JPH10143848A - 情報記録媒体およびその読み取り方法 - Google Patents

情報記録媒体およびその読み取り方法

Info

Publication number
JPH10143848A
JPH10143848A JP8307478A JP30747896A JPH10143848A JP H10143848 A JPH10143848 A JP H10143848A JP 8307478 A JP8307478 A JP 8307478A JP 30747896 A JP30747896 A JP 30747896A JP H10143848 A JPH10143848 A JP H10143848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
information
information recording
magnetic layer
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8307478A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nakamura
修 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP8307478A priority Critical patent/JPH10143848A/ja
Publication of JPH10143848A publication Critical patent/JPH10143848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duplication Or Marking (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造防止ができ、かつ、使用済後の不正な再
使用が防止でき、高密度の記録が可能な情報記録媒体
と、真偽の判定を正確に行うことができる情報記録媒体
の読み取り方法を提供する。 【解決手段】 基板の上に形成された情報記録部は、少
なくとも硬磁性層を有する磁性層を備えるものであり、
磁性層に磁気ヘッドの走査方向に沿って配列された複数
の微細な凹凸からなる固定磁気情報を記録し、この固定
磁気情報と同一の可変磁気情報を磁性層を構成する硬磁
性層に同期させて記録して情報記録媒体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカード等の基板の上
に、偽造防止のために形成された情報記録部を備える情
報記録媒体とその読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、プリペイドカード等
のカードの偽造防止のために、磁性層からなる情報記録
部に高い記録密度で情報を書込み、外部から簡単には記
録情報を読み出せないようにしている。
【0003】しかしながら、磁性層の特性上、記録され
た情報の書き換え、消去が自在であるため、偽造、変造
が可能であり、近年、大きな社会問題としてクローズア
ップされている。特に、現在は磁気ストライプの入手が
容易であるため、類似のカードを製造することも可能で
あり、さらに、情報記録媒体の表面に露出している磁性
層から磁気情報を読み取ったり、磁気転写技術により磁
気情報を他の磁性層に移すことが容易にできてしまうと
いう問題もある。
【0004】このような問題を解決するために、情報記
録部を構成する磁性層を比較的高い保磁力の磁性材料を
含む層、低保磁力の磁性材料を含む層とで構成した情報
記録媒体が開発されている。この情報記録媒体は、保磁
力の比較的高い磁性材料を含む磁性層に記録する情報
と、低保磁力の磁性材料を含む磁性層に記録する情報と
を異なるものとし、通常の読み取りでは磁気情報を正確
に読み取れないようにしたものである。
【0005】しかしながら、上記のような情報記録媒体
は、市販されている磁気記録装置を用いることによって
通常の環境下での磁気情報の読み取りが可能である。こ
こで、通常の環境下とは、特に温度、湿度等に変化を加
えない環境を意味する。さらに、上記の保磁力が比較的
高い磁性材料を含む磁性層は、通常の環境下で磁気ヘッ
ドによる消去・書き換えが特定の装置を用いることによ
り可能であるため、この保磁力の比較的高い磁性材料を
含む磁性層に磁気情報を記録しても、偽造、変造を有効
に防止できないという問題があった。
【0006】また、残高情報等の可変磁気情報は、通常
の磁気記録が可能な低保磁力の磁性材料からなる層には
偽造防止の観点から記録することができず、一方、端末
機側に可変磁気情報を記憶させることも可能であるが、
端末機側の負担が大きく実用的ではない。
【0007】そこで、プリペイドカード等の情報記録媒
体の偽造防止のために、情報記録媒体上に所定の磁気パ
ターンを予め形成することが行われている。これは、予
め形成された磁気パターンを使用時に読み取り、所定の
磁気出力信号が得られるか否かを判定することによりカ
ードの真偽を決定するものである。
【0008】このような磁気パターンの読み取りには、
通常、2つのコイルを巻いた磁気ヘッドが用いられ、こ
の磁気ヘッドの一方のコイルには定電流を流し、磁気ヘ
ッドが磁気パターンを走査したときに誘起される誘導電
流または電圧を他方のコイルで検出する。誘導される電
流は、磁気ヘッドの磁束の変化に応じて発生する。
【0009】一方、磁気パターンを構成する材料として
は、例えば、強磁性体が用いられ、また、磁気パターン
の形状は種々のものが考えられるが、いわゆるバーコー
ド状のパターンが一般的に用いられる。この磁気パター
ンは、パターン要素である複数の磁気バーがその横幅方
向に配列されて構成されており、磁気パターンを構成す
る個々の磁気バーの横幅は、1種類または2種類以上か
らなる。
【0010】そして、バーコード状の磁気パターンは、
上述のような磁気ヘッドを密着して一定の速度で走査す
ることにより磁気出力信号が得られる。
【0011】上記のような磁気パターンを形成する方法
としては、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、グラ
ビア印刷法等を用いることができる。これらの印刷法
は、製造コストの面で有利である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷法
によるパターン形成には印刷法の特性に起因して次のよ
うな問題がある。
【0013】例えば、スクリーン印刷法では、スクリー
ンメッシュのメッシュ数や線径が無視できないために、
印刷線幅そのものを小さくすることに物理的限界があ
り、記録密度の向上が図れないという不都合がある。ま
た、記録密度を上げようとすればする程、インキの転移
が不安定になり、さらにインキのレベリング等によって
印刷形状は不均一となり(また、横幅の増加に伴い印刷
膜厚が増加する傾向にある)、磁気出力及び波形の点で
も不安定となり、正確な情報を得ることが困難になると
いう不都合がある。さらに、スクリーン版と同一のパタ
ーンを複製することになるので、情報記録媒体に対して
一定の情報しか与えられず、情報記録媒体毎に異なった
情報を与えることができないという問題がある。
【0014】本発明は、このような実情に鑑みて創案さ
れたものであり、偽造防止ができ、かつ、使用済後の不
正な再使用が防止でき、高密度の記録が可能な情報記録
