JPH10148879A - フィルム給送ユニットの磁気ヘッド取り付け構造 - Google Patents
フィルム給送ユニットの磁気ヘッド取り付け構造Info
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- JPH10148879A JPH10148879A JP8307766A JP30776696A JPH10148879A JP H10148879 A JPH10148879 A JP H10148879A JP 8307766 A JP8307766 A JP 8307766A JP 30776696 A JP30776696 A JP 30776696A JP H10148879 A JPH10148879 A JP H10148879A
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- film
- cartridge
- pressure plate
- spool
- winding
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気記録/再生可能なカートリッジ入りフィ
ルムを扱う機器、例えばカメラやフィルムスキャナなど
の画像読み取り装置において、ユニットとして磁気記録
/再生ヘッドの必要な取り付け精度を確保した状態で取
り付け可能で、かつフィルム給送に伴う磨耗等の問題、
コスト増の問題を回避できる圧板及びその取り付け方法
の提供をする 【解決手段】 圧板を板金成型された金属板にて形成
し、フィルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼ねる
少なくとも一つの突起部を設け、圧板に磁気ヘッドを配
置し、更に圧板に、フィルムガイドの突起部に係合して
位置決めされる開口部を設けた。
ルムを扱う機器、例えばカメラやフィルムスキャナなど
の画像読み取り装置において、ユニットとして磁気記録
/再生ヘッドの必要な取り付け精度を確保した状態で取
り付け可能で、かつフィルム給送に伴う磨耗等の問題、
コスト増の問題を回避できる圧板及びその取り付け方法
の提供をする 【解決手段】 圧板を板金成型された金属板にて形成
し、フィルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼ねる
少なくとも一つの突起部を設け、圧板に磁気ヘッドを配
置し、更に圧板に、フィルムガイドの突起部に係合して
位置決めされる開口部を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気情報の記録及
び再生が可能なフィルムを用いる、カメラもしくは画像
読み取り装置における、フィルム給送ユニットの磁気ヘ
ッド取り付け構造に関するものである。
び再生が可能なフィルムを用いる、カメラもしくは画像
読み取り装置における、フィルム給送ユニットの磁気ヘ
ッド取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の銀塩フィルムを用いるカメラの構
造を、図5に基づいて説明する。図5は、カメラにおけ
るフィルムの圧板取り付け構造を説明する斜視図であ
る。カメラ本体101には、裏蓋102を開放した状態
で後端面に露出される露光開口103の上下に、フィル
ムが焦点面に位置するようにするレール104,105
と、フィルムの幅方向を規制するフィルムガイド106
が構成されている。裏蓋102は、カメラ本体101に
対して回動可能に取り付けられている。裏蓋102の、
上記露光開口103に対向する部分には、板バネ107
を介して圧板108が取り付けられている。この圧板1
08は、上記板バネ107により、上記レール面に向け
て付勢されている。
造を、図5に基づいて説明する。図5は、カメラにおけ
るフィルムの圧板取り付け構造を説明する斜視図であ
る。カメラ本体101には、裏蓋102を開放した状態
で後端面に露出される露光開口103の上下に、フィル
ムが焦点面に位置するようにするレール104,105
と、フィルムの幅方向を規制するフィルムガイド106
が構成されている。裏蓋102は、カメラ本体101に
対して回動可能に取り付けられている。裏蓋102の、
上記露光開口103に対向する部分には、板バネ107
を介して圧板108が取り付けられている。この圧板1
08は、上記板バネ107により、上記レール面に向け
