JPH10145630A - 垂直パルス生成回路 - Google Patents

垂直パルス生成回路

Info

Publication number
JPH10145630A
JPH10145630A JP8308774A JP30877496A JPH10145630A JP H10145630 A JPH10145630 A JP H10145630A JP 8308774 A JP8308774 A JP 8308774A JP 30877496 A JP30877496 A JP 30877496A JP H10145630 A JPH10145630 A JP H10145630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
phase
phase difference
horizontal
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8308774A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Ihara
昭典 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP8308774A priority Critical patent/JPH10145630A/ja
Publication of JPH10145630A publication Critical patent/JPH10145630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 VTRのスチル再生の際、VTRによる垂直
同期調整が容易で、ぶれのない良好なスチル映像を表示
することができる垂直パルス生成回路を提供する。 【解決手段】 水平期間クロックカウント回路11及び
垂直水平同期信号位相差検出回路12は、水平同期信号
と垂直水平同期信号との位相差を検出する。垂直同期位
相シフト回路13は垂直同期信号を水平同期信号によっ
て位相シフトする。シフト合成回路15は垂直同期位相
シフト回路13の出力を上記の位相差に相当する値分だ
けさらに位相シフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直スクロール機
能を備えたテレビジョン受像機等に用いられる、表示映
像の位相を垂直方向に移動(スクロール)させるための
垂直パルス生成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の垂直パルス生成回路の一例
を示すブロック図、図4は図3に示す従来の垂直パルス
生成回路の動作を説明するための波形図である。図3に
おいて、図示していない同期信号分離回路によって分離
された図4(C)に示す水平同期信号は、2FH生成回
路1に入力される。2FH生成回路1は、図4(D)に
示すような、水平同期信号の周波数FHの2倍の周波数
2FHを有する2FHパルスを生成する。2FH生成回
路1にはクロックも入力される。
【0003】ここで、2FHパルスは、水平周波数3
1.5kHz、デューティ50%のパルスであり、水平
同期信号(水平周波数15.75kHz)をトリガと
し、それに同期したクロックが色副搬送波周波数の4倍
の周波数4fsc(910クロック)であれば、図4
(D)に示すように、455クロック毎に生成される。
【0004】2FH生成回路1より出力された2FHパ
ルスは、垂直同期位相シフト回路2に入力される。垂直
同期位相シフト回路2には図4(A)もしくは(B)に
示す垂直同期信号が入力される。垂直同期位相シフト回
路2は、入力された2FHパルスによって垂直同期信号
を図4(E)に示すようにラッチし、さらに所定時間シ
フトすることにより、図4(F)に示すシフト後の垂直
パルスを生成する。なお、図4(E)は図4(A)に示
す垂直同期信号をラッチした波形を示している。図4
(B)に示す垂直同期信号をラッチした波形は、図4
(E)に示す波形を図中右方向にシフトした波形とな
る。
【0005】また、垂直同期位相シフト回路2にはVD
シフトデータ発生回路3からのシフトデータが入力さ
れ、表示映像を外部から垂直方向に任意に移動すること
ができる。
【0006】ところで、通常のNTSC信号では、第1
フィールドと第2フィールドとにおいて、水平ライン数
が262.5本(以下、水平ライン数をHで表す)であ
ることから、第1フィールドと第2フィールドとの間で
垂直同期信号に対する水平同期信号には、図4(A),
(B)からも分かるように、0.5Hの位相差が存在す
る。仮に、水平同期を用いて垂直同期をシフトした場合
には、上記のフィールド間での0.5Hの位相差の情報
を失うため、インターレースの表示映像をノンインター
レースで表示することになる。その結果、上下にずれた
映像が表示されてしまい、表示映像は破綻してしまう。
【0007】このため、この位相情報をシフト後の垂直
パルスに伝えるためには、少なくとも水平同期信号の2
倍の周波数を有するパルスによって垂直パルスをシフト
し、表示映像の位相を垂直方向に移動(スクロール)さ
せればよい。図3に示す従来の垂直パルス生成回路にお
いては、この理由により、2FHパルスを用いて垂直パ
ルスの位相をシフトしている。これにより、垂直同期信
号と水平同期信号との位相関係はそのまま伝達され、表
示映像が破綻することはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2FH
パルスを用いて垂直パルスの位相をシフトする従来の垂
直パルス生成回路では、次のような問題点を有する。図
4(A),(B)に示す垂直同期信号と図4(D)に示
す2FHパルスとの位相関係において、垂直同期信号を
2FHパルスでラッチしたとすると、最初のラッチ結果
は図4(E)に示すパルスとなる。図4中にaで示す範
囲では、どのような位相で垂直同期信号が入力されよう
とも、2FHパルスでラッチした結果得られるパルスは
図4(E)に示すパルスとなる。即ち、得られる垂直パ
ルスは、2FH間隔でしか出力されない。
【0009】ところで、ビデオテープレコーダ(VT
R)のスチル再生によってスチル映像を表示するときに
は、VTRから映像信号に付加されて出力する垂直同期
信号の位相が、通常の0.5Hの位相差ではなく、0.
5H以下の位相差という場合がある。このような場合に
は、各々のフィールドにおける垂直同期信号と水平同期
信号との位相関係が図4中に示すaの期間となる。これ
を2FHパルスで位相シフトすると、最終的に得られる
垂直パルスはフィールド毎に同じ位相関係となり、その
結果、そのシフト後の垂直パルスで表示されたスチル映
像にはぶれが発生し、スチル映像は静止しない状態とな
る。
【0010】また、垂直同期信号の位相差が0.5H以
上の場合でも、その位相差は最終的な垂直パルスの出力
において、0.5H間隔となってしまうので、0.5H
以下の位相差の場合と同様に、スチル映像にはぶれが発
生し、スチル映像は静止しない場合がある。これを解決
しようと、VTRのスチル再生時に使用する垂直同期調
整によりスチル映像を静止させようとしても、位相シフ
トした垂直パルスが0.5H間隔でしかシフトできない
ため、映像を静止させることができないという問題点が
発生していた。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、VTRのスチル再生の際、VTRによる垂
直同期調整が容易で、ぶれのない良好なスチル映像を表
示することができる垂直パルス生成回路を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、水平同期信号と、垂直同
期信号と、これらの同期信号に同期したクロックとを用
いて、前記垂直同期信号を位相シフトした垂直パルスを
生成する垂直パルス生成回路において、前記水平同期信
号と前記垂直同期信号との位相差を検出し、その位相差
に相当する値を出力する位相差検出手段(11,12)
