JPH10142511A - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents
顕微鏡対物レンズInfo
- Publication number
- JPH10142511A JPH10142511A JP8299951A JP29995196A JPH10142511A JP H10142511 A JPH10142511 A JP H10142511A JP 8299951 A JP8299951 A JP 8299951A JP 29995196 A JP29995196 A JP 29995196A JP H10142511 A JPH10142511 A JP H10142511A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- objective lens
- microscope
- lens
- outer peripheral
- movable
- Prior art date
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- Pending
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- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 補正環や絞り付きのように外周部に可動部を
有する対物レンズにおいて、簡単な構造により効果的な
防水効果を上げることができる顕微鏡対物レンズを得
る。 【解決手段】 内部にレンズを保持する円筒状の外周部
（２、４）と、外周部（２、４）に対してその周方向に
回転可能に係合された可動環部（３）とを有する顕微鏡
対物レンズにおいて、外周部（２、４）と可動環部
（３）との境界部分には、対物レンズ先端側の部材の外
周部分が後側の部材の外周部分の外側に重なる重ね合わ
せ部（２０、３０）が設けられている。
有する対物レンズにおいて、簡単な構造により効果的な
防水効果を上げることができる顕微鏡対物レンズを得
る。 【解決手段】 内部にレンズを保持する円筒状の外周部
（２、４）と、外周部（２、４）に対してその周方向に
回転可能に係合された可動環部（３）とを有する顕微鏡
対物レンズにおいて、外周部（２、４）と可動環部
（３）との境界部分には、対物レンズ先端側の部材の外
周部分が後側の部材の外周部分の外側に重なる重ね合わ
せ部（２０、３０）が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡対物レンズに
関し、特に倒立顕微鏡に用いられる液浸系又は乾燥系対
物レンズに関する。
関し、特に倒立顕微鏡に用いられる液浸系又は乾燥系対
物レンズに関する。
【０００２】
【従来の技術】顕微鏡対物レンズには、液浸系の対物レ