て付勢されている。
【0003】次に、裏蓋102を閉じた際の、上記レー
ル104,105とフィルムガイド106、そして圧板
108の位置関係を、図6に示した部分断面図を使って
説明する。裏蓋102をカメラ本体101に対して重な
るように閉じた際に、圧板108は板バネ107によっ
てレール104,105に向けて付勢され、この圧板1
08はフィルムガイド106の端面に圧接される。これ
により、圧板108とレール104,105の後端面と
の間に一定量の隙間ができる。この隙間にフィルムを通
すことで、露光されるフィルムの平面度が満たされる。
この隙間の間隔Aをトンネル間隔と呼ぶ。
ル104,105とフィルムガイド106、そして圧板
108の位置関係を、図6に示した部分断面図を使って
説明する。裏蓋102をカメラ本体101に対して重な
るように閉じた際に、圧板108は板バネ107によっ
てレール104,105に向けて付勢され、この圧板1
08はフィルムガイド106の端面に圧接される。これ
により、圧板108とレール104,105の後端面と
の間に一定量の隙間ができる。この隙間にフィルムを通
すことで、露光されるフィルムの平面度が満たされる。
この隙間の間隔Aをトンネル間隔と呼ぶ。
【0004】次に磁気ヘッドの取り付けに必要な位置精
度について、図7及び図8を使って説明をする。図7
(a),(b)に磁気ヘッドの外形を示す。磁気ヘッド
109には、フィルムに設けられた磁気トラックに対し
て磁気データの読み取り/書き込みを行うコア109a
及びギャップ109bが設けられている。コア109a
における高さ方向(後述する磁気トラックの進行方向に
対して垂直な方向)の幅Bはトラック幅と呼ばれ、そし
てコア109aの中央部に設けられる間隙Cはギャップ
109bと呼ばれる。
度について、図7及び図8を使って説明をする。図7
(a),(b)に磁気ヘッドの外形を示す。磁気ヘッド
109には、フィルムに設けられた磁気トラックに対し
て磁気データの読み取り/書き込みを行うコア109a
及びギャップ109bが設けられている。コア109a
における高さ方向(後述する磁気トラックの進行方向に
対して垂直な方向)の幅Bはトラック幅と呼ばれ、そし
てコア109aの中央部に設けられる間隙Cはギャップ
109bと呼ばれる。
【0005】この磁気ヘッド109とフィルム110と
の関係を、図8を用いて説明する。フィルム110と磁
気ヘッド109との間には、二つの精度が求められる。
即ち、フィルム110上の磁気トラック110における
高さ方向の中心(図8中、一点鎖線にて示す)と磁気ヘ
ッド109におけるトラック幅の中心とを一致させるト
ラッキング精度と、磁気トラック110aの中心に対す
るギャップ109bの相対角度の精度であるアジマス精
度が必要となる。
の関係を、図8を用いて説明する。フィルム110と磁
気ヘッド109との間には、二つの精度が求められる。
即ち、フィルム110上の磁気トラック110における
高さ方向の中心(図8中、一点鎖線にて示す)と磁気ヘ
ッド109におけるトラック幅の中心とを一致させるト
ラッキング精度と、磁気トラック110aの中心に対す
るギャップ109bの相対角度の精度であるアジマス精
度が必要となる。
【0006】続いて磁気記録/再生ヘッドの取り付け面
について説明する。磁気記録/再生可能なカートリッジ
入りフィルムの磁気記録媒体層は、フィルムのカートリ
ッジ及びスプールの巻き付きに対して外側になる。すな
わち、磁気記録媒体層はフィルム給送路において圧板側
となることから、磁気記録/再生ヘッドは圧板に取り付
ける構造が一般的である。
について説明する。磁気記録/再生可能なカートリッジ
入りフィルムの磁気記録媒体層は、フィルムのカートリ
ッジ及びスプールの巻き付きに対して外側になる。すな
わち、磁気記録媒体層はフィルム給送路において圧板側
となることから、磁気記録/再生ヘッドは圧板に取り付
ける構造が一般的である。
【0007】しかしながら上述のとおり、従来の銀塩カ
メラの圧板ではフィルムに対する磁気ヘッドの取り付け
精度を十分満足する構造になっていない為、圧板の構成
を変えなくてはならない。そこで磁気記録/再生可能な
銀塩フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて
は、図9に示すような構成の圧板111を用いている。
圧板111のフィルム通過面側に、リブ状のフィルムガ
イド111aを設け磁気ヘッド109を圧板111に取
