JPH10144602A - 反射ミラー保持装置及び投影露光装置 - Google Patents

反射ミラー保持装置及び投影露光装置

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JPH10144602A
JPH10144602A JP8318656A JP31865696A JPH10144602A JP H10144602 A JPH10144602 A JP H10144602A JP 8318656 A JP8318656 A JP 8318656A JP 31865696 A JP31865696 A JP 31865696A JP H10144602 A JPH10144602 A JP H10144602A
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reflection mirror
pressure
closed chamber
reflection
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Masatoshi Ikeda
正俊 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射ミラーの自重によるたわみを防止して、
反射ミラーの光学性能を向上させるようにする。 【解決手段】 凹面鏡M1は、ミラー面42を外側に向
けた状態で、有底円筒状のミラー枠46の3点座50
a,50b,50cと押さえ板52a,52b,52c
との間に挟持され、その裏面44側に密閉室48が形成
される。この密閉室48内部の空気圧が調整されると、
凹面鏡M1の裏面44側に作用する圧力によって重力
(G)成分をキャンセルし、凹面鏡M1が自重によって
たわまないようにすることができるため、良好な光学性
能を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射ミラー保持装置
及び投影露光装置に係り、更に詳しくは、投影光学系用
の反射ミラーを保持する反射ミラー保持装置及びその反
射ミラー保持装置により保持された反射ミラーを反射屈
折光学系の反射光学素子として投影光学系内に配置した
投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子等を製造するため
のフォトリソグラフィ工程では、マスク(又はレチク
ル)に形成されたパターンを投影光学系を介してウエハ
等の感光基板上に投影露光する投影露光装置が使用され
ている。この投影露光装置としては、ステップ・アンド
・リピート方式の縮小投影露光装置(いわゆるステッ
パ)等の静止露光型やステップ・アンド・スキャン、あ
るいはスリット・スキャン等の走査露光型の露光装置が
用いられている。
【0003】従来のこの種の装置では、露光光としてg
線(波長:436nm)、i線(波長:365nm)等
が使用され、最近では、KrFエキシマレーザ光(波
長:248nm)やArFエキシマレーザ光(波長:1
93nm)等が用いられつつある。これらの波長帯域の
露光光を用いて露光処理を行う場合は、投影光学系とし
て反射屈折光学系を用いることにより、十分な縮小率が
得られ、投影光学系自体を小型化することができるとい
う利点がある。
【0004】このような反射屈折光学系には、種々の反
射光学素子が含まれており、例えば、平面鏡あるいは凹
面鏡などの反射ミラーがある。この反射屈折光学系に用
いられる反射ミラーは、光学系の要求精度が高くなるに
従って、反射ミラーの自重変形により僅かに反射面が歪
んでも、光学性能の劣化が問題視されるようになりつつ
ある。
【0005】例えば、従来の投影露光装置の反射屈折光
学系に用いられる反射ミラー(例えば、凹面鏡)は、図
8及び図8のA−A線断面図である図9に示されるよう
に、反射ミラー100の裏面102側の周辺部がミラ
ー枠104の座面106で支持されるとともに、そのミ
ラー枠104と反射ミラー100の側面との間には、反
射ミラー100がずれたり、外れたりしないようにする
ため、パッキン108を介して固定するようにした反射
ミラー保持装置で保持されていた。
【0006】この他、従来の反射ミラー保持装置とし
て、例えば、図10及び図10のB−B線断面図である
図11に示されるように、反射ミラー100の裏面1
02側の周辺部がミラー枠120の3ヶ所に設けられた
3点座122a,122b,122cの上面の支持面で
支持されるようにし、そのミラー枠120と反射ミラー
100の側面との間には、反射ミラー100がずれた
り、外れたりしないようにするためのパッキン108を
介して固定するものもあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の反射
ミラー保持装置においては、図8及び図9に示される
の場合、反射ミラー100の裏面102側の周辺部全面
がミラー枠104の座面106に当接して支持される構
造であるため(図8中のダブルハッチング部分が当接面
となる)、ミラー枠104の座面106に平面うねりが
あると、反射ミラー100の自重(図9の紙面下方向に
働く反射ミラーにかかる重力Gの作用)により、そのう
ねりがそのまま反射ミラー100に伝わって反射ミラー
100がたわみ、反射ミラー100を均等に保持するこ
とができなくなる。その結果、の反射ミラー保持装置
では、反射ミラー100の反射面に歪みが生じ、光学性
能の劣化を招くという不都合があった。また、ミラー枠
104にうねりが無い場合でも、反射ミラー100が周
辺部のみで保持されているため、重力の影響で反射ミラ
ーの中央付近がたわむと反射光の光路ずれて、光学性能
が劣化するという不都合があった。
【0008】さらに、図10及び図11に示されるの
