JPH10143122A - 変化位置検出装置および画像処理装置 - Google Patents
変化位置検出装置および画像処理装置Info
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- JPH10143122A JPH10143122A JP31257096A JP31257096A JPH10143122A JP H10143122 A JPH10143122 A JP H10143122A JP 31257096 A JP31257096 A JP 31257096A JP 31257096 A JP31257096 A JP 31257096A JP H10143122 A JPH10143122 A JP H10143122A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力したフレーム画像に「ノイズ・ジッタに
よる変化」を多く含む場合でも、「表示データの真の変
化」を検出することを可能にする。 【解決手段】 少なくとも1フレームの画素データを保
存するストア手段と、入来した画素データと前記ストア
手段に保存されていた入来した画素データの画素と同じ
位置に対応するデータを比較する比較手段と、前記比較
手段の出力する差分データが連続して予め設定した範囲
内に入った回数を画素毎にカウントするカウント手段
と、前記比較手段の比較結果と前記カウント手段のカウ
ント値をもとにその画素の「変化あり」または「変化無
し」を判断する変化判定手段と、該変化判定手段の判断
が「変化あり」の場合のみ入来した画素データで前記ス
トア手段内の対応するデータを更新する制御手段とを具
備する。
よる変化」を多く含む場合でも、「表示データの真の変
化」を検出することを可能にする。 【解決手段】 少なくとも1フレームの画素データを保
存するストア手段と、入来した画素データと前記ストア
手段に保存されていた入来した画素データの画素と同じ
位置に対応するデータを比較する比較手段と、前記比較
手段の出力する差分データが連続して予め設定した範囲
内に入った回数を画素毎にカウントするカウント手段
と、前記比較手段の比較結果と前記カウント手段のカウ
ント値をもとにその画素の「変化あり」または「変化無
し」を判断する変化判定手段と、該変化判定手段の判断
が「変化あり」の場合のみ入来した画素データで前記ス
トア手段内の対応するデータを更新する制御手段とを具
備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズを含む連続
するフレーム画像中で表示状態が変化した画素の位置を
検出する変化位置検出装置および安定した画像を出力す
る画像処理装置に関する。
するフレーム画像中で表示状態が変化した画素の位置を
検出する変化位置検出装置および安定した画像を出力す
る画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フラットディスプレイとしてはプラズ
マ、エレクトロルミネセンス(EL)、液晶等を用いた
ものがある。中でも液晶ディスプレイはその見やすさ、
省スペース、低消費電力などの利点により、ノートタイ
プのパソコンなどに広く普及している。
マ、エレクトロルミネセンス(EL)、液晶等を用いた
ものがある。中でも液晶ディスプレイはその見やすさ、
省スペース、低消費電力などの利点により、ノートタイ
プのパソコンなどに広く普及している。
【0003】強誘電性液晶(以下FLCとする)を使用
した強誘電性液晶ディスプレイ(以下FLCDとする)
は他の液晶を使ったものと違い「メモリ性」という特徴
を持つ。これは液晶が電界の印加によって変化した表示
状態を保持するというものであり、FLCを使った表示
装置ではそのメモリ性により、走査線数が何本になって
も、そのためにコントラストが低下することはなく、単
純なマトリクス構造でも大画面かつ高精細な表示を実現
できる。このような特徴を持ったFLCDはデスクトッ
プパソコン、およびワークステーション用のフラットデ
ィスプレイとして期待されており、これまでFLCDは
DTP(デスクトップパブリッシング)システムのディ
スプレイなどに応用されている。しかし現在のFLCD
パネルにおいて1つの画素(ピクセル)で表示できるの
は明と暗の2状態のみであるため、多くの階調・色数を
含む画像を表示する場合には1つの画素を面積の異なる
複数のサブピクセルに分割したり、「ディザ処理」に代
表される2値化画像処理を行ない、複数の画素の組み合
わせで階調数および色数を増やす工夫がなされている。
またFLCDは1ライン書き込みに一定の時間を要する
ため、走査線数が多い場合にはフレーム周波数が低くな
り、上から順番に走査するノンインターレース走査で
は、フリッカ(画面のちらつき)や表示の高速性が悪い
などの問題が生じる。そのため「マルチインターレー
ス」(複数本飛び越し走査)や「部分優先走査」(書き
換わった領域の走査線を優先的に走査する)といった走
査制御を行なう必要がある。そしてこの「部分書換走
査」を実行するためには入力する画像データのどこが変
化したか、つまり「どのラインを部分書換しなければな
らないか」を判定する手段が必須である。
した強誘電性液晶ディスプレイ(以下FLCDとする)
は他の液晶を使ったものと違い「メモリ性」という特徴
を持つ。これは液晶が電界の印加によって変化した表示
状態を保持するというものであり、FLCを使った表示
装置ではそのメモリ性により、走査線数が何本になって
も、そのためにコントラストが低下することはなく、単
純なマトリクス構造でも大画面かつ高精細な表示を実現
できる。このような特徴を持ったFLCDはデスクトッ
プパソコン、およびワークステーション用のフラットデ
ィスプレイとして期待されており、これまでFLCDは
DTP(デスクトップパブリッシング)システムのディ
スプレイなどに応用されている。しかし現在のFLCD
パネルにおいて1つの画素(ピクセル)で表示できるの
は明と暗の2状態のみであるため、多くの階調・色数を
含む画像を表示する場合には1つの画素を面積の異なる
複数のサブピクセルに分割したり、「ディザ処理」に代
表される2値化画像処理を行ない、複数の画素の組み合
わせで階調数および色数を増やす工夫がなされている。
またFLCDは1ライン書き込みに一定の時間を要する
ため、走査線数が多い場合にはフレーム周波数が低くな
り、上から順番に走査するノンインターレース走査で
は、フリッカ(画面のちらつき)や表示の高速性が悪い
などの問題が生じる。そのため「マルチインターレー
ス」(複数本飛び越し走査)や「部分優先走査」(書き
換わった領域の走査線を優先的に走査する)といった走
査制御を行なう必要がある。そしてこの「部分書換走
査」を実行するためには入力する画像データのどこが変
化したか、つまり「どのラインを部分書換しなければな
らないか」を判定する手段が必須である。
【0004】次に、図1および図12を参照しながら説
明する。図1において、40はホストコンピュータとF
LCDを接続するFLCDインターフェースの一例を示
している。このインターフェースではディスプレイカー
ド(グラフィックカード)16からCRTと同じアナロ
グビデオ信号を受取り、FLCD用の信号に変換すると
ともに、その過程において前述のディザ2値化画像処
理、変化位置検出ならびに「マルチインターレース」や
「部分書換」といった走査制御を行なっている。
明する。図1において、40はホストコンピュータとF
LCDを接続するFLCDインターフェースの一例を示
している。このインターフェースではディスプレイカー
ド(グラフィックカード)16からCRTと同じアナロ
グビデオ信号を受取り、FLCD用の信号に変換すると
ともに、その過程において前述のディザ2値化画像処
理、変化位置検出ならびに「マルチインターレース」や
「部分書換」といった走査制御を行なっている。
【0005】このようなインターフェース形態におい