と、前記垂直同期信号を前記水平同期信号によって位相
シフトする第1の位相シフト手段(13)と、前記第1
の位相シフト手段の出力を前記位相差検出手段より出力
された前記位相差に相当する値分だけさらに位相シフト
する第2の位相シフト手段(14)とを備えて構成した
ことを特徴とする垂直パルス生成回路を提供するもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の垂直パルス生成回
路について、添付図面を参照して説明する。図1は本発
明の垂直パルス生成回路の一実施例を示すブロック図、
図2は本発明の垂直パルス生成回路の動作を説明するた
めの波形図である。
【0014】図1において、図示していない同期信号分
離回路によって分離された図2(B)に示す水平同期信
号は、水平期間クロックカウント回路11及び垂直同期
位相シフト回路13に入力される。水平期間クロックカ
ウント回路11には、図2(C)に示すクロックも入力
される。このクロックは、図2(A)に示す垂直同期信
号及び図2(B)に示す水平同期信号に同期している。
水平期間クロックカウント回路11は水平同期信号によ
りリセットされて、図2(D)に示すようなカウント値
を出力する。ここでは簡略化のため、水平期間クロック
カウント回路11は3ビットのカウント回路とし、カウ
ント値は0〜7としている。実際には、水平期間クロッ
クカウント回路11は例えば10ビットのカウント回路
とし、カウント値は0〜909の910カウントとす
る。
【0015】水平期間クロックカウント回路11より出
力されたカウント値は垂直水平同期信号位相差検出回路
12に入力される。垂直水平同期信号位相差検出回路1
2には図2(A)に示す垂直同期信号も入力される。垂
直水平同期信号位相差検出回路12は、垂直同期信号の
立ち下がりが検出された直後にハイとなったクロックに
よるカウント値である“3”を保持する。これは、水平
同期信号と垂直水平同期信号とに3クロック分の位相差
が存在することを意味している。そして、垂直水平同期
信号位相差検出回路12は、図2(E)に示すように、
カウント値“3”より1を引いた値“2”をシフト合成
回路15に入力する。これは、後述するように、垂直パ
ルスを水平同期信号と垂直水平同期信号との位相差であ
る3クロック分遅延(シフト)させるためである。
【0016】以上の説明より分かるように、水平期間ク
ロックカウント回路11及び垂直水平同期信号位相差検
出回路12は、図2(A)に示す垂直同期信号と図2
(B)に示す水平同期信号との位相差を検出し、その位
相差に相当する値(カウント値)を出力する位相差検出
手段として動作している。従って、水平期間クロックカ
ウント回路11と垂直水平同期信号位相差検出回路12
とを1つの回路ブロックで構成してもよい。なお、本実
施例では、水平同期信号を図2(B)に示すような正極
性の信号としているが、図4(C)に示すような負極性
の信号としてもよく、水平同期信号や垂直同期信号の形
態は本実施例に限定されない。
【0017】一方、垂直同期位相シフト回路13には図
2(A)に示す垂直同期信号及び図2(B)に示す水平
同期信号が入力される。垂直同期位相シフト回路13
は、水平同期信号を用いて垂直同期信号をシフトするこ
とにより、図2(F)に示すシフト後の垂直パルスを生
成する。なお、垂直同期位相シフト回路13の動作は、
図3中の垂直同期位相シフト回路2の動作と同一であ
る。また、垂直同期位相シフト回路13にはVDシフト
データ発生回路14からのシフトデータが入力され、表
示映像を外部から垂直方向に任意に移動することができ
る。なお、VDシフトデータ発生回路14の動作は、図
3中のVDシフトデータ発生回路3の動作と同一であ
る。
【0018】さらに、図2(F)に示す垂直パルスはシ
フト合成回路15に入力される。シフト合成回路15は
図2(F)に示す垂直パルスを、垂直水平同期信号位相
差検出回路12より得た値“2”に基づいて遅延させ
る。即ち、シフト合成回路15は、入力された値が
“2”であるので、0,1,2とカウントすることによ
り、結果として、図2(F)に示す垂直パルスを水平同
期信号と垂直水平同期信号との位相差である3クロック
分だけシフトし、図2(G)に示すシフト後の垂直パル
スを出力する。
【0019】このようにして、本発明の垂直パルス生成
回路では、従来の2FH間隔のシフトではなく、クロッ
ク単位のシフトを行うことができる。よって、入力時の
水平同期信号と垂直同期信号との位相関係を、シフト後
の垂直パルスに反映させることができ、図4(G)に示
すアナログ的なシフトa’を行った垂直パルスと等価な
垂直パルスを得ることができる。従って、本発明により
得た垂直パルスによれば、VTRのスチル再生の際、垂
直同期信号の位相差が0.5H以下であろうと、0.5
H以上であろうとも、垂直同期調整により、ぶれのない
良好なスチル映像を表示することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の垂
直パルス生成回路は、水平同期信号と垂直同期信号との
位相差を検出し、その位相差に相当する値を出力する位
相差検出手段と、垂直同期信号を水平同期信号によって
位相シフトする第1の位相シフト手段と、第1の位相シ
フト手段の出力を位相差検出手段より出力された位相差
に相当する値分だけさらに位相シフトする第2の位相シ
フト手段とを備えて構成したので、VTRのスチル再生
の際、VTRによる垂直同期調整が容易で、ぶれのない
良好なスチル映像を表示することができる。また、VT
Rによる垂直同期調整に対する感度が鈍感になるため、
VTRで再生するテープによる調整位置の誤差も吸収で
きるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【図4】従来の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
11 水平期間クロックカウント回路(位相差検出手
段) 12 垂直水平同期信号位相差検出回路(位相差検出手
段) 13 垂直同期位相シフト回路(第1の位相シフト手
段) 14 VDシフトデータ発生回路 15 シフト合成回路(第2の位相シフト手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平同期信号と、垂直同期信号と、これら
    の同期信号に同期したクロックとを用いて、前記垂直同
    期信号を位相シフトした垂直パルスを生成する垂直パル
    ス生成回路において、 前記水平同期信号と前記垂直同期信号との位相差を検出
    し、その位相差に相当する値を出力する位相差検出手段
    と、 前記垂直同期信号を前記水平同期信号によって位相シフ
    トする第1の位相シフト手段と、 前記第1の位相シフト手段の出力を前記位相差検出手段
    より出力された前記位相差に相当する値分だけさらに位
    相シフトする第2の位相シフト手段とを備えて構成した
    ことを特徴とする垂直パルス生成回路。
JP8308774A 1996-11-05 1996-11-05 垂直パルス生成回路 Pending JPH10145630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308774A JPH10145630A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 垂直パルス生成回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8308774A JPH10145630A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 垂直パルス生成回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10145630A true JPH10145630A (ja) 1998-05-29

