JPH10143793A - バス専用車線規制制御装置 - Google Patents

バス専用車線規制制御装置

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Publication number
JPH10143793A
JPH10143793A JP30474196A JP30474196A JPH10143793A JP H10143793 A JPH10143793 A JP H10143793A JP 30474196 A JP30474196 A JP 30474196A JP 30474196 A JP30474196 A JP 30474196A JP H10143793 A JPH10143793 A JP H10143793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
regulation
lane
time
bus lane
Prior art date
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Pending
Application number
JP30474196A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Miyazaki
照夫 宮崎
Seiji Itakura
誠司 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP30474196A priority Critical patent/JPH10143793A/ja
Publication of JPH10143793A publication Critical patent/JPH10143793A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実交通状況に合わせてバス専用車線の規制を
実施して、無用な交通渋滞の発生を未然に防止する。 【解決手段】 バス専用車線の設けられている道路にお
けるバスの旅行時間、あるいは一般車両の計測旅行時間
等の交通状況判定要因に基づいて、その道路における交
通状況を監視する交通状況監視手段と、その監視された
交通状況から前記バス専用車線における一般車両の走行
を禁止するか、又はその一般車両の走行を許可するかを
判定する判定手段と、その判定された内容を前記道路を
走行する車両の運転者へ報知する報知手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスが他の一般車
両に優先して走行できるバス専用車線を実交通状況に合
わせて規制制御できるようにしたバス専用車線規制制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、都市部に設けられているバス専用
車線は、例えば、休祭日を除く月曜日から金曜日の午前
8時から10時まで、他の一般車両に優先して走行でき
るように運用されている。そして、その規制状況を示す
案内が路上にペイントで記載されていたり、路側に設け
られた情報板に表示されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバス専用車線の規制制御は、所定の曜日及び時間帯
で固定的に行われているので、道路の交通状況からみて
バス専用車線への乗入れを規制しなくともよい場合であ
っても、つまり、バス専用車線における一般車両の走行
を許可してもバスが所定時間で走行できる場合であって
も、バス専用車線への一般車両の乗入れが規制されて、
かえって交通渋滞を助長する不都合があった。
【0004】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、バス専用車線
の規制を弾力的に行えるようにして、交通渋滞を未然に
防止できるようにしたバス専用車線規制制御装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバス専用車
線規制制御装置は、上記目的を達成するために、バス専
用車線の設けられている道路におけるバスの旅行時間、
あるいは一般車両の計測旅行時間等の交通状況判定要因
に基づいて、その道路における交通状況を監視する交通
状況監視手段と、その監視された交通状況から前記バス
専用車線における一般車両の走行を禁止するか、又はそ
の一般車両の走行を許可するかを判定する判定手段と、
その判定された内容を前記道路を走行する車両の運転者
へ報知する報知手段とを有することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係るバス
専用車線規制制御装置の概略構成図である。
【0007】道路Rの左側には、バス専用車線の規制が
行われたとき、バス(図示せず)が一般車両(図示せ
ず)に優先して走行できるバス専用車線R1 が設けられ
ているとともに、そのバス専用車線R1 の右側には、一
般車両が走行できる一般車線R2 が設けられている。こ
の一般車線R2 は、上述の規制が行われたとき、一般車
両はこの車線R2 しか走行しかできないように決められ
ている。
【0008】図中、1は本発明の報知手段を担う情報板
であって、バス及び一般車両(本発明では、これら車両
全体を単に「車両」としている。)の運転者が表示内容
を認識できるように道路Rの近傍の位置に設けられてい
て、周知の交通情報板と同じくLED表示盤等から構成
