JPH10144678A - シリコン酸化膜の形成方法およびフィールド酸化膜の形成方法 - Google Patents

シリコン酸化膜の形成方法およびフィールド酸化膜の形成方法

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JPH10144678A
JPH10144678A JP29288996A JP29288996A JPH10144678A JP H10144678 A JPH10144678 A JP H10144678A JP 29288996 A JP29288996 A JP 29288996A JP 29288996 A JP29288996 A JP 29288996A JP H10144678 A JPH10144678 A JP H10144678A
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oxide film
silicon oxide
silicon
silicon substrate
forming
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Tomiyuki Arakawa
富行 荒川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーズビークの形成の抑制を図ることができ
るフィールド酸化膜の形成方法の提供。 【解決手段】 マスクパタン14の開口部12からシリ
コン基板10に酸素イオン16を選択的に注入すること
により、シリコン基板10の内部に酸素イオンの拡散領
域18を形成する。次に、酸素ガス雰囲気中で、シリコ
ン基板10の加熱処理を行うことにより、拡散領域18
を内部シリコン酸化層20とし、かつ、シリコン基板の
表面に熱酸化膜22を形成することにより、この内部シ
リコン酸化層20とこの熱酸化膜22とを以って構成さ
れるシリコン酸化膜24を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造において、フィールド酸化膜およびシリコン酸化膜の
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体製造装置の製造におけるフ
ィールド酸化膜の製造方法の一例が、文献1:(「LS
Iプロセス工学」1982年、オーム社刊、pp.15
7−158)に記載されている。この文献に開示の技術
によれば、以下の工程によってフィールド酸化膜を形成
していた。先ず、シリコン基板上に、シリコン基板の素
子分離領域の形成予定領域に開口部を有するマスクパタ
ンを形成する。次に、このマスクパタンの開口部に露出
したシリコン基板を酸素雰囲気中で加熱処理して開口部
に熱酸化膜を形成することによりフィールド酸化膜を形
成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法でフィールド酸化膜を形成すると、上述の文献の第
157頁にも記載されている様に、バーズビークと呼ば
れる酸化層が形成されてしまう。バーズビークが形成さ
れると、形成されたフィールド酸化膜の寸法が設計の寸
法とずれてしまうという問題点があった。このため、バ
ーズビークの形成による寸法のずれをおり込んでマスク
パタンの開口部の寸法を設計する必要が生じるだけでな
く、バーズビークの形成は半導体素子の微細化の妨げと
なっていた。また、バーズビークの部分は、フィールド
酸化膜としては厚さが薄いため、バーズビークが生じる
ことにより、リーク電流が増大してしまうという問題点
があった。また、バーズビークの上に導電層を形成した
場合は、このバーズビークを挟んで寄生容量が生じてし
まうという問題点があった。
【0004】このため、バーズビークの形成の抑制を図
ることができるフィールド酸化膜の形成方法およびシリ
コン酸化膜の形成方法の実現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(第1の発明)この出願に係る第1の発明のシリコン酸
化膜の形成方法によれば、シリコン基板に、酸素元素を
含む化合物のイオンおよび酸素イオンのいずれか一方を
少なくとも含むイオンを注入することにより、シリコン
基板の少なくとも内部に該イオンの拡散領域を形成する
工程と、拡散領域が形成されたシリコン基板の加熱処理
を酸化ガス雰囲気中で行うことにより、イオンの拡散領
域を内部シリコン酸化層とし、かつ、シリコン基板の表
面に熱酸化膜を形成することにより、この内部シリコン
酸化層とこの熱酸化膜とを以って構成されるシリコン酸
化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0006】このように、第1の発明のシリコン酸化膜
の形成方法によれば、加熱処理の際に、拡散領域の酸素
