JPH10146677A - ノズル部にヒューム捕集フードを付設した溶接トーチ - Google Patents

ノズル部にヒューム捕集フードを付設した溶接トーチ

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JPH10146677A
JPH10146677A JP8353352A JP35335296A JPH10146677A JP H10146677 A JPH10146677 A JP H10146677A JP 8353352 A JP8353352 A JP 8353352A JP 35335296 A JP35335296 A JP 35335296A JP H10146677 A JPH10146677 A JP H10146677A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イナートガス溶接の溶接トーチのノズルを囲
んで吸気口を付設し、使用済のイナートガスを吸入する
ことにより、溶接ヒューム及びイナートガスを周囲に拡
散させることなく回収する。 【解決手段】 溶接トーチのノズルを囲んで付設した吸
気口を、集塵装置の吸込み口につないだ可撓性管等に連
結して、同吸気口から、溶接池のシールドに用いたイナ
ートガス及び溶接池から発生する溶接ヒュームを共に可
撓管を通して吸入し、作業場に拡散させずに集塵装置で
回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の溶接、溶断作業
などを行うときに使用されるティグ溶接、炭酸ガスアー
ク溶接などのトーチに関する。
【0002】
【従来の技術】広く産業界で用いられているティグ溶
接、ミグ溶接、炭酸ガスアーク溶接などにおいては、イ
ナートガスを用いてアークと溶融池(溶接個所)とを大
気から遮断し溶接を行うことにより、有害なガスを溶融
金属に接触させることなく、優れた品質の溶接継手を得
るようにしている。この作業の際は溶接池から発生する
金属ヒューム(スパッター、粗粉塵など)及び溶接個所
のシールドに用いたイナートガスは大気中に飛散、拡散
している。屋内作業場においては、作業者が、この金属
ヒュームを吸引し、じん肺(金属肺)にならないよう、
事業者は法令により予防措置を採ることが義務付けられ
ている。すなわち、屋内作業場において本作業を行う場
合、作業者が金属ヒュームを吸引、暴露しないために、
作業場を強制換気する全体換気装置または局部的に排気
する局所換気装置を設置しなければならない。
【0003】溶接個所の移動、作業性の確保の必要など
により、これらの装置を設置することが困難な場合に
は、作業者は防塵マスクを着用して作業しなければなら
ない。しかし、防塵マスクには、呼気抵抗があるためマ
スクを着けた作業者は呼吸するのに抵抗を感じたり、ま
た、遮光保護面(または眼鏡)を付けると、防塵マスク
の装着が困難であったり、顔面にマスクがうまくフィッ
トしないため、防塵効果が低下したり、マスク周辺の皮
膚密着部に湿疹ができたりするため、作業者は防塵マス
クを装着しないで作業をしている場合が多い。
【0004】溶接池から発生する金属ヒュームを含む空
気を排気するため、溶接作業場の近傍に設置したフード
に、吸引ダクトまたはホースを通して集塵装置(集塵
機、排気ファン組込み)を連結して金属ヒュームを吸
引、分離し、清浄な空気を作業場空間内に排気してい
る。このような設備は、溶接個所が常に定位置で、か
つ、フードがその部分の近傍に設置可能な場合には、一
応の効果があるものと考えられる。しかしながら、その
種の装置は、溶接部の溶接方法、溶接個所、範囲が移動
する毎にフードを移動、設置し直さなければならない。
場合によっては、集塵装置も含め移動させねばならな
い。現場においては、このような付帯作業は為されてい
ないのが殆どである。
【0005】溶接個所、範囲が移動したとき、溶接個所
