JPH10115864A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH10115864A
JPH10115864A JP8270657A JP27065796A JPH10115864A JP H10115864 A JPH10115864 A JP H10115864A JP 8270657 A JP8270657 A JP 8270657A JP 27065796 A JP27065796 A JP 27065796A JP H10115864 A JPH10115864 A JP H10115864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
camera
pad
cover plate
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8270657A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Murakami
直之 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8270657A priority Critical patent/JPH10115864A/ja
Publication of JPH10115864A publication Critical patent/JPH10115864A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録装置となるパッド部材とパッド付勢
機構をコンパクトに構成し、配設スペースに制限があっ
てもシャッタ効率が悪くならないようにする。 【解決手段】 フィルムの磁気記憶部に磁気記録情報の
書き込み、読み出しを行う磁気ヘッド11と、フィルム
の磁気記憶部とこの磁気ヘッドとを圧接状態に保持する
パッド機構12を備える。パッド機構を、磁気ヘッドと
対向する位置でフィルムと接するフィルム接触部12b
とこのフィルム接触部を磁気記憶部が磁気ヘッドに圧接
する方向に付勢する板ばねからなる付勢部12aとで構
成する。この付勢部を、フィルムの走行方向に略直交す
るように配設する。また、パッド機構を構成する付勢部
を金属板により形成するとともに、フィルム接触部をイ
ンサート成形により前記金属板による付勢部と一体に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記憶部を有する
フィルムを使用するカメラであって、特にこのフィルム
の磁気記憶部に磁気記録情報である撮影情報を磁気ヘッ
ドにより書き込みまたは読み出すことができる磁気記録
装置を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカメラにおいて、フィルムの磁
気記憶部に対する撮影情報の書き込み、読み出しを行う
磁気記録装置は、前記磁気記憶部に磁気記録情報の書き
込みまたは読み出しを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッ
ドとフィルムの磁気記憶部とを圧接状態で保持するパッ
ドとを備えている。前記磁気ヘッドはフィルムの磁気記
憶部である磁気記録トラック面側に配設され、前記パッ
ドはフィルムの露光面側に配設されている。このパッド
によって、前記フィルムと磁気ヘッドのヘッドギャップ
の密着性を高めることができる。
【0003】このような磁気記録装置において、磁気記
録情報の書き込み、読み出しを確実に行うためには、フ
ィルムの記録トラックに対して磁気ヘッドのヘッドギャ
ップの位置と角度とを正確に位置決めして圧接させる必
要があり、このためには以下の二つの構造がある。
【0004】その一つは、パッドを固定状態とし、磁気
ヘッドをパッドに対して可動自在に設けて付勢する構造
である。この場合には、磁気ヘッドがフィルムのフィル
ムエッジに追従して動き、記録トラックとヘッドギャッ
プとの関係を常に一定に保つことができるようにする、
いわゆるエッジフォロー機構が必要になる。
【0005】他の一つは、磁気ヘッドを固定状態とし、
パッドを磁気ヘッドに対して可動自在に設けて付勢する
構造である。この場合には、記録トラックに対してヘッ
ドギャップの位置出しを行ってから磁気ヘッドを固定す
る必要があるが、フィルムはフィルム走行路を構成する
外レール間に、ある自由度を持って配置されるため、ヘ
ッドギャップを記録トラックに対し直接位置出しするこ
とは不可能であり、前記外レール等に対して位置出しす