て、変化した位置を認識する方法としては、従来からデ
ィスプレイカードから出力されるビデオデータのフレー
ム間の差異としきい値を比較する方法がある。図12に
従来の動き検知回路を示す。入力したアナログビデオ信
号はA/D変換回路においてデジタルデータc_dat
a化され、前フレームの同じピクセルのデータs_da
taと比較される。そして比較結果(差分データ)di
ffはしきい値比較回路に入り、予め設定したしきい値
との比較が行なわれる。比較の結果、差分データがしき
い値よりも大きかった場合には「変化あり」と判定さ
れ、しきい値よりも小さいときには「変化なし」と判定
される。ピクセル毎に出された動き検知判定結果pix
_mdはライン単位に処理されてライン単位の動き検知
信号Line_mdとなって出力される。
て、変化した位置を認識する方法としては、従来からデ
ィスプレイカードから出力されるビデオデータのフレー
ム間の差異としきい値を比較する方法がある。図12に
従来の動き検知回路を示す。入力したアナログビデオ信
号はA/D変換回路においてデジタルデータc_dat
a化され、前フレームの同じピクセルのデータs_da
taと比較される。そして比較結果(差分データ)di
ffはしきい値比較回路に入り、予め設定したしきい値
との比較が行なわれる。比較の結果、差分データがしき
い値よりも大きかった場合には「変化あり」と判定さ
れ、しきい値よりも小さいときには「変化なし」と判定
される。ピクセル毎に出された動き検知判定結果pix
_mdはライン単位に処理されてライン単位の動き検知
信号Line_mdとなって出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般にコンピュータか
ら出力されるアナログビデオ信号にはピクセル毎の同期
信号、いわゆるピクセルクロックは含まれていない。し
たがってアナログ・デジタル変換を行なうA/D回路に
水平同期信号をもとに疑似ピクセルクロックを生成する
回路を持ち、サンプリングタイミングを決める方法が用
いられている。
ら出力されるアナログビデオ信号にはピクセル毎の同期
信号、いわゆるピクセルクロックは含まれていない。し
たがってアナログ・デジタル変換を行なうA/D回路に
水平同期信号をもとに疑似ピクセルクロックを生成する
回路を持ち、サンプリングタイミングを決める方法が用
いられている。
【0007】この方法ではアナログビデオ信号を出力し
ているホストコンピュータのピクセルクロックとA/D
回路のサンプリングタイミングの間に多少の「ずれ」が
生じてしまうことは避けられない。特にピクセルクロッ
クの周波数が高い場合にはクロック周期に対する「ず
れ」の割合は大きくなる。
ているホストコンピュータのピクセルクロックとA/D
回路のサンプリングタイミングの間に多少の「ずれ」が
生じてしまうことは避けられない。特にピクセルクロッ
クの周波数が高い場合にはクロック周期に対する「ず
れ」の割合は大きくなる。
【0008】さらに、高い周波数の転送レートでは、ホ
ストコンピュータから送られるアナログビデオ信号に
(特に周波数の高い画像においては)いわゆる「なま
り」がある場合が多く、サンプリングポイントによって
A/D結果は変化してしまう。
ストコンピュータから送られるアナログビデオ信号に
(特に周波数の高い画像においては)いわゆる「なま
り」がある場合が多く、サンプリングポイントによって
A/D結果は変化してしまう。
【0009】したがってサンプリングタイミングに「ず
れ」が生じた場合や、ホストコンピュータからのアナロ
グビデオ信号自体に「ジッタ」を含むような場合には静
止画表示であってもA/D変換結果を大きく変化させて
しまう結果になる。
れ」が生じた場合や、ホストコンピュータからのアナロ
グビデオ信号自体に「ジッタ」を含むような場合には静
止画表示であってもA/D変換結果を大きく変化させて
しまう結果になる。
【0010】このような状況においては、前述したよう
な、単純にピクセル比較を行なってしきい値と比較をす
るだけの方法では、もはや「表示データの真の変化」と
「ノイズ・ジッタによる変化」との区別が困難であり、
どのラインを部分書換しなければならないか」を精度よ
く認識することはできなかった。
な、単純にピクセル比較を行なってしきい値と比較をす
るだけの方法では、もはや「表示データの真の変化」と
「ノイズ・ジッタによる変化」との区別が困難であり、
どのラインを部分書換しなければならないか」を精度よ
く認識することはできなかった。
【0011】また一方で、このように入力画像に「ノイ
ズ・ジッタによる変化」が多く含まれる場合、ある画素
のデータがディザ処理のしきい値を上下するように変動
した場合には、静止画であるにも関わらずディザ結果が
フレーム毎に異なり、画面全体として非常にノイズ感の
高い表示になってしまっていた。
ズ・ジッタによる変化」が多く含まれる場合、ある画素
のデータがディザ処理のしきい値を上下するように変動
した場合には、静止画であるにも関わらずディザ結果が
フレーム毎に異なり、画面全体として非常にノイズ感の
高い表示になってしまっていた。
【0012】本発明は以上述べてきた問題点を解決し、
「ノイズ・ジッタによる変化」が大きい状況でも、「表
示データの真の変化」を検出することを可能とし、本当
に変化があった所を優先して、もしくは本当に変化があ
ったところだけをディスプレイに表示するようにするも
のである。
「ノイズ・ジッタによる変化」が大きい状況でも、「表
示データの真の変化」を検出することを可能とし、本当
に変化があった所を優先して、もしくは本当に変化があ
ったところだけをディスプレイに表示するようにするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】上記問題点を
解決するために本発明の変化位置検出装置は、少なくと
も1フレームの画素データを保存するストア手段と、入
来する画素データとその画素データの画素と同位置の前
記ストア手段に保存されていたデータを比較する比較手
段と、前記比較手段の出力する差分データの値が第1の
値より大きければその画素の「変化あり」を判別し、第
1の値より小さな第2の値より小さければその画素の
「変化無し」を判別し、前記第1の値以下第2の値以上
の範囲にあれば直ちには判定を行なわず、その画素の差
分データが複数フレームにわたり連続して前記範囲内に
あったときにその画素の「変化あり」を判断する変化判
断手段と、この変化判断手段の指示をもとに入来した画
素データを前記ストア手段へ格納するか否かを選択する
選択手段とを有することを特徴とする。
解決するために本発明の変化位置検出装置は、少なくと
も1フレームの画素データを保存するストア手段と、入
来する画素データとその画素データの画素と同位置の前
記ストア手段に保存されていたデータを比較する比較手
段と、前記比較手段の出力する差分データの値が第1の
値より大きければその画素の「変化あり」を判別し、第
1の値より小さな第2の値より小さければその画素の
「変化無し」を判別し、前記第1の値以下第2の値以上
の範囲にあれば直ちには判定を行なわず、その画素の差
分データが複数フレームにわたり連続して前記範囲内に
あったときにその画素の「変化あり」を判断する変化判
断手段と、この変化判断手段の指示をもとに入来した画
素データを前記ストア手段へ格納するか否かを選択する
選択手段とを有することを特徴とする。
【0014】本発明の好ましい実施例において、前記判
断手段は、前記差分データの絶対値が連続して前記範囲
内に入った回数を画素毎にカウントするカウント手段
と、該カウント手段のカウント値が所定の値を越えたと
きその画素の「変化あり」を判断する変化判定手段とを
有する。または、前記差分データを所定の関数で変換す
る変換手段と、前記差分データの値が前記第1の値より
大きければ内容をクリアされ、第1の値と第2の値の範
囲にあれば前記変換手段の出力値を画素毎に累算して格
