JPH10144552A - 薄膜導電パターンの形成方法およびこれを用いた薄膜インダクタ - Google Patents
薄膜導電パターンの形成方法およびこれを用いた薄膜インダクタInfo
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- JPH10144552A JPH10144552A JP29496796A JP29496796A JPH10144552A JP H10144552 A JPH10144552 A JP H10144552A JP 29496796 A JP29496796 A JP 29496796A JP 29496796 A JP29496796 A JP 29496796A JP H10144552 A JPH10144552 A JP H10144552A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パターンの膜厚は確保したまま、スペース間
隔を縮小したラインアンドスペースパターンからなる薄
膜導電パターンの形成方法、およびこれを用いた薄膜イ
ンダクタ等を提供する。 【解決手段】 薄膜導電パターン5をメッキで形成する
際のステンシルとして、従来の厚膜レジストマスクに換
え、SiO2 等のステンシル材を微細異方性加工して用
いる。 【効果】 スペース幅が1μm程度以下、パターン断面
のアスペクト比が例えば5以上のラインアンドスペース
パターンが、制御性良く形成できる。したがって、薄膜
インダクタ等に適用すれば、小型かつQ値に優れた素子
を得ることが可能となる。
隔を縮小したラインアンドスペースパターンからなる薄
膜導電パターンの形成方法、およびこれを用いた薄膜イ
ンダクタ等を提供する。 【解決手段】 薄膜導電パターン5をメッキで形成する
際のステンシルとして、従来の厚膜レジストマスクに換
え、SiO2 等のステンシル材を微細異方性加工して用
いる。 【効果】 スペース幅が1μm程度以下、パターン断面
のアスペクト比が例えば5以上のラインアンドスペース
パターンが、制御性良く形成できる。したがって、薄膜
インダクタ等に適用すれば、小型かつQ値に優れた素子
を得ることが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜導電パターンの
形成方法およびこれを用いた薄膜インダクタに関し、さ
らに詳しくは、ラインアンドスペースパターンのスペー
ス間隔を狭めたスパイラル状の薄膜インダクタ等の薄膜
導電パターンの形成方法およびこれを用いた小型薄膜イ
ンダクタに関する。
形成方法およびこれを用いた薄膜インダクタに関し、さ
らに詳しくは、ラインアンドスペースパターンのスペー
ス間隔を狭めたスパイラル状の薄膜インダクタ等の薄膜
導電パターンの形成方法およびこれを用いた小型薄膜イ
ンダクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、GaAs等の化合物半導体を
用い、MESFETやHEMT等の高速能動素子と、抵
抗、キャパシタ、インダクタ等の受動素子を1チップ上
に形成する高周波デバイスがMMIC(Monolic
ic Microwave Integrated C
ircuit)として知られている。これら受動素子の
中でも、キャパシタ、インダクタは半導体チップ面積に
占める割合が数十%におよび、小型化が望まれている。
これらのうちキャパシタは、3次元的な電極構造の採用
や、Ta2 O5 等高誘電率材料の採用により小型化を図
ることが可能である。
用い、MESFETやHEMT等の高速能動素子と、抵
抗、キャパシタ、インダクタ等の受動素子を1チップ上
に形成する高周波デバイスがMMIC(Monolic
ic Microwave Integrated C
ircuit)として知られている。これら受動素子の
中でも、キャパシタ、インダクタは半導体チップ面積に
占める割合が数十%におよび、小型化が望まれている。
これらのうちキャパシタは、3次元的な電極構造の採用
や、Ta2 O5 等高誘電率材料の採用により小型化を図
ることが可能である。
【0003】現在、MMICのインダクタとしてはスパ
イラル状の薄膜インダクタが一般的に用いられている。
これを図3(a)〜(b)を参照して説明する。このう
ち、図3(a)はスパイラル状の薄膜インダクタの概略
平面図、図3(b)はその概略断面図であり、図3
(a)のA−A断面を示す。半導体基板1上に下層層間
絶縁膜2および下層導電パターン3、上層層間絶縁膜4
およびスパイラル状の薄膜導電パターン5が順次形成さ
れている。なお、上層層間絶縁膜4に開口された接続孔
により、薄膜導電パターン5の中心部分と下層導電パタ
