JPH10144196A - リレー駆動回路 - Google Patents

リレー駆動回路

Info

Publication number
JPH10144196A
JPH10144196A JP29288496A JP29288496A JPH10144196A JP H10144196 A JPH10144196 A JP H10144196A JP 29288496 A JP29288496 A JP 29288496A JP 29288496 A JP29288496 A JP 29288496A JP H10144196 A JPH10144196 A JP H10144196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
relay
power supply
low
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29288496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hattori
康弘 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP29288496A priority Critical patent/JPH10144196A/ja
Priority to US08/962,062 priority patent/US6236552B1/en
Priority to DE69713709T priority patent/DE69713709T2/de
Priority to EP97119281A priority patent/EP0840342B1/en
Publication of JPH10144196A publication Critical patent/JPH10144196A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Relay Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルの発熱量を効率よく低減する。 【解決手段】 車載バッテリー1に加えて、車載バッテ
リー1の出力電圧VBより低く、かつリレーの作動電圧
より高い電圧VAを出力する低電圧電源3を備え、リレ
ーRL1のコイルRC1には低電圧電源3の出力電圧V
Aを印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定電圧を出力す
る電源から負荷への電力供給をオンオフするためのリレ
ーを駆動するリレー駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の種々の負荷2を駆動する
ための回路は、リレーを用いて構成されており、この回
路は、例えば図7に示すように、リレーRLのコイルR
Cの一端を車載バッテリー1の電圧出力端子に接続する
とともに、他端を操作スイッチSWを介してアースし、
リレー接点RSの一方を車載バッテリー1の電圧出力端
子に接続するとともに、他方を負荷2を介してアースし
て構成されている。
【0003】そして、操作スイッチSWがオンにされ
て、リレー接点RSを作動させるために必要な作動電圧
以上の電圧がコイルRCに印加されると、リレー接点R
Sが作動して導通状態になり、一方、操作スイッチSW
がオフにされて、コイルRCに印加される電圧が復帰電
圧以下になると、リレー接点RSが復帰して非導通状態
に戻る。
【0004】自動車においてリレー、ヒューズやコネク
タなどの回路部品は電気接続箱に集中して搭載されてい
るが、これらの回路部品は発熱するので、各部品や電気
接続箱の耐熱温度を超えないように設計する必要があっ
た。
【0005】ところが、近年の車載電装品の増加による
リレー数の増加や、リレーの小型化による配置の高密度
化によってリレーの発熱、すなわちコイルの発熱による
影響が大きくなっており、この発熱を抑制することが必
要になっている。
【0006】一般に、リレーの作動電圧は約7〜8V、
復帰電圧は約2〜3Vで、車載バッテリーの電源電圧は
12Vであるので、バッテリーの電源電圧とリレーの作
動電圧の電圧差分だけ、リレーは不要な発熱をしている
ことになる。
【0007】そこで、従来、図8に示すように、リレー
RLのコイルRCに抵抗Rを直列に接続し、コイルRC
への印加電圧を低減することによって、リレーRLの発
熱量を低減する回路が知られている。
【0008】また、リレーのコイルに励磁電流を供給す
るための駆動トランジスタを完全にオン状態にならない
領域で動作させることによって、コイルへの印加電圧を
低減するリレー駆動回路が提案されている(特開平8−
55551号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図8に示す回路では、リレーRLのコイルRCでの
発熱量は低減されるものの、抵抗Rが発熱するために、
回路全体として発熱量を十分に低減するのは困難であ
る。
【0010】また、上記従来の特開平8−55551号
公報記載のリレー駆動回路でも、コイル印加電圧の低下