イオンが、シリコン基板のシリコン原子と結合して内部
シリコン酸化層を形成する。このため、この内部シリコ
ン酸化層と表面から酸化された熱酸化膜とを合わせた厚
さのシリコン酸化膜を形成することができる。その結
果、従来よりも短い加熱処理の時間(加熱時間)で、所
望の厚さのシリコン酸化膜を得ることができる。このた
め、バーズビークが成長する加熱時間を短くすることに
より、バーズビークの形成を抑制することができる。
【0007】また、第1の発明のシリコン酸化膜の形成
方法において、好ましくは、イオンをシリコン基板の表
面に対して斜め方向に注入し、かつ、拡散領域をシリコ
ン基板の表面から離間させて形成すると良い。
【0008】このようにイオンを斜め方向に注入すれ
ば、表面に熱酸化膜を形成しない領域のシリコン基板部
分の内部に、内部シリコン酸化膜を形成することができ
る。
【0009】また、第1の発明のシリコン酸化膜の形成
方法において、好ましくは、加熱処理を行うにあたり、
内部シリコン酸化層と熱酸化膜とが互いに連続して一体
となったシリコン酸化膜を形成すると良い。
【0010】このように、加熱処理の結果、内部シリコ
ン酸化層と熱酸化膜とが連続して一体となれば、シリコ
ン酸化膜の絶縁性の向上を図ることができる。
【0011】また、第1の発明のシリコン酸化膜の形成
方法において、好ましくは、シリコン基板の表面に、表
面シリコン酸化膜を形成し、この表面シリコン酸化膜を
介して、イオンをシリコン基板に注入し、加熱処理を行
う前に、表面シリコン酸化膜を除去すると良い。
【0012】このように、表面シリコン酸化膜を介して
イオンを注入すれば、イオン注入によるシリコン基板の
ダメージの発生を低減することができる。
【0013】(第2の発明)また、この出願に係る第2
の発明のフィールド酸化膜の形成方法によれば、シリコ
ン基板の上側に、このシリコン基板の素子分離領域が形
成される予定の領域に開口部を有するマスクパタンを形
成する工程と、開口部からシリコン基板に、酸素元素を
含む化合物のイオンおよび酸素イオンのいずれか一方を
少なくとも含むイオンを選択的に注入することにより、
このシリコン基板の少なくとも内部にこのイオンの拡散
領域を形成する工程と、拡散領域が形成されたシリコン
基板の加熱処理を酸化ガス雰囲気中で行うことにより、
拡散領域を内部シリコン酸化層とし、かつ、シリコン基
板の表面に熱酸化膜を形成することにより、この内部シ
リコン酸化層とこの熱酸化膜とを以って構成されるフィ
ールド酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とす
る。
【0014】このように、第2の発明のフィールド酸化
膜の形成方法によれば、加熱処理の際に、拡散領域も内
部シリコン酸化層となる。このため、この内部シリコン
酸化層と表面から酸化された熱酸化膜とを合わせた厚さ
のフィールド酸化膜を形成することができる。その結
果、従来よりも短い加熱処理の時間(加熱時間)で、所
望の厚さのフィールド酸化膜を得ることができる。この
ため、バーズビークが成長する加熱時間を短くすること
により、バーズビークの形成を抑制することができる。
【0015】また、第2の発明のフィールド酸化膜の形
成方法において、好ましくは、イオンをシリコン基板の
表面に対して斜め方向に注入し、かつ、拡散領域を、シ
リコン基板のアクティブ領域が形成される予定の領域の
一部分を少なくとも含む領域に、このシリコン基板の表
面から離間させて形成すると良い。
【0016】このように、イオンを斜め方向に注入すれ
ば、イオン注入時にマスクパタンで覆われている領域で
ある、表面に熱酸化膜を形成しないアクティブ領域のシ
リコン基板部分の内部に、内部シリコン酸化層を形成す
ることができる。その結果、内部シリコン酸化層が形成
されたアクティブ領域部分の寄生容量の低減を図ること
ができる。
【0017】また、第2の発明のフィールド酸化膜の形
成方法において、好ましくは、加熱処理を行うにあた
り、内部シリコン酸化層と熱酸化膜とが互いに連続して
一体となったフィールド酸化膜を形成すると良い。
【0018】このように、加熱処理の結果、内部シリコ
ン酸化層と熱酸化膜とが連続して一体となれば、フィー
ルド酸化膜の絶縁性の向上を図ることができる。
【0019】また、第2の発明のフィールド酸化膜の形
成方法において、好ましくは、シリコン基板の表面に、
表面シリコン酸化膜を形成し、この表面シリコン酸化膜
を介して、イオンをシリコン基板に注入し、加熱処理を
行う前に、表面シリコン酸化膜を除去すると良い。
【0020】このように、表面シリコン酸化膜を介して
イオンを注入すれば、イオン注入によるシリコン基板の
ダメージの発生を低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この出願
