JPH10148241A - 噛合い機構のロック装置 - Google Patents
噛合い機構のロック装置Info
- Publication number
- JPH10148241A JPH10148241A JP32212796A JP32212796A JPH10148241A JP H10148241 A JPH10148241 A JP H10148241A JP 32212796 A JP32212796 A JP 32212796A JP 32212796 A JP32212796 A JP 32212796A JP H10148241 A JPH10148241 A JP H10148241A
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- driven
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Abstract
(57)【要約】
【課題】噛合い機構にあって、簡単な構造でかつ確実に
噛合部材をロックすることを目的とする。 【解決手段】噛合部材としての歯車15の可動が停止し
た状態において、揺動シリンダ23のシリンダロッドが
伸長し、連結片22が引っ張りスプリング25の引っ張
り力に抗して歯車15の近接するよう矢印A方向に揺動
されることとなる。ロック歯車20は歯車15に近接す
る状態において該歯車15と噛合い、この結果ロック歯
車20、従動歯車18並びに歯車15が相互に噛合って
非可動状態となる。これに対し、 揺動シリンダ23の
シリンダロッドの伸長駆動を停止させるようにする。す
るとシリンダ23はシリンダロッドの退動により衝合ピ
ン26に近接する方向に揺動されることとなる。すなわ
ち、引っ張りスプリング25の引っ張り力によりシリン
ダロッドが退動し、また連結片22並びにロック歯車2
0も図1に示すように歯車15に対して離隔することと
なる。
噛合部材をロックすることを目的とする。 【解決手段】噛合部材としての歯車15の可動が停止し
た状態において、揺動シリンダ23のシリンダロッドが
伸長し、連結片22が引っ張りスプリング25の引っ張
り力に抗して歯車15の近接するよう矢印A方向に揺動
されることとなる。ロック歯車20は歯車15に近接す
る状態において該歯車15と噛合い、この結果ロック歯
車20、従動歯車18並びに歯車15が相互に噛合って
非可動状態となる。これに対し、 揺動シリンダ23の
シリンダロッドの伸長駆動を停止させるようにする。す
るとシリンダ23はシリンダロッドの退動により衝合ピ
ン26に近接する方向に揺動されることとなる。すなわ
ち、引っ張りスプリング25の引っ張り力によりシリン
ダロッドが退動し、また連結片22並びにロック歯車2
0も図1に示すように歯車15に対して離隔することと
なる。
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、周回可動されるチ
ェーンやチェーンベルト、噛合い状態にある複数の歯車
など噛合い機構のロック装置に関する。
ェーンやチェーンベルト、噛合い状態にある複数の歯車
など噛合い機構のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自ら駆動し、または従動し、あるいは駆
動力を伝達するために配設されるチェーン、チェーンベ
ルト、歯車、スプロケット、ラックなどの噛合部材にあ
っては、一定の可動位置(周回位置、回転位置)で停止
し、該停止状態をロックする場合に、従来多種多様な機
械的手段が採用されていた。例えば噛合部材が歯車の場
合、歯車に摺接部材を摺接させたり、またディスクブレ
ーキを採用する場合も存在した。またこうしたブレーキ
手段からなるロック機構と異なり、歯車、スプロケット
などの歯溝にピンを進退させ、ロック及びロック解除を
行う方法も存在した。
動力を伝達するために配設されるチェーン、チェーンベ
ルト、歯車、スプロケット、ラックなどの噛合部材にあ
っては、一定の可動位置(周回位置、回転位置)で停止
し、該停止状態をロックする場合に、従来多種多様な機
械的手段が採用されていた。例えば噛合部材が歯車の場
合、歯車に摺接部材を摺接させたり、またディスクブレ
ーキを採用する場合も存在した。またこうしたブレーキ
手段からなるロック機構と異なり、歯車、スプロケット
などの歯溝にピンを進退させ、ロック及びロック解除を
行う方法も存在した。
【0003】さらに従来存在するロック装置の中には、
例えば図14に示すように、歯車1の側部周方向の所定
ピッチをもってピン孔2を穿設し、所定の歯車回転位置
においてピン3をピン孔2に進出させて噛合部材として
の歯車1の回転をロックさせる方法も採用されていた。
こうした方法は、例えば遠隔操作により撮像部(レンズ
撮像素子)の指向制御を行うビデオカメラユニットなど
において採用されている。
例えば図14に示すように、歯車1の側部周方向の所定
ピッチをもってピン孔2を穿設し、所定の歯車回転位置
においてピン3をピン孔2に進出させて噛合部材として
の歯車1の回転をロックさせる方法も採用されていた。
こうした方法は、例えば遠隔操作により撮像部(レンズ
撮像素子)の指向制御を行うビデオカメラユニットなど
において採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
14に示すロック機構にあっては、ピン3とピン孔2の
位置合わせが必要とされ、ピン3とピン孔2との位置が
合うまで歯車1を可動させる必要があった。また他のロ
ック装置にあっては例えばブレーキ手段からなるロック
装置の場合、構造が大がかりでかつ複雑となり、特に遠
隔制御によりコントロールされるビデオカメラユニット
においては、なるべく軽量化を図り、部品点数を少なく
する必要からこうした構造のものを採用することは不可
能とされていた。
14に示すロック機構にあっては、ピン3とピン孔2の
位置合わせが必要とされ、ピン3とピン孔2との位置が
合うまで歯車1を可動させる必要があった。また他のロ
ック装置にあっては例えばブレーキ手段からなるロック
装置の場合、構造が大がかりでかつ複雑となり、特に遠
隔制御によりコントロールされるビデオカメラユニット