分は、トランジスタ等の他の回路部品によって熱に変換
されるために、やはり回路全体として発熱量を十分に低
減するのは困難である。
【0011】本発明は、上記問題を解決するもので、コ
イルの発熱量を効率よく低減し得るリレー駆動回路を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、リレーの作動
電圧より高い一定電圧を出力する基準電源と複数の負荷
との間にそれぞれリレー接点が介設されたリレーのコイ
ルに供給する励磁電流を制御することによって各リレー
接点を作動又は復帰させるリレー駆動回路であって、上
記一定電圧より低く、かつ上記各リレーの作動電圧より
高い電圧を出力する低電圧電源を備え、この低電圧電源
から各リレーのコイルに励磁電流が供給されるように構
成されている(請求項1)。
【0013】この構成によれば、基準電源から出力され
る一定電圧より低く、かつリレーの作動電圧より高い電
圧を出力する低電圧電源から各リレーのコイルに励磁電
流が供給されることにより、リレー接点が確実に作動す
るとともに、基準電源から励磁電流が供給される場合に
比べてコイルからの発熱量が低減されることとなる。
【0014】また、リレーの作動電圧より高い一定電圧
を出力する基準電源と複数の負荷との間にそれぞれリレ
ー接点が介設されたリレーのコイルに供給する励磁電流
を制御することによって各リレー接点を作動又は復帰さ
せるリレー駆動回路であって、上記一定電圧より低く、
かつ上記各リレーの復帰電圧より高い電圧を出力する低
電圧電源と、上記各リレーの作動時点からの経過時間を
カウントする計時手段と、予め設定された設定時間を記
憶する記憶手段と、上記各リレーを作動させるときは上
記基準電源から上記励磁電流を供給するとともに上記各
リレーの作動時点から上記設定時間が経過するまでは上
記基準電源から上記励磁電流を供給し、その後は上記低
電圧電源から上記励磁電流を供給する制御手段とを備え
たものである(請求項2)。
【0015】この構成によれば、各リレー接点を作動さ
せるときは一定電圧を出力する基準電源からリレーのコ
イルに励磁電流が供給されるとともに、各リレー接点の
作動時点から予め設定された設定時間が経過するまでは
基準電源から励磁電流が供給され、その後は基準電源か
ら出力される一定電圧より低く、かつリレーの復帰電圧
より高い電圧を出力する低電圧電源から励磁電流が供給
されることにより、リレー接点の作動状態が確実に維持
されるとともに、基準電源から継続して励磁電流が供給
される場合に比べてコイルからの発熱量が低減されるこ
ととなる。
【0016】なお、上記設定時間は、コイルへの励磁電
流の供給開始時点からリレー接点が作動状態になるまで
の時間より多少長く設定することにより、リレー接点が
確実に作動する。
【0017】また、請求項2記載のリレー駆動回路にお
いて、上記低電圧電源は、上記各リレーの作動電圧より
低い電圧を出力するものである(請求項3)。
【0018】この構成によれば、各リレーの作動電圧よ
り低い電圧を出力する低電圧電源から励磁電流が供給さ
れることにより、更にコイルからの発熱量が低減される
こととなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用される車両用
負荷制御回路の第1実施形態を示す回路図である。この
車両用負荷制御回路は、車載バッテリー(基準電源)1
と、ランプ、ドアロックソレノイド等の負荷21,2
2,23,…と、リレーRL1,RL2,RL3,…
と、スイッチ部SW1,SW2,SW3,…と、低電圧
電源3とを備え、車載バッテリー1から負荷21,2
2,23,…への電力供給を制御するものである。この
リレーRL1,RL2,RL3,…及び低電圧電源3
は、車両内の適所に配設された図略の電気接続箱の内部
に配置されている。
【0020】リレーRL1は、車載バッテリー1と負荷
21との間に介設されたリレー接点RS1と、低電圧電
源3とスイッチ部SW1との間に介設されたコイルRC
1とから構成されている。また、リレーRL2,RL3
も同様に、それぞれ車載バッテリー1と負荷22,23
との間に介設されたリレー接点RS2,RS3と、低電
圧電源3とスイッチ部SW2,SW3との間に介設され
たコイルRC2,RC3とから構成されている。
【0021】なお、リレーの作動電圧VS、すなわちリ
レー接点が作動するコイル印加電圧はDC7〜8V程度、リ
レーの復帰電圧VR、すなわちリレー接点が元に戻るコ
イル印加電圧はDC2〜3V程度で、車載バッテリー1の出
力電圧VBは、リレーの作動電圧VSより高い値(本実施
形態ではDC12V)になっている。
【0022】スイッチ部SW1,SW2,SW3は、車
両の使用者が操作する操作スイッチや、図略のセンサに
よる検出結果に応じてオンオフする半導体スイッチング
素子などで、スイッチ接点の一方がそれぞれコイルRC
1,RC2,RC3に接続され、他方がアースされてい
る。
【0023】低電圧電源3は、図略のスイッチングトラ
ンジスタを用いたDC−DCコンバータで構成されたス
イッチング電源回路からなり、1次巻線に印加される車
載バッテリー1の出力電圧VBをスイッチングトランジ