に係る第1の発明のシリコン酸化膜の形成方法および第
2の発明のフィールド酸化膜の形成方法の実施の形態に
ついて説明する。尚、参照する図面は、これらの発明が
理解できる程度に、各構成成分の大きさ、形状および配
置関係を概略的に示しているに過ぎない。従って、これ
らの発明は図示例に限定されるものではない。また、図
面では、断面部分のハッチングを一部省略して示す。
【0022】(第1の実施の形態)図1を参照して、第
1の発明のシリコン酸化膜の形成方法の第1の実施の形
態について説明する。図1の(A)〜(C)は、第1の
実施の形態のシリコン酸化膜の形成方法の説明に供する
要部断面工程図である。
【0023】先ず、この実施の形態においては、イオン
の選択的な注入を行うために、シリコン基板10上に、
開口部12を有する窒化膜のマスクパタン14を形成す
る(図1の(A))。
【0024】次に、開口部12からシリコン基板10に
酸素イオン16を選択的に注入することにより、シリコ
ン基板10の内部に酸素イオンの拡散領域18を形成す
る(図1の(B))。
【0025】尚、この拡散領域はシリコン基板10の表
面10aに達していても良い。また、図1においては、
注入される酸素イオン16を矢印で模式的に示してい
る。
【0026】次に、拡散領域18が形成されたシリコン
基板10の加熱処理を酸化ガスとしての酸素ガス雰囲気
中で行うことにより、拡散領域18を内部シリコン酸化
層20とし、かつ、シリコン基板の表面に熱酸化膜22
を形成することにより、この内部シリコン酸化層20と
この熱酸化膜22とを以って構成されるシリコン酸化膜
24を形成する(図1の(C))。
【0027】また、図1の(C)に示すシリコン酸化膜
24は、内部シリコン酸化層20と熱酸化膜22とが互
いに連続して一体となっている。
【0028】(第2の実施の形態)次に、図2を参照し
て、第1の発明のシリコン酸化膜の形成方法の第2の実
施の形態について説明する。図2の(A)〜(D)は、
第2の実施の形態のシリコン酸化膜の形成方法の説明に
供する要部断面工程図である。
【0029】先ず、この実施の形態においては、イオン
の選択的な注入を行うために、シリコン基板10上に、
開口部12を有する窒化膜のマスクパタン14を形成す
る(図2の(A))。
【0030】次に、開口部12からシリコン基板10に
酸素イオン16を選択的に注入することにより、シリコ
ン基板10の内部に酸素イオンの第1の拡散領域26を
形成する(図2の(B))。
【0031】1回目のイオン注入の際に、イオンをシリ
コン基板の表面に対して斜め方向に注入し、かつ、拡散
領域をシリコン基板の表面から離間させて形成する。
(図1の(B))。また、注入角度の範囲は、傾けた方
向に沿った開口部12の長さと、マスクパタン14の厚
さとの比率によって制限される。
【0032】次に、1回目のイオン注入の際に注入角度
を傾けた方向と反対の方向に、注入角度を傾けて2回目
のイオン注入を行う。そして、第2の拡散領域28をシ
リコン基板の表面から離間させて形成する(図2の
(C))。
【0033】次に、第1の拡散領域26および第2の拡
散領域28が形成されたシリコン基板10の加熱処理を
酸化ガスとしての酸素ガス雰囲気中で行うことにより、
第1の拡散領域26を第1の内部シリコン酸化層30と
し、かつ、第2の拡散領域28を第2の内部シリコン酸
化層32とし、かつ、シリコン基板10の表面に熱酸化
膜34を形成することにより、この第1および第2の内
部シリコン酸化層30および32とこの熱酸化膜34と
を以って構成されるシリコン酸化膜36を形成する(図
2の(D))。
【0034】また、図2の(D)に示すシリコン酸化膜
36は、第1の内部シリコン酸化層30および第2の内
部シリコン酸化層32と熱酸化膜34とが互いに連続し
て一体となっている。
【0035】(第3の実施の形態)次に図3〜図6を参
照して、第1の発明のシリコン酸化膜の形成方法および
第2の発明のフィールド酸化膜の形成方法の例について
合わせて第3の実施の形態として説明する。図3の
(A)〜(C)は、第3の実施の形態のフィールド酸化
膜の形成方法の説明に供する第1の要部断面工程図であ
る。図4の(A)〜(C)は、図3の(C)に続く、第
2の要部断面工程図である。図5の(A)〜(C)は、
図4の(C)に続く、第3の要部断面工程図である。図
6の(A)〜(C)は、図5の(C)に続く、第4の要
部断面工程図である。
【0036】第3の実施の形態のフィールド酸化膜の形
成方法によれば、先ず、シリコン基板の上側に、マスク
パタンを形成する。このマスクパタンは、このシリコン
基板の素子分離領域が形成される予定の領域に開口部を
有している。
【0037】マスクパタンの形成にあたって、先ず、シ
リコン基板(シリコンウエハ)40を用意する(図3の
(A))。