されている。
【0009】図中、2a,2bは道路Rに沿って所定の
間隔を保って設けられた複数(図示の例では2個)の超
音波センサからなる車両感知器であり、また、3a,3
bは道路Rに沿って所定の間隔を保って設けられた複数
(図示の例では2個)のビデオカメラである。
【0010】これら超音波センサ2a,2b及びビデオ
カメラ3a,3bは、道路Rにおける車両の旅行時間等
の交通状況を検出する周知の検出手段であり、したがっ
て、これら超音波センサ2a,2bで検出された信号、
及びビデオカメラ3a,3bで撮像された車両のナンバ
ープレートの撮像データは、交通管制センター等の所定
のセンタに設けられているホストコンピュータからなる
中央装置4に送出されるように構成されている。この中
央装置は4は、本発明の判定手段等の各手段を実行する
機能を有している。
【0011】次に、図2のフローチャートを参照してバ
ス専用車線R1 の規制制御動作について説明する。
【0012】今、道路Rは、バス専用車線規制実施日に
当り、かつその規制時間帯、例えば、午前8時から10
時の中にあるものとする。そして、現時刻においては、
後述するように、バス専用車線R1 の規制が解除されて
いて、一般車両もバス専用車線R1 を走行できるように
運用されているものとする(ステップ否定(No)。
以下、ステップをSとする。)。
【0013】バス専用車線規制時間中は、現在、規制が
実施されているか否かにかかわらず、所定時間毎、例え
ば、1分間毎に道路Rにおける交通状況を基にした判定
が行われる(S)。そして、その判定において、バス
専用車線の規制の必要有りと連続してn回、例えば、5
回連続して判定されたときは、情報板1にバス専用車線
R1 がバス専用車線に規制されている旨が表示される
(S(Yes)肯定。S肯定、S)。なお、車両
の運転者への報知は、情報板1以外に車両に設けられて
いるラジオ受信器や道路案内装置を介して行うようにし
てもよい。
【0014】さて、上述のバス専用車線を規制するため
の判定は、中央装置4が車両感知器2a,2b又はビデ
オカメラ3a,3bから得たデータを基に行われる。こ
の判定は、道路の交通状況を判定する現行の手法を採用
することができ、以下の(1)〜(5)の条件の一つ、
あるいは2以上の条件を満たす場合に規制の必要有りと
される。
【0015】(1)バスの旅行時間を使用する場合 車線規制を行う区間におけるバスの旅行時間が、ある値
より大きくなった場合に、バス専用車線の規制を必要有
りとする。 Tbus(t) > Tc(t) Tbus(t):時刻tにおけるバスの旅行時間(秒) Tc(t) :時刻tにおける旅行時間の判定値(秒) (バスの時刻表より設定できる)
【0016】(2)一般車両の計測旅行時間を使用する
場合 車線規制を行う区間における一般車両の計測旅行時間
が、ある値より大きくなった場合に、バス専用車線の規
制を必要有りとする。 Tveh(t) > Tc(t) Tveh(t):時刻tにおける一般車両の計測旅行時間
(秒) Tc(t) :時刻tにおける旅行時間の判定値(秒) (バスの時刻表より設定できる)
【0017】(3)推定旅行時間を使用する場合 車線規制を行う区間における行列長と交通量・占有率よ
り推定旅行時間を計算し、推定旅行時間がある値より大
きくなった場合に、バス専用車線の規制を必要有りとす
る。 Tqueue(t) + Tf(t) > Tc(t) Tc(t) :時刻tにおける旅行時間の判定値(秒) Tqueue(t):時刻tにおける推定旅行時間(秒) Tqueue(t)=Lqueue(t)/(p・q(t) ) Lqueue(t):時刻tにおける平均行列長(m) q(t) :時刻tにおける平均交通量(台/秒) p :平均車長(m) Tf(t) :非渋滞部の旅行時間 Tf(t)=(L−Lqueue(t))/Vveh(t) Vveh(t) :時刻tにおける地点平均速度(m/se
c) 速度感知器で計測するか、あるいは、交通量・占有時間
から計算する Vveh(t)=δ・q(t) /Occ(t) Occ(t) :時刻tにおける占有時間(秒) δ:係数 L :リンク長(m)
【0018】(4)行列長を使用する場合 車線規制を行う区間における行列長がある値より大きく
なった場合に、バス専用車線の規制を必要有りとする。 Lqueue(t) > Lc(t) Lqueue(t):時刻tにおける平均行列長(m) Lc(t) :時刻tにおける行列長判定値(m)
【0019】(5)占有率(占有時間)を使用する場合 車線規制を行う区間における占有率(占有時間)がある
値より大きくなった場合に、バス専用車線の規制を必要
有りとする。 Occ(t) > Oc(t) Occ(t) :時刻tにおける占有率(%)(占有時間:
秒) Oc(t) :時刻tにおける占有率(占有時間:秒)判
定値(%)
【0020】次に、バス専用車線R1 がバス専用車線に
規制されている時間帯において(S肯定)、その規制
が必要なしとして解除される場合について説明する。
【0021】この規制必要なしの判定も、上述の規制必
要有りのときと同様に、中央装置4で行われるが、この
場合も、連続してs回、例えば、1分毎の判定において
連続して5回、規制必要有りと判定されたときに、情報
板1にその旨が表示される(S否定、S肯定。図1
の情報板1参照)。
【0022】上述の規制解除は、以下の(1)〜(4)
の条件の一つ、あるいは2以上の条件を満足する場合に
行われる。
【0023】(1)一般車両の計測旅行時間を使用する
