JPH10146665A - スリーブ装着方法及びその装置 - Google Patents

スリーブ装着方法及びその装置

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JPH10146665A
JPH10146665A JP30225496A JP30225496A JPH10146665A JP H10146665 A JPH10146665 A JP H10146665A JP 30225496 A JP30225496 A JP 30225496A JP 30225496 A JP30225496 A JP 30225496A JP H10146665 A JPH10146665 A JP H10146665A
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JP
Japan
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sleeve
bore pin
mounting device
mounting
axis
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Application number
JP30225496A
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English (en)
Inventor
Yosuke Narita
洋介 成田
Hideji Sato
秀司 佐藤
Hiroki Tahira
弘樹 田平
Yasuo Watanabe
靖夫 渡辺
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 金型に水平に設けたボアピンに、スリー
ブを装着する方法において、スリーブを上昇可能に支持
するとともに、このスリーブの軸心をボアピンの軸心よ
り一定距離下方へずらし、この一定距離をスリーブの内
径の許容最大偏差にスリーブ装着装置の高さ位置の許容
最大偏差を加えた値に設定した後に、スリーブをボアピ
ンに装着する。 【効果】 スリーブ装着装置の高さ位置の許容偏差が最
大となり、且つ、スリーブの内径の許容偏差が最大にな
った場合にも、ボアピンにスリーブを正常に装着するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金型に水平に設けた
ボアピンにスリーブを装着する方法とその装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】スリーブ装着方法及びその装置として、
例えば特開平5−212529号公報「スリーブセット
装置及びスリーブセット方法」が知られている。上記ス
リーブセット装置20は、同公報図1及び図2に示され
る通り、スリーブWを内側から摺動自在に保持するホル
ダ23と、このホルダ23に進退自在に設けたプッシャ
27と、このプッシャ27に取付けたエアーブローノズ
ル29、29とからなり、ホルダ23に装着した複数の
スリーブWをプッシャ27によって同時にそれぞれのス
リーブ受け10にセットするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記に示した
スリーブセット装置20は、ホルダ23に装着した複数
のスリーブWをプッシャ27によって同時にそれぞれの
スリーブ受け10にセットするため、必要以上の押圧力
がスリーブWに加わると、スリーブWがスチール製の場
合は破損することはないが、スリーブWが特開昭62−
170600号公報「強化用筒状繊維成形体の製造方
法」で知られる強化用筒状繊維成形体の場合は破損を生
ずるという問題がある。また、スリーブセット装置20
のセット位置精度の誤差やスリーブWの内径のばらつき
によっては、スリーブ受け10にスリーブWを正常にセ
ットできないこともある。
【0004】そこで、本発明の目的は、強化用筒状繊維
成形体からなるスリーブを装着しても、破損させたり変
形させてしまう虞れがなく、スリーブセット装置のセッ
ト位置精度の誤差やスリーブの内径のばらつきがあって
も確実にボアピンにスリーブを装着することのできるス
リーブ装着方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、金型に水平に設けたボアピンに、スリー
ブを装着する方法において、スリーブを上昇可能に支持
するとともに、このスリーブの軸心をボアピンの軸心よ