【0038】そして、このシリコン基板40を、純水に
よって1%に希釈されたフッ化水素酸溶液を用いて20
秒間洗浄する。次に、シリコン基板40を純水を用いて
洗浄する。
【0039】次に、このシリコン基板40の表面に、表
面シリコン酸化膜42を形成する(図3の(B))。
【0040】表面シリコン酸化膜42の形成にあたり、
先ず、シリコン基板40を横型酸化炉(図示せず)に設
置する。そして、このシリコン基板40を、酸素雰囲気
中、950℃の温度で45分間シリコン基板の表面を熱
酸化させる。この熱酸化によって、厚さ10nmの表面
シリコン酸化膜(シリコン熱酸化膜)42が形成され
る。
【0041】次に、表面シリコン酸化膜42上に、シリ
コン窒化膜44を形成する(図3の(C))。
【0042】シリコン窒化膜44の形成にあたり、先
ず、表面シリコン酸化膜42が形成されたシリコン基板
40を、減圧化学気相成長装置(図示せず)の炉内に設
置する。そして、このシリコン基板40を、NH3 およ
びSiH4 を主とした雰囲気中、800℃の温度で95
分間熱処理をする。この熱処理により、約200nmの
膜厚のシリコン窒化膜44が形成される。
【0043】次に、シリコン窒化膜44上に、レジスト
パタン46を形成する。(図4のA))。
【0044】レジストパタン46の形成にあたっては、
先ず、シリコン窒化膜44が形成されたシリコン基板4
0を減圧化学気相成長装置の炉内から取り出して、シリ
コン窒化膜44上に約1μmの膜厚のレジストを塗布し
た後、通常の露光および現像工程を経て、素子分離形成
予定領域48に開口部50を有するレジストパタン46
を形成する。
【0045】次に、レジストパタン46をエッチングマ
スクとして用いて、反応性イオンエッチングによりシリ
コン窒化膜44の開口部50に露出している部分を除去
して、シリコン窒化膜パタン52を形成する(図4の
(B))。
【0046】このようにして、レジストパタン46およ
びシリコン窒化膜パタン52からなるマスクパタン54
を形成する。
【0047】次に、素子分離形成予定領域48に酸素イ
オン56を選択的に注入することにより、シリコン基板
40の内部に、酸素イオンの拡散領域58を形成する
(図4の(C))。尚、図4の(C)においては、注入
される酸素イオン56を矢印で模式的に示している。
【0048】酸素イオンの注入にあたっては、先ず、マ
スクパタン54が形成されたシリコン基板40をイオン
注入装置(図示せず)に設置する。そして、このシリコ
ン基板40の表面40aに対して垂直に、加速電圧15
0keV、ドーズ量4×1017イオン/cm2 の条件
で、酸素ガスを用いてイオン注入を行う。その結果、酸
素イオンがマスクパタン54の開口部50から表面シリ
コン酸化膜42を介して注入されて、素子分離形成予定
領域48のシリコン基板40の内部に拡散領域58が形
成される。また、イオン注入の際の条件としては、例え
ば加速電圧50keV〜200keV、ドーズ量1×1
17〜9×1017イオン/cm2 であることが望まし
い。
【0049】ここで、図7のグラフに、オージェ電子分
光法によって調べたシリコン基板40内部の酸素イオン
分布を示す。図7のグラフの横軸はシリコン基板40の
表面40aからの深さ(μm)を表し、縦軸はオージェ
電子強度(任意単位)を表している。そして、図7中の
曲線Iから、深さ0.38μm付近を中心として、シリ
コン基板40の内部に拡散領域が形成されていることが
分かる。
【0050】また、図8のグラフに、酸素イオン注入時
の加速エネルギと酸素イオンの投影飛程および標準偏差
との関係の計算結果を示す。図8のグラフの横軸は加速
エネルギを表し、縦軸はシリコン基板の表面からの深さ
(nm)および標準偏差(nm)を対数表示で表してい
る。そして、投影飛程を表す曲線IIおよび標準偏差を表
す曲線III から、加速エネルギ150keVの場合の、
投影飛程は約380nm、標準偏差は約90nmである
ことが分かる。この投影飛程は、図7に示された、酸素
イオンの分布とほぼ一致している。
【0051】尚、図8のグラフを得るために用いた計算
方法は、文献2:(電子材料シリーズ「シリコン結晶と
ドーピング」、1986年、丸善株式会社刊のp184
−189)に開示されている技術、特に第186頁の式
(3・15)から式(3・19)に基づくものであり、
図8は、文献2の第186頁の図3・11に相当する。
【0052】また、シリコン基板に所望のドーズ量Φ
(イオン/cm2 )を得るための酸素イオンの注入時間
t(秒)は、従来周知の下記の(1)式で与えられる。
【0053】 t=(Φ×St ×1.602×1017)/I・・・(1) 但し、St (cm2 )はイオンビームが照射される総面
積、I(A)はエンドステーションでのビーム電流を表
す。ここで、上述のイオン注入条件とは異なるが、一例