においては、なるべく軽量化を図り、部品点数を少なく
する必要からこうした構造のものを採用することは不可
能とされていた。
【0005】本発明は、噛合い機構にあって、簡単な構
造でかつ確実に噛合部材をロックすることを目的とする
ものである。
造でかつ確実に噛合部材をロックすることを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は駆動または従動し、あるいは駆動力を伝達
するために配設されるチェーン、チェーンベルト、歯
車、スプロケットもしくはラックなどからなる噛合部材
にあって、上記噛合部材と常時噛合い、噛合部材が可動
する状態において従動する従動体と、従動体と噛合い、
噛合部材に対して接・離可能とされ、噛合部材と離隔
し、噛合部材が可動する状態において従動体とともに従
動するとともに、噛合部材の可動が停止し、噛合部材に
対して近接する状態において噛合部材と噛合い、噛合部
材の可動をロックするロック体と、からなる噛合い機構
のロック装置としたものである。
め、本発明は駆動または従動し、あるいは駆動力を伝達
するために配設されるチェーン、チェーンベルト、歯
車、スプロケットもしくはラックなどからなる噛合部材
にあって、上記噛合部材と常時噛合い、噛合部材が可動
する状態において従動する従動体と、従動体と噛合い、
噛合部材に対して接・離可能とされ、噛合部材と離隔
し、噛合部材が可動する状態において従動体とともに従
動するとともに、噛合部材の可動が停止し、噛合部材に
対して近接する状態において噛合部材と噛合い、噛合部
材の可動をロックするロック体と、からなる噛合い機構
のロック装置としたものである。
【0007】また本発明は従動体およびロック体を、そ
れぞれ歯車またはスプロケットとしたものである。
れぞれ歯車またはスプロケットとしたものである。
【0008】また本発明は従動体およびロック体を、そ
れぞれ同径、同歯数からなる歯車またはスプロケットと
したものである。
れぞれ同径、同歯数からなる歯車またはスプロケットと
したものである。
【0009】また本発明は従動体およびロック体を、間
に偶数個の歯車またはスプロケットを介装させる状態で
噛合うこととしたものである。
に偶数個の歯車またはスプロケットを介装させる状態で
噛合うこととしたものである。
【0010】また本発明はロック体を噛合部材に対して
接・離可能にスライドさせることとし、さらに本発明は
ロック体をプランジャ、ソレノイド、油圧シリンダ等の
伸縮体の可動によりスライドされることとしたものであ
る。
接・離可能にスライドさせることとし、さらに本発明は
ロック体をプランジャ、ソレノイド、油圧シリンダ等の
伸縮体の可動によりスライドされることとしたものであ
る。
【0011】また本発明は噛合部材を歯車とし、さらに
従動体を該歯車に噛合う状態で可動可能とされる従動歯
車とし、さらにロック体は上記歯車の可動が停止する状
態において該歯車と近接し、噛合うロック歯車としたも
のである。
従動体を該歯車に噛合う状態で可動可能とされる従動歯
車とし、さらにロック体は上記歯車の可動が停止する状
態において該歯車と近接し、噛合うロック歯車としたも
のである。
【0012】また本発明は噛合部材をチェーンまたはチ
ェーンベルトとし、また従動体をチェーンと噛み合うス
プロケット、あるいはチェーンベルトと噛合う歯車と
し、さらにロック体を上記チェーンまたはチェーンベル
トが停止する状態において、チェーンに近接して噛合う
ロックスプロケット、あるいはチェーンベルトに近接し
て噛合うロック歯車とし、さらに本発明は従動体を、周
回可動されるチェーンを保持するスプロケットホイー
ル、あるいは周回可動されるチェーンベルトを保持する
ホイール歯車としたものである。
ェーンベルトとし、また従動体をチェーンと噛み合うス
プロケット、あるいはチェーンベルトと噛合う歯車と
し、さらにロック体を上記チェーンまたはチェーンベル
トが停止する状態において、チェーンに近接して噛合う
ロックスプロケット、あるいはチェーンベルトに近接し
て噛合うロック歯車とし、さらに本発明は従動体を、周
回可動されるチェーンを保持するスプロケットホイー
ル、あるいは周回可動されるチェーンベルトを保持する
ホイール歯車としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。図1はビデオカメラユ
ニットの噛合い機構に係り、該ビデオカメラユニットは
図2に示すように屋外に設置される基台10の上に正面
U字形状のユニットブロック11を支持させてなる。す
なわち、ユニットブロック11は基台10に対してθ1
方向に回動可能とされる。一方、U字形のユニットブロ
ック11の上部には、内部にビデオカメラを搭載してな
るケースユニット12が支持される。すなわち、ケース
ユニット12は、両側部をユニットブロック11に支持
される状態でユニットブロック11に対してθ2方向に
回動可能とされる。この結果、ケースユニット12の前
方部に形成されるビデオカメラの撮像部13を基台10
に対してθ1、θ2のそれぞれの方向に回動させること
が可能となり、撮像部13を目的の方向に指向させるこ
とを可能としている。こうした撮像部13の指向操作並
びにビデオカメラ自体の駆動は、通常ビデオカメラユニ
ットから離れた位置にあるコントロールユニット(モニ
タ装置)において行われるようにしている。
ないし図3に基づいて説明する。図1はビデオカメラユ
ニットの噛合い機構に係り、該ビデオカメラユニットは
図2に示すように屋外に設置される基台10の上に正面
U字形状のユニットブロック11を支持させてなる。す
なわち、ユニットブロック11は基台10に対してθ1
方向に回動可能とされる。一方、U字形のユニットブロ
ック11の上部には、内部にビデオカメラを搭載してな
るケースユニット12が支持される。すなわち、ケース
ユニット12は、両側部をユニットブロック11に支持
される状態でユニットブロック11に対してθ2方向に
回動可能とされる。この結果、ケースユニット12の前
方部に形成されるビデオカメラの撮像部13を基台10
に対してθ1、θ2のそれぞれの方向に回動させること
が可能となり、撮像部13を目的の方向に指向させるこ
