JPH10147968A - 衛生洗浄器の火傷防止装置 - Google Patents
衛生洗浄器の火傷防止装置Info
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- JPH10147968A JPH10147968A JP30812096A JP30812096A JPH10147968A JP H10147968 A JPH10147968 A JP H10147968A JP 30812096 A JP30812096 A JP 30812096A JP 30812096 A JP30812096 A JP 30812096A JP H10147968 A JPH10147968 A JP H10147968A
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- hot water
- sensing device
- drain pipe
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合理的な構造により安価で確実な動作を行い
火傷を防止し、また火傷防止装置が動作したことを使用
者に知らせるようにすること。 【解決手段】 水が送水部材6を介して供給される温水
タンク1と、この温水タンク1の水を加熱するヒータ4
と、温水タンク1から送られる温水の特定温度を感知し
て洗浄ノズル5への送水を止める温水感知装置10と、
この温水感知装置10が異常を感知した時送水を排水す
る排水管17と、排水管17に接続した流量感知装置1
8を備えた構成とする。
火傷を防止し、また火傷防止装置が動作したことを使用
者に知らせるようにすること。 【解決手段】 水が送水部材6を介して供給される温水
タンク1と、この温水タンク1の水を加熱するヒータ4
と、温水タンク1から送られる温水の特定温度を感知し
て洗浄ノズル5への送水を止める温水感知装置10と、
この温水感知装置10が異常を感知した時送水を排水す
る排水管17と、排水管17に接続した流量感知装置1
8を備えた構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生洗浄器の火傷
防止装置の改良に関するものである。
防止装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の衛生洗浄器の火傷防止装置を図6
に示す。
に示す。
【0003】図において、温水タンク1内の水は、正特
性サーミスタ7により常時の温水温度が30℃〜45℃
程度に維持されている。このような状態で用便後に操作
部(図示省略)を操作すると、送水部材6が動作し洗浄
ノズル5から温水が局部に向かって噴出する。また温水
タンク1に配設されたサーモスタット8は、温水温度が
45℃以上一例として60℃になるとヒータ4への電流
を止めると同時に洗浄ノズル5への温水供給用の送水部
材6(制御部省略)への電流を止める。このように熱湯
を噴出しないようにサーモスタット8を備えている。ま
た温水タンク1に温度ヒューズ9を装着して空焚防止を
図っている例がある(例えば特公平3−43539号公
報参照)。
性サーミスタ7により常時の温水温度が30℃〜45℃
程度に維持されている。このような状態で用便後に操作
部(図示省略)を操作すると、送水部材6が動作し洗浄
ノズル5から温水が局部に向かって噴出する。また温水
タンク1に配設されたサーモスタット8は、温水温度が
45℃以上一例として60℃になるとヒータ4への電流
を止めると同時に洗浄ノズル5への温水供給用の送水部
材6(制御部省略)への電流を止める。このように熱湯
を噴出しないようにサーモスタット8を備えている。ま
た温水タンク1に温度ヒューズ9を装着して空焚防止を
図っている例がある(例えば特公平3−43539号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の衛生洗浄器の火
傷防止装置は、温水温度制御用正特性サーミスタ7が故
障した場合、実使用温度(30℃〜45℃)より高温水
となりサーモスタット8が動作する60℃迄の火傷防止
手段がないため、時には火傷の恐れのある高温の温水
(50℃〜60℃)が噴出する問題があった。
傷防止装置は、温水温度制御用正特性サーミスタ7が故
障した場合、実使用温度(30℃〜45℃)より高温水
となりサーモスタット8が動作する60℃迄の火傷防止
手段がないため、時には火傷の恐れのある高温の温水
(50℃〜60℃)が噴出する問題があった。