Family

ID=17985150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8308774A Pending JPH10145630A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 垂直パルス生成回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10145630A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2520109B2 (ja) ビデオ信号混合装置
US6144410A (en) Telecine signal conversion method and an up-converter
KR100324194B1 (ko) 동기신호발생장치
US4024572A (en) PAL alternate line color phase detector
JPH04271685A (ja) 同期信号復元回路
JPH10145630A (ja) 垂直パルス生成回路
US5031031A (en) Video signal processing apparatus
JPS61172484A (ja) ビデオフイ−ルドデコ−ダ
JP2530387B2 (ja) シンクロナイザ
JP3091293B2 (ja) 映像再生速度変換装置
JPH0787373A (ja) 画像処理装置
JPH09172561A (ja) 垂直水平同期信号の位相調整回路
US5021871A (en) Conversion circuit for removing line-by-line phase alternation
JP3519878B2 (ja) 垂直同期動作の制御回路
JP2711392B2 (ja) テレビジョン信号の時間軸圧縮装置
JP3108368B2 (ja) 同期検波回路
JP3405008B2 (ja) 垂直同期信号回路
JP3114180B2 (ja) 同期不連続検知装置
JPH0628382B2 (ja) 垂直同期信号作成回路
JPS63203076A (ja) Vtrの文字信号表示回路
JPS587988A (ja) 磁気記録再生装置
JP2840429B2 (ja) 映像信号の通信方法
JPH01132285A (ja) 画像メモリ制御装置
JPH0832832A (ja) 同期信号補償回路
JPH0787356A (ja) 同期信号発生装置