とを可能としている。こうした撮像部13の指向操作並
びにビデオカメラ自体の駆動は、通常ビデオカメラユニ
ットから離れた位置にあるコントロールユニット(モニ
タ装置)において行われるようにしている。
【0014】図1に示す噛合い機構は、図2に示すビデ
オカメラユニットにおいてユニットブロック11に対し
てケースユニット12をθ2方向に回動させるためのも
のであり、図2に示すようにユニットブロック11に内
蔵されるものである。図1において、14は駆動側の歯
車であり、不図示のモータから伝達される回転力により
矢印θ3方向に回動される。一方歯車14よりも大径の
歯車15は、ケースユニット12の側部に支持される固
定軸16に軸装され、矢印θ4方向に回動可能とされ
る。2つの歯車14、15の間には、チェーンベルト1
7が懸回されてなり、歯車14側の回動力を歯車15側
に伝達させ、これにより固定軸16をθ4方向に回動さ
せてケースユニット12をユニットブロック11に対し
てθ2方向に回動させることを可能としてなる。
オカメラユニットにおいてユニットブロック11に対し
てケースユニット12をθ2方向に回動させるためのも
のであり、図2に示すようにユニットブロック11に内
蔵されるものである。図1において、14は駆動側の歯
車であり、不図示のモータから伝達される回転力により
矢印θ3方向に回動される。一方歯車14よりも大径の
歯車15は、ケースユニット12の側部に支持される固
定軸16に軸装され、矢印θ4方向に回動可能とされ
る。2つの歯車14、15の間には、チェーンベルト1
7が懸回されてなり、歯車14側の回動力を歯車15側
に伝達させ、これにより固定軸16をθ4方向に回動さ
せてケースユニット12をユニットブロック11に対し
てθ2方向に回動させることを可能としてなる。
【0015】ところで上記のようにケースユニットをθ
2方向に回動させ、所定の回動伝置で回動を停止させる
ことにより撮像部13の指向位置を保持させたい場合が
多々ある。特に指向位置を保持させたままの状態におい
てカメラのズーム操作を行った場合などにあっては、少
しの風が吹いた場合にあってもケースユニット12が首
振り状態となり、指向位置がずれてしまう場合がある。
このため本実施形態にあっては、固定軸16に軸装され
る歯車15(噛合部材)の可動をロックするための噛合
機構のロック装置が備えられる。
2方向に回動させ、所定の回動伝置で回動を停止させる
ことにより撮像部13の指向位置を保持させたい場合が
多々ある。特に指向位置を保持させたままの状態におい
てカメラのズーム操作を行った場合などにあっては、少
しの風が吹いた場合にあってもケースユニット12が首
振り状態となり、指向位置がずれてしまう場合がある。
このため本実施形態にあっては、固定軸16に軸装され
る歯車15(噛合部材)の可動をロックするための噛合
機構のロック装置が備えられる。
【0016】本ロック装置は、噛合部材としての歯車1
5と常時噛合い、歯車15がθ4方向に回動する状態に
おいてそれに従動する従動歯車18(従動体)を備えて
なる。従動歯車18はユニットブロック11内に支持さ
れる固定軸19に外装されており、歯車15の回転方向
に反する方向に正逆従動回転される。さらに従動歯車1
8には、該従動歯車18と同径、同歯数からロック歯車
20(ロック体)が噛合う状態とされる。ロック歯車2
0は支持軸21に外装され、従動歯車18と連結片22
により連結されてなる。すなわち、支持軸21は連結片
22に支持され、該連結片22は固定軸19を中心に矢
印A方向に揺動可能とされる。この結果、ロック歯車2
0は歯車15に対し、接・離可能に揺動されることとな
る。支持軸21には、基端部をユニットブロック11に
ピン結合される揺動シリンダ23のシリンダロッド先端
部がピン結合される。また、支持軸21には、一端部を
ユニットブロック11に支持させてなる引っ張りスプリ
ング25の他端部が結合され、この結果、矢印A方向に
揺動可能とされる連結片22は、常時は歯車15に対す
る離隔位置に位置決めされる(図1参照)。ここで26
は揺動シリンダ23と衝合する衝合ピンである。この状
態においてロック歯車20は歯車15に対する離隔位置
にあり、ロック歯車20は、従動歯車18の回転方向に
反する方向に正逆従動回転可能となる。すなわち、ロッ
ク歯車20は、歯車15に対する離隔状態において、歯
車15の回動力が従動歯車18を介して伝達され、従動
回転されることとなる。
5と常時噛合い、歯車15がθ4方向に回動する状態に
おいてそれに従動する従動歯車18(従動体)を備えて
なる。従動歯車18はユニットブロック11内に支持さ
れる固定軸19に外装されており、歯車15の回転方向
に反する方向に正逆従動回転される。さらに従動歯車1
8には、該従動歯車18と同径、同歯数からロック歯車
20(ロック体)が噛合う状態とされる。ロック歯車2
0は支持軸21に外装され、従動歯車18と連結片22
により連結されてなる。すなわち、支持軸21は連結片
22に支持され、該連結片22は固定軸19を中心に矢
印A方向に揺動可能とされる。この結果、ロック歯車2
0は歯車15に対し、接・離可能に揺動されることとな
る。支持軸21には、基端部をユニットブロック11に
ピン結合される揺動シリンダ23のシリンダロッド先端
部がピン結合される。また、支持軸21には、一端部を
ユニットブロック11に支持させてなる引っ張りスプリ
ング25の他端部が結合され、この結果、矢印A方向に
揺動可能とされる連結片22は、常時は歯車15に対す
る離隔位置に位置決めされる(図1参照)。ここで26
は揺動シリンダ23と衝合する衝合ピンである。この状
態においてロック歯車20は歯車15に対する離隔位置
にあり、ロック歯車20は、従動歯車18の回転方向に
反する方向に正逆従動回転可能となる。すなわち、ロッ
ク歯車20は、歯車15に対する離隔状態において、歯
車15の回動力が従動歯車18を介して伝達され、従動
回転されることとなる。
【0017】一方、噛合部材としての歯車15の可動が
停止し、図2に示すケースユニット12の回動(θ2方
向での回動)が停止されると、揺動シリンダ23のシリ
ンダロッドが伸長し、連結片22が引っ張りスプリング
25の引っ張り力に抗して歯車15に近接するよう矢印