媒体と、真偽の判定を正確に行うことができる情報記録
媒体の読み取り方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の情報記録媒体は、基板と、該基板上
に形成された情報記録部とを備える情報記録媒体であっ
て、前記情報記録部は、少なくとも硬磁性層を有する磁
性層を備えており、前記磁性層には磁気ヘッドの走査方
向に沿って配列された複数の微細な凹凸からなる固定磁
気情報が記録されているとともに、該固定磁気情報と同
一の可変磁気情報が同期されて前記硬磁性層に記録され
ているような構成とした。
【0016】本発明の情報記録媒体の読み取り方法は、
上記の情報記録媒体の情報記録部上に磁気ヘッドを走査
して固定磁気情報からの磁気出力と可変磁気情報からの
磁気出力の合わさった重畳情報を読み取り、次に、可変
磁気情報の少なくとも一部を消去した後、該消去領域に
おいて読み取った情報を消去前に読み取った情報と照合
するような構成とした。
【0017】また、本発明の情報記録媒体の読み取り方
法は、上記の情報記録媒体の可変磁気情報の所定部分を
消去し、その後、該情報記録媒体の情報記録部上に磁気
ヘッドを走査して、固定磁気情報からの磁気出力と可変
磁気情報からの磁気出力の合わさった重畳情報を読み取
った領域を未消去領域として認識するような構成とし
た。
【0018】そして、使用量に応じて可変磁気情報の所
定部分を消去し、その後、重畳情報から認識した未消去
領域の程度から残使用量を決定するような構成とした。
【0019】上述のような本発明では、磁性層に磁気ヘ
ッドの走査方向に沿って配列された複数の微細な凹凸か
らなる固定磁気情報が記録され、この固定磁気情報と同
一の可変磁気情報が磁性層を構成する硬磁性層に同期さ
れて記録されているので、情報記録部上に磁気ヘッドを
走査したときに固定磁気情報からの磁気出力と可変磁気
情報からの磁気出力とが合わさった磁気出力の重畳情報
が得られ、硬磁性層に記録されている可変磁気情報を消
去すると、その消去領域では固定磁気情報からの磁気出
力のみとなって出力低下が生じ、消去領域が容易に認識
でき、一方、硬磁性層に固定磁気情報と同一の可変磁気
情報を記録しようとしても、記録する際の情報記録媒体
の搬送状態のわずかな変動で固定磁気情報と可変磁気情
報との間に干渉が起こり、上記の重畳情報の出力レベル
と相違を生じたり情報の内容変化が生じる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態を説明するため
のカード状の情報記録媒体の斜視図である。図2は、図
1のA−A断面矢視図であって、本発明の理解を容易に
するために断面状態を模式的かつ簡略に描いたものであ
る。
【0022】本発明の情報記録媒体1は、基板2と、こ
の基板2の上に形成された情報記録部3とを備えてい
る。
【0023】本発明の情報記録媒体1を構成する基板2
は、基板として要求される耐熱性、強度、剛性等を考慮
して、ナイロン、セルロースジアセテート、セルロース
トリアセテート、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポ
リカーボネート等の樹脂、生分解性樹脂、銅、アルミニ
ウム等の金属、紙、含浸紙等の材料の中から適宜選択し
た材料の単独あるいは組み合わせた複合体により構成す
ることができる。このような基板2の厚さは、0.00
5mm〜5mm程度とすることができる。
【0024】情報記録部3は、図2に示されるように、
磁気ヘッドの走査方向に沿って配列された複数の微細な
凹凸2aを有する基板2上に形成された軟磁性層5と、
この軟磁性層5上に形成された硬磁性層7とからなる磁
性層4を備えている。そして、軟磁性層5の基板2との
境界面には、上記凹凸2aに対応した凹凸5aが形成さ
れており、これにより、磁性層4には固定磁気情報が記
録されている。さらに、硬磁性層7には、上記の固定磁
気情報と同一の可変磁気情報が同期されて記録されてい
る。
【0025】上記のように、軟磁性層5に記録された固
定磁気情報を構成する微細な凹凸5aは、図2の紙面奥
行き方向に所定の長さをもっている(このことは図1を
見れば容易に理解できる)。この凹凸5aは、凹部の深
さ(凸部の高さ)が同一で、その横幅(磁気ヘッドの走
査方向の幅)の種類として、少なくとも異なる2種類以
上の横幅を備えて構成され、凹凸5aの横幅の違いによ
る読み取り出力の波形の差異を、0,1のディジタル信
号値にデータ判別できるようになっている。例えば、図
3に示されるように、1は1ビットの中に凹部と凸部と
が1組等間隔で入るようにし、0は1ビットの中に1の
場合の2倍の幅の凹部あるいは凸部が入るようにするこ
とができ、この場合、磁気再生波形は図示のようにな
る。
【0026】このような凹凸5aの凹部の深さ(凸部の
高さ)は2〜30μm、好ましくは5〜20μm程度、
その横幅は30μm〜1mm程度の範囲で設定すること
ができる。また、後述するように、真空蒸着法、スパッ
タリング法、メッキ法により軟磁性層5を形成する場
合、凹凸5aの凹部の深さ(凸部の高さ)は100〜1
000Å、好ましくは400〜600Å程度とする。
尚、上述の実施形態では、凹凸5aの横幅が2種類であ
る場合を例示しているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、凹凸5aの横幅が3種類以上であってもよ
い。
【0027】磁性層4を構成する軟磁性層5は、磁性塗
料を塗布する方法により形成した場合には、通常、軟磁
性粉末と樹脂バインダを含有する。軟磁性粉末として
は、Al、Si、Fe等からなる磁性合金材料、パーマ
ロイ、センダスト、Fe等の金属高透磁率材料、Mn−
Znフェライト、Co−Znフェライト、Ni−Znフ
ェライト等のフェライト、金属アモルファス材料等を挙
げることができる。
【0028】また、磁性層4を構成する硬磁性層7は、
通常、硬磁性粉末と樹脂バインダを含有する。硬磁性粉
末としては、例えば、γ−Fe23 、Co被着γ−F
23 、Fe34 、Fe、Fe−Cr、Fe−C
o、Co−Cr、Co−Ni、Baフェライト、Srフ
ェライト、CrO2 等の磁性微粒子が挙げられる。
【0029】上記の軟磁性粉末あるいは硬磁性粉末が分
散される樹脂バインダ(あるいはインキビヒクル)とし
ては、ブチラール樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース
樹脂、アクリル樹脂、スチレン/マレイン酸共重合体樹
脂等が用いられ、必要に応じてニトリルゴム等のゴム系
樹脂あるいはウレタンエラストマー等が添加される。ま
た、耐熱性を考慮して、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
エーテルサルホン等のガラス転移温度(Tg)の高い樹
脂、あるいは硬化反応によりTgが上昇する系を用いる
ことができる。上記のような樹脂あるいはインキビヒク
ル中に磁性粒子が分散されてなる分散物中に、必要に応
じて界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワッ
クス、シリコーンオイル、カーボン等の顔料を添加して
もよい。
【0030】また、磁性層4を構成する軟磁性層5や硬
磁性層7は、上記の軟磁性材料、硬磁性材料そのものを
用いて、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法等に
