JPH10146828A - 廃棄樹脂製包装用容器の回収・造粒方法及び装置、並びに前記回収樹脂材料から成る食品包装用容器の製造方法。 - Google Patents

廃棄樹脂製包装用容器の回収・造粒方法及び装置、並びに前記回収樹脂材料から成る食品包装用容器の製造方法。

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JPH10146828A
JPH10146828A JP30526296A JP30526296A JPH10146828A JP H10146828 A JPH10146828 A JP H10146828A JP 30526296 A JP30526296 A JP 30526296A JP 30526296 A JP30526296 A JP 30526296A JP H10146828 A JPH10146828 A JP H10146828A
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JP
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resin material
packaging container
recovered
resin
treated
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JP30526296A
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Sadao Nishibori
貞夫 西堀
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AIN KOSAN KK
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂製包装用容器の付着物を分離か
つ除去し、樹脂材料として回収すると共に、該回収され
た回収樹脂材料を食品包装用容器として再生する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂製包装用容器を複数の被処
理小片82に破砕し、又は必要に応じて前記被処理小片
82を粗砕してさらに小片に形成した被処理小片82と
成し、前記被処理小片82を乾燥後、該乾燥された被処
理小片82に対して、衝撃摩砕力を付加すると共に遠心
力を作用させることにより、付着物を除去する乾式洗浄
を行う。この過程で、前記衝撃力により被処理小片82
を造粒し、熱可塑性樹脂製包装用容器の樹脂材料を整粒
し素材化された回収樹脂材料とする。更に、前記方法に
より回収された回収樹脂材料をバージンの樹脂材料と共
に共押出し法により、3層構造の積層樹脂フィルム31
0を形成し、該積層樹脂フィルム310を成形して、表
面をバージンの樹脂材料により被複された食品包装用容
器300を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄樹脂製包装用容器
の回収・造粒方法及び装置、並びに前記方法及び装置に
より回収された回収樹脂材料を原料とした食品包装用容
器の製造方法に関し、より詳細には、天麩羅油、ゴマ
油、サラダ油等の油類の製品の包装用容器、ソース、ド
レッシング、ミリン等の粘性を持った内容物用の包装用
容器(以下、「粘性液体用容器」という)、さらには清
涼飲料、シャンプー、洗剤、目薬、食酢、醤油、酒、ビ
ール等の各種製品の包装用容器として多量に使用され、
廃棄された使用済の熱可塑性樹脂製(本明細書におい
て、単に、「樹脂製」ともいう。)の包装用容器を処理
対象にし、この廃棄樹脂製包装用容器から樹脂材料を回
収、造粒する方法及び装置、並びに前記方法により回収
された回収樹脂材料を原料とした食品包装用容器の製造
方法に関する。
【0002】なお、前記樹脂製包装用容器には、例えば
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート;PET)
製のボトル(以下「PETボトル」という。)又はポリ
エチレン(PE)のボトル(以下「PEボトル」とい
う。)又は塩化ビニル(PVC)製のボトル(以下「P
VCボトル」という。)等がある。
【0003】
【従来の技術】従来より上記樹脂製包装容器、たとえ
ば、PETを原料としたPETボトルは油類、粘性液
体、あるいは嗜好飲料水、その他の日用品など各種製品
の包装用容器として使用されており、特に近年の延伸吹
込技術の発達により、比較的安価かつ高性能なPETボ
トルの製造が可能となったことから、炭酸飲料等の包装
用容器として多量に使用され且つ廃棄されている。
【0004】このPETボトルの廃棄量は、月間10,000
t とも言われ、平成9年4月施行の包装容器リサイクル
法では、このように大量に廃棄されるPETボトル等の
廃棄樹脂製包装用容器の回収を各自治体に義務付けると
共に、メーカーは該回収されたPETボトルの再商品化
の義務をそれぞれ課されることとなった。
【0005】そのため、PETボトル等の包装用容器と
して使用され、廃棄された樹脂製包装用容器から樹脂材
料を回収する手段および前記回収された多量の回収樹脂
材料の再生用途が模索されている。
【0006】従来、この種の廃棄樹脂製包装用容器であ
る吹込成形などにより成形された熱可塑性樹脂製包装用
容器を形成する塩化ビニル(PVC)、ポリエステル
(PET)、ポリエチレン(PE)等の熱可塑性樹脂
は、内容物の消費による使い捨てにより廃棄され、泥、
土、砂、ゴミ等の付着物が付着しており、これら回収さ
れた樹脂製包装用容器は、付着物を水洗浄した後、乾燥
し、微粉砕して、繊維あるいは、吹込成形(ブロー成
形)などで木杭の代替品などとして成形され再利用され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、廃棄樹脂製包装
用容器は、表面の付着物を水洗浄して再生処理されてい
るが、この廃棄樹脂製包装用容器を水洗し得る装置を備
えた施設は数少なく、廃棄樹脂製包装用容器の全量を水
洗処理し得る環境は整っていない。また、廃棄樹脂製包
装用容器の全量を受け入れ得る環境が整備されたとして
も、廃棄樹脂製包装用容器に付着した付着物等を除去す
るためには大量の水を必要とする洗浄工程と、洗浄後に
包装用容器に残留する水分を除去するための乾燥工程が
必須であるので、前記水洗浄処理及び乾燥処理に多大な
設備を要し、水資源及びエネルギー資源を浪費するとい
う問題点があった。
【0008】また、油類及び粘性液体の包装用容器につ
いては、水のみによる洗浄によっては付着物を十分に除
去することができないことから、界面活性剤等が洗浄水
中に添加され、その他の清涼飲料、シャンプー、洗剤、
目薬、食酢、醤油、酒、ビール等の各種製品の包装用容