としてI=100μA、St =4cm2 、Φ=1.2×
1018イオン/cm2 を代入すると、tは、約4時間5
0分となる。
【0054】次に、加熱処理に先立って、レジストパタ
ン46を除去する(図5の(A))。
【0055】次に、加熱処理に先立って、表面シリコン
酸化膜42の開口部50に露出している部分を、5%フ
ッ化水素(HF)溶液にを用いて除去する(図5の
(B))。
【0056】表面シリコン酸化膜42の開口部50に露
出している部分を除去することによって、イオン注入に
よってダメージを受けた主な部分を除去することができ
る。
【0057】次に、拡散領域58が形成されたシリコン
基板40の加熱処理を酸素ガス雰囲気中で行うことによ
り、拡散領域58を内部シリコン酸化層60とし、か
つ、シリコン基板40の表面に熱酸化膜62を形成する
ことにより、この内部シリコン酸化層60とこの熱酸化
膜62とが互いに連続して一体となって、厚さ約500
nmのフィールド酸化膜64を開口部50に形成する
(図5の(C))。
【0058】この加熱処理を行うにあたっては、先ず、
表面シリコン酸化膜42の開口部50に露出している部
分が除去されたシリコン基板40を、横型酸化炉に設置
する。そして、このシリコン基板40を、酸素と水素と
を15対10の割合で混合した雰囲気中、1000℃の
温度で10分間加熱する。尚、加熱温度は、800℃〜
1200℃の範囲が好適である。これは、加熱温度が8
00℃よりも低くなると、シリコン基板中に転位や微小
欠陥が発生し易くなり、また、加熱温度が1200℃よ
りも高くなると、熱酸化膜中にシリコンが凝集し易くな
るためである。
【0059】また、この加熱処理の際には、シリコン窒
化膜パタン52上にも熱酸化膜66が形成される。
【0060】ここで、図9に、フィールド酸化膜64の
バーズビーク部分64aの断面図を示す。また、図9
に、従来の方法で、この実施の形態と同じ厚さ約500
nmのフィールド酸化膜を形成した場合のバーズビーク
の形状を模式的に示す。従来の方法では、厚さ約500
nmフィールド酸化膜を形成するのに、約100分間加
熱処理を行うことが必要である。
【0061】この点、この実施の形態では、従来の十分
の一の約10分間の加熱処理で同程度の厚さのフィール
ド酸化膜を形成することができる。その結果、この実施
の形態においては、バーズビークの成長を従来の約二分
の一に抑制することができる。従って、この実施の形態
においては、バーズビークの形成を抑制して、かつ、所
望の厚さのフィールド酸化膜を形成することができる。
【0062】尚、バーズビークの成長の比較にあたって
は、水平方向のバーズビークの先端の位置の判別が困難
であるため、便宜的に、マスクパタンの縁から0.5μ
m外側(マスクパタン側)でのバーズビークの厚さを測
定して比較している。
【0063】次に、加熱処理の際にシリコン窒化膜パタ
ン52上に形成された熱酸化膜66を、5%に希釈した
HF溶液を用いて除去する(図6の(A))。
【0064】次に、シリコン窒化膜パタン52を、18
0℃に加熱されたりん酸を用いて除去する(図6の
(B))。
【0065】次に、残存している表面シリコン酸化膜4
2aを、5%に希釈したHF溶液を用いて除去する。こ
の表面シリコン酸化膜42aが除去されて、シリコン基
板40の表面40aが露出した領域が、アクティブ領域
68となり、フィールド酸化膜64が形成された領域が
素子分離領域70となる(図6(C))。
【0066】このように、第2の発明のフィールド酸化
膜の形成方法によれば、加熱処理の際に、拡散領域も内
部シリコン酸化層となる。このため、この内部シリコン
酸化層と表面から酸化された熱酸化層とを合わせた厚さ
のシリコン酸化膜を形成することができる。その結果、
従来よりも短い加熱処理の時間(加熱時間)で、所望の
厚さのフィールド酸化膜を得ることができる。このた
め、バーズビークが成長する加熱時間を短くすることに
より、バーズビークの形成を抑制することができる。
【0067】(第4の実施の形態)次に、図10および
図11を参照して、第1の発明のシリコン酸化膜の形成
方法および第2の発明のフィールド酸化膜の形成方法の
例について合わせて第4の実施の形態として説明する。
図10の(A)〜(C)は、第4の実施の形態のフィー
ルド酸化膜の形成方法の説明に供する、第1の要部断面
工程図である。図11の(A)〜(D)は、図10の
(C)に続く、第2の要部断面工程図である。
【0068】尚、第4の実施の形態においては、マスク
パタン54を形成する工程迄は、上述の第3の実施の形
態における工程と同一であるので、その詳細な説明を省
略する。また、図10および図11においては、第3の
実施の形態における構成成分の符号と同一の構成成分に
は、同一の符号を付して示す。
【0069】先ず、図10の(A)に、シリコン基板4