より形成することもできる。
【0031】ここで、軟磁性層は、再生バイアス電流が
かけられた読取用の磁気ヘッドに発生する磁界によっ
て、その磁化方向が反転するものであり、硬磁性層は、
発生する磁界によって、その磁化方向が反転しないもの
である。一般に、磁性層の磁化方向を反転させるために
は、磁性層の保磁力(抗磁力)の約3倍の外部磁界をか
ける必要がある。したがって、本発明において軟磁性層
の保磁力は、硬磁性層の保磁力よりも小さいものであ
る。例えば、バイアス磁界として、30[Oe]の強さ
の磁界を発生する磁気ヘッドに対して、軟磁性層として
保磁力10[Oe]以下の磁性層、硬磁性層として保磁
力100[Oe]以上の磁性層が好ましい。
【0032】尚、上述の情報記録媒体1は、固定磁気情
報を構成する凹凸5aのパターンの認識を困難にさせる
ための隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層
(絵柄も含む)を硬磁性層7上に備えるものであっても
よい。このような隠蔽層や保護層は、エチルセルロー
ス、硝酸セルロース、エチルヒドロキシエチルセルロー
ス、セルロースアセテートプロピオネート、酢酸セルロ
ース等のセルロース誘導体;ポリスチレン、ポリ−α−
メチルスチレン等のスチレン樹脂、あるいはスチレン共
重合樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル
等のアクリル樹脂またはメタクリル樹脂の単独あるいは
共重合樹脂;ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジ
ン変性フェノール樹脂、重合ロジン等のロジンエステル
樹脂;ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトル
エン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ブチラール樹脂等のバインダーに、着色す
べき色に応じて各種の顔料を添加し、さらに必要に応じ
て、可塑剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、乾
燥補助剤、硬化剤、増粘剤、分散剤を添加した後、溶剤
あるいは希釈剤で充分に混練してなる着色塗料あるいは
インキを用いて、通常のグラビア法、ロール法、ナイフ
エッジ法、オフセット法等の塗布方法あるいは印刷方法
により形成することができる。
【0033】ここで、本実施形態である情報記録媒体1
の製造方法について、図4に基づいて説明する。
【0034】まず、情報記録部3が形成される領域に相
当する基板2上の所定領域に、微小凹凸2aを形成する
(図4(A))。このような微小な凹凸2aは、例え
ば、凹部形成の対応位置にレーザー光を照射する方法
や、電子線を照射する方法、放電による破壊、ルーチン
グ(彫刻)加工等が挙げられる。
【0035】レーザー光を用いる場合には、基板2の材
料物性や、除去すべき線幅等を考慮しつつ、用いるレー
ザーの種類、レーザー波長、レーザーパワー等を適宜設
定すればよい。
【0036】気体レーザーとしては、He−Neレーザ
ー、He−Cdレーザー、アルゴンレーザー(0.48
8μm連続発振,0.1〜20W)等の稀ガスイオンレ
ーザー;炭酸ガスレーザー(10.6μm連続発振,1
W〜10kW);金属蒸気レーザー等を使用することが
できる。また、固体レーザーとしては、ルビーレーザー
(0.6943μmパルス発振,10〜1000J)、
Ndガラスレーザー(1.06μmパルス発振,10〜
1000J)、Nd:YAGレーザー等のパルス励起固
体レーザー;あるいはルビーレーザー、Ndガラスレー
ザー、Nd:YAGレーザー(1.06μm連続発振,
1〜200W)、Nd:YAlO3 レーザー等の連続励
起固体レーザー等を使用することができる。また、液体
レーザーとしては、色素レーザー、ラマンレーザー、キ
レートレーザー、Nd3+液体レーザー等を使用すること
ができ、半導体レーザーとしては、GaAsダイオード
レーザー等を使用することができる。
【0037】これらの中でも特に、波長10.6μmの
CO2 ガスレーザー(出力0.5W〜20W)、波長
0.488μm(または0.5145μm)のArガス
レーザー(出力0.5W〜20W)、波長1.06μm
のNd:YAGレーザー(出力0.5W〜20W)が好
適例として挙げられる。尚、レーザーの出力が大きくな
り過ぎると、高温による基板の損傷により凹凸パターン
の精度不良がおこり、この一方で出力が小さ過ぎると、
十分な凹凸パターンの形成ができない。
【0038】次に、この基板2上に軟磁性層5を形成す
る(図4(B))。この軟磁性層5は、上述したように
予め調合された磁性塗料をスクリーン印刷法、グラビア
印刷法、ロールコート法、ナイフエッジコート法等の公
知の塗布方法により形成してもよく、磁性材料そのもの
を用いて、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ法等
により形成することもできる。このような軟磁性層5
は、基板2の全面に形成してもよいが、一般的には経済
性を考慮して、情報記録部3を作るのに必要な部分のみ
に形成される。
【0039】このように形成された軟磁性層5は、形成
と同時に、基板2に形成した凹凸2aに対応した微小凹
凸5aをその下面に備え、凹凸5aからなる固定磁気情
報が記録されたものとなる。このような方法により、固
定磁気情報が記録されるので、不変記録としての磁気情
報は、個々の情報記録媒体毎に個別のデータとすること
ができる。
【0040】次いで、軟磁性層5上に硬磁性層7を形成
し、軟磁性層5と硬磁性層7の積層である磁性層4を形
成する(図4(C))。この硬磁性層7は、上述したよ
うに予め調合された磁性塗料をスクリーン印刷法、グラ
ビア印刷法、ロールコート法、ナイフエッジコート法等
の公知の塗布方法により形成してもよく、磁性材料その
ものを用いて、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ
法等により形成することもできる。このような硬磁性層
7は、情報記録部3を作るのに必要な部分のみではな
く、後述する方法により、可変磁気情報を硬磁性層7へ
同期させて記録する際の暫定トラックが形成できるよう
な領域を有するものである。
【0041】その後、硬磁性層7に後述する記録方法に
より、軟磁性層5に記録された固定磁気情報と同一の可
変磁気情報を同期させて記録して情報記録部3とし、図
1および図2に示されるような情報記録媒体1を作製す
る。
【0042】図5は、本発明の情報記録媒体の他の実施
形態を示す図2相当の断面図である。図5において、情
報記録媒体11は、基板12と、この基板12の上に形
成された情報記録部13とを備えている。情報記録部1
3は、基板22上に形成された軟磁性層15と、この軟
磁性層15上に形成された硬磁性層17とからなる磁性
層14を備えており、軟磁性層15の硬磁性層17との
境界面には、磁気ヘッドの走査方向に沿って配列された
複数の微細な凹凸15aが形成されており、これによ
り、磁性層14には固定磁気情報が記録されている。さ
らに、硬磁性層17には、上記の固定磁気情報と同一の
可変磁気情報が同期させて記録されている。
【0043】このような情報記録媒体11は、固定磁気
情報を構成するための微小な凹凸が軟磁性層15と硬磁
性層17との境界面に形成されている点で上述の情報記