納される第2のストア手段と、該第2のストア手段の格
納値が所定の値を越えたときその画素の「変化あり」を
判断する変化判定手段とを有する。または、前記判断手
段は、2つのしきい値を持ち、前記差分データの絶対値
が前記2つのしきい値より小さい場合には、前記選択手
段に対して格納指示は行なわず、「変化あり」の判定を
出力せず、前記比較手段の比較結果の絶対値が前記2つ
のしきい値より大きい場合には、前記選択手段に対して
格納指示を行ない、「変化あり」の判定を出力し、前記
比較手段の比較結果の絶対値が前記2つのしきい値の間
にある場合には、前記選択手段に対して格納指示は行な
わず、但し比較結果が予め設定したフレーム数のフレー
ムにわたり同様に2つのしきい値の間にあった場合の
み、前記選択手段に対して格納指示を行なうと同時に
「変化あり」と判定をする。
断手段は、前記差分データの絶対値が連続して前記範囲
内に入った回数を画素毎にカウントするカウント手段
と、該カウント手段のカウント値が所定の値を越えたと
きその画素の「変化あり」を判断する変化判定手段とを
有する。または、前記差分データを所定の関数で変換す
る変換手段と、前記差分データの値が前記第1の値より
大きければ内容をクリアされ、第1の値と第2の値の範
囲にあれば前記変換手段の出力値を画素毎に累算して格
納される第2のストア手段と、該第2のストア手段の格
納値が所定の値を越えたときその画素の「変化あり」を
判断する変化判定手段とを有する。または、前記判断手
段は、2つのしきい値を持ち、前記差分データの絶対値
が前記2つのしきい値より小さい場合には、前記選択手
段に対して格納指示は行なわず、「変化あり」の判定を
出力せず、前記比較手段の比較結果の絶対値が前記2つ
のしきい値より大きい場合には、前記選択手段に対して
格納指示を行ない、「変化あり」の判定を出力し、前記
比較手段の比較結果の絶対値が前記2つのしきい値の間
にある場合には、前記選択手段に対して格納指示は行な
わず、但し比較結果が予め設定したフレーム数のフレー
ムにわたり同様に2つのしきい値の間にあった場合の
み、前記選択手段に対して格納指示を行なうと同時に
「変化あり」と判定をする。
【0015】このように構成することにより、入力した
フレーム画像に「ノイズ・ジッタによる変化」を多く含
む場合でも、「表示データの真の変化」を検出すること
が可能となる。
フレーム画像に「ノイズ・ジッタによる変化」を多く含
む場合でも、「表示データの真の変化」を検出すること
が可能となる。
【0016】また、本発明の画像処理装置は、少なくと
も1フレームの画素データを保存するストア手段と、入
来した画素データと、前記ストア手段に保存されていた
入来した画素と同じ位置に対応するデータを比較する比
較手段と、前記比較手段の出力する差分データが連続し
て予め設定した範囲内に入った回数を画素毎にカウント
するカウント手段と、前記比較手段の比較結果と前記カ
ウント手段のカウント値をもとにその画素の「変化あ
り」または「変化無し」を判断する変化判定手段と、
「変化あり」の場合のみ、入来した画素データを前記ス
トア手段に保存するように制御を行なうとともに、前記
ストア手段に保存されたデータを画像処理出力データと
して出力するデータ出力手段を有することを特徴とす
る。または、少なくとも1フレームの画素データを保存
する第1のストア手段と、入来した画素データと前記ス
トア手段に保存されていた入来した画素データの画素と
同じ位置に対応するデータを比較する比較手段と、前記
比較手段の出力する差分データを所定の関数で変換する
変換手段と、該変換手段の出力する変換値を保存してい
る値と合計して再保存する第2のストア手段と、前記比
較手段の比較結果と前記第2のストア手段の値をもとに
その画素の「変化あり」または「変化無し」を判断する
変化判定手段と、「変化あり」の場合のみ、入来した画
素データを前記第1のストア手段に保存する制御を行な
うとともに、該第1のストア手段に保存されたデータを
画像処理出力データとして出力するデータ出力手段とを
有することを特徴とする。
も1フレームの画素データを保存するストア手段と、入
来した画素データと、前記ストア手段に保存されていた
入来した画素と同じ位置に対応するデータを比較する比
較手段と、前記比較手段の出力する差分データが連続し
て予め設定した範囲内に入った回数を画素毎にカウント
するカウント手段と、前記比較手段の比較結果と前記カ
ウント手段のカウント値をもとにその画素の「変化あ
り」または「変化無し」を判断する変化判定手段と、
「変化あり」の場合のみ、入来した画素データを前記ス
トア手段に保存するように制御を行なうとともに、前記
ストア手段に保存されたデータを画像処理出力データと
して出力するデータ出力手段を有することを特徴とす
る。または、少なくとも1フレームの画素データを保存
する第1のストア手段と、入来した画素データと前記ス
トア手段に保存されていた入来した画素データの画素と
同じ位置に対応するデータを比較する比較手段と、前記
比較手段の出力する差分データを所定の関数で変換する
変換手段と、該変換手段の出力する変換値を保存してい
る値と合計して再保存する第2のストア手段と、前記比
較手段の比較結果と前記第2のストア手段の値をもとに
その画素の「変化あり」または「変化無し」を判断する
変化判定手段と、「変化あり」の場合のみ、入来した画
素データを前記第1のストア手段に保存する制御を行な
うとともに、該第1のストア手段に保存されたデータを
画像処理出力データとして出力するデータ出力手段とを
有することを特徴とする。
【0017】この構成により、入力したフレーム画像に
「ノイズ・ジッタによる変化」を多く含む場合でも、安
定したディザ画像を出力することが可能となる。
「ノイズ・ジッタによる変化」を多く含む場合でも、安
定したディザ画像を出力することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。実施例1 図1は本発明の一実施例に係る変化位置検出装置を具え
たコンピュータシステムのブロック図である。同図にお
いて、11はコンピュータシステム全体の制御を行なう
CPU、12はCPU11がプログラムを記憶したり、
プログラム実行の際のワーク領域として用いるメインメ
モリ、13はRS−232C等のインターフェースなど
を有した入出力制御装置(I/Oコントロール)、14
はユーザーからのキャラクタ情報、制御情報を入力する
ためのキーボード、15はポインティングデバイスとし
てのマウスである。16はグラフィックカードでCPU
11によりビデオメモリ21に書き込まれた情報をディ
スプレイ装置に転送する。17は外部記憶装置としての
ハードディスク18およびフロッピーディスク19の制
御を行なうディスクインターフェース、20は上記各機
器間を信号接続するためのデータバス、コントロールバ
ス、アドレスバスからなるバスシステムである。
たコンピュータシステムのブロック図である。同図にお
いて、11はコンピュータシステム全体の制御を行なう
CPU、12はCPU11がプログラムを記憶したり、
プログラム実行の際のワーク領域として用いるメインメ
モリ、13はRS−232C等のインターフェースなど
を有した入出力制御装置(I/Oコントロール)、14
はユーザーからのキャラクタ情報、制御情報を入力する
ためのキーボード、15はポインティングデバイスとし
てのマウスである。16はグラフィックカードでCPU
11によりビデオメモリ21に書き込まれた情報をディ
スプレイ装置に転送する。17は外部記憶装置としての
ハードディスク18およびフロッピーディスク19の制
御を行なうディスクインターフェース、20は上記各機
器間を信号接続するためのデータバス、コントロールバ
ス、アドレスバスからなるバスシステムである。
【0019】30は強誘電性液晶ディスプレイ(以下F
LCDとする)である。FLC表示パネル34は、マト
リクス状電極を配し、配向処理を施した2枚のガラス板