り付ける。フィルムは圧板111を通過するとき、上下
に構成されたフィルムガイド111aによりガイドされ
る。これによりフィルムの圧板111に対する位置及び
傾きの精度は確保される。磁気ヘッド109はフィルム
ガイド111aに対して取り付け位置精度の調整を行う
ことにより、圧板111と磁気ヘッド109を組んだ状
態のユニットで精度を確保でき、圧板111を本体に組
み付ける際に、作業上簡単な構成になっている。
メラの圧板ではフィルムに対する磁気ヘッドの取り付け
精度を十分満足する構造になっていない為、圧板の構成
を変えなくてはならない。そこで磁気記録/再生可能な
銀塩フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて
は、図9に示すような構成の圧板111を用いている。
圧板111のフィルム通過面側に、リブ状のフィルムガ
イド111aを設け磁気ヘッド109を圧板111に取
り付ける。フィルムは圧板111を通過するとき、上下
に構成されたフィルムガイド111aによりガイドされ
る。これによりフィルムの圧板111に対する位置及び
傾きの精度は確保される。磁気ヘッド109はフィルム
ガイド111aに対して取り付け位置精度の調整を行う
ことにより、圧板111と磁気ヘッド109を組んだ状
態のユニットで精度を確保でき、圧板111を本体に組
み付ける際に、作業上簡単な構成になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記磁気記録/再生可
能なカートリッジ入りフィルムを扱うカメラの圧板はそ
のフィルムガイドの形状から考えて、モールド成形によ
り形状を作るのが一般的である。しかしながら圧板をモ
ールド化した場合に、フィルム給送時にフィルムと圧板
が摺動する為に、圧板の磨耗によりフィルムに傷が付く
と言った問題が発生している。この対策に伴い部品コス
トの増加、信頼性の低下が問題となる。また、モールド
による圧板は型が複雑になり、型代も高価である。
能なカートリッジ入りフィルムを扱うカメラの圧板はそ
のフィルムガイドの形状から考えて、モールド成形によ
り形状を作るのが一般的である。しかしながら圧板をモ
ールド化した場合に、フィルム給送時にフィルムと圧板
が摺動する為に、圧板の磨耗によりフィルムに傷が付く
と言った問題が発生している。この対策に伴い部品コス
トの増加、信頼性の低下が問題となる。また、モールド
による圧板は型が複雑になり、型代も高価である。
【0009】本発明の目的は、磁気記録/再生可能なカ
ートリッジ入りフィルムを扱う機器、例えばカメラやフ
ィルムスキャナなどの画像読み取り装置において、ユニ
ットとして磁気記録/再生ヘッドの必要な取り付け精度
を確保した状態で取り付け可能で、かつフィルム給送に
伴う磨耗等の問題、コスト増の問題を回避できる圧板及
びその取り付け方法の提供をすることにある。
ートリッジ入りフィルムを扱う機器、例えばカメラやフ
ィルムスキャナなどの画像読み取り装置において、ユニ
ットとして磁気記録/再生ヘッドの必要な取り付け精度
を確保した状態で取り付け可能で、かつフィルム給送に
伴う磨耗等の問題、コスト増の問題を回避できる圧板及
びその取り付け方法の提供をすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
為に、第1の発明においては、磁気記録/再生可能なカ
ートリッジ入りフィルムを使用するフィルムカートリッ
ジ給送ユニットにおいて、上記カートリッジを収納する
カートリッジ室と、上記カートリッジのスプールを回動
支持する機構と、フィルムを巻き上げるスプール及び巻
き付け機構と、上記回動支持機構及び巻上げスプールを
回動するモータ及び動力伝達機構と、上記巻上げスプー
ルへフィルムを導くフィルムガイドと、カートリッジよ
り送出されたフィルムの面精度を高める為のフィルムレ
ール及び圧板を具備しており、上記圧板を板金成型され
た金属板にて形成し、上記フィルムガイドの一部にフィ
ルムガイド面を兼ねる少なくとも一つの突起部を設け、
上記圧板に磁気ヘッドを配置し、更に上記圧板に、上記
フィルムガイドの突起部に係合して位置決めされる開口
部を設けたことを特徴とする。
為に、第1の発明においては、磁気記録/再生可能なカ
ートリッジ入りフィルムを使用するフィルムカートリッ
ジ給送ユニットにおいて、上記カートリッジを収納する
カートリッジ室と、上記カートリッジのスプールを回動