の近傍に設置したフードを適切な位置に移動することな
く溶接作業をすれば、作業者は金属(溶接)ヒュームを
吸引、暴露するだけでなく、屋内作業場に溶接ヒューム
が飛散、拡散するため、他の作業者も溶接ヒュームを吸
引、暴露する可能性もある。溶接する物の大きさ、溶接
作業場(範囲)、溶接する作業姿勢などを限定すること
ができる状況においては、作業者が溶接ヒュームを含む
空気を吸引しないようにするため、一方向から空気を供
給し対応する位置に供給空気量と周辺空気量の和を排気
することができる容量の排気手段を設けて排気する、所
謂、プッシュ−プル(Push−pull)方式による排気方法
も行われている。
【0006】この場合は、作業者は常に溶接ヒュームの
発生源よりも、気流方向に対して上流側で溶接しなけれ
ば、効果が薄い。誤って、作業位置を下流側に移すなら
ば、逆効果の可能性もある。上記設備の場合は、作業者
は常に、溶接ヒューム発生源よりも気流方向の上流側に
位置して作業をしなければならないため、溶接作業が制
約される。したがって、溶接作業能率も低下するおそれ
がある。また、溶接作業方法(姿勢)が変わったり、場
所が変わる場合(工場のレイアウトの変更)には、それ
に適したプッシュ−プル装置を設置しなければならない
(設備変更に伴う設備費が必要となる)といった問題点
がある。
【0007】溶接作業個所が限定でき、溶接する物件が
小さく、略、一定の大きさの場合、排気フードを設けて
作業者はフード前面で作業をするか、もしくはフード内
にあっては、作業者は、排気流に対して溶接ヒューム発
生源より常に上流側に位置して、溶接作業を行ってい
る。この場合も、前記同様、溶接作業者の作業、方法が
限定され、前記同様の問題がある。近年、溶接作業を行
う方法としてロボット溶接が行われている。ロボット溶
接は、一定の機材に対し一定の溶接個所を設定できる条
件が整った場合、始めて可能となる。当該作業におい
て、溶接ヒュームを作業場内に飛散、拡散させないため
には、ロボットによる溶接作業空間を覆うか、作業場全
体を排気するか、の何れかの方法を採用しているのが現
状である。
【0008】溶接トーチ外周部外壁に溶接ヒュームない
しイナートガスの吸引口を取り付けたトーチの試作品が
見受けられるが、所望の排気効果が得られないことと重
量的にも作業者に負担が掛かり過ぎることのために、実
用化されていないのが現状である。
【0009】イナートガスアーク溶接を行なうのは、イ
ナートガスを用いて溶接池付近の大気を置換することに
より高品質の溶接継手を得ることにあるが、屋内作業場
(タンク内作業を含む)においては、上記作業は、溶接
作業者及びその周辺の作業者に対して溶接池から発生す
る金属ヒュームの吸引、暴露の問題が生じるだけでな
く、シールドに用いるイナートガスの吸引に対する溶接
作業者の健康問題にも影響があると考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本件発明は、溶
接池を各種のイナートガスでシールドしながら溶接する
作業において、溶接池から発生する溶接ヒューム及びイ
ナートガスを溶接作業者及びその周辺の作業者に対して
吸引、暴露しないようにするために、溶接池の近傍で、
溶接作業にはできる限り障害を及ぼさず、溶接ヒュー
ム、各種ガスを吸引できるような、溶接トーチ先端の周
りに溶接ヒュームなどを捕集する吸気口を取付け、溶接
池の周辺で発生する金属ヒューム等を周囲に飛散、拡散
させないようにするヒューム等捕集フード付き溶接トー
チを提供し、もって上記問題点を解消することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下に述べるとおりの各構成要件を具備
している。 (1) 溶接部をガスシールドするため電極端部を取り
巻いてイナートガスの噴射ノズルを設けた溶接トーチに
おいて、そのノズル先端を囲んで外周に吸気口を配置し
たことを特徴とするノズル部にヒューム捕集フードを付