録媒体1と異なるが、使用する基板12、磁性層14を
構成する軟磁性層15および硬磁性層17の形成材料、
凹凸15aの形状、寸法等は、上述の情報記録媒体1と
同様にして設定することができる。また、固定磁気情報
を構成する凹凸15aのパターンの認識を困難にさせる
ための隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保護層
(絵柄も含む)を硬磁性層17上に備えてよいことも、
上述の情報記録媒体1と同様である。
【0044】ここで、情報記録媒体11の製造方法につ
いて、図6に基づいて説明する。
【0045】まず、基板12上に軟磁性層15´を形成
する(6(A))。この軟磁性層15´は、上述したよ
うに予め調合された磁性塗料をスクリーン印刷法、グラ
ビア印刷法、ロールコート法、ナイフエッジコート法等
の公知の塗布方法により形成してもよく、磁性材料その
ものを用いて、真空蒸着法、スパッタリング法、メッキ
法等により形成することもできる。このような軟磁性層
15´は、基板12の全面に形成してもよいが、一般的
には経済性を考慮して、情報記録部13を作るのに必要
な部分のみに形成される。
【0046】次いで、このように形成された軟磁性層1
5´の所定領域に、微小凹凸15aを形成する(図6
(B))。このような微小な凹凸15aは、上述の基板
2への凹凸2aの形成と同様に、例えば、凹部形成の対
応位置にレーザー光を照射する方法や、電子線を照射す
る方法、放電による破壊、ルーチング(彫刻)加工等に
より形成することができる。この微小凹凸15aの形成
により、軟磁性層15´は固定磁気情報が記録された軟
磁性層15となる。このような方法により、固定磁気情
報が記録されるので、不変記録としての磁気情報は、個
々の情報記録媒体毎に個別のデータとすることができ
る。
【0047】次いで、軟磁性層15上に硬磁性層17を
形成し、軟磁性層15と硬磁性層17の積層である磁性
層14を形成する(図6(C))。この硬磁性層17
は、上述したように予め調合された磁性塗料をスクリー
ン印刷法、グラビア印刷法、ロールコート法、ナイフエ
ッジコート法等の公知の塗布方法により形成してもよ
く、磁性材料そのものを用いて、真空蒸着法、スパッタ
リング法、メッキ法等により形成することもできる。そ
して、硬磁性層17は情報記録部13を作るのに必要な
部分のみではなく、後述する方法により、可変磁気情報
を硬磁性層17へ記録する際の暫定トラックが形成でき
るような領域を有するものである。
【0048】その後、硬磁性層17に後述する記録方法
により、軟磁性層15に記録された固定磁気情報と同一
の可変磁気情報を同期させて記録して情報記録部13と
し、図5に示されるような情報記録媒体11を作製す
る。
【0049】図7は、本発明の情報記録媒体の他の実施
形態を示す図2相当の断面図である。図7において、情
報記録媒体21は、基板22と、この基板22の上に形
成された情報記録部23とを備えている。この情報記録
部23は、基板22上に形成された硬磁性層27と、こ
の硬磁性層27上に形成された軟磁性層25とからなる
磁性層24を備えており、軟磁性層25の表面には、磁
気ヘッドの走査方向に沿って配列された複数の微細な凹
凸25aが形成されており、これにより、磁性層24に
は固定磁気情報が記録されている。さらに、硬磁性層2
7には、上記の固定磁気情報と同一の可変磁気情報が同
期させて記録されている。
【0050】このような情報記録媒体21は、硬磁性層
27上に軟磁性層25が形成されている点、および、固
定磁気情報を構成するための微小な凹凸が軟磁性層25
の表面に形成されている点で上述の情報記録媒体1と異
なるが、使用する基板22、磁性層24を構成する軟磁
性層25および硬磁性層27の形成材料、凹凸25aの
形状、寸法等は、上述の情報記録媒体1と同様にして設
定することができる。また、固定磁気情報を構成する凹
凸25aのパターンの認識を困難にさせるための隠蔽層
や保護・装飾効果を上げるための保護層(絵柄も含む)
を軟磁性層25上に備えてよいことも、上述の情報記録
媒体1と同様である。
【0051】また、このような情報記録媒体21の製造
方法は、まず、基板22上に硬磁性層27を形成し、さ
らに、軟磁性層25を形成する。硬磁性層27は、情報
記録部23を作るのに必要な部分のみではなく、後述す
る方法により、可変磁気情報を硬磁性層27へ同期させ
て記録する際の暫定トラックが形成できるような領域を
有するものである。また、軟磁性層25は、基板22の
全面に形成してもよいが、一般的には経済性を考慮し
て、情報記録部23を作るのに必要な部分のみに形成さ
れる。次いで、軟磁性層25の所定領域に、微小凹凸2
5aを形成する。この微小凹凸25aは、上述の実施形
態における基板2への凹凸2aの形成と同様に、例え
ば、凹部形成の対応位置にレーザー光を照射する方法
や、電子線を照射する方法、放電による破壊、ルーチン
グ(彫刻)加工等により形成することができる。この微
小凹凸25aの形成により、磁性層24に固定磁気情報
が記録される。このような方法により、固定磁気情報が
記録されるので、不変記録としての磁気情報は、個々の
情報記録媒体毎に個別のデータとすることができる。
【0052】図8は、本発明の情報記録媒体の他の実施
形態を示す図2相当の断面図である。図8において、情
報記録媒体31は、基板32と、この基板32の上に形
成された情報記録部33とを備えている。この情報記録
部33は、基板32上に形成された硬磁性層37と、こ
の硬磁性層37上に形成された軟磁性層35とからなる
磁性層34を備えており、硬磁性層37の軟磁性層35
との境界面には、磁気ヘッドの走査方向に沿って配列さ
れた複数の微細な凹凸37aが形成されており、これに
より、磁性層34には固定磁気情報が記録されている。
さらに、硬磁性層37には、上記の固定磁気情報と同一
の可変磁気情報が同期させて記録されている。
【0053】このような情報記録媒体31は、硬磁性層
37上に軟磁性層35が形成されている点、および、固
定磁気情報を構成するための微小な凹凸が高磁性層37
の軟磁性層35との境界面に形成されている点で上述の
情報記録媒体1と異なるが、使用する基板32、磁性層
34を構成する軟磁性層35および硬磁性層37の形成
材料、凹凸37aの形状、寸法等は、上述の情報記録媒
体1と同様にして設定することができる。また、固定磁
気情報を構成する凹凸37aのパターンの認識を困難に
させるための隠蔽層や保護・装飾効果を上げるための保
護層(絵柄も含む)を軟磁性層35上に備えてよいこと
も、上述の情報記録媒体1と同様である。
【0054】また、このような情報記録媒体31の製造
方法は、まず、基板32上に硬磁性層37を形成し、こ
の硬磁性層37の所定領域に、微小凹凸37aを形成す
る。この微小凹凸37aは、上述の実施形態における基
板2への凹凸2aの形成と同様に、例えば、凹部形成の
対応位置にレーザー光を照射する方法や、電子線を照射
する方法、放電による破壊、ルーチング(彫刻)加工等
により形成することができる。硬磁性層37は、情報記
録部33を作るのに必要な部分のみではなく、後述する
方法により、可変磁気情報を硬磁性層37へ同期させて
記録する際の暫定トラックが形成できるような領域を有
するものである。次いで、硬磁性層37上に軟磁性層3
5を形成する。この軟磁性層35は、基板32の全面に
形成してもよいが、一般的には経済性を考慮して、情報
記録部33を作るのに必要な部分のみに形成される。上