スタでスイッチングし、2次巻線に誘起される電圧を整
流し、平滑して電圧VAを出力するものである。なお、
この出力電圧VAは、VB>VA>VSであって、作動電圧
Sに近い値(本実施形態では10V)に設定されてい
る。
【0024】図2を用いて動作について説明する。図2
は第1実施形態における各部の状態を示すタイミングチ
ャートである。スイッチ部SW1がオンになると、リレ
ーRL1のコイルRC1には作動電圧VSより多少高い
低電圧電源3の出力電圧VAが印加されるので、リレー
接点RS1がオンになる。なお、同様に構成されたリレ
ーRL2,RL3も、同様に動作するようになってい
る。
【0025】このように、第1実施形態によれば、車載
バッテリー1に加えて、車載バッテリー1の出力電圧V
Bより低く、かつリレーの作動電圧VSより高い電圧VA
を出力する低電圧電源3を備え、リレーRL1,…のコ
イルRC1,…には低電圧電源3の出力電圧VAを印加
するようにしたので、車載バッテリー1の出力電圧VB
を印加する場合に比べて、コイルRC1,…からの発熱
量を低減することができる。
【0026】また、低電圧電源3としてスイッチング電
源回路のように発熱量の小さいものを使用することによ
り、回路全体の発熱を低減することができる。
【0027】また、単一の低電圧電源3を複数のリレー
の駆動に共用することにより、発熱量を最も低減するこ
とができる。
【0028】図3は本発明が適用される車両用負荷制御
回路の第2実施形態を示す回路図である。なお、第1実
施形態と同一構成要素には同一符号を付している。第2
実施形態は、図3に示すように、第1実施形態の低電圧
電源3に代えて低電圧電源30を備えるとともに、更
に、接続切換回路41,42,43,…を備えている。
また、リレーRL1のコイルRC1の一端側は接続切換
回路41に接続され、他端側はアースされており、リレ
ーRL2,RL3のコイルRC2,RC3も同様の構成
になっている。
【0029】接続切換回路41は、コイルRC1の一端
側と車載バッテリー1との間に介設された接点部41a
と、コイルRC1の一端側と低電圧電源30との間に介
設された接点部41bと、接点部41bと接続点Xとの
間に、接点部41bから接続点Xに向けて順方向に接続
されたダイオードD1とを備えている。また、接続切換
回路42,43も同様に構成されている。
【0030】接点部41a,41bは、例えば図外の制
御回路によって制御される半導体スイッチング素子など
で構成され、後述の図4に示すようなタイミングで作動
されるようになっている。
【0031】低電圧電源30は、図略のスイッチングト
ランジスタを用いたDC−DCコンバータで構成された
スイッチング電源回路からなり、1次巻線に印加される
車載バッテリー1の出力電圧VBをスイッチングトラン
ジスタでスイッチングし、2次巻線に誘起される電圧を
整流し、平滑して電圧VEを出力するものである。な
お、この出力電圧VEは、(VB>)VS>VE>VRであ
って、復帰電圧VRに近い値(本実施形態では5V)に
設定されている。
【0032】次に、図4を用いて動作について説明す
る。図4は第2実施形態における各部の状態を示すタイ
ミングチャートである。スイッチ部SW1がオンになる
と、まず、接点部41aがオンになり、リレーRL1の
コイルRC1には作動電圧VSより高い車載バッテリー
1の出力電圧VBが印加され、リレー接点RS1がオン
になる。次いで、接点部41bがオンになった後で、接
点部41aがオフになり、復帰電圧VRより多少高い低
電圧電源30の出力電圧VEが印加されるので、リレー
接点RS1のオンが維持される。なお、リレーRL2,
RL3も同様に動作する。
【0033】このように、第2実施形態によれば、車載
バッテリー1に加えて、車載バッテリー1の出力電圧V
Bより低く、かつリレーの復帰電圧VRより多少高い電圧
Eを出力する低電圧電源30を備え、リレーRL1,
…のコイルRC1,…には、車載バッテリー1の出力電
圧VBを印加してリレー接点を作動させた後で、低電圧
電源30の出力電圧VEを印加するようにしたので、リ
レー接点を確実に作動させることができるとともに、車
載バッテリー1の出力電圧VBの印加を継続する場合に
比べて、コイルからの発熱量を低減することができる。
【0034】また、低電圧電源30としてスイッチング
電源回路のように発熱量の小さいものを使用することに
より、回路全体の発熱量を低減することができる。
【0035】また、単一の低電圧電源30を複数のリレ
ーの駆動に共用することにより、発熱量を最も低減する
ことができる。
【0036】図5は本発明が適用される車両用負荷制御
回路の第3実施形態を示す回路図である。なお、第2実
施形態と同一構成要素には同一符号を付している。第3
実施形態は、図5に示すように、第2実施形態の接続切
換回路41の具体的な回路構成を示すもので、接続切換
回路41は、CPU5と、ダイオードD1と、トランジ
スタQ11〜Q14と、抵抗R10〜R16とを備えて
いる。
【0037】なお、負荷22,23,…、リレーRL
2,RL3,…、スイッチ部SW2,SW3,…及び接
続切換回路42,43,…は、図略している。
【0038】CPU5は、出力端子P1,P2と、入力