反射ミラー保持装置の場合は、ミラー枠120の3点座
122a,122b,122cで反射ミラー100を支
持することにより、ミラー枠120に平面うねりがあっ
たとしても、3点で均等に支持することが可能となり、
ミラー枠120のうねりを反射ミラー100側に伝えな
いようにすることができる。
【0009】ところが、反射ミラー100を3点座12
2a,122b,122cで支持するということは、逆
に反射ミラー100を3点座以外では支持していないた
め、反射ミラー100の自重(重力Gの作用)によって
周辺部が三つ葉状にたわみ(支持されない部分が下が
る)、反射ミラー100が光軸に対して非対称に歪んで
しまい、この場合も光学性能が劣化するという不都合が
あった。
【0010】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、請求項1ないし9に記載の発明の目的は、反射ミラ
ーの自重によるたわみを防止して、反射ミラーの光学性
能を向上させることが可能な反射ミラー保持装置を提供
することにある。
【0011】また、請求項10及び11に記載の発明の
目的は、自重によるたわみのない光学性能の良好な反射
ミラーを備えた投影光学系により、高精度な投影露光を
可能とする投影露光装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一方の面に光を反射するミラー面(42)が形成さ
れた反射ミラー(M1)を投影光学系内で保持する反射
ミラー保持装置(40)であって、前記反射ミラー(M
1)を保持するとともに、当該反射ミラー(M1)とと
もに密閉室(48)を構成するミラー保持部材(46)
を備え、前記反射ミラー(M1)の前記ミラー面(4
2)の裏面(44)側の前記密閉室(48)の内部圧力
が所定圧力に調整されていることを特徴とする。
【0013】これによれば、投影光学系内で保持される
反射ミラーは、ミラー保持部材で保持され反射ミラーと
ともに密閉室を構成しており、その反射ミラーのミラー
面の裏面側の密閉室の内部圧力が所定圧力に調整されて
いる。
【0014】このため、反射ミラーの自重によるたわみ
は、密閉室の内部圧力によってキャンセルされることか
ら、良好な光学性能を得ることができる。
【0015】この場合において、密閉室内の圧力は、一
定の圧力に保たれたままであってもよいが、請求項2に
記載の発明の如く、密閉室(48)の内部圧力を所定圧
力に調整する圧力調整手段(66)を更に備えていても
よい。このようにすれば、外気圧等の環境条件が変動し
て内外気圧差が変化した場合であっても、圧力調整手段
により密閉室内部の圧力を調整して、内外気圧差を調整
することにより、反射ミラーの変形を低減ないしは防止
することができる。ここで、密閉室48とその外との気
圧差である内外気圧差は、反射ミラーにかかる重力をキ
ャンセルする量となるようにする。これにより、反射ミ
ラーにかかる重力の影響は、密閉室の圧力を調整するこ
とでキャンセルすることが可能となり、反射ミラーの自
重による変形が防止されて、良好な光学性能を得ること
ができる。
【0016】また、請求項3に記載の発明の如く、前記
密閉室(48)の重力方向の一端の壁を構成する前記反
射ミラー(M1)は、前記密閉室(48)を構成する側
壁部に設けられた3点座(50a,50b,50c)を
介して支持されるようにしても良い。このようにすれ
ば、上述した従来例で反射ミラーを3点座で支持する場
合と同様に座面のたわみの影響を小さくすることができ
るとともに、それに加えて、本発明では反射ミラーの裏
面側から内部圧力を加えるため、反射ミラーの自重によ
る変形(例えば、三つ葉状のたわみ)が防止されて、良
好な光学性能を得ることができる。
【0017】また、請求項4に記載の発明の如く、前記
反射ミラー(M1)は、前記3点座(50a,50b,
50c)の位置で前記反射ミラー(M1)の端部を挟み
込む押さえ板(52a,52b,52c)で挟持される
ようにしても良い。このようにすれば、反射ミラーの自
重によるたわみをキャンセルするために、反射ミラーの
裏面側から内部圧力を加えた場合でも、反射ミラーが浮
き上がるのを防止することができる。
【0018】この場合において、反射ミラーのミラー面
と裏面との面形状が必ずしも同じである必要はないが、
請求項5に記載の発明の如く、前記反射ミラー(M1
a)のミラー面(82)の裏面(84)形状をミラー面
(82)と同じ面形状として、反射ミラー(M1a)の
重力方向の厚さを均一にしても良い。このようにすれ
ば、例えば平面鏡などでは、反射ミラーにかかる重力が
均等化され、反射ミラーの裏面側から均等に加えられる
内部圧力により、重力の影響を容易にキャンセルするこ
とができる。
【0019】上述したように、反射ミラーのミラー面と
ミラー面の裏面形状とを同じにして、反射ミラーの厚さ
が均一になるように構成しても良いが、請求項6に記載
の発明の如く、反射ミラー(M1)が重力方向にたわま
ないように反射ミラー(M1)の中心部から周辺部にか
けて重力方向の厚さの分布を変えるようにしてもよい。
例えば、反射ミラーの裏面側の面形状が周辺部で湾曲し
ているような場合は、反射ミラーの裏面側にかかる内部
圧力と重力との関係が、反射ミラーの中心部と周辺部と
で異なってくるため、内部圧力と重力との関係に応じて
反射ミラーの厚さを変えることにより、反射ミラーをた
わませないようにすることができる。
【0020】また、密閉室内の圧力を調整する圧力調整
手段には、種々のものがあり、例えば、密閉室内にピス
トン等を出し入れすることによって、密閉室内の圧力調
整を行っても良いが、請求項7に記載の発明の如く、圧
力調整手段(66)は、密閉室(48)内に流体を流
入、あるいは密閉室内の流体を外部に流出させて密閉室
(48)内を所定の圧力に調整するポンプを用いても良