述のような微小凹凸37aの形成により、磁性層34に
固定磁気情報が記録されるので、不変記録としての磁気
情報は、個々の情報記録媒体毎に個別のデータとするこ
とができる。
【0055】図9は、本発明の情報記録媒体の他の実施
形態を示す図2相当の断面図である。図9において、情
報記録媒体41は、基板42と、この基板42の上に形
成された情報記録部43とを備えている。この情報記録
部43は、基板42上に形成された硬磁性層47からな
る磁性層44を備えており、硬磁性層47の表面には、
磁気ヘッドの走査方向に沿って配列された複数の微細な
凹凸47aが形成されており、これにより、磁性層44
には固定磁気情報が記録されている。さらに、硬磁性層
47には、上記の固定磁気情報と同一の可変磁気情報が
同期されて記録されている。
【0056】このような情報記録媒体41は、磁性層4
4が硬磁性層47のみからなる点、および、固定磁気情
報を構成するための微小な凹凸が硬磁性層47の表面に
形成されている点で上述の情報記録媒体1と異なるが、
使用する基板42、磁性層44を構成する硬磁性層47
の形成材料、凹凸47aの形状、寸法等は、上述の情報
記録媒体1と同様にして設定することができる。ただ
し、硬磁性層47は凹凸47aによる固定磁気情報と可
変磁気情報の双方が記録されるため、厚みは5〜50μ
m、好ましくは10〜20μm程度の範囲で設定する。
尚、固定磁気情報を構成する凹凸47aのパターンの認
識を困難にさせるための隠蔽層や保護・装飾効果を上げ
るための保護層(絵柄も含む)を硬磁性層47上に備え
てよいことも、上述の情報記録媒体1と同様である。
【0057】また、このような情報記録媒体41の製造
方法は、まず、基板42上に硬磁性層47を形成し、こ
の硬磁性層47の所定領域に、微小凹凸47aを形成す
る。この微小凹凸47aは、上述の実施形態における基
板2への凹凸2aの形成と同様に、例えば、凹部形成の
対応位置にレーザー光を照射する方法や、電子線を照射
する方法、放電による破壊、ルーチング(彫刻)加工等
により形成することができる。この硬磁性層47は、情
報記録部43を作るのに必要な部分のみではなく、後述
する方法により、可変磁気情報を硬磁性層47へ同期さ
せて記録する際の暫定トラックが形成できるような領域
を有するものである。上述のような微小凹凸47aの形
成により、磁性層44に固定磁気情報が記録されるの
で、不変記録としての磁気情報は、個々の情報記録媒体
毎に個別のデータとすることができる。
【0058】図10は、本発明の情報記録媒体の他の実
施形態を示す図2相当の断面図である。図10におい
て、情報記録媒体51は、基板52と、この基板52の
上に形成された情報記録部53とを備えている。この情
報記録部53は、基板52上に形成された硬磁性層57
からなる磁性層54を備えており、硬磁性層57の基板
52との境界面には、磁気ヘッドの走査方向に沿って配
列された複数の微細な凹凸57aが形成されており、こ
れにより、磁性層54には固定磁気情報が記録されてい
る。さらに、硬磁性層57には、上記の固定磁気情報と
同一の可変磁気情報が同期させて記録されている。
【0059】このような情報記録媒体51は、磁性層5
4が硬磁性層57のみからなる点、および、固定磁気情
報を構成するための微小な凹凸が硬磁性層57と基板5
2との境界面に形成されている点で上述の情報記録媒体
1と異なるが、使用する基板52、磁性層54を構成す
る硬磁性層57の形成材料、凹凸57aの形状、寸法等
は、上述の情報記録媒体1と同様にして設定することが
できる。ただし、硬磁性層57は凹凸57aによる固定
磁気情報と可変磁気情報の双方が記録されるため、厚み
は5〜50μm、好ましくは10〜20μm程度の範囲
で設定する。尚、固定磁気情報を構成する凹凸57aの
パターンの認識を困難にさせるための隠蔽層や保護・装
飾効果を上げるための保護層(絵柄も含む)を硬磁性層
57上に備えてよいことも、上述の情報記録媒体1と同
様である。
【0060】また、このような情報記録媒体51の製造
方法は、まず、情報記録部53が形成される領域に相当
する基板52上の所定領域に微小凹凸52aを形成す
る。この微小凹凸52aは、上述の実施形態における基
板2への凹凸2aの形成と同様に形成することができ
る。次いで、この基板52上に硬磁性層57を形成す
る。この硬磁性層57は、情報記録部53を作るのに必
要な部分のみではなく、後述する方法により、可変磁気
情報を硬磁性層57へ同期させて記録する際の暫定トラ
ックが形成できるような領域を有するものである。
【0061】このように形成された硬磁性層57は、形
成と同時に、基板52に形成した凹凸52aに対応した
微小凹凸57aをその下面に備え、凹凸57aからなる
固定磁気情報が記録されたものとなる。このような方法
により、固定磁気情報が記録されるので、不変記録とし
ての磁気情報は、個々の情報記録媒体毎に個別のデータ
とすることができる。
【0062】次に、上述のような本発明の情報記録媒体
において、固定磁気情報と同一の可変磁気情報を硬磁性
層に同期させて記録する方法について、図2に示される
情報記録媒体1を例にして説明する。
【0063】図11は、図4に示されるように製造され
た情報記録媒体1であって、可変磁気情報が記録される
前の状態を示すものである。この状態では、軟磁性層5
の基板2との境界面側に形成された微小な凹凸5aによ
り固定磁気情報が既に記録されている。この状態の情報
記録媒体1に対して、図12に示されるように、情報記
録部3上を所定の再生バイアス電流をかけながら矢印方
向に読取用の磁気ヘッドH1を走査させ、凹凸5aから
なる固定磁気情報を読み取り、これと同時に、情報記録
媒体1の情報記録部3以外の領域であって硬磁性層7が
形成されている領域に、書込用の磁気ヘッドH2を矢印
方向に走査させて、磁気ヘッドH1が読み取った固定磁
気情報と同一の磁気情報を硬磁性層7に記録して暫定ト
ラックTを形成する。この場合、磁気ヘッドH1と磁気
ヘッドH2は一体として走査され、情報記録部3と平行
に暫定トラックTが形成される。
【0064】次に、図13に示されるように、暫定トラ
ックT上を読取用の磁気ヘッドH4を矢印方向に走査さ
せて、暫定トラックに記録されている磁気情報を読み取
り、これと同時に、情報記録部3上を矢印方向に書込用
の磁気ヘッドH3を走査させ、磁気ヘッドH4が読み取
った磁気情報をそのまま硬磁性層7に記録する。この場
合、磁気ヘッドH3と磁気ヘッドH4は一体として走査
される。その後、図14に示されるように、消去用の磁
気ヘッドH5により暫定トラックTに記録された磁気情
報を消去する。
【0065】以上の操作により、情報記録部3の硬磁性
層7には、凹凸5aによる固定磁気情報と同一の可変磁
気情報が同期されて記録され、図2に示されるような本
発明の情報記録媒体1が得られる。
【0066】尚、上記の可変磁気情報の記録において、
磁気ヘッドH1として読取と書込両用の磁気ヘッドを使
用する場合、磁気ヘッドH3の代わりに磁気ヘッドH1
を使用するとともに、磁気ヘッドH2として読取と書込
両用の磁気ヘッドを使用し、磁気ヘッドH4の代わりに
磁気ヘッドH2を使用する。
【0067】尚、上述のような本発明の情報記録媒体で
は、微小凹凸による固定磁気情報およびこれと同一の可
変磁気情報とは別に、通常の書き換え可能な磁気情報の
記録を、硬磁性層の別のトラックに行ってもよい。
【0068】次に、本発明の情報記録媒体の読み取り方