器の洗浄においても、該洗浄水中に廃棄樹脂製包装用容
器の内容物が溶け込むので、該界面活性剤や廃棄樹脂製
包装用容器の付着物が溶け込んだ洗浄水をそのまま河川
等に排水すれば河川の汚染の原因となる。そのため、該
洗浄水を浄化処理するための浄化設備及びその運転費が
必要となり、廃棄樹脂製包装用容器の再生処理に要する
費用が高価となるという問題点があった。
【0009】一方、前述の問題点を解消して廃棄樹脂製
包装用容器から樹脂材料が回収された場合であっても、
回収樹脂材料の用途が制限されているという問題点があ
る。
【0010】例えば、食品の包装においては、前述の液
体用の包装用容器の他に、例えば惣菜等を小分け販売す
る際等に使用する食品包装用のトレー、鶏卵パック、包
装袋、包装フィルム等、各種樹脂製の包装材料が使用さ
れており、該食品包装材の分野における樹脂材料の消費
量は膨大である。従って、該食品包装材の分野に前記回
収樹脂材料が使用できれば、大量に回収された回収樹脂
材料に有効な再生利用の途を与えることができる。
【0011】しかし、回収樹脂材料から成る食品包装用
容器にて被包装物たる食品を直接包装することは非衛生
的であり、そのため、日々多量の樹脂材料が消費されて
いる食品包装材の分野において、前述の回収樹脂材料は
使用されていない。
【0012】〔目的〕そこで、本発明の目的は、比較的
簡単かつ容易な手段により、処理対象の廃棄樹脂製包装
用容器から、残留内容物、泥、土、砂、ゴミ等の付着物
を分離かつ除去し、かつこれを所定の粒径範囲内に整粒
され素材化された樹脂材料として効率良く回収・造粒
し、再利用し得るようにした樹脂材料の回収・造粒方法
および装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明の別の目的は、前記方法及び
装置により回収された樹脂材料を原料として、食品包装
材料、特に食品包装用容器を製造する方法を提供するこ
とで、多量に回収された回収樹脂材料の有効な用途を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の廃棄樹脂製包装用容器の回収・造粒方法に
おいては、廃棄樹脂製包装用容器から付着物を分離し、
樹脂材料を回収する方法であって、処理対象の樹脂製包
装用容器を複数の各被処理小片82に破砕及び又は粗砕
する工程と、前記破砕及び又は粗砕された被処理小片8
2の含有水分量が3〜5wt%となるまで乾燥する工程
と、前記乾燥された個々の被処理小片82に対して、衝
撃摩砕力を付加して樹脂材料と付着物を分離し、樹脂材
料を整粒し素材化された回収樹脂材料とする工程とを少
なくとも含む。また、前記乾燥工程において付着物を分
離し、分離された付着物を乾燥機から除去する工程を含
むものとすることができる。
【0015】また、前記樹脂製包装用容器を複数の被処
理小片82に破砕する工程は、粗砕工程に先立ち行うこ
とができる。
【0016】本発明の廃棄樹脂製包装用容器の回収・造
粒装置においては、廃棄樹脂製包装用容器から付着物を
分離し、樹脂材料を回収する装置であって、処理対象の
樹脂製包装用容器を複数の各被処理小片82に破砕又は
粗砕する手段と、前記被処理小片を乾燥する乾燥手段
と、前記被処理小片82の供給投入口部(132)に中
心部を連通した固定円盤131上にあって、複数の回転
軌跡上で各固定ピン134を順次に植設した固定側乾式
洗浄及び分離・分級・整粒手段と、前記固定円盤131
に対向して回転駆動可能に設けた可動円盤141上にあ
って、前記各固定ピン134とは異なる複数の回転軌跡
上で各可動ピン144を順次に植設した可動側乾式洗浄
及び分離・分級・整粒手段と、前記各固定ピン134と
各可動ピン144との組み合せ外周部にあって、分離さ
れた付着物を排出するための排出口152に連通した分
級手段、および所望粒度以上の回収樹脂材料を取出口1
53に取出す取出し手段とを備え、前記各固定ピン13
4と各可動ピン144との相互間で、衝撃摩砕力により
樹脂材料と付着物を分離・分級し、前記樹脂材料を整粒
し得るように構成した乾式洗浄及び分離・分級・整粒手
段とから成ることを特徴とする。さらに、さらに、本発
明の食品包装用容器の製造方法は、前述の手段により回
収された回収樹脂材料を単独で押出しあるいは射出成形
等により成形し、あるいはこの回収樹脂材料とバージン
の樹脂材料の共押出しにより、バージンの樹脂材料層3
10a、及び回収樹脂材料層310bを有する積層樹脂
フィルム310を製造する工程と、前記工程により製造
された積層樹脂フィルム310を加熱・軟化後、被包装
物との接触面をバージンの樹脂材料層310aとした所
望形状の食品包装用容器300に成形する工程から成
る。
【0017】より好適には、前記積層フィルム310の
製造工程により製造される積層フィルム310を、バー
ジンの樹脂材料層310a,310aにより表・裏面層
の形成された3層以上の積層構造とし、回収樹脂材料層
310bを被覆する。
【0018】さらに、前記回収樹脂材料から成る層を発
泡成形すれば、各種包装用途に好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
(対象廃棄樹脂製包装用容器)対象となる樹脂製包装用
容器は、炭酸飲料等の清涼飲料の包装用容器として使用
されるPETボトルの他に、シャンプー、洗剤、目薬、
サラダ油、食酢、しょう油、ソース、ドレッシング、ミ
リン、酒、ビール等、各種製品の包装用容器として使用
されているPETボトルを使用することができる。
【0020】なお、このPETボトルは、炭酸飲料用の
PETボトルにおける袴部、キャップを緊締するネジ部
及びラベル等がPET以外の熱可塑性樹脂、例えばP
P、PEにより形成されており、厳密にはPETのみで
構成されるものではないが、本発明においては本体胴部
を形成する樹脂素材以外の熱可塑性樹脂材料で形成され
た袴部、ネジ部、ラベルの部位を除去することなく、P
ETより成る部分と共に後述の処理を行うこともでき
る。
【0021】対象廃棄樹脂製包装用容器としてはポリエ
ステルの他、塩化ビニル(PVC;軟質)などで成る使
用済のPVCボトルなどであり、このPETボトル又は
PVCボトル(以下、両者を含め単に、「ボトル」とい
う。)の表面には残留内容物、泥、土、砂、ゴミ等の付
着物が付着している。
【0022】以下、このボトルからPET,PP,PV
Cなど樹脂材料を回収する手段について説明する。
【0023】キャップ用のネジ部、胴部、商標など印刷
面を有するラベルから成るボトルは、容器本体から金属
性のキャップを除去し、残留内容物が廃棄されたのち、
〔分別工程〕、〔破砕工程〕、〔風力分離工程〕、〔粗
砕工程〕、〔乾燥工程〕、〔乾式洗浄工程〕、〔分離、
分級、整粒工程〕、及び又は〔比重選別工程〕、これに