設した溶接トーチ。 (2) イナートガス噴射ノズル先端を囲んで外周に吸
気口を配置したヒューム捕集フードを、溶接トーチに対
し着脱可能に取付けたことを特徴とする上記(1)項記
載のノズル部にヒューム捕集フードを付設した溶接トー
チ。
【0012】(3) イナートガス噴射ノズル先端を囲
んで外周に吸気口を配置したヒューム捕集フードの吸気
口周縁にフランジを形成したことを特徴とする上記
(1)または(2)項記載のノズル部にヒューム捕集フ
ードを付設した溶接トーチ。 (4) イナートガス噴射ノズル外周に配置した吸気口
側に、スパッター、粗粉塵吸入防止用メッシュを組付け
たことを特徴とする上記(1)乃至(3)項のうちの、
いずれか一項記載のノズル部にヒューム捕集フードを付
設した溶接トーチ。
【0013】
【作用】溶接トーチノズル先端部のガスシールドカップ
部に、溶接池から発生する溶接ヒューム及びイナートガ
スを捕集するための吸気口を備えたヒューム捕集フード
を取付け、前記フードのスカート内側奥に、高静圧の排
気ブロワーまたは真空装置の吸い込み側に連結した可撓
性管素材などを開口せしめ、イナートガスアーク溶接が
安定し、または溶接を始める段階で、前記フードの吸気
口からエアを吸い込み、溶接池から発生する溶接ヒュー
ムを吸い込み気流に載せてフード内に捕集すると共に、
イナートガスを外部に拡散させることなく回収する。前
記可撓性管開口部からフードの吸気口までの間の何処か
に吸気流を遮るようにスパッター、粗粉塵吸入防止用メ
ッシュを組付け、溶接ヒューム、塵などが可撓性管側に
入り込み、管素材などを傷付けるとか、詰らせないよう
にする。また、フードの開口縁に設けたフランジ及びそ
の形状により、吸気流の吸込速度(分布)をフード前方
に拡げ、溶接ヒューム、イナートガスをより効果的に捕
集する。さらに、適切な吸込みベクトルに基づきイナー
トガスの溶融池に対するシールド切れを防ぐ。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ノズル部にヒュー
ム捕集フードを付設した溶接トーチの好ましい実施形態
を図面に沿って説明するが、本実施形態を構成する各部
材は、本出願当時の当業界における技術レベルの範囲内
で当業者により適宜の変形が可能であることに鑑みれ
ば、格別の理由を示すことなく本実施形態の具体的構造
のみに基づいて本発明の技術的範囲を限定して解釈して
はならない。
【0015】図6は、イナートガスアーク溶接を代表し
て、ティグ溶接の作業状態及び溶接トーチを模式図によ
り表示したもので、図中、溶接トーチ1の端部にはガス
ノズル2を形成し、その内部に同心的に設けた電導体に
保持された棒状タングステン電極3の端部を前記ノズル
2の開口から覗かせると共に、前記ガスノズル2と電極
3と間からイナートガスを矢印で示すように送気してノ
ズル開口から放出しノズル前面の母材4溶接部付近の大
気を前記ガスの雰囲気5により置換する一方、電極3と
対向する母材4との間に電圧を印加して前記ガスの雰囲
気5中でアーク6を飛ばし、そこに溶接棒7を送り出し
て前記ガス雰囲気5中でアーク溶接を行うようにしたも
のである。8は、溶接金属を示す。前記ノズル2または
トーチ1の外周面の適所に雄ねじ、もしくはフード取付
けガイド溝を施して、此処に後述するヒューム捕集フー
ドを螺着または係止する。
【0016】前記ティグ溶接におけるイナートガスとし
て一般的に使用されるガスは、専らアルゴンガスで、JI
S K 1105-1958「溶接用アルゴンガス」の規格がある。
場合によっては、アルゴンに酸素、炭酸ガス、あるいは
水素、窒素などを混合して用いることがある。電極3と
しては、非消耗性のタングステン棒を用いる上述したテ
ィグ溶接と、溶加材を兼ねる消耗性の金属ワイヤ3a を
用いるミグ溶接とに大別することができる。また、ミグ
溶接におけるイナートガスを安価な炭酸ガスに代えたガ