【0005】従って本発明は、合理的な構造により安価
で確実な動作を行い火傷を防止するとともに、火傷防止
装置が動作したことを使用者に確実に知らせることが課
題である。
で確実な動作を行い火傷を防止するとともに、火傷防止
装置が動作したことを使用者に確実に知らせることが課
題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、温水の温度を感知する温水感知装置
を設け、この温水感知装置が高温を感知したら洗浄ノズ
ル側とは別回路に排水するようになし、洗浄ノズル側へ
の送水を止めるようにしたものである。これにより火傷
を防止することができるものである。
ために、本発明は、温水の温度を感知する温水感知装置
を設け、この温水感知装置が高温を感知したら洗浄ノズ
ル側とは別回路に排水するようになし、洗浄ノズル側へ
の送水を止めるようにしたものである。これにより火傷
を防止することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の温水感知装置にはプラン
ジャを装着し、このプランジャは温水の特定温度を感知
する形状記憶合金部材とバイアスバネにより保持され、
異常時に送水を排水する排水管を設けるようにしたもの
である。またこの排水管に流量感知装置または水圧感知
装置を接続した構成となし、さらに温水感知装置が高温
を感知したとき洗浄ノズルへの送水を止め、排水管へ排
水し、流量感知装置があらかじめ設定した流量以上にな
ると送水部材を停止し、または水圧感知装置があらかじ
め設定した水圧以上になると送水部材を停止し、操作部
に設けた異常表示部を点灯させるものである。
ジャを装着し、このプランジャは温水の特定温度を感知
する形状記憶合金部材とバイアスバネにより保持され、
異常時に送水を排水する排水管を設けるようにしたもの
である。またこの排水管に流量感知装置または水圧感知
装置を接続した構成となし、さらに温水感知装置が高温
を感知したとき洗浄ノズルへの送水を止め、排水管へ排
水し、流量感知装置があらかじめ設定した流量以上にな
ると送水部材を停止し、または水圧感知装置があらかじ
め設定した水圧以上になると送水部材を停止し、操作部
に設けた異常表示部を点灯させるものである。
【0008】また温水感知装置にはガイドA、ガイドB
を設けたものである。
を設けたものである。
【0009】上記のように構成された衛生洗浄器の火傷
防止装置において、温水感知装置は形状記憶合金部材が
温水の温度変化により大きく変位して、特定温度以上に
なると洗浄ノズルへの送水を止め火傷防止を確実に行
う。
防止装置において、温水感知装置は形状記憶合金部材が
温水の温度変化により大きく変位して、特定温度以上に
なると洗浄ノズルへの送水を止め火傷防止を確実に行
う。
【0010】また排水管からの高温水が排水された後、
流量感知装置がその流量の増加を検知し、あらかじめ設
定した流量以上になると、制御部と連動して送水部材を
閉止しまた操作部にある異常表示部を点灯させる作用が
ある。
流量感知装置がその流量の増加を検知し、あらかじめ設
定した流量以上になると、制御部と連動して送水部材を
閉止しまた操作部にある異常表示部を点灯させる作用が
ある。
【0011】また排水管からの高温水が排水された後、
水圧感知装置がその水圧の増加を検知し、あらかじめ設
定した水圧以上になると、制御部と連動して送水部材を
閉止し、また操作部にある異常表示部を点灯させる作用
がある。
水圧感知装置がその水圧の増加を検知し、あらかじめ設
定した水圧以上になると、制御部と連動して送水部材を
閉止し、また操作部にある異常表示部を点灯させる作用
がある。
【0012】また温水感知装置は、形状記憶合金部材及
びバイアスバネを保持するガイドを設けたのでバネの座
屈等がなくプランジャが確実に動作する。
びバイアスバネを保持するガイドを設けたのでバネの座
屈等がなくプランジャが確実に動作する。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1、図2は本発明の一実施例を示した衛生洗浄器
の給水系の構成を示す概略説明図であり、図3は同衛生
洗浄器の火傷防止装置の通常時(a)、異常時(b)の
要部断面図である。図4は同衛生洗浄器の火傷防止装置
の図3(b)におけるX−X断面図である。図5は同衛
生洗浄器の外観図である。
る。図1、図2は本発明の一実施例を示した衛生洗浄器
の給水系の構成を示す概略説明図であり、図3は同衛生
洗浄器の火傷防止装置の通常時(a)、異常時(b)の