い。このようにすれば、密閉室内の圧力調整を行う流体
の変更、例えば、空気や窒素等の気体の種類を変えた
り、あるいは、気体以外の液体等の流体を使って内部圧
力を調整することが容易に行える上、調整圧力範囲をピ
ストン等を使って圧力調整する場合と比べて広くとるこ
とができる。
【0021】この場合において、前記密閉室内に流体を
流入・流出させて反射ミラーの裏面側に加えられる圧力
をのみを調整しても良いが、請求項8に記載の発明の如
く、流体として、反射ミラー(M1)を冷却する冷却水
を用いることによって、圧力調整と冷却の両方を行うよ
うにしても良い。このようにすれば、反射ミラーで反射
される光(例えば、ArFエキシマレーザ)によって反
射ミラーの温度を上昇させないようにすることができる
ため、反射ミラーの熱膨張による光学性能の劣化を未然
に防止することができる。
【0022】さらに、請求項9に記載の発明は、前記密
閉室(48)内の内気圧を測定する内気圧測定手段(6
4)と;前記密閉室(48)の外側の外気圧を測定する
外気圧測定手段(68)と;前記内気圧測定手段(6
4)と前記外気圧測定手段(68)とで測定した前記密
閉室(48)の内外気圧差に基づいて密閉室(48)内
の気圧を調整するように前記圧力調整手段(66)を制
御する制御手段(70)とを更に備えている。
【0023】これによれば、内気圧測定手段により密閉
室の内気圧が測定され、外気圧測定手段により密閉室の
外側の外気圧が測定される。制御手段は、この内気圧測
定手段と外気圧測定手段とで測定された密閉室内の内気
圧と外気圧との内外気圧差に基づいて圧力調整手段を制
御することにより、外気圧が変化しても、密閉室内の内
気圧を反射ミラーの自重によるたわみをキャンセルする
のに必要な圧力に調節することができ、これにより良好
な光学性能を得ることができる。
【0024】請求項10に記載の発明は、マスク(R)
に形成されたパターンの像を投影光学系(PL)を介し
て感光基板(W)上に投影露光する投影露光装置(1
0)であって、前記投影光学系(PL)が、反射光学素
子として1又は2以上の反射ミラー(M1)を含む反射
屈折光学系から成り、前記反射ミラー(M1)の少なく
とも一つを保持するとともに、当該反射ミラー(M1)
とともに密閉室(48)を構成するミラー保持部材(4
6)を備え、前記反射ミラー(M1)の前記ミラー面
(42)の裏面(44)側の密閉室(48)の内部圧力
を、前記反射ミラー(M1)の自重と前記密閉室(4
8)内外圧力差とに基づいて調整する圧力制御系(6
0)を有している。
【0025】これによれば、マスクに形成されたパター
ンの像を感光基板上に投影露光する際の投影露光装置の
投影光学系は、反射光学素子として1又は2以上の反射
ミラーを含む反射屈折光学系から成り、反射ミラーの少
なくとも一つを保持するとともに、その反射ミラーとと
もに密閉室を構成するミラー保持部材を備え、圧力制御
系により密閉室内の圧力を反射ミラーの自重と内外気圧
差とに基づいて調整される。従って、投影露光装置で
は、その中の投影光学系を構成する反射ミラーが自重に
よりたわまないように、密閉室内の圧力を調整すること
によって反射ミラーに作用する重力成分がキャンセルさ
れ、光学性能の劣化を防止することができることから、
高精度な露光処理が可能となる。
【0026】請求項11に記載の発明は、前記反射屈折
光学系は、反射素子として前記1又は2以上の反射ミラ
ー(M1)を含む複数の反射素子が含まれた複数回反射
の光学系であり、前記反射屈折光学系を構成する1番目
の反射素子が前記圧力制御系(60)により圧力調整が
なされる密閉室(48)を備えた反射ミラー(M1)に
より構成されている。
【0027】これによれば、複数回反射の光学系からな
る反射屈折光学系における1番目の反射素子は、圧力制
御系によって圧力調整がなされる密閉室を備えた反射ミ
ラーにより構成されている。従って、投影露光装置にお
いて、少なくとも1番目の反射素子として、密閉室を圧
力調整することにより自重によるたわみをキャンセルす
ることができる精度の高い反射ミラーが使われているた
め、高精度な露光処理が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。
【0029】図1には、本実施形態に係る投影露光装置
10の概略構成が示されている。この投影露光装置10
は、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式の走査露
光型の投影露光装置である。この投影露光装置10は、
水平面内をY軸方向(図1における紙面左右方向)に移
動可能なYステージ12と、このYステージ12上をY
軸に直交するX軸方向(図1における紙面直交方向)に
移動可能なXステージ14と、このXステージ14の上
方に配置された反射屈折光学系(以下、適宜「π型の光
学系」という)から成る両側テレセントリックな投影光
学系PLと、この投影光学系PLの上方に配置され、マ
スクとしてのレチクルRを保持してY軸方向に移動可能
なレチクルステージRSTと、このレチクルステージR
STの上方に配置された照明光学系16と、露光光源1
8とを備えている。これらの構成部分の内、露光光源1
8を除く部分は、温度,湿度等が高精度に維持されたチ
ャンバ20内に収納されている。
【0030】露光光源18としては、本実施形態では、
波長193nmのレーザ光を発するArFエキシマレー
ザが使用されている。一般に、投影露光装置で露光され
るウエハW上の回路パターンの線幅(解像度)は、形成
される集積回路の集積度が上がるにつれて微細化し、こ
れに伴って、露光光もより短波長の光が使用されるよう
になってきた。これは、微細な回路パターン(例えば、
サブミクロンオーダーのパターン)を露光するには、露
光光の波長を短くするか、投影光学系の開口数(N.