の間に、強誘電性液晶を封入したもので、情報電極およ
び走査電極はそれぞれのドライバIC32,33に接続
されている。31はパネル駆動を制御するパネル駆動制
御コントローラである。本実施例ではパネルのスペック
はパネルサイズ15インチ、解像度は縦1024、横1
280であり、一つの絵素(画素またはピクセル)は
R,G,Bのカラーフィルタのついた3個のサブピクセ
ルに分割されているため、このサブピクセルの明暗の組
み合わせにより1絵素で8色の表示が可能である。
LCDとする)である。FLC表示パネル34は、マト
リクス状電極を配し、配向処理を施した2枚のガラス板
の間に、強誘電性液晶を封入したもので、情報電極およ
び走査電極はそれぞれのドライバIC32,33に接続
されている。31はパネル駆動を制御するパネル駆動制
御コントローラである。本実施例ではパネルのスペック
はパネルサイズ15インチ、解像度は縦1024、横1
280であり、一つの絵素(画素またはピクセル)は
R,G,Bのカラーフィルタのついた3個のサブピクセ
ルに分割されているため、このサブピクセルの明暗の組
み合わせにより1絵素で8色の表示が可能である。
【0020】40は本発明の一実施例に係る変化位置検
出装置を具えた表示制御装置を含むFLCDインターフ
ェースである。
出装置を具えた表示制御装置を含むFLCDインターフ
ェースである。
【0021】図2はFLCDインターフェース40の詳
細を示したものである。グラフィックカード16のビデ
オメモリの内容はCRTコントローラ(CRTC)23
によって読み出され、さらにD/A変換器(RAMDA
C)22でRGBのアナログ信号に変換された後、アナ
ログビデオ信号として出力される。RGBビデオケーブ
ル49を通してFLCDインターフェース内に入ったR
GBアナログ信号は先ず、アナログ/デジタル変換回路
41で、横1280、縦1024、RGB各色6ビット
のデジタルデータに変換される。
細を示したものである。グラフィックカード16のビデ
オメモリの内容はCRTコントローラ(CRTC)23
によって読み出され、さらにD/A変換器(RAMDA
C)22でRGBのアナログ信号に変換された後、アナ
ログビデオ信号として出力される。RGBビデオケーブ
ル49を通してFLCDインターフェース内に入ったR
GBアナログ信号は先ず、アナログ/デジタル変換回路
41で、横1280、縦1024、RGB各色6ビット
のデジタルデータに変換される。
【0022】このデジタルデータは画像処理回路42に
入り、RGBそれぞれ、画素の位置に応じたディザしき
い値と比較され、1または0(つまりONまたはOF
F)の2値データ、つまりFLCDに表示可能な3ビッ
ト/ピクセル・データに変換される。
入り、RGBそれぞれ、画素の位置に応じたディザしき
い値と比較され、1または0(つまりONまたはOF
F)の2値データ、つまりFLCDに表示可能な3ビッ
ト/ピクセル・データに変換される。
【0023】フレーム制御回路43は画像処理回路42
からの2値化後データを入力し、フレームメモリ44に
ストアするとともに、後述する表示制御コントローラ4
7の指示により、フレームメモリから1ライン分の表示
データを読み出し、FLCDケーブル50を通してパネ
ルコントローラ31へ転送する。
からの2値化後データを入力し、フレームメモリ44に
ストアするとともに、後述する表示制御コントローラ4
7の指示により、フレームメモリから1ライン分の表示
データを読み出し、FLCDケーブル50を通してパネ
ルコントローラ31へ転送する。
【0024】表示制御コントローラ47は前述の「部分
書換」および「マルチインターレース」を制御を行な
う。変化ライン検出回路45から「変化あり」の信号が
来ない間は「マルチインターレース」を行なっており、
予め指定した飛び越し本数に従って飛び越し走査を行な
う。例えば3フィールドインターレースであれば 第1フィールド:0・3・6・9・・・1020・10
23 第2フィールド:1・4・7・10・・・1021 第3フィールド:2・5・8・11・・・1022 という順番に走査を行なう。一方、変化ライン検出回路
45からの「変化あり」の信号を受け取った場合には、
直ちにその変化のあった画素を含むラインの「部分書換
走査」を行なうため、フレーム制御回路43に対し、そ
のラインデータのFLCDへの出力を指示する。
書換」および「マルチインターレース」を制御を行な
う。変化ライン検出回路45から「変化あり」の信号が
来ない間は「マルチインターレース」を行なっており、
予め指定した飛び越し本数に従って飛び越し走査を行な
う。例えば3フィールドインターレースであれば 第1フィールド:0・3・6・9・・・1020・10
23 第2フィールド:1・4・7・10・・・1021 第3フィールド:2・5・8・11・・・1022 という順番に走査を行なう。一方、変化ライン検出回路
45からの「変化あり」の信号を受け取った場合には、
直ちにその変化のあった画素を含むラインの「部分書換
走査」を行なうため、フレーム制御回路43に対し、そ
のラインデータのFLCDへの出力を指示する。
【0025】変化ライン検出回路45は、アナログ/デ
ジタル変換回路41で、横1280、縦1024、RG
B各色6ビットのデジタルデータに変換されたデータに
基づいて、各画素の「変化あり」または「変化なし」の
判断を行ない、判定結果として、ライン単位の変化あり
/なし(図3のLine_md)を出力する。
ジタル変換回路41で、横1280、縦1024、RG
B各色6ビットのデジタルデータに変換されたデータに
基づいて、各画素の「変化あり」または「変化なし」の
判断を行ない、判定結果として、ライン単位の変化あり
/なし(図3のLine_md)を出力する。
【0026】図3は変化ライン検出回路45の詳細を示
したものである。以下、図に従って変化ライン検出回路
45の動作を説明する。なお同図は説明を容易にするた
めにRGB信号用の3つの回路の中の1色分の回路のみ
を示している。変化ライン検出回路45はデジタル化さ
れた1画素分の入力データ(c_data(x,y))
を入力すると同時に、比較用メモリ46に保存してあっ
た同位置の画素の保存データ(s_data(x,
y))を読み出し、これらのデータを比較器101に入
力し、差分(diff(x,y))を出力する。この差
分データは動き判定回路102に入力され、ここで動き
判定が行なわれる。
したものである。以下、図に従って変化ライン検出回路
45の動作を説明する。なお同図は説明を容易にするた
めにRGB信号用の3つの回路の中の1色分の回路のみ
を示している。変化ライン検出回路45はデジタル化さ
れた1画素分の入力データ(c_data(x,y))
を入力すると同時に、比較用メモリ46に保存してあっ
た同位置の画素の保存データ(s_data(x,
y))を読み出し、これらのデータを比較器101に入
力し、差分(diff(x,y))を出力する。この差
分データは動き判定回路102に入力され、ここで動き
判定が行なわれる。
【0027】図4は動き判定回路102内で行なわれる
動き判定のアルゴリズムを示したものである。差分デー
タ(diff(x,y))が入力されると(S1)、ま
ず値保存メモリ103から、同位置のカウンタ値(co
unt(x,y))を読み出す(S2)。次に差分デー
タ(diff(x,y))の値に応じた処理を行なう。
動き判定のアルゴリズムを示したものである。差分デー
タ(diff(x,y))が入力されると(S1)、ま
ず値保存メモリ103から、同位置のカウンタ値(co
unt(x,y))を読み出す(S2)。次に差分デー
タ(diff(x,y))の値に応じた処理を行なう。
【0028】入力した差分データ(diff(x,
y))の絶対値がしきい値A(thA)よりも大きかっ
た場合には、フラグ変数Motionを真(True)
とし、同じくフラグ変数FrameStoreを新デー
タ(c_data)とする。また、カウンタ(coun
