JP2596225B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2596225B2
JP2596225B2 JP3001254A JP125491A JP2596225B2 JP 2596225 B2 JP2596225 B2 JP 2596225B2 JP 3001254 A JP3001254 A JP 3001254A JP 125491 A JP125491 A JP 125491A JP 2596225 B2 JP2596225 B2 JP 2596225B2
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suction grill
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内の空気の調和を図る
空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、快適な空気の調和を図るため
に、塵埃、煙草の煙等の混ざった室内の空気を装置内に
導入して、清浄な空気を室内に循環させる空気清浄装置
やエアコン等の空気調和装置が提供されている。この空
気調和装置の1種である空気清浄装置は、ケーシングに
脱着自在に取り付けられた吸込グリルを通して室内の空
気をケーシング内に導入し、電気集塵ユニット等で空気
中の粒子成分を取り除き、清浄な空気を送風機にて、吹
出グリルから室内に送り出す構成のものが一般的であ
り、通常のメンテナンスとして、汚れ易い吸込グリルの
洗浄を必要としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空気清
浄装置は、例えば焼き肉屋、うなぎ屋、中華料理店等の
飲食店や工場等の油煙(オイルミスト)が多く発生する
場所に設置した場合、特に頻繁に吸込グリルを洗浄する
必要がある。ところが、吸込グリルは一般に樹脂や金属
を一体成形して製造するため、空気清浄装置が大型化す
る程、吸込グリルもそれに伴い大型化して、洗浄し難く
なるという問題がある。また、吸込グリルの一部が破損
した場合、吸込グリル全体を交換しなければならないの
で、吸込グリルの修理費用がかさむという問題もあっ
た。
【0004】そこで、吸込グリルを複数個に分割して小
型化を図り、洗浄を容易にすることが考えられる。しか
し、空気清浄装置は電気集塵ユニット等を内蔵している
ため、高圧電源等を備えていることが多く、吸込グリル
の離脱時には、安全上、装置本体の電源をオフにする必
要があり、吸込グリルの着脱に応動して動作する安全ス
イッチを具備している。したがって、吸込グリルの数が
増加すれば、それに伴い安全スイッチが多数必要とな
る。このことにより、安全スイッチの配線が複雑となる
と共に、安全スイッチの故障率も増加するという問題が
ある。
【0005】本発明は、洗浄が容易に行え、吸込グリル
の破損時には破損部のみを交換でき、しかも従来の安全
スイッチで吸込グリルの着脱を検知することができる空
気調和装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置
は、ケーシングの空気吸込口に着脱自在に吸込グリルを
設け、吸込グリルの着脱に対応して動作する安全スイッ
チを備えた空気調和装置において、前記吸込グリルが複
数のグリル板と、これらのグリル板を取外し自在に支持
する支持体とを備え、各グリル板は空気吸込口に装着し
た状態で当該空気吸込口から離脱しないように支持体に
係合していることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、吸込グリルを空気吸込口
から取外した状態で、各グリル板を支持体から取外すこ
とができるので、吸込グリルを分割小型化した状態で洗
浄することができる。また、グリル板の一部が破損した
場合、破損したグリル板だけを交換すればよく、吸込グ
リル全体を取り替える必要はなくなる。さらに、各グリ
ル板は空気吸込口に装着した状態で、空気吸込口から離
脱しないように支持体に係合しており、各グリル板を空
気吸込口から単独で取外すことができないので、従来の
安全スイッチで吸込グリルの有無を確実に検知すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1および図2は本発明の空気調和装置の一実
施例としての空気清浄装置を示す断面図である。同図に
おいて、この空気清浄装置は、ケーシング1の側面にあ
る空気吸込口7に着脱自在に設けられた吸込グリル2、
この吸込グリル2の下部に設けられ吸込グリル2を受け
止める枠体4、前記空気吸込口7の近傍に設けられ吸込
グリル2を空気吸込口7に装着した状態で押圧される安
全スイッチ3、ケーシング1の前記空気吸込口7と対向
する側面に設けられた空気吹出口12、ケーシング1内
の空気吸込口7と空気吹出口12との間に形成された空
気流路に設けられ空気清浄装置内に導入した空気中の粒
子成分を取り除く電気集塵ユニット10および清浄な空
気を室内に送り出す送風機11を備えている。
【0009】吸込グリル2は、図3に示すように、4枚
のグリル板5とこのグリル板5を取外し自在に支持する
長尺の支持体6とからなる。グリル板5は下部に断面形