A方向に揺動されることとなる。ロック歯車20は歯車
15に近接する状態において該歯車15と噛合い、この
結果ロック歯車20、従動歯車18並びに歯車15が相
互に噛合って非可動状態となる(図3参照)。こうして
歯車15の可動がロックされてケースユニット12の回
動が停止され、撮像部13を所定の回動位置に位置決め
することが可能となる。したがって、この状態において
ズームアップした場合にも、画像が風の影響でぶれるこ
ともなく、明確な撮像が可能となる。
停止し、図2に示すケースユニット12の回動(θ2方
向での回動)が停止されると、揺動シリンダ23のシリ
ンダロッドが伸長し、連結片22が引っ張りスプリング
25の引っ張り力に抗して歯車15に近接するよう矢印
A方向に揺動されることとなる。ロック歯車20は歯車
15に近接する状態において該歯車15と噛合い、この
結果ロック歯車20、従動歯車18並びに歯車15が相
互に噛合って非可動状態となる(図3参照)。こうして
歯車15の可動がロックされてケースユニット12の回
動が停止され、撮像部13を所定の回動位置に位置決め
することが可能となる。したがって、この状態において
ズームアップした場合にも、画像が風の影響でぶれるこ
ともなく、明確な撮像が可能となる。
【0018】再びケースユニット12を回動させる場合
には、揺動シリンダ23のシリンダロッドの伸長駆動を
停止させるようにする。するとシリンダ23はシリンダ
ロッドの退動により図3に示す揺動位置から衝合ピン2
6に近接する方向に揺動されることとなる。すなわち、
引っ張りスプリング25の引っ張り力によりシリンダロ
ッドが退動し、また連結片22並びにロック歯車20も
図1に示すように歯車15に対して離隔することとな
る。この結果、歯車15の回動が可能となり、ケースユ
ニット12を再び回動させることができる。
には、揺動シリンダ23のシリンダロッドの伸長駆動を
停止させるようにする。するとシリンダ23はシリンダ
ロッドの退動により図3に示す揺動位置から衝合ピン2
6に近接する方向に揺動されることとなる。すなわち、
引っ張りスプリング25の引っ張り力によりシリンダロ
ッドが退動し、また連結片22並びにロック歯車20も
図1に示すように歯車15に対して離隔することとな
る。この結果、歯車15の回動が可能となり、ケースユ
ニット12を再び回動させることができる。
【0019】このように、上記実施形態に係るロック機
構によれば噛合部材としての歯車15に従動歯車18並
びにロック歯車20からなる2つの歯車を構造配置し、
ロック歯車20を歯車15に接・離するだけで歯車15
のロック及びロック解除ができるこことなる。これによ
り複雑な構造を用いることなく、また大きな電力を用い
ることもなく簡単な構造で確実に噛合部材がロック可能
となる。特に遠隔操作により、ビデオユニットを操作す
る場合などに本ロック装置は最適とされ、また上記図2
に示すビデオユニットのように飛行場の飛行機、鉄道等
を監視する屋外監視用カメラのように、強い風雨の中で
用いる装置に最適である。
構によれば噛合部材としての歯車15に従動歯車18並
びにロック歯車20からなる2つの歯車を構造配置し、
ロック歯車20を歯車15に接・離するだけで歯車15
のロック及びロック解除ができるこことなる。これによ
り複雑な構造を用いることなく、また大きな電力を用い
ることもなく簡単な構造で確実に噛合部材がロック可能
となる。特に遠隔操作により、ビデオユニットを操作す
る場合などに本ロック装置は最適とされ、また上記図2
に示すビデオユニットのように飛行場の飛行機、鉄道等
を監視する屋外監視用カメラのように、強い風雨の中で
用いる装置に最適である。
【0020】
【実施例】図4ないし図6は本発明の第1実施例に係る
噛合い機構のロック装置を示す。図面において小径の歯
車30は駆動側の歯車とされ、大径の歯車31は従動側
の歯車とされる。すなわち、大径の歯車31は、矢印B
方向に回転する歯車30に従動されて矢印C方向に回転
する状態とされる。ロック装置は上記実施形態と同様、
従動歯車18とロック歯車20を連結片22にて連結さ
せてなり、従動歯車19は基台32に支持される固定軸
19に外挿される。連結片22には長手方向に沿って長
孔が穿設され、該長孔には固定シリンダ33のシリンダ
ロッド先端部に配設されるピンが遊嵌される。また、基
台32にはガイド片34が止着され、ガイド片34に
は、歯車と接・離する方向に沿って長孔が穿設される。
この長孔には、ロック歯車20を外装する支持軸21の
端部が遊嵌される。
噛合い機構のロック装置を示す。図面において小径の歯
車30は駆動側の歯車とされ、大径の歯車31は従動側
の歯車とされる。すなわち、大径の歯車31は、矢印B
方向に回転する歯車30に従動されて矢印C方向に回転
する状態とされる。ロック装置は上記実施形態と同様、
従動歯車18とロック歯車20を連結片22にて連結さ
せてなり、従動歯車19は基台32に支持される固定軸
19に外挿される。連結片22には長手方向に沿って長
孔が穿設され、該長孔には固定シリンダ33のシリンダ
ロッド先端部に配設されるピンが遊嵌される。また、基
台32にはガイド片34が止着され、ガイド片34に
は、歯車と接・離する方向に沿って長孔が穿設される。
この長孔には、ロック歯車20を外装する支持軸21の
端部が遊嵌される。
【0021】このロック装置は図4ならびに図5に示す
シリンダロッドの退動位置において従動歯車18が歯車
31に従動されて矢印D方向に回転し、さらに歯車31
に対して離隔されるロック歯車20も従動歯車18に従
動されて矢印E方向に回転されることとなる。一方、歯
車31の可動が停止され、固定シリンダ33のシリンダ
ロッドが伸長されると、ロッドの先端部に配設されるピ
ンが連結片22の長孔に沿って移動され、次いで支持軸
21がガイド片34の長孔に案内されてロック歯車20
が歯車31に近接し、噛合うこととなる。この状態にお
いて、図6に示すように歯車31、従動歯車18並びに
ロック歯車20が相互に噛合い、歯車31の可動がロッ
クされることとなる。その他の作用等は上記実施形態と
同様につき説明を省略する。
シリンダロッドの退動位置において従動歯車18が歯車