ることになる。
【0006】前者の構造では、エッジフォロー機構が必
要となる分、製造コストや実装スペース上から不利であ
る。また、後者の構造では、磁気記録にあたっての精度
は劣るが、コスト低減を目指すには適している。
【0007】これらの構造のうち、後者の構造によるパ
ッド付勢機構を用いるにあたって、適用するカメラがレ
ンズシャッタカメラである場合にはアパーチャ面の前側
にスペースを確保できることから、図6に示すように、
光軸方向に沿って配設したコイルばね等の付勢手段を利
用した構造を採用することができる。
【0008】これを説明すると、同図において、符号1
はカメラボディ、2はこのカメラボディ1の中央部でア
パーチャ形成部分(図中1aを付した部分)の背面に所
定の間隙をおいて対向するフィルム圧板であり、その間
にフィルム走行路3を形成している。
【0009】4はフィルム圧板2側の一部に埋設状態で
設けた磁気ヘッド、5はこの磁気ヘッド4に対し進退自
在に設けたパッドである。このパッド5はカメラボディ
1のアパーチャ形成部分1aに設けた開口窓からフィル
ム走行路3を介して前記磁気ヘッド4に対向し、磁気ヘ
ッド4にフィルム(図示せず)の磁気記憶部である記録
トラックを圧接する役割りを果たす。
【0010】このパッド5には長穴5a,5aが形成さ
れ、これに係入しているボディ1側のピン6,6により
長穴5aの範囲内で摺動可能に配設され、コイルばね7
によって先端部のフィルム圧接面5bが磁気ヘッド4へ
の圧接方向に付勢されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したパッ
ド付勢機構は、フォーカルプレンシャッタを用いるカメ
ラに適用する場合には、以下のような問題がある。すな
わち、このようなフォーカルプレンシャッタを用いるカ
メラでは、アパーチャ形成部分1aにおけるアパーチャ
面の直前にシャッタ機構部を配設することから、前述し
たようなパッド付勢機構を配設するための十分なスペー
スが得られない。このようなスペースを確保するために
シャッタ機構を前側に移し、フィルムとシャッタ機構と
の間隔を拡げると、シャッタ効率が悪くなるという不具
合がある。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、磁気記録装置を構成するパッドとパッド付
勢機構とをコンパクトに構成し、配設スペースに制限が
あってもシャッタ効率を悪くしたりすることがないカメ
ラを得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明に係るカメラは、磁気記憶部を有するフィ
ルムを使用し、その磁気記憶部に対して磁気記録情報の
書き込み、読み出しを行うにあたって、磁気記憶部に磁
気記録情報の書き込み、読み出しを行う磁気ヘッドと、
フィルムの磁気記憶部とこの磁気ヘッドとを圧接状態に
保持するパッド機構とを備え、パッド機構を、磁気ヘッ
ドと対向する位置でフィルムと接するフィルム接触部と
このフィルム接触部を磁気記憶部が磁気ヘッドに圧接す
る方向に付勢する板ばねからなる付勢部とによって構成
したものである。
【0014】ここで、上述したパッド機構を構成する板
ばねからなる付勢部を、フィルムの走行方向に略直交す
るように配設するか、あるいはフィルムの走行方向に略
平行に配設する。また、パッド機構を構成するフィルム
接触部と付勢部とを合成樹脂によるモールド成形によっ
て一体に形成するか、あるいはパッド機構を構成する付
勢部を金属板により形成するとともに、フィルム接触部
をインサート成形により前記金属板による付勢部と一体
に形成する。
【0015】また、本発明に係るカメラは、フィルム面
側にシャッタ羽根のカバー板を有するフォーカルプレン
シャッタを備え、パッド機構を構成する付勢部のカバー
板と略同一平面上であって前記カバー板と干渉しない位
置に、カバー板側への突起部となる固定端を設けたもの
である。
【0016】さらに、本発明に係るカメラは、フィルム
面側にシャッタ羽根のカバー板を有するフォーカルプレ
ンシャッタを備え、パッド機構を構成する付勢部に前記
カバー板側への突起部となる固定端を設け、カバー板の
前記固定端に対応する位置にこの固定端が入り込む凹部
を設けている。そして、このパッド機構を構成する付勢
部における固定端が入り込む凹部を、シャッタ羽根側で
あってこのシャッタ羽根の光軸方向の走行スペースを確
保する凸部をもって形成している。
【0017】本発明によれば、磁気ヘッドに向ってパッ
ドを付勢するにあたって、フィルムに対向するように設