端子P3と、低電圧電源30の電圧出力端子に接続され
た電源端子VDDと、アースされたアース端子GNDとを
有するとともに、ROM51を内蔵し、後述するように
出力端子P1,P2からの出力信号により、切換接続回
路41の動作を制御するものである。また、CPU5
は、入力端子P3に入力される電圧信号のレベルを検出
することにより、スイッチ部SW1のオンオフを判別す
るものである。ROM51は、予め設定された設定時間
Tを記憶するものである。
【0039】まず、CPU5と車載バッテリー1間の回
路構成について説明する。CPU5の出力端子P1は、
抵抗R11を介してトランジスタQ12のベースに接続
され、トランジスタQ12のエミッタはアースされ、ト
ランジスタQ12のコレクタは、抵抗R12を介してト
ランジスタQ11のベースに接続されるとともに、抵抗
R13を介してトランジスタQ11のエミッタに接続さ
れ、トランジスタQ11のエミッタは、更に車載バッテ
リー1の電圧出力端子に接続されている。また、トラン
ジスタQ11のコレクタは、リレーRL1のコイルRC
1の一端側に接続されている。
【0040】次に、CPU5と低電圧電源30間の回路
構成について説明する。CPU5と低電圧電源30間
は、CPU5と車載バッテリー1間と同様の回路構成に
なっている。すなわち、CPU5の出力端子P2は、抵
抗R14を介してトランジスタQ14のベースに接続さ
れ、トランジスタQ14のエミッタはアースされ、トラ
ンジスタQ14のコレクタは、抵抗R15を介してトラ
ンジスタQ13のベースに接続されるとともに、抵抗R
16を介してトランジスタQ13のエミッタに接続さ
れ、トランジスタQ13のエミッタは、更に低電圧電源
30の電圧出力端子に接続されている。また、トランジ
スタQ13のコレクタは、ダイオードD1のアノードに
接続され、ダイオードD1のカソードは、リレーRL1
のコイルRC1の一端側に接続されている。
【0041】次に、その他の回路構成について説明する
と、スイッチ部SW1の一方の接点は、CPU5の入力
端子P3に接続されるとともに、抵抗R10を介して低
電圧電源30の電圧出力端子に接続されており、スイッ
チ部SW1の他方の接点はアースされている。これによ
って、スイッチ部SW1がオフのときはハイレベル信号
が入力端子P3に入力され、スイッチ部SW1がオンに
なるとローレベル信号が入力端子P3に入力されること
により、CPU5はスイッチ部SW1のオンオフを判別
することができる。
【0042】次に、図6を用いて動作について説明す
る。図6は第3実施形態における各部の状態を示すタイ
ミングチャートである。スイッチ部SW1がオンになる
と、まず、CPU5の出力端子P1からハイレベル信号
が出力されてトランジスタQ12がオンになり、これに
よってトランジスタQ11がオンになって、リレーRL
1のコイルRC1には作動電圧VSより高い車載バッテ
リー1の出力電圧VBが印加され、リレー接点RS1が
オンになる。
【0043】このとき、ダイオードD1によって、トラ
ンジスタQ11側からトランジスタQ13側への電流の
流入は阻止される。
【0044】次に、CPU5の出力端子P2からハイレ
ベル信号が出力されてトランジスタQ14がオンにな
り、これによってトランジスタQ13がオンになる。次
いで、出力端子P1からハイレベル信号が出力された時
点からの経過時間がCPU5によってカウントされてお
り、設定時間Tの経過後に、CPU5の出力端子P1か
らの出力信号がローレベル信号に戻る。これによって、
リレーRL1のコイルRC1には復帰電圧VRより多少
高い低電圧電源30の出力電圧VEが印加されるので、
リレー接点RS1のオンが維持される。
【0045】なお、設定時間Tは、車載バッテリー1の
出力電圧VBの印加開始からリレー接点RS1が作動状
態になるのに要する時間より多少長く設定しておけば、
リレー接点RS1を確実に作動させることができる。
【0046】また、図略の接続切換回路42,43は、
接続切換回路41と同様の回路構成にすればよく、車載
バッテリー1、低電圧電源30及びCPU5を共用する
ことができる。
【0047】このように、第3実施形態によれば、車載
バッテリー1に加えて、車載バッテリー1の出力電圧V
Bより低く、かつリレーの復帰電圧VRより多少高い電圧
Eを出力する低電圧電源30を備え、リレーRL1の
コイルRC1には、車載バッテリー1の出力電圧VB
印加してリレー接点をオンにした後で、低電圧電源30
の出力電圧VEを印加するようにしたので、第2実施形
態と同様に、リレー接点を確実に作動させることができ
るとともに、車載バッテリー1の出力電圧VBの印加を
継続する場合に比べて、コイルからの発熱量を低減する
ことができる。
【0048】また、低電圧電源30としてスイッチング
電源回路のように発熱量の小さいものを使用することに
より、回路全体の発熱量を低減することができる。
【0049】また、低電圧電源30をCPU5などの5
V系の回路部品の電源として共用することにより、部品
点数の増加を抑制するとともに、発熱量を低減すること
ができる。
【0050】なお、低電圧電源30は、車両内の複数の
電気接続箱の内部に配設してそれぞれ複数のリレーに接
