JPH10148640A - 手振り検出方法及び装置 - Google Patents

手振り検出方法及び装置

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JPH10148640A
JPH10148640A JP8306102A JP30610296A JPH10148640A JP H10148640 A JPH10148640 A JP H10148640A JP 8306102 A JP8306102 A JP 8306102A JP 30610296 A JP30610296 A JP 30610296A JP H10148640 A JPH10148640 A JP H10148640A
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hand
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light emitting
hand movement
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Makoto Fujimoto
眞 藤本
Kazuhiro Kayashima
一弘 萱嶋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手振りの移動方向及び移動速度を含む手振り
状態を正確に検出する方法及び装置を提供する。 【解決手段】 4個の発光素子1〜4から夫々位相が異
なるパルス光を出射し、その出射した光による手からの
反射光を受光素子5にて受光し、受光素子5の受光量に
基づいて手振りの移動方向及び移動速度を含む手振り状
態を検出する。各発光素子1〜4から出射した夫々の光
による反射光の受光量の差に応じて手振りの移動方向を
検出し、各発光素子1〜4から出射した夫々の光による
反射光の受光量の和に応じて手振りの移動速度を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手振り状態を光学
的に検出する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車を運転している際に、自動車に搭
載されているカーステレオ,空調機器を調整しようとす
る場合、視線を走行方向前方に向けたまま、一方の手で
ボタン,摘み等の調整手段を操作する。このようなとき
には、目視確認を行えないので、調整動作が運転者の意
のままにならないことが多い。よって、運転中であるに
もかかわらず、視線をその調整手段の方向に向けた状態
で調整手段を操作する行為が頻繁に見られる。このよう
なことが原因となった脇見運転による交通事故は後を立
たないのが現状であり、何等かの対策を講じる必要があ
る。
【0003】使用者の手を振るという動きによって機器
に対して使用者の希望を伝達できれば、目視で確認する
ことなく上述したような調整操作を行えるようになる。
例えば、手を左に振ればカーステレオの音量が大きくな
り、右に振ればそれが小さくなるように設定しておけ
ば、運転者の左右方向の手振り動作によって目視確認を
行うことなくカーステレオの音量を調整できる。また、
この手振りによる意思伝達は、視覚障害者にとっても有
効な手段であり、種々の機器にそのような機能を備えて
おけば、視覚障害者の利便性が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】使用者の手振りに種々
の意味を持たせるためには、その手振りを正確に認識で
きることは勿論であり、しかも、手振りの状態を細かく
検出する必要がある。また、種々の機器に備えられるよ
うに、手振りを検出するセンサは小型で簡単な構成を有
することも必要である。しかしながら、現状では、手が
振られたか否かを認識する程度の小型なセンサシステム
(公知例があれば記述下さい)は知られているが、小型
であって移動方向及び移動速度を含む手振りの詳細な状
態を正確に検出するシステムは十分に応用化が図られて
いない。
【0005】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な手法にて、手振りの移動方向及び移動速
度を正確に検出できる手振り検出方法、及び、小型の構
成でありながら、手振りの移動方向及び移動速度を正確
に検出できる手振り検出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る手振り検
出方法は、手振りを光学的に検出する方法において、複
数の発光素子から夫々光を手振り域に出射し、その出射
した光による手からの反射光を、各発光素子に対応して
設けた複数の受光素子にて受光し、各受光素子の受光量
に基づいて手振りの移動方向及び移動速度を検出するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2に係る手振り検出方法は、手振り
を光学的に検出する方法において、複数の発光素子から
夫々特性が異なる光を手振り域に出射し、その出射した