けた板ばねによる弾性を利用した付勢構造とし、さらに
パッドをこの板ばねと一体に形成しているから、シャッ
タとフィルムの間には板ばねの厚み分のスペースを確保
すればよいため、シャッタ効率を悪くすることがない。
また、パッドを板ばねと一体に成形することにより、パ
ッドを板ばねにビスやかしめピンで固定する構造よりも
実装スペースが小さく、パッドと板ばねを接着により固
定するよりも剥がれや接着ずれ等を生じることがないた
め信頼性を向上させることができる。
【0018】さらに、本発明によれば、フォーカルプレ
ンシャッタのシャッタ幕を保護するためのカバー板にカ
バー板のばたつきを防止のためにパッドと略水平位置に
設けた凹部を利用し、パッドを付勢する付勢ばねの固定
端の凸部を配置することにより、シャッタ効率の悪化、
カメラの大型化を招くことなく、磁気ヘッドと記録トラ
ックの安定した密着状態が得られる位置にパッドを付勢
する付勢ばねの固定端を配置することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明に係るカ
メラの一つの実施の形態を示し、これらの図において、
符号10は全体の図示を省略したカメラのアパーチャ部
に近接する位置に配設される磁気記録装置であり、磁気
ヘッド11とこれに対向して配設されるパッド機構とな
るパッド12とから構成されている。
【0020】図中20はカメラボディ、21はこのカメ
ラボディ20の背面部の一部に設けたアパーチャ、22
はカメラボディ20の背面部でこのアパーチャ21の
上、下両側縁に設けた一対の内レール、23はこれら
上、下の内レール22の外側に設けた上、下の外レール
である。これら上、下の外レール23には、図2に示す
ようにボディ20の背面側に配設されるフィルム圧板3
0が当接し、これらの間にフィルム走行路31を形成す
る。
【0021】フィルムは、光軸方向の位置を上、下の内
レール22と上、下の外レール23の光軸方向の段差内
で規制され、垂直方向の位置を上、下二本の外レール2
3の間隔内に規制される。すなわち、フィルムは、フィ
ルム走行路31内で上、下側縁部分が上、下の外レール
23によって案内され、上、下の内レール22に内側面
を摺接させた状態で走行する。
【0022】前記パッド12は、板ばね部12aとフィ
ルム圧接部12bとから構成されている。板ばね部12
aは金属材による板ばねであり、フィルム圧接部12b
は合成樹脂モールドによって形成されている。なお、フ
ィルム圧接部12Bは板ばね部12aにインサートモー
ルドにより一体に成形されている。
【0023】このパッド12はフィルム圧接部12bを
カメラボディ20に設けた穴部20aよりフィルム面側
(フィルム走行路内)に突出させ、カメラボディ20の
厚肉部20bにビス12cによりボディ20の前側(シ
ャッタ機構40側)から固定されている。また、磁気ヘ
ッド11は、フィルム圧板50の前面側の一部に凹設し
た凹部内に配置させ、ビス11aにより固定している。
【0024】40はフォーカルプレンシャッタ機構であ
り、広く知られている通りの構造を有する。すなわち、
このシャッタ機構40は、略筐体形状の地板41とカバ
ー板42とにより確保されたスペース内に、先幕群4
3、後幕群44を配設した構造となっている。なお、図
中45はアパーチャ21に対応した開口である。ここ
で、シャッタ効率が落ちるのを防ぐためには、シャッタ
先、後幕43,44とフィルム面との間のスペースはな
るべく小さくするべきであるが、フィルムの磁気記憶部
である記録トラック(図示せず)と磁気ヘッド11とを
圧接するという性質上から、パッド12はフィルム面と
シャッタ機構40のカバー板42の間に設置しなければ
ならず、可能な限りコンパクトな機構構造とすることが
望まれる。
【0025】そして、この実施の形態では、パッド12
の板ばね部12aは、カメラボディ20とシャッタ機構
40側のカバー板42との間のスペースに配設してい
る。そして、フィルム圧接部12bが磁気ヘッド11に
板ばね部12aの付勢力をもって圧接されるように構成
している。また、パッド圧接部12bはフィルム圧接面
と反対側の面がシャッタ機構40のカバー板42と干渉
しないように板ばね部12aにインサート成形してい
る。
【0026】このようなパッド12のボディ20に対す
る取付けは、フィルムの走行方向に略直交した方向にお
いて、シャッタ機構40の範囲からはずれた位置でビス
12cにより固定されており、ビス12cの頭部とシャ
ッタ機構40のカバー板42とが干渉することはない。