り一定距離下方へオフセットし、このオフセット量をス
リーブの内径の許容最大偏差にスリーブ装着装置の高さ
位置の許容最大偏差を加えた値に設定し、この状態でス
リーブをボアピンに装着することを特徴としたスリーブ
装着方法である。
【0006】スリーブ装着装置にスリーブをセットし
て、スリーブ押出機構によりボアピンにスリーブを装着
する。この際、ボアピンに対しスリーブを上昇可能に支
持し、スリーブの内径の許容最大偏差にスリーブ押出機
構の高さ位置の許容最大偏差を加えた値を、ボアピンの
軸心からスリーブの軸心を予め下方へオフセットして設
定してあるので、スリーブ装着装置の高さ位置の許容偏
差が最大となり、且つ、スリーブの内径の許容偏差が最
大になった場合にも、ボアピンにスリーブを正常に装着
することができる。
【0007】請求項2は、金型に水平に設けたボアピン
に、スリーブを装着するためのスリーブ装着装置におい
て、このスリーブ装着装置を、水平のスリーブの下面を
全長にわたって受ける下部受け部材と、この下部受け部
材上のスリーブの基部のみを上からガイドする上部ガイ
ド部材と、これら下部受け部材並びに上部ガイド部材で
保持したスリーブをボアピンに向って押出すスリーブ押
出機構と、スリーブに所定値を超える水平押力が加わっ
たか否かを検出する過押圧検出手段と、下部受け部材、
上部ガイド部材、スリーブ押出機構並びに過押圧検出手
段を一括して昇降する昇降手段とで構成した。
【0008】水平のスリーブの下面を全長にわたって受
ける下部受け部材と、この下部受け部材上のスリーブの
基部のみを上からガイドする上部ガイド部材とでスリー
ブを保持し、スリーブ押出機構によってボアピンにスリ
ーブを装着する。従って、スリーブは、金型に水平に設
けたボアピンに対し上昇可能であり、スリーブの軸心が
ボアピンの軸心に対し下方にずれたときにもボアピンに
スリーブを正常に装着することができる。スリーブに所
定値を超える水平押力が加わった場合には過押圧検出手
段が動作してスリーブの装着を停止する。従って、スリ
ーブを破損したり、変形させてしまう虞れがない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るスリーブ装着装置の正
面図である。スリーブ装着装置1は、枠体2と、この枠
体2を昇降可能に支持する昇降手段としてのロボットア
ーム3と、枠体2に配置した4個のスリーブ装着ユニッ
ト10…(…は複数を示し、以下同じ。本図では1個の
スリーブ装着ユニット10のみ示す。)とからなる。枠
体2は、ベース部4と、このベース部4から上方へ立上
げた前壁部5と、ロボットアーム3の取り付け部である
側壁部6とからなる。7は金型、8は金型7に設けたボ
アピン、9はスリーブを示す。
【0010】スリーブ装着ユニット10は、ボアピン8
に向ってスリーブ9を押出すスリーブ押出機構20と、
このスリーブ押圧機構20からスリーブ9に所定値を超
える水平押力が加わったか否かを検出する過押圧検出手
段としてのセンサ30と、水平のスリーブ9の下面を全
長にわたって受ける2つの下部受け部材40,40(一
方のみを示す。)と、これらの下部受け部材40,40
上のスリーブ9の根元部である基部のみを上からガイド
する上部ガイド部材50と、スリーブ装着ユニット10
の昇降の際にスリーブ8を把持するための把持機構60
とからなる。
【0011】スリーブ押圧機構20は、枠体2のベース
部4に設けたスライド部材21と、このスライド部材2
1の上面に設けた保持板22と、枠体2の前壁部5に設
けたガイドスリーブ23…(2本のみを示す。)と、こ
のガイドスリーブ23…及び保持板22を貫通して設け
た3本の押圧シャフト24…(2本のみを示す。)と、
これらの押圧シャフト24…を保持板22側で一体に固
定する中間固定板25と、この中間保持板25と保持板
22との間に設けた押圧ばね26と、押圧シャフト24
…の一端でガイドスリーブ23…側に取付けた押出しリ
ング27とからなる。スライド部材21は、本体部21
aと、この本体部21aに嵌合するロッド部21bとか
らなり、ロッド部21bの先端を枠体2のベース部4に
固定し、本体部21aをスライドさせるものである。
【0012】センサ30は、3本の押圧シャフト24…
のうちの1本に取付けたもので、スリーブ押圧機構20
からスリーブに所定値を超える水平押力が加わったか否
かを検出する過押圧検出手段である。
【0013】図2は図1の2矢視図であり、スリーブ装
着装置1の側面を示す。下部受け部材40,40は、ガ
イド部41と、このガイド部41の根元に設けた取付け
部42とからなり、水平のスリーブ9(図1参照)の下