スシールド方式のアーク溶接法として炭酸ガスアーク溶
接が知られている。
【0017】図7に、炭酸ガスアーク溶接の作業形態の
概略を示す。図7に施された符号中、図6に付した符号
と同一の部材は、図6における説明のとおりである。た
だし、金属ワイヤ3a は溶加材で作業の進行に伴い消耗
するから、作業中は常時、ノズル2のところに新たな金
属ワイヤを送り出すようにしている。炭酸ガスアーク溶
接のトーチ1の場合も、前記ティグ溶接と同様、外周面
に雄ねじまたはフード取付けガイド溝を施すことによ
り、ヒューム捕集フードを組付けるようにしている。す
なわち、以下に説明するヒューム捕集フードは、上記
何れのイナートガスアーク溶接のトーチにも適用でき、
いずれも上記〔作用〕欄記載のとおり機能する。
【0018】図1は、前記ヒューム捕集フードの一実
施形態の一部を切り欠いて示した側面図であって、図
中、円板状で中央に同心的なノズル取付け孔10を備えた
ベース11の周面に、これと同径で薄肉円筒状部材12の軸
方向に直角に切断した一方端開口を密に嵌着、固定し、
他方端を開口13として形成したものである。ベース11に
穿設した上記ノズル取付け孔10の内周面には雌ねじ14を
施し、この雌ねじ14は、さきに述べた公知の溶接トーチ
1のノズル2外周面適所に施した雄ねじ15に若干、緩み
をもたせて螺合するようにして前記ヒューム捕集フード
を溶接トーチ1に着脱自在に結合する。
【0019】前記ヒューム捕集フードのベース11の肉
厚は、その螺合部がトーチ1と同軸心を維持できる程度
の厚さを保持し、また、雌ねじ14に直角方向に止めねじ
16を設けて、溶接トーチ1に対して所要位置に螺合、調
整したヒューム捕集フードが同トーチに対し変位しな
いよう係止する。このため、公知のイナートガス溶接用
トーチ1(図は、炭酸ガスアーク溶接)のノズル2に
も、若干の加工、変形が必要になることは免れない。す
なわち、さきに述べたように捕集フードのベース11に
設けた雌ねじ14に対応するトーチ1(またはノズル2)
の外周面に、雄ねじ15を設けなければならない。
【0020】当該ねじ15は、溶接作業中、発生する熱ま
たは輻射、伝導熱によりノズル本体が加熱されて熱膨張
し、そのためトーチ1とヒューム捕集フードとの間で
螺合、螺脱が困難にならないよう、雌ねじ14に対し緩み
を持たせなければならない。止めねじ16は、その緩みを
固定するために必要となる。要すれば、捕集フード
ベース11の雌ねじ14側に環状溝を設け耐熱性パッキンを
嵌着して、これによりトーチ1外周面との間をシールす
る。溶接トーチ1とヒューム捕集フード9との相対的組
付け位置は、実質上、イナートガス溶接作業に差し支え
がない程度に、溶接トーチ1のノズル2、電極3がヒュ
ーム捕集フードのスカート開口13面に対し母材側乃至
ベース側にx長さ変位してイナートガス雰囲気中に金属
ワイヤを導入し、安定してアーク6を形成できるようで
なければならない。また、溶接個所を外部から目視でき
るものでなければならない。
【0021】ただし、ノズル2から大気中に放出される
イナートガスの大部分をヒューム捕集フード9のスカー
ト開口13から回収できる程度に、スカート開口端がノズ
ル2の出口に対し近接して設けないと効果が薄い。その
ため、ヒューム捕集フードのスカート開口面13の形状
を適宜、変形することもある。したがって、ヒューム捕
集フードのスカート12の断面形は必ずしも円形とは限
らない。
【0022】上述したように溶接トーチ1にヒューム捕
集フードを組付けたときは、スカート12内側空間に同
心的に溶接トーチ1が存在する。そのため、スカート内
部は円筒状空間となっており、開口(吸気口)13形状も
溶接トーチ1を囲んだ環状である。いま、ヒューム捕集
フードの内側空間でベース11に近接したスカート円筒
壁12部を貫いて排気開口21を穿設し、前記環状開口13か
ら外気を吸い込むようにすると、さきに述べたような溶
接時において溶接個所をガスシールドするためにノズル