場合 車線規制を行う区間の一般車線側における一般車両の計
測旅行時間が、ある値以下の場合に、バス専用車線の規
制解除を必要有りとする。 Tveh(t)・α ≦ Tc(t) Tveh(t):時刻tにおける一般車両の計測旅行時間
(秒) Tc(t) :時刻tにおける旅行時間の判定値(秒) (バスの時刻表より設定できる) α :係数
【0024】(2)推定旅行時間を使用する場合 車線規制を行う区間の一般車線側における行列長と交通
量より推定旅行時間を計算し、推定旅行時間がある値以
下になった場合に、バス専用車線の規制解除を必要有り
とする。 Tqueue(t)・β+Tf(t) ≦ Tc(t) Tc(t) :時刻tにおける旅行時間の判定値(秒) (バスの時刻表より設定できる) Tqueue(t):時刻tにおける推定旅行時間(秒) Tqueue(t)=Lqueue(t)/(p・q(t) ) Lqueue(t):時刻tにおける平均行列長(m) q(t) :時刻tにおける平均交通量(台/秒) p :平均車長(m) β :係数 Tf(t) :非渋滞部の旅行時間 Tf(t)=(L−Lqueue(t))/Vveh(t) Vveh(t):時刻tにおける地点平均速度(m/sec) 速度感知器で計測するか、あるいは、交通量・占有時間
から計算する。 Vveh(t)=δ・q(t) /Occ(t) Occ(t) :時刻tにおける占有時間(秒) δ:係数 L :リンク長(m)
【0025】(3)行列長を使用する場合 車線規制を行う区間の一般車線側における行列長がある
値以下になった場合に、バス専用車線の規制解除を必要
有りとする。 Lqueue(t)・γ ≦ Lc(t) Lqueue(t):時刻tにおける平均行列長(m) Lc(t) :時刻tにおける行列長判定値(m) γ :係数
【0026】(4)占有率(占有時間)を使用する場合 車線規制を行う区間の一般車線側における占有率(占有
時間)が有る値以下になった場合に、バス専用車線の規
制解除を必要有りとする。 Occ(t) ・δ ≦ Oc(t) Occ(t) :時刻tにおける占有率(%)(占有時間:
秒) Oc(t) :時刻tにおける占有率(占有時間:秒)判定
値(%) δ :係数
【0027】以上のように、バス専用車線R1 の規制
は、道路Rの実交通状況により実施されるので、無用な
交通渋滞を効果的に防止することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るバス専用車線規制制御装置
は、バス専用車線の設けられている道路におけるバスの
旅行時間、あるいは一般車両の計測旅行時間等の交通状
況判定要因に基づいて、その道路における交通状況を監
視する交通状況監視手段と、その監視された交通状況か
ら前記バス専用車線における一般車両の走行を禁止する
か、又はその一般車両の走行を許可するかを判定する判
定手段と、その判定された内容を前記道路を走行する車
両の運転者へ報知する報知手段とからなるので、道路の
実交通状況により実施され、無用な交通渋滞を効果的に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るバス専用車線規制
制御装置の概略構成図である。
【図2】規制制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報板 2a,2b 車両感知器 3a,3b ビデオカメラ 4 中央装置 R 道路 R1 バス専用車線 R2 一般車線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス専用車線の設けられている道路にお
    けるバスの旅行時間、あるいは一般車両の計測旅行時間
    等の交通状況判定要因に基づいて、その道路における交
    通状況を監視する交通状況監視手段と、 監視された交通状況から前記バス専用車線における一般
    車両の走行を禁止するか、又はその一般車両の走行を許
    可するかを判定する判定手段と、 判定された内容を前記道路を走行する車両の運転者へ報
    知する報知手段と、 を有することを特徴とするバス専用車線規制制御装置。
JP30474196A 1996-11-15 1996-11-15 バス専用車線規制制御装置 Pending JPH10143793A (ja)

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JP (1) JPH10143793A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178358A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Aisin Aw Co Ltd 経路案内システム及び経路案内方法
JP2022074774A (ja) * 2020-11-05 2022-05-18 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置、走行制御プログラム及び走行制御システム

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JP2007178358A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Aisin Aw Co Ltd 経路案内システム及び経路案内方法
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