A.)を大きくすることが考えられるが、開口数を大き
くすると焦点深度が浅くなるので、開口数を必要以上に
大きくすることは得策ではなく、微細な回路パターンを
露光するには波長を短くする事がもっとも現実的だから
である。露光光源18からのレーザ光は、ミラーMOを
介して照明光学系16に入射する。なお、露光光ELの
光路を表わす実線は、露光光ELの主光線を示してい
る。
【0031】照明光学系16は、リレーレンズ、フライ
アイレンズ、コンデンサーレンズ等の各種レンズ系や、
開口絞り及びレチクルRのパターン面と共役な位置に配
置されたブラインド等(いずれも図示せず)を含んで構
成されている。
【0032】レチクルステージRSTは、X軸方向の微
動およびZ軸周りの微小回転が可能とされるとともに、
不図示の駆動系によってY軸方向に駆動されるようにな
っている。このレチクルステージRSTは、走査露光時
には不図示の制御装置によってYステージ12と反対の
方向へ投影光学系PLの縮小倍率に応じて定まる速度比
の速度で駆動される。
【0033】投影光学系PLとしては、反射光学素子を
3つ備えた3回反射の反射屈折光学系から成る所定の縮
小倍率1/n(nは正の整数)のものが用いられている
ため、ArFエキシマレーザ光を露光光として用いる場
合であっても、投影光学系PL自体をそれほど大型化す
ることなく、十分な解像度で微細な回路パターンを露光
することが可能となる。この投影光学系PLの構成につ
いては後述する。
【0034】Xステージ14上には、不図示のウエハホ
ルダを介して感光基板としてのウエハWが載置されてお
り、このウエハWの表面には感光材として、例えば高感
度レジストである化学増幅型レジストが塗布されてい
る。Xステージ14、Yステージ12の位置は、不図示
のレーザ干渉計システムによって計測されており、この
レーザ干渉計システムの計測値が前述した制御装置によ
ってモニタされている。
【0035】上述のようにして構成された投影露光装置
10によると、ウエハWとレチクルRのアライメントが
行われた状態で、露光光源18から露光光が照射される
と、この露光光が照明光学系16を通る際に、照明光学
系16内のブラインドによって断面形状が制限される。
そして、この制限された露光光は、リレーレンズ、コン
デンサーレンズ等を介して回路パターンが描画されたレ
チクルR上のスリット状の照明領域31を均一な照度で
照明する。次に、このレチクルRを透過した露光光は、
投影光学系PLに入射され、これによってレチクルRの
回路パターンが1/n倍に縮小されてウエハW上に投影
露光される。この露光の際には、レチクルRとウエハW
とがY軸方向に沿って互いに逆向きに所定の速度比で同
期走査されることにより、レチクルRのパターン全体が
ウエハW上の1ショット領域に転写される。このような
走査露光は、ウエハWを順次ステップ移動しながら行わ
れ、レチクルRのパターンがウエハW上の全ショット領
域に転写されることになる。
【0036】図2には、投影光学系PLとその近傍の詳
細図が示されている。この図2に示されるように、投影
光学系PLは、全体的にはπの字状でレチクル対向面部
とウエハ対向面部とが開口したレンズ鏡筒22と、全体
的には縮小光学系を構成する3つのレンズ群GL1〜G
L3と3つの反射光学素子(凹面鏡と平面鏡)M1〜M
3を備えている。これをさらに詳述すると、第1レンズ
群GL1は、レチクルRの下方にZ軸方向に沿って配置
された共通のZ軸方向の光軸を有する複数の凹レンズ、
凸レンズ等によって構成されている。また、第3レンズ
群GL3は、ウエハWの上方にZ軸方向に沿って配置さ
れた共通のZ軸方向の光軸を有する複数の凹レンズ、凸
レンズによって構成されている。
【0037】そして、上述した第1レンズ群GL1の下
方には、本発明に係る反射ミラー保持装置(図面の繁雑
さを避けるために図1及び図2中では不図示とし、図3
以下に図示する)で保持された凹面鏡M1が配置されて
いる。また、第1レンズ群GL1の上方で当該投影レン
ズPLの瞳面の位置には、平面鏡M2が斜設されてい
る。また、第3のレンズ群GL3の上方には、比較的大
型の平面鏡M3が斜設され、平面鏡M2とM3との間に
Z軸と直交する方向に光軸を有する複数のレンズから成
る第2レンズ群GL2が配置されている。平面鏡M3
は、ここではハーフミラーではなく露光光がほぼ100
パーセント近く反射される一般的な反射ミラーが用いら
れている。
【0038】更に、本実施形態の投影光学系PLにおい
て、レンズ鏡筒22のレチクル対向面部は、第1レンズ
群GL1の光軸AX近傍まで延設され、この延設部によ
って第1レンズ群の図2における右半分に対する上方か
らの光の入射を制限する第1の遮光板22Aが形成され
ている。同様に、レンズ鏡筒22の第1レンズ群GL1
と第2レンズ群GL2との境界部分は、第2レンズ群G
L2の光軸AX近傍まで延設され、この延設部によって
第1レンズ群GL1側からの余計な反射光や乱反射光が
第2レンズ群GL2へ入射されるのを防止する第2の遮
光板22Bが形成されている。
【0039】上記投影光学系PLによれば、図2に示さ
れるように、レチクルRを透過した露光光ELは、投影
光学系PL内で第1レンズ群GL1の左半部を透過して
凹面鏡M1に至り、ここで入射方向と光軸AXに関して
対称な方向に反射され、第1レンズ群GL1の右半部を
透過して平面鏡M2に至る。次に、この露光光ELは、