支持する機構と、フィルムを巻き上げるスプール及び巻
き付け機構と、上記回動支持機構及び巻上げスプールを
回動するモータ及び動力伝達機構と、上記巻上げスプー
ルへフィルムを導くフィルムガイドと、カートリッジよ
り送出されたフィルムの面精度を高める為のフィルムレ
ール及び圧板を具備しており、上記圧板を板金成型され
た金属板にて形成し、上記フィルムガイドの一部にフィ
ルムガイド面を兼ねる少なくとも一つの突起部を設け、
上記圧板に磁気ヘッドを配置し、更に上記圧板に、上記
フィルムガイドの突起部に係合して位置決めされる開口
部を設けたことを特徴とする。
【0011】また、第2の発明においては、磁気記録/
再生可能なカートリッジ入りフィルムを使用するカメラ
の、フィルムカートリッジ給送ユニットにおいて、上記
カートリッジを収納するカートリッジ室と、上記カート
リッジのスプールを回動支持する機構と、フィルムを巻
き上げるスプール及び巻き付け機構と、上記回動支持機
構及び巻上げスプールを回動するモータ及び動力伝達機
構と、上記巻上げスプールへフィルムを導くフィルムガ
イドと、カートリッジより送出されたフィルムの面精度
を高める為のフィルムレール及び圧板を具備しており、
上記圧板を板金成型された金属板にて形成し、上記フィ
ルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼ねる少なくと
も一つの突起部を設け、上記圧板に磁気ヘッドを配置
し、更に上記圧板に、上記フィルムガイドの突起部に係
合して位置決めされる開口部を設けたことを特徴とす
る。
再生可能なカートリッジ入りフィルムを使用するカメラ
の、フィルムカートリッジ給送ユニットにおいて、上記
カートリッジを収納するカートリッジ室と、上記カート
リッジのスプールを回動支持する機構と、フィルムを巻
き上げるスプール及び巻き付け機構と、上記回動支持機
構及び巻上げスプールを回動するモータ及び動力伝達機
構と、上記巻上げスプールへフィルムを導くフィルムガ
イドと、カートリッジより送出されたフィルムの面精度
を高める為のフィルムレール及び圧板を具備しており、
上記圧板を板金成型された金属板にて形成し、上記フィ
ルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼ねる少なくと
も一つの突起部を設け、上記圧板に磁気ヘッドを配置
し、更に上記圧板に、上記フィルムガイドの突起部に係
合して位置決めされる開口部を設けたことを特徴とす
る。
【0012】更に、第3の発明においては、磁気記録/
再生可能なカートリッジ入りフィルムを使用する画像読
み取り装置の、フィルムカートリッジ給送ユニットにお
いて、上記カートリッジを収納するカートリッジ室と、
上記カートリッジのスプールを回動支持する機構と、フ
ィルムを巻き上げるスプール及び巻き付け機構と、上記
回動支持機構及び巻上げスプールを回動するモータ及び
動力伝達機構と、上記巻上げスプールへフィルムを導く
フィルムガイドと、カートリッジより送出されたフィル
ムの面精度を高める為のフィルムレール及び圧板を具備
しており、上記圧板を板金成型された金属板にて形成
し、上記フィルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼
ねる少なくとも一つの突起部を設け、上記圧板に磁気ヘ
ッドを配置し、更に上記圧板に、上記フィルムガイドの
突起部に係合して位置決めされる開口部を設けたことを
特徴とする。
再生可能なカートリッジ入りフィルムを使用する画像読
み取り装置の、フィルムカートリッジ給送ユニットにお
いて、上記カートリッジを収納するカートリッジ室と、
上記カートリッジのスプールを回動支持する機構と、フ
ィルムを巻き上げるスプール及び巻き付け機構と、上記
回動支持機構及び巻上げスプールを回動するモータ及び
動力伝達機構と、上記巻上げスプールへフィルムを導く
フィルムガイドと、カートリッジより送出されたフィル
ムの面精度を高める為のフィルムレール及び圧板を具備
しており、上記圧板を板金成型された金属板にて形成
し、上記フィルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼
ねる少なくとも一つの突起部を設け、上記圧板に磁気ヘ
ッドを配置し、更に上記圧板に、上記フィルムガイドの
突起部に係合して位置決めされる開口部を設けたことを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明における実施形態の一つ