2から大気中に供給されたイナートガスの使用済みのガ
スの殆どと、その吸気気流に載った溶接部から生じる金
属ヒュームとを、溶接池を囲んだ環状開口13を通して排
気開口21側に回収することができる。その時は溶接部位
のガスシールの具合またはイナートガス、溶接ヒューム
の回収状態に応じて、ヒューム捕集フード9開口部から
の吸気量を調節する必要がある。
【0023】そのためには、環状開口(吸気口)13がイ
ナートガスの雰囲気5から、それほど、離れていない位
置にあることが好ましい。一方、作業面からみれば、ス
カート端部の環状開口13縁は溶接作業に邪魔な存在であ
る。ヒューム捕集フードに施したねじ手段、取り付け
用ガイド溝は、前記相反する両者間作用の兼ね合いを図
るための位置調整手段でもある。また、金属ヒューム
は、吸気流に載るものばかりでなく、ヒューム捕集フー
のスカート部にも付着して長期間には排気抵抗を増
加させるから、清掃のために、ヒューム捕集フード
溶接トーチ1から分離する為でもある。さらには、ヒュ
ーム捕集フードを取り付けたままでは溶接作業が可能
でない個所の溶接の場合に、捕集フードをトーチ1か
ら取り外す為でもある。
【0024】ヒューム捕集フードがイナートガスを回
収するときに混(吸)入する金属ヒュームは、そこでは
充分に高熱であるので、フードの排気孔側に連結した
排気用可撓管22を焼損したり、そうでなくとも詰らせる
おそれが多分にある。そこで、ヒューム捕集フードの環
状開口(吸気口)13から排気開口21までの間の内部空間
に耐熱性材料からなる網目板23を設け、排気流に混入し
た高熱金属ヒュームを濾過する。しかしながら、前記網
目板23は、所要の排気をするときの圧力損失が所定以上
に大きな値を持つものであってはならない。また、金属
ヒュームにより目詰りしたときには、簡単に交換をする
ことができるものとする。たとえば、排気のヘッドが急
激に高くなった表示がでたときには、網目板の清掃、交
換時期を示すものといえる。
【0025】ヒューム捕集フードの材料は、機械的強
度が要求されるばかりでなく、溶接池、アークなどから
の輻射熱により加熱され、また、金属ヒュームが付着す
るなどで耐熱性を要求されるが、ある程度加熱されたス
カート部12はその熱を熱輻射により大気に放散し、ま
た、スカート開口部13から流入するガス、空気流により
冷却され、熱平衡が生じる。本実施形態によれば、大容
量の定置式排気装置または真空装置を作業場の一部に設
備し、可撓性排気管をそれぞれの溶接トーチ1のヒュー
ム捕集フードに連結することにより、溶接個所の移動
が激しい作業場における環境管理も容易にすることがで
きる。また、肉薄で小形・軽量に形成されているため、
溶接ノズルに付設しても、格別、作業の妨害になるおそ
れはない。
【0026】本発明の他の実施形態として、図2に示す
ように、ヒューム捕集フードのスカート開口縁の周り
にフランジ24を取付け、イナートガスによる溶接池、電
極及び溶接棒など被加工表面の大気から遮断を確実にす
ると共に、前記ガスをヒューム捕集フードにより回収
するときの効率を高めるとか、溶接ヒュームの回収率を
高めたりする。前記フランジ24の外形は、必ずしも円形
のみに限られない。たとえば、フランジ24の幅がyであ
ったり、zであっても良い。また、ティグ、ミグ溶接の
場合、溶接棒を供給する方位を切欠するものであっても
良い。なお、図中で、図1の添付符号と同一の符号を付
した部材は、図1における説明と同一部材を示す。また
本実施形態は、半自動または自動溶接装置に適用するこ
とも可能である。
【0027】図3は、ヒューム捕集フードの別の実施
形態の一部切欠側面図を示す。図中、第1図に施された
符号と同一の符号を付した部材は、図1のそれと同一部
材である。溶接作業によっては、溶接トーチ1の軸方向
を母材面に垂直せず、傾斜角θを持たせて作業を進めて
いる。その際、傾斜角θの採り方にも関係するが、ノズ