なお、この実施の形態では、パッド12を、金属板ばね
へのインサートモールドにより形成した場合を述べた
が、板ばね部分(付勢部となる板ばね部12a)をフィ
ルム圧接部12bと一体のプラスティックモールドによ
って成形しても同様の効果が得られる。
【0027】図3ないし図5は本発明に係るカメラの別
の実施の形態を示す。すなわち、上述した図1、図2で
示した実施の形態では、フィルム面を磁気ヘッド11に
圧接するためのパッド12を、フィルムの走行方向に略
直交する方向に配設していることから、実用面から問題
を生じるおそれがある。
【0028】これを詳述すると、磁気ヘッド11による
フィルムの記録トラックへの磁気情報の書き込み、読み
出しはフィルム給走中あるいは巻戻し中に行われるた
め、パッド12の付勢力を得ている板ばね部12aの腕
および固定端はフィルムの走行に沿った方向に置かれて
いるのが望ましい。これは、フィルムとパッド12との
間での摩擦力により、パッド12の板ばね部12aがね
じれ方向に力を受け、フィルムとパッド12との圧接状
態に悪影響を及ぼすおそれがあるからである。
【0029】しかし、上述した実施の形態でのように、
板ばね部12aの固定端をビス12cにより構成する場
合は、ビス12cの頭がシャッタ機構40側に突出する
ため、この頭部の厚み分だけスペースをあけてシャッタ
機構40を配置することが必要となる。このような構成
とすると、フィルムとシャッタ機構40とが離れ、シャ
ッタ効率が低下してしまうことになる。
【0030】これを避けるため、ビス12cの頭をシャ
ッタ機構40の範囲から下方向に外れた位置に設定する
と、フィルムの走行方向と平行に板ばね部12aの腕を
配置することができないため、磁気ヘッド11とフィル
ムの記録トラックの安定した密着状態が得にくく、ビス
12cの頭をシャッタ機構40の範囲から横方向に外れ
た位置に設定すると、カメラ全体が横方向に大型化して
しまう。また、ビスあるいはかしめピンのような頭部の
スペースを必要としない接着等の手段で固定することも
考えられるが、このような接着では、剥がれや接着ずれ
などを生じることがあり、信頼性の面で問題である。
【0031】このため、この実施の形態では、シャッタ
効率の悪化やカメラの大型化を招くことなく、磁気ヘッ
ド11と記録トラックの安定した密着状態の得られるパ
ッド機構12を提供する。
【0032】すなわち、この実施の形態では、図3〜図
5に示すように、板ばね部12aとフィルム圧接部12
bとからなるパッド12を、フィルム走行路31でのフ
ィルムの走行方向に沿って略平行する方向に配設してい
る。ここで、前述した図1、図2と同一または相当する
部分には、同一番号を付して詳細な説明は省略してい
る。
【0033】シャッタ機構40を構成するカバー板42
には、図3、図4に示すように凹部42aを設け、この
凹部42aの位置に合わせて前記パッド12の固定端で
あるビス12cの頭部を配置している。また、ビス12
cによるパッド12の固定位置は、板ばね部12aがフ
ィルム走行方向と略平行に設定している。したがって、
フィルム圧接部12bは、フィルムの走行時にフィルム
走行方向の摩擦力を受け、前述した実施の形態のように
板ばね部12aをフィルム走行方向と垂直に配設した場
合のように、摩擦力が板ばね部12aをねじる方向に働
いてフィルム圧接部12bの磁気ヘッド11に圧接する
位置と角度とによる圧接姿勢が変化するという問題がな
い。
【0034】特に、板ばね部12aをフィルムの走行方
向と略平行に配設することにより、フィルム走行時に受
ける摩擦力の影響を小さくし、フィルムの記録トラック
と磁気ヘッド11との密着状態をより安定させることが
できる。
【0035】前記シャッタ機構40は、図5(a),
(b)に示すような構成であり、先幕群43と後幕群4
4の幕走行領域を分けるように中間板47を配設してい
る。なお、47aはアパーチャ21に対応する開口であ
る。図5(a)はシャッタ幕の走行前の状態を示し、先
幕43がアパーチャ21を覆い、後幕44は上方に格納
されている。図5(b)はシャッタ幕の走行後を示し、
先幕43は下方に格納され、後幕44がアパーチャ21
を覆っている。
【0036】前記カバー板42の凹部42aは幕室内で
の先幕43、後幕44の走行スペースを避けた位置に突
出しており、先幕43の走行により中間板47が撓んで
後幕44の走行スペース側に侵入し、シャッタ秒時に悪
影響を及ぼすことを防止している。なお、この実施の形
態では、パッド12の固定をビス12cによって行った
が、かしめピン、圧入ピン等によっても同じ効果が得ら