法について、図2に示される情報記録媒体1を例にして
説明する。
【0069】図2に示される情報記録媒体1の情報記録
部3上を、所定の再生バイアス電流をかけながら矢印方
向に読取用の磁気ヘッドを走査させると、図15の
(A)に示されるような磁気信号が検出される。この磁
気信号は、凹凸5aによる固定磁気情報からの磁気出力
と、硬磁性層7に同期されて記録された可変磁気情報か
らの磁気出力の合わさった重畳情報であり、その出力A
は両磁気情報の磁気出力の和として検出される。これ
は、上述のようにして硬磁性層7に固定磁気情報と同一
の可変磁気情報が同期され記録されているためである。
【0070】次に、図2に示される情報記録媒体1の情
報記録部3上を、消去用の磁気ヘッドを走査させて消去
を行うと、硬磁性層7に記録されていた可変磁気情報は
消去される。その後、上記と同様に、情報記録部3上
を、所定の再生バイアス電流をかけながら矢印方向に読
取用の磁気ヘッドを走査させると、図15の(B)に示
されるような磁気信号が検出される。この磁気信号の出
力Bは、凹凸5aによる固定磁気情報からの磁気出力の
みである。このため、硬磁性層7に記録された可変磁気
情報の消去前の出力Aに比べて、消去後の出力Bは小さ
いものとなる。
【0071】したがって、このような磁気情報の消去操
作前後に読み取った磁気情報の内容と出力を比較し、消
去操作後に同一でかつ出力の低い磁気情報が得られるこ
とを確認することにより、情報記録媒体の真偽の判定を
正確に行うことができる。この場合、硬磁性層7に記録
されている可変磁気情報の一部を消去するものであって
もよい。
【0072】また、本発明の情報記録媒体は、上述のよ
うに、硬磁性層7に記録されている可変磁気情報の一部
あるいは全部を消去した後に、消去部分の出力Bを消去
前の出力Aに戻すことは極めて困難である。これは、硬
磁性層7に固定磁気情報と同一の可変磁気情報を同期さ
せて記録しようとしても、記録する際の情報記録媒体1
の搬送状態のわずかな変動で固定磁気情報と可変磁気情
報との間に干渉が起こり、上記の重畳情報の磁気出力レ
ベルと相違を生じたり情報の内容変化が生じるためであ
る。
【0073】このため、硬磁性層7に記録されている可
変磁気情報の一部を消去し、その後、上記と同様に、情
報記録部3上を、所定の再生バイアス電流をかけながら
読取用の磁気ヘッドを走査させることよって、固定磁気
情報と可変磁気情報の合わさった重畳情報の出力Aが検
出された領域を未消去領域として認識することができ
る。
【0074】さらに、上記のような未消去領域の出力A
と消去領域の出力Bとの出力差を利用し、情報記録媒体
1の使用量と残使用量を読み取ることができる。この場
合、まず、消去用の磁気ヘッドHにより、使用量に応じ
て情報記録層3の領域L1 に対して消去用の磁気ヘッド
Hを走査させ消去を行う(図16(A))。これによ
り、硬磁性層7に記録されている可変磁気情報の領域L
1 が消去され、未消去領域L2 では、固定磁気情報と同
一の可変磁気情報が硬磁性層7に同期された状態で記録
されている(図16(B))。その後、この情報記録媒
体1の情報記録部3上を、所定の再生バイアス電流をか
けながら読取用の磁気ヘッドを走査させると、固定磁気
情報からの出力Bを示す磁気信号と、固定磁気情報と可
変磁気情報の合わさった重畳情報の出力Aを示す磁気信
号とが検出される(図16(C))。そして、出力Bを
示す領域は上記の消去領域L1 に相当し、出力Aの領域
は未消去領域L2 に相当するので、出力Aを示す信号が
検出された領域L2 によって、情報記録媒体1の残使用
量が決定される。さらに、その後の使用量の増加に応じ
て硬磁性層7に残っている可変磁気情報を順次消去する
ことにより、残使用量を示す未消去領域L2 の範囲が減
少し、所定の使用量を全て使用した時点で、硬磁性層7
に残っている可変磁気情報を完全に消去することによ
り、使用完了の情報記録媒体とすることができる。
【0075】尚、通常の書き換え可能な磁気情報として
残使用量を硬磁性層7の別のトラックに記録しておき、
このトラックの読み取り情報と上記の領域L2 から得ら
れる残使用量とを照合するようにしてもよい。
【0076】上記の未消去領域の出力Aと消去領域の出
力Bとの出力差を利用した残使用量決定の読み取り方法
では、使用途中の段階、および、使用が完了した段階に
おいて、消去領域L1 の出力Bを未消去領域L2 の出力
Aに不正に変更することを試みても、上述のように極め
て困難であり、したがって、消去領域L1 に使用済を示
す磁気的パンチ孔としての作用を発現させることができ
る。そして、使用が完了した後の情報記録媒体を不正に
再利用することは不可能となる。
【0077】
【実施例】次に、具体的な実施例を示して本発明をさら
に詳細に説明する。 (実施例1)まず、下記の組成の軟磁性層用の磁性塗料
Aと硬磁性層用の磁性塗料Bを準備した。
【0078】 磁性塗料Aの組成 ・パーマロイ粉体 … 41重量部 ・ポリウレタン樹脂 … 7重量部 ・メチルエチルケトン … 25重量部 ・トルエン … 25重量部 ・イソシアネート系硬化剤 … 2重量部 磁性塗料Bの組成 ・Baフェライト粉体 … 41重量部 ・ポリウレタン樹脂 … 7重量部 ・メチルエチルケトン … 25重量部 ・トルエン … 25重量部 ・イソシアネート系硬化剤 … 2重量部 また、基板として厚み250μmのポリエチレンテレフ
タレート製のカード基板を準備した。
【0079】次に、このカード基板の所定領域に、波長
λ=1.06μm、出力15WのNd:YAGレーザー
光を用いて微小な凹部を複数形成した。この凹部は磁気
ヘッド走査方向に沿って配列され、凹部の深さは約4μ
m、凹部の幅(凹部間に生じる凸部の幅)は80μmで
一定とした。
【0080】次いで、上記の微小凹凸が形成されたカー
ド基板上に、グラビアコートにより上記の磁性塗料Aを
塗布して厚み10μmの軟磁性層を形成し、その後、こ
の軟磁性層上にグラビアコートにより上記の磁性塗料B
を塗布して厚み10μmの硬磁性層を形成して、図2に
示されるような層構成を有する情報記録媒体を作製し
た。この磁性層の形成では、対向磁石あるいは対向ソレ
ノイドで磁気配向処理を施してから乾燥・固化を行っ
た。
【0081】次に、この情報記録媒体において、微小凹
凸が形成されている領域(情報記録部)上をDC100
mAの再生バイアス電流をかけながら読取用の磁気ヘッ
ドを一定速度で走査させ、軟磁性層の微小凹凸による固
定磁気情報を読み取り、同時に、上記磁気ヘッドと一体
化させて所定の間隔で配設した書込用の磁気ヘッドを情
報記録部以外の硬磁性層上に走査させ、硬磁性層に固定
磁気情報と同一の磁気情報を記録して暫定トラックを形
成した(図12に相当)。次いで、暫定トラック上を読
取用ヘッドを走査させ、暫定トラックに記録されている
磁気情報を読み取り、同時に、上記磁気ヘッドと一体化
させて所定の間隔で配設した書込用の磁気ヘッドを微小
凹凸が形成されている領域上に走査させ、硬磁性層に固
定磁気情報と同一の可変磁気情報を同期させて記録した
(図13に相当)。その後、消去用の磁気ヘッドを用い
て上記の暫定トラックの磁気情報を消去して(図14に
相当)、本発明の情報記録媒体を得た。
【0082】上記のように作製した情報記録媒体の情報
記録部上をDC100mAの再生バイアス電流をかけな
がら読取用の磁気ヘッドを一定速度で走査させて読み取
りを行った結果、磁気出力9V(p−p)の再生波形が
得られた。その後、情報記録部上を消去用磁気ヘッドを