必要に応じて付随する脱水工程にかけられる。
【0024】〔分別工程〕この工程で、PET/PVC
など樹脂素材別、透明又は有色、袴付きか、袴のないも
のかに分別される。なお、有色の容器にあっては、色彩
ごとに分別することが好ましい。
【0025】また、前記ネジ部及び/又は袴部を胴部よ
り、袴部の場合には、これが取り付けられている胴部を
形成する容器本体(以下、実施例において、「ボトル本
体」という。)の樹脂と共に、切断して、胴部、ネジ部
及び袴部をそれぞれ単独で、処理することもできる。通
常、PVCボトルは、ネジ部を含め同一樹脂素材で形成
され、また、炭酸飲料などを収容しないので、袴部を有
しない。ネジ部は、ボトル一般に多く形成されている。
したがって、効率的な処理を行うには、上記分別工程
は、樹脂素材別に分別した後、透明又は有色に分別し、
PETボトルについて、袴部を有するものと有しないも
のに分別するのみでもよい。
【0026】〔破砕工程〕廃棄されたボトルを、図1に
示すような破砕手段110を用いて適当な大きさの断片
に切断、もしくは広義に破砕し、例えば15×50mm程
度の大きさの被処理小片82を形成する。
【0027】破砕手段110は被破砕物を破砕して適当
な大きさの被処理小片82を形成するもので、本実施例
において、便宜上「クラッシャ」という。
【0028】図1に「クラッシャ」の一例を示す。クラ
ッシャ110は、上部に被破砕物の投入口を有するクラ
ッシャ本体内に互いに内向きに回転する2軸を平行に設
け、各軸に複数枚の回転刃を所定間隔に設けると共に、
各軸の各回転刃外周で互いに噛み合って且つ各回転刃の
外周面に等角度を成すよう突設した3個の爪刃で収集し
た廃棄ボトルを適宜大の断片からなる被処理小片に切断
するように設けられている。
【0029】上部の投入口から投入された廃棄ボトル
は、互いに内向きに回転する2軸の回転刃の爪刃により
内部に引き込まれ、噛み合った状態で回転する回転刃の
外周エッジ間に、連続的に作用する剪断力でスリットし
ながら引き込みのときに作用する圧縮力によって破砕さ
れ切断され、被処理小片82が形成される。この被処理
小片82は前記2軸の回転刃の下方に設けた排出口から
排出される。この時点では各被処理小片82の表面に
は、前述した付着物が付着し、略黒色を呈している。
【0030】なお、破砕手段は、上記のクラッシャに限
定されず、例えば、(株)ホーライ社製のガイナックス
クラッシャ、又は(株)奈良機械製作所製のロールクラ
ッシャ等、種々のモノカッタ、シュレッダー、クラッシ
ャ等の破砕手段を用いることができる。
【0031】尚図2は、上記クラッシャ110を上下方
向2段に配置し、2段階での粗砕手段を示すもので、軸
線を水平方向に配置したクラッシャ210aに対して下
段のクラッシャ210bの軸線は、45°傾斜してい
る。これにより、処理容量の飛躍的な増大と、処理時間
の短縮を図ることができる。
【0032】なお、好ましくは、クラッシャ110の筐
体下方には、解砕機211が配置され、粗砕された容器
を解砕し、上記被処理小片82として形成し易くすると
共に、廃棄包装用容器中の小石、砂などを容易に取り出
しやすくし、また、解砕機211下方には、上下方向に
約45°傾斜して帯状の網から成るネットコンベア21
2を設け、前記被処理小片82中の小石、砂などを篩い
落とす。
【0033】さらに、好ましくは、前記ネットコンベア
212の進行方向先端下方に磁力選別機213を設け、
被処理小片82中に含まれているキャップ等の金属片、
鉄錆びを分別する。さらに、必要に応じて、金属片、鉄
錆びの除去された被処理小片82を金属の網から成る回
転篩215を通過させ、微少な小石、砂、金属粉などの
異物を分離する。
【0034】〔風力分離工程〕この工程は、PETボト
ル等の外周に巻き掛けられている印刷面を有するラベル
を前記被処理小片から分離するもので、被処理対象とさ
れる廃棄樹脂製包装用容器が、前述のラベル部を含まな
いものである場合には本工程を省略することができる。
【0035】一般にポリスチレン系フィルムにより形成
されている印刷面を有する前記ラベルの破砕物をサイク
ロン31を付設したブロワ33により例えば200〜5
00kg/h の処理が可能な吸引型風力選別機30を用い
て、前工程において破砕されたラベル印刷面を有するフ
ィルムを吸引して容器本体、すなわち、ボトル本体の被
処理小片82より分離して前記ボトル本体の被処理小片
82を取り出す(図1)。
【0036】〔粗砕工程〕前記ラベルを分離したボトル
本体から成る被処理小片82は、必要に応じて図3に示
すような粗砕手段120を用いて、さらに細かく切断、
もしくは広義には破砕されて、例えば2×15mm程度の
長方形あるいは10×10mm程度の正方形ないしその他
不定形であるが、一辺が10mm程度以下の大きさの被処
理小片82を形成する。この時点においても前述した
〔破砕工程〕と同様、各被処理小片82の表面には前述
した付着物が付着している。
【0037】粗砕手段は被処理小片82を切断、粗砕し
て適当な大きさの被処理小片82を形成するもので、本
実施例において、便宜上「カッタミル」という。
【0038】図4に粗砕手段の一例であるカッタミル1
20を示す。
【0039】121はカッタミル本体で、上面開口を有
する円筒形を成すケーシングであり、前記開口を開閉自
在な蓋122で被蓋する。前記蓋122はカッタミル本
体121内に被粗砕物である被処理小片82を投入する
投入口123を備えている。
【0040】また、前記カッタミル本体121内にはカ
ッタミル本体121の底面に軸承されて図示せざる回転
駆動手段で水平方向に回転するカッタ支持体124を設
け、このカッタ支持体124の外周に上下方向に長い回
転刃125を3枚設け、これらの3枚の回転刃125は
カッタ支持体124の回転方向で120度の等角度を成
すように配設し、3枚の回転刃125の刃先は同一の回
転軌跡上に位置している。さらに、前記3枚の回転刃1
25の刃先の回転軌跡に対して僅かな隙間を介して二の
固定刃126を回転刃125の刃先の回転軌跡の略対称
位置にカッタミル本体121に固定し、二の固定刃12
6とカッタ支持体124と回転刃125とでカッタミル
本体121内を二分し、投入室127と粗砕室128を
形成する。前記蓋122の投入口123は前記投入室1
27に連通する。なお、二の固定刃126と回転刃12
5とのクリアランスは被粗砕物を所望の大きさに切断、
もしくは広義には破砕できるよう自在に調整できる。本
実施例のクリアランスは0.2〜0.3mmm である。ま
た、粗砕室128は前記二の固定刃126間を回転刃1
25の回転軌跡の周囲を囲むようにメッシュのスクリー
ン129で仕切っている。なお、スクリーン129は、
本実施例では一辺が10mm程度の大きさの被処理小片8
2が通過できるメッシュで形成している。また、粗砕室