要部断面図である。図4は同衛生洗浄器の火傷防止装置
の図3(b)におけるX−X断面図である。図5は同衛
生洗浄器の外観図である。
【0014】図において、1は温水タンクでその一端側
に水が供給される水供給管2が配管され他端側に送水管
3が配管されている。この温水タンク1の内部に水を加
熱するヒータ4を投入してある。5は温水を噴出する洗
浄ノズルで衛生洗浄器(図示せず)に設置され、その入
水部5aは送水管3を介して連通し、その出口側のノズ
ル部5bは上方に開口している。6は送水部材で洗浄ノ
ズル5への例えば温水供給用の電磁ポンプ、またはギヤ
モータポンプで水供給管2に設けられている。7は正特
性サーミスタで常時の温水温度設定用で温水温度を30
℃〜45℃程度に維持するものである。8はサーモスタ
ットで温水温度が45℃以上一例として60℃になると
ヒータ4への電流を止めるとともに、洗浄ノズル5への
温水供給用の送水部材6への電流を止めるものである。
に水が供給される水供給管2が配管され他端側に送水管
3が配管されている。この温水タンク1の内部に水を加
熱するヒータ4を投入してある。5は温水を噴出する洗
浄ノズルで衛生洗浄器(図示せず)に設置され、その入
水部5aは送水管3を介して連通し、その出口側のノズ
ル部5bは上方に開口している。6は送水部材で洗浄ノ
ズル5への例えば温水供給用の電磁ポンプ、またはギヤ
モータポンプで水供給管2に設けられている。7は正特
性サーミスタで常時の温水温度設定用で温水温度を30
℃〜45℃程度に維持するものである。8はサーモスタ
ットで温水温度が45℃以上一例として60℃になると
ヒータ4への電流を止めるとともに、洗浄ノズル5への
温水供給用の送水部材6への電流を止めるものである。
【0015】なおこの動作温度は、温水温度45℃に近
ければ近いほど火傷の危険性はないが、通常時に保護装
置であるサーモスタット8の誤動作が発生するため、あ
る程度の温度差をとる必要があるものである。
ければ近いほど火傷の危険性はないが、通常時に保護装
置であるサーモスタット8の誤動作が発生するため、あ
る程度の温度差をとる必要があるものである。
【0016】9は空焚防止用の温度ヒューズである。前
記正特性サーミスタ7、サーモスタット8及び温度ヒュ
ーズ9は温水タンク1の適所にそれぞれ配設されてい
る。
記正特性サーミスタ7、サーモスタット8及び温度ヒュ
ーズ9は温水タンク1の適所にそれぞれ配設されてい
る。
【0017】10は温水感知装置で前記送水管3にT字
管などで直接装着され温水の特定温度を感知して開く弁
である。11は温水感知装置10の弁本体でその内部に
入水部11aと送水部11bとを連通する水路21が形
成されている。12は隙間水路15を設けてあり入水部
11a側と送水部11b側へ移動するプランジャで、後
で述べる形状記憶合金部材13とバイアスバネ14によ
り保持されている。入水部11aにはガイドA11c、
送水部11bにはガイドB11dが設けられている。
管などで直接装着され温水の特定温度を感知して開く弁
である。11は温水感知装置10の弁本体でその内部に
入水部11aと送水部11bとを連通する水路21が形
成されている。12は隙間水路15を設けてあり入水部
11a側と送水部11b側へ移動するプランジャで、後
で述べる形状記憶合金部材13とバイアスバネ14によ
り保持されている。入水部11aにはガイドA11c、
送水部11bにはガイドB11dが設けられている。
【0018】13は形状記憶合金部材で水路21の入水
部11a側に装着されその内径に合わせたガイドA11
cに保持され、プランジャ12を送水部11b側に付勢
し、特定温度に達すると大きく変位するコイルバネであ
り、例えば50℃のような特定(変態)温度を越えると
マルテンサイト変態が生じて特定形状(伸張形状)に大
きく変形し、また40℃のような特定温度以下になると
元の特定形状(縮み形状)に可逆的に変形するものであ
り、その組成はニッケル、チタン等の合金からなり、そ
の組成を変えたり他の元素を添加することによりその変
態温度を任意に設定できる。
部11a側に装着されその内径に合わせたガイドA11
cに保持され、プランジャ12を送水部11b側に付勢
し、特定温度に達すると大きく変位するコイルバネであ
り、例えば50℃のような特定(変態)温度を越えると
マルテンサイト変態が生じて特定形状(伸張形状)に大
きく変形し、また40℃のような特定温度以下になると
元の特定形状(縮み形状)に可逆的に変形するものであ
り、その組成はニッケル、チタン等の合金からなり、そ