t(x,y))をリセット(0)する(S5a)。
y))の絶対値がしきい値A(thA)よりも大きかっ
た場合には、フラグ変数Motionを真(True)
とし、同じくフラグ変数FrameStoreを新デー
タ(c_data)とする。また、カウンタ(coun
t(x,y))をリセット(0)する(S5a)。
【0029】入力した差分データ(diff(x,
y))の絶対値がしきい値A(thA)以下で、かつ、
しきい値B(thB)よりも大きかった場合には、フラ
グ変数Motionを偽(False)とし、同じくフ
ラグ変数FrameStoreを旧データ(s_dat
a)とする。また、カウンタ(count(x,y))
をインクリメント(+1)する(S5b)。但し、しき
い値A(thA)>しきい値B(thB)とする。
y))の絶対値がしきい値A(thA)以下で、かつ、
しきい値B(thB)よりも大きかった場合には、フラ
グ変数Motionを偽(False)とし、同じくフ
ラグ変数FrameStoreを旧データ(s_dat
a)とする。また、カウンタ(count(x,y))
をインクリメント(+1)する(S5b)。但し、しき
い値A(thA)>しきい値B(thB)とする。
【0030】入力した差分データ(diff(x,
y))の絶対値がしきい値B(thB)以下の場合に
は、フラグ変数Motionを偽(False)とし、
同じくフラグ変数FrameStoreを旧データ(s
_data)とする。また、カウンタ(count
(x,y))をリセット(0)する(S5c)。さら
に、カウンタ値(count(x,y))が予め設定し
てあった値Nを越えた場合には(S6)、フラグ変数M
otionを真(True)とし、同じくフラグ変数F
rameStoreを新データ(c_data)とす
る。また、カウンタ(count(x,y))をリセッ
ト(0)する(S7)。以上の動作により、フラグ変数
MotionおよびFrameStoreが確定する。
y))の絶対値がしきい値B(thB)以下の場合に
は、フラグ変数Motionを偽(False)とし、
同じくフラグ変数FrameStoreを旧データ(s
_data)とする。また、カウンタ(count
(x,y))をリセット(0)する(S5c)。さら
に、カウンタ値(count(x,y))が予め設定し
てあった値Nを越えた場合には(S6)、フラグ変数M
otionを真(True)とし、同じくフラグ変数F
rameStoreを新データ(c_data)とす
る。また、カウンタ(count(x,y))をリセッ
ト(0)する(S7)。以上の動作により、フラグ変数
MotionおよびFrameStoreが確定する。
【0031】そして、これらのフラグ変数を元に、図3
における変化画素検出信号(pix_md)とセレクタ
104制御信号(sel)の制御を行なう(すなわち、
motion=Trueならば、pix_md信号をア
クティブにし、FrameStore=s_dataな
らばs_dataを比較用メモリ46に保存し、Fra
meStore=c_dataならばc_dataを比
較用メモリ46に保存する)。さらにカウンタ(cou
nt(x,y))を値保存メモリ103へ保存する(S
8)。
における変化画素検出信号(pix_md)とセレクタ
104制御信号(sel)の制御を行なう(すなわち、
motion=Trueならば、pix_md信号をア
クティブにし、FrameStore=s_dataな
らばs_dataを比較用メモリ46に保存し、Fra
meStore=c_dataならばc_dataを比
較用メモリ46に保存する)。さらにカウンタ(cou
nt(x,y))を値保存メモリ103へ保存する(S
8)。
【0032】ピクセル/ライン変換器105は、ピクセ
ル単位の変化あり/なし信号pix_mdをライン単位
の変化あり/なし信号Line_mdに変換する。すな
わち、ピクセル単位の変化あり/なし信号pix_md
が1個でもアクティブなピクセルを含むラインの変化あ
り/なし信号Line_mdはアクティブにし、それ以
外の信号Line_mdはネガティブにする。
ル単位の変化あり/なし信号pix_mdをライン単位
の変化あり/なし信号Line_mdに変換する。すな
わち、ピクセル単位の変化あり/なし信号pix_md
が1個でもアクティブなピクセルを含むラインの変化あ
り/なし信号Line_mdはアクティブにし、それ以
外の信号Line_mdはネガティブにする。
【0033】以上説明したアルゴリズムによって行なわ
れる動き判定の例を以下に示す。図5は静止画表示状態
におけるある画素のフレーム毎の輝度の変化の例を示し
たものである。破線に示した横線は上記しきい値AとB
を示している。ある画素の輝度がこの図のように大きく
変化した場合でも、上述した動き判定アルゴリズムでは
カウンタがN(図中では4としている)を越える前にし
きい値B以下になりカウンタがリセットされるので、
「動き有り」と誤検知されることがなくなっている。一
方、前フレームとの差分としきい値のみで動きを判断す
る従来の方法では、図5bに示すように、同じ輝度の変
化でも誤検知が発生してしまう。
れる動き判定の例を以下に示す。図5は静止画表示状態
におけるある画素のフレーム毎の輝度の変化の例を示し
たものである。破線に示した横線は上記しきい値AとB
を示している。ある画素の輝度がこの図のように大きく
変化した場合でも、上述した動き判定アルゴリズムでは
カウンタがN(図中では4としている)を越える前にし
きい値B以下になりカウンタがリセットされるので、
「動き有り」と誤検知されることがなくなっている。一
方、前フレームとの差分としきい値のみで動きを判断す
る従来の方法では、図5bに示すように、同じ輝度の変
化でも誤検知が発生してしまう。
【0034】図6は実際に変化があった場合の例として
ある時間(フレーム10)にこの画素の値が変化した場
合の動き判定の様子を図示したものである。上述した動
き判定アルゴリズムでは変化のあったフレーム10の時
点で即座に動き検知信号を発生することはできないが、
フレーム14にカウンタが予め設定した値N(図6の例
ではN=5)より大きくなり、動き検知を信号を発生す
ることができている。
ある時間(フレーム10)にこの画素の値が変化した場
合の動き判定の様子を図示したものである。上述した動
き判定アルゴリズムでは変化のあったフレーム10の時
点で即座に動き検知信号を発生することはできないが、
フレーム14にカウンタが予め設定した値N(図6の例
ではN=5)より大きくなり、動き検知を信号を発生す
ることができている。
【0035】このように上述した動き判定アルゴリズム
を用いることにより、ノイズ・ジッタによる輝度変化な
のか、実際の輝度変化なのかが不明な輝度変化レベルに
おいては、最初の変化があった時点では「動きあり」と
は判断せず、数フレームにわたって同じような変化が認
められた場合のみ「動きあり」という判断をすることに
より、実際の輝度変化だけを抽出することが可能であ
る。図5に示した輝度の変化は必ずしも実際の信号の変
化を正しく表していないが、「ノイズ・ジッタによって
輝度が大きく変化してもそれが連続して起こることは非
常に稀である」ということは経験的に知られている。し
たがって、上述した動き判定アルゴリズムの効果は大き
い。
を用いることにより、ノイズ・ジッタによる輝度変化な
のか、実際の輝度変化なのかが不明な輝度変化レベルに
おいては、最初の変化があった時点では「動きあり」と
は判断せず、数フレームにわたって同じような変化が認
められた場合のみ「動きあり」という判断をすることに
より、実際の輝度変化だけを抽出することが可能であ
る。図5に示した輝度の変化は必ずしも実際の信号の変
化を正しく表していないが、「ノイズ・ジッタによって
輝度が大きく変化してもそれが連続して起こることは非
常に稀である」ということは経験的に知られている。し
たがって、上述した動き判定アルゴリズムの効果は大き
い。
【0036】また、このアルゴリズムの弱点として図6