平面鏡M2で反射されて第2レンズ群GL2の光軸に平
行な方向に向けて方向変換され、第2レンズ群GL2の
上半部を透過して平面鏡M3に至る。そして、この露光
光は平面鏡M3で反射されて、第3レンズ群GL3の光
軸に平行な方向に方向変換され、第3レンズ群GL3の
左半部を透過してウエハW上に至る。
【0040】この投影光学系PLの内部には、瞳面に配
置された平面鏡M2と第2レンズ群GL2との間の露光
光の光軸AX上に、露光光に関するウエハW表面の共役
点K2が存在している。
【0041】本実施形態に係る投影露光装置10は、上
述のように構成され、その投影光学系PLを構成するπ
型の光学系(反射屈折光学系)の反射光学素子としての
凹面鏡M1は、以下に説明する反射ミラー保持装置によ
り保持されている。
【0042】図3及び図4に示されるように、例えば、
反射ミラー保持装置40は、凹面鏡M1のミラー面42
を外側に向けて保持することにより、その凹面鏡M1と
ともに密閉室48が形成されるミラー保持部材としての
ミラー枠46、凹面鏡M1を3点座で支持する座面50
a,50b,50c(但し、図4では50bは図示せ
ず)、座面50a,50b,50cとそれぞれ対になっ
て凹面鏡M1の外周端部を挟持する押さえ板52a,5
2b,52c(但し、図4では52b,52cは図示せ
ず)、凹面鏡M1とミラー枠46との間に充填されて気
密性を高める充填剤54、ミラー枠46の側面に形成さ
れて密閉室48と外部とを連通する空気継ぎ手56等に
より構成されている。
【0043】凹面鏡M1は、凹面状に精度良く研磨され
たガラスやセラミックの表面に銀づけ、あるいは銀やア
ルミニウム等を蒸着、あるいはスパッタリングによって
ミラー面を形成したものである。図3及び図4に示され
る凹面鏡M1は、ミラー面42と裏面44との面形状が
異なっており、ここでは裏面44側が平坦に形成されて
いる。
【0044】ミラー枠46は、有底円筒状の容器で構成
されており、そのミラー枠46の内周面に凹面鏡M1が
内接し、ミラー面42を外側(図4における上側)に向
けて保持されることにより、凹面鏡M1とによって密閉
室48が形成されている。この密閉室48内部は、ここ
では空気継ぎ手56を介して外部と連通されており、こ
の空気継ぎ手56を介して密閉室48に対し空気を流入
・流出させることにより、内部圧力の調節が可能となっ
ている(圧力調整機構については後に詳述する)。この
ため、図4に示される凹面鏡M1は、自重によるたわみ
が生じないように、密閉室48内部の空気圧を上げて重
力(G)と逆方向の圧力を加えることにより、凹面鏡M
1の自重によるたわみがキャンセルされるようになって
いる。
【0045】座面50a,50b,50cは、ここでは
ミラー枠46の内周面に120°間隔で内方に向かって
突設された3つの突起のそれぞれの上面に形成されてい
る。そして、これらの座面50a,50b,50cによ
って凹面鏡M1が3点支持されている(図3及び図4参
照)。
【0046】押さえ板52a,52b,52cは、それ
ぞれ座面50a,50b,50cに対向して配置され、
座面50a,50b,50cとそれぞれ対になって凹面
鏡M1を挟持することにより、確実に保持している(図
3及び図4参照)。この押さえ板52a,52b,52
cは、ここでは、ビスによりそれぞれミラー枠46に確
実に固定されるようになっている。
【0047】充填剤54は、凹面鏡M1とミラー枠46
との間に充填されて気密性を高めるシール材であって、
シリコン等の充填剤の他、ゴム材等のパッキン、あるい
はこれらを組み合わせて用いても良い。
【0048】空気継ぎ手56は、図3及び図4に示され
るように、ミラー枠46の側面に設けられ、密閉室48
と外部とを連通して、空気等の流体の流入・流出を可能
とする管(パイプ)である。
【0049】反射ミラー保持装置40は、以上のように
構成されている。さらに、図5には、上述した図3及び
図4に示される反射ミラー保持装置40に加えて、空気
継ぎ手56を介して、密閉室48内の空気圧を調整する
圧力制御系としての空気圧調整機構60が示されてい
る。図5中に示される反射ミラー保持装置40は、図4
と同一であるため、構成説明を省略し、ここでは主に空
気圧調整機構60について説明する。
【0050】空気圧調整機構60は、密閉室圧力計6
4、ベローズポンプ66、大気圧圧力計68、制御ユニ
ット70等を備えている。なお、上述した反射ミラー保
持装置40の空気継ぎ手56と密閉室圧力計64とベロ
ーズポンプ66とは、空気圧調整パイプ62によって接
続されている。そして、ベローズポンプ66は、この空
気圧調整パイプ62を介して、反射ミラー保持装置40
の密閉室48内に空気を流入・流出させることにより、
密閉室48内の圧力を調整している。
【0051】密閉室圧力計64は、反射ミラー保持装置
40の空気継ぎ手56とベローズポンプ66との中間の
空気圧調整パイプ62の分岐部に接続されていて、密閉
室48と連通していることから、密閉室48内部の圧力
が測定できる。
【0052】ベローズポンプ66は、空気圧調整パイプ
62を介して反射ミラー保持装置40の密閉室48に対
して空気を流入・流出させることにより、正負自由な圧
力を与えることができる圧力調整手段としての空気圧ポ
ンプである。
【0053】大気圧圧力計68は、反射ミラー保持装置
