JPH10143114A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH10143114A JPH10143114A JP29865596A JP29865596A JPH10143114A JP H10143114 A JPH10143114 A JP H10143114A JP 29865596 A JP29865596 A JP 29865596A JP 29865596 A JP29865596 A JP 29865596A JP H10143114 A JPH10143114 A JP H10143114A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平スイッチHSWをCMOS回路で構成す
ることにより発生し易くなるスイッチングノイズのばら
つきの発生を抑え、表示装置のユニフォーミティ向上を
図った液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明の液晶表示装置は、Hドライバ3
を構成するシフトレジスタS/R6、各シフトレジスタ
S/Rに一方が接続され、他方に極性パルスFRP、そ
の逆極性のXFRPが接続される2つのNANDゲート
x1およびx2、x1、x2に接続されたインバータ
7、映像信号Vsigの入力されるビデオライン5に接
続された水平スイッチHSW4により構成される。そし
て、2つのNANDゲートx1およびx2では、水平ス
イッチHSW4を、映像信号の極性に応じてpMOS側
またはnMOS側の何れか一方のみを選択して駆動す
る。これにより、水平スイッチHSWのスイッチングノ
イズのばらつきの発生を抑え、表示装置のユニフォーミ
ティを向上することができる。
ることにより発生し易くなるスイッチングノイズのばら
つきの発生を抑え、表示装置のユニフォーミティ向上を
図った液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明の液晶表示装置は、Hドライバ3
を構成するシフトレジスタS/R6、各シフトレジスタ
S/Rに一方が接続され、他方に極性パルスFRP、そ
の逆極性のXFRPが接続される2つのNANDゲート
x1およびx2、x1、x2に接続されたインバータ
7、映像信号Vsigの入力されるビデオライン5に接
続された水平スイッチHSW4により構成される。そし
て、2つのNANDゲートx1およびx2では、水平ス
イッチHSW4を、映像信号の極性に応じてpMOS側
またはnMOS側の何れか一方のみを選択して駆動す
る。これにより、水平スイッチHSWのスイッチングノ
イズのばらつきの発生を抑え、表示装置のユニフォーミ
ティを向上することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカメラ一体
型VTRや液晶プロジェクタに用いられるアクティブマ
トリクス液晶表示装置に関し、更に詳しくは、pn両チ
ャネルを用いるCMOS構造の水平スイッチを、入力信
号の極性に合わせてnMOSまたはpMOSの何れか一
方のみを駆動するように制御することにより、水平スイ
ッチのスイッチングノイズのばらつきによるユニフォー
ミティ劣化を回避した液晶表示装置に関する。
型VTRや液晶プロジェクタに用いられるアクティブマ
トリクス液晶表示装置に関し、更に詳しくは、pn両チ
ャネルを用いるCMOS構造の水平スイッチを、入力信
号の極性に合わせてnMOSまたはpMOSの何れか一
方のみを駆動するように制御することにより、水平スイ
ッチのスイッチングノイズのばらつきによるユニフォー
ミティ劣化を回避した液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型VTRや液晶プロジ
ェクタに代表される液晶表示装置付機器の普及ととも
に、液晶表示装置への高性能化の要求が高まり、液晶表
示装置の高性能化や多機能化が進んでいる。特に、多結
晶シリコンを活性層とする薄膜トランジスタ(Thin Film
Transistor:以下、単に「TFT」と記す)を採用する
液晶表示装置の進歩が目ざましい。この液晶表示装置に
おいては、高速性能の高さから極めて短い時間内に1画
素毎に順次映像信号を書き込む点順次駆動方式が主に採
用されている。
ェクタに代表される液晶表示装置付機器の普及ととも
に、液晶表示装置への高性能化の要求が高まり、液晶表
示装置の高性能化や多機能化が進んでいる。特に、多結
晶シリコンを活性層とする薄膜トランジスタ(Thin Film
Transistor:以下、単に「TFT」と記す)を採用する
液晶表示装置の進歩が目ざましい。この液晶表示装置に
おいては、高速性能の高さから極めて短い時間内に1画
素毎に順次映像信号を書き込む点順次駆動方式が主に採
用されている。
【0003】図6を参照して従来の液晶表示装置の構成
を簡潔に説明する。図6は従来の液晶表示装置の要部構
成を示す回路図である。
を簡潔に説明する。図6は従来の液晶表示装置の要部構
成を示す回路図である。
【0004】従来の液晶表示装置は、行状の走査線X
と、列状の信号線Yと、両者の各交差部に配された液晶
画素(図示省略)を有している。個々の液晶画素はTF
T1により駆動される。VシフトレジスタS/R、イネ
ーブルゲートおよびバッファ回路等からなるVドライバ
2は、各走査線Xを線順次走査し1水平期間(1H)毎
に1行分の液晶画素を選択する。
と、列状の信号線Yと、両者の各交差部に配された液晶
画素(図示省略)を有している。個々の液晶画素はTF
T1により駆動される。VシフトレジスタS/R、イネ
ーブルゲートおよびバッファ回路等からなるVドライバ
2は、各走査線Xを線順次走査し1水平期間(1H)毎
に1行分の液晶画素を選択する。
【0005】シフトレジスタS/R(詳細は後述する)
やCMOSサンプルホルダなどで構成されるHドライバ
3は、1H内で映像信号Vsigを各信号線Yに順次サ
ンプリングし、選択された1行分の液晶画素に点順次で
映像信号Vsigの書き込みを行う。具体的には、各信
号線Yは水平スイッチHSW4を介してビデオライン5
に接続されており、外部から映像信号Vsigの供給を
受ける。Hドライバ3は順次サンプリングパルスa1、
a2、a3・・・を出力し各水平スイッチHSW4を順
次開閉駆動して各信号線Yに映像信号Vsigをサンプ
リングする。
やCMOSサンプルホルダなどで構成されるHドライバ
3は、1H内で映像信号Vsigを各信号線Yに順次サ
ンプリングし、選択された1行分の液晶画素に点順次で
映像信号Vsigの書き込みを行う。具体的には、各信
号線Yは水平スイッチHSW4を介してビデオライン5
に接続されており、外部から映像信号Vsigの供給を
受ける。Hドライバ3は順次サンプリングパルスa1、
a2、a3・・・を出力し各水平スイッチHSW4を順
次開閉駆動して各信号線Yに映像信号Vsigをサンプ
リングする。
【0006】この水平スイッチHSWは、pn両チャネ
ルを用いたCMOS回路で構成するのが一般的であり、
水平スイッチHSWをCMOS回路で構成した場合、n
MOS(n channel metal oxide semiconductor:電子が
チャネルキャリアとなるMOS、以下「nMOS」と記
す)側の駆動パルスと、pMOS(p channel metal oxi
de semiconductor:正孔をチャネルキャリアとするMO
S、単に「pMOS」と記す)側の駆動パルスとは、同
一タイミング(センタークロスの状態)で供給されるた
め、この位相関係がばらつくと信号線Yへのスイッチン
グノイズが各信号線Y単位で異なり、縦スジ欠陥等のユ
ニフォーミティの劣化を引き起こすという問題がある。
ルを用いたCMOS回路で構成するのが一般的であり、
水平スイッチHSWをCMOS回路で構成した場合、n
MOS(n channel metal oxide semiconductor:電子が
チャネルキャリアとなるMOS、以下「nMOS」と記
す)側の駆動パルスと、pMOS(p channel metal oxi
de semiconductor:正孔をチャネルキャリアとするMO
S、単に「pMOS」と記す)側の駆動パルスとは、同
一タイミング(センタークロスの状態)で供給されるた
め、この位相関係がばらつくと信号線Yへのスイッチン
グノイズが各信号線Y単位で異なり、縦スジ欠陥等のユ
ニフォーミティの劣化を引き起こすという問題がある。
【0007】すなわち、液晶表示装置においては、映像
信号VsigはHドライバ3を構成するシフトレジスタ
S/Rより出力されるサンプリングパルスa1、a2、
a3・・・によって各水平スイッチHSW4を順次開閉
駆動することにより各信号線Yに映像信号Vsigを供
給する。このとき、水平スイッチHSW4を構成するト
ランジスタのゲート対ソース間の容量カップリングの影
響により、サンプリングパルスの電位変化が水平スイッ
チHSW4がオフすると同時に信号線Yに飛び込み、ス
イッチングノイズとして信号線Yの電位を変化させる。
水平スイッチHSW4がCMOS回路の場合、このスイ
ッチングノイズはnMOS側の駆動パルスとpMOS側
の駆動パルスの双方により発生する。
信号VsigはHドライバ3を構成するシフトレジスタ
S/Rより出力されるサンプリングパルスa1、a2、
a3・・・によって各水平スイッチHSW4を順次開閉
駆動することにより各信号線Yに映像信号Vsigを供
給する。このとき、水平スイッチHSW4を構成するト
ランジスタのゲート対ソース間の容量カップリングの影
響により、サンプリングパルスの電位変化が水平スイッ
チHSW4がオフすると同時に信号線Yに飛び込み、ス
イッチングノイズとして信号線Yの電位を変化させる。
水平スイッチHSW4がCMOS回路の場合、このスイ
ッチングノイズはnMOS側の駆動パルスとpMOS側
の駆動パルスの双方により発生する。
【0008】このため、例えばnMOS側の駆動パルス
とpMOS側の駆動パルスの間の位相差にばらつきがあ
ると、それがスイッチングノイズのばらつきとなり、結
果として信号線Yの電位がライン毎に異なることにな
り、縦スジ欠陥等のユニフォーミティ劣化を引き起こし
てしまう。
とpMOS側の駆動パルスの間の位相差にばらつきがあ
ると、それがスイッチングノイズのばらつきとなり、結
果として信号線Yの電位がライン毎に異なることにな
り、縦スジ欠陥等のユニフォーミティ劣化を引き起こし
てしまう。
【0009】このような問題を解決するため、水平スイ
ッチHSWの駆動パルスの位相を合わせる位相合わせ回
路を用いる方法も考えられるが、位相合わせ回路を採用
した場合には、この回路による駆動パルスのパルス幅、
遅延ばらつき等により同様にユニフォーミティの劣化が
発生する。このような問題は、例えばnMOS回路のみ
で構成される単チャネル水平スイッチHSWでは発生し
にくいが、nMOS回路で構成した水平スイッチHSW
はCMOS構成の水平スイッチHSWに比べオン抵抗が
大きくなるため、トランジスタサイズを大きくする等の
対処が必要となり、好ましくない。
ッチHSWの駆動パルスの位相を合わせる位相合わせ回
路を用いる方法も考えられるが、位相合わせ回路を採用
した場合には、この回路による駆動パルスのパルス幅、
遅延ばらつき等により同様にユニフォーミティの劣化が
発生する。このような問題は、例えばnMOS回路のみ
で構成される単チャネル水平スイッチHSWでは発生し
にくいが、nMOS回路で構成した水平スイッチHSW
はCMOS構成の水平スイッチHSWに比べオン抵抗が
大きくなるため、トランジスタサイズを大きくする等の
対処が必要となり、好ましくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたもので、その課題は、水平スイッチH
SWをCMOS回路で構成することにより発生し易くな
るスイッチングノイズのばらつきの発生を抑え、表示装
置のユニフォーミティ向上を図った液晶表示装置を提供
することである。
に鑑みてなされたもので、その課題は、水平スイッチH
SWをCMOS回路で構成することにより発生し易くな
るスイッチングノイズのばらつきの発生を抑え、表示装
置のユニフォーミティ向上を図った液晶表示装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するため以下の手段を講じた。すなわち、本発明
の液晶表示装置は、行状に配線した複数の走査線が接続
されたVドライバと、列状に配線した複数の信号線が接
続されたHドライバと、Hドライバを構成するととも
に、信号線を順次サンプリングして選択された画素に映
像信号の書き込むCMOS構成の水平スイッチHSWと
を有する液晶表示装置であって、入力映像信号の極性を
判別して極性パルスを発生する極性判別手段と、極性判
別手段の発生する極性パルスに応じて、水平スイッチH
SWのnMOSまたはpMOSの何れか一方のみを選択
して駆動することにより、水平スイッチHSWのスイッ
チングノイズのばらつきの発生を抑制する制御手段とを
備えた。これにより、本発明の液晶表示装置では、従来
のCMOS構成の水平スイッチHSWにおいてユニフォ
ーミティ劣化(縦スジ欠陥等)の原因となっていた水平
スイッチHSW駆動パルスの位相ずれによるスイッチン
グノイズのばらつきを考慮する必要がなくなり、良好な
水平スイッチHSW駆動が可能となる。
を解決するため以下の手段を講じた。すなわち、本発明
の液晶表示装置は、行状に配線した複数の走査線が接続
されたVドライバと、列状に配線した複数の信号線が接
続されたHドライバと、Hドライバを構成するととも
に、信号線を順次サンプリングして選択された画素に映
像信号の書き込むCMOS構成の水平スイッチHSWと
を有する液晶表示装置であって、入力映像信号の極性を
判別して極性パルスを発生する極性判別手段と、極性判
別手段の発生する極性パルスに応じて、水平スイッチH
SWのnMOSまたはpMOSの何れか一方のみを選択
して駆動することにより、水平スイッチHSWのスイッ
チングノイズのばらつきの発生を抑制する制御手段とを
備えた。これにより、本発明の液晶表示装置では、従来
のCMOS構成の水平スイッチHSWにおいてユニフォ
ーミティ劣化(縦スジ欠陥等)の原因となっていた水平
スイッチHSW駆動パルスの位相ずれによるスイッチン
グノイズのばらつきを考慮する必要がなくなり、良好な
水平スイッチHSW駆動が可能となる。
【0012】好ましくは、この制御手段は、極性パルス
FRP=“ハイレベル”のときpMOS側水平スイッチ
HSWのみを選択し、極性パルスFRP=“ローレベ
ル”のときnMOS側水平スイッチHSWのみを選択し
て駆動するようにする。これにより、例えば単チャネル
構成の水平スイッチHSWの場合に対して、両極性信号
でオン抵抗を低くすることができ、液晶表示装置におけ
る良好な充放電特性を得ることができる。
FRP=“ハイレベル”のときpMOS側水平スイッチ
HSWのみを選択し、極性パルスFRP=“ローレベ
ル”のときnMOS側水平スイッチHSWのみを選択し
て駆動するようにする。これにより、例えば単チャネル
構成の水平スイッチHSWの場合に対して、両極性信号
でオン抵抗を低くすることができ、液晶表示装置におけ
る良好な充放電特性を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態につき添付図面を参照して説明する。
態につき添付図面を参照して説明する。
【0014】実施の形態例1 先ず、図1を参照して本発明の液晶表示装置の実施の形
態例1の構成を説明する。図1は本発明の液晶表示装置
の実施の形態例1を示す回路図である。なお、従来技術
で記載した事項と共通する部分には、以降も同一参照符
号を付すものとする。
態例1の構成を説明する。図1は本発明の液晶表示装置
の実施の形態例1を示す回路図である。なお、従来技術
で記載した事項と共通する部分には、以降も同一参照符
号を付すものとする。
【0015】図1における本発明の液晶表示装置は、前
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号の極性パルスFRP、その逆極性のXFRPが接続
される2つのNANDゲートx1・x2、NANDゲー
トx1・x2に接続されたインバータ7と、映像信号V
sigの入力されるビデオライン5に接続された水平ス
イッチHSW4により構成される。
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号の極性パルスFRP、その逆極性のXFRPが接続
される2つのNANDゲートx1・x2、NANDゲー
トx1・x2に接続されたインバータ7と、映像信号V
sigの入力されるビデオライン5に接続された水平ス
イッチHSW4により構成される。
【0016】かかる構成の本発明の液晶表示装置の動作
について、図1および図2を参照して説明する。図2は
本発明の液晶表示装置の動作を示すタイミングチャート
図である。
について、図1および図2を参照して説明する。図2は
本発明の液晶表示装置の動作を示すタイミングチャート
図である。
【0017】図1および図2において、シフトレジスタ
S/R6からNANDゲートx1・x2にサンプリング
パルスa1が入力され、極性パルスFRPおよびXFR
PにそれぞれFRP=“ハイレベル”、XFRP=“ロ
ーレベル”が印加されたとき、FRP側のNANDゲー
トx1からはサンプリングパルスa1の反転されたb1
パルスが出力され、XFRP側のNANDゲートx2か
らは常に“ハイレベル”が出力される。
S/R6からNANDゲートx1・x2にサンプリング
パルスa1が入力され、極性パルスFRPおよびXFR
PにそれぞれFRP=“ハイレベル”、XFRP=“ロ
ーレベル”が印加されたとき、FRP側のNANDゲー
トx1からはサンプリングパルスa1の反転されたb1
パルスが出力され、XFRP側のNANDゲートx2か
らは常に“ハイレベル”が出力される。
【0018】これら出力はそれぞれ2つ、3つのインバ
ータ7を介して、水平スイッチHSW4のpMOS側の
ゲート入力b1、nMOS側のゲート入力c1となり、
b1はa1の反転パルス、c1は常に“ローレベル”
(図2参照)となる。従って、映像信号極性パルスFR
P=“ハイレベル”のときは、pMOSの水平スイッチ
HSW4のみがサンプリングパルスb1により駆動さ
れ、nMOSの水平スイッチHSW4はオフ状態とな
る。
ータ7を介して、水平スイッチHSW4のpMOS側の
ゲート入力b1、nMOS側のゲート入力c1となり、
b1はa1の反転パルス、c1は常に“ローレベル”
(図2参照)となる。従って、映像信号極性パルスFR
P=“ハイレベル”のときは、pMOSの水平スイッチ
HSW4のみがサンプリングパルスb1により駆動さ
れ、nMOSの水平スイッチHSW4はオフ状態とな
る。
【0019】逆に、映像信号極性パルスFRP=“ロー
レベル”のときは、b1が常に“ハイレベル”、c1が
a1と同極性のパルスとなり、nMOSの水平スイッチ
HSW4のみがサンプリングパルスb1により駆動さ
れ、pMOSの水平スイッチHSW4はオフ状態とな
る。以下、サンプリングパルスa2、a3においても同
様に駆動される。
レベル”のときは、b1が常に“ハイレベル”、c1が
a1と同極性のパルスとなり、nMOSの水平スイッチ
HSW4のみがサンプリングパルスb1により駆動さ
れ、pMOSの水平スイッチHSW4はオフ状態とな
る。以下、サンプリングパルスa2、a3においても同
様に駆動される。
【0020】このように、水平スイッチHSW4は、映
像信号の極性に応じてpMOS側またはnMOS側の何
れか一方のみが駆動されるようになり、従来のCMOS
構成の水平スイッチHSW4においてユニフォーミティ
劣化(縦スジ欠陥等)の原因となっていた水平スイッチ
駆動パルスの位相ずれによるスイッチングノイズのばら
つきを考慮する必要がなくなり、良好な水平スイッチ駆
動が可能となる。また、従来のCMOS構成の水平スイ
ッチHSW4に必要とされていた水平スイッチ駆動パル
スの位相合わせが不要となるため、パルス幅やパルス遅
延についても安定化し、これらの効果により液晶表示装
置のユニフォーミティを向上することができる。
像信号の極性に応じてpMOS側またはnMOS側の何
れか一方のみが駆動されるようになり、従来のCMOS
構成の水平スイッチHSW4においてユニフォーミティ
劣化(縦スジ欠陥等)の原因となっていた水平スイッチ
駆動パルスの位相ずれによるスイッチングノイズのばら
つきを考慮する必要がなくなり、良好な水平スイッチ駆
動が可能となる。また、従来のCMOS構成の水平スイ
ッチHSW4に必要とされていた水平スイッチ駆動パル
スの位相合わせが不要となるため、パルス幅やパルス遅
延についても安定化し、これらの効果により液晶表示装
置のユニフォーミティを向上することができる。
【0021】更に、本発明の液晶表示装置では、映像信
号極性パルスFRP=“ハイレベル”のときpMOS側
水平スイッチHSW4のみを使用し、映像信号極性パル
スFRP=“ローレベル”のときnMOS側水平スイッ
チHSW4のみを使用するため、単チャネル構成の水平
スイッチHSWに比べ、両極性信号でオン抵抗を低くす
ることができ、表示装置における良好な充放電特性を得
ることができる。
号極性パルスFRP=“ハイレベル”のときpMOS側
水平スイッチHSW4のみを使用し、映像信号極性パル
スFRP=“ローレベル”のときnMOS側水平スイッ
チHSW4のみを使用するため、単チャネル構成の水平
スイッチHSWに比べ、両極性信号でオン抵抗を低くす
ることができ、表示装置における良好な充放電特性を得
ることができる。
【0022】実施の形態例2 本実施の形態例は、シフトレジスタS/Rの出力パルス
がアクティブ・ローの場合の例であり、これを図3を参
照して説明する。図3は本発明の液晶表示装置の実施の
形態例2を示す回路図である。
がアクティブ・ローの場合の例であり、これを図3を参
照して説明する。図3は本発明の液晶表示装置の実施の
形態例2を示す回路図である。
【0023】図3における本発明の液晶表示装置は、前
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号極性パルスFRP、XFRPが接続される2つのN
ORゲートy1・y2、NORゲートy1・y2に接続
されたインバータ7と、映像信号Vsigの入力される
ビデオライン5に接続された水平スイッチHSW4によ
り構成される。
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号極性パルスFRP、XFRPが接続される2つのN
ORゲートy1・y2、NORゲートy1・y2に接続
されたインバータ7と、映像信号Vsigの入力される
ビデオライン5に接続された水平スイッチHSW4によ
り構成される。
【0024】すなわち、本実施の形態例は、実施の形態
例1のNANDゲートx1・x2をNORゲートy1・
y2に置き換えることにより、シフトレジスタS/R6
の出力パルスがアクティブ・ローの場合であっても同様
の動作が可能である。以降の動作の説明は実施の形態例
1と同様であるため省略する。
例1のNANDゲートx1・x2をNORゲートy1・
y2に置き換えることにより、シフトレジスタS/R6
の出力パルスがアクティブ・ローの場合であっても同様
の動作が可能である。以降の動作の説明は実施の形態例
1と同様であるため省略する。
【0025】実施の形態例3 本実施の形態例は、前述のNANDゲートまたはNOR
ゲートの代わりにアナログスイッチを用いた例であり、
これを図4を参照して説明する。図4は本発明の液晶表
示装置の実施の形態例3を示す回路図である。
ゲートの代わりにアナログスイッチを用いた例であり、
これを図4を参照して説明する。図4は本発明の液晶表
示装置の実施の形態例3を示す回路図である。
【0026】図4における本発明の液晶表示装置は、前
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号極性パルスFRP、XFRPおよびnMOS8が接
続される2つのアナログスイッチz1・z2、アナログ
スイッチz1・z2に接続されたインバータ7と、映像
信号Vsigの入力されるビデオライン5に接続された
水平スイッチHSW4により構成される。本実施の形態
例は、制御手段をアナログスイッチz1・z2にて構成
することにより、同様の効果を得るものである。
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号極性パルスFRP、XFRPおよびnMOS8が接
続される2つのアナログスイッチz1・z2、アナログ
スイッチz1・z2に接続されたインバータ7と、映像
信号Vsigの入力されるビデオライン5に接続された
水平スイッチHSW4により構成される。本実施の形態
例は、制御手段をアナログスイッチz1・z2にて構成
することにより、同様の効果を得るものである。
【0027】実施の形態例4 本実施の形態例は、制御手段にクロックドインバータを
用いた例であり、これを図5を参照して説明する。図5
は本発明の液晶表示装置の実施の形態例4を示す回路図
である。
用いた例であり、これを図5を参照して説明する。図5
は本発明の液晶表示装置の実施の形態例4を示す回路図
である。
【0028】図5における本発明の液晶表示装置は、前
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号極性パルスFRP、XFRPおよびpMOS9が接
続される2つのクロックドインバータw1・w2、クロ
ックドインバータw1・w2に接続されたインバータ7
と、映像信号Vsigの入力されるビデオライン5に接
続された水平スイッチHSW4により構成される。本実
施の形態例は、制御手段にクロックドインバータw1・
w2を用いることにより同様の効果を得るものである。
以降の動作の説明は重複するため省略する。
述のHドライバ3を構成するシフトレジスタS/R6、
各シフトレジスタS/Rに一方が接続され、他方に映像
信号極性パルスFRP、XFRPおよびpMOS9が接
続される2つのクロックドインバータw1・w2、クロ
ックドインバータw1・w2に接続されたインバータ7
と、映像信号Vsigの入力されるビデオライン5に接
続された水平スイッチHSW4により構成される。本実
施の形態例は、制御手段にクロックドインバータw1・
w2を用いることにより同様の効果を得るものである。
以降の動作の説明は重複するため省略する。
【0029】すなわち、本発明は以下に示すような効果
により、従来のCMOS構成の水平スイッチHSWにお
いて問題となっていた縦スジ欠陥等のユニフォーミティ
劣化を防止できる。第1には、pMOS側、nMOS側
の駆動パルスの位相のばらつきによる信号線Yへのスイ
ッチングノイズばらつきが原理的に発生しない。第2に
は、水平スイッチHSW駆動パルスの位相合わせ回路が
不要のため、水平スイッチHSW駆動パルスのパルス
幅、遅延ばらつきが低減する。
により、従来のCMOS構成の水平スイッチHSWにお
いて問題となっていた縦スジ欠陥等のユニフォーミティ
劣化を防止できる。第1には、pMOS側、nMOS側
の駆動パルスの位相のばらつきによる信号線Yへのスイ
ッチングノイズばらつきが原理的に発生しない。第2に
は、水平スイッチHSW駆動パルスの位相合わせ回路が
不要のため、水平スイッチHSW駆動パルスのパルス
幅、遅延ばらつきが低減する。
【0030】本発明は前記実施の形態例に限定されず、
種々の実施形態を採ることができる。例えば映像信号極
性パルスの検出回路構成は上述したものに限ることな
く、同様の働きをする他の構成を用いても良いことは当
然である。また、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜
応用が可能であることは言うまでもない。
種々の実施形態を採ることができる。例えば映像信号極
性パルスの検出回路構成は上述したものに限ることな
く、同様の働きをする他の構成を用いても良いことは当
然である。また、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜
応用が可能であることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置によれば、水平スイッチHSWをCMOS構成とし
ながら、その駆動を映像信号の極性に応じてnMOS側
またはpMOS側の何れか一方のみを選択して駆動する
ようにしたため、水平スイッチHSWのスイッチングノ
イズのばらつきの発生を抑え、表示装置のユニフォーミ
ティ向上を図ることが可能となる。
装置によれば、水平スイッチHSWをCMOS構成とし
ながら、その駆動を映像信号の極性に応じてnMOS側
またはpMOS側の何れか一方のみを選択して駆動する
ようにしたため、水平スイッチHSWのスイッチングノ
イズのばらつきの発生を抑え、表示装置のユニフォーミ
ティ向上を図ることが可能となる。
【図1】 本発明の液晶表示装置の実施の形態例1を示
す回路図である。
す回路図である。
【図2】 本発明の液晶表示装置の動作を示すタイミン
グチャート図である。
グチャート図である。
【図3】 本発明の液晶表示装置の実施の形態例2を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】 本発明の液晶表示装置の実施の形態例3を示
す回路図である。
す回路図である。
【図5】 本発明の液晶表示装置の実施の形態例4を示
す回路図である。
す回路図である。
【図6】 従来の液晶表示装置の要部構成を示す回路図
である。
である。
1……薄膜トランジスタ(TFT)、2……Vドライ
バ、3……Hドライバ、4……水平スイッチHSW、5
……ビデオライン、6……シフトレジスタS/R、7…
…インバータ、8……nMOS、9……pMOS
バ、3……Hドライバ、4……水平スイッチHSW、5
……ビデオライン、6……シフトレジスタS/R、7…
…インバータ、8……nMOS、9……pMOS
Claims (3)
- 【請求項1】 行状に配線した複数の走査線が接続され
たVドライバと、 列状に配線した複数の信号線が接続されたHドライバ
と、 Hドライバを構成するとともに、信号線を順次サンプリ
ングして選択された画素に映像信号の書き込むCMOS
構成の水平スイッチとを有する液晶表示装置であって、 入力映像信号の極性を判別して極性パルスを発生する極
性判別手段と、 極性判別手段の発生する極性パルスに応じて、前記水平
スイッチのnMOSまたはpMOSの何れか一方のみを
選択駆動することにより、前記水平スイッチのスイッチ
ングノイズのばらつきの発生を抑制する制御手段とを具
備することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、極性パルスFRPが
“ハイレベル”のときはpMOS側水平スイッチのみを
選択し、極性パルスFRPが“ローレベル”のときはn
MOS側水平スイッチのみを選択して駆動することを特
徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、Hドライバの発生する
サンプリングパルスおよび正負の極性パルスが入力され
る複数のNANDゲート、同複数のNORゲート、同複
数のアナログスイッチ、同複数のクロックドインバータ
のうちの少なくとも1回路、およびインバータ回路の組
み合わせにより構成されることを特徴とする請求項1に
記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29865596A JPH10143114A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29865596A JPH10143114A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10143114A true JPH10143114A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17862552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29865596A Abandoned JPH10143114A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10143114A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003101102A1 (en) * | 2002-05-24 | 2003-12-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile communication device |
JP4518717B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2010-08-04 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
CN107728395A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-23 | 京东方科技集团股份有限公司 | 阵列基板、显示装置、数据线不良的检测装置及检测方法 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP29865596A patent/JPH10143114A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4518717B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2010-08-04 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
WO2003101102A1 (en) * | 2002-05-24 | 2003-12-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mobile communication device |
CN107728395A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-23 | 京东方科技集团股份有限公司 | 阵列基板、显示装置、数据线不良的检测装置及检测方法 |
CN107728395B (zh) * | 2017-10-31 | 2020-07-03 | 京东方科技集团股份有限公司 | 阵列基板、显示装置、数据线不良的检测装置及检测方法 |
US10977970B2 (en) | 2017-10-31 | 2021-04-13 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Array substrate, display apparatus, detecting apparatus and detecting method for detecting defect connection of data line |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
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A762 | Written abandonment of application |
Effective date: 20050131 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |