JPH10144042A - テープカセット用リール - Google Patents

テープカセット用リール

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JPH10144042A
JPH10144042A JP29398796A JP29398796A JPH10144042A JP H10144042 A JPH10144042 A JP H10144042A JP 29398796 A JP29398796 A JP 29398796A JP 29398796 A JP29398796 A JP 29398796A JP H10144042 A JPH10144042 A JP H10144042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper flange
reel
peripheral wall
flange
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP29398796A
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English (en)
Inventor
Kiyoo Morita
清夫 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH10144042A publication Critical patent/JPH10144042A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上フランジと下フランジとの平行度を向上さ
せるとともに、水平方向の位置揃えも正確にする。 【解決手段】 内周壁6と外周壁7とが円周方向等角度
にして放射状に延びる複数個のリブ8によって連結され
たリール胴部3を挟んで上フランジ5と下フランジ2と
が平行に且つ同心に配置される磁気テープカセット用リ
ールにおいて、リブ8の内で円周方向に略等角度の3個
のリブ8の側面に膨出部9を形成し且つこの膨出部9の
上面に突起10を突設させる。また、上フランジ5の突
起10と対応する位置に嵌合孔11を穿設し且つ上フラ
ンジ5の下面12に位置決め部材13を設ける。そし
て、突起10を嵌合孔11に嵌挿させ、膨出部9を位置
決め部材13に嵌挿させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオカ
セット等に内蔵される磁気テープカセット用リールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープカセット用リールは、略円筒
状のリール胴部を挟んで上下に円形の上フランジと下フ
ランジとが配置されているが、上フランジと下フランジ
とが平行である平行度と、上フランジと下フランジとの
それぞれの外周縁を揃える水平方向の位置揃えとが要求
される。 従来は、図9に示されるように、下フランジ
51と一体成形されたリール胴部52の頂壁53の上面
54に突起55が穿設されている。この突起55は中心
のピボット56を中心に円周方向に略等間隔に複数個突
設されている。また、上フランジ57には、前記の突起
55と対応する位置に嵌合孔58が穿設されている。
【0003】そして、上フランジ57をリール胴部52
の頂壁53に当てて、突起55を嵌合孔58に嵌挿させ
て、超音波溶着によって突起55を加締めることにより
取り付けている。尚、上フランジ57を組み付けやすい
ように、突起55の外径は、嵌合孔58の内径に対して
やや小さく形成されている。尚、リール胴部52は、ハ
ブが嵌装される内周壁59と、磁気テープが巻装される
外周壁60とからなり、これら内周壁59と外周壁60
とは円周方向に略等角度を有してピボット56を中心に
放射状に配置された複数個のリブ61によって連結され
た構成である。即ち、頂壁53の上面54が下フランジ
51に対して平行になるよう成形されているので、突起
55を嵌合孔58に嵌合させることによって、上フラン
ジ57と下フランジ51とは平行な位置関係となり、合
せてそれぞれの外周壁を揃える水平方向の位置決めも行
っている。
【0004】このように、従来の平行度と水平方向の位
置決めは、中心のリール胴部52の頂壁53を利用する
とともに、頂壁53に突設させた突起55を嵌合孔58
に嵌挿させるという手段を採っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の磁気テープカセット用リールでは、リール胴部
52の頂壁53が中心に位置して面積が小さいことと、
突起55が嵌合孔58に対してやや小さいこともあっ
て、組み付け後にガタを生じ、上フランジ57と下フラ
ンジ51との平行出しが不充分であるばかりか、水平方
向の位置揃えも不充分となる場合があった。もちろん、
平行度や水平方向の位置揃えの精度は、突起55の外径
と嵌合孔58の内径との寸法差をできるだけ小さくすれ