のような場合には数フレームにわたって同じような変化
が認められなければ「動きあり」と判定しないため、表
示のリアルタイム性は若干悪くなることが予想される
が、一般にディスプレイの表示においては、ノイズ・ジ
ッタによる輝度変化との区別が困難な実際の輝度変化、
例えば低コントラスト変化をするものに関しては、毎フ
レーム毎に書換が行なわれることは非常に稀であり数フ
レームに1度など、表示の切換周期が遅い。また、仮に
表示の切換周期の速いものがあったとしても、ディスプ
レイを使用するユーザーにとって重要な表示ではないこ
とがほとんどである。したがって、上述したアルゴリズ
ムによる動き判定により、多少リアルタイム性が損なわ
れたとしても、実質的な問題は少ない。
のような場合には数フレームにわたって同じような変化
が認められなければ「動きあり」と判定しないため、表
示のリアルタイム性は若干悪くなることが予想される
が、一般にディスプレイの表示においては、ノイズ・ジ
ッタによる輝度変化との区別が困難な実際の輝度変化、
例えば低コントラスト変化をするものに関しては、毎フ
レーム毎に書換が行なわれることは非常に稀であり数フ
レームに1度など、表示の切換周期が遅い。また、仮に
表示の切換周期の速いものがあったとしても、ディスプ
レイを使用するユーザーにとって重要な表示ではないこ
とがほとんどである。したがって、上述したアルゴリズ
ムによる動き判定により、多少リアルタイム性が損なわ
れたとしても、実質的な問題は少ない。
【0037】一方、図7に示したように、ユーザにとっ
て重要な情報が多い、大きな輝度変化があった場合に
は、差分データ(diff(x,y))の絶対値がしき
い値Aを越えるため、即座に動き検知が可能であり、本
発明の動き判定アルゴリズムを用いても表示のリアルタ
イム性が損なわれることはない。
て重要な情報が多い、大きな輝度変化があった場合に
は、差分データ(diff(x,y))の絶対値がしき
い値Aを越えるため、即座に動き検知が可能であり、本
発明の動き判定アルゴリズムを用いても表示のリアルタ
イム性が損なわれることはない。
【0038】実施例2 図4に示した動き判定アルゴリズムでは、輝度変化の差
分と2つのしきい値、AとBを比較するということを行
なったが、必ずしもこの方法に限定されることはない。
別の方法の例を図8に示す。この方法は、差分データを
テーブルで変換して累積しその累積結果で変化の有無を
判断するようにしたものである。
分と2つのしきい値、AとBを比較するということを行
なったが、必ずしもこの方法に限定されることはない。
別の方法の例を図8に示す。この方法は、差分データを
テーブルで変換して累積しその累積結果で変化の有無を
判断するようにしたものである。
【0039】差分データdiff(x,y)が入力され
ると(S11)、まず、図3の値保存メモリ103か
ら、同位置の動き判定変数(Value)を読み出す
(S12)。そして差分データの絶対値(|diff
|)の値をもとに図9aに示す変換を行なうテーブル
(table)から、値(table(|diff
|))を導く(S13)。
ると(S11)、まず、図3の値保存メモリ103か
ら、同位置の動き判定変数(Value)を読み出す
(S12)。そして差分データの絶対値(|diff
|)の値をもとに図9aに示す変換を行なうテーブル
(table)から、値(table(|diff
|))を導く(S13)。
【0040】その値が0だった場合には動き判定変数
(Value)を0とし(S14a)、0以外だった場
合にはテーブルから導いたその値(table(|di
ff|))を動き判定変数(Value)に足す(S1
4b)。
(Value)を0とし(S14a)、0以外だった場
合にはテーブルから導いたその値(table(|di
ff|))を動き判定変数(Value)に足す(S1
4b)。
【0041】動き判定変数(Value)の値が1を越
えた場合、フラグ変数Motionを真(True)と
し、フラグ変数FrameStoreを新データ(c_
data)とする。また、動き判定変数(Value)
をリセット(0)する(S16a)。
えた場合、フラグ変数Motionを真(True)と
し、フラグ変数FrameStoreを新データ(c_
data)とする。また、動き判定変数(Value)
をリセット(0)する(S16a)。
【0042】動き判定変数(Value)の値が1を越
えない場合、フラグ変数Motionを偽(Fals
e)とし、フラグ変数FrameStoreを旧データ
(s_data)とする(S16b)。
えない場合、フラグ変数Motionを偽(Fals
e)とし、フラグ変数FrameStoreを旧データ
(s_data)とする(S16b)。
【0043】以上の動作により、フラグ変数motio
nおよびFrameStoreが確定する。そして、こ
れらのフラグ変数を元に、図3における変化位置検出信
号(pix_md)とセレクタ制御信号(sel)の制
御を行なう(すなわち、Motion=Trueなら
ば、pix_md信号をアクティブにし、FrameS
tore=s_dataならば、s_dataを比較用
メモリに保存し、FrameStore=c_data
ならばc_dataを比較用メモリに保存する)。そし
て動き判定変数(Value)を値保存メモリ103へ
保存する(S17)。
nおよびFrameStoreが確定する。そして、こ
れらのフラグ変数を元に、図3における変化位置検出信
号(pix_md)とセレクタ制御信号(sel)の制
御を行なう(すなわち、Motion=Trueなら
ば、pix_md信号をアクティブにし、FrameS
tore=s_dataならば、s_dataを比較用
メモリに保存し、FrameStore=c_data
ならばc_dataを比較用メモリに保存する)。そし
て動き判定変数(Value)を値保存メモリ103へ
保存する(S17)。
【0044】以上のようなアルゴリズムにより、先に説
明した図4のアルゴリズムと同様の結果が得られる。さ
らにこのアルゴリズムの場合、図9b,cのようにta
ble(x,y)の内容を変えることにより、動き検知
性能を自由に変更することが可能になる。
明した図4のアルゴリズムと同様の結果が得られる。さ
らにこのアルゴリズムの場合、図9b,cのようにta
ble(x,y)の内容を変えることにより、動き検知
性能を自由に変更することが可能になる。
【0045】実施例3 図2に示したFLCDインターフェースの構成はフレー
ムメモリおよび比較用メモリの2つの大きなメモリを持
っており、システムの規模やコストが比較的大きなもの
になってしまう場合がある。そこで、図10に示すよう
な、動き検知をディザの後で行ない、専用の比較用メモ
リを使わずにフレームメモリの内容を動き検知に用いる
構成が考えられている。このような構成の場合、ディザ
処理回路に用いるディザ処理が、先に説明したようなR
GB各1ビットの出力を行なういわゆる「2値ディザ」
ではなく、出力のRGB値に深さをもつ「多値ディザ」
であるならば、本発明の動き検知方法および、動き検知
判定アルゴリズムの本質からすれば、本発明を適用する
ことにより、同様に効果が得られる。
ムメモリおよび比較用メモリの2つの大きなメモリを持
っており、システムの規模やコストが比較的大きなもの
になってしまう場合がある。そこで、図10に示すよう
な、動き検知をディザの後で行ない、専用の比較用メモ
リを使わずにフレームメモリの内容を動き検知に用いる
構成が考えられている。このような構成の場合、ディザ
処理回路に用いるディザ処理が、先に説明したようなR
GB各1ビットの出力を行なういわゆる「2値ディザ」
ではなく、出力のRGB値に深さをもつ「多値ディザ」
であるならば、本発明の動き検知方法および、動き検知
判定アルゴリズムの本質からすれば、本発明を適用する
ことにより、同様に効果が得られる。
【0046】図11は、図10の動き判定回路102に
図8に示した動き判定アルゴリズムを適用する際のRG