状略コ字型の溝部5aを有し、この溝部5aの開口側上
部には垂下部5bが、開口側下部には立上部5dが各々
設けてある。支持体6は前記溝部5aに対応する断面形
状略コ字型の溝部6aを有し、この溝部6aの開口側下
部には立上部6dが設けてある。グリル板5の溝部5a
は、支持体6に対して摺動自在に嵌挿できる。この吸込
グリル2は、グリル板5の垂下部5bが支持体6の溝部
6aを構成する上部水平部6bの端面に係合し、グリル
板5の立上部5dが支持体6の溝部6aを構成する下部
立上部6dに係合していると共に、孔6cにグリル5の
微小突起5cを挿入して、各グリル板5の横方向(支持
体6の長手方向)の位置決めを行っている。この状態に
おいて各グリル板5は横方向(支持体6の長手方向)に
は摺動可能であるが、支持体6の長手方向と直交する方
向には移動することができない。したがって、吸込グリ
ル2を空気吸込口7に装着した状態で、各グリル板5は
単独で取外すことができない。このような構成の吸込グ
リル2を空気吸込口7に装着する場合は、各グリル板5
の上部に設けた舌片5eをケーシング1に設けた舌片挿
入用穴8に挿入した状態で前記枠体4で受け止める。反
対に吸込グリル2を空気吸込口7から離脱する場合は、
枠体4を離脱した後に、舌片5eを舌片挿入用穴8から
抜き出す(図1参照)。
【0010】このような構成の空気調和装置において
は、ケーシング1の空気吸込口7から吸込グリル2を取
外した状態で、支持体6の長手方向にグリル板5を移動
させて、各グリル板5を支持体6から取外すことができ
る。したがって、吸込グリル2を1つの支持体6と4つ
のグリル板5とに分解して洗浄することができる結果、
吸込グリル2の洗浄を容易に行うことができる。
【0011】また、グリル板5の一部が破損した場合、
破損したグリル板5のみを取外して、新しいグリル板5
と取り替えることができるので、従来のように吸込グリ
ル2全体を交換する必要がなくなり、吸込グリル2の修
理が経済的に行える。さらに、吸込グリル2を空気吸込
口7に装着した状態では、グリル板5の垂下部5bと上
部水平部6bの端面とが係合し、グリル板5の立上部5
dと支持体6の下部立上部6dとが係合しているので、
グリル板5だけを単独で空気吸込口7から取外すことは
できない。したがって、安全スイッチ3は1個で吸込グ
リル2の着脱を確実に検知でき、安全スイッチ3の数を
増加する必要がない。したがって、安全スイッチ3の増
加に伴う配線の複雑化や故障率の増加を来すおそれはな
い。
【0012】なお、上記実施例においては、4枚のグリ
ル板5と支持体6とで吸込グリル2を構成したものにつ
いて示したが、グリル5の枚数は4枚に限るものではな
く、空気清浄装置の大きさや処理能力等に応じて適宜決
定することができる。また、グリル板5を支持体6と係
合させるための形状も上記実施例に限るものではなく、
吸込グリル2が空気吸込口7に装着した状態で空気吸込
口7から離脱しないように、各グリル板5が支持体に係
合する構成のものであればよい。さらに、上記実施例で
は、空気清浄装置の例をあげて本発明を説明したが、本
発明は例えばエアコンの吸込グリルや、他の空気調和装
置に適応してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和装置によ
れば、吸込グリルは空気吸込口から取外した状態でグリ
ル板と支持体とに分解することができるので、吸込グリ
ルの洗浄が容易になる。また、グリル板の一部が破損し
た場合、破損したグリル板だけを取り替えればよいの
で、吸込グリルの修理が経済的に行える。さらに、吸込
グリルを空気吸込口に装着した状態で、各グリル板は空
気吸込口から離脱しないように支持体に係合しているの
で、従来の安全スイッチで吸込グリルの着脱を確実に検
知することができ、安全スイッチの配線が複雑化した
り、故障率が増加するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気調和装置の吸込グリル
構造を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例の空気調和装置の内部構造を
示す概略図である。
【図3】上記吸込グリルを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 吸込グリル 3 安全スイッチ 5 グリル板 6 支持体 7 空気吸込口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1) の空気吸込口(7) に着脱
    自在に吸込グリル(2) を設け、吸込グリル(2) の着脱に
    対応して動作する安全スイッチ(3) を備えた空気調和装
    置において、前記吸込グリル(2) が複数のグリル板(5)
    と、これらのグリル板(5) を取外し自在に支持する支持
    体(6) とを備え、各グリル板(5)は空気吸込口(7) に装
    着した状態で当該空気吸込口(7) から離脱しないように
    支持体(6) に係合していることを特徴とする空気調和装
    置。
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