128のカッタミル本体121の下端には前記被処理小
片82を排出する排出口を設けている。
【0041】以上のカッタミル120において、蓋12
2の投入口123から前述した工程1〔破砕工程〕のク
ラッシャ110で形成した15×50mm程度の大きさの
被処理小片82を投入し、図示せざる回転駆動手段でカ
ッタ支持体124を回転すると、被処理小片82はカッ
タ支持体124の回転刃125と固定刃126間でスク
リーン129を経て形状、面積は、不定であるが、略全
量が、2×15mm程度の長方形あるいは10×10mm程
度以下の方形ないし不定形で、一辺が10mm程度以下の
大きさの被処理小片82に形成され前記排出口から次工
程へ排出される。
【0042】なお、粗砕手段は、上記のカッタミルに限
定されず、例えば、(株)ホーライ社製のハードクラッ
シャのように、回転刃125の回転軸は水平方向に設け
られ、二の固定刃126間のスクリーン129は下方に
設けられているものもある。この時点では各粗砕片81
の表面には、前述した泥等の付着物がやや脱落するが、
略不透明の薄い黒色を呈している。
【0043】〔乾燥工程〕この乾燥工程では、前述の破
砕工程及び/又は粗砕工程により得られた廃棄樹脂製包
装用容器の被処理小片82を乾燥させる工程であり、前
記被処理小片82の含有水分量を3〜5wt%となるまで
乾燥させる工程である。
【0044】この〔乾燥工程〕により前記被処理小片8
2の含有水分量を前述の水分量迄乾燥させることによ
り、残留内容物、泥、土、砂、ゴミ等の付着物が乾燥し
てその一部が剥離、除去すると共に、さらに、解砕さ
れ、後述の〔乾式洗浄工程〕による処理による付着物の
剥離が容易なものとなる。
【0045】この乾燥工程に使用する乾燥機を図5及び
図6に示す。図5において、500は本工程において使
用する乾燥機であり、この乾燥機500は、底面を半円
筒状に湾曲形成され、一方の1/4円弧に相当する底面
に多数の小孔が形成されたスクリーン510を設け、他
方の1/4円弧で、乾燥された被処理小片82の回収の
ための開閉可能な排出扉515を形成し、それぞれ、下
方に位置する付着物などの収納部513及び回収部51
4を備えている。
【0046】又、乾燥機本体502内に設けた乾燥室5
04内に70〜80℃の熱風を供給するバーナ506を
備え、また、乾燥機本体502の上端には、前記乾燥室
504内に連通する供給投入口508を備え、この供給
投入口508に対峙して、被処理小片82を搬送、供給
するコンベア512が配置されている。
【0047】さらに、乾燥機本体502の乾燥室504
内には、図示せざる回転駆動源と連結された回転軸52
2が回転自在に配置されており、この回転軸522に
は、その軸線方向と直交する方向に放射状に撹拌腕52
4が植設され、前記回転軸522の回転にともなって、
撹拌腕524が乾燥室504内に投入された被処理小片
82を撹拌し得るよう構成している。なお、前記回転軸
には、被処理小片の回収のために別途図示せざる掻出腕
を設けることができる。
【0048】以上のように構成された乾燥機500の乾
燥室504内に、被処理小片82を投入し、熱風を供給
しながら図示せざる回転駆動源により回転軸522を回
転させて乾燥された被処理小片82表面の付着物は前記
撹拌腕524による撹拌により、その一部が被処理小片
82から剥離し、この剥離した付着物は乾燥室504の
底面に設けたスクリーン510を通過して乾燥室504
外の収納部513に排出され、被処理小片82から分離
される。
【0049】本工程における約5分間の乾燥により、被
処理小片82が含有水分量3〜5wt%まで乾燥され、回
収部514へ排出扉515を開放して回収される。
【0050】なお、前記乾燥室504内に供給される熱
風の温度は、70〜80℃であるので、被処理小片82
が溶融する事なく原形を止めたまま乾燥されて、被処理
小片82に付着物が溶融して剥離不能な状態となること
はない。
【0051】なお、本工程を省略して、前記破砕工程又
は粗砕工程により得られた被処理小片82を直接後述の
〔乾式洗浄工程〕にかけた場合であっても、被処理小片
82の受けた衝撃摩砕力により該被処理小片82が発
熱、乾燥されるため、付着物の除去は行われる。しか
し、前述のように予め被処理小片82を乾燥することに
より、後述の〔乾式洗浄工程〕における処理を短時間と
することができると共に、付着物を被処理小片82から
略完全に除去することができ好適である。
【0052】〔乾式洗浄工程〕前述した〔乾燥工程〕を
経た被処理小片82に衝撃摩砕力を付加して、各被処理
小片82の表面から付着物84を衝撃摩砕力により粉砕
して分離する乾式洗浄を行う工程がこの〔乾式洗浄工
程〕である。この工程では、40Hzで800〜900rp
m 、約1.5分間の処理で付着物が略完全に除去される
と同時に被処理小片82が摩擦熱により100℃前後に
加熱されて殺菌される。
【0053】ネジ部を含め、素材がすべてPVCのPV
Cボトルの場合及び、袴部を有しないPETボトルの場
合は、この工程に連続して、次工程の〔分離、分級、整
粒工程〕を行い、PET,PVCを回収することができ
る。
【0054】〔分離・分級・整粒工程〕この工程は、典
型的には、ボトル本体に接着されている袴部を胴部から
切断したもの単独で又は袴部を有するボトル本体を同時
に処理するもので、前述した〔乾式洗浄工程〕を経た各
被処理小片82にさらに衝撃摩砕力を付加して、一辺が
1〜2mm以下の不定形の大きさに粉砕し、前記各被処理
小片82から前記袴部を形成するPPを不定形の大きさ
に造粒、研磨、整粒する工程である。同時に、各被処理
小片82からボトル本体のPETを前記衝撃摩砕力によ
り微粉砕して分離し、且つ、分級し、袴部のPPを樹脂
材料として原料化すべく回収する。この工程において
は、1500〜1800rpm で、約3〜4分間処理され
る。
【0055】上記〔乾式洗浄工程〕及び/又は〔分離、
分級、整粒工程〕は、必要に応じて任意回数反復して行
うことができる。
【0056】乾式洗浄手段と、分離・分級・整粒手段は
共通の装置から構成される。廃棄樹脂製包装用容器のボ
トル本体の被処理小片82を乾式洗浄、粉砕・研磨・整
粒すると共に、前記ボトルの粉砕物に対してさらに衝撃
摩砕力を付加して、前記ボトル本体のPETをより細か
く粉砕して前記PPをボトル本体から分離・分級し、被
処理小片82中の袴部のPPを造粒ないし整粒する手段
で、本実施例において、上記乾式洗浄手段と共に、便宜
上「セパレータ」という。
【0057】図9において、まずセパレータ130の全
体の概要について説明すると、セパレータ130は各被
処理小片82を投入する供給投入口132を備えてお
り、被処理小片82をセパレータ130内で処理するこ
とにより被処理小片82から付着物84が剥離されて形