光による手からの反射光を受光素子にて受光し、該受光
素子の受光量に基づいて手振りの移動方向及び移動速度
を検出することを特徴とする。
【0008】請求項3に係る手振り検出方法は、請求項
1または2において、前記複数の発光素子の夫々から出
射した光の反射光の前記受光素子での受光量の差の経時
変化に応じて手振りの移動方向を検出することを特徴と
する。
【0009】請求項4に係る手振り検出方法は、請求項
1または2において、前記複数の発光素子の夫々から出
射した光の反射光の前記受光素子での受光量の和の経時
変化に応じて手振りの移動速度を検出することを特徴と
する。
【0010】請求項5に係る手振り検出方法は、請求項
1〜4の何れかにおいて、2個の発光素子を設け、1次
元の手振りの移動方向及び移動速度を検出することを特
徴とする。
【0011】請求項6に係る手振り検出方法は、請求項
1〜4の何れかにおいて、交差する2方向に2個ずつ計
4個の発光素子を設け、2次元の手振りの移動方向及び
移動速度を検出することを特徴とする。
【0012】請求項7に係る手振り検出方法は、請求項
2〜6の何れかにおいて、前記特性は、各発光素子から
の光の波長、相異なる位相のパルスで駆動されてパルス
光を出射する各発光素子からの光の位相、相異なる周波
数の信号で駆動されて連続正弦波光を出射する各発光素
子からの光の周波数、及び、相異なる位相の信号で駆動
されて連続正弦波光を出射する各発光素子からの光の位
相からなる群から選ばれた特性であることを特徴とす
る。
【0013】請求項8に係る手振り検出方法は、請求項
1〜7の何れかにおいて、前記複数の発光素子の夫々か
ら出射する光は赤外光であることを特徴とする。
【0014】請求項9に係る手振り検出方法は、手振り
を光学的に検出する方法において、1個の発光素子から
光を手振り域に出射し、その出射した光による手からの
反射光を複数の受光素子にて受光し、各受光素子の受光
量に基づいて手振りの移動方向及び移動速度を検出する
ことを特徴とする。
【0015】請求項10に係る手振り検出装置は、手振
りを光学的に検出する装置において、手振り域に光を出
射する複数の発光素子と、各発光素子から出射された光
による手からの反射光を受光する、各発光素子に対応付
けられた複数の受光素子と、各受光素子の受光量の差及
び/または和の経時変化に基づいて手振りの移動方向及
び/または移動速度を検出する検出器とを備えることを
特徴とする。
【0016】請求項11に係る手振り検出装置は、手振
りを光学的に検出する装置において、夫々特性が異なる
光を手振り域に出射する複数の発光素子と、各発光素子
から出射された光による手からの反射光を受光する1つ
の受光素子と、各発光素子から出射された光による手か
らの反射光の前記受光素子での受光量の差及び/または
和の経時変化に基づいて手振りの移動方向及び/または
移動速度を検出する検出器とを備えることを特徴とす
る。
【0017】請求項12に係る手振り検出装置は、請求
項10または11において、前記検出器は、前記複数の
発光素子の夫々から出射された光の反射光の受光量の差
を経時的に求める手段と、求めた差の経時変化の傾きま
たは2回積分値により手振りの移動方向を検出する手段
とを有することを特徴とする。
【0018】請求項13に係る手振り検出装置は、請求
項10または11において、前記検出器は、前記複数の
発光素子の夫々から出射された光の反射光の受光量の和
を経時的に求める手段と、求めた和が所定値を超えてい
る時間により手振りの移動速度を検出する手段とを有す
ることを特徴とする。
【0019】請求項14に係る手振り検出装置は、請求
項11〜13の何れかにおいて、前記複数の発光素子
は、交差する2方向に2個ずつ設けた計4個の発光素子
であり、前記1つの受光素子はその交差点の位置に配置
してあることを特徴とする。
【0020】請求項15に係る手振り検出装置は、請求
項11〜13の何れかにおいて、前記複数の発光素子
は、正三角形の各頂点の位置に1個ずつ配置した計3個
の発光素子であり、前記1つの受光素子は該正三角形の
重心の位置に配置してあることを特徴とする。
【0021】請求項16に係る手振り検出装置は、請求
項11〜15の何れかにおいて、前記複数の発光素子の
各発光素子は、互いに波長が異なる光を出射するもので
あることを特徴とする。
【0022】請求項17に係る手振り検出装置は、請求
項11〜15の何れかにおいて、前記複数の発光素子の
各発光素子を相異なる位相のパルスで駆動する回路を更
に備えることを特徴とする。
【0023】請求項18に係る手振り検出装置は、請求
項11〜15の何れかにおいて、前記複数の発光素子の
各発光素子を周波数または位相が相異なる正弦波信号で
駆動する回路を更に備えることを特徴とする。
【0024】請求項19に係る手振り検出装置は、手振
りを光学的に検出する装置において、手振り域に光を出
射する1個の発光素子と、その出射した光による手から
の反射光を受光する複数の受光素子と、各受光素子の受
光量の差及び/または和の経時変化に基づいて手振りの