の組成を変えたり他の元素を添加することによりその変
態温度を任意に設定できる。
【0019】14はバイアスバネで水路21の送水部1
1b側に装着されその内径に合わせたガイドB11dに
保持され、プランジャ12を入水部11a側に付勢する
コイルバネである。
1b側に装着されその内径に合わせたガイドB11dに
保持され、プランジャ12を入水部11a側に付勢する
コイルバネである。
【0020】18は例えば瞬時流量に応じ、羽根車の回
転を磁気センサーで検知し、パルス出力する軸羽根車式
流量感知装置で流量測定範囲は0.3〜5リットル/分
程度であり、制御部(図示せず)と連動している。さら
に温水感知装置10の排水管17と連通して設置されて
いる。
転を磁気センサーで検知し、パルス出力する軸羽根車式
流量感知装置で流量測定範囲は0.3〜5リットル/分
程度であり、制御部(図示せず)と連動している。さら
に温水感知装置10の排水管17と連通して設置されて
いる。
【0021】19は例えば、両側に発生する圧力の変化
を検出し、圧力差を信号として送出する水圧感知装置で
ある。その測定範囲は0.3〜2kg/cm2程度であ
り、制御部(図示せず)と連動している。さらに温水感
知装置10の排水管17と連通して設置されている。
を検出し、圧力差を信号として送出する水圧感知装置で
ある。その測定範囲は0.3〜2kg/cm2程度であ
り、制御部(図示せず)と連動している。さらに温水感
知装置10の排水管17と連通して設置されている。
【0022】20は操作部であり、高温を検知した時の
異常表示機能である異常表示部20aを有している。
異常表示機能である異常表示部20aを有している。
【0023】図2は温水感知装置10の入水部11aを
温水タンク1に直接取り付け送水管3近傍の温水温度を
検知し、異常時流量感知装置18、または水圧感知装置
19を介し排水管17より温水を便器内へ排水するもの
である。
温水タンク1に直接取り付け送水管3近傍の温水温度を
検知し、異常時流量感知装置18、または水圧感知装置
19を介し排水管17より温水を便器内へ排水するもの
である。
【0024】上記の構成による衛生洗浄器の火傷防止装
置の作用を以下に説明する。
置の作用を以下に説明する。
【0025】温水タンク1内の水はヒータ4により加熱
され、その温度は正特性サーミスタ7により30℃〜4
5℃程度に維持されている。このような状態で、用便後
に洗浄用の操作部20を操作すると、送水部材6が動作
し温水タンク1内の温水は送水管3、温水感知装置10
の入水部11aを介して洗浄ノズル5から温水が局部に
向かって噴出する。
され、その温度は正特性サーミスタ7により30℃〜4
5℃程度に維持されている。このような状態で、用便後
に洗浄用の操作部20を操作すると、送水部材6が動作
し温水タンク1内の温水は送水管3、温水感知装置10
の入水部11aを介して洗浄ノズル5から温水が局部に
向かって噴出する。
【0026】しかし正特性サーミスタ7等の故障により
温水感知装置10へ流入する温水の温度が万一50℃を
越える場合は、形状記憶合金部材13が特定伸形状に変
形し、バイアスバネ14のばね荷重に勝りプランジャ1
2が送水部11b側に移動し、そして隙間水路15がで
きる(図3(b))。そして洗浄ノズル5への送水圧力
が落ち、局部への噴出が止まり、また水路21内の高温
水は送水部11bを通り、通水管16を介して例えば流
量感知装置18へ流入し、その流量の増加があらかじめ
設定した流量以上になると流量感知装置18が感知し、
制御部(図示せず)と連動し送水部材6を閉止し、また
操作部20にある異常表示部20aを点灯させる。流量
感知装置18を通過した高温水は排水管17を介して便
器内へ排水される。
温水感知装置10へ流入する温水の温度が万一50℃を
越える場合は、形状記憶合金部材13が特定伸形状に変
形し、バイアスバネ14のばね荷重に勝りプランジャ1
2が送水部11b側に移動し、そして隙間水路15がで
きる(図3(b))。そして洗浄ノズル5への送水圧力
が落ち、局部への噴出が止まり、また水路21内の高温
水は送水部11bを通り、通水管16を介して例えば流
量感知装置18へ流入し、その流量の増加があらかじめ
設定した流量以上になると流量感知装置18が感知し、
制御部(図示せず)と連動し送水部材6を閉止し、また
操作部20にある異常表示部20aを点灯させる。流量
感知装置18を通過した高温水は排水管17を介して便
器内へ排水される。
【0027】また従来と同じく、温水タンク1内の温水