ば向上させることができるが、それにより突起55の嵌
合孔58への嵌挿が難しくなって生産効率が低下してし
まうという問題があった。また、このような精度不良な
リールにあってはリール回転時に面振れ等が発生して、
磁気テープの安定走行の妨げとなる。
【0006】本発明は、生産効率を低下させることな
く、上フランジと下フランジとの平行出しを安定に行
え、水平方向の位置揃えも正確にすることができる磁気
テープカセット用リールを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、内
周壁と磁気テープが巻装される外周壁とが前記内周壁か
ら前記外周壁へ向かって放射状に配置された複数個のリ
ブによって連結された略円筒形のリール胴部と、このリ
ール胴部を挟んで平行に且つ同心に配置される上フラン
ジおよび下フランジとを備えた磁気テープカセット用リ
ールにおいて、前記リブにおける側面に膨出部を形成し
且つこの膨出部の上面に突起を突設させるとともに、前
記上フランジの前記突起と対応する位置に嵌合孔を穿設
し且つ該上フランジの下面に前記膨出部を嵌挿する位置
決め部材を設けたことを特徴とする磁気テープカセット
用リールにより達成することができる。
【0008】
【作用】本発明に係る磁気テープカセット用リールは、
上フランジをリール胴部の頂壁に重ねて、下フランジと
同心にして平行に組み付けるとき、下フランジのリブに
突設させた突起を上フランジの嵌合孔に嵌挿させるとと
もに、リブの膨出部を位置決め部材に嵌挿させる。そし
て、嵌合孔から突出した突起を溶着して加締める。した
がって、突起と嵌合孔とがかしめと位置決めの両役割を
担う従来技術に比して、本願においてはそれらの役割を
突起と嵌合孔によるかしめ並びに膨出部と位置決め部材
とによる位置決めに分担した構造としているので、生産
効率を低下させることなく、上フランジと下フランジと
の平行度の精度が向上するばかりか、水平方向の位置も
正確に揃い、溶着による上フランジの取付強度も強固と
することができる。
【0009】また、上記構成において、溶着により溶け
た突起の先端を、凹部に貯めることができる程度に、該
上フランジの上面に前記嵌合孔を囲むように凹部を形成
してもよい。 更に、上記構成において、前記凹部は、
円筒状とし、前記位置決め部材が遊嵌できる程度に形成
することが好ましい。これによって、リール製造前にあ
っては、上フランジの位置決め部材を他の上フランジの
凹部にはめ込んで積層することにより、運搬、保管する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態をビデオカセ
ットに内蔵されるリールの例で図1乃至図8に基づいて
説明する。図1は平面図、図2は図1のA−A線におけ
る一部省略拡大断面図、図3はリブの部分の斜視図、図
4は上フランジの要部断面図、図5は図4の裏面図、図
6は突起を嵌合孔に嵌挿させた状態の断面図、図7は突
起を溶着したときの要部断面図、図8は上フランジを積
み重ねた状態の要部断面図である。
【0011】リール1は、合成樹脂からなる下フランジ
2の中心に略円筒形のリール胴部3が一体成形されてお
り、このリール胴部3の頂壁4に上フランジ5が嵌合さ
れ、上フランジ5と下フランジ2とが同心にして平行に
配置される。リール胴部3は、主に、ビデオテープデッ
キのドライブに装填された時に該ドライブ側の駆動軸が
嵌挿される内周壁6と、この内周壁6の外側を囲み磁気
テープが巻装される外周壁7と、前記内周壁6の上面を
覆う頂壁4とから構成される。そして、内周壁6から外
周壁7へ向かって円周方向等角度で複数個のリブ8によ
って内周壁6と外周壁7とが連結されている。
【0012】このリブ8の内で円周方向等角度の3個の
リブ8には、それぞれ円柱状形の膨出部9が形成されて
おり、この膨出部9は各リブ8のほぼ中間の両側面に膨
出させて形成される。さらに、この膨出部9の上面に先
端に向かって徐々に細径となる突起10が突設される
(図3参照)。 また、上フランジ5には前記突起10
と対応する位置に嵌合孔11を穿設するとともに、下面
12にはこの嵌合孔11の周囲にして且つ前記膨出部9
の外側を嵌挿するように位置決め部材13が突設されて
いる。この位置決め部材13は、膨出部9を両外側面か
ら嵌挿するように二つの円弧状の部材が対称位置に突設
されている(図4,図5参照)。
【0013】従って、上フランジ5はこれら嵌合孔11
と位置決め部材13とが円周方向等角度で3箇所設けら
れた構成である。また、上フランジ5の上面14には、
嵌合孔11を囲むように円筒状の凹部15が形成されて
いる。この凹部15の直径は位置決め部材13が遊嵌で
きる程度とする。
【0014】尚、リール胴部3の頂壁4の中心にはピボ
ット16が突設されているとともに、このピボット16
と対応する上フランジ5には孔17が穿設されている。
以上のように構成した本実施の形態は、上フランジ5を
リール胴部3の頂壁4重ねて、下フランジ2と同心にし
て平行に組み付ける。このとき、ピボット16を上フラ