面を全長にわたって受け、スリーブ9の下面に下部受け
部材40を2個設けることでスリーブ9を保持するもの
である。上ガイド部材50は、ガイド部51と、このガ
イド部51の根元に設けた取付け部52とからなり、下
部受け部材40,40上のスリーブ9の根元部である基
部のみを上からガイドするものである。なお、スリーブ
装着装置1は、スリーブ装着ユニット10を4連に並べ
たもので、それぞれのスリーブ装着ユニット10…は独
立して動作するものである。従って、1つのスリーブ装
着ユニット10に、2個の下部受け部材40,40を有
し、1個の上ガイド部材50を有するものである。
【0014】図3は図2の3−3線断面図であり、スリ
ーブ装着装置の要部断面を示す。把持機構60は、枠体
2の前壁部6に取付けたシリンダ61と、このシリンダ
61の端部に設けた支持片61a,61aに回転自在に
取付けた把持ホルダ62,62と、この把持ホルダ6
2,62を駆動するためのピストン63と、このピスト
ン63内を貫通し前壁部6に取付けた固定ロッド64
と、この固定ロッド64の先端に取付けた案内シャフト
65と、この案内シャフト65の段差部65aとピスト
ン63内の端面63aとの間に設けたリターンばね66
と、ピストン63の先端に設けた操作片67,67と、
この操作片67,67上に設けた凸部67a,67a
と、把持ホルダ62,62に設けた曲率のある長孔62
a,62aとからなり、ピストン63をスライドするこ
とにより、把持ホルダ62,62を開閉するものであ
る。なお、シリンダ61はピストン63を駆動するため
のエア回路68を備え、把持ホルダ62は回転のための
支持部62bを備え、案内シャフト65はボアピン8の
先端を案内する凹部65bを備える。
【0015】以上に述べたスリーブの装着装置1の作用
を次に説明する。図4(a),(b)は本発明に係るス
リーブの装着装置の作用説明図(第1)である。(a)
は、スリーブを把持する前の把持機構60の状態を示
す。ピストン63は、前壁部6側に後退し、操作片6
7,67に設けた凸部67a,67aは、把持ホルダ6
2,62に設けた長孔62a,62aのシリンダ61側
に移動して、把持ホルダ62,62先端は、案内シャフ
ト64側に閉じた状態にある。先ず、(b)において、
矢印に示す如く把持ホルダ62,62側から把持機構
60にスリーブ9を挿入し、押出しリング27に付き当
てる。次に、矢印に示す如くピストン63を前進さ
せ、操作片67,67の凸部67a,67aを把持ホル
ダ62,62の長孔62a,62a内の把持ホルダ6
2,62の先端側に移動させることで矢印に示す如く
スリーブ9を把持する。
【0016】図5(a)〜(c)は本発明に係るスリー
ブの装着装置の作用説明図(第2)である。(a)にお
いて、スリーブの装着装置1を昇降させ、金型7に水平
に設けたボアピン8の先端にスリーブ9を合せる。その
後、(b)において、矢印の如くスリーブ9から把持
ホルダ62,62を開放する。(c)において、スリー
ブ押出機構20を作動させ、ボアピン8側に押出しリン
グ27を前進させ、矢印に示す如くボアピン8にスリ
ーブ9を装着する。なお、スリーブ9に所定値を超える
水平押力が加わったか否かをセンサ30で検出し、この
場合はスリーブ装着ユニット10を停止させる。
【0017】図6(a)〜(c)は本発明に係るスリー
ブの装着装置の作用説明図(第3)であり、ボアピン8
に対するスリーブ9の高さを示す。(a)は、ボアピン
8の上面高さよりもスリーブ9の孔の上面高さが高い場
合を示す。ボアピン8の上面とスリーブ9の孔の上面と
に隙間δがある場合に、矢印に示す如くボアピン8に
スリーブ9を挿入すると、ボアピン8の先端よりも下部
受け部材40のガイド部41は手前に位置するため、ス
リーブ9は挿入途中で矢印に示す如く先端が自重で下
方に倒れる。矢印に示す如くさらに押し込むと、スリ
ーブ9の先端部9aがボアピン8の上面に接触している
ため滑りにくく、ボアピン8とスリーブ9との間にこじ
れが発生し、スリーブ9の先端部9a及び中腹部9bに
無理な応力が加わり、スリーブ9を損傷させる虞れがあ
る。
【0018】そこで、(b)に示すように、ボアピン8
の上面高さとスリーブ9の孔の上面とを一致させてスリ
ーブ9の高さを設定すれば、ボアピン8にスリーブ9を
矢印の如く挿入する途中で先端が下方に倒れる影響を
ほとんど受けることなく、スリーブ9を損傷させる虞れ
はない。あるいは、(c)に示すように、ボアピン8の
上面よりスリーブ9の孔の上面を予め下方に設定する。
上部ガイド部材50のガイド部51は、スリーブ9の基