B各4ビット(16通りの値を出力)の場合のテーブル
(table)の例を示す。
図8に示した動き判定アルゴリズムを適用する際のRG
B各4ビット(16通りの値を出力)の場合のテーブル
(table)の例を示す。
【0047】このような構成を取った場合、本発明の動
き検知判定アルゴリズムを単なる「変化したラインを検
知する」ための手段としてだけでなく、ノイズやジッタ
を含む画像を入力しても安定したディザ画像を出力する
ための手段として用いることができる。
き検知判定アルゴリズムを単なる「変化したラインを検
知する」ための手段としてだけでなく、ノイズやジッタ
を含む画像を入力しても安定したディザ画像を出力する
ための手段として用いることができる。
【0048】例えばノイズを含むデータを入力した場
合、その値がフレーム毎にディザ処理のしきい値付近を
上下した場合にはディザ処理結果としては非常に不安定
なものとなる。しかしながら図8に示したような本発明
の動き判定アルゴリズムを持ったディザ処理装置であれ
ば、ノイズか本当の変化かが不明な輝度変化に対しては
とりあえず、フレーム用メモリの中身は変化させず、数
フレームの間おなじような輝度変化があったと認識して
はじめてフレーム用メモリの内容を書き換えるため、ノ
イズによって入力データがしきい値付近を上下しても、
安定した画像を出力することができるようになる。
合、その値がフレーム毎にディザ処理のしきい値付近を
上下した場合にはディザ処理結果としては非常に不安定
なものとなる。しかしながら図8に示したような本発明
の動き判定アルゴリズムを持ったディザ処理装置であれ
ば、ノイズか本当の変化かが不明な輝度変化に対しては
とりあえず、フレーム用メモリの中身は変化させず、数
フレームの間おなじような輝度変化があったと認識して
はじめてフレーム用メモリの内容を書き換えるため、ノ
イズによって入力データがしきい値付近を上下しても、
安定した画像を出力することができるようになる。
【0049】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の変化位置検
出装置によれば、ジッタやノイズ等による輝度変化なの
か、実際の輝度変化なのかが不明な輝度変化レベルを含
む信号を入力しても、実際の輝度変化だけを抽出するこ
とが可能となる。また、本発明の変化位置検出方法を用
いたディザ画像処理によれば、ジッタやノイズ等を含む
画像を入力しても、安定したディザ結果を出力すること
が可能となる。
出装置によれば、ジッタやノイズ等による輝度変化なの
か、実際の輝度変化なのかが不明な輝度変化レベルを含
む信号を入力しても、実際の輝度変化だけを抽出するこ
とが可能となる。また、本発明の変化位置検出方法を用
いたディザ画像処理によれば、ジッタやノイズ等を含む
画像を入力しても、安定したディザ結果を出力すること
が可能となる。
【図1】 本発明の一実施例に係るコンピュータシステ
ム全体の構成を示すブロック図である。
ム全体の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるFLCインターフェースの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】 図1のシステムで用いた変化位置検出装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】 図3における動き判定回路の処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】 差分データと動き判定回路の動き検知結果を
示す図である。
示す図である。
【図6】 差分データと動き判定回路の動き検知結果を
示す図である。
示す図である。
【図7】 差分データと動き判定回路の動き検知結果を
示す図である。
示す図である。
【図8】 変化位置検出装置の動き判定アルゴリズムの
他の例を示したフローチャートである。
他の例を示したフローチャートである。
【図9】 図8のアルゴリズムで用いる変換テーブルの
内容を示した図である。
内容を示した図である。
【図10】 ディザ後のデータを使って動き判定するさ
らに他の実施例に係る変化位置検出装置の構成を示した
図である。
らに他の実施例に係る変化位置検出装置の構成を示した
図である。
【図11】 図10の装置で用いる変換テーブルの内容
を示した図である。
を示した図である。
【図12】 従来の変化位置検出装置を示した図であ
る。
る。
11:CPU、12:メインメモリ、13:入出力制御
装置(I/Oコントロール)、14:キーボード、1
5:マウス、16:グラフィックカード、17:ディス
クインターフェース、18:ハードディスク、19:フ
ロッピーディスク、20:バスシステム、21:ビデオ
メモリ、22:D/A変換器、23:CRTコントロー
ラ、30:強誘電性液晶ディスプレイ、31:パネル駆
動制御コントローラ、32,33:電極ドライバIC、
34:FLC表示パネル、40:FLCDインターフェ
ース、41:アナログ/デジタル変換回路、42:画像
処理回路、43:フレーム制御回路、44:フレームメ
モリ、45:変化ライン検出回路、46:比較用メモ
リ、47:表示制御コントローラ、49:RGBビデオ
ケーブル、50:FLCDケーブル、101:比較器、
102:動き判定回路、103:保存メモリ、104:
セレクタ、105:ピクセル/ライン変換器。
装置(I/Oコントロール)、14:キーボード、1
5:マウス、16:グラフィックカード、17:ディス
クインターフェース、18:ハードディスク、19:フ
ロッピーディスク、20:バスシステム、21:ビデオ
メモリ、22:D/A変換器、23:CRTコントロー
ラ、30:強誘電性液晶ディスプレイ、31:パネル駆
動制御コントローラ、32,33:電極ドライバIC、
34:FLC表示パネル、40:FLCDインターフェ
ース、41:アナログ/デジタル変換回路、42:画像
処理回路、43:フレーム制御回路、44:フレームメ
モリ、45:変化ライン検出回路、46:比較用メモ
リ、47:表示制御コントローラ、49:RGBビデオ
ケーブル、50:FLCDケーブル、101:比較器、
102:動き判定回路、103:保存メモリ、104:
セレクタ、105:ピクセル/ライン変換器。
Claims (11)
- 【請求項1】 連続する画像の中で変化した位置を検出
する変化位置検出装置において、少なくとも1フレーム
の画素データを保存するストア手段と、入来した画素デ
ータと前記ストア手段に保存されていた入来した画素デ
ータの画素と同じ位置に対応するデータを比較する比較
手段と、前記比較手段の出力する差分データが連続して
予め設定した範囲内に入った回数を画素毎にカウントす
るカウント手段と、前記比較手段の比較結果と前記カウ
ント手段のカウント値をもとにその画素の「変化あり」
または「変化無し」を判断する変化判定手段と、該変化
判定手段の判断が「変化あり」の場合のみ入来した画素
データで前記ストア手段内の対応するデータを更新する
制御手段とを具備することを特徴とする変化位置検出装
置。 - 【請求項2】 前記カウント手段は、前記比較手段の出
力する差分データの絶対値が連続して予め設定した範囲
内に入った回数をカウントすることを特徴とする請求項
1記載の変化位置検出装置。 - 【請求項3】 前記変化判定手段は、前記差分データの
絶対値が前記予め設定した範囲の上限を越えたとき、お
よび前記カウント手段のカウント値が所定の値を越えた
とき「変化あり」を判断し、それ以外では「変化無し」
と判断することを特徴とする請求項2記載の変化位置検
出装置。 - 【請求項4】 前記入来した画素データは、画像出力装
置から出力されたデータをディザ処理した結果であるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の変化位
置検出装置。 - 【請求項5】 連続する画像の中で変化した位置を検出