走査させ直流磁界をかけて消磁を行い、次いで、上記と
同様に読み取りを行った結果、上記の再生波形と同一の
波形で磁気出力4V(p−p)の再生波形が得られた。 (実施例2)基板として厚み250μmのポリエチレン
テレフタレート製のカード基板を準備し、このカード基
板上に、実施例1において使用したのと同じ磁性塗料B
をグラビアコートにより塗布して厚み14μmの硬磁性
層を形成した。この硬磁性層の形成では、対向磁石ある
いは対向ソレノイドで磁気配向処理を施してから乾燥・
固化を行った。
【0083】次に、この硬磁性層の所定領域に、波長λ
=1.06μm、出力12WのNd:YAGレーザー光
を用いて微小な凹部を複数形成した。この凹部は磁気ヘ
ッド走査方向に沿って配列され、凹部の深さは約4μ
m、凹部の幅(凹部間に生じる凸部の幅)は80μmで
一定とした。これにより、図9に示されるような層構成
を有する情報記録媒体を作製した。
【0084】さらに、硬磁性層上に下記組成の保護層用
の塗料をグラビアコートにより塗布して厚み3μmの保
護層を形成した。
【0085】 保護層用の塗料の組成 ・アルミニウム粉体 …10.5重量部 ・酸化チタン粉体 …10.5重量部 ・ポリウレタン樹脂 … 4重量部 ・メチルエチルケトン … 50重量部 ・トルエン … 25重量部 次に、この情報記録媒体において、微小凹凸が形成され
ている領域(情報記録部)上を読取用の磁気ヘッドを一
定速度で走査させ、硬磁性層の微小凹凸による固定磁気
情報を読み取り、同時に、上記磁気ヘッドと一体化させ
て所定の間隔で配設した書込用の磁気ヘッドを情報記録
部以外の硬磁性層上に走査させ、硬磁性層に固定磁気情
報と同一の磁気情報を記録して暫定トラックを形成した
(図12に相当)。次いで、暫定トラック上を読取用ヘ
ッドを走査させ、暫定トラックに記録されている磁気情
報を読み取り、同時に、上記磁気ヘッドと一体化させて
所定の間隔で配設した書込用の磁気ヘッドを微小凹凸が
形成されている領域上に走査させ、硬磁性層に固定磁気
情報と同一の可変磁気情報を同期させて記録した(図1
3に相当)。その後、消去用の磁気ヘッドを用いて上記
の暫定トラックの磁気情報を消去して(図14に相
当)、本発明の情報記録媒体を得た。
【0086】上記のように作製した情報記録媒体の情報
記録部上を読取用の磁気ヘッドを一定速度で走査させて
読み取りを行った結果、磁気出力8V(p−p)の再生
波形が得られた。その後、情報記録部上を消去用磁気ヘ
ッドを走査させ直流磁界をかけて消磁を行い、次いで、
上記と同様に読み取りを行った結果、上記の再生波形と
同一の波形で磁気出力3V(p−p)の再生波形が得ら
れた。 (実施例3)基板として厚み250μmのポリエチレン
テレフタレート製のカード基板を準備し、このカード基
板の所定領域に、波長λ=1.06μm、出力15Wの
Nd:YAGレーザー光を用いて微小な凹部を複数形成
した。この凹部は磁気ヘッド走査方向に沿って配列さ
れ、凹部の深さは約4μm、凹部の幅(凹部間に生じる
凸部の幅)は80μmで一定とした。
【0087】次いで、上記の微小凹凸が形成されたカー
ド基板上に、実施例1において使用したのと同じ磁性塗
料Bをグラビアコートにより塗布して厚み14μmの硬
磁性層を形成して、図10に示されるような層構成を有
する情報記録媒体を作製した。この硬磁性層の形成で
は、対向磁石あるいは対向ソレノイドで磁気配向処理を
施してから乾燥・固化を行った 次に、この情報記録媒体において、微小凹凸が形成され
ている領域(情報記録部)上を読取用の磁気ヘッドを一
定速度で走査させ、硬磁性層の微小凹凸による固定磁気
情報を読み取り、同時に、上記磁気ヘッドと一体化させ
て所定の間隔で配設した書込用の磁気ヘッドを情報記録
部以外の硬磁性層上に走査させ、硬磁性層に固定磁気情
報と同一の磁気情報を記録して暫定トラックを形成した
(図12に相当)。次いで、暫定トラック上を読取用ヘ
ッドを走査させ、暫定トラックに記録されている磁気情
報を読み取り、同時に、上記磁気ヘッドと一体化させて
所定の間隔で配設した書込用の磁気ヘッドを微小凹凸が
形成されている領域上に走査させ、硬磁性層に固定磁気
情報と同一の可変磁気情報を同期させて記録した(図1
3に相当)。その後、消去用の磁気ヘッドを用いて上記
の暫定トラックの磁気情報を消去して(図14に相
当)、本発明の情報記録媒体を得た。
【0088】上記のように作製した情報記録媒体の情報
記録部上を読取用の磁気ヘッドを一定速度で走査させて
読み取りを行った結果、磁気出力8V(p−p)の再生
波形が得られた。その後、情報記録部上を消去用磁気ヘ
ッドを走査させ直流磁界をかけて消磁を行い、次いで、
上記と同様に読み取りを行った結果、上記の再生波形と
同一の波形で磁気出力2.5V(p−p)の再生波形が
得られた。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば基
板の上に形成された情報記録部を、少なくとも硬磁性層
を有する磁性層を備えたものとし、磁性層に磁気ヘッド
の走査方向に沿って配列された複数の微細な凹凸からな
る固定磁気情報が記録され、この固定磁気情報と同一の
可変磁気情報が磁性層を構成する硬磁性層に同期させて
記録されたものであり、媒体毎に固有の情報を容易に記
録でき、情報記録部上に磁気ヘッドを走査したときに固
定磁気情報からの磁気出力と可変磁気情報からの磁気出
力とが合わさった磁気出力の重畳情報が得られ、硬磁性
層に記録されている可変磁気情報を消去すると、その消
去領域では固定磁気情報からの磁気出力のみとなって出
力低下を生じ、消去領域が容易に認識でき、未消去領域
と消去領域との出力差を用いて、真偽の判定と新たな情
報の読み取りが可能となり、一方、不正に硬磁性層に固
定磁気情報と同一の可変磁気情報を同期させて記録しよ
うとしても、記録する際の情報記録媒体の搬送状態のわ
ずかな変動で固定磁気情報と可変磁気情報との間に干渉
が起こり、上記の重畳情報の出力レベルと相違を生じた
り情報の内容変化が生じるので、偽造防止ができるとと
もに、使用済後の不正な再使用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するためのカード状
の情報記録媒体の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面矢視図である。
【図3】1,0のデジタル信号のフォーマット例を示す
図である。
【図4】図1に示される情報記録媒体の具体的製造方法
の一例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図6】図1に示される情報記録媒体の具体的製造方法
の一例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図9】本発明の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図10】本発明の他の実施形態を説明するための図で
ある。
【図11】固定磁気情報と同一の可変磁気情報を同期さ
せて硬磁性層に記録する前の状態を示す情報記録媒体の
図である。
【図12】固定磁気情報と同一の可変磁気情報を同期さ
せて硬磁性層に記録する方法を説明するための図であ
る。
【図13】固定磁気情報と同一の可変磁気情報を同期さ
せて硬磁性層に記録する方法を説明するための図であ
る。
【図14】固定磁気情報と同一の可変磁気情報を同期さ
せて硬磁性層に記録する方法を説明するための図であ