部のみを上からガイドするだけなので、スリーブ9は矢
印の如く上方へせり上がることができ、スリーブ9を
損傷させる虞れはない。すなわち、スリーブ装着装置1
(図1参照)のスリーブ9の高さ方向の位置決め精度の
ばらつき及びスリーブ9の孔のばらつきを考慮して、い
かなる条件の場合にもボアピン8の上面高さとスリーブ
9の孔の上面高さとが一致するか、又は、ボアピン8の
上面よりスリーブ9の孔の上面が下方になるように設定
すれば、スリーブ9を損傷させる虞れはない。次図にそ
の設定値を示す。
【0019】図7(a)〜(c)は本発明に係るスリー
ブの装着装置の作用説明図(第4)であり、ボアピン8
の先端方向から見たものであり、ボアピン8の上面にス
リーブ9の孔の上面を一致させたときに、スリーブ9の
内径がばらついた場合の、ボアピン8の軸心C1とスリ
ーブ9の軸心C2とのずれを示す。ここで、スリーブ9
の内径のばらつきが基準値D1に対しプラス方向及びマ
イナス方向に同じ値だけ存在するときに、その一方(プ
ラス方向又はマイナス方向)のばらつきの最大値をスリ
ーブ9の内径の許容最大偏差Aと定義する。また、スリ
ーブ装着装置1(図1参照)にセットしたスリーブ9の
高さ方向の位置決め精度のばらつきが基準値に対し上方
向及び下方向に同じ値だけ存在するときに、その一方
(上方向又は下方向)のばらつきの最大値をスリーブ装
着装置1の高さ位置の許容最大偏差Bと定義する。スリ
ーブの内径の許容最大偏差Aあるときに、ボアピン8の
外径D2はスリーブの内径の基準値D1から許容最大偏
差Aを引いた値よりも小さいものとし(D2≦D1−
A)、スリーブ9の肉厚tのばらつきは無いものとす
る。また、ボアピン8の先端は先細りテーパを有する。
【0020】(a)は、スリーブ9の内径が最小(D1
−A)の場合を示し、ボアピン8の軸心C1とスリーブ
9の軸心C2の高さのずれはない。(b)は、スリーブ
9が基準値(D1)の場合を示し、ボアピン8の軸心C
1に対しスリーブ9の軸心C2はA/2だけ下方にずれ
を生ずる。(c)はスリーブ9が最大径(D1+A)の
場合を示し、ボアピン8の軸心C1に対しスリーブ9の
軸心C2はAだけ下方にずれを生ずる。従って、スリー
ブ9の内径のばらつきのみを考慮した場合にはボアピン
8の軸心C1よりスリーブ9の軸心C2を予め許容最大
偏差Aだけ下方にオフセットして設定すれば、ボアピン
8の上面よりスリーブ9の孔の上面が上方になることは
ない。
【0021】さらに、スリーブ装着装置1(図1参照)
のスリーブ9の高さ方向の位置決め精度のばらつきのみ
を考慮した場合には、予め許容最大偏差Bだけ下方にオ
フセットしてスリーブ9の高さ方向の位置を設定すれ
ば、位置決め精度のばらつきによりボアピン8の上面よ
りスリーブ9の孔の上面が上方になることはない。そこ
で、スリーブ9の内径のばらつき及びスリーブ装着装置
1(図1参照)のスリーブ9の高さ方向の位置決め精度
のばらつきを考慮た場合には、ボアピン8の軸心C1よ
りスリーブ9の軸心C2を、スリーブの内径の許容最大
偏差Aにスリーブ装着装置の高さ位置の許容最大偏差B
を加えた値(A+B)だけ予め下方にオフセットして設
定すれば、ボアピン8の上面よりスリーブ9の孔の上面
が上方になることはない。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、金型に水平に設けたボアピンに、ス
リーブを装着する方法において、スリーブを上昇可能に
支持するとともに、このスリーブの軸心をボアピンの軸
心より一定距離下方へオフセットし、このオフセット量
をスリーブの内径の許容最大偏差にスリーブ装着装置の
高さ位置の許容最大偏差を加えた値に設定し、この状態
でスリーブをボアピンに装着することを特徴としたスリ
ーブ装着方法である。
【0023】スリーブ装着装置にスリーブをセットし
て、スリーブ押出機構によりボアピンにスリーブを装着
する。この際、ボアピンに対しスリーブを上昇可能に支
持し、スリーブの内径の許容最大偏差にスリーブ押出機
構の高さ位置の許容最大偏差を加えた値を、ボアピンの
軸心からスリーブの軸心を予め下方へオフセットして設
定してあるので、スリーブ装着装置の高さ位置の許容偏
差が最大となり、且つ、スリーブの内径の許容偏差が最
大になった場合にも、ボアピンにスリーブを正常に装着
することができる。
【0024】請求項2は、金型に水平に設けたボアピン
に、スリーブを装着するためのスリーブ装着装置におい
て、このスリーブ装着装置を、水平のスリーブの下面を
全長にわたって受ける下部受け部材と、この下部受け部