を、図1を用いて説明する。図1は、磁気記録/再生可
能なカートリッジ入りフィルムを用いる機器の内、フィ
ルムスキャナを例にとり、そのフィルムスキャナにおけ
るフィルム給送系ユニットの一部を示す斜視図である。
本体1にはフィルムカートリッジを収納するカートリッ
ジ室2と、図示しない照明部により露光されたフィルム
画像の透過光を撮像する為のアパーチャー3と、該アパ
ーチャー3を挟んで上下に、フィルム平面性を向上する
トンネル間隔を形成する為のレール部4が設けられてい
る。更にアパーチャー3に対してフィルム幅方向の位置
精度を出す為のフィルムガイド5,6が上下に設けられ
ている。
を、図1を用いて説明する。図1は、磁気記録/再生可
能なカートリッジ入りフィルムを用いる機器の内、フィ
ルムスキャナを例にとり、そのフィルムスキャナにおけ
るフィルム給送系ユニットの一部を示す斜視図である。
本体1にはフィルムカートリッジを収納するカートリッ
ジ室2と、図示しない照明部により露光されたフィルム
画像の透過光を撮像する為のアパーチャー3と、該アパ
ーチャー3を挟んで上下に、フィルム平面性を向上する
トンネル間隔を形成する為のレール部4が設けられてい
る。更にアパーチャー3に対してフィルム幅方向の位置
精度を出す為のフィルムガイド5,6が上下に設けられ
ている。
【0014】又、アパーチャー3を挟んだカートリッジ
室2の反対側には、図示しないフィルム巻き取りの為の
スプール室が構成されている。そして上記フィルムガイ
ド5に、フィルムガイドを兼ねる位置決めボス(凸部)
5a,5bが、フィルムの給送方向に沿って並設されて
いる。
室2の反対側には、図示しないフィルム巻き取りの為の
スプール室が構成されている。そして上記フィルムガイ
ド5に、フィルムガイドを兼ねる位置決めボス(凸部)
5a,5bが、フィルムの給送方向に沿って並設されて
いる。
【0015】一方圧板7側は、フィルム照明用アパーチ
ャー7aが中央に穿設されており、上記ボス5a,5b
と対応する位置に位置決め嵌合孔7bが穿設されてい
る。また、圧板7にはヘッドベース8(図1参照)を介
して磁気ヘッド9が取り付け可能になっている。ここで
圧板7は例えばアルミなどの非磁性で耐磨耗特性の良好
な金属製の材質のものを用いている。
ャー7aが中央に穿設されており、上記ボス5a,5b
と対応する位置に位置決め嵌合孔7bが穿設されてい
る。また、圧板7にはヘッドベース8(図1参照)を介
して磁気ヘッド9が取り付け可能になっている。ここで
圧板7は例えばアルミなどの非磁性で耐磨耗特性の良好
な金属製の材質のものを用いている。
【0016】ここで、図3を用いて、圧板に磁気ヘッド
9を取り付ける際の、圧板7に対する磁気ヘッド9の調
整方法について説明する。上記位置決め嵌合孔7bの下
方端面に対する磁気ヘッド9におけるコアのトラック幅
センター及びギャップの角度を圧板7を取り付けたXY
θステージにて調整を行い磁気ヘッド9を固定する。こ
こで圧板7の位置決め嵌合孔7bの下端面は、予め、圧
板7を本体1に取り付けた際にフィルムの磁気トラック
センターと一致するように形成されている。これにより
圧板7に磁気ヘッド9を取り付けた状態での、圧板7に
対する磁気ヘッド9の精度を確保することができる。
9を取り付ける際の、圧板7に対する磁気ヘッド9の調
整方法について説明する。上記位置決め嵌合孔7bの下
方端面に対する磁気ヘッド9におけるコアのトラック幅
センター及びギャップの角度を圧板7を取り付けたXY
θステージにて調整を行い磁気ヘッド9を固定する。こ
こで圧板7の位置決め嵌合孔7bの下端面は、予め、圧
板7を本体1に取り付けた際にフィルムの磁気トラック
センターと一致するように形成されている。これにより
圧板7に磁気ヘッド9を取り付けた状態での、圧板7に
対する磁気ヘッド9の精度を確保することができる。
【0017】次に圧板7を本体1に取り付ける。この場
合本体1の位置決めボス5a,5bに圧板7の位置決め
嵌合孔7bを嵌合させて取り付け、固定する。このよう
な構成を採用することで、磁気ヘッド9は本体1のフィ
ルムガイド5,6に対して精度を確保することが可能と
なる為、フィルムを給送した際の磁気トラックに対する
磁気ヘッドの位置精度が満足される。又、圧板7に磁気
ヘッド9を取り付けたまま、精度が保証された状態でユ
ニット化ができ、本体1との組付時には容易に位置決め