31に従動されて矢印D方向に回転し、さらに歯車31
に対して離隔されるロック歯車20も従動歯車18に従
動されて矢印E方向に回転されることとなる。一方、歯
車31の可動が停止され、固定シリンダ33のシリンダ
ロッドが伸長されると、ロッドの先端部に配設されるピ
ンが連結片22の長孔に沿って移動され、次いで支持軸
21がガイド片34の長孔に案内されてロック歯車20
が歯車31に近接し、噛合うこととなる。この状態にお
いて、図6に示すように歯車31、従動歯車18並びに
ロック歯車20が相互に噛合い、歯車31の可動がロッ
クされることとなる。その他の作用等は上記実施形態と
同様につき説明を省略する。
【0022】図7および図8は本発明の第2実施例に係
る噛合い機構のロック装置を示す(請求項9に対応)。
図面において、小径の歯車30は図4と同様に駆動側の
歯車とされ、また大径の歯車31は従動側の歯車とされ
る。実施例において両歯車30、31は、相互方向に回
転可能とされ、歯車30(従動態)にはロック歯車35
が噛み合う状態とされる。ロック歯車35は連結ロッド
36の一端部に軸支され、また連結ロッド36の他端部
には基台32にピン結合される揺動シリンダ23のシリ
ンダロッド先端部がピン結合される。一方、基台32に
は、一端部を基台32の歯車31の下方に軸支してなる
揺動片37が配設される。この揺動片37は引っ張りス
プリング25の付勢力により他端部を矢印F方向に付勢
されてなり、該揺動片37の中央部には連結ロッド36
の中央部がピン結合される。揺動片37には連結ロッド
36の側面部と干渉し、連結ロッド36の揺動片37に
対する揺動位置を規制する干渉凸部38が形成される。
揺動シリンダ23は、常時はシリンダロッドを伸長する
状態にあり、この状態にあってはロック歯車20が噛合
部材としての歯車31に対し、隔離する位置にある(図
7参照)。
る噛合い機構のロック装置を示す(請求項9に対応)。
図面において、小径の歯車30は図4と同様に駆動側の
歯車とされ、また大径の歯車31は従動側の歯車とされ
る。実施例において両歯車30、31は、相互方向に回
転可能とされ、歯車30(従動態)にはロック歯車35
が噛み合う状態とされる。ロック歯車35は連結ロッド
36の一端部に軸支され、また連結ロッド36の他端部
には基台32にピン結合される揺動シリンダ23のシリ
ンダロッド先端部がピン結合される。一方、基台32に
は、一端部を基台32の歯車31の下方に軸支してなる
揺動片37が配設される。この揺動片37は引っ張りス
プリング25の付勢力により他端部を矢印F方向に付勢
されてなり、該揺動片37の中央部には連結ロッド36
の中央部がピン結合される。揺動片37には連結ロッド
36の側面部と干渉し、連結ロッド36の揺動片37に
対する揺動位置を規制する干渉凸部38が形成される。
揺動シリンダ23は、常時はシリンダロッドを伸長する
状態にあり、この状態にあってはロック歯車20が噛合
部材としての歯車31に対し、隔離する位置にある(図
7参照)。
【0023】これに対し、各歯車30、31の可動が停
止し、シリンダロッドが退動駆動されると、スプリング
25の付勢力とともにロック歯車20が歯車30と噛合
いながら歯車31に対してスライド近接することとな
り、該歯車31と噛合う状態になる(図8参照)。この
結果、各歯車30、31とロック歯車20が相互に噛み
合い、歯車31の可動がロックされることとなる。その
他の作用等は上記第1実施例と同様につき説明を省略す
る。
止し、シリンダロッドが退動駆動されると、スプリング
25の付勢力とともにロック歯車20が歯車30と噛合
いながら歯車31に対してスライド近接することとな
り、該歯車31と噛合う状態になる(図8参照)。この
結果、各歯車30、31とロック歯車20が相互に噛み
合い、歯車31の可動がロックされることとなる。その
他の作用等は上記第1実施例と同様につき説明を省略す
る。
【0024】図9は本発明の第3実施例に係る噛合い機
構のロック装置を示す(請求項9に対応)。図面におい
て40は駆動側のスプロケット、41は従動側のスプロ
ケットであり、42は両スプロケット40、42間に懸
回されるチェーンである。このロック装置は従動体とし
てのスプロケット41にロックスプロケット43を常時
噛み合わせてなり、該スプロケット43は基台32に支
持される揺動シリンダ23のシリンダロッド先端部にピ
ン結合される。また揺動シリンダ23は基台32に支持
される引っ張りスプリング25により、矢印G方向に付
勢される。揺動シリンダは、常時はシリンダロッドを後
退させる位置にあり、この状態にあってはロックスプロ
ケット43が噛合部材としてのチェーン42に対し、離
隔する位置にある(図9参照)。
構のロック装置を示す(請求項9に対応)。図面におい
て40は駆動側のスプロケット、41は従動側のスプロ
ケットであり、42は両スプロケット40、42間に懸
回されるチェーンである。このロック装置は従動体とし
てのスプロケット41にロックスプロケット43を常時
噛み合わせてなり、該スプロケット43は基台32に支
持される揺動シリンダ23のシリンダロッド先端部にピ
ン結合される。また揺動シリンダ23は基台32に支持
される引っ張りスプリング25により、矢印G方向に付
勢される。揺動シリンダは、常時はシリンダロッドを後
退させる位置にあり、この状態にあってはロックスプロ
ケット43が噛合部材としてのチェーン42に対し、離
隔する位置にある(図9参照)。
【0025】これに対し、チェーン42の周回可動が停
止し、シリンダロッドが伸長駆動されると、スプリング
25の付勢力によりロックスプロケット43とスプロケ
ット41が噛み合いながらチェーン42に対してスライ
ド近接することとなり、チェーン42と各スプロケット
41、42が相互に噛み合う状態となる。この結果、チ
ェーン42の可動がロックされ、周回停止状態が保持さ
れることとなる。その他の作用等は前記各実施例と同様
につき説明を省略する。
止し、シリンダロッドが伸長駆動されると、スプリング
25の付勢力によりロックスプロケット43とスプロケ
ット41が噛み合いながらチェーン42に対してスライ
ド近接することとなり、チェーン42と各スプロケット
41、42が相互に噛み合う状態となる。この結果、チ
