JPH10148504A - 位置認識装置 - Google Patents

位置認識装置

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Publication number
JPH10148504A
JPH10148504A JP8308551A JP30855196A JPH10148504A JP H10148504 A JPH10148504 A JP H10148504A JP 8308551 A JP8308551 A JP 8308551A JP 30855196 A JP30855196 A JP 30855196A JP H10148504 A JPH10148504 A JP H10148504A
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JP
Japan
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light
recognition
light receiving
optical fiber
fiber
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Application number
JP8308551A
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English (en)
Inventor
Kiyotomi Hayashida
喜代富 林田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置認識の時間を短くして生産性の向上を図
るとともに、位置決め対象物の上面及び下面側の直近に
遮蔽物が配置されても装置構成を小規模化及び小型化す
ることが可能な位置認識装置を提供する。 【解決手段】 センサ部1は複数の細心の光ファイバ3
を互いに密着させて横並びに配列させた光ファイバ列
と、この光ファイバ列からの出射光が位置決め対象物に
設けられた認識マーク6で反射した反射光を受光する複
数の受光素子2を光ファイバ列に対応させてかつ光ファ
イバ列と平行に配列させた一次元CCDセンサとを一体
化して構成している。光ファイバ列及び一次元CCDセ
ンサは光ファイバ2からの出射光の出射軸と受光素子3
への反射光の受光軸とが認識マーク6の反射点を通る垂
線を対称軸として線対称になるように配置され、一次元
CCDセンサの受光素子3の受光面で反射光を垂直受光
するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置認識装置に関
し、特にセラミックス基板やプリント配線基板の配線導
通試験を行うに際し、セラミックス基板及びプリント配
線基板の接触部位に複数のスプリングプローブにて構成
された接続試験へッドとを位置合せするための位置認識
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置認識装置において
は、例えば電子部品等の部品をプリント配線基板に自動
的に装着する部品実装装置等でプリント配線基板の位置
認識のために用いられている。
【0003】上記の位置認識装置では、図7〜図9に示
すように、光源41から光ファイバ42とレンズ43と
を介してプリント配線基板44上の認識マーク45に、
例えば斜め30゜から出射光(スポット集光)を照射し
て認識マーク45を照明する(図8ステップS11)。
この認識マーク45の片側半分程度に強く照射された出
射光は認識マーク45で反射され、認識マーク45の上
部に配置された二次元CCD(Charge Coup
led Device)カメラ46に結像される。
【0004】二次元CCDカメラ46に結像された認識
マーク45からの反射光はアナログ映像信号Spとして
前処理回路47に出力される(図8ステップS12)。
アナログ映像信号Spは前処理回路47において所定の
しきい値で2値化画像信号に変換される。この2値化画
像信号Sgはプリント配線基板44の低い部位からの反
射光が“0”又は“1”となり、高い部位からの反射光
が“1”又は“0”となって、図9(a)に示すような
2値化画像Gが得られる(図8ステップS13)。
【0005】このようにして得られた2値化画像信号S
gはメモリ48を介して演算回路49に入力され、ここ
で2値化画像Gに対応する2値化画像信号Sgから光源
41側の円の曲率を求め(図8ステップS14)、その
曲率に従って論理円D[図9(a)に示す破線]が求め
られる(図8ステップS15)。
【0006】この論理円Dに対して、図9(b)に示す
ように、互いに直交する外接線L1,L2を引き(図8
ステップS16)、これら外接線L1,L2と論理円D
との接点からの2つの垂線l1,l2が交わる点、いわ
ゆる論理円Dの中心P1を求め、この点を認識マーク4
5の基準点P0とし(図8ステップS17,S18)、
基準点P0を求める。
【0007】その後に、位置決め対象物上の所定の位置
及び間隔を保ち、複数の認識マーク45の基準点P0を
求めるため、位置決め対象物(この場合プリント配線基
板44)の認識マーク45または二次元CCDカメラ4
6のいずれかを移動して二次元CCDカメラ46の撮像
エリア内に各認識マーク45が収まるようにし、認識マ
ーク45の基準点P0を求める。
【0008】このようにして求めた複数の認識マーク4
5の基準点P0から、プリント配線基板44上の部品実
装位置を算出する。上記の技術については、特開平3−
53599号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の位置認
識装置では、1台の二次元CCDカメラで位置決め対象
物上の認識マークを撮像して位置認識を行っているの
で、所定の位置認識を行うために二次元CCDカメラの
撮像エリア内に位置決め対象物上の複数の認識マークを
納めなければならず、認識マークの基準点を求める毎に
二次元CCDカメラまたは位置決め対象物を移動して認
識しなければならない。そのため、認識マークの認識に
時間がかかり、僅かな検査時間でNO/GOを判定する
ような検査装置に適用することが困難である。
【0010】また、近年のCCDカメラは小形化されて
いるが、一般にCCDカメラの先端にレンズ等を取り付
ける等、撮像機構そのものは全体的に大型化している。
従来の位置認識装置ではこのCCDカメラ1台で構成し
ているため、位置決め対象物が小形で、さらに位置決め
対象物とCCDカメラとの間にCCDカメラの外形より
も一回りほど大きいような構造物(遮蔽物)がある場合
には、構造物にCCDカメラを取り付けても認識マーク
が撮像エリア内に収まらなくなる。
【0011】上記のような構成で位置決め対象物の位置
認識を行うには、構造物の外側に位置決め対象物を移動
させなければならないので、位置認識の機構及び規模が
大がかりとなり、大型化するとともに、装置自体が高価
となってしまう。
【0012】つまり、上述した位置認識方法では位置決
め対象物に具備された複数の認識マーク各々をCCDカ
メラの撮像エリア内に夫々移動して各認識マークの基準
点を求め、各認識マークの基準点から位置決めのポイン
トを算出している。そのため、認識対象物上面及び下面
に構造物があるような場合には、例えば位置決め対象物
の上面及び下面に接続試験へッドが配置され、その間に
位置決め対象物が配置されると、位置決め対象物をCC
Dカメラの撮像エリア内に移動させなければならないの
で、移動エリアを広く必要とする。
【0013】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、位置決め対象物の補正またはずれ量の移動量を小
さくして認識時間を短くし、生産性の向上を図ることが
できるとともに、位置決め対象物の上面及び下面側の直
近に構造物(遮蔽物)が配置されても装置構成を小規模
化及び小型化することが可能な位置認識装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による位置認識装
置は、被位置決め対象物上に設けられた認識マークを検
出するための検出光を出射しかつ各々を密着させて一列
に配列された複数の光ファイバからなるファイバ列と、
前記ファイバ列から出射された検出光が前記認識マーク
で反射した反射光を受光しかつ各々前記ファイバ列に対
応して前記ファイバ列と平行に配列された複数の受光素
子からなる受光素子列とを一体化した位置検知手段を備
え、前記反射光を前記複数の受光素子各々の受光面で垂
直受光するようにしている。
【0015】また、本発明による他の位置認識装置は、
被位置決め対象物上の予め設定された位置に夫々設けら
れた第1及び第2の認識マーク各々を検出するための検
出光を出射しかつ各々を密着させて一列に配列された複
数の光ファイバからなる第1及び第2のファイバ列と、
前記第1及び第2のファイバ列から出射された検出光が
前記第1及び第2の認識マークで反射した反射光を各々
の受光面で垂直受光しかつ各々前記第1及び第2のファ
イバ列に対応して前記第1及び第2のファイバ列と平行
に配列された複数の受光素子からなる第1及び第2の受
光素子列とを一体化した第1及び第2の位置検知手段を
備え、前記第1の位置検知手段における前記第1のファ
イバ列及び前記第1の受光素子列の配列方向と前記第2
の位置検知手段における前記第2のファイバ列及び前記
第2の受光素子列の配列方向とが互いに直交するよう配
設している。
【0016】すなわち、本発明の位置認識装置は、複数
の細心の光ファイバを互いに密着させて横並びに配列さ
せた光ファイバ列と、この光ファイバ列からの出射光が
位置決め対象物上に設けられた平面状の認識マークで反
射した反射光を受光する複数の受光素子を光ファイバ列
に対応させてかつ光ファイバ列と平行に配列させた一次
元CCDセンサとを一体化してセンサ部を構成してい
る。
【0017】このセンサ部において、光ファイバ列及び
一次元CCDセンサは光ファイバからの出射光の出射軸
と受光素子への反射光の受光軸とが認識マークの反射点
を通る垂線を対称軸として線対称になるように配置され
ており、一次元CCDセンサの受光素子の受光面で反射
光が垂直受光するように配置されている。
【0018】また、認識マークは位置決め対象物上に二
箇所設けられており、それら認識マーク各々を認識する
ために2つのセンサ部が配置されている。これら2つの
センサ部各々の光ファイバ列及び一次元CCDセンサの
配列方向は互いに直交するように予め設定された位置に
固定されている。
【0019】さらに、これら2つのセンサ部各々から出
力された一次元映像信号に基づいて各々対応する認識マ
ークと各センサ部との位置関係が適正となるように、位
置決め対象物を移動させる。この移動後の位置決め対象
物上の認識マークを撮像することでセンサ部各々から出
力される一次元映像信号に基づいて、位置決め対象物上
の認識マークの対応するセンサ部に対するずれ量を求め
る。
【0020】光ファイバ列と一次元CCDセンサとを一
体化してセンサ部を構成することによって、位置認識用
のセンサを小形化することができ、位置認識用のセンサ
を位置決め対象物の認識マーク上に配置することが容易
となる。
【0021】また、1つ目のセンサ部の光ファイバ列及
び一次元CCDセンサの配列方向と2つ目のセンサ部の
光ファイバ列及び一次元CCDセンサの配列方向とが互
いに直交するように2つのセンサ部各々を配置構成する
ことによって、位置決め対象物を移動するような場合で
も移動毎の画像情報を得るのに2つのセンサ部各々で同
時に画像情報の取り込みが行われる。
【0022】さらに、一次元情報を二次元的に重ね合わ
せることによって、位置認識処理の時間が短くなる。そ
して、2つのセンサ部各々の一次元CCDセンサからの
映像信号を基に認識マークとセンサ部との位置関係を判
断し、位置補正を行っているので、ずれ量の算出を正確
に行うことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成
を示す断面図である。図において、センサ部1は複数の
光ファイバ2を密接させて横並びに配列させた光ファイ
バ列と、受光素子3を光ファイバ列に対応させてかつ光
ファイバ列と平行に配列させた一次元CCDセンサとが
一体化して取付けられている。
【0024】光ファイバ列及び一次元CCDセンサは光
ファイバ2からの出射光の出射軸と受光素子3への反射
光の受光軸とが、位置決め対象物7上の認識マーク6に
おける出射光の反射点を通る垂線を対称軸として線対称
に配置されており、受光素子3はその受光面で反射光を
垂直に受光するように取付けられている。
【0025】光ファイバ列の光ファイバ2各々は丸く束
状になって光源4に接続されており、一次元CCDセン
サの受光素子3には入出力制御信号線である出力信号線
5が接続されている。
【0026】図2は本発明の一実施例によるセンサ部の
配置を示す図である。図において、位置決め対象物7上
にはその対角線上に第1の認識マーク6−1と第2の認
識マーク6−2とが設けられている。
【0027】センサ部1−1,1−2は位置決め対象物
7上の第1の認識マーク6−1及び第2の認識マーク6
−2に対応して予め設定された位置に固定されており、
これらセンサ部1−1,1−2から得られる一次元映像
信号が第1の認識マーク6−1及び第2の認識マーク6
−2と一致するように位置決め対象物7を移動する。
【0028】位置決め対象物7の移動によって、センサ
部1−1,1−2から得られる一次元映像信号と第1の
認識マーク6−1及び第2の認識マーク6−2とのずれ
が許容範囲内となった時に位置決め対象物7の移動を停
止し、その位置でセンサ部1−1,1−2から得られる
一次元映像信号に基づいてセンサ部1−1,1−2に対
する位置決め対象物7のずれ量を求める。尚、センサ部
1−1,1−2各々は図1に示すように、光ファイバ列
と一次元CCDセンサとから構成されている。
【0029】図3は本発明の一実施例による位置認識処
理用の装置構成を示すブロック図である。図において、
本発明の一実施例による位置認識処理用の装置は2値化
回路11,12と、メモリ回路13と、演算回路14
と、制御回路15とから構成されている。
【0030】第1の認識マーク6−1及び第2の認識マ
ーク6−2上の光の横断状態を検出するセンサ部1−
1,1−2各々から得た一次元映像信号は増幅され、所
定のしきい値によって2値化映像信号に変換する2値化
回路11,12に夫々入力される。2値化回路11,1
2各々で変換された2値化映像信号はメモリ回路13に
格納される。
【0031】メモリ回路13に格納された一次元映像情
報は演算回路14に出力され、演算回路14ではメモリ
回路13からの一次元映像情報を基に第1の認識マーク
6−1及び第2の認識マーク6−2とのずれ量が算出さ
れる。
【0032】制御回路15はセンサ部1−1,1−2か
らの一次元映像信号の取り出しと、2値化回路11,1
2のしきい値の設定と、メモリ回路13への格納とを夫
々制御する。
【0033】図4は図2の位置認識対象物7上の第1の
認識マーク6−1及び第2の認識マーク6−2上に配置
されたセンサ部1−1,1−2から得られた一次元映像
信号と2値化変換後の2値化映像信号とを示す模式図で
ある。図において、図2に示す第1の認識マーク6−1
及び第2の認識マーク6−2各々の上に配置されたセン
サ部1−1,1−2の状態を20,30とする。これは
夫々独立した一次元CCDセンサを仮想的に重ね合わせ
た状態を示している。また、21,31の状態はセンサ
部1−1,1−2又は位置決め対象物7がずれた状態を
示している。
【0034】図4に示すような第1の認識マーク6−1
及び第2の認識マーク6−2各々の上にセンサ部1−
1,1−2を配置する場合、状態20,30から一次元
映像信号XA,YAが得られる。
【0035】この場合、第1の認識マーク6−1及び第
2の認識マーク6−2各々は周囲の部分よりわずかにレ
ベルが高く非常に反射率が良く、また他の部分は反射率
が良くない。
【0036】一次元映像信号XA,YAは2値化回路1
1,12に夫々設定されたしきい値TXA(n−m),
TXAn,TYA(n−m),TYAnによって、夫々
の2値化映像信号XD1,XD2,YD1,YD2に変
換される。2値化映像信号XD1,XD2,YD1,Y
D2はメモリ回路13に格納される。
【0037】センサ部1−1の2値化映像信号いわゆる
画像情報XD1,XD2の交点Xp(状態20を2つに
等分した時の分割点)から両端側に画像信号が連なった
画像情報を夫々Xa1,Xb1及びXa2,Xb2とす
る。
【0038】同様に、センサ部1−2の2値化映像信号
YD1,YD2の交点Yp(状態30を2つに等分した
時の分割点)から両端側に画像信号が連なった画像情報
をYa1,Yb1及びYa2,Yb2とする。
【0039】センサ部1−1,1−2の一次元CCDセ
ンサの中心からの両端撮像有効長をx1,x2,y1,
y2とする。センサ部1−1,1−2の一次元CCDセ
ンサの長さが予め設定されているので、両端撮像有効長
x1,x2,y1,y2は既知であり、x1=x2,y
1=y2となる。
【0040】図5は本発明の一実施例による位置認識の
手順を示すフローチャートである。これら図1〜図5を
用いて本発明の一実施例による位置認識の手順について
説明する。
【0041】図2では位置決め対象物7上に設けられた
第1の認識マーク6−1及び第2の認識マーク6−2に
対して、図1のように構成されたセンサ部1−1,1−
2が十字の状態となるように配置、つまりセンサ部1−
1における光ファイバ列及び一次元CCDセンサの配列
方向とセンサ部1−2における光ファイバ列及び一次元
CCDセンサの配列方向とが互いに直交するように配列
されている。
【0042】そこで、例えばセンサ部1−1,1−2が
固定され、位置決め対象物7を移動して位置合せを行う
場合を考えると、第1の認識マーク6−1の上側に配置
されたセンサ部1−1はx軸方向のずれ量を検出し、第
2の認識マーク6−2の上側に配置されたセンサ部1−
2はy軸方向のずれ量を検出することとなる。
【0043】したがって、第1の認識マーク6−1及び
第2の認識マーク6−2に、センサ部1−1,1−2を
十字の状態となるように配置することによって、第1の
認識マーク6−1及び第2の認識マーク6−2に光ファ
イバ3の出射光を直線状に照射し、その反射光の情報を
重ね合せることで、第1の認識マーク6−1及び第2の
認識マーク6−2の画像が仮想的な十字状態として得ら
れる。
【0044】図4において、図2に示す第1の認識マー
ク6−1及び第2の認識マーク6−2上に配置されたセ
ンサ部1−1,1−2の状態を20,30とした時、2
値化回路11,12はセンサ部1−1,1−2から一次
元映像信号XA,YAを取り込む(図5ステップS
1)。
【0045】一次元映像信号XA,YAは2値化回路1
1,12に設定されたしきい値TXA(n−m),TY
A(n−m)によって変換された2値化映像信号XD
1,YD1に変換される。これら2値化映像信号XD
1,YD1の画像情報が以後の演算処理に最適状態とな
るように前処理及び補正を行う(図5ステップS2)。
【0046】この前処理及び補正は2値化回路11,1
2に設定されたしきい値TXA(n−m),TYA(n
−m)を一定値増加する毎に一次元映像信号を取込み、
2値化された2値化映像信号XD1,YD1の交点X
p,Ypの両端側に連なった画像情報の縁端近傍のノイ
ズ分(図4の22〜24)が除去される程度となるまで
行われる。この場合、しきい値TXAn,TYAnで変
換された2値化映像信号XD2,YD2が縁端近傍のノ
イズ分を除去した画像情報となる。これら2値化映像信
号XD2,YD2の画像情報を基に、位置認識上のセン
サ部1−1,1−2の位置の適正を判定処理する(図5
ステップS3)。
【0047】位置認識上のセンサ部1−1,1−2の位
置の適正判定処理は、2値化映像信号XD2,YD2の
交点Xp,Ypから両側の映像情報Xa2,Xb2,Y
a2,Yb2を既知の撮像有効長x1,y1と比較す
る。
【0048】この適正判定処理では、x1≦(Xa2,
Xb2のいずれか大きい方)の場合及びy1≦(Ya
2,Yb2のいずれか大きい方)の場合に、センサ部1
−1,1−2が適正な位置にない状態とし、これ以外、
つまりx1>(Xa2,Xb2のいずれか大きい方)の
場合及びy1>(Ya2,Yb2のいずれか大きい方)
の場合には適正な位置にあると判断する。適正な位置と
は第1の認識マーク6−1及び第2の認識マーク6−2
の外周とセンサ部1−1,1−2いわゆる状態20,3
0とが二点で接するように配置された状態である。
【0049】上記の適正判定処理で不適正と判断される
と、位置決め対象物7を適正な状態に配置すべく、移動
量の算出と指示とを行う(図5ステップS4)。これは
一定量をXa2,Xb2のいずれか大きい方に、例えば
所定量nだけ移動するように指示する。また、同様にY
a1,Yb1のいずれか大きい方に、所定量nだけ移動
するように指示する。位置決め対象物7を移動した後
に、上記のステップS3に戻って適正判定処理を行う。
【0050】ここで、移動量nは小さな値であり、第1
の認識マーク6−1及び第2の認識マーク6−2とセン
サ部1−1,1−2とが適正な状態であれば、補正移動
は必要としないので、ステップS4の処理は行われな
い。
【0051】上記の適正判定処理で適正な状態に配置さ
れていると判定されると、続いて一次元映像信号情報の
適正の判定処理を行う(図5ステップS5)。この適正
判定処理は第1の認識マーク6−1及び第2の認識マー
ク6−2の局部的に異形な部位から得られた画像情報に
基づいて、位置決め対象物7のずれ量が算出されるのを
防止するためである。ここではステップS2の前処理及
び補正にて処理できなかった補正処理を行う。
【0052】この適正判定処理では、センサ部1−1,
1−2から得られかつ上述した所定の処理が施された2
値化映像信号XD2,YD2の1/2と、第1の認識マ
ーク6−1及び第2の認識マーク6−2の半径r(既
知)を基に、第1の認識マーク6−1及び第2の認識マ
ーク6−2の基準点(又は中心点)からの疑似的なずれ
量を算出する。尚、この処理で算出された値は位置認識
のためのずれ量とは限らない。
【0053】上記の疑似的なずれ量は図4に示すa,b
であるので、これらa,bを、 a=[(Ya2+Yb2/2)2 −r2 1/2 b=[(Xa2+Xb2/2)2 −r2 1/2 という式から算出する。
【0054】次に、(Ya2+Yb2)/2−(Ya2
またはYb2のいずれか大きい方)=±k、また(Xa
2+Xb2)/2−(Xa2またはXb2のいずれか大
きい方)=±tとする。センサ部1−1,1−2各々か
ら得られた2値化画像信号XD2,YD2は|k|=a
±α,|t|=b±αの関係を満足した時に、第1の認
識マーク6−1及び第2の認識マーク6−2の適正な部
位を光ファイバ列からの出射光が横断している時の情報
として判定される。尚、αは所定の許容数値とする。
【0055】これ以外は認識マークが適正でないと判定
し、±kの値分をXa2またはXb2のいずれか大きい
方へ、さらに±tの値分をYa2またはYb2のいずれ
か大きい方に移動するように指示する(図5ステップS
6)。但し、|k|,|t|<規定値m、いわゆる最大
移動量としてこれ以上の場合にはmの値を用いる。ここ
で、|k|,|t|,mも小さい値であり、初期の判定
で|k|=a±α,|t|=b±αの関係を満足してい
れば、補正のための移動を行うことなく、位置認識のた
めのずれ量を求めることができる。
【0056】±kの値分及び±tの値分だけ移動した後
に、上記と同様にして疑似的なずれ量を算出し、|k|
=a±α,|t|=b±αを満足した時に真のずれ量を
求めることができる。位置決め対象物7はこのずれ量だ
け移動することによって、位置決めが行われる(図5ス
テップS7)。
【0057】図6は本発明の他の実施例の構成を示す断
面図である。図において、本発明の他の実施例による位
置認識装置では光源4の代わりに半導体光源9を用いる
ようにした以外は図1に示す本発明の一実施例による位
置認識装置と同様の構成となっており、同一構成要素に
は同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は
本発明の一実施例の動作と同様である。
【0058】センサ部8内の半導体光源9としてはレー
ザダイオードやLED(LightEmitting
Diode)によって一体構成されたアレー状の発光源
を用いている。これによって、センサ部8の一体化構成
が容易となり、センサ部8を軽量化及び小形化すること
が可能となる。
【0059】このように、複数の細心の光ファイバ2を
互いに密着させて横並びに配列させた光ファイバ列と、
この光ファイバ列からの出射光が位置決め対象物7に設
けられた平面な認識マーク6,6−1,6−2で反射し
た反射光を受光する複数の受光素子3を光ファイバ列に
対応させてかつ光ファイバ列と平行に配列させた一次元
CCDセンサとを一体化してセンサ部1,8を構成する
ことによって、位置認識用のセンサを小形化することが
でき、位置認識用のセンサを位置決め対象物7の認識マ
ーク6,6−1,6−2上に配置することが容易とな
る。
【0060】また、2つのセンサ部1−1,1−2各々
を、センサ部1−1における光ファイバ列及び一次元C
CDセンサの配列方向とセンサ部1−2における光ファ
イバ列及び一次元CCDセンサの配列方向とが互いに直
交するように配置構成することによって、位置決め対象
物7を移動するような場合でも移動毎の画像情報を得る
のに2つのセンサ部1−1,1−2各々から同時に画像
情報の取り込み、つまりx軸方向の画像情報及びy軸方
向の画像情報の取得が行われる。
【0061】さらに、2つのセンサ部1−1,1−2各
々からの一次元情報を二次元的に重ね合わせることによ
って、位置認識処理の時間が短くなる。そして、2つの
センサ部1−1,1−2各々の一次元CCDセンサから
の映像信号を基に認識マーク6−1,6−2とセンサ部
1−1,1−2との位置関係を判断し、位置補正を行っ
ているので、ずれ量の算出を正確に行うことが可能とな
る。
【0062】したがって、位置決め対象物7の補正また
はずれ量の移動量を小さくして認識時間を短くし、生産
性の向上を図ることができるとともに、位置決め対象物
7の上面及び下面側の直近に構造物(遮蔽物)が配置さ
れても装置構成を小規模化及び小型化することができ
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明の位置認識装
置によれば、被位置決め対象物上に設けられた認識マー
クを検出するための検出光を出射しかつ各々を密着させ
て一列に配列された複数の光ファイバからなるファイバ
列と、ファイバ列から出射された検出光が認識マークで
反射した反射光を受光しかつ各々ファイバ列に対応して
ファイバ列と平行に配列された複数の受光素子からなる
受光素子列とを一体化した位置検知手段を備え、反射光
を複数の受光素子各々の受光面で垂直受光することによ
って、位置決め対象物の補正またはずれ量の移動量を小
さくして認識時間を短くし、生産性の向上を図ることが
できるとともに、位置決め対象物の上面及び下面側の直
近に遮蔽物が配置されても装置構成を小規模化及び小型
化することができるという効果がある。
【0064】また、本発明の他の位置認識装置によれ
ば、被位置決め対象物上の予め設定された位置に夫々設
けられた第1及び第2の認識マーク各々を検出するため
の検出光を出射しかつ各々を密着させて一列に配列され
た複数の光ファイバからなる第1及び第2のファイバ列
と、第1及び第2のファイバ列から出射された検出光が
第1及び第2の認識マークで反射した反射光を各々の受
光面で垂直受光しかつ各々第1及び第2のファイバ列に
対応して第1及び第2のファイバ列と平行に配列された
複数の受光素子からなる第1及び第2の受光素子列とを
一体化した第1及び第2の位置検知手段を備え、第1の
位置検知手段における第1のファイバ列及び第1の受光
素子列の配列方向と第2の位置検知手段における第2の
ファイバ列及び第2の受光素子列の配列方向とが互いに
直交するよう配設することによって、位置決め対象物の
補正またはずれ量の移動量を小さくして認識時間を短く
し、生産性の向上を図ることができるとともに、位置決
め対象物の上面及び下面側の直近に遮蔽物が配置されて
も装置構成を小規模化及び小型化することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例によるセンサ部の配置を示す
図である。
【図3】本発明の一実施例による位置認識処理用の装置
構成を示すブロック図である。
【図4】図2の位置認識対象物上の第1の認識マーク及
び第2の認識マーク上に配置されたセンサ部から得られ
た一次元映像信号と2値化変換後の2値化映像信号とを
示す模式図である。
【図5】本発明の一実施例による位置認識の手順を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図7】従来の位置認識処理用の装置構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】従来の実施例の位置認識方法の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】(a)は従来の位置認識処理の方法を説明する
ための図、(b)は従来の位置認識処理における基準点
を求める方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1,1−1,1−2,8 センサ部 2 光ファイバ 3 受光素子 4 光源 6,6−1,6−2 認識マーク 7 位置決め対象物 9 半導体光源 11,12 2値化回路 13 メモリ回路 14 演算回路 15 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被位置決め対象物上に設けられた認識マ
    ークを検出するための検出光を出射しかつ各々を密着さ
    せて一列に配列された複数の光ファイバからなるファイ
    バ列と、前記ファイバ列から出射された検出光が前記認
    識マークで反射した反射光を受光しかつ各々前記ファイ
    バ列に対応して前記ファイバ列と平行に配列された複数
    の受光素子からなる受光素子列とを一体化した位置検知
    手段を有し、前記反射光を前記複数の受光素子各々の受
    光面で垂直受光するようにしたことを特徴とする位置認
    識装置。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバからの検出光の出射軸と
    前記受光素子への反射光の受光軸とが前記認識マークの
    反射点を通りかつ前記認識マークに対して垂直な垂線を
    対称軸として線対称となるように前記光ファイバ及び前
    記受光素子を配置したことを特徴とする請求項1記載の
    位置認識装置。
  3. 【請求項3】 被位置決め対象物上の予め設定された位
    置に夫々設けられた第1及び第2の認識マーク各々を検
    出するための検出光を出射しかつ各々を密着させて一列
    に配列された複数の光ファイバからなる第1及び第2の
    ファイバ列と、前記第1及び第2のファイバ列から出射
    された検出光が前記第1及び第2の認識マークで反射し
    た反射光を各々の受光面で垂直受光しかつ各々前記第1
    及び第2のファイバ列に対応して前記第1及び第2のフ
    ァイバ列と平行に配列された複数の受光素子からなる第
    1及び第2の受光素子列とを一体化した第1及び第2の
    位置検知手段を有し、前記第1の位置検知手段における
    前記第1のファイバ列及び前記第1の受光素子列の配列
    方向と前記第2の位置検知手段における前記第2のファ
    イバ列及び前記第2の受光素子列の配列方向とが互いに
    直交するよう配設したことを特徴とする位置認識装置。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバからの検出光の出射軸と
    前記受光素子への反射光の受光軸とが前記認識マークの
    反射点を通りかつ前記認識マークに対して垂直な垂線を
    対称軸として線対称となるように前記光ファイバ及び前
    記受光素子を配置したことを特徴とする請求項3記載の
    位置認識装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の位置検知手段各々で
    得られた一次元映像信号に基づいて前記第1及び第2の
    位置検知手段各々が前記第1及び第2の認識マークを認
    識可能な位置となるように前記被位置決め対象物の載置
    位置を補正する手段と、前記被位置決め対象物の載置位
    置を補正した後に前記第1及び第2の位置検知手段各々
    が得た一次元映像信号に基づいて前記被位置決め対象物
    の前記第1及び第2の位置検知手段各々に対するずれ量
    を求める手段とを含むことを特徴とする請求項3または
    請求項4記載の位置認識装置。
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