れる。
【0037】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、カメラ各部の形状、構造等を
適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。たとえば
フォーカルプレンシャッタ機構40等としては、従来か
ら広く知られている種々の構造のものを採用してもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、磁気記録装置を構成するパッドの磁気ヘッド
に対しての付勢を板ばねの弾性を利用した構造とし、パ
ッド機構を構成するフィルム圧接部を板ばねによる付勢
部と一体または一体的に成形しているので、簡単な構成
であるにもかかわらず、フォーカルプレンシャッタ機構
とフィルム面との間のスペースを最小限に削減でき、シ
ャッタ効率を悪くすることがないという優れた効果を奏
する。また、パッドの付勢機構を簡単な構成にすること
ができ、コスト面でも有利である。
【0039】また、本発明に係るカメラによれば、板ば
ねの弾性を利用した付勢構造を採用したパッド機構の固
定部分をフォーカルプレンシャッタ機構のカバー板に設
けた凹部を利用し、フィルムの走行方向に沿わせて配置
することにより、シャッタ効率の悪化、カメラの大型化
という問題を招くことなく、しかも磁気ヘッドとフィル
ムの磁気記憶部である記録トラックとの安定した密着状
態の得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラの一つの実施の形態を示
し、磁気ヘッドとパッド機構からなる磁気記録装置、カ
メラボディのアパーチャ部、さらにフォーカルプレンシ
ャッタ機構の関係を示す分解斜視図である。
【図2】 図1におけるカメラでの磁気ヘッドとパッド
機構からなる磁気記録装置の配設部を示す要部縦断側面
図である。
【図3】 本発明に係るカメラの別の実施の形態を示す
図1に対応する分解斜視図である。
【図4】 図3のカメラでの磁気記録装置の配設部を示
す要部横断側面図である。
【図5】 図3のカメラでの磁気記録装置の配設部を示
し、(a)は要部縦断側面図、(b)は(a)のシャッ
タ機構が作動した状態を示す図である。
【図6】 従来のカメラにおける磁気記録装置を示す概
念図である。
【符号の説明】
10…磁気記録装置、11…磁気ヘッド、12…パッド
(パッド機構)、12a…板ばね部(付勢部)、12b
…フィルム圧接部、20…カメラボディ、21…アパー
チャ、22,23…内、外レール、30…フィルム圧
板、31…フィルム走行路、40…フォーカルプレンシ
ャッタ機構。42…カバー板、42a…凹部、43…先
幕群、44…後幕群、47…中間板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記憶部を有するフィルムを使用し、
    このフィルムの磁気記憶部に対して磁気記録情報の書き
    込み、読み出しを行うカメラにおいて、 前記磁気記憶部に磁気記録情報の書き込みあるいは読み
    出しを行う磁気ヘッドと、 前記フィルムの磁気記憶部とこの磁気ヘッドとを圧接状
    態に保持するパッド機構とを備えており、 前記パッド機構を、前記磁気ヘッドと対向する位置で前
    記フィルムと接するフィルム接触部と、このフィルム接
    触部を前記磁気記憶部が磁気ヘッドに圧接する方向に付
    勢する板ばねからなる付勢部とによって構成したことを
    特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、 パッド機構を構成する板ばねからなる付勢部を、フィル
    ムの走行方向に略直交するように配設したことを特徴と
    するカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカメラにおいて、 パッド機構を構成する板ばねからなる付勢部を、フィル
    ムの走行方向に略平行に配設したことを特徴とするカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    のカメラにおいて、 パッド機構を構成するフィルム接触部と付勢部とを合成
    樹脂によるモールド成形によって一体に形成したことを
    特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    のカメラにおいて、 パッド機構を構成する付勢部を金属板により形成すると