温度が60℃以上になるとサーモスタット8はヒータ4
への電流を止めると同時に、洗浄ノズル5への温水供給
用の送水部材6への電流を止める。
温度が60℃以上になるとサーモスタット8はヒータ4
への電流を止めると同時に、洗浄ノズル5への温水供給
用の送水部材6への電流を止める。
【0028】従って、サーモスタット8が火傷防止する
のに加え温水感知装置10が温水の特定温度を感知して
排水するので確実に火傷防止できる。例えば流量感知装
置18がその流量の増加をあらかじめ設定した流量以上
になると、制御部と連動し送水部材の通電を止め、通水
を閉止するので、安全性は高いものとなる。同時に操作
部20にある異常表示部20aを点灯させる。またその
高温水は排水管17より便器内へ排水される。
のに加え温水感知装置10が温水の特定温度を感知して
排水するので確実に火傷防止できる。例えば流量感知装
置18がその流量の増加をあらかじめ設定した流量以上
になると、制御部と連動し送水部材の通電を止め、通水
を閉止するので、安全性は高いものとなる。同時に操作
部20にある異常表示部20aを点灯させる。またその
高温水は排水管17より便器内へ排水される。
【0029】また温水感知装置10は、形状記憶合金部
材13及びバイアスバネ14を保持する入水部11aに
はガイドA11c、送水部11bにはガイドB11dを
設けたためバネの座屈等がなくプランジャが確実に動作
する。
材13及びバイアスバネ14を保持する入水部11aに
はガイドA11c、送水部11bにはガイドB11dを
設けたためバネの座屈等がなくプランジャが確実に動作
する。
【0030】
【発明の効果】本発明の衛生洗浄器の火傷防止装置にお
いて、温水感知装置の形状記憶合金部材は温水の温度変
化により大きく変位して、特定温度以上になると洗浄ノ
ズルへの送水を止めて火傷防止を確実に行う。このとき
高温水を排水し、その流量を感知する例えば流量感知装
置を設けたので、制御部と連動し、送水部材を止めると
同時に操作部にある異常表示部を点灯させる。また温水
感知装置は、形状記憶合金部材及びバイアスバネを保持
する入水部にはガイドA、送水部にはガイドBを設けた
ためバネの座屈等がなくプランジャが確実に動作する。
いて、温水感知装置の形状記憶合金部材は温水の温度変
化により大きく変位して、特定温度以上になると洗浄ノ
ズルへの送水を止めて火傷防止を確実に行う。このとき
高温水を排水し、その流量を感知する例えば流量感知装
置を設けたので、制御部と連動し、送水部材を止めると
同時に操作部にある異常表示部を点灯させる。また温水
感知装置は、形状記憶合金部材及びバイアスバネを保持
する入水部にはガイドA、送水部にはガイドBを設けた
ためバネの座屈等がなくプランジャが確実に動作する。
【0031】従って、高い信頼性で火傷防止し、かつ温
水感知装置より高温検知信号を送出し、また温水感知装
置が高温を検知し高温水を排水することにより、送水部
材を閉止し安全性を高めかつ火傷防止装置が動作したこ
とを使用者に知らせることができる。以上のように形状
記憶合金部材の機械的信頼性と、高温検知手段により安
全性、及び使い勝手のよい衛生洗浄器の火傷防止装置を
提供できる。
水感知装置より高温検知信号を送出し、また温水感知装
置が高温を検知し高温水を排水することにより、送水部
材を閉止し安全性を高めかつ火傷防止装置が動作したこ
とを使用者に知らせることができる。以上のように形状
記憶合金部材の機械的信頼性と、高温検知手段により安
全性、及び使い勝手のよい衛生洗浄器の火傷防止装置を
提供できる。
【図1】本発明の衛生洗浄器の火傷防止装置の一実施例
を示す給水系構成の概略説明図である。
を示す給水系構成の概略説明図である。
【図2】同じく別の実施例を示す給水系構成の概略説明
図である。
図である。
【図3】同じく温水感知装置の構造を示す断面図であ
り、(a)は通常時、(b)は異常時である。
り、(a)は通常時、(b)は異常時である。
【図4】同じく温水感知装置の図3(b)におけるX−
X断面図である。
X断面図である。
【図5】同じく外観図である。
【図6】従来の衛生洗浄器の火傷防止装置の給水系の構
成を示す概略説明図である。
成を示す概略説明図である。
1 温水タンク 4 ヒータ 5 洗浄ノズル 6 送水部材 10 温水感知装置 12 プランジャ 13 形状記憶合金部材 14 バイアスバネ 17 排水管 18 流量感知装置 19 水圧感知装置 20 操作部 20a 異常表示部
Claims (3)
- 【請求項1】 水が送水部材(6)を介して供給される