0上に、マスクパタン54が形成された状態を示す。図
10の(A)は、図4の(B)に対応する。
【0070】第4の実施の形態においては、マスクパタ
ン54が形成された後、イオンをシリコン基板40の表
面に対して11°傾けた斜め方向(図10では左上から
右下に向って)注入する。この1回目のイオン注入によ
って、シリコン基板40のアクティブ領域が形成される
予定の領域の一部分を含む領域、すなわち、マスクパタ
ン54の下側の領域の一部分を含む領域に、第1の拡散
領域72を形成する。また、この第1の拡散領域72
は、シリコン基板40の表面から離間させて形成する
(図10の(B))。また、注入角度の範囲は、傾けた
方向に沿った開口部50の長さと、マスクパタン54の
厚さとの比率によって制限される。
【0071】次に、注入方向を1回目とは反対方向に傾
けて(図10において、右上から左下に向って)、2回
目のイオン注入を行って、第2の拡散領域74を形成す
る(図10の(C))。第2の拡散領域74も、第1の
拡散領域72と同様に、シリコン基板40の表面40a
から離間して形成される。
【0072】また、1回目および2回目のイオン注入条
件は、注入方向が斜めであることの他は、上述した第3
の実施の形態におけるイオン注入条件と同一である。ま
た、注入角度の範囲は、傾けた方向に沿った開口部50
の長さと、マスクパタン54の厚さとの比率によって制
限される。
【0073】次に、加熱処理に先立って、レジストパタ
ン46を除去する(図11の(A))。
【0074】次に、加熱処理に先立って、表面シリコン
酸化膜42の開口部50に露出している部分を5%フッ
化水素(HF)溶液にを用いて除去する(図11の
(B))。
【0075】次に、第1および第2の拡散領域72およ
び74が形成されたシリコン基板40の加熱処理を酸素
ガス雰囲気中で行うことにより、第1の拡散領域72を
第1の内部シリコン酸化層76とし、第2の拡散領域7
4を第2の内部シリコン酸化層78とし、かつ、シリコ
ン基板40の表面に熱酸化膜80を形成することによ
り、この第1および第2の内部シリコン酸化層76およ
び78とこの熱酸化膜80とが互いに連続して一体とな
って、厚さ約500nmのフィールド酸化膜82を開口
部50に形成する(図11の(C))。また、この加熱
処理の際には、シリコン窒化膜パタン52上にも熱酸化
膜66が形成される。
【0076】次に、上述した第3の実施の形態と同様に
して、熱酸化膜66、シリコン窒化膜パタン52および
残存している表面シリコン酸化膜42aを順次に除去す
る。その結果、シリコン基板40の表面が露出した部分
がアクティブ領域68となり、フィールド酸化膜が露出
している部分が素子分離領域70となる。
【0077】第4の実施の形態においては、アクティブ
領域68の一部分の下側に、第1の内部シリコン酸化層
78および第2の内部シリコン酸化層78が形成されて
いるため、アクティブ領域の寄生容量の低減を図ること
ができる。
【0078】上述した各実施の形態では、これらの発明
を特定の材料を用い、特定の条件で構成した例について
のみ説明したが、これらの発明は多くの変更および変形
を行うことができる。例えば、上述した各実施の形態に
おいては、加熱処理の結果、内部シリコン酸化膜と熱酸
化膜とが互いに連続して一体となったシリコン酸化膜お
よびフィールド酸化膜の例について説明したが、これら
の発明では、内部シリコン酸化膜と熱酸化膜とは必ずし
も連続していなくとも良い。
【0079】また、上述した各実施の形態においては、
加熱処理の際に、酸化ガスとして酸素ガスを用いたが、
これらの発明においては、酸化ガスとして、酸素と水素
との混合ガス、酸素と窒素との混合ガス、または、酸
素、水素および窒素の混合ガスを用いても良い。
【0080】また、上述した各実施の形態においては、
一回のイオン注入を一定の条件(加速電圧、ドーズ量)
で行ったが、これらの発明では、一回のイオン注入を複
数回に分けてそれぞれ注入条件を変えてイオン注入を行
っても良い。例えば、先ず加速電圧150keV、ドー
ズ量4×1017イオン/cm2 、次に、100keV、
2×1017イオン/cm2 、次に、80keV、1×1
17イオン/cm2 と、順次に加速電圧を下げながらイ
オン注入を行っても良い。加速電圧を下げるのは、初め
に深い所へイオンを注入し、後から浅い所へイオンを注
入するためである。このように複数回に分けてイオン注
入すれば、1回で注入する場合に比べて、より広い範囲
の深さにわたって拡散領域を形成することも可能であ
る。
【0081】
【発明の効果】
(第1の発明)第1の発明のシリコン酸化膜の形成方法
によれば、加熱処理の際に、拡散領域が内部シリコン酸
化層となる。このため、この内部シリコン酸化層と表面
から酸化された熱酸化膜とを合わせた厚さのシリコン酸