ーン3の導通がとられている。
イラル状の薄膜インダクタが一般的に用いられている。
これを図3(a)〜(b)を参照して説明する。このう
ち、図3(a)はスパイラル状の薄膜インダクタの概略
平面図、図3(b)はその概略断面図であり、図3
(a)のA−A断面を示す。半導体基板1上に下層層間
絶縁膜2および下層導電パターン3、上層層間絶縁膜4
およびスパイラル状の薄膜導電パターン5が順次形成さ
れている。なお、上層層間絶縁膜4に開口された接続孔
により、薄膜導電パターン5の中心部分と下層導電パタ
ーン3の導通がとられている。
【0004】このスパイラル状の薄膜インダクタの面積
を決定するパラメータは、インダクタの内径r、薄膜導
電パターン5のライン幅l、スペース幅s、巻数Nであ
る。またこのスパイラル状の薄膜インダクタのインダク
タンスを増大するためには、巻数Nを増やすことで容易
に実現できるが、占有面積も増えるので好ましくない。
インダクタンス増大の他の方法は、内径およびスペース
幅sを小さくすればよく、この場合には占有面積が小さ
くなる。さらに、薄膜導電パターン5の厚さhを大きく
することでもインダクタンスは大きくなり、この場合は
占有面積に変わりはない。図3に示される従来の薄膜イ
ンダクタの場合、ライン幅l、スペース幅sおよび厚さ
hはいずれも略4μm程度のデザインルールで設計され
ている。
を決定するパラメータは、インダクタの内径r、薄膜導
電パターン5のライン幅l、スペース幅s、巻数Nであ
る。またこのスパイラル状の薄膜インダクタのインダク
タンスを増大するためには、巻数Nを増やすことで容易
に実現できるが、占有面積も増えるので好ましくない。
インダクタンス増大の他の方法は、内径およびスペース
幅sを小さくすればよく、この場合には占有面積が小さ
くなる。さらに、薄膜導電パターン5の厚さhを大きく
することでもインダクタンスは大きくなり、この場合は
占有面積に変わりはない。図3に示される従来の薄膜イ
ンダクタの場合、ライン幅l、スペース幅sおよび厚さ
hはいずれも略4μm程度のデザインルールで設計され
ている。
【0005】またスパイラル状の薄膜インダクタを数G
Hzの周波数帯で使用する場合、周波数特性であるQ値
が重要であるが、ライン幅lおよびスペース幅sともに
小さい方が優れた特性が得られる。以上をまとめると、
占有面積が小さく小型かつ高周波特性の優れた薄膜イン
ダクタを形成するためには、薄膜導電パターン5の厚さ
hを大きく、ライン幅lおよびスペース幅ともに小さく
設計すればよいことが判る。これらの設計事項は、同じ
形状の薄膜導電パターンを用いる薄膜トランスや、薄膜
磁気ヘッドの薄膜コイル、あるいはマイクロマシンアク
チュエータの薄膜コイル等の小型高性能化についても適
用することができる。
Hzの周波数帯で使用する場合、周波数特性であるQ値
が重要であるが、ライン幅lおよびスペース幅sともに
小さい方が優れた特性が得られる。以上をまとめると、
占有面積が小さく小型かつ高周波特性の優れた薄膜イン
ダクタを形成するためには、薄膜導電パターン5の厚さ
hを大きく、ライン幅lおよびスペース幅ともに小さく
設計すればよいことが判る。これらの設計事項は、同じ
形状の薄膜導電パターンを用いる薄膜トランスや、薄膜
磁気ヘッドの薄膜コイル、あるいはマイクロマシンアク
チュエータの薄膜コイル等の小型高性能化についても適
用することができる。
【0006】さて、GaAs半導体基板を用いたMMI
Cの薄膜インダクタは、導電材料にAu(金)を用い、
メッキで成膜する方法が一般的である。これはn型Ga
Asへのオーミックコンタクト電極として、AuGeN
iに代表されるAu系の金属が用いられ、その後の配線
形成にもAuを用いることが製造プロセスの整合性をと
り易いことが理由の一つである。また同じ素子面積で大
きなインダクタンスを得るため、厚膜の形成が容易なメ
ッキが好んで採用される。メッキは、電解メッキおよび
無電解メッキともに、パターニングした下地通電膜上
や、活性層上に選択的に堆積することができる。したが
って蒸着やスパッタリングといった真空薄膜形成法より
も、材料の使用効率が良いことも特徴である。
Cの薄膜インダクタは、導電材料にAu(金)を用い、
メッキで成膜する方法が一般的である。これはn型Ga
Asへのオーミックコンタクト電極として、AuGeN
iに代表されるAu系の金属が用いられ、その後の配線
形成にもAuを用いることが製造プロセスの整合性をと
り易いことが理由の一つである。また同じ素子面積で大
きなインダクタンスを得るため、厚膜の形成が容易なメ
ッキが好んで採用される。メッキは、電解メッキおよび
無電解メッキともに、パターニングした下地通電膜上
や、活性層上に選択的に堆積することができる。したが