続してもよい。また、車両内の1か所に配設して、全リ
レーに接続してもよい。この場合には、単一の低電圧電
源30を全リレーの駆動に共用することにより、発熱量
を最も低減することができる。
【0051】また、低電圧電源3,30は、それぞれ出
力電圧VA,VEの1次電池又は2次電池を用いて構成し
てもよい。また、2次電池を用いる場合には、車載バッ
テリー1により充電可能に構成してもよい。
【0052】また、本発明を車両用負荷制御回路に適用
した実施形態で説明したが、本発明はこれに限られず、
一般のリレー駆動回路に適用してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基準電源から出力されるリレーの作動電圧より高い一定
電圧より低く、かつリレーの作動電圧より高い電圧を出
力する低電圧電源から各リレーのコイルに励磁電流を供
給するようにしたので、リレー接点を確実に作動させる
ことができるとともに、基準電源から励磁電流を供給す
る場合に比べてコイルからの発熱量を低減することがで
きる。
【0054】また、各リレー接点を作動させるときはリ
レーの作動電圧より高い一定電圧を出力する基準電源か
らリレーのコイルに励磁電流を供給するとともに、各リ
レー接点の作動時点から予め設定された設定時間が経過
するまでは基準電源から励磁電流を供給し、その後は基
準電源から出力される一定電圧より低く、かつリレーの
復帰電圧より高い電圧を出力する低電圧電源から励磁電
流を供給するようにしたので、リレー接点の作動状態を
確実に維持することができるとともに、基準電源から継
続して励磁電流を供給する場合に比べてコイルからの発
熱量を低減することができる。
【0055】また、各リレーの作動電圧より低い電圧を
出力する低電圧電源から励磁電流を供給することによ
り、更にコイルからの発熱量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される車両用負荷制御回路の第1
実施形態を示す回路図である。
【図2】第1実施形態における各部の状態を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】本発明が適用される車両用負荷制御回路の第2
実施形態を示す回路図である。
【図4】第2実施形態における各部の状態を示すタイミ
ングチャートである。
【図5】本発明が適用される車両用負荷制御回路の第3
実施形態を示す回路図である。
【図6】第3実施形態における各部の状態を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】従来のリレー駆動回路を示す回路図である。
【図8】従来のリレー駆動回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 バッテリー(基準電源) 21,22,23,… 負荷 3,30 低電圧電源 41,42,43,… 接続切換回路 5 CPU(計時手段、制御手段) 51 ROM(記憶手段) RL1,RL2,RL3,… リレー RC1,RC2,RC3,… コイル RS1,RS2,RS3,… リレー接点 SW1,SW2,SW3,… スイッチ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレーの作動電圧より高い一定電圧を出
    力する基準電源と複数の負荷との間にそれぞれリレー接
    点が介設されたリレーのコイルに供給する励磁電流を制
    御することによって各リレー接点を作動又は復帰させる
    リレー駆動回路であって、上記一定電圧より低く、かつ
    上記各リレーの作動電圧より高い電圧を出力する低電圧
    電源を備え、この低電圧電源から各リレーのコイルに励
    磁電流が供給されるように構成されていることを特徴と
    するリレー駆動回路。
  2. 【請求項2】 リレーの作動電圧より高い一定電圧を出
    力する基準電源と複数の負荷との間にそれぞれリレー接
    点が介設されたリレーのコイルに供給する励磁電流を制
    御することによって各リレー接点を作動又は復帰させる
    リレー駆動回路であって、上記一定電圧より低く、かつ
    上記各リレーの復帰電圧より高い電圧を出力する低電圧
    電源と、上記各リレーの作動時点からの経過時間をカウ
    ントする計時手段と、予め設定された設定時間を記憶す
    る記憶手段と、上記各リレーを作動させるときは上記基
    準電源から上記励磁電流を供給するとともに上記各リレ
    ーの作動時点から上記設定時間が経過するまでは上記基
    準電源から上記励磁電流を供給し、その後は上記低電圧
    電源から上記励磁電流を供給する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするリレー駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のリレー駆動回路におい
    て、上記低電圧電源は、上記各リレーの作動電圧より低
    い電圧を出力するものであることを特徴とするリレー駆
    動回路。