ンジ5の中心の孔17に嵌合させ、各リブ8に突設させ
た3つの突起10を嵌合孔11に嵌挿させるとともに、
リブ8の膨出部9を位置決め部材13に嵌挿する(図6
参照)。
【0015】そして、嵌合孔11から突出した突起10
を超音波によって溶着して加締めることで、上フランジ
5を固定する。また、溶着によって溶けた突起10の先
端は凹部15に貯まる(図7参照)。 このように、リ
ール胴部3の頂壁4よりも外側にして円周方向等角度の
3個のリブ8に設けた突起10が嵌合孔11に嵌挿され
ることと、円周方向等角度の3箇所の位置決め部材13
とによって、上フランジ5と下フランジ2との平行出し
の精度が向上するとともに、水平方向の位置も正確に揃
い、溶着による上フランジ5の取付強度も強固となる。
【0016】また、上フランジ5の上面14に嵌合孔1
1を囲むように凹部15を形成したことにより、溶融凝
固した突起先端部分は凹部内に溜まるため下フランジ2
と一体成形のリール胴部3の材質を変更させた場合の、
突起10の先端の溶着の度合の変更に対応させることが
でき、材質変更に対する柔軟性が生じる。
【0017】更に、凹部15の直径を位置決め部材13
が遊嵌できる程度に形成したことによって、位置決め部
材13を他の上フランジ5の凹部15にはめ込むこと
で、リール1の成形前に上フランジ5を工場、倉庫、運
搬時において、無駄なく有効的に積層できる(図8参
照)。 尚、前記実施の形態では、ビデオカセットに内
蔵されるリール1で説明したが、本発明は、その他、磁
気テープを使用し、上フランジと下フランジとがリール
胴部で連結されたリールならば、いずれの場合でも適用
される。また、位置決め部材13の形状も、前記実施の
形態に限定されない。例えば、膨出部9を完全に囲繞す
るように円形に形成することでも差し支えない。また、
突起10、膨出部9を4個以上のリブ8に設ける構成で
もよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、リール胴部の頂
壁よりも外側でしかも円周方向等角度の3個のリブに設
けた突起を嵌合孔に嵌挿させるとともに、円周方向等角
度の3箇所の位置決め部材とによって、上フランジをリ
ール胴部に取り付けるものであるから、生産効率を低下
させることなく、上フランジと下フランジとの平行度の
精度が向上するばかりか、水平方向の位置も正確に揃
い、溶着による上フランジの取付強度も強固となるもの
である。したがって、上フランジとフランジとのかしめ
の安定化による面振れ等のリール品質が向上するので、
テープ走行安定性を向上させることが可能となる。ま
た、上フランジの上面に嵌合孔を囲むように凹部を形成
したことにより、溶融凝固した突起先端部分は凹部内に
溜まるため、下フランジと一体成形のリール胴部の材質
を変更させた場合の、突起の先端の溶着の度合の変更に
対応させることができ、材質変更に対する柔軟性が拡が
る。更に、凹部の直径を位置決め部材が遊嵌できる程度
に形成したことによって、位置決め部材を他の上フラン
ジの凹部に挿入できることから、リールの成形前に上フ
ランジを工場、運搬、保管において無駄なく有効的に積
層できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の平面図である。
【図2】図1のA−A線における一部省略拡大断面図で
ある。
【図3】リブの部分の斜視図である。
【図4】上フランジの要部断面図である。
【図5】図4の裏面図である。
【図6】突起を嵌合孔に嵌挿させた状態の要部断面図で
ある。
【図7】図7は突起を溶着したときの要部断面図であ
る。
【図8】上フランジを積み重ねた状態の要部断面図であ
る。
【図9】従来技術の断面図である。
【符号の説明】
1 リール 2 下フランジ 3 リール胴部 4 頂壁 5 上フランジ 6 内周壁 7 外周壁 8 リブ 9 膨出部 10 突起 11 嵌合孔 13 位置決め部材 15 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周壁と磁気テープが巻装される外周壁
    とが前記内周壁から前記外周壁へ向かって放射状に配置
    された複数個のリブによって連結された略円筒形のリー
    ル胴部と、このリール胴部を挟んで平行に且つ同心に配
    置される上フランジおよび下フランジとを備えた磁気テ
    ープカセット用リールにおいて、 前記リブにおける側面に膨出部を形成し且つこの膨出部
    の上面に突起を突設させるとともに、前記上フランジの
    前記突起と対応する位置に嵌合孔を穿設し且つ該上フラ
    ンジの下面に前記膨出部を嵌挿する位置決め部材を設け
    たことを特徴とする磁気テープカセット用リール。
JP29398796A 1996-11-06 1996-11-06 テープカセット用リール Pending JPH10144042A (ja)

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