って蒸着やスパッタリングといった真空薄膜形成法より
も、材料の使用効率が良いことも特徴である。
【0007】メッキによる薄膜インダクタの従来の形成
方法を、図4(a)〜(e)に示す概略断面図を参照し
て説明する。まず図4(a)に示すように、基板6上に
メッキ用の通電膜7を形成する。基板6はGaAs半導
体基板上に層間絶縁膜や下層導電パターン等が形成され
たものである。また通電膜7はTi/Auからなる積層
膜を蒸着やスパッタリングで薄く形成したものである。
つぎに図4(b)に示すように、厚膜レジストマスク1
0をラインアンドスペースパターン状に形成する。この
後、図4(c)に示すように通電膜7を陰極として、ス
テンシル(stencil)である厚膜レジストマスク
10のスペース間に、Auからなる薄膜導電パターン5
を選択的に埋め込む。続けて図4(d)に示すように厚
膜レジストマスク10を剥離し、この後、露出した通電
膜7をイオンミリングで除去して図4(e)に示すよう
に薄膜導電パターン5を完成する。この場合の平面形状
は図3(a)で説明した通りである。
方法を、図4(a)〜(e)に示す概略断面図を参照し
て説明する。まず図4(a)に示すように、基板6上に
メッキ用の通電膜7を形成する。基板6はGaAs半導
体基板上に層間絶縁膜や下層導電パターン等が形成され
たものである。また通電膜7はTi/Auからなる積層
膜を蒸着やスパッタリングで薄く形成したものである。
つぎに図4(b)に示すように、厚膜レジストマスク1
0をラインアンドスペースパターン状に形成する。この
後、図4(c)に示すように通電膜7を陰極として、ス
テンシル(stencil)である厚膜レジストマスク
10のスペース間に、Auからなる薄膜導電パターン5
を選択的に埋め込む。続けて図4(d)に示すように厚
膜レジストマスク10を剥離し、この後、露出した通電
膜7をイオンミリングで除去して図4(e)に示すよう
に薄膜導電パターン5を完成する。この場合の平面形状
は図3(a)で説明した通りである。
【0008】このような従来の薄膜インダクタの形成方
法において、ラインアンドスペースパターンの最小寸
法、すなわちデザインルールを決定する因子は、厚膜レ
ジストマスク10の膜厚と、その膜厚におけるリソグラ
フィの解像度である。薄膜インダクタの場合には、メッ
キの膜厚を大きくするため、数μm厚の厚膜レジストを
用いる。かかる厚膜レジストを異方性形状に加工するリ
ソグラフィ精度は、例えば4μmのレジスト膜厚の時に
は4μm程度のラインアンドスペース形状がやっとであ
る。10μm程度の厚膜が得られるレジストもあるが、
これも加工精度は10μm程度である。このように、厚
膜レジストでは膜厚程度のリソグラフィ精度がほぼ限界
と見られる。すなわち、現状では高集積化のためにスペ
ース間隔を狭めると薄膜導電パターンの膜厚が不充分と
なり、膜厚を得るために厚膜レジストを用いるとスペー
ス間隔を狭めることが不可能となる。
法において、ラインアンドスペースパターンの最小寸
法、すなわちデザインルールを決定する因子は、厚膜レ
ジストマスク10の膜厚と、その膜厚におけるリソグラ
フィの解像度である。薄膜インダクタの場合には、メッ
キの膜厚を大きくするため、数μm厚の厚膜レジストを
用いる。かかる厚膜レジストを異方性形状に加工するリ
ソグラフィ精度は、例えば4μmのレジスト膜厚の時に
は4μm程度のラインアンドスペース形状がやっとであ
る。10μm程度の厚膜が得られるレジストもあるが、
これも加工精度は10μm程度である。このように、厚
膜レジストでは膜厚程度のリソグラフィ精度がほぼ限界
と見られる。すなわち、現状では高集積化のためにスペ
ース間隔を狭めると薄膜導電パターンの膜厚が不充分と
なり、膜厚を得るために厚膜レジストを用いるとスペー
ス間隔を狭めることが不可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる技術背
景に鑑み提案するものであり、ラインアンドスペースパ
ターンのスペース間隔等を縮小できるとともに、パター
ンの厚さを確保できる薄膜導電パターンの形成方法、お
よびこれを用いた小型高性能の薄膜インダクタを提供す
ることをその課題とする。
景に鑑み提案するものであり、ラインアンドスペースパ
ターンのスペース間隔等を縮小できるとともに、パター
ンの厚さを確保できる薄膜導電パターンの形成方法、お
よびこれを用いた小型高性能の薄膜インダクタを提供す
ることをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
達成するために提案するものである。すなわち本発明の
薄膜導電パターンの形成方法は、基板上に通電膜を全面
に形成する工程、この通電膜上に、後工程で形成する薄
