても良い。これにより、より耐久
性の高い光沢をもつ光沢層が形成できる。また、前記金
属の箔において、しわによる模様を発生させながら貼り
合わせることにより、より装飾性の高い感光感圧記録媒
体を得ることができる。
によって基材8上に光沢層7を形成しているが、アルミ
ニウム箔、銅箔、金箔などの公知の金属の箔を、基材8
と貼り合わせて形成しても良い。これにより、より耐久
性の高い光沢をもつ光沢層が形成できる。また、前記金
属の箔において、しわによる模様を発生させながら貼り
合わせることにより、より装飾性の高い感光感圧記録媒
体を得ることができる。
【0030】さらに、光沢層7を金属光沢を有するホロ
グラム印刷により形成することも可能である。ホログラ
ム印刷では、基材8上に光沢を有する所望のパターンを
形成することができるため、前記画像形成装置11によ
る画像形成後は、光透過性の支持体2及び感光感圧層3
を通して、光沢層7のホログラム像を観察することがで
きる。従って、感光感圧記録媒体の装飾性を高めるとと
もに、この感光感圧記録媒体を用いて形成した画像の偽
造を困難とすることができ、偽造防止に役立つという効
果がある。
グラム印刷により形成することも可能である。ホログラ
ム印刷では、基材8上に光沢を有する所望のパターンを
形成することができるため、前記画像形成装置11によ
る画像形成後は、光透過性の支持体2及び感光感圧層3
を通して、光沢層7のホログラム像を観察することがで
きる。従って、感光感圧記録媒体の装飾性を高めるとと
もに、この感光感圧記録媒体を用いて形成した画像の偽
造を困難とすることができ、偽造防止に役立つという効
果がある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載の感光感圧記録媒体は、光が透過
する第1のシート状支持体と、光に感光することにより
機械的強度が変化する成分を内包する感光性マイクロカ
プセル及びその感光性マイクロカプセルに内包される成
分の共反応体からなる感光感圧層と、第2のシート状支
持体とが積層されて構成されるものを対象として、特
に、前記第2のシート状支持体は、少なくとも前記感光
感圧層側の面が金属光沢を有する。従って、金属光沢を
有する装飾性の高い画像を得ることができる。
発明の請求項1に記載の感光感圧記録媒体は、光が透過
する第1のシート状支持体と、光に感光することにより
機械的強度が変化する成分を内包する感光性マイクロカ
プセル及びその感光性マイクロカプセルに内包される成
分の共反応体からなる感光感圧層と、第2のシート状支
持体とが積層されて構成されるものを対象として、特
に、前記第2のシート状支持体は、少なくとも前記感光
感圧層側の面が金属光沢を有する。従って、金属光沢を
有する装飾性の高い画像を得ることができる。
【0032】また、請求項2に記載の感光感圧記録媒体
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属を蒸着したものである。従って、安価で、且
つ高品質な前記第2のシート状支持体を用いて、金属光
沢を有する装飾性の高い画像を得ることができる。
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属を蒸着したものである。従って、安価で、且
つ高品質な前記第2のシート状支持体を用いて、金属光
沢を有する装飾性の高い画像を得ることができる。
【0033】また、請求項3に記載の感光感圧記録媒体
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属フィルムを貼り合わせたものである。従っ
て、耐久性が良好で、且つ、より深みのある金属光沢を
有する画像を得ることができる。
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有する金属フィルムを貼り合わせたものである。従っ
て、耐久性が良好で、且つ、より深みのある金属光沢を
有する画像を得ることができる。
【0034】また、請求項4に記載の感光感圧記録媒体
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有するホログラム印刷をしたものである。従って、ホロ
グラム模様によって、より装飾性の高い画像を得ること
ができるとともに、画像の偽造を防止することができ
る。
は、前記第2のシート状支持体が、基材上に金属光沢を
有するホログラム印刷をしたものである。従って、ホロ
グラム模様によって、より装飾性の高い画像を得ること
ができるとともに、画像の偽造を防止することができ
る。
【図1】本発明の実施の形態の感光感圧記録媒体を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の感光感圧記録媒体を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図3】感光感圧記録媒体を用いた画像形成装置の概略
構成図である。
構成図である。
1 感光感圧記録媒体 2 第1のシート状支持体 3 感光感圧層 7 光沢層 8 基材 20 第2のシート状支持体 100 感光感圧記録媒体
Claims (4)
- 【請求項1】 光が透過する第1のシート状支持体と、
光に感光することにより機械的強度が変化する成分を内
包する感光性マイクロカプセル及びその感光性マイクロ
カプセルに内包される成分の共反応体からなる感光感圧
層と、第2のシート状支持体とが積層されて構成される
感光感圧記録媒体において、 前記第2のシート状支持体は、少なくとも前記感光感圧
層側の面が金属光沢を有することを特徴とする感光感圧
記録媒体。 - 【請求項2】 前記第2のシート状支持体は、基材上に
金属光沢を有する金属を蒸着したものであることを特徴
とする請求項1に記載の感光感圧記録媒体。 - 【請求項3】 前記第2のシート状支持体は、基材上に
金属光沢を有する金属フィルムを貼り合わせたものであ
ることを特徴とする請求項1に記載の感光感圧記録媒
体。 - 【請求項4】 前記第2のシート状支持体は、基材上に
金属光沢を有するホログラム印刷をしたものであること
を特徴とする請求項1に記載の感光感圧記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8310756A JPH10148933A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 感光感圧記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8310756A JPH10148933A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 感光感圧記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148933A true JPH10148933A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18009107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8310756A Pending JPH10148933A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 感光感圧記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10148933A (ja) |
-
1996
- 1996-11-21 JP JP8310756A patent/JPH10148933A/ja active Pending
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