温水タンク(1)と、この温水タンク(1)の水を加熱
するヒータ(4)と、温水タンク(1)から送られる温
水の特定温度を感知して洗浄ノズル(5)への送水を止
める温水感知装置(10)と、この温水感知装置(1
0)を介して温水を噴出する洗浄ノズル(5)とを備
え、前記温水感知装置(10)には、プランジャ(1
2)を装着し、このプランジャ(12)は温水の特定温
度を感知する形状記憶合金部材(13)とバイアスバネ
(14)により保持され、異常時に送水を排水する排水
管(17)を設け、前記排水管(17)に流量感知装置
(18)を接続した構成となし、さらに温水感知装置
(10)が高温を感知したとき洗浄ノズル(5)への送
水を止め、排水管(17)へ排水し、流量感知装置(1
8)があらかじめ設定した流量以上になると送水部材
(6)を停止し、操作部(20)に設けた異常表示部
(20a)を点灯させることを特徴とする衛生洗浄器の
火傷防止装置。 - 【請求項2】 水が送水部材(6)を介して供給される
温水タンク(1)と、この温水タンク(1)の水を加熱
するヒータ(4)と、温水タンク(1)から送られる温
水の特定温度を感知して洗浄ノズル(5)への送水を止
める温水感知装置(10)と、この温水感知装置(1
0)を介して温水を噴出する洗浄ノズル(5)とを備
え、前記温水感知装置(10)には、プランジャ(1
2)を装着し、このプランジャ(12)は温水の特定温
度を感知する形状記憶合金部材(13)とバイアスバネ
(14)により保持され、異常時に送水を排水する排水
管(17)を設け、前記排水管(17)に水圧感知装置
(19)を接続した構成となし、さらに温水感知装置
(10)が高温を感知したとき洗浄ノズル(5)への送
水を止め、排水管(17)へ排水し、水圧感知装置(1
9)があらかじめ設定した水圧以上になると送水部材
(6)を停止し、操作部(20)に設けた異常表示部
(20a)を点灯させることを特徴とする衛生洗浄器の
火傷防止装置。 - 【請求項3】 前記温水感知装置(10)の入水部(1
1a)側にガイドA(11c)、送水部(11b)側に
ガイドB(11d)を各々設けたことを特徴とする請求
項1、又は請求項2記載の衛生洗浄器の火傷防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30812096A JPH10147968A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 衛生洗浄器の火傷防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30812096A JPH10147968A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 衛生洗浄器の火傷防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10147968A true JPH10147968A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17977126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30812096A Pending JPH10147968A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 衛生洗浄器の火傷防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10147968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018150747A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | アイシン精機株式会社 | 衛生洗浄装置 |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP30812096A patent/JPH10147968A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018150747A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | アイシン精機株式会社 | 衛生洗浄装置 |
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