膜導電パターンの厚さに略等しい厚さを有する絶縁膜を
全面に形成する工程、この絶縁膜上に、レジストマスク
を所望のラインアンドスペースパターン状に形成する工
程、レジストマスクをエッチングマスクとして前記絶縁
膜を異方性エッチングし、下地の通電膜を露出する工
程、露出した通電膜上に、先の絶縁膜の厚さに略等しい
薄膜導電パターンをメッキにより選択的に形成する工
程、絶縁膜を除去し、下地の通電膜を露出するととも
に、薄膜導電パターンを先のラインアンドスペースパタ
ーンの相補パターン状に残す工程、残された薄膜導電パ
ターンをエッチングマスクとして、露出した部分の下地
通電膜を除去する工程、以上の工程を有することを特徴
とする。
達成するために提案するものである。すなわち本発明の
薄膜導電パターンの形成方法は、基板上に通電膜を全面
に形成する工程、この通電膜上に、後工程で形成する薄
膜導電パターンの厚さに略等しい厚さを有する絶縁膜を
全面に形成する工程、この絶縁膜上に、レジストマスク
を所望のラインアンドスペースパターン状に形成する工
程、レジストマスクをエッチングマスクとして前記絶縁
膜を異方性エッチングし、下地の通電膜を露出する工
程、露出した通電膜上に、先の絶縁膜の厚さに略等しい
薄膜導電パターンをメッキにより選択的に形成する工
程、絶縁膜を除去し、下地の通電膜を露出するととも
に、薄膜導電パターンを先のラインアンドスペースパタ
ーンの相補パターン状に残す工程、残された薄膜導電パ
ターンをエッチングマスクとして、露出した部分の下地
通電膜を除去する工程、以上の工程を有することを特徴
とする。
【0011】本発明の薄膜導電パターンの形成方法は、
薄膜導電パターンのスペース間隔が2μm以下であると
ともに、厚さは2μm以上である場合に好適に用いるこ
とができる。また本発明の薄膜導電パターンの形成方法
は、一例としてMMICに搭載されるような小型化、小
占有面積化が要求される薄膜インダクタに好ましく適用
することができる。
薄膜導電パターンのスペース間隔が2μm以下であると
ともに、厚さは2μm以上である場合に好適に用いるこ
とができる。また本発明の薄膜導電パターンの形成方法
は、一例としてMMICに搭載されるような小型化、小
占有面積化が要求される薄膜インダクタに好ましく適用
することができる。
【0012】次に作用の説明に移る。本発明において
は、薄膜導電パターンの選択メッキのステンシルを、従
来のレジストマスクに換えて絶縁膜パターンを採用する
ことにより、例えば幅2μm以下好ましくは1μm程度
以下、厚さ2μm以上好ましくは4μm程度以上のステ
ンシルを異方性よく高精度に形成することができる。し
たがって、スペース間隔sが1μm程度と狭く、数μm
の厚さの薄膜導電パターンを容易に形成することが可能
となる。
は、薄膜導電パターンの選択メッキのステンシルを、従
来のレジストマスクに換えて絶縁膜パターンを採用する
ことにより、例えば幅2μm以下好ましくは1μm程度
以下、厚さ2μm以上好ましくは4μm程度以上のステ
ンシルを異方性よく高精度に形成することができる。し
たがって、スペース間隔sが1μm程度と狭く、数μm
の厚さの薄膜導電パターンを容易に形成することが可能
となる。
【0013】本発明に用いる絶縁膜としては、Si
O2 、SiON、Si3 N4 等のシリコン化合物を、デ
ポジションレートがとれるCVD法等で形成すればよ
い。また無機SOGや有機SOG、あるいはポリイミド
等、レジストマスクとエッチング選択比が得られる材料
を塗布焼成あるいは塗布することにより、厚膜として形
成することもできる。
O2 、SiON、Si3 N4 等のシリコン化合物を、デ
ポジションレートがとれるCVD法等で形成すればよ
い。また無機SOGや有機SOG、あるいはポリイミド
等、レジストマスクとエッチング選択比が得られる材料
を塗布焼成あるいは塗布することにより、厚膜として形
成することもできる。
【0014】このような厚膜の絶縁膜をパターニングす
る際には、例えば厚さ1〜1.5μm程度、幅2μm程
度以下好ましくは1μm程度以下の高解像度のレジスト
マスクをエッチングマスクとし、RIE等の異方性に優
れ、例えば5程度の選択比がとれるエッチング条件を採
用すればよい。エッチングガスとしては、例えばCF4
やCHF3 等のCF系ガスにO2 やH2 等の添加ガスを
加えた混合ガスを用いることができる。エッチングの均
一性を高めるためには充分なオーバーエッチングを施す
ことが好ましいが、下地の通電膜にAu等を用いれば、
CF系ガスとは反応しないため、充分な選択比が採れ、
これが可能となる。
る際には、例えば厚さ1〜1.5μm程度、幅2μm程
度以下好ましくは1μm程度以下の高解像度のレジスト