化膜を形成することができる。その結果、従来よりも短
い加熱処理の時間(加熱時間)で、所望の厚さのシリコ
ン酸化膜を得ることができる。このため、バーズビーク
が成長する加熱時間を短くすることにより、バーズビー
クの形成を抑制することができる。
【0082】また、イオンを斜め方向に注入すれば、表
面に熱酸化膜を形成しない領域のシリコン基板部分の内
部に、内部シリコン酸化層を形成することができる。
【0083】また、加熱処理の結果、内部シリコン酸化
層と熱酸化膜とが連続して一体となれば、シリコン酸化
膜の絶縁性の向上を図ることができる。
【0084】また、表面シリコン酸化膜を介してイオン
を注入すれば、イオン注入によるシリコン基板のダメー
ジの発生を低減することができる。
【0085】(第2の発明)また、第2の発明のフィー
ルド酸化膜の形成方法によれば、加熱処理の際に、拡散
領域が内部シリコン酸化層となる。このため、この内部
シリコン酸化層と表面から酸化された熱酸化膜とを合わ
せた厚さのシリコン酸化膜を形成することができる。そ
の結果、従来よりも短い加熱処理の時間(加熱時間)
で、所望の厚さのフィールド酸化膜を得ることができ
る。このため、バーズビークが成長する加熱時間を短く
することにより、バーズビークの形成を抑制することが
できる。
【0086】また、酸素等のイオンを斜め方向に注入す
れば、イオン注入時にマスクパタンで覆われている領域
である、表面に熱酸化膜を形成しないアクティブ領域の
シリコン基板部分の内部に、内部シリコン酸化層を形成
することができる。その結果、内部シリコン酸化層が形
成されたアクティブ領域部分の寄生容量の低減を図るこ
とができる。
【0087】また、加熱処理の結果、内部シリコン酸化
層と熱酸化膜とが連続して一体となれば、フィールド酸
化膜の絶縁性の向上を図ることができる。
【0088】また、表面シリコン酸化膜を介してイオン
を注入すれば、イオン注入によるシリコン基板のダメー
ジの発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、第1の実施の形態のシリコ
ン酸化膜の形成方法の説明に供する要部断面工程図であ
る。
【図2】(A)〜(D)は、第2の実施の形態のシリコ
ン酸化膜の形成方法の説明に供する要部断面工程図であ
る。
【図3】(A)〜(C)は、第3の実施の形態のフィー
ルド酸化膜の形成方法の説明に供する第1の要部断面工
程図である。
【図4】(A)〜(C)は、図3の(C)に続く、第2
の要部断面工程図である。
【図5】(A)〜(C)は、図4の(C)に続く、第3
の要部断面工程図である。
【図6】(A)〜(C)は、図5の(C)に続く、第4
の要部断面工程図である。
【図7】オージェ電子分光法によるシリコン基板内部の
酸素イオン分布の測定結果を示すグラフである。
【図8】酸素イオン注入時の加速エネルギと酸素イオン
の投影飛程および標準偏差との関係の計算結果を示すグ
ラフである。
【図9】フィールド酸化膜のバーズビーク部分の断面図
である。
【図10】(A)〜(C)は、第4の実施の形態のフィ
ールド酸化膜の形成方法の説明に供する第1の要部断面
工程図である。
【図11】(A)〜(D)は、図10の(C)に続く、
第2の要部断面工程図である。
【符号の説明】
10:シリコン基板 10a:表面 12:開口部 14:マスクパタン 16:酸素イオン 18:拡散領域 20:内部シリコン酸化層 22:熱酸化膜 24:シリコン酸化膜 26:第1の拡散領域 28:第2の拡散領域 30:第1の内部シリコン酸化層 32:第2の内部シリコン酸化層 34:熱酸化膜 36:シリコン酸化膜 40:シリコン基板 40a:表面 42、42a:表面シリコン酸化膜 44:シリコン窒化膜 46:レジストパタン 48:素子分離形成予定領域 50:開口部 52:シリコン窒化膜パタン 54:マスクパタン 56:酸素イオン 58:拡散領域 60:内部シリコン酸化層 62:熱酸化膜 64:フィールド酸化膜 64a:バーズビーク部分 66:熱酸化膜 68:アクティブ領域 70:素子分離領域 72:第1の拡散領域 74:第2の拡散領域 76:第1の内部シリコン酸化層 78:第2の内部シリコン酸化層 80:熱酸化膜 82:フィールド酸化膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板に、酸素元素を含む化合物
    のイオンおよび酸素イオンのいずれか一方を少なくとも
    含むイオンを注入することにより、前記シリコン基板の
    少なくとも内部に該イオンの拡散領域を形成する工程
    と、 前記拡散領域が形成された前記シリコン基板の加熱処理
    を酸化ガス雰囲気中で行うことにより、前記イオンの拡
    散領域を内部シリコン酸化層とし、かつ、前記シリコン
    基板の表面に熱酸化膜を形成することにより、該内部シ
    リコン酸化層と該熱酸化膜とを以って構成されるシリコ
    ン酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とするシリ
    コン酸化膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシリコン酸化膜の形成
    方法において、 前記イオンを前記シリコン基板の表面に対して斜め方向
    に注入し、かつ、前記拡散領域を前記シリコン基板の表
    面から離間させて形成することを特徴とするシリコン酸
    化膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシリコン酸化膜の形成
    方法において、 前記加熱処理を行うにあたり、前記内部シリコン酸化層
    と前記熱酸化膜とが互いに連続して一体となったシリコ
    ン酸化膜を形成することを特徴とするシリコン酸化膜の
    形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のシリコン酸化膜の形成
    方法において、 前記シリコン基板の表面に、表面シリコン酸化膜を形成
    し、 該表面シリコン酸化膜を介して、前記イオンを前記シリ
    コン基板に注入し、 前記加熱処理を行う前に、前記表面シリコン酸化膜を除
    去することを特徴とするシリコン酸化膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 シリコン基板の上側に、該シリコン基板
    の素子分離領域が形成される予定の領域に開口部を有す
    るマスクを形成する工程と、 前記開口部から前記シリコン基板に、酸素元素を含む化
    合物のイオンおよび酸素イオンのいずれか一方を少なく
    とも含むイオンを選択的に注入することにより、該シリ
    コン基板の少なくとも内部に該イオンの拡散領域を形成
    する工程と、 前記拡散領域が形成された前記シリコン基板の加熱処理
    を酸化ガス雰囲気中で行うことにより、前記拡散領域を
    内部シリコン酸化層とし、かつ、前記シリコン基板の表
    面に熱酸化膜を形成することにより、該内部シリコン酸
    化層と該熱酸化膜とを以って構成されるフィールド酸化
    膜を形成する工程とを含むことを特徴とするフィールド
    酸化膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のフィールド酸化膜の形
    成方法において、 前記イオンを前記シリコン基板の表面に対して斜め方向
    に注入し、かつ、前記拡散領域を、前記シリコン基板の
    アクティブ領域が形成される予定の領域の一部分を少な
    くとも含む領域に、該シリコン基板の表面から離間させ
    て形成することを特徴とするフィールド酸化膜の形成方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のフィールド酸化膜の形
    成方法において、 前記加熱処理を行うにあたり、前記内部シリコン酸化層
    と前記熱酸化膜とが互いに連続して一体となったシリコ
    ン酸化膜を形成することを特徴とするフィールド酸化膜
    の形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のフィールド酸化膜の形
    成方法において、 前記シリコン基板の表面に、表面シリコン酸化膜を形成
    し、 該表面シリコン酸化膜を介して、前記イオンを前記シリ
    コン基板に注入し、 前記加熱処理を行う前に、前記表面シリコン酸化膜を除
    去することを特徴とするフィールド酸化膜の形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002017386A1 (en) * 2000-08-21 2002-02-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Process for forming shallow isolating regions in an integrated circuit and an integrated circuit thus formed
US7192840B2 (en) 2002-10-30 2007-03-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor device fabrication method using oxygen ion implantation

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