    ともに、フィルム接触部をインサート成形により前記金
    属板による付勢部と一体に形成したことを特徴とするカ
    メラ。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載のカメラにおいて、 このカメラは、フィルム面側にシャッタ羽根のカバー板
    を有するフォーカルプレンシャッタを備えており、 パッド機構を構成する付勢部の前記カバー板と略同一平
    面上であって前記カバー板と干渉しない位置に、前記カ
    バー板側への突起部となる固定端を設けたことを特徴と
    するカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5記載のカメラにおいて、 このカメラは、フィルム面側にシャッタ羽根のカバー板
    を有するフォーカルプレンシャッタを備えており、 パッド機構を構成する付勢部は前記カバー板側への突起
    部となる固定端を有し、前記カバー板は前記固定端に対
    応する位置にこの固定端が入り込む凹部を設けたことを
    特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のカメラにおいて、 パッド機構を構成する付勢部における固定端が入り込む
    凹部を、シャッタ羽根側であってこのシャッタ羽根の光
    軸方向の走行スペースを確保する凸部をもって形成した
    ことを特徴とするカメラ。
JP8270657A 1996-10-14 1996-10-14 カメラ Pending JPH10115864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8270657A JPH10115864A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8270657A JPH10115864A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10115864A true JPH10115864A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17489149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8270657A Pending JPH10115864A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10115864A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10115864A (ja) カメラ
US5737653A (en) Camera capable of magnetic recording
JPH06324394A (ja) カメラ
JPH075560A (ja) カメラ用磁気ヘッド装置
US5761555A (en) Camera having magnetic head
US5510864A (en) Camera with film recording module
US5508768A (en) Camera having a magnetic head
JPH10148879A (ja) フィルム給送ユニットの磁気ヘッド取り付け構造
JPS6319926Y2 (ja)
JPS62110668A (ja) 磁気ヘツドアツセンブリ
JP2592371Y2 (ja) 磁気ディスクドライブ装置
JPH08315462A (ja) 磁気ヘッド装置、テープカートリッジ及び記録再生装置
JP2592370Y2 (ja) 磁気ディスクドライブ装置
JP3169122B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH05217133A (ja) 磁気カードリーダの磁気ヘッド装置
JPH09325405A (ja) カメラの磁気記録装置
JPH05234310A (ja) テープカセット
JPH0467458A (ja) カメラ
JP3002572B2 (ja) カメラ用磁気ヘッド
JP2531267Y2 (ja) 磁気ヘッド支持装置
JPS599403Y2 (ja) 磁気ヘツド
JPH10111530A (ja) 磁気記録層を有するフィルムを用いるカメラ
JPH09236865A (ja) カメラ
JPH09160117A (ja) カメラ
JPH08306149A (ja) 改良型シャッタ機構を備えたデータ記憶ディスケット