マスクをエッチングマスクとし、RIE等の異方性に優
れ、例えば5程度の選択比がとれるエッチング条件を採
用すればよい。エッチングガスとしては、例えばCF4
やCHF3 等のCF系ガスにO2 やH2 等の添加ガスを
加えた混合ガスを用いることができる。エッチングの均
一性を高めるためには充分なオーバーエッチングを施す
ことが好ましいが、下地の通電膜にAu等を用いれば、
CF系ガスとは反応しないため、充分な選択比が採れ、
これが可能となる。
【0015】したがって、例えば幅が1μm程度以下と
充分に狭く、アスペクト比の大きい絶縁膜ステンシルを
用いることにより、スペース間隔が従来の数分の1で、
しかも数μmの厚膜の薄膜導電パターンを容易に形成す
ることができる。このため、小型かつ高周波特性に優れ
た薄膜インダクタ等や、これを搭載した高集積化MMI
Cが可能となる。
充分に狭く、アスペクト比の大きい絶縁膜ステンシルを
用いることにより、スペース間隔が従来の数分の1で、
しかも数μmの厚膜の薄膜導電パターンを容易に形成す
ることができる。このため、小型かつ高周波特性に優れ
た薄膜インダクタ等や、これを搭載した高集積化MMI
Cが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しつつ
さらに詳しく説明する。はじめに、本発明の薄膜導電パ
ターンの形成方法により形成された薄膜インダクタの構
造を図1(a)〜(b)を参照して説明する。基本的な
構造は図3で説明した従来の薄膜インダクタと同じであ
り、同様の構成要素には同一の参照符号を付してある。
このうち、図1(a)はスパイラル状の薄膜インダクタ
の概略平面図、図1(b)はその概略断面図であり、図
1(a)のA−A断面を示す。GaAs等の半導体基板
1上に下層層間絶縁膜2および下層導電パターン3、上
層層間絶縁膜4およびAuメッキからなるスパイラル状
の薄膜導電パターン5が順次形成されている。図3に示
した従来の薄膜インダクタとの大きな差異は、薄膜導電
パターンのライン幅lやその厚さhはほぼ同一でありな
がら、スペース間隔sが0.8μm程度と、従来の数分
の一に縮小されている点である。
さらに詳しく説明する。はじめに、本発明の薄膜導電パ
ターンの形成方法により形成された薄膜インダクタの構
造を図1(a)〜(b)を参照して説明する。基本的な
構造は図3で説明した従来の薄膜インダクタと同じであ
り、同様の構成要素には同一の参照符号を付してある。
このうち、図1(a)はスパイラル状の薄膜インダクタ
の概略平面図、図1(b)はその概略断面図であり、図
1(a)のA−A断面を示す。GaAs等の半導体基板
1上に下層層間絶縁膜2および下層導電パターン3、上
層層間絶縁膜4およびAuメッキからなるスパイラル状
の薄膜導電パターン5が順次形成されている。図3に示
した従来の薄膜インダクタとの大きな差異は、薄膜導電
パターンのライン幅lやその厚さhはほぼ同一でありな
がら、スペース間隔sが0.8μm程度と、従来の数分
の一に縮小されている点である。
【0017】つぎに、本発明の薄膜導電パターンの形成
方法を、図2(a)〜(f)に示す概略断面図を参照し
て説明する。
方法を、図2(a)〜(f)に示す概略断面図を参照し
て説明する。
【0018】まず図2(a)に示すように、基板6上全
面にメッキ用の通電膜7を形成する。基板6はGaAs
半導体基板上に層間絶縁膜や下層導電パターンおよび接
続孔等が形成されたものである。MESFETやHEM
T等の能動素子が予め作り込まれたものでもよい。また
通電膜7はTi/Auからなる積層膜を蒸着やスパッタ
リングで薄く形成したものであり、その厚さは例えばT
i50nm、Au200nmである。Tiは下地の層間
絶縁膜等と薄膜導電パターンとの密着性を高めるための
層である。
面にメッキ用の通電膜7を形成する。基板6はGaAs
半導体基板上に層間絶縁膜や下層導電パターンおよび接
続孔等が形成されたものである。MESFETやHEM
T等の能動素子が予め作り込まれたものでもよい。また
通電膜7はTi/Auからなる積層膜を蒸着やスパッタ
リングで薄く形成したものであり、その厚さは例えばT
i50nm、Au200nmである。Tiは下地の層間
絶縁膜等と薄膜導電パターンとの密着性を高めるための
層である。
【0019】つぎに図2(b)に示すように、例えばS
iO2 からなる絶縁膜8をプラズマCVD等により約5
μm堆積する。この後、レジスト膜を例えば1.2μm
の厚さにスピンコートし、ライン幅例えば0.8μm、
スペース幅が例えば4μmのラインアンドスペースパタ
ーンの高解像度レジストマスク9を形成する。
iO2 からなる絶縁膜8をプラズマCVD等により約5
μm堆積する。この後、レジスト膜を例えば1.2μm