ェーン42の可動がロックされ、周回停止状態が保持さ
れることとなる。その他の作用等は前記各実施例と同様
につき説明を省略する。
【0026】図10は本発明の第4実施例に係り噛合部
材としてのチェーンベルトのロック装置を示すものであ
る。このロック装置は2段の歯車にて構成される従動体
44を備える。すなわち従動体44は小径歯車部44A
と大径歯車部44Bを一体あるいは一体軸上に備え、固
定軸45に軸支される。従動体44の小径歯車部44A
は常時チェーンベルト17と噛合う状態とされ、この結
果チェーンベルト17の周回動に従動することとなる。
一方、従動体44に対向配置されるロック体46は、従
動体44と同様に小径歯車部46Aと大径歯車部46B
を一体あるいは一体軸上に備えてなる。ロック体46は
大径歯車部46Bを従動体44の大径歯車部44Bに対
して常時噛合う構成とされ、矢印H方向に回動可能とさ
れる。ロック体46の矢印H方向での回動は、上記実施
例と同様のシリンダ装置やその他プランジャ、ソレノイ
ド、油圧機構等の伸縮体を用いて行うようにしている。
材としてのチェーンベルトのロック装置を示すものであ
る。このロック装置は2段の歯車にて構成される従動体
44を備える。すなわち従動体44は小径歯車部44A
と大径歯車部44Bを一体あるいは一体軸上に備え、固
定軸45に軸支される。従動体44の小径歯車部44A
は常時チェーンベルト17と噛合う状態とされ、この結
果チェーンベルト17の周回動に従動することとなる。
一方、従動体44に対向配置されるロック体46は、従
動体44と同様に小径歯車部46Aと大径歯車部46B
を一体あるいは一体軸上に備えてなる。ロック体46は
大径歯車部46Bを従動体44の大径歯車部44Bに対
して常時噛合う構成とされ、矢印H方向に回動可能とさ
れる。ロック体46の矢印H方向での回動は、上記実施
例と同様のシリンダ装置やその他プランジャ、ソレノイ
ド、油圧機構等の伸縮体を用いて行うようにしている。
【0027】このロック装置は、ロック体46が図10
の実線位置に回動されている状態において小径歯車部4
6Aがチェーンベルト17と噛み合い、この結果チェー
ンベルト17は矢印I方向での周回動をロックされるこ
ととなる。一方、図10の2点鎖線に示すチェーンベル
ト17に対する離隔位置にあっては、大径歯車部46B
の従動体44の大径歯車部44Bとの噛み合いにより、
従動されることとなる。すなわち、この状態において、
チェーン17は矢印I方向に周回動可能となる。
の実線位置に回動されている状態において小径歯車部4
6Aがチェーンベルト17と噛み合い、この結果チェー
ンベルト17は矢印I方向での周回動をロックされるこ
ととなる。一方、図10の2点鎖線に示すチェーンベル
ト17に対する離隔位置にあっては、大径歯車部46B
の従動体44の大径歯車部44Bとの噛み合いにより、
従動されることとなる。すなわち、この状態において、
チェーン17は矢印I方向に周回動可能となる。
【0028】図11は本発明の第5実施例に係り、図1
0に示す変形例である。このロック装置は図10に示す
従動体44とロック体46の間に2つの歯車47を介装
させてなる。すなわち、このロック装置は矢印J方向に
チェーン17が駆動する状態において従動体44は矢印
方向に回動し、これにともなって各歯車47も矢印方向
に回動することとなる。その結果、図11の2点鎖線に
示す離隔位置にあるロック体46も矢印方向に回動す
る。一方、チェーン17の駆動が停止し、ロック体46
がチェーン17に近接すると、図11の実線に示すよう
にロック体46の小径歯車部46Aがチェーン17と噛
み合い、チェーン17の可動がロックされることとな
る。このように、従動体44とロック体46の間には2
の倍数からなる偶数個の歯車を介装させた場合にあって
も、同様のロック装置を構成することができる。
0に示す変形例である。このロック装置は図10に示す
従動体44とロック体46の間に2つの歯車47を介装
させてなる。すなわち、このロック装置は矢印J方向に
チェーン17が駆動する状態において従動体44は矢印
方向に回動し、これにともなって各歯車47も矢印方向
に回動することとなる。その結果、図11の2点鎖線に
示す離隔位置にあるロック体46も矢印方向に回動す
る。一方、チェーン17の駆動が停止し、ロック体46
がチェーン17に近接すると、図11の実線に示すよう
にロック体46の小径歯車部46Aがチェーン17と噛
み合い、チェーン17の可動がロックされることとな
る。このように、従動体44とロック体46の間には2
の倍数からなる偶数個の歯車を介装させた場合にあって
も、同様のロック装置を構成することができる。
【0029】図12および13は、本発明の第6実施例
に係るチェーンベルトのロック装置を示す。図面におい
て小径の歯車30は駆動例の歯車とされ、大径の歯車3
1は従動側の歯車とされる。両歯車30、31間にはチ
ェーンベルト17が懸回される。ロック装置は、図1に
示す実施形態と同様に従動歯車18とロック歯車20を
連結片22により連結する構成とされる。ロック歯車2
0の支持軸21には板バネ状の作動片48の先端部が結
合される。作動片48の基端部にはスライドスイッチ4
9が支持され、スイッチケース50に沿ってスライド可
能とされる。作動片48の長手方向中間部には、突片5
1が形成され、さらに該突片51のスライドスイッチ4
9側には、係合爪52が形成される。作動片48はスラ
イドスイッチ49のスライド操作により、一対のガイド
ピン53に案内される状態でスライドされ、これにより
ロック歯車20をチェーンベルト17に対して接・離可
能としてなる。そして図13に示すスライドスイット4
9のスライド端において係合爪52が係合ピン54に係
合し、この状態でロック歯車20はチェーンベルト17
に対して離隔される位置にあり、噛合い部材としてのチ
ェーンベルト17は周回可動可能となる。
に係るチェーンベルトのロック装置を示す。図面におい
て小径の歯車30は駆動例の歯車とされ、大径の歯車3
1は従動側の歯車とされる。両歯車30、31間にはチ
ェーンベルト17が懸回される。ロック装置は、図1に
示す実施形態と同様に従動歯車18とロック歯車20を