JP29288496A 1996-11-05 1996-11-05 リレー駆動回路 Withdrawn JPH10144196A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29288496A JPH10144196A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 リレー駆動回路
US08/962,062 US6236552B1 (en) 1996-11-05 1997-10-31 Relay drive circuit
DE69713709T DE69713709T2 (de) 1996-11-05 1997-11-04 Relaisansteuerungsschaltung
EP97119281A EP0840342B1 (en) 1996-11-05 1997-11-04 Relay drive circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29288496A JPH10144196A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 リレー駆動回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10144196A true JPH10144196A (ja) 1998-05-29

Family

ID=17787634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29288496A Withdrawn JPH10144196A (ja) 1996-11-05 1996-11-05 リレー駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10144196A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011129268A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電磁接触器
WO2015145922A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 東洋電機製造株式会社 主幹制御器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011129268A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電磁接触器
WO2015145922A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 東洋電機製造株式会社 主幹制御器
US9786462B2 (en) 2014-03-26 2017-10-10 Toyo Electric Mfg. Co., Ltd. Master controller

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6674180B2 (en) Power supply for a hybrid electric vehicle
JP2006516500A (ja) 二電圧車両電気システム
JPH11324873A (ja) 自動車の電圧給電用装置
US4896637A (en) Power supply device for electrical equipment of an automotive vehicle
US6731021B1 (en) Two-battery system
JP6201750B2 (ja) 車輌用電源装置
EP0840342B1 (en) Relay drive circuit
JP2008206313A (ja) 車両用電力変換装置の平滑コンデンサ放電装置
JP2010057283A (ja) リレー制御装置
JPH10144195A (ja) リレー駆動回路
JPH10144196A (ja) リレー駆動回路
JPH0528727Y2 (ja)
JPH05176464A (ja) バッテリの通電制御装置
JP5266892B2 (ja) 蓄電装置
JP2003503998A (ja) バッテリーシステム
JP2003204681A (ja) インバータの充放電制御回路
JP2908017B2 (ja) フィルターキャパシタプレチャージング装置
JPH10144197A (ja) リレー駆動回路
JP3763126B2 (ja) 負荷駆動装置
JP6541414B2 (ja) 電源供給装置
GB2364452A (en) Auxiliary battery control for a starter motor
JPH09118182A (ja) 自動車における電装品制御装置
JP2000245139A (ja) 車載用電源装置及び車載装置
JPH10304596A (ja) 車両用ecu電源システム
JP3123869B2 (ja) 直流分巻電動機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106