の厚さにスピンコートし、ライン幅例えば0.8μm、
スペース幅が例えば4μmのラインアンドスペースパタ
ーンの高解像度レジストマスク9を形成する。
【0020】この後、例えば平行平板型RIE装置とC
F4 /O2 混合ガスを用い、高解像度レジストマスク9
をエッチングマスクとして絶縁膜8を異方性エッチング
する。このときエッチング選択比として約5以上は容易
に得られる。下地通電膜7表面のAuはSiO2 エッチ
ング用のCF4 /O2 混合ガスとは反応せずにエッチン
グストッパとして機能するので、オーバーエッチングを
加えることにより、絶縁膜8の残渣を生じることなく、
通電膜7を均一に露出して絶縁膜8のステンシルを形成
することが可能である。この状態を図2(c)に示す。
F4 /O2 混合ガスを用い、高解像度レジストマスク9
をエッチングマスクとして絶縁膜8を異方性エッチング
する。このときエッチング選択比として約5以上は容易
に得られる。下地通電膜7表面のAuはSiO2 エッチ
ング用のCF4 /O2 混合ガスとは反応せずにエッチン
グストッパとして機能するので、オーバーエッチングを
加えることにより、絶縁膜8の残渣を生じることなく、
通電膜7を均一に露出して絶縁膜8のステンシルを形成
することが可能である。この状態を図2(c)に示す。
【0021】つぎに通電膜7を電極とし、図2(d)に
示すようにAuメッキによる薄膜導電パターン5を5μ
mの厚さに形成する。図2(c)に示したRIEの終了
段階で高解像度レジストマスク9が残存している場合に
は、Auメッキ工程の前後いずれかの段階で剥離する。
示すようにAuメッキによる薄膜導電パターン5を5μ
mの厚さに形成する。図2(c)に示したRIEの終了
段階で高解像度レジストマスク9が残存している場合に
は、Auメッキ工程の前後いずれかの段階で剥離する。
【0022】この後、絶縁膜8のステンシルを除去す
る。抜きパターンの方法は、希フッ酸等によるウェット
エッチング、あるいはフッ素系ガスを用いた等方性モー
ドの強いドライエッチングを用いる。この抜きパターン
工程ではAuからなる薄膜導電パターン5や露出する通
電膜7は反応しない。この状態を図2(e)に示す。
る。抜きパターンの方法は、希フッ酸等によるウェット
エッチング、あるいはフッ素系ガスを用いた等方性モー
ドの強いドライエッチングを用いる。この抜きパターン
工程ではAuからなる薄膜導電パターン5や露出する通
電膜7は反応しない。この状態を図2(e)に示す。
【0023】続けて、Arガスを用いたイオンミリング
やスパッタエッチング等で、露出した通電膜7を除去す
る。通電膜7は薄いので、これら物理的なエッチングで
容易に除去することができる。パターニング終了後の薄
膜導電パターン5を図2(f)に示す。この薄膜導電パ
ターン5の平面形状は、例えば図1(a)に示した通り
である。この後、必要に応じてさらに上層の層間絶縁膜
やパシベーション膜を薄膜導電パターン5上に形成す
る。これら層間絶縁膜やパシベーション膜の材料とし
て、フッ素を含む酸化シリコン(SiOF、比誘電率
3.2〜3.7)やテフロン、サイトップ(いずれも商
品名)等フッ素系高分子(比誘電率約2)を用いること
により、寄生容量を低減した高速動作、低発熱の薄膜イ
ンダクタを形成することができる。
やスパッタエッチング等で、露出した通電膜7を除去す
る。通電膜7は薄いので、これら物理的なエッチングで
容易に除去することができる。パターニング終了後の薄
膜導電パターン5を図2(f)に示す。この薄膜導電パ
ターン5の平面形状は、例えば図1(a)に示した通り
である。この後、必要に応じてさらに上層の層間絶縁膜
やパシベーション膜を薄膜導電パターン5上に形成す
る。これら層間絶縁膜やパシベーション膜の材料とし
て、フッ素を含む酸化シリコン(SiOF、比誘電率
3.2〜3.7)やテフロン、サイトップ(いずれも商
品名)等フッ素系高分子(比誘電率約2)を用いること
により、寄生容量を低減した高速動作、低発熱の薄膜イ
ンダクタを形成することができる。
【0024】本実施の形態例によれば、スペース幅0.
8μm、ライン幅4μm、厚さ5μmのラインアンドス
ペース状の薄膜導電パターンを制御性高く形成すること
ができる。したがって、厚膜レジストマスクをステンシ
ルに用いる従来の方法では不可能であった、小型、省占
有面積で、かつ高周波特性であるQ値に優れた薄膜イン
ダクタ等が実現できる。
8μm、ライン幅4μm、厚さ5μmのラインアンドス
ペース状の薄膜導電パターンを制御性高く形成すること
ができる。したがって、厚膜レジストマスクをステンシ
ルに用いる従来の方法では不可能であった、小型、省占
有面積で、かつ高周波特性であるQ値に優れた薄膜イン