ル2の直径は比較的に小さいから影響は少ないけれども
ヒューム捕集フードのスカート12の直径は比較的に大
きいために、開口縁が母材面に接触するとか、反対側の
開口縁との開きが大きくなって、金属ヒューム、イナー
トガス雰囲気の吸い込みが不均一になるおそれがある。
【0028】そこで、可及的にその回収を均一化するた
め、溶接作業において採用されるトーチの平均的な傾斜
角θに倣って、フードのスカート12の開口面を角度θ
だけ斜めにカットした。その他の構成は、実施形態1の
ものと変わりがないようにしてフードの成形を容易に
した。当該実施形態のヒューム捕集フードのスカート
開口縁にも、必要に応じ上記フランジ24を施すことがで
きる。勿論、この型式のヒューム捕集フードは図示の
とおり、スカート12の開口面13を母材面に平行にするよ
うにして溶接作業を行うもので、理論的には、これによ
ってガス雰囲気などを周囲に拡散させることなく略、均
一にフード内に吸い込み回収効果を上げることができる
が、適用条件の範囲が狭いから使用方法を誤ることがな
いよう留意する必要がある。
【0029】上述の実施形態では何れも、溶接トーチ1
のノズル2とヒューム捕集フードのスカート開口13面
との相対的変位xを無段階に調整することができるが、
その都度、フードを回して最適位置を探すための調節
をしなければならず、能率的でない。作業内容が決まっ
ていて、諸実験データに基づき両者間の相対的最適位置
があらかじめ判っている場合、たとえば、一般の溶接ま
たは凹のコーナの溶接などに使用する場合については、
図4にその他の実施形態(図示のものは、ティグ溶接用
トーチ、ただし、ティグ溶接用トーチには限られない)
として示すように、トーチ1の外周面の母線方向にヒュ
ーム捕集フードの取付け用ガイド溝17を削設すると共
に、その長手方向要所に溝17に連続するL字形のフード
位置決め溝18、19を穿設しておく。このときには勿論、
ヒューム捕集フードのベース11のノズル取付け孔10の
内周面には雄ねじを施す必要がなく、当該内周面には前
記溝17及び18または19に係合するピンを設けることを要
する。
【0030】前記ヒューム捕集フードのベース11のノ
ズル取付け孔10にトーチ1を嵌着し、取付け孔10に取付
けたピンをトーチ1の外周面に設けた捕集フードの取
付け用ガイド溝17に係合させれば、両者の相対位置関係
はトーチ1の長手軸方向の自由度のみが残される。仮り
に、図中、上側の位置決め用L字溝18をヒューム捕集フ
ードの持ち上げ位置ストッパとし、取付け孔10のピン
を前記L字溝18に係止させれば、ノズル2はフード
スカート開口部13よりも突出して設定される。すなわ
ち、凹のコーナの溶接作業のための準備となる。また、
下側の位置決め用L字溝19をヒューム捕集フードの一
般作業用ストッパとすれば、通常の溶接作業を行うとき
に、前記ピンをL字溝19に係止するよう設定する。この
ようにすれば、ヒューム捕集フードのトーチ1に対す
る位置は、一動作により調整することができ、効率的で
あるが微少修正は困難である。
【0031】図5は、本発明に係るヒューム捕集フード
の、また別の実施形態の一部を切り欠いて示す側面図
で、この実施形態はベース11部分が直径方向に大径に形
成されていて、捕集フードの奥部でベース11の内側に
若干広い環状の空間部分25を形成し、排気開口21におけ
る排気流体抵抗を可及的に低減して効率の良い排気を行
わせると共に、スカート部12の吸気開口13のどの個所か
らも同一条件で、吸気ができるようにしたものである。
図5における添付符号で、図1におけるそれと同一の部
材は、図1で説明してものと同一である。
【0032】本実施形態において溶接トーチ1は、外周
面をヒューム捕集フードのベース11部分に穿設したノ
ズル取付け孔10とスカート部12内面から突出した支持杆
とに保持され、溶接トーチ1に設けた捕集フードの取
付け用ガイド溝17とヒューム捕集フードのノズル取付