材上のスリーブの基部のみを上からガイドする上部ガイ
ド部材と、これら下部受け部材並びに上部ガイド部材で
保持したスリーブをボアピンに向って押出すスリーブ押
出機構と、スリーブに所定値を超える水平押力が加わっ
たか否かを検出する過押圧検出手段と、下部受け部材、
上部ガイド部材、スリーブ押出機構並びに過押圧検出手
段を一括して昇降する昇降手段とで構成した。
【0025】水平のスリーブの下面を全長にわたって受
ける下部受け部材と、この下部受け部材上のスリーブの
基部のみを上からガイドする上部ガイド部材とでスリー
ブを保持し、スリーブ押出機構によってボアピンにスリ
ーブを装着する。従って、スリーブは、金型に水平に設
けたボアピンに対し上昇可能であり、スリーブの軸心が
ボアピンの軸心に対し下方にずれたときにもボアピンに
スリーブを正常に装着することができる。スリーブに所
定値を超える水平押力が加わった場合には過押圧検出手
段が動作してスリーブの装着を停止するので、スリーブ
を破損したり、変形させてしまう虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリーブ装着装置の正面図
【図2】図1の2矢視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係るスリーブの装着装置の作用説明図
(第1)
【図5】本発明に係るスリーブの装着装置の作用説明図
(第2)
【図6】本発明に係るスリーブの装着装置の作用説明図
(第3)
【図7】本発明に係るスリーブの装着装置の作用説明図
(第4)
【符号の説明】
1…スリーブ装着装置、3…昇降手段(ロボット)、8
…ボアピン、9…スリーブ、20…スリーブ押出機構、
30…過押圧検出手段(センサ)、40…下部受け部
材、50…上部ガイド部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 靖夫 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に水平に設けたボアピンに、スリー
    ブを装着する方法において、 前記スリーブを上昇可能に支持するとともに、このスリ
    ーブの軸心をボアピンの軸心より一定距離下方へオフセ
    ットし、このオフセット量をスリーブの内径の許容最大
    偏差にスリーブ装着装置の高さ位置の許容最大偏差を加
    えた値に設定し、この状態でスリーブをボアピンに装着
    することを特徴としたスリーブ装着方法。
  2. 【請求項2】 金型に水平に設けたボアピンに、スリー
    ブを装着するためのスリーブ装着装置において、 このスリーブ装着装置は、水平のスリーブの下面を全長
    にわたって受ける下部受け部材と、この下部受け部材上
    のスリーブの基部のみを上からガイドする上部ガイド部
    材と、これら下部受け部材並びに上部ガイド部材で保持
    したスリーブをボアピンに向って押出すスリーブ押出機
    構と、前記スリーブに所定値を超える水平押力が加わっ
    たか否かを検出する過押圧検出手段と、前記下部受け部
    材、上部ガイド部材、スリーブ押出機構並びに過押圧検
    出手段を一括して昇降する昇降手段とからなることを特
    徴としたスリーブ装着装置。
JP30225496A 1996-11-13 1996-11-13 スリーブ装着方法及びその装置 Pending JPH10146665A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111751A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ahresty Corp インサート金具用の装着装置
WO2009037816A1 (ja) * 2007-09-21 2009-03-26 Honda Motor Co., Ltd. 鋳造金型装置

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JP2007111751A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ahresty Corp インサート金具用の装着装置
WO2009037816A1 (ja) * 2007-09-21 2009-03-26 Honda Motor Co., Ltd. 鋳造金型装置

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