ダクタ等が実現できる。
【0025】なお本実施の形態例ではスペース幅のみを
縮小したが、他の実施の形態例として、ライン幅をも1
μm程度あるいはそれ以下に迄縮小することができる。
したがって、薄膜導電パターンのスペース幅およびライ
ン幅ともに設計の自由度が拡がり、使用目的に合った薄
膜導電パターンを形成することができる。
縮小したが、他の実施の形態例として、ライン幅をも1
μm程度あるいはそれ以下に迄縮小することができる。
したがって、薄膜導電パターンのスペース幅およびライ
ン幅ともに設計の自由度が拡がり、使用目的に合った薄
膜導電パターンを形成することができる。
【0026】以上本発明の薄膜導電パターンの形成方法
およびこれを用いた薄膜インダクタにつき詳細な説明を
加えたが、本発明はこれら実施の形態例によりなんら限
定されるものではない。例えば、絶縁膜や薄膜導電パタ
ーンあるいは通電膜の材料はSiO2 やAu、あるいは
Ti/Auの他に各種変更が可能である。例えば薄膜導
電パターンとしてCuメッキは好適に用いることができ
る。本発明の薄膜導電パターンの形成方法は、例示した
薄膜インダクタの他に、薄膜コイルや薄膜トランス、薄
膜磁気ヘッドあるいはマイクロマシンアクチュエータ等
にも適用することができる。
およびこれを用いた薄膜インダクタにつき詳細な説明を
加えたが、本発明はこれら実施の形態例によりなんら限
定されるものではない。例えば、絶縁膜や薄膜導電パタ
ーンあるいは通電膜の材料はSiO2 やAu、あるいは
Ti/Auの他に各種変更が可能である。例えば薄膜導
電パターンとしてCuメッキは好適に用いることができ
る。本発明の薄膜導電パターンの形成方法は、例示した
薄膜インダクタの他に、薄膜コイルや薄膜トランス、薄
膜磁気ヘッドあるいはマイクロマシンアクチュエータ等
にも適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の薄膜導電パターンの形成方法によれば、膜厚を確保し
たまま、スペース幅やライン幅を縮小したラインアンド
スペースパターンを制御性良く形成することができる。
の薄膜導電パターンの形成方法によれば、膜厚を確保し
たまま、スペース幅やライン幅を縮小したラインアンド
スペースパターンを制御性良く形成することができる。
【0028】またこの薄膜導電パターンの形成方法を例
えば薄膜インダクタに適用することにより、小型化、省
占有面積化、そして高周波特性にすぐれた素子が得ら
れ、MMIC等の高集積化、高性能化に寄与する。
えば薄膜インダクタに適用することにより、小型化、省
占有面積化、そして高周波特性にすぐれた素子が得ら
れ、MMIC等の高集積化、高性能化に寄与する。
【図1】本発明の薄膜インダクタの形成方法を適用した
薄膜インダクタを示す概略平面図および概略断面図であ
る。
薄膜インダクタを示す概略平面図および概略断面図であ
る。
【図2】本発明の薄膜導電パターンの形成方法の工程を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
【図3】従来の薄膜インダクタを示す概略平面図および
概略断面図である。
概略断面図である。
【図4】従来の薄膜導電パターンの形成方法の工程を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
1…半導体基板、2…下層層間絶縁膜、3…下層導電パ
ターン、4…上層層間絶縁膜、5…薄膜導電パターン、
6…基板、7…通電膜、8…絶縁膜、9…高解像度レジ
ストマスク、10…厚膜レジストマスク
ターン、4…上層層間絶縁膜、5…薄膜導電パターン、
6…基板、7…通電膜、8…絶縁膜、9…高解像度レジ
ストマスク、10…厚膜レジストマスク
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に通電膜を全面に形成する工程、 前記通電膜上に、後工程で形成する薄膜導電パターンの
厚さに略等しい厚さを有する絶縁膜を全面に形成する工
程、 前記絶縁膜上に、レジストマスクを所望のラインアンド
スペースパターン状に形成する工程、 前記レジストマスクをエッチングマスクとして前記絶縁
膜を異方性エッチングし、前記通電膜を露出する工程、 露出した前記通電膜上に、前記絶縁膜の厚さに略等しい
薄膜導電パターンをメッキにより選択的に形成する工
程、 前記絶縁膜を除去し、前記通電膜を露出するとともに、
前記薄膜導電パターンを前記ラインアンドスペースパタ
ーンの相補パターン状に残す工程、 前記薄膜導電パターンをエッチングマスクとして、露出
した前記通電膜を除去する工程、 以上の工程を有することを特徴とする薄膜導電パターン
の形成方法。 - 【請求項2】 前記薄膜導電パターンのスペース間隔は