る。
【図15】本発明の情報記録媒体の再生波形出力を示す
図である。
【図16】本発明の情報記録媒体の読み取り方法の一例
を説明するための図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51…情報記録媒体 2,12,22,32,42,52…基板 3,13,23,33,43,53…情報記録部 4,14,24,34,44,54…磁性層 5,15,25,35…軟磁性層 7,17,27,37,47,57…硬磁性層 5a,15a,25a,37a,47a,57a…凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 5/02 G06K 19/00 B // B41M 5/00 R G07F 7/08 G07F 7/08 S

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に形成された情報記録
    部とを備える情報記録媒体であって、 前記情報記録部は、少なくとも硬磁性層を有する磁性層
    を備えており、前記磁性層には磁気ヘッドの走査方向に
    沿って配列された複数の微細な凹凸からなる固定磁気情
    報が記録されているとともに、該固定磁気情報と同一の
    可変磁気情報が同期されて前記硬磁性層に記録されてい
    ることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録媒体の情報記
    録部上に磁気ヘッドを走査して固定磁気情報からの磁気
    出力と可変磁気情報からの磁気出力の合わさった重畳情
    報を読み取り、次に、可変磁気情報の少なくとも一部を
    消去した後、該消去領域において読み取った情報を消去
    前に読み取った情報と照合することを特徴とする情報記
    録媒体の読み取り方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報記録媒体の可変磁
    気情報の所定部分を消去し、その後、該情報記録媒体の
    情報記録部上に磁気ヘッドを走査して、固定磁気情報か
    らの磁気出力と可変磁気情報からの磁気出力の合わさっ
    た重畳情報を読み取った領域を未消去領域として認識す
    ることを特徴とする情報記録媒体の読み取り方法。
  4. 【請求項4】 使用量に応じて可変磁気情報の所定部分
    を消去し、その後、重畳情報から認識した未消去領域の
    程度から残使用量を決定することを特徴とする請求項3
    に記載の情報記録媒体の読み取り方法。
JP8307478A 1996-11-01 1996-11-01 情報記録媒体およびその読み取り方法 Pending JPH10143848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8307478A JPH10143848A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 情報記録媒体およびその読み取り方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8307478A JPH10143848A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 情報記録媒体およびその読み取り方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10143848A true JPH10143848A (ja) 1998-05-29

Family

ID=17969572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8307478A Pending JPH10143848A (ja) 1996-11-01 1996-11-01 情報記録媒体およびその読み取り方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10143848A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100324252B1 (ko) * 1998-06-24 2002-02-25 호소이 쇼지로 자기기록매체 및 자기기록매체의 고정정보 재생방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100324252B1 (ko) * 1998-06-24 2002-02-25 호소이 쇼지로 자기기록매체 및 자기기록매체의 고정정보 재생방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10143848A (ja) 情報記録媒体およびその読み取り方法
JP4012335B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPH10143849A (ja) 情報記録媒体
EP0742551B1 (en) Information recording medium and manufacturing method therefor
JP2000137914A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JP4012334B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JP3806205B2 (ja) 磁気記録媒体
JP4068762B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPH10208008A (ja) 磁気記録媒体
JP4095203B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JP4028661B2 (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JP3806203B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10143847A (ja) 磁気記録媒体
JP3806207B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10143846A (ja) 磁気記録媒体および磁気情報の読み取り方法
JP3806208B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10143807A (ja) 磁気記録方法および磁気記録装置
JPH10177632A (ja) 磁気記録媒体
JPH10208010A (ja) 磁気記録媒体
JP3806204B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10143852A (ja) 磁気記録媒体およびその読み取り方法
JP3806202B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10208009A (ja) 磁気記録媒体
JPH10143850A (ja) 磁気記録媒体
JP2000137913A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法