け孔10に施したピン20との係合により組付けられている
が、この組付け構成は第1実施形態で説明した構造を採
用することができる。本実施形態においても必要に応
じ、スカート開口部の縁にフランジ24を施すこと、第3
実施形態を適用することができる。上記の実施形態は、
もっぱら、炭酸ガスアーク溶接、ティグ溶接のトーチに
ヒューム捕集フードを適用した場合について説明をした
が、ミグ溶接等のトーチに上記構成のヒューム捕集フー
ドを取り付けたときも、同様な機能を果たすことは勿論
である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、イナートガスにより溶
接池を大気からシールドして溶接する作業において、溶
接池から発生する溶接ヒューム及びシールドに用いた各
種のイナートガスを溶接作業者及びその近傍の作業者が
吸引、暴露しないようにすることができ、格別、溶接作
業を邪魔することなく高品質の溶接加工を効率良く行う
ことができる一方、労働環境の向上を図り、災害の発生
を極度に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ヒューム捕集フードを付設した溶接トー
チの一実施形態の一部を切り欠いた要部側面概略図であ
る。
【図2】本発明溶接トーチのヒューム捕集フードの他の
実施形態の要部側面図である。
【図3】本発明溶接トーチのヒューム捕集フードの別の
実施形態を示す要部側面図である。
【図4】本発明溶接トーチとヒューム捕集フードとの組
付け構造を示すその他の実施形態溶接トーチの斜視図で
ある。
【図5】本発明溶接トーチのヒューム捕集フードのまた
別の実施形態を示す要部側面図である。
【図6】本発明溶接トーチのうちのミグ溶接トーチの一
部を切り欠いて示す作動図である。
【図7】本発明溶接トーチのうちの、炭酸ガスアーク溶
接トーチの一部を切り欠いて示す作動図である。
【符号の説明】
1 トーチ 20 ピン 2 ノズル 21 排気開口 3 タングステン電極 22 可撓性管 3a ワイヤー電極 23 網目板 4 母材 24 フランジ 5 保護雰囲気 25 環状空間 6 アーク 7 溶接棒 8 溶融金属 ヒューム捕集フード 10 ノズル取付け孔 11 ベース 12 スカート部 13 開口(吸気口) 14 雌ねじ 15 雄ねじ 16 止めねじ 17 フード取付け用ガイド溝 18 フード位置決めL字溝 19 一般作業用フード位置決めL字溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接部をガスシールドするため電極端部
    を取り巻いてイナートガスの噴射ノズルを設けた溶接ト
    ーチにおいて、そのノズル先端を囲んで外周に吸気口を
    配置したことを特徴とするノズル部にヒューム捕集フー
    ドを付設した溶接トーチ。
  2. 【請求項2】 イナートガス噴射ノズル先端を囲んで外
    周に吸気口を配置したヒューム捕集フードを、溶接トー
    チに対し着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項1
    記載のノズル部にヒューム捕集フードを付設した溶接ト
    ーチ。
  3. 【請求項3】 イナートガス噴射ノズル先端を囲んで外
    周に吸気口を配置したヒューム捕集フードの吸気口周縁
    にフランジを形成したことを特徴とする請求項1または
    2記載のノズル部にヒューム捕集フードを付設した溶接
    トーチ。
  4. 【請求項4】 イナートガス噴射ノズル外周に配置した
    吸気口側に、スパッター、粗粉塵吸入防止用メッシュを
    組付けたことを特徴とする請求項1乃至3のうちの、い
    ずれか一項記載のノズル部にヒューム捕集フードを付設
    した溶接トーチ。
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