成された整粒樹脂材料83を取り出す取出口153と、
前記整粒樹脂材料83と分離された付着物84(図
1)、衝撃摩砕力により被処理小片82から発生した粉
塵等を排出する排出口152とを備えている。
【0058】前記供給投入口132には前工程で処理さ
れた各被処理小片82が供給管231を介して供給され
る。前記取出口153は供給投入口132に連通管23
5を介して連通し、該連通管235の取出口側に、図示
せざる圧縮空気供給源からの配管236を連通する。こ
の配管236の連通部位には整流板を設け、圧縮空気を
主として供給投入口132側へ流れるように構成する。
また、連通管235を分岐して整粒樹脂材料83の回収
タンク240へ連通する分岐管237を設け、この分岐
管237の分岐点に、例えばタイマ回路により適宜設定
時間毎に切り換えられる三方電磁弁238を設ける。一
方、前記排出口152は排出管239を介して補集タン
ク250へ連通し、排出口152より排出される付着物
84及び粉塵等をブロワー157を介設した排出管23
9に吸引し、補集タンク250へ回収するように構成し
ている。
【0059】図7〜図9において、セパレータ130の
内部構造について説明すると、前述した供給投入口13
2は固定円盤131の中心部に連通開口し、前記固定円
盤131に固定端板133を処理空間155を隔てゝ対
向させ、前記固定円盤131に固定端板133のそれぞ
れの外周端縁を周側板135で固定する。前記処理空間
155内には回転横軸142によって回転駆動される可
動円盤141を設け、回転横軸142は各軸受143,
143によって枢支されている。前記回転横軸142
は、モータ161等の回転駆動手段により回転駆動され
る。
【0060】そして、前記固定円盤131上には、複数
の同心円上の(可動円板141に対する相対的な)回転
軌跡a1 〜a6 (図8)上で各固定ピン134を順次に
植設し、一方、前記可動円盤141上には、前記各固定
ピン134とは異なる複数の回転軌跡b1 〜b6 上で前
記各固定ピン134の回転軌跡間に交互に入り込む可動
ピン144を順次に植設して、これらの固定、可動の各
ピン134,144の相互間で衝撃摩砕力により、被処
理小片82表面の付着物が剥離ないし分離する作用を得
られるように配置する。
【0061】より詳しくは、固定ピン134の本数は固
定円盤131の中心部の近くの回転軌跡a1 上では16
本、前記回転軌跡a1 より外周側に位置する回転軌跡a
2 上では24本、より外周側に向けて順次位置する回転
軌跡a3 上では32本、回転軌跡a4 上では36本、回
転軌跡a5 上では40本、回転軌跡a6 上では42本が
それぞれ植設されている。一方、可動ピン144の本数
は可動円盤141の中心部の近くの回転軌跡b1 上では
4本、前記回転軌跡b1 より外周側に位置する回転軌跡
2 上では4本、より外周側に向けて順次位置する回転
軌跡b3 上では4本、回転軌跡b4 上では4本、回転軌
跡b5 上では4本、回転軌跡b6 上では6本がそれぞれ
植設されている。
【0062】実際、前記固定、可動の各ピン134,1
44の相互間の密度ないしクリアランスを大きくするこ
とにより被処理小片82に付加する摩砕力を弱め、クリ
アランスを小さくすることにより摩砕力を強めることに
なる。
【0063】さらに、図7において、可動円盤141の
外周側で前記周側板135の内周側には、排出空間15
6を隔てゝ所望径の細孔をパンチング形成した所定メッ
シュのスクリーン151を周設し、排出空間156の下
方に排出口152を設ける。なお、本実施例では前記ス
クリーン151は直径1mmのメッシュであるが、通常
直径1mm以下、好ましくは直径0.7mmのメッシュ
である。
【0064】また、処理空間155のスクリーン151
内の下部には取出口153が設けられ、この取出口15
3は前述したように供給投入口132に連通管235を
介して連通され、連通管235の供給投入口側を分岐す
る分岐管237を介して回収された整粒樹脂材料を回収
するための回収タンク240へ連通している。なお、他
の例として、前記取出口153には開閉制御のためのプ
ラグバルブを配設し、取出口153は図3に示すように
セパレータ130内のエアーを吸引するブロワー158
を介して供給投入口132へ連通することもできる。
【0065】従って、上記のセパレータ130では、モ
ータ161の回転駆動手段により回転横軸142を回転
して可動円盤141を回転し、各被処理小片82を供給
投入口132に供給すると、各被処理小片82は、処理
空間155の中心部にあって、固定、可動の各ピン13
4,144の相互間で衝撃摩砕力により各被処理小片8
2が固定、可動の各ピン134,144による衝撃で叩
かれて表面の付着物84が細かく砕壊され、付着物84
が被処理小片82の表面から剥離される また、衝撃摩砕力による各被処理小片82との摩擦熱
は、被処理小片82の表面の付着物84の温度を上昇
し、より一層被処理小片82の表面から付着物84を剥
離し易くする。
【0066】前記被処理小片82から分離した付着物8
4は、各可動ピン144の遠心作用によりスクリーン1
51を通過して、排出空間156内に分級された後、排
出口152からブロワー157(図9)を経て外部へ吸
引、排出される。
【0067】なお、本実施例では前記ブロワー157と
して大型機にあっては37馬力、5kg/cm2 /圧力、2
m3/分、小型機にあっては18.5馬力、5kg/cm2
圧力、1〜1.5m3/分で前記被処理小片から分離した
付着物84をセパレータ130内の空気と共に吸引して
いる。
【0068】一方、スクリーン151を通過しない大き
さの整粒樹脂材料83はスクリーン151内に留まる。
この整粒樹脂材料83の中にはまだその表面に付着物8
4が付着している被処理小片82が混入している。しか
し、取出口153と供給投入口132とは連通管235
を介して連通しているので、取出口153から取出され
た被処理小片82及び整粒樹脂材料83は供給投入口1
32に還流され、セパレータ130内で再び衝撃摩砕力
の作用が繰り返し加わえられ、被処理小片82の表面に
残留していた付着物84は被処理小片82から剥離され
て整粒樹脂材料83と、付着物84に分離されこの整粒
樹脂材料83から剥離された付着物84は粉砕作用を受
けて、スクリーン151を通過し、ブロワ157により
排出口152から外部へ排出される。なお、整粒樹脂材
料83は還流されるとはいえ、スクリーン151を通過
するほどには細かく粉砕されないで大部分がスクリーン
151内に残る。以上の剥離・分級工程は、1バッチ内
の被処理小片82の付着物84が殆ど分離され排出口を
経て除去されるまで必要に応じて複数回にわたり反復す
ることができる。
【0069】以上のセパレータ130を回転駆動手段1
61により駆動し、前記連通管235の下流側を三方電