できる為、組立性が向上する。さらには圧板7を金属製
にすることで、耐久性が向上し、信頼性が高くなる。
合本体1の位置決めボス5a,5bに圧板7の位置決め
嵌合孔7bを嵌合させて取り付け、固定する。このよう
な構成を採用することで、磁気ヘッド9は本体1のフィ
ルムガイド5,6に対して精度を確保することが可能と
なる為、フィルムを給送した際の磁気トラックに対する
磁気ヘッドの位置精度が満足される。又、圧板7に磁気
ヘッド9を取り付けたまま、精度が保証された状態でユ
ニット化ができ、本体1との組付時には容易に位置決め
できる為、組立性が向上する。さらには圧板7を金属製
にすることで、耐久性が向上し、信頼性が高くなる。
【0018】また、位置決めボス5a,5bの形状は上
記実施の形態以外にも、図4に示す如く単一の長いボス
5cとして形成したとしても、図1に示すような二つの
ボスの如く圧板7の本体1に対する位置と角度の精度が
満足できる形状であれば構わない。
記実施の形態以外にも、図4に示す如く単一の長いボス
5cとして形成したとしても、図1に示すような二つの
ボスの如く圧板7の本体1に対する位置と角度の精度が
満足できる形状であれば構わない。
【0019】更に、本実施の形態は、カメラの如く圧板
にアパーチャー開口部を持たない、例えばフィルムに画
像を記録する機器においても採用可能であることはいう
までもない。
にアパーチャー開口部を持たない、例えばフィルムに画
像を記録する機器においても採用可能であることはいう
までもない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、磁気記録/再生可能な銀塩フ
ィルムカートリッジの給送ユニットにおける圧板の耐久
性を向上させ、かつ磁気記録/再生ヘッドのフィルムに
対する取り付け精度を確保し、組立性を向上することが
できる。
ィルムカートリッジの給送ユニットにおける圧板の耐久
性を向上させ、かつ磁気記録/再生ヘッドのフィルムに
対する取り付け精度を確保し、組立性を向上することが
できる。
【0021】また、ユニットとして磁気記録/再生ヘッ
ドの必要な取り付け精度を確保した状態で取り付け可能
で、かつフィルム給送に伴う磨耗等の問題コスト面の問
題を回避できる。
ドの必要な取り付け精度を確保した状態で取り付け可能
で、かつフィルム給送に伴う磨耗等の問題コスト面の問
題を回避できる。
【図1】 本発明の実施の形態における、フィルム給送
系ユニットの一部を示す斜視図である。
系ユニットの一部を示す斜視図である。
【図2】 上記図1におけるフィルム給送ユニットの部
分断面図である。
分断面図である。
【図3】 上記図1におけるフィルム給送ユニットの圧
板を示す図である。
板を示す図である。
【図4】 上記図1におけるフィルム給送ユニットの、
本体側を示す部分斜視図である。
本体側を示す部分斜視図である。
【図5】 従来の銀塩フィルムを用いるカメラにおけ
る、フィルムの圧板取り付け構造を説明する斜視図であ
る。
る、フィルムの圧板取り付け構造を説明する斜視図であ
る。
【図6】 上記図5における従来のカメラの部分断面図
である。
である。
【図7】 上記図5における従来の磁気記録/再生可能
な銀塩フィルムカートリッジを使用するカメラに取り付
けられる磁気ヘッドの外径を示す図である。
な銀塩フィルムカートリッジを使用するカメラに取り付
けられる磁気ヘッドの外径を示す図である。
【図8】 上記図5における従来の磁気記録/再生可能
な銀塩フィルムカートリッジを使用するカメラにおけ
る、磁気ヘッドとフィルムとの関係を示す模式図であ
る。
な銀塩フィルムカートリッジを使用するカメラにおけ
る、磁気ヘッドとフィルムとの関係を示す模式図であ
る。
【図9】 従来の磁気記録/再生可能な銀塩フィルムカ
ートリッジを使用するカメラにおける圧板を示す斜視図
である。
ートリッジを使用するカメラにおける圧板を示す斜視図
である。
1 本体 2 カートリッジ室 3 アパーチャー 4 レール部(フィルムレール) 5,6 フィルムガイド 5a,5b 位置決めボス(突起部) 7 圧板 7b 位置決め嵌合孔(開口部) 8 ヘッドベース 9 磁気ヘッド
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気記録/再生可能なカートリッジ入り
フィルムを使用するフィルムカートリッジ給送ユニット