する変化位置検出装置において、少なくとも1フレーム
の画素データを保存する第1のストア手段と、入来した
画素データと前記第1のストア手段に保存されていた入
来した画素データの画素と同じ位置に対応するデータを
比較する比較手段と、前記比較手段の出力する差分デー
タを所定の関数で変換する変換手段と、該変換手段の出
力する変換値を画素毎に保存している値と合計して再保
存する第2のストア手段と、前記比較手段の比較結果と
前記第2のストア手段の値をもとにその画素の「変化あ
り」または「変化無し」を判断する変化判定手段と、該
変化判定手段の判断が「変化あり」の場合のみ入来した
画素データで前記第1のストア手段内の対応するデータ
を更新する制御手段とを具備することを特徴とする変化
位置検出装置。 - 【請求項6】 前記変化判定手段は、前記差分データの
絶対値が予め設定した値を越えたとき、および前記第2
のストア手段の値が所定の値を越えたとき「変化あり」
を判断し、それ以外では「変化無し」と判断することを
特徴とする請求項5記載の変化位置検出装置。 - 【請求項7】 前記変化判定手段は、前記差分データの
絶対値が予め設定し前記入来した画素データは画像出力
装置から出力されたデータをディザ処理した結果のデー
タであることを特徴とする請求項5記載の変化位置検出
装置。 - 【請求項8】 連続する画像の中で変化した位置を検出
する変化位置検出装置において、少なくとも1フレーム
の画素データを保存するストア手段と、入来する画素デ
ータと前記ストア手段に保存されていた入来した画素デ
ータの画素と同位置のデータを比較する比較手段と、2
つのしきい値を持ち前記比較手段の出力する差分データ
をもとにその画素の「変化あり」または「変化無し」を
判断する変化判断手段と、入来した画素データを前記ス
トア手段へ格納するか否かを選択する選択手段を有し、 前記変化判断手段は、前記差分データの絶対値が前記2
つのしきい値より小さい場合には、前記選択手段に対し
て格納指示は行なわず、「変化あり」の判定を出力せ
ず、 また、前記変化判断手段は、前記差分データの絶対値が
前記2つのしきい値より大きい場合には、前記選択手段
に対して格納指示を行ない、「変化あり」の判定を出力
し、 また、前記変化判断手段は、前記差分データの絶対値が
前記2つのしきい値の間にある場合には、前記選択手段
に対して格納指示は行なわず、但し比較結果が予め設定
したフレーム数のフレームにわたり同様に2つのしきい
値の間にあった場合のみ、前記選択手段に対して格納指
示を行なうと同時に「変化あり」と判定をすることを特
徴とする変化位置検出装置。 - 【請求項9】 前記入来した画素データは画像出力装置
から出力されたデータをディザ処理した結果であること
を特徴とする請求項8記載の変化位置検出装置。 - 【請求項10】 連続するノイズ成分を含む画像データ
を入力しディザ処理を行なう画像処理装置において、少
なくとも1フレームの画素データを保存するストア手段
と、入来した画素データと前記ストア手段に保存されて
いた入来した画素データの画素と同じ位置に対応するデ
ータを比較する比較手段と、前記比較手段の出力する差
分データが連続して予め設定した範囲内に入った回数を
画素毎にカウントするカウント手段と、前記比較手段の
比較結果と前記カウント手段のカウント値をもとにその
画素の「変化あり」または「変化無し」を判断する変化
判定手段と、「変化あり」の場合のみ、入来した画素デ
ータを前記ストア手段に保存する制御を行なうととも
に、該ストア手段に保存されたデータを画像処理出力デ
ータとして出力するデータ出力手段とを有することを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項11】 連続するノイズ成分を含む画像データ
を入力しディザ処理を行なう画像処理装置において、少
なくとも1フレームの画素データを保存する第1のスト
ア手段と、入来した画素データと前記ストア手段に保存
されていた入来した画素データの画素と同じ位置に対応
するデータを比較する比較手段と、前記比較手段の出力
する差分データを所定の関数で変換する変換手段と、該
変換手段の出力する変換値を保存している値と合計して
再保存する第2のストア手段と、前記比較手段の比較結
果と前記第2のストア手段の値をもとにその画素の「変
化あり」または「変化無し」を判断する変化判定手段
と、「変化あり」の場合のみ、入来した画素データを前
記第1のストア手段に保存する制御を行なうとともに、
該第1のストア手段に保存されたデータを画像処理出力
データとして出力するデータ出力手段とを有することを
特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31257096A JPH10143122A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 変化位置検出装置および画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31257096A JPH10143122A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 変化位置検出装置および画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10143122A true JPH10143122A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=18030815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31257096A Pending JPH10143122A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 変化位置検出装置および画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10143122A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002543495A (ja) * | 1999-04-28 | 2002-12-17 | エキスパートシティ ドット コム・インコーポレーテッド | リモート・システム制御および表示更新 |
KR100945577B1 (ko) * | 2003-03-11 | 2010-03-08 | 삼성전자주식회사 | 액정 표시 장치의 구동 장치 및 그 방법 |
CN116052578A (zh) * | 2023-03-31 | 2023-05-02 | 深圳曦华科技有限公司 | 一种显示芯片系统中码片输入输出同步控制方法及装置 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP31257096A patent/JPH10143122A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002543495A (ja) * | 1999-04-28 | 2002-12-17 | エキスパートシティ ドット コム・インコーポレーテッド | リモート・システム制御および表示更新 |
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CN116052578A (zh) * | 2023-03-31 | 2023-05-02 | 深圳曦华科技有限公司 | 一种显示芯片系统中码片输入输出同步控制方法及装置 |
CN116052578B (zh) * | 2023-03-31 | 2023-08-04 | 深圳曦华科技有限公司 | 一种显示芯片系统中码片输入输出同步控制方法及装置 |
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