移動方向及び/または移動速度を検出する検出器とを備
えることを特徴とする。
【0025】本発明の検出原理について説明する。図5
は、その原理説明図である。図5において、2つの発光
素子31,32が、何れも手振り域に向けて光を出射す
るように、例えば図5では何れもその光出射方向を上向
きにして、距離dだけ離れて設けられている。また、各
発光素子31,32に近接させて、受光面を手振り域
(例えば図5では上側)に向けた2個の受光素子33,
34が、各発光素子31,32に対応して夫々設けられ
ており、各発光素子31,32から出射されて手で反射
された光が対応する各受光素子33,34に入射される
ようになっている。そして、各発光素子31,32を発
光させた状態で、例えば、発光素子31及び受光素子3
3の上方を通って、発光素子32及び受光素子34の上
方に向かって矢符方向(図5の右方向)へ手を移動させ
た場合を考える。
【0026】各発光素子31,32を出射した光は、そ
の光路に手が存在しているとそこで反射し、その反射光
が各受光素子33,34に受光される。上述した移動の
場合、各受光素子33,34における受光量の経時変化
をグラフ化すると、図6に示すようになる。縦軸を受光
量、横軸を時間とした図6に示すグラフにおいて、実線
は受光素子33の受光量(以下受光量aという)の経時
変化、破線は受光素子34の受光量(以下受光量bとい
う)の経時変化を夫々表す。まず、発光素子31からの
光が手で反射されて受光素子33での受光量aが増加
し、その後、発光素子32からの光が手で反射されて受
光素子34での受光量bが増加する。そして、このよう
な受光量a,bの経時変化に基づいて手振りの移動方向
及び移動速度を検出する。
【0027】上述した例における2つの受光素子33,
34の受光量の差(a−b)の経時変化は図7に示すグ
ラフとなる。受光量の差(a−b)は時間の経過と共に
正から負に変化する。よって、2つの受光素子の受光量
の差の符号の変化に基づいて、手振りの一次元の移動方
向を検出できることがわかる。このような場合、具体的
には、2つの受光素子の受光量の差の変化を一次関数に
近似してその傾きを調べるか、または、2つの受光素子
の受光量の差の変化を積分した結果を調べる等の手法が
可能である。
【0028】また、上述した例における2つの受光素子
33,34の受光量の和(a+b)の経時変化は図8に
示すグラフとなる。この受光量の和(a+b)が所定レ
ベルを超える時間帯では、手からの反射光が多量に受光
素子33または34に入射されており、この時間帯にお
いて発光素子31の上方と発光素子32の上方との間に
手が位置していることになる。よって、受光量の和(a
+b)が所定レベルより高くなっている時間Tで前記距
離dを除することにより、手の移動速度が求まる。つま
り、2つの発光素子の位置を固定しておけば、受光量の
和(a+b)が所定レベルより高くなっている時間を求
めることにより、その時間に反比例する手振りの移動速
度を求め得る。
【0029】なお、受光素子は、2つの発光素子で共通
とするようにしても良い。共通の受光素子を設ける場合
には、各発光素子に対応させて1つずつの受光素子を設
ける場合のような各受光素子の受光特性の個体差の影響
を解消できる。但し、この場合には、この共通の受光素
子で受光した光が何れの発光素子からの反射光であるか
を認識する必要がある。これを認識するための手法とし
ては、各発光素子からの出射光をパルス光としてそのパ
ルス位相を異ならせる方法、各発光素子からの出射光を
連続正弦波光としてその周波数または位相を異ならせる
方法、各発光素子から異なる波長の光を出射させる方法
などが有効である。
【0030】なお、各受光素子から出射する光として可
視域外の赤外光を使用する場合、発光に伴うまぶしさと
いう不快感を使用者に与えることがない。
【0031】上述した例では、2個の発光素子を用いて
一次元の手振りの移動状態を検出する場合について説明
したが、3個以上の発光素子を用いれば、同様の原理で
二次元の手振りの移動状態を検出することが可能であ
る。図9は、このような場合の4個の発光素子及び1個
の受光素子の配置例を示す図である。直交するX軸,Y
軸及びこの両軸を含むXY平面を設定し、その原点を挟
んでX軸上に所定距離を隔てて2個の発光素子41,4
2を設け、また、その原点を挟んでY軸上に所定距離を
隔てて2個の発光素子43,44を設け、更に、その原
点に1個の受光素子45を設ける。なお、1個の受光素
子45を共有するので、各発光素子41,42,43,
44は、例えば、互いに位相が異なる赤外域のパルス光
を、図9の図面の垂直方向上向きに出射する。
【0032】このような4個の発光素子及び1個の受光
素子の配置を採用することにより、2個の発光素子4
1,42からの各出射光の反射光の光量に基づき、上述
した1次元の検出原理に従って、X軸方向の手振りの移
動方向及び移動速度を含む移動状態を検出でき、2個の
発光素子43,44からの各出射光の反射光の光量に基
づき、上述した1次元の検出原理に従って、Y軸方向の
手振りの移動方向及び移動速度を含む移動状態を検出で
き、両X軸,Y軸方向の移動状態を合成することによ
り、2次元(XY平面)における手振りの移動方向及び
移動速度を検出することが可能である。よって、上下左
右または前後左右の手振りの動きを検出できる。なお、
共通の受光素子45で受光した光が何れの発光素子から
の反射光であるかを認識する手法は、上述した1次元の
場合と同様の方法を使用できる。
【0033】なお、3個の発光素子を設ける場合にも、
受光量に基づく後の演算処理が複雑となるが、2次元に
おける手振りの移動方向及び速度を含む移動状態を検出
することが可能である。図10はこの場合の3個の発光
素子及び1個の受光素子の配置例を示す図である。図1
0に示すように、正三角形の各頂点の位置に発光素子5
1,52,53を夫々配置し、その重心の位置に受光素
子54を設けるようにすると、各発光素子51,52,
53から受光素子までが等距離となり、しかも各発光素
子51,52,53は受光素子54を中心として対称に
配置されるので、演算処理はより簡単になる。正三角形
の一辺の方向を2次元の一方向、この一辺に存在しない
頂点を通ってこれに垂直な直線の方向を2次元の他方向
と定義する。その一方向における手振りの移動方向及び
移動速度は、その一辺の両頂点に配置した2個の発光素
子51,52からの各出射光の反射光の光量の経時変化
に基づいて検出できる。また、他方向における手振りの
移動方向及び移動速度は、もう1個の発光素子53から
の各出射光の反射光の光量の経時変化と2個の発光素子
51,52からの各出射光の反射光の光量の他方向にお
ける成分の経時変化とに基づいて検出できる。
【0034】なお、4個または3個の発光素子を使用し
て2次元の手振りの移動状態を検出する場合に、上述し
た例では1個の共通の受光素子を設けることとしたが、
図5に示す場合と同じく、4個または3個の各発光素子
に対応して1個ずつ計4個または3個の受光素子を夫々
の発光素子に近接させて設けるようにしても、各受光素
子の受光量に基づいて2次元の手振りの移動状態を同様
に検出できることは勿論である。
【0035】また、以上のような原理を発展させれば、
3次元空間に複数の発光素子を設置する場合には、3次
元における手振りの移動方向及び移動速度を含む移動状
態を検出することも可能である。
【0036】ところで、上述した例では、1個の受光素
子を複数の発光素子で共通とする場合について説明した
が、これとは逆に、1個の発光素子を複数の受光素子で
共通とすることも可能である。図11は1個の発光素子
を2個の受光素子で共通とする場合の配置例を示す図で
ある。1個の発光素子61が、手振り域(図11の上
側)に向けて光を出射するように配置され、この発光素
子61を挟む態様で、受光面を手振り域に向けた2個の
受光素子62,63が設けられている。このような状態
で、受光素子62の上方から受光素子63の上方に向か
って矢符方向(図11の右方向)へ手を移動させた場合
を考えると、受光素子62における受光量の経時変化は
上述した受光素子33の変化(図6参照:受光量a)と
同様になり、一方、受光素子63における受光量の経時
変化は上述した受光素子34の変化(図6参照:受光量
b)と同様になる。従って、このような場合にも、上述
した検出原理に従って、各受光素子62,63での受光
量の経時変化に基づいて手振りの移動方向及び移動速度
を検出できる。
【0037】また、このような1個の発光素子を複数の
受光素子で共通とする場合についても、1個の受光素子
を複数の発光素子で共通とする場合に対して受光素子及
び発光素子の位置関係を逆にすることにより、1個の発
光素子及び3個または4個の受光素子を用いて、2次元
の手振りの移動状態を検出することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参照して具体的に説明する。
【0039】図1は、本発明の手振り検出装置の構成を
示す図である。図1において、1〜4は、赤外域の光を
出射するLEDからなる発光素子である。破線で示すよ
うに、互いに直交するX軸,Y軸,Z軸を定義し、X軸
を左右方向、Y軸を前後方向、Z軸を上下方向と夫々設
定する。その原点Oを挟んでZ軸上で原点Oから等距離
の位置に、2個の発光素子1,2を、発光素子1が原点
Oから見て上側に発光素子2が原点Oから見て下側にな
るように設けている。また、その原点Oを挟んでX軸上
で原点Oから等距離の位置に、2個の発光素子3,4
を、発光素子3が原点Oから見て左側に発光素子4が原
点Oから見て右側になるように設けている。各発光素子
1,2,3,4の光出射方向は何れもY軸の正方向であ
る。更に、その原点Oの位置に1個の受光素子5を設け
る。各発光素子1,2,3,4は、駆動パルス発生器6
からの駆動パルスに応じて制御される各駆動回路11,
12,13,14にて、夫々の出射光のパルス位相が異
なるようにその発光動作が駆動されるようになってお
り、各発光素子1,2,3,4は、互いに異なる位相の
パルス赤外光を手振り域に向けてY軸の正方向(前方
向)に出射する。
【0040】受光素子5は、各発光素子1,2,3,4
からの出射光の手による反射光を受光し、その受光信号
を前処理回路7へ出力する。前処理回路7は、受光素子
5からの受光信号を以降の回路処理のために適切なレベ
ルに増幅すると共に、不要なノイズ成分を除去するため
の回路であり、このような前処理を受光信号に施して同
期化回路8へ出力する。同期化回路8には、各発光素子
1,2,3,4の発光タイミングを示す前記駆動パルス
が駆動パルス発生器6から入力される。同期化回路8
は、この駆動パルス発生器6からの駆動パルスに基づい
て、入力された受光信号を、各発光素子1,2,3,4
に対応する4つの受光信号に分離し、発光素子1に対応
する受光信号(以下、出力Aという)と発光素子2に対
応する受光信号(以下、出力Bという)とを減算器21
へ出力すると共に、発光素子3に対応する受光信号(以
下、出力Cという)と発光素子4に対応する受光信号
(以下、出力Dという)とを減算器22へ出力する。ま
た、各発光素子1,2,3,4夫々に対応する受光信号
(出力A,B,C,D)を加算器23へ出力する。
【0041】加算器23は、4出力A,B,C,Dの和
を演算してその演算結果を期間検出回路25へ出力す
る。また、加算器23は、2出力A,Bの和及び2出力
C,Dの和を夫々演算してその演算結果を、最終的に手
振りの状態を検出する状態検出器26へ出力する。期間
検出回路25は、出力A+出力B+出力C+出力Dの経
時的な演算結果において、その加算レベルが所定のレベ
ルを越えている継続期間Tを検出し、検出したその継続
期間Tを、前記状態検出器26及び2つの出力の差の経
時変化の傾きを計算する傾き計算器24へ出力する。
【0042】減算器21は、出力A−出力Bを演算して
その演算結果を傾き計算器24へ出力する。減算器22
は、出力C−出力Dを演算してその演算結果を傾き計算
器24へ出力する。傾き計算器24は、継続期間T内で
の出力A−出力Bの経時的な演算結果における傾きR1
と、継続期間T内での出力C−出力Dの経時的な演算結
果における傾きR2 とを計算し、計算したその傾きR1
,R2 を状態検出器26へ出力する。
【0043】状態検出器26は、入力された出力和A+
B,C+D,傾きR1 ,R2 及び継続期間Tに基づい
て、後述するアルゴリズムに従って、手振りの移動方向
及び移動速度を含む手振り状態を検出する。
【0044】次に、動作について説明する。駆動パルス
発生器6からの駆動パルスに応じて制御される各駆動回
路11,12,13,14にて各発光素子1,2,3,
4の発光動作が駆動され、各発光素子1,2,3,4か
ら位相が異なったパルス赤外光が出射される。図2は、
駆動パルス発生器6から各駆動回路11,12,13,
14へ出力されるパルス信号、即ち、各発光素子1,
2,3,4の発光タイミングを示す図である。なお、こ
のパルス信号は同期化回路8へも出力される。
【0045】各発光素子1,2,3,4からの出射光の
光路に手が存在しているとそこで反射し、その反射光が
受光素子5で受光される。受光素子5における受光信号
は、前処理回路7にて増幅,ノイズ除去等の前処理が施
された後に同期化回路8へ入力される。同期化回路8で
は、駆動パルス発生器6からの駆動パルスに応じて、入
力された受光信号が、各発光素子1,2,3,4夫々に
対応する4つの出力A,B,C,Dに分離される。
【0046】4つの出力A,B,C,Dは加算器23で
加算され、その加算結果が期間検出回路25へ出力され
る。また、2つの出力A,Bの加算結果、及び、2つの
出力C,Dの加算結果も加算器23で求められて状態検
出器26へ出力される。期間検出回路25で、4つの出
力A,B,C,Dの加算結果が所定のレベルを越えてい
るか否かを逐次的に判定し、所定のレベルを越えている
状態が続く継続期間Tを検出する。この継続期間Tは、
発光素子1,2,3,4で囲まれる領域またはその近傍
の前方に手が存在している時間に相当する。検出された
継続期間Tは、傾き計算器24及び状態検出器26へ出
力される。
【0047】減算器21,減算器22で、夫々出力A−
出力B,出力C−出力Dが求められて、傾き計算器24
へ出力される。傾き計算器24では、継続期間T内にお
ける出力A−出力B,出力C−出力Dの夫々の経時変化
における傾きR1 ,R2 を計算する。具体的には、夫々
の経時変化を、最小2乗法を用いて、直線に近似し、そ
の直線の傾きを求める。計算された傾きR1 ,R2 は、
状態検出器26へ出力される。
【0048】状態検出器26において、入力された出力
和A+B,C+D,傾きR1 ,R2及び継続期間Tに基
づいて、手振りの移動方向及び移動速度が検出される。
図3は、この検出処理のアルゴリズムを示すフローチャ
ートである。まず、継続期間Tが、手振りである条件の
最小許容時間Tmin と最大許容時間Tmax との間にある
か否かを判断する(S1)。T<Tmin である場合には
(S1:NO)、誤って使用者が瞬間的に手を出したか
またはノイズであると考えて、手振りはなかったと判断
して(S12)終了する。また、T>Tmax である場合
には(S1:NO)、使用者が長時間にわたって手を出
しているかまたはノイズであると考えて、手振りはなか
ったと判断して(S12)終了する。
【0049】継続期間Tが許容範囲である場合には(S
1:YES)、傾きR1 ,R2 が何れも0に近いか否か
を判断する(S2)。具体的には、各傾きR1 ,R2 の
絶対値が所定値Kより小さいか否かを判断する。何れの
傾きR1 ,R2 も所定値Kより小さい場合には(S2:
YES)、手が出されたままであって動かされてはいな
いかまたはノイズであると考えて、手振りはなかったと
判断して(S12)終了する。
【0050】傾きR1 ,R2 の少なくとも何れか一方が
0に近くない場合には(S2:NO)、手振りが生じた
と認識する。そして、傾きR1 の絶対値が傾きR2 の絶
対値より大きいか否かを判断する(S3)。前者が後者
より大きい場合には(S3:YES)、上下方向の手振
りであると認識し、出力和A+Bが所定のレベルを越え
ている状態が続く継続期間T1を検出し、その継続時間
で2個の受光素子1,2間の距離を除することにより、
上下方向の手振りの移動速度を求める(S4)。次に、
傾きR1 が正であるか否かを判断する(S5)。
【0051】R1 が正である場合には(S5:YE
S)、出力A−出力Bの値が負から正に変化するパター
ンであり、経時的に出力A(上側の受光素子1対応)が
増加し出力B(下側の受光素子2対応)が減少すること
を示しているので、下から上への手振りがあったと判断
して(S6)終了する。一方、R1 が負である場合には
(S5:NO)、出力A−出力Bの値が正から負に変化
するパターンであり、経時的に出力Aが減少し出力Bが
増加することを示しているので、上から下への手振りが
あったと判断して(S7)終了する。
【0052】一方、S3において、R2 の絶対値が傾き
R1 の絶対値より大きい場合には(S3:NO)、左右
方向の手振りであると認識し、出力和C+Dが所定のレ
ベルを越えている状態が続く継続期間T2を検出し、そ
の継続時間で2個の受光素子3,4間の距離を除するこ
とにより、左右方向の手振りの移動速度を求める(S
8)。次に、傾きR2が正であるか否かを判断する(S
9)。
【0053】R2 が正である場合には(S9:YE
S)、出力C−出力Dの値が負から正に変化するパター
ンであり、経時的に出力C(左側の受光素子3対応)が
増加し出力D(右側の受光素子4対応)が減少すること
を示しているので、右から左への手振りがあったと判断
して(S10)終了する。一方、R2 が負である場合に
は(S9:NO)、出力C−出力Dの値が正から負に変
化するパターンであり、経時的に出力Cが減少し出力D
が増加することを示しているので、左から右への手振り
があったと判断して(S11)終了する。
【0054】以上のようにして、状態検出器26にて、
手振りの有無並びに手振りがあった場合にはその移動方
向及び移動速度を検出し、その検出結果を手振り情報と
して出力する。
【0055】上述した実施の形態では、このように、1
つの手振りに対して、その移動方向については4種類、
またその移動速度についてはその算出精度にもよるが少
なくとも数種類程度の検出を正確に行える。この結果、
手振り動作にて、多数通り(移動速度の分類をx種類と
した場合には、その移動方向と組み合わせて全体で4×
x通り)の意思を伝達することが可能となる。よって、
手振り動作のみにて、機器に対してかなりの種類の指示
を行える。
【0056】なお、上述した実施の形態では、駆動パル
ス発生器6にて位相が異なる4種類の駆動パルスを独立
的に発生する構成であるが、1つの基準パルス信号を異
なる遅延量で夫々遅延させることによって位相が異なる
4種類の駆動パルスを作成し、それらを各駆動回路1
1,12,13,14へ提供するようにしても良い。
【0057】また、上述した実施の形態では、経時的な
各出力の差を一次関数に近似してその傾きを求め、その
傾きから手振りの移動方向を検出したが、経時的な各出
力の差を積分しても手振りの移動方向を検出することが
できる。以下、この手法について図4を参照して簡単に
説明する。図4(a)は、図1の構成で手を左から右へ
の方向に振らせた場合の2つの出力の差(出力C−出力
D:図の実線)、この2つの出力の差の1次積分(図の
破線)、この2つの出力の差の2次積分(図の一点鎖
線)の各経時変化を示すグラフである。また、図4
(b)は、図1の構成で手を右から左への方向に振らせ
た場合の2つの出力の差(出力C−出力D:図の実
線)、この2つの出力の差の1次積分(図の破線)、こ
の2つの出力の差の2次積分(図の一点鎖線)の各経時
変化を示すグラフである。グラフから分かるように、1
回の手振り検出を完了した時点で、つまり、上記継続期
間Tが経過して時点で、その2次積分の値の符号が手振
りの移動方向によって異なる(左→右では正、右→左で
は負)。従って、受光出力の差の2回積分の経時変化の
符号を調べることにより、手振りの移動方向を検出する
ことができる。
【0058】上述した例では、各発光素子のパルス発光
を制御するパルス信号に同期して受光信号をサンプリン
グすることにより、各発光素子に対応した反射光を識
別,分離するようにしている。この場合には、構成が簡
単であり、クロックを基準にしてサンプリングするの
で、後段の検出系におけるディジタル回路とのマッチン
グ性にも優れている。
【0059】但し、各発光素子に対応した反射光を識別
するためのこのような手法は一例であって、本発明はこ
の手法に限定されるものではなく、周波数,位相または
波長を夫々異ならせて各発光素子から連続光を出射させ
るようにしても良い。また、これらの周波数,位相また
は波長を異ならせる際に、任意の手法を利用できる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明では、手振りに対し
てその移動方向及び移動速度を、簡単な構成かつ簡易な
手法にて、正確に検出することができる。このように手
振り動作について細かい状態まで検出できるので、目視
確認を必要とすることなく、手振り動作だけで使用者が
機器に対して種々の指示を送ることが可能となる。本発
明を利用することにより、例えば、運転手が自動車を運
転中に、カーステレオの音量調節,空調機器の温度調節
等をそれらの機器に目を向けることなく意のままに行う
ことができ、事故の原因となる脇見運転を減少させるこ
とが可能である。また、多数の機能を有する電気機器に
対して、視覚障害者が手振りにて正確に指示することが
でき、これらの機能を十分に使いこなせるようになる。
このように本発明では、自動車を運転中の運転手,視覚
障害者のように、目視確認を行えない場合の機器に対す
る使用者の操作の簡便性の向上を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手振り検出装置の構成図
【図2】本発明の手振り検出装置における発光素子の発
光タイミングチャート
【図3】本発明の手振り検出方法における手振りの移動
方向及び移動速度を検出するためのアルゴリズムを示す
フローチャート
【図4】本発明の手振り検出方法における手振りの移動
方向を検出する原理を説明するための図
【図5】本発明の手振り検出方法の基本原理を説明する
ための発光素子及び受光素子の配置例を示す図
【図6】本発明の手振り検出方法における受光量の経時
変化を示すグラフ
【図7】本発明の手振り検出方法における手振りの移動
方向を検出する原理を説明するための図
【図8】本発明の手振り検出方法における手振りの移動
速度を検出する原理を説明するための図
【図9】本発明の手振り検出方法における発光素子及び
受光素子の他の配置例を示す図
【図10】本発明の手振り検出方法における発光素子及
び受光素子の更に他の配置例を示す図
【図11】本発明の手振り検出方法における発光素子及
び受光素子の更に他の配置例を示す図
【符号の説明】
1,2,3,4 発光素子 5 受光素子 6 駆動パルス発生器 8 同期化回路 21,22 減算器 23 加算器 24 傾き計算器 25 期間検出回路 26 状態検出器 31,32,41,42,43,44,51,52,5
3,61 発光素子 33,34,45,54,62,63 受光素子

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手振りを光学的に検出する方法におい
    て、複数の発光素子から夫々光を手振り域に出射し、そ
    の出射した光による手からの反射光を、各発光素子に対
    応して設けた複数の受光素子にて受光し、各受光素子の
    受光量に基づいて手振りの移動方向及び移動速度を検出
    することを特徴とする手振り検出方法。
  2. 【請求項2】 手振りを光学的に検出する方法におい
    て、複数の発光素子から夫々特性が異なる光を手振り域
    に出射し、その出射した光による手からの反射光を受光
    素子にて受光し、該受光素子の受光量に基づいて手振り
    の移動方向及び移動速度を検出することを特徴とする手
    振り検出方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の発光素子の夫々から出射した
    光の反射光の前記受光素子での受光量の差の経時変化に
    応じて手振りの移動方向を検出することを特徴とする請
    求項1または2記載の手振り検出方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の発光素子の夫々から出射した
    光の反射光の前記受光素子での受光量の和の経時変化に
    応じて手振りの移動速度を検出することを特徴とする請
    求項1または2記載の手振り検出方法。
  5. 【請求項5】 2個の発光素子を設け、1次元の手振り
    の移動方向及び移動速度を検出することを特徴とする請
    求項1〜4の何れかに記載の手振り検出方法。
  6. 【請求項6】 交差する2方向に2個ずつ計4個の発光
    素子を設け、2次元の手振りの移動方向及び移動速度を
    検出することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の手振り検出方法。
  7. 【請求項7】 前記特性は、各発光素子からの光の波
    長、相異なる位相のパルスで駆動されてパルス光を出射
    する各発光素子からの光の位相、相異なる周波数の信号
    で駆動されて連続正弦波光を出射する各発光素子からの
    光の周波数、及び、相異なる位相の信号で駆動されて連
    続正弦波光を出射する各発光素子からの光の位相からな
    る群から選ばれた特性であることを特徴とする請求項2
    〜6の何れかに記載の手振り検出方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の発光素子の夫々から出射する
    光は赤外光であることを特徴とする請求項1〜7の何れ
    かに記載の手振り検出方法。
  9. 【請求項9】 手振りを光学的に検出する方法におい
    て、1個の発光素子から光を手振り域に出射し、その出
    射した光による手からの反射光を複数の受光素子にて受
    光し、各受光素子の受光量に基づいて手振りの移動方向
    及び移動速度を検出することを特徴とする手振り検出方
    法。
  10. 【請求項10】 手振りを光学的に検出する装置におい
    て、手振り域に光を出射する複数の発光素子と、各発光
    素子から出射された光による手からの反射光を受光す
    る、各発光素子に対応付けられた複数の受光素子と、各
    受光素子の受光量の差及び/または和の経時変化に基づ
    いて手振りの移動方向及び/または移動速度を検出する
    検出器とを備えることを特徴とする手振り検出装置。
  11. 【請求項11】 手振りを光学的に検出する装置におい
    て、夫々特性が異なる光を手振り域に出射する複数の発
    光素子と、各発光素子から出射された光による手からの
    反射光を受光する1つの受光素子と、各発光素子から出
    射された光による手からの反射光の前記受光素子での受
    光量の差及び/または和の経時変化に基づいて手振りの
    移動方向及び/または移動速度を検出する検出器とを備
    えることを特徴とする手振り検出装置。
  12. 【請求項12】 前記検出器は、前記複数の発光素子の
    夫々から出射された光の反射光の受光量の差を経時的に
    求める手段と、求めた差の経時変化の傾きまたは2回積
    分値により手振りの移動方向を検出する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項10または11記載の手振り検
    出装置。
  13. 【請求項13】 前記検出器は、前記複数の発光素子の
    夫々から出射された光の反射光の受光量の和を経時的に
    求める手段と、求めた和が所定値を超えている時間によ
    り手振りの移動速度を検出する手段とを有することを特
    徴とする請求項10または11記載の手振り検出装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の発光素子は、交差する2方
    向に2個ずつ設けた計4個の発光素子であり、前記1つ
    の受光素子はその交差点の位置に配置してあることを特
    徴とする請求項11〜13の何れかに記載の手振り検出
    装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の発光素子は、正三角形の各
    頂点の位置に1個ずつ配置した計3個の発光素子であ
    り、前記1つの受光素子は該正三角形の重心の位置に配
    置してあることを特徴とする請求項11〜13の何れか
    に記載の手振り検出装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の発光素子の各発光素子は、
    互いに波長が異なる光を出射するものであることを特徴
    とする請求項11〜15の何れかに記載の手振り検出装
    置。
  17. 【請求項17】 前記複数の発光素子の各発光素子を相
    異なる位相のパルスで駆動する回路を更に備えることを
    特徴とする請求項11〜15の何れかに記載の手振り検
    出装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の発光素子の各発光素子を周
    波数または位相が相異なる正弦波信号で駆動する回路を
    更に備えることを特徴とする請求項11〜15の何れか
    に記載の手振り検出装置。
  19. 【請求項19】 手振りを光学的に検出する装置におい
    て、手振り域に光を出射する1個の発光素子と、その出
    射した光による手からの反射光を受光する複数の受光素
    子と、各受光素子の受光量の差及び/または和の経時変
    化に基づいて手振りの移動方向及び/または移動速度を
    検出する検出器とを備えることを特徴とする手振り検出
    装置。
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