連結片22により連結する構成とされる。ロック歯車2
0の支持軸21には板バネ状の作動片48の先端部が結
合される。作動片48の基端部にはスライドスイッチ4
9が支持され、スイッチケース50に沿ってスライド可
能とされる。作動片48の長手方向中間部には、突片5
1が形成され、さらに該突片51のスライドスイッチ4
9側には、係合爪52が形成される。作動片48はスラ
イドスイッチ49のスライド操作により、一対のガイド
ピン53に案内される状態でスライドされ、これにより
ロック歯車20をチェーンベルト17に対して接・離可
能としてなる。そして図13に示すスライドスイット4
9のスライド端において係合爪52が係合ピン54に係
合し、この状態でロック歯車20はチェーンベルト17
に対して離隔される位置にあり、噛合い部材としてのチ
ェーンベルト17は周回可動可能となる。
【0030】これに対し、図13の矢印に示すようにス
ライドスイッチ49を横にずらすと係合爪52と係合ピ
ン54の係合が解除され、板バネ状の作動片48には直
線状に復元する付勢力が作用することとなる。この結
果、作動片48は突片51がガイドピン53に衝合する
位置(図12の位置)までスライドすることとなり、ロ
ック歯車20がチェーンベルト17と噛み合うこととな
る。これによりチェーンベルト17は各歯車18、20
との噛み合いによりロックされることとなる。
ライドスイッチ49を横にずらすと係合爪52と係合ピ
ン54の係合が解除され、板バネ状の作動片48には直
線状に復元する付勢力が作用することとなる。この結
果、作動片48は突片51がガイドピン53に衝合する
位置(図12の位置)までスライドすることとなり、ロ
ック歯車20がチェーンベルト17と噛み合うこととな
る。これによりチェーンベルト17は各歯車18、20
との噛み合いによりロックされることとなる。
【0031】以上述べたように、本発明に係るロック装
置は、歯車、チェーン、スプロケット、チェーンベル
ト、さらにラックなどあらゆる噛合い機構に応用するこ
とが可能とされる。またロック体の噛合部材に対する接
・離に関しても、図12に示す手動スイッチを用いても
よく、また各実施例のようにシリンダ装置のような伸縮
体に用いることとしてもよい。さらに、図2に示すビデ
オカメラユニットの他に、テープ類のロック機構にも応
用することができる。
置は、歯車、チェーン、スプロケット、チェーンベル
ト、さらにラックなどあらゆる噛合い機構に応用するこ
とが可能とされる。またロック体の噛合部材に対する接
・離に関しても、図12に示す手動スイッチを用いても
よく、また各実施例のようにシリンダ装置のような伸縮
体に用いることとしてもよい。さらに、図2に示すビデ
オカメラユニットの他に、テープ類のロック機構にも応
用することができる。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば噛み合い
機構にあって、簡単な構造でかつ確実に噛合部材をロッ
クすることができるという効果がある。
機構にあって、簡単な構造でかつ確実に噛合部材をロッ
クすることができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係るロック装置の構造を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図2】図1に示すロック装置が内蔵されるビデオカメ
ラユニットを示す一部破段の斜視図である。
ラユニットを示す一部破段の斜視図である。
【図3】ロック歯車が噛合部材としての歯車に噛合う状
態を示す図1と動様の一部側面図である。
態を示す図1と動様の一部側面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係り、歯車のロック装置
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図5】図4において各歯車の噛合状態を示す一部平面
図である。
図である。
【図6】ロック歯車が噛合部材としての歯車に噛合う状
態を示す図4と同様の平面図である。
態を示す図4と同様の平面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係り、歯車のロック装置
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図8】ロック歯車が噛合部材としての歯車に噛合う状
態を示す図7と同様の断面図である。
態を示す図7と同様の断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係り、チェーンのロック
装置を示す側面図である。
装置を示す側面図である。
【図10】本発明の第4実施例に係り、チェーンベルト
のロック装置を示す側面図である。
のロック装置を示す側面図である。
【図11】本発明の第5実施例に係り、チェーンベルト
のロック装置を示す側面図である。
のロック装置を示す側面図である。
【図12】本発明の第6実施例に係り、チェーンベルト
のロック装置を示す側面図である。
のロック装置を示す側面図である。
【図13】ロック歯車のチェーンベルトに対する離隔状
態を示す一部側面図である。
態を示す一部側面図である。
【図14】従来の歯車のロック装置を示す斜視図であ
る。
る。
1 歯車 2 ピン孔 3 ピン 10 基台 11 ユニットブロック 12 ケースユニット 13 撮像部 14、15、30、31、47 歯車 16、19、45 固定軸 17 チェーンベルト 18 従動歯車(従動
体) 20、35 ロック歯車 21 支持軸 22 連結片 23 揺動シリング 25 引っ張りスプリン
グ 26 衝合ピン 32 基台 33 固定シリンダ 34 ガイド片 36 連結ロッド 37 揺動片 38 干渉凸部 40、41 スプロケット 42 チェーン 43 ロックスプロケッ
ト 44 従動体 44A、46A 小径歯車部 44B、46B 大径歯車部 48 作動片 49 スライドスイッチ 50 スイッチケース 51 突片 52 係合爪 53 ガイドピン 54 係合ピン
体) 20、35 ロック歯車 21 支持軸 22 連結片 23 揺動シリング 25 引っ張りスプリン
グ 26 衝合ピン 32 基台 33 固定シリンダ 34 ガイド片 36 連結ロッド 37 揺動片 38 干渉凸部 40、41 スプロケット 42 チェーン 43 ロックスプロケッ
ト 44 従動体 44A、46A 小径歯車部 44B、46B 大径歯車部 48 作動片 49 スライドスイッチ 50 スイッチケース 51 突片 52 係合爪 53 ガイドピン 54 係合ピン
Claims (9)
- 【請求項1】 駆動または従動し、あるいは駆動力を伝
達するために配設されるチェーン、チェーンベルト、歯
車、スプロケットもしくはラックなどからなる噛合部材
にあって、 上記噛合部材と常時噛合い、噛合部材が可動する状態に
おいて従動する従動体と、 従動体と噛合い、噛合部材に対して接・離可能とされ、
噛合部材と離隔し、噛合部材が可動する状態において従
動体とともに従動するとともに、噛合部材の可動が停止
し、噛合部材に対して近接する状態において噛合部材と
噛合い、噛合部材の可動をロックするロック体と、 からなる噛合い機構のロック装置。 - 【請求項2】 従動体およびロック体は、それぞれ歯車
またはスプロケットである請求項1に記載の噛合い機構
のロック装置。 - 【請求項3】 従動体およびロック体は、それぞれ同
径、同歯数からなる歯車またはスプロケットである請求
項2に記載の噛合い機構のロック装置。 - 【請求項4】 従動体およびロック体は、間に偶数個の
歯車またはスプロケットを介装させる状態で噛合う請求
項2に記載の噛合い機構のロック装置。 - 【請求項5】 ロック体は噛合部材に対して接・離可能
にスライドされる請求項1ないし4に記載の噛合い機構
のロック装置。 - 【請求項6】 ロック体は、プランジャ、ソレノイド、
油圧シリンダ等の伸縮体の可動によりスライドされる請
求項5に記載の噛合い機構のロック装置。 - 【請求項7】 噛合部材は歯車とされ、さらに従動体は
該歯車と噛合う状態で可動可能とされる従動歯車とさ
れ、さらにロック体は上記歯車の可動が停止する状態に
おいて該歯車と近接し、噛合うロック歯車とされる請求
項1に記載の噛合い機構のロック装置。 - 【請求項8】 噛合部材はチェーンまたはチェーンベル
トとされ、また従動体はチェーンと噛合うスプロケッ
ト、あるいはチェーンベルトと噛合う歯車とされ、さら
にロック体は上記チェーンまたはチェーンベルトが停止
する状態において、チェーンに近接して噛合うロックス
プロケット、あるいはチェーンベルトに近接して噛合う
ロック歯車である請求項2ないし6に記載の噛合い機構
のロック装置。 - 【請求項9】 従動体は周回可動されるチェーンを保持
するスプロケットホイール、あるいは周回可動されるチ
ェーンベルトを保持するホイール歯車である請求項8に
記載の噛合い機構のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32212796A JPH10148241A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 噛合い機構のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32212796A JPH10148241A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 噛合い機構のロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148241A true JPH10148241A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18140235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32212796A Pending JPH10148241A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 噛合い機構のロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10148241A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1484015A1 (en) | 2003-06-03 | 2004-12-08 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Quality control phantom |
CN102635305A (zh) * | 2012-04-18 | 2012-08-15 | 漳州市金安机电有限公司 | 一种具有夜间防盗自锁功能的卷门机 |
CN112963063A (zh) * | 2021-04-06 | 2021-06-15 | 青岛天欧自控设备有限公司 | 可实现手动电动自动切换的门开关执行器 |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP32212796A patent/JPH10148241A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1484015A1 (en) | 2003-06-03 | 2004-12-08 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Quality control phantom |
CN102635305A (zh) * | 2012-04-18 | 2012-08-15 | 漳州市金安机电有限公司 | 一种具有夜间防盗自锁功能的卷门机 |
CN102635305B (zh) * | 2012-04-18 | 2015-03-04 | 漳州市金安机电有限公司 | 一种具有夜间防盗自锁功能的卷门机 |
CN112963063A (zh) * | 2021-04-06 | 2021-06-15 | 青岛天欧自控设备有限公司 | 可实现手动电动自动切换的门开关执行器 |
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