において、 上記カートリッジを収納するカートリッジ室と、 上記カートリッジのスプールを回動支持する機構と、 フィルムを巻き上げるスプール及び巻き付け機構と、 上記回動支持機構及び巻上げスプールを回動するモータ
及び動力伝達機構と上記巻上げスプールへフィルムを導
くフィルムガイドと、 カートリッジより送出されたフィルムの面精度を高める
為のフィルムレール及び圧板を具備しており、 上記圧板を板金成型された金属板にて形成し、上記フィ
ルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼ねる少なくと
も一つの突起部を設け、上記圧板に磁気ヘッドを配置
し、更に上記圧板に、上記フィルムガイドの突起部に係
合して位置決めされる開口部を設けたことを特徴とす
る、フィルムカートリッジ給送ユニット。 - 【請求項2】 磁気記録/再生可能なカートリッジ入り
フィルムを使用するカメラの、フィルムカートリッジ給
送ユニットにおいて、 上記カートリッジを収納するカートリッジ室と、 上記カートリッジのスプールを回動支持する機構と、 フィルムを巻き上げるスプール及び巻き付け機構と、 上記回動支持機構及び巻上げスプールを回動するモータ
及び動力伝達機構と上記巻上げスプールへフィルムを導
くフィルムガイドと、 カートリッジより送出されたフィルムの面精度を高める
為のフィルムレール及び圧板を具備しており、 上記圧板を板金成型された金属板にて形成し、上記フィ
ルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼ねる少なくと
も一つの突起部を設け、上記圧板に磁気ヘッドを配置
し、更に上記圧板に、上記フィルムガイドの突起部に係
合して位置決めされる開口部を設けたことを特徴とす
る、フィルムカートリッジ給送ユニット。 - 【請求項3】 磁気記録/再生可能なカートリッジ入り
フィルムを使用する画像読み取り装置の、フィルムカー
トリッジ給送ユニットにおいて、 上記カートリッジを収納するカートリッジ室と、 上記カートリッジのスプールを回動支持する機構と、 フィルムを巻き上げるスプール及び巻き付け機構と、 上記回動支持機構及び巻上げスプールを回動するモータ
及び動力伝達機構と上記巻上げスプールへフィルムを導
くフィルムガイドと、 カートリッジより送出されたフィルムの面精度を高める
為のフィルムレール及び圧板を具備しており、 上記圧板を板金成型された金属板にて形成し、上記フィ
ルムガイドの一部にフィルムガイド面を兼ねる少なくと
も一つの突起部を設け、上記圧板に磁気ヘッドを配置
し、更に上記圧板に、上記フィルムガイドの突起部に係
合して位置決めされる開口部を設けたことを特徴とす
る、フィルムカートリッジ給送ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8307766A JPH10148879A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | フィルム給送ユニットの磁気ヘッド取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8307766A JPH10148879A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | フィルム給送ユニットの磁気ヘッド取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148879A true JPH10148879A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17973021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8307766A Withdrawn JPH10148879A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | フィルム給送ユニットの磁気ヘッド取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10148879A (ja) |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP8307766A patent/JPH10148879A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |