JPH10148369A - フィルター清掃装置を備えたレンジフード - Google Patents

フィルター清掃装置を備えたレンジフード

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JPH10148369A
JPH10148369A JP8308924A JP30892496A JPH10148369A JP H10148369 A JPH10148369 A JP H10148369A JP 8308924 A JP8308924 A JP 8308924A JP 30892496 A JP30892496 A JP 30892496A JP H10148369 A JPH10148369 A JP H10148369A
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filter
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range hood
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Akihiro Teramoto
昭博 寺本
Takashi Ochi
貴志 越智
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FUJI KOGYO CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般のレンジフードとフィルター清掃装置を
備えたレンジフードを共通のフード体を用いて組立でき
るようにする。 【解決手段】 フード体Aとフィルター付送風機ユニッ
トBとでレンジフードとし、ユニット本体25にフィル
ター30、送風機32、洗浄液受皿40、洗浄液槽4
1、洗浄液樋43、液体ポンプ45を取付けてフィルタ
ー30を清掃できるフィルター付送風機ユニットBとす
る。これによって、フード体Aに前述のフィルター付送
風機ユニットBを取付けることでフィルター清掃装置を
備えたレンジフードとなるし、フィルター30と送風機
32のみを設けたフィルター付送風機ユニットを取付け
ることで一般のレンジフードとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理時に発生する
煙り、湯気、臭気、油分等を捕集するフィルターを清掃
する装置を備えたレンジフードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に知られているレンジフード
は、フード体の内部にフィルターを取付け、そのフード
体内部にフィルターを境として吸込部と排出部を形成
し、その排出部に排気用のファンを取付けたものであ
る。
【0003】このレンジフードであれば、排気用のファ
ンを駆動することで空気を吸込部より吸込み、その吸込
んだ空気をフィルターを通して排出部に吸込み、排気ダ
クトなどを通して外部に排出することができる。また、
吸込んだ空気中の油分や水蒸気をフィルターで捕集で
き、排出ダクトを流れる空気中の油分や水蒸気の量が著
しく減少するので、排出ダクト内で油分や水蒸気が結露
して排出ダクトより流れ出ることがない。
【0004】前述のレンジフードであると、フィルター
に油分などが付着し、長期間使用すると付着した油分が
フィルターから滴下し、レンジフードの下部、例えばレ
ンジを汚したり、調理中の鍋の中に落下してしまう。こ
のことを防止するにはフィルターを定期的に清掃すれば
良い。
【0005】しかしフィルターはフード体の内部に取付
けてあるし、フード体はレンジの上方位置に取付けてあ
るので、清掃を忘れがちであり、また気づいた時には長
期間を経過している場合がほとんどであり、フィルター
に汚れが固着しており、フィルターを清掃することが大
変面倒である。
【0006】そこで、本出願人は先に、フード体内を、
縦向きのフィルターによって吸込部と排出部に区画し、
前記フィルターの上部に洗浄液を落下供給する洗浄液樋
と、前記フィルターに沿って流れ落ちた洗浄液を受ける
洗浄液受皿と、洗浄液槽と、前記洗浄液槽内の洗浄液を
前記洗浄液樋に供給する液体ポンプを設け、この液体ポ
ンプを駆動することで、フィルターに沿って洗浄液を流
すことによりフィルターに付着した油分等を洗浄するフ
ィルター清掃装置を備えたレンジフードを提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のフィルター清掃
装置を備えたレンジフードは、フード体にフィルター、
洗浄液樋、洗浄液受皿、洗浄液槽、液体ポンプを取付け
てあるから、このフード体はフィルター清掃装置を備え
ていない一般のレンジフードのフード体とは異なる形状
となる。
【0008】このために、フード体の互換性がなく、一
般のレンジフードをフィルター清掃装置を備えたレンジ
フードに変更できないし、一般のレンジフードのフード
体を用いてフィルター清掃装置を備えたレンジフードを
製作できないから、2種類のフード体を製作しなければ
ならず生産性が悪いものとなる。
【0009】また、フード体に各種機器を取付けたので
レンジフードの重量が一般のレンジフードよりも重く、
そのレンジフードを据え付ける場合には複数の人が必要
である。
【0010】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたフィルター清掃装置を備えたレンジフードを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、下面を開口し
た箱状のフード体Aと、このフード体A内に着脱自在に
取付けられるフィルター付送風機ユニットBとを備え、
前記フィルター付送風機ユニットBを、フード体Aに着
脱自在に連結される箱状のユニット本体25と、このユ
ニット本体25に取付けたフィルター30と、ユニット
本体25内に設けた送風機32と、フィルター30の下
部に沿って設けた洗浄液受皿40と、この洗浄液受皿4
0内の洗浄液が落下する洗浄液槽41と、フィルター3
0の上部に沿って設けた洗浄液樋43と、前記洗浄液槽
41内の洗浄液を洗浄液樋43に送る液体ポンプ45よ
り構成したことを特徴とするフィルター清掃装置を備え
たレンジフードである。
【0012】
【作 用】本発明によれば、ユニット本体25をフー
ド体Aに連結してフィルター付送風機ユニットBをフー
ド体A内に取付けることでフィルター清掃装置を備えた
レンジフードとなり、液体ポンプ45で洗浄液を洗浄液
樋43に供給することで洗浄液樋43内の洗浄液がフィ
ルター30に沿って流れ、それによってフィルター30
に付着した油分等を洗浄してフィルター30を清掃でき
る。
【0013】また、ユニット本体25をフード体Aから
分離することでフィルター付送風機ユニットBをフード
体Aから取り外し、そのフード体Aにフィルターと送風
機のみを取付けたユニット本体を連結することで一般の
レンジフードとなるので、フード体の互換性がある。
【0014】このようであるから、一般のレンジフード
をフィルター清掃装置を備えたレンジフードに変更でき
るし、1種類のフード体を製作すれば良いから生産性が
向上する。
【0015】また、フード体Aを据え付けた後にフィル
ター付送風機ユニットBをフード体Aに取付けることで
フィルター清掃装置を備えたレンジフードを据え付けで
き、その据え付け作業を一人で簡単に実施できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すように、フード体Aと
フィルター付送風機ユニットBとでフィルター清掃装置
を備えたレンジフード1としてある。
【0017】前記フード体Aは図1と図2に示すよう
に、後側フード体2と、前側フード体3を有する。後側
フード体2は後面板4と相対向した一対の側面板5と天
板6により下部と前部が開口した箱状となっている。前
記前側フード体3は前面板7と、相対向した一対の側面
板8と天板9により下部と後部が開口した箱状と成って
いる。
【0018】前記後側フード体2と前側フード体3を連
結してフード体Aとしてある。このフード体Aは下部が
開口した箱状となっている。
【0019】前記後側フード体2の天板6には図2に示
すように排気口10とコネクター挿通口11が形成して
ある。この天板6の四隅寄りに固定ネジ12が設けてあ
る。この固定ネジ12は図1に示すように頭部13とネ
ジ部14とナット15を備え、頭部13が天板6の穴1
6よりフード体A内部に突出している。
【0020】前記前側フード体3の前面板7には操作ス
イッチ17が取付けてある。この操作スイッチ17はリ
ード線18を経てコネクター19に接続している。前記
操作スイッチ17は強運転スイッチ17a、中運転スイ
ッチ17b、弱運転スイッチ17c、停止スイッチ17
d等を備えている。
【0021】前記フィルター付送風機ユニットBは図2
と図3、図4、図5に示すように、上板20と下板21
と左右の側面板22と前面板23と後面板24とで箱状
となったユニット本体25を有する。前記上板20には
排気口26が形成してあると共に、電源電線27が接続
される電源コネクター28が取付けてある。前記上板2
0の四隅寄りには取付用穴29が形成してある。この取
付用穴29は小径部29aと大径部29bを有し、その
大径部29bに前記固定ネジ12の頭部13が挿通し、
小径部29aにネジ部14が挿通するようにしてある。
【0022】前記前面板23の開口部23aにフィルタ
ー30が取付けてあり、この開口部29よりも上部寄り
にコネクター31が設けてある。このコネクター31に
前記コネクター19が差し込まれる。
【0023】このようであるから、ユニット本体25を
フード体A内に押し込み、固定ネジ12の頭部13に取
付用穴29の大径部29bを挿通してユニット本体25
を後面板24側に若干動かすことで固定ネジ12のネジ
部14を取付用穴29の小径部29aに挿通することで
頭部13によってユニット本体25が仮固定される。
【0024】この状態でナット15を締付けることで図
1に示すように上板20が天板6の内面に押しつけられ
てユニット本体25がフード体Aに連結される。
【0025】これにより、天板6の排気口10と上板2
0の排気口26が合致すると共に、電源コネクター28
とコネクター挿通口11が合致し、電源電線27をコネ
クター挿通口11より電源コネクター28に差し込みで
きる。また、コネクター19をコネクター31に差し込
みする。
【0026】以上のようであるから、ユニット本体25
をフード体A内に簡単に取付けできるし、簡単に取り外
しできる。なお、操作スイッチ17の信号を赤外線を利
用した無線式によってユニット本体25の受信部に送信
するようにしても良い。例えば特開平6−26679号
公報に示すようにしても良い。
【0027】前記ユニット本体25内には送風機32が
取付けてある。この送風機32はファンケース33内に
ファン34を設け、電動モータ35でファン34を回転
駆動するようにしてある。ファンケース33の入口36
がフィルター30と対向し、出口37が排気口26と接
続する。
【0028】前記下板21の上面に洗浄液受皿40が取
付けてある。この洗浄液受皿40にフィルター30の下
部を支持する。前記下板30の下面に洗浄液槽41が取
付けてある。これによってフィルター30に沿って流れ
落ちた洗浄液は洗浄液受皿40内に落下し、排出口42
から洗浄液槽41内に流れ込む。
【0029】前記上板20には洗浄液樋43が取付けて
ある。この洗浄液樋43にフィルター30の上部が取付
けてある。前記洗浄液槽41内の洗浄液は電動モータ4
4で駆動される液体ポンプ45で洗浄液供給パイプ46
に吐出され、その洗浄液供給パイプ46によって洗浄液
樋43に供給される。
【0030】前記洗浄液樋43に供給された洗浄液は複
数の供給穴47からフィルター30の左右方向全長に亘
って落下し、フィルター30に沿って流れ落ちる。これ
によって、フィルター30に付着した油分等を洗浄す
る。
【0031】レンジフード1を据え付ける場合には、フ
ード体Aのみをまず据え付ける。この後にフィルター付
送風機ユニットBのユニット本体25を前述のようにし
てフード体Aに連結してフィルター付送風機ユニットB
をフード体Aに取付ける。このように、フード体A、フ
ィルター付送風機ユニットBを別々に据え付けることが
できるので、レンジフード1の据え付け作業を一人の作
業者で簡単に実施できる。
【0032】また、図6に示すようにユニット本体25
にフィルター30を取付けると共に、送風機を取付けた
フィルター付送風機ユニットCをフード体Aに取付ける
ことで、一通のレンジフードとすることができる。
【0033】次にユニット本体25をフード体Aに連結
する第2の実施の形態を説明する。図7に示すように、
後側フード体2の天板6における四隅寄りに係止片70
を設ける。具体的には天板6をコ字状に切欠き、その部
分をL字状に折り曲げて係止片70としてある。前記天
板6の左右中間で前部寄りにボルト挿通穴71を形成す
る。
【0034】ユニット本体25の上板20の四隅寄りに
係止穴72を形成し、その上板20の左右中間で前部寄
りに穴73を形成し、その穴73と対向して内面にナッ
ト74を固着する。
【0035】前記係止穴72は図8に示すように係止片
70よりも若干大きい。このようであるからユニット本
体25をフード体A内に押し込んで係止穴72を係止片
70に挿通して上板20を天板6の内面に接し、ユニッ
ト本体25を後側に移動することで図9に示すように係
止片70が上板20に係止して仮固定される。
【0036】前述のように仮固定した後にボルト75を
穴71、穴73からナット74に螺合してユニット本体
25をフード体Aに連結する。
【0037】このようであるから、ユニット本体25を
フード体Aに簡単に取り付け、取り外しできる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ユニット本体25をフ
ード体Aに連結してフィルター付送風機ユニットBをフ
ード体A内に取付けることでフィルター清掃装置を備え
たレンジフードとなり、液体ポンプ45で洗浄液を洗浄
液樋43に供給することで洗浄液樋43内の洗浄液がフ
ィルター30に沿って流れ、それによってフィルター3
0に付着した油分等を洗浄してフィルター30を清掃で
きる。
【0039】また、ユニット本体25をフード体Aから
分離することでフィルター付送風機ユニットBをフード
体Aから取り外し、そのフード体Aにフィルターと送風
機のみを取付けたユニット本体を連結することで一般の
レンジフードとなるので、フード体の互換性がある。
【0040】このようであるから、一般のレンジフード
をフィルター清掃装置を備えたレンジフードに変更でき
るし、1種類のフード体を製作すれば良いから生産性が
向上する。
【0041】また、フード体Aを据え付けた後にフィル
ター付送風機ユニットBをフード体Aに取付けることで
フィルター清掃装置を備えたレンジフードを据え付けで
き、その据え付け作業を一人で簡単に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体側面図である。
【図2】フード体とフィルター付送風機ユニットの分解
斜視図である。
【図3】フィルター付送風機ユニットの正面図である。
【図4】フィルター付送風機ユニットの平面図である。
【図5】フィルター付送風機ユニットの縦断面図であ
る。
【図6】一般のレンジフードの分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すフード体とフ
ィルター付送風機ユニットの分解斜視図である。
【図8】係止片と係止穴の説明図である。
【図9】係止片と係止穴の係止状態の説明図である。
【符号の説明】
A…フード体、B…フィルター付送風機ユニット、6…
天板、10…排気口、12…固定ネジ、20…上板、2
5…ユニット本体、26…排気口、30…フィルター、
32…送風機、40…洗浄液受皿、41…洗浄液槽、4
3…洗浄液樋、45…液体ポンプ、70…係止片、72
…係止穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面を開口した箱状のフード体Aと、こ
    のフード体A内に着脱自在に取付けられるフィルター付
    送風機ユニットBとを備え、 前記フィルター付送風機ユニットBを、フード体Aに着
    脱自在に連結される箱状のユニット本体25と、このユ
    ニット本体25に取付けたフィルター30と、ユニット
    本体25内に設けた送風機32と、フィルター30の下
    部に沿って設けた洗浄液受皿40と、この洗浄液受皿4
    0内の洗浄液が落下する洗浄液槽41と、フィルター3
    0の上部に沿って設けた洗浄液樋43と、前記洗浄液槽
    41内の洗浄液を洗浄液樋43に送る液体ポンプ45よ
    り構成したことを特徴とするフィルター清掃装置を備え
    たレンジフード。
JP30892496A 1996-11-20 1996-11-20 フィルター清掃装置を備えたレンジフード Expired - Lifetime JP3743084B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110822511A (zh) * 2019-10-18 2020-02-21 华帝股份有限公司 一种用于吸油烟机自动清洗过程中的电机控制方法
WO2023133663A1 (zh) * 2022-01-11 2023-07-20 高伟 一种过滤效果好的油烟机及用于该油烟机的清洗装置

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