磁弁238で開放し且つ前記分岐管237側を閉塞し、
配管236から連通管235へ圧縮空気を供給すること
により、圧縮空気により連通管235から順に供給投入
口132、処理空間155、取出口153、再び連通管
235へ循環する気流が発生する。1バッチの各被処理
小片82を供給管231を介して供給投入口132へ供
給すると、セパレータ130内で処理され被処理小片8
2の表面から剥離した付着物84はスクリーン151を
経てブロワー157によって補集タンク250へ排出さ
れ、一方、スクリーン151内に残された整粒樹脂材料
83は循環気流によって連通管235へ吸引され再び処
理空間155へ給送されセパレータ130内で処理さ
れ、この一連の工程が1バッチ内の付着物84を殆ど分
離し除去するまで必要に応じて複数回にわたり反復す
る。次いで上記の処理が終了した後に、連通管235の
下流側を三方電磁弁238で閉塞し且つ前記分岐管側を
開放することにより、スクリーン151内に残された整
粒樹脂材料83を連通管235から分岐管237を経て
回収タンク240へ回収する。
【0070】なお、上記三方電磁弁238とは代替的
に、前記分岐管237を開閉する電磁弁と前記連通管2
35の下流側を開閉する電磁弁を設け、これらの二の電
磁弁を交互に開閉するように設けることもできる。
【0071】各種ボトルは、PVCボトルにあっては、
好ましくは、色彩毎に分別して、各被処理小片82を供
給投入口132に供給する。各被処理小片82は、処理
空間155の中心部にあって、固定、可動の各ピン13
4,144の相互間で衝撃摩砕力により粉砕あるいは研
磨、整粒作用と遠心作用とを合わせて受けることにな
り、衝撃摩砕力を受けて、次第に粉砕あるいは研磨、整
粒されながら外周側に接近する。この過程において各被
処理小片82のボトルの表面に付着している残留内容物
や泥、土、砂、ゴミ等の付着物84あるいは、袴部のP
Pと共に処理したボトル本体のPETは、一辺が1mm以
下の不定形に細かく粉砕され、付着物は、上記第1段の
セパレータによる処理で後述排出口152から取り出さ
れ、除去される。すなわち、粉砕された付着物及び被処
理小片82中のボトル本体の粉砕物の一部は、各可動ピ
ン144の遠心作用によりスクリーン151を通過し
て、排出空間156内に分級された後、排出口152か
らブロワー157を経て外部へ吸引、排出される。
【0072】PPの袴部を有するボトル本体の場合は、
付着物以外の物質がスクリーン151内に溜り、後述の
第2段のセパレータにおける処理と同様、取出口153
から取り出され、第2段のセパレータに投入される。こ
の第2段のセパレータによる処理で、直径1mm程度の大
きさ、あるいは一辺が2〜5mm程度の長方形ないしは円
筒形その他の不定形に研磨、整粒される。この間被処理
小片82中の樹脂材料の一部は一辺が1mm以下の長方形
ないしは不定形の大きさに微粉砕された微粉になるもの
もある。
【0073】第2段によるセパレータによる処理で、研
磨、整粒された整粒樹脂材料及びスクリーン151を通
過しない大きさの袴部のPPは、スクリーン151内に
留まるが、プラグバルブ154を開放した状態で、取出
口153と供給投入口132とをブロワー158を介し
て連通しているので、取出口153から取出される整粒
樹脂材料及びスクリーン151を通過しない大きさのP
Pおよび付着物は供給投入口132に還流され、前記ボ
トル本体の粉砕物はスクリーン151を通過可能に微粉
砕され、前述したように排出口152から外部へ排出さ
れる。しかし、整粒樹脂材料は還流されるとはいえ、ス
クリーン151を通過するほどには細かく研磨、整粒さ
れないで大部分がスクリーン151内に残される。
【0074】この整粒された回収PP樹脂材料はプラグ
バルブ154を開けて取出口153から回収樹脂材料と
して取りだされる。
【0075】回収樹脂材料は、袴部のPPの処理におい
ては、袴部の色彩を呈し、この第2段の処理を有色のボ
トル本体あるいは、透明のボトルに施した場合は、本体
の色彩あるいは、略透明若しくは半透明の無色もしく
は、薄い白色ないし、やや薄い黄色を呈していた。一例
として、前述した構造のセパレータ130の実験機を用
いて、第1段のセパレータ130に600gの各被処理
小片82を投入し、前記可動円盤141を40Hz,9
00rpm の回転速度で回転すると、1.5分間で略完全
に付着物を除去でき、PETおよび若干のPPを分離で
き、第2段のセパレータにより1800rpm で3分間の
処理によりPPを回収することができた。
【0076】〔比重選別工程〕この工程は、より高品質
な回収樹脂材料を得ようとするもので、ボトル本体が容
器頂部にボトル本体の胴部と異なる材質例えば、PPあ
るいはPEから成るネジ部を有するものである場合、及
び袴部を有するボトル本体を胴部と同時に処理した場
合、前記第2段のセパレータによる〔乾式洗浄工程〕を
行った後、〔分離・分級・整粒工程〕に代え、あるい
は、この工程の後において、水中で前記ネジ部又は袴部
の比重選別を行い、ネジ部又は袴部を分離し、前記ネジ
部又は袴部を除く容器本体から成る樹脂材料を回収する
ことができる。
【0077】前記〔乾式洗浄工程〕を経た材料を撹拌槽
の水中内に投入し、比重の軽いPPを浮上させ、比重の
重いPETまたは、PVCを沈澱させて、両者を選別す
る。液体サイクロンにより、PPと他の樹脂を選別し、
次いで、脱水工程を経て回収する。
【0078】前記液体サイクロン10は、一例を図10
に示すように、流入口19から水20t/hに前記〔乾
式洗浄工程〕を経た材料を150kg/hで混合した被処
理液を圧入し、これが、下降渦流となって上部サイクロ
ン16の周壁沿いに流れる。この渦流により、混入して
いる樹脂材料のうち、比重の重いPET,PVCは、遠
心力により周壁にあつまり、渦流と共に下降し、開口2
0から下部サイクロン17に渦流として移動する。
【0079】かように周壁上部に移行したPET,PV
Cは排出口25から外部に取り出され、一方、比重の軽
いPPは、上部サイクロン16内の渦流により生じた真
空状の中心核に集まり、排出管18から取り出される。
24は液体の流出口。26は排出口で、底部に沈澱した
異物等を取り出す。
【0080】尚、上述実施例においては、PETボト
ル、PVCボトルを主な例として説明したが、他の樹脂
材料、ポリエチレン、ポリカーボネイト等の場合も同様
にして整粒樹脂材料として回収することができる。
【0081】なお、上記の樹脂材料の処理方法以外に、
収集されたPETボトル又はPVCボトルの状態、汚染
の状況がどの程度かに応じて上記の各工程の順序を逆に
し、あるいは、粗砕工程、乾式洗浄工程以外の工程を省
略して樹脂材料を回収することもあり得る。
【0082】〔食品包装用容器の製造方法〕以上のよう
にして回収された回収樹脂材料は、これを原料として食