2μm以下であるとともに、厚さは2μm以上であるこ
とを特徴とする請求項1記載の薄膜導電パターンの形成
方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の薄膜導電パター
ンの形成方法により形成されたことを特徴とする薄膜イ
ンダクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29496796A JPH10144552A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 薄膜導電パターンの形成方法およびこれを用いた薄膜インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29496796A JPH10144552A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 薄膜導電パターンの形成方法およびこれを用いた薄膜インダクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10144552A true JPH10144552A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17814632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29496796A Pending JPH10144552A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 薄膜導電パターンの形成方法およびこれを用いた薄膜インダクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10144552A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100440810B1 (ko) * | 2001-09-04 | 2004-07-21 | 한국전기연구원 | 저손실 박막 인덕터의 제조방법 |
US7453343B2 (en) | 2003-02-26 | 2008-11-18 | Tdk Corporation | Thin-film type common-mode choke coil |
JP2010251684A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Kinko Denshi Kofun Yugenkoshi | 複合材料構造、複合材料を含む回路基板構造、及び複合材料回路基板構造を形成する方法 |
JP2016529732A (ja) * | 2013-08-30 | 2016-09-23 | クアルコム,インコーポレイテッド | 厚さが変化するインダクタ |
US10116285B2 (en) | 2013-03-14 | 2018-10-30 | Qualcomm Incorporated | Integration of a replica circuit and a transformer above a dielectric substrate |
CN111333022A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-06-26 | 中北大学 | 一种高密度微纳线圈柔性异质集成方法 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP29496796A patent/JPH10144552A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2016529732A (ja) * | 2013-08-30 | 2016-09-23 | クアルコム,インコーポレイテッド | 厚さが変化するインダクタ |
US10354795B2 (en) | 2013-08-30 | 2019-07-16 | Qualcomm Incorporated | Varying thickness inductor |
CN111333022A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-06-26 | 中北大学 | 一种高密度微纳线圈柔性异质集成方法 |
CN111333022B (zh) * | 2020-03-17 | 2023-04-07 | 中北大学 | 一种高密度微纳线圈柔性异质集成方法 |
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