40の外部の空気圧を測定する圧力計である。
【0054】制御ユニット70は、CPU(中央演算処
理装置)、ROM、RAM等を含んで構成されたマイク
ロコンピュータ(又はミニコンピュータ)から成り、上
述した密閉室圧力計64で計測された密閉室48内の空
気圧と大気圧圧力計68で計測された大気圧の各圧力計
測値に基づいて内外気圧差を演算する。この内外気圧差
は、密閉室48内の空気圧と大気圧との相対的な圧力差
であり、凹面鏡M1に対して垂直に加わる圧力に相当す
る。このため、制御ユニット70では、この凹面鏡M1
にかかる重力に相当する力(紙面下方向の力)が上記の
圧力差により生ずる力によりキャンセルするように、上
述した内外気圧差に基づいて密閉室48内の圧力を調整
する。このように、制御ユニット70は、べローズポン
プ66を駆動して、内外気圧差が常に一定となるように
密閉室48内の圧力調整を行うため、凹面鏡M1の自重
によるたわみがキャンセルされて、良好な光学性能を得
ることができる。
【0055】本実施形態では、上述した密閉室48の圧
力調整をリアルタイムで行うようにしたため、大気圧の
変化や密閉室48内の空気の熱膨張等により内外気圧差
が変化しても、その変化状況にリアルタイムで対応して
内外気圧差が常に一定に保たれるよう調整することがで
きることから、凹面鏡M1の光学性能が良好となる。
【0056】図6には、他の実施形態に係る反射ミラー
保持装置80が示されている。この図6の実施形態にお
いて図4と同一もしくは同等の構成部分には同一の符号
を付すとともに、その構成説明を省略するものとする。
【0057】この図6に示される反射ミラー保持装置8
0の特徴は、これによって保持される凹面鏡M1aのミ
ラー面82と裏面84の面形状(曲率)を同じにするこ
とによって、凹面鏡M1aのどの場所でも重力方向の厚
さが均一になるようにした点に特徴を有する。このよう
にすることにより、ミラーの各部にかかる重力(G)が
均一化されるため、凹面鏡M1aの裏面84側の密閉室
48の圧力を調整するだけで、重力の影響をキャンセル
することができる。これは、凹面鏡M1aの裏面84側
にかかる圧力は、圧力の特性により均一にしかかけられ
ないため、キャンセルする重力(G)の方を均一化する
ようにしたものである。図6では、凹面鏡を例にあげて
説明したが、この実施形態では、特に平面鏡あるいはそ
れに近い曲率半径の大きい凹面鏡や凸面鏡などに有効と
なる。さらに、ミラー面82と裏面84との面形状を同
じにした場合は、ミラーの加工が容易に行えるという利
点がある。
【0058】また、図7に示される凹面鏡M1bは、図
6の凹面鏡M1aよりも面形状の曲率半径が小さい場合
である(なお、図6及び図7の凹面鏡は、説明の都合
上、同じ曲率半径で描いてある)。図7には、凹面鏡M
1bにかかる重力(G)と、これをキャンセルするため
の図示しない密閉室による圧力P(ここでは空気圧)と
の関係が示されている。
【0059】図7に示されるように、凹面鏡M1bの重
力方向の厚さを一定とすると、凹面鏡M1bの中心部に
作用する重力(G)と両端部に作用する重力(G)が同
じになる。ところが、図7の凹面鏡M1bは、図6より
も凹面鏡の曲率半径が小さいため、裏面94側の面形状
が中心部から周辺部にいくに従って面の傾斜がきつくな
る。このため、裏面94側に作用する空気圧は常に面に
対して垂直方向に均等に作用することから、図7に示さ
れる凹面鏡M1bの中心部に作用する空気圧P1と、湾
曲した左端部に作用する空気圧P2とは等しくなる(P
1=P2)。しかし、重力(G)は常に垂直方向(紙面
の下方向)に作用するため、重力(G)をこれと対向す
る力(F)により凹面鏡M1bの中心部でキャンセルさ
れるように圧力調整した場合は(P1=P2=G)、両
端部でF=P2・cosθとなり、常に(F<P2)と
なることから、凹面鏡M1aの両端部にいくにしたがっ
てキャンセルされない重力の影響がたわみとしてあらわ
れる。これに対して、図6に示されるような曲率半径の
大きい凹面鏡M1aや凸面鏡、あるいは平面鏡などの場
合は、その影響が小さいため、光学性能はほとんど劣化
しない。
【0060】逆に、凹面鏡M1bの両端部で重力(G)
の影響がキャンセルされるように圧力調整がなされた場
合は(F=G)、中心部で空気圧(P1)の方が重力
(G)を上回ることになるため(P1>G)、空気圧に
よるたわみの影響が中心部に出ることになる。
【0061】このため、図7のように、凹面鏡M1bの
裏面94の曲率半径が小さい場合は、凹面鏡M1bの重
力方向の厚さを部分的に変えることによって、重力
(G)の影響を空気圧(P)によって適切にキャンセル
されるように、最適化することが望ましい。例えば、図
7に示されるように、凹面鏡M1bの両端部付近で重力
(G)をキャンセルする圧力(F)が不足する場合は、
中心部から周辺部にいくに従って凹面鏡M1bの厚さを
薄くするように形成する(図7中の破線で示す削減部分
90参照)。これにより、凹面鏡M1bの周辺部にかか
る重力(G)が小さくなるため、重力(G)を圧力
(F)によって対等にキャンセルすることができる。
【0062】また、図示していないが、凹面鏡M1bの
両端部で重力(G)の影響がキャンセルされるように圧
力調整した場合は、中心部における空気圧(P1)の方
が重力(G)を上回ることになるため、凹面鏡M1aの
中心部の厚さを厚くして中心部にかかる重力(G)を大
きくすることにより、空気圧によるたわみの影響をキャ
ンセルすることができる。
【0063】なお、上述した図6では、主に反射ミラー
保持装置80の特徴的な構成について説明したが、密閉
室48内の圧力調整については図5に示される圧力調整
機構60と同様の構成及び動作によって調整されるた
め、ここでは説明を省略する。
【0064】上述したように、本実施形態に係る投影露
光装置10の反射屈折光学系に用いられる反射ミラーを
保持する保持装置では、密閉室48の重力方向の一端の
壁を反射ミラー(凹面鏡や平面鏡等)で構成して、その
反射ミラーの裏面側の密閉室48の内部圧力を圧力調整
機構60で調整することにより、反射ミラーの裏面側に
直接圧力をかけることができるため、反射ミラーの自重
によるたわみがキャンセルされて、良好な光学性能を維
持することができる。その結果、これらの反射ミラー保
持装置を用いた投影露光装置で露光処理する場合は、よ
り高精度で解像度の高いパターン像をウエハW上に転写
することが可能になる。
【0065】また、本実施形態に係る投影露光装置10
は、その投影光学系PLとして複数回反射(3回反射)
による反射屈折光学系を備えており、ここでは上述した
反射ミラー保持装置を1番目の反射素子に用いているた
め、投影光学系PLに入射されたパターン像を精度の高
い反射ミラーで最初に反射させて処理することから、ミ
ラー面のたわみの影響の少ない高精度な露光処理が可能
になる。
【0066】なお、上記図4あるいは図6で説明した実
施形態では、例えば、凹面鏡M1(図6の場合は凹面鏡
M1a)が密閉室48の重力方向上側の一端の壁を構成
する場合として説明したが、図4あるいは図6の上下方
向を逆にして、凹面鏡M1が密閉室48の重力方向下側
の一端の壁を構成するようにしても良い。この場合の凹
面鏡M1にかかる重力は、ミラー面を膨らませる方向に
作用するため、密閉室48内を負圧に保つように圧力調
整することにより、密閉室48の下側の凹面鏡M1を持
ち上げる力が働き、重力の影響をキャンセルすることが
できる。
【0067】また、上記実施形態の説明では、密閉室4
8内の圧力調整を内外気圧差をリアルタイムで測定し
て、この測定結果に基づいて密閉室48の圧力調整を行
っているため、大気圧の変化に影響されるたわみ分をキ
ャンセルすることが可能であるが、本発明は必ずしもリ
アルタイムで圧力調整を行うものに限るものではない。
リアルタイムで密閉室48の圧力調整を行うか否かは、
要求精度とキャンセルするたわみ分がどの程度の時間内
で発生するかに応じて決めれば良い。リアルタイムで行
わない場合は、一定時間おきに内外気圧差を測定して密
閉室48内の圧力調整を行えば良い。また、その場合も
要求精度に応じて、圧力調整を行う時間間隔を可変する
ことができる。
【0068】さらに、上記実施形態では、密閉室48内
の圧力を適宜調整可能なものとして説明したが、環境条
件(外気圧や温度など)がほとんど変化しない状況下で
は、密閉室48の圧力を変える必要がないため、予め所
定の圧力に調整しておいた密閉室48を用いるものであ
っても良い。
【0069】また、上記実施形態の説明では、密閉室4
8内に流入・流出させて圧力調整を行う流体として、空
気や窒素ガス等の気体を用いた場合で説明したが、これ
に限定されるものではなく、所定の液体を流入させて反
射ミラーの裏面側に加えられる圧力調整をしても良い。
このように流体に液体を用いる場合は、この液体を冷却
水とすることにより、反射ミラーM1を裏面側から直接
冷却することが可能となり、反射ミラーで反射される光
(例えば、ArFエキシマレーザ)によって反射ミラー
の温度が上昇しないようにすることができるため、熱膨
張による反射ミラーの光学性能の劣化を防止することが
可能となる。
【0070】また、上記実施形態では、反射ミラーの一
例として凹面鏡M1を例に上げて説明したが、凹面鏡に
限定されるものではなく、平面鏡あるいは凸面鏡であっ
ても同様に自重によるたわみの影響のない保持が可能と
なる。
【0071】また、上記実施形態では、半導体製造装置
である投影露光装置の投影光学系を構成する反射ミラー
を本発明に係る保持装置により保持する場合について説
明したが、本発明の適用範囲がこれに限定されるもので
はなく、反射ミラーを利用した液晶露光装置、反射望遠
鏡、あるいは、高精度な光学系が求められる各種光学機
器についても本発明は同様に適用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし9
に記載の発明によれば、反射ミラーの自重によるたわみ
を防止して、反射ミラーの光学性能を向上させることが
できるという優れた効果がある。
【0073】また、請求項10及び11に記載の発明に
よれば、自重によるたわみのない光学性能の良好な反射
ミラーを備えた投影光学系により、高精度な投影露光が
可能となる従来にない優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る投影露光装置の概略構成を示
す図である。
【図2】図1の投影光学系とその近傍の詳細説明図であ
る。
【図3】本実施形態に係る反射ミラー保持装置の平面図
である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】図4の反射ミラー保持装置とその密閉室内の圧
力調整機構を説明する図である。
【図6】他の実施形態に係る反射ミラー保持装置の断面
図である。
【図7】図6の場合よりも曲率半径の小さい凹面鏡に作
用する重力と密閉室の圧力との関係を説明する図であ
る。
【図8】従来の反射ミラー保持装置の平面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】3点座で反射ミラーを支持する従来の反射ミ
ラー保持装置の平面図である。
【図11】図10のB−B線断面図である。
【符号の説明】
40 反射ミラー保持装置 42 ミラー面 44 裏面 46 ミラー枠 48 密閉室 50a,50b,50c 3点座 52a,52b,52c 押さえ板 56 空気継ぎ手 60 空気圧調整機構 62 空気圧調整パイプ 64 密閉室圧力計 66 ベローズポンプ 68 大気圧圧力計 70 制御ユニット 80 反射ミラー保持装置 82 ミラー面 84 裏面 M1 凹面鏡 M1a 凹面鏡 M1b 凹面鏡 PL 投影光学系 W ウエハ G 重力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 515D

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に光を反射するミラー面が形成
    された反射ミラーを投影光学系内で保持する反射ミラー
    保持装置であって、 前記反射ミラーを保持するとともに、当該反射ミラーと
    ともに密閉室を構成するミラー保持部材を備え、 前記反射ミラーの前記ミラー面の裏面側の前記密閉室の
    内部圧力が所定圧力に調整されていることを特徴とする
    反射ミラー保持装置。
  2. 【請求項2】 前記密閉室の内部圧力を所定圧力に調整
    する圧力調整手段を更に備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の反射ミラー保持装置。
  3. 【請求項3】 前記密閉室の重力方向の一端の壁を構成
    する前記反射ミラーは、前記密閉室を構成する側壁部に
    設けられた3点座を介して支持されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の反射ミラー保持装置。
  4. 【請求項4】 前記反射ミラーは、前記3点座の位置で
    前記反射ミラーの端部を挟み込む押さえ板で挟持されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項
    に記載の反射ミラー保持装置。
  5. 【請求項5】 前記反射ミラーのミラー面の裏面形状を
    ミラー面と同じ面形状として、反射ミラーの重力方向の
    厚さを均一にしたことを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか一項に記載の反射ミラー保持装置。
  6. 【請求項6】 前記反射ミラーが重力方向にたわまない
    ように反射ミラーの中心部から周辺部にかけて重力方向
    の厚さの分布を変えることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか一項に記載の反射ミラー保持装置。
  7. 【請求項7】 前記圧力調整手段は、前記密閉室内に流
    体を流入、あるいは密閉室内の流体を外部に流出させて
    密閉室内を所定の圧力に調整するポンプであることを特
    徴とする請求項2に記載の反射ミラー保持装置。
  8. 【請求項8】 前記流体は、前記反射ミラーを冷却する
    冷却水であることを特徴とする請求項7に記載の反射ミ
    ラー保持装置。
  9. 【請求項9】 前記密閉室内の内気圧を測定する内気圧
    測定手段と;前記密閉室の外側の外気圧を測定する外気
    圧測定手段と;前記内気圧測定手段と前記外気圧測定手
    段とで測定した前記密閉室の内外気圧差に基づいて密閉
    室内の気圧を調整するように前記圧力調整手段を制御す
    る制御手段とを更に備えていることを特徴とする請求項
    2ないし7のいずれか一項に記載の反射ミラー保持装
    置。
  10. 【請求項10】 マスクに形成されたパターンの像を投
    影光学系を介して感光基板上に投影露光する投影露光装
    置であって、 前記投影光学系が、反射素子として1又は2以上の反射
    ミラーを含む反射屈折光学系から成り、 前記反射ミラーの少なくとも一つを保持するとともに、
    当該反射ミラーとともに密閉室を構成するミラー保持部
    材を備え、 前記反射ミラーの前記ミラー面の裏面側の密閉室の内部
    圧力を、前記反射ミラーの自重と前記密閉室内外圧力差
    とに基づいて調整する圧力制御系とを有する投影露光装
    置。
  11. 【請求項11】 前記反射屈折光学系は、反射素子とし
    て前記1又は2以上の反射ミラーを含む複数の反射素子
    が含まれた複数回反射の光学系であり、 前記反射屈折光学系を構成する1番目の反射素子が前記
    圧力制御系により圧力調整がなされる密閉室を備えた反
    射ミラーにより構成されていることを特徴とする請求項
    10に記載の投影露光装置。
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