品包装用容器300に成形加工することができる。
【0083】食品包装用容器300の原料となる樹脂材
料は、前述の方法及び装置により回収されたPEやPE
T、PVC等の樹脂材料の1種でもよく、又は前記回収
された樹脂材料を数種類混合して使用することもでき
る。
【0084】前述の回収樹脂材料を原料とした食品包装
用容器300にあっては、回収樹脂材料が、食品を包装
した際に食品と直接接触しない、たとえば、鶏卵パック
などの場合は、単層でも良いが、食品を包装した際に食
品と直接接触するトレーなどの場合には、食品と接触す
る面をバージンの樹脂材料層310aとしている。より
好適には、本発明の方法に従って製造される食品包装用
容器300を3層よりなる積層構造を有するものと成
し、回収樹脂材料層310bの表裏をバージンの樹脂材
料層310a,310aで被覆して、食品包装用容器3
00とした際に回収樹脂材料層310bが表面に露出し
ない構成としている。
【0085】なお、前記回収樹脂材料から成る層を発泡
成形すれば、緩衝材として機能し、各種の包装用途に好
適である。
【0086】この回収樹脂材料層310bに積層するバ
ージンの樹脂材料層310aは、その種類を特に限定す
るものではないが、回収樹脂材料との馴染みがよく、各
層間で強力な接着力を発揮するものを使用する。本発明
の実施の形態では、回収樹脂材料としてPETを使用
し、この回収樹脂材料層310bの両面を被覆するバー
ジンの樹脂材料層310a,310aも同様にPETに
て形成して、各層間に良好な接着力が得られるように構
成したものである。
【0087】前記食品用包装用容器300の3層構造
は、回収樹脂材料とバージンの樹脂材料を共押出し法に
より積層加工することにより、バージンの樹脂材料層3
10a,310a間に、回収樹脂材料層310bがラミ
ネートされた3層構造を成す積層樹脂フィルム310を
形成し、この積層樹脂フィルム310を所望形状の食品
包装用容器300に成形したものである。
【0088】前記3層構造を成す積層樹脂フィルム31
0の成形方法としては、例えばT−ダイ方式やサーキュ
ラーダイ方式による共押出し法により製造し、さらに
は、押出し前の溶融樹脂材料内に発泡剤を添加して押出
しの際に発泡させて、3層構造を成す積層樹脂フィルム
310の1又は複数の層を発泡させた発泡樹脂フィルム
とすることもできる。
【0089】このようにして製造された積層樹脂フィル
ム310を例えば真空成形法又は圧空成形法等の熱成形
法により所望形状の食品包装用容器300に成形する。
【0090】図11は、前述の積層樹脂フィルム310
を食品包装用容器300に成形する真空成形法の1例を
示すもので、積層樹脂フィルム310をクランプ枠41
2で挟み、積層樹脂フィルム310の両面または片面を
ヒータ414により加熱軟化させたものを、多くの小孔
416のある凸形または凹型の金型418の上に乗せ
〔図11(a)の状態〕、金型418の反対側から小孔
416を通して空気を抜き、軟化された積層樹脂フィル
ム310を金型418に密着せしめて冷却した後〔図1
1(b)の状態〕、前記小孔416を介して金型418
と食品包装用容器300間に空気を導入して食品包装用
容器300を取り出す〔図11(c)の状態〕方法であ
る。
【0091】また、図12は、前記真空成形法に代えて
圧空成形法により前記食品包装用容器300を製造する
方法を示したものであり、ヒータ414により加熱軟化
させた積層樹脂フィルム310を真空成形するかわりに
圧縮空気で吹き込み成形をする方法である。
【0092】なお、図12において420は型刃であ
り、該型刃420を金型418の周囲に配置すること
で、成形加工と同時に余分な積層樹脂フィルム310が
切除されるよう構成したものである。
【0093】このようにして成形された食品包装用容器
300は、回収樹脂材料層310bがバージンの樹脂材
料層310a,310aにて被覆されているので、その
表面に回収樹脂材料が露出することなく、食品を包装す
る際に回収樹脂材料が食品と直接接触することがないの
で衛生的であり、また、種々の形状への加工が容易であ
り、その加工形状によって種々用途の食品包装用容器3
00としての適用が可能である。一例として、惣菜を小
分販売する際に使用されるトレーや、鶏卵包装用のパッ
ク、その他種々の食品包装用容器300としての適用が
可能である。
【0094】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0095】被処理小片の乾燥後に摩砕衝撃力を付加す
るという比較的簡単かつ容易な手段により、処理対象の
樹脂包装用容器としての熱可塑性樹脂製包装用容器か
ら、付着物を略完全に分離かつ除去し、かつこれを所定
の粒径範囲内に整粒され素材化された樹脂材料として効
率良く・造粒し、再利用し得るようにした。
【0096】従って、従来行われていた熱可塑性樹脂製
包装用容器の水洗浄処理に要した大量の水及び乾燥処理
における多大な設備を不要とし、省資源に寄与すること
ができた。
【0097】また、本発明の乾燥工程によって、〔乾式
洗浄工程〕における衝撃摩砕力の付加により一旦剥離さ
れた付着物が再度、被処理小片に付着して被処理小片と
付着物との分離・分級が困難となったり、また、付着物
が細かく粉砕されずにセパレータのスクリーンが目詰ま
りする等の事態を防ぐことができ、〔乾式洗浄工程〕に
おける処理時間を短時間で効率的に行うことができす
る。
【0098】さらに、本発明の食品包装用容器の製造方
法においては、前記回収樹脂材料を原料とし、この回収
樹脂材料により形成された層を被覆するバージンの樹脂
材料により形成された3層構造の食品包装用容器とする
ことにより、回収樹脂材料が食品包装用容器の表面に露
出することがなく、回収樹脂材料を食品包装用容器の原
材料として使用することができ、回収樹脂材料に新たな
再利用用途を与えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 破砕工程及び風力分離工程の概要を原理的か
つ模式的に示す処理工程の系統説明図である。
【図2】 破砕工程における他の実施例における装置の
概要構成を模式的に示す縦断面図である。
【図3】 粗砕工程、乾式洗浄工程、分離・分級・整粒
工程の概要を原理的かつ模式的に示す処理工程の系統説
明図である。
【図4】 本発明の粗砕工程の実施例に使用するカッタ
ミル(破砕手段)の要部を示す全体斜視図である。
【図5】 本発明の乾燥工程の実施例に使用する乾燥機
(乾燥手段)の概略図である。
【図6】 図5における乾燥機の中央概略断面図であ
る。
【図7】 本発明の乾式洗浄、分離・分級・整粒工程の
実施例に使用するセパレータの概要構成を模式的に示す
縦断面図である。
【図8】(A)図7の平面図である。 (B)図7の矢視V−V線の要部断面である。
【図9】 図7における乾式洗浄、分離・分級・整粒に
使用するセパレータ及びこのセパレータに連通する各機
器の全体的な斜視図である。作用を説明するための正面
図である。
【図10】 本発明の比重選別工程の実施例に使用する
選別手段の要部を示す全体図である。
【図11】 本発明の食品包装用容器の成形に使用され
る成形方法を示す概略図。
【図12】 本発明の食品包装用容器の成形に使用され
る他の成形方法を示す概略図。
【符号の説明】
10 液体サイクロン 16 上部サイクロン 17 下部サイクロン 18 排出口 19 流入口 20 開口 24 液体の流出口 25,26 排出口 30 風力選別機 31 サイクロン 33 ブロワ 82 被処理小片 83 整粒樹脂材料 84 付着物 110 クラッシャ(破砕手段) 120 カッタミル(粗砕手段) 121 カッタミル本体 122 蓋 123 投入口 124 カッタ支持体 125 回転刃 126 固定刃 127 投入室 128 粗砕室 129 スクリーン 130 乾式洗浄手段、分離・分級・整粒手段(セパレ
ータ) 131 固定円盤 132 供給投入口 133 固定端板 134 固定ピン 135 周側板 141 可動円盤 142 回転横軸 143 軸受 144 可動ピン 151 スクリーン 152 排出口 153 取出口 154 プラグバルブ 155 処理空間 156 排出空間 157 ブロワー 158 ブロワー 161 モータ 210a,210b クラッシャ 211 解砕機 212 ネットコンベア 213 磁力選別機 215 回転篩 231 供給管 235 連通管 236 配管 237 分岐管 238 三方電磁弁 239 排出管 240 回収タンク 250 補集タンク 300 食品包装用容器 310 積層樹脂フィルム 310a バージンの樹脂材料層 310b 回収樹脂材料層 412 クランプ枠 414 ヒータ 416 小孔 418 金型 420 型刃 500 乾燥機 502 乾燥器本体 504 乾燥室 506 バーナ 508 供給投入口 510 スクリーン 512 コンベア 513 付着物の収納部 514 回収部 515 排出扉 522 回転軸 524 撹拌腕

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄樹脂製包装用容器から付着物を分離
    し、樹脂材料を回収する方法であって、 処理対象を、熱可塑性樹脂製包装用容器とし、この熱可
    塑性樹脂製包装用容器を複数の各被処理小片に破砕及び
    又は粗砕する工程と、 前記被処理小片を含有水分量3〜5wt%に乾燥する工程
    と、 前記乾燥工程後個々の被処理小片に対して、遠心力を伴
    う衝撃摩砕力を付加して樹脂材料と付着物を分離し、分
    離された付着物を随時に除去する乾式洗浄処理工程と、
    前記樹脂材料を整粒し素材化された回収樹脂材料とする
    工程とを少なくとも含む廃棄樹脂製包装用容器の回収・
    造粒方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥工程において付着物を分離し、
    分離された付着物を除去する請求項1記載の廃棄樹脂製
    包装用容器の回収・造粒方法。
  3. 【請求項3】 廃棄樹脂製包装用容器から付着物を分離
    し、樹脂材料を回収する装置であって、 処理対象を、熱可塑性樹脂製包装用容器とし、この熱可
    塑性樹脂製包装用容器を複数の各被処理小片に破砕及び
    又は粗砕する手段と、 前記被処理小片を乾燥する乾燥手段と、 前記被処理小片の供給投入口部に中心部を連通した固定
    円盤上にあって、複数の回転軌跡上で各固定ピンを順次
    に植設した固定側乾式洗浄及び分離・分級・整粒手段
    と、 前記固定円盤に対向して回転駆動可能に設けた可動円盤
    上にあって、前記各固定ピンとは異なる複数の回転軌跡
    上で各可動ピンを順次に植設した可動側乾式洗浄及び分
    離・分級・整粒手段と、 前記各固定ピンと各可動ピンとの組み合せ外周部にあっ
    て、分離された付着物を排出するための排出口に連通し
    た分級手段、および所望粒度以上の回収樹脂材料を取出
    し口に取出す取出し手段とを備え、 前記各固定ピンと各可動ピンとの相互間で、衝撃摩砕力
    により樹脂材料と付着物を分離・分級し、前記樹脂材料
    を整粒し得るように構成した乾式洗浄及び分離・分級・
    整粒手段とから成ることを特徴とする廃棄樹脂製包装用
    容器の回収・造粒装置。
  4. 【請求項4】 廃棄樹脂製包装用容器から回収された回
    収樹脂材料から成る食品包装用容器であって、 熱可塑性樹脂製包装用容器を複数の各被処理小片に破砕
    及び又は粗砕する工程と、 前記被処理小片を含有水分量3〜5wt%に乾燥する工程
    と、 前記乾燥工程後個々の被処理小片に対して、遠心力を伴
    う衝撃摩砕力を付加して樹脂材料と付着物を分離し、分
    離された付着物を随時に除去する乾式洗浄処理工程と、
    前記樹脂材料を整粒し素材化された回収樹脂材料とする
    工程と、 前記回収樹脂材料を用いて食品包装用容器に成形する工
    程から成る食品包装用容器の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記回収樹脂材料とバージンの樹脂材料
    の共押出しにより、バージンの樹脂材料層、及び回収樹
    脂材料層から成る積層樹脂フィルムを製造する工程と、 前記工程により製造された積層樹脂フィルムを加熱・軟
    化後、被包装物との接触面をバージンの樹脂材料層とし
    た所望形状の食品包装用容器に成形する工程から成る請
    求項4記載の食品包装用容器の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は4記載の前記製造工程によ
    り製造される回収樹脂材料を内層とし、内容物と接触す
    る層をバージンの樹脂材料により形成した少なくとも2
    層以上の積層構造から成る請求項5記載の食品包装用容
    器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記回収樹脂材料から成る層を発泡成形
    した請求項4,5又は6記載の食品包装用容器の製造方
    法。
JP30526296A 1996-11-15 1996-11-15 廃棄樹脂製包装用容器の回収・造粒方法及び装置、並びに前記回収樹脂材料から成る食品包装用容器の製造方法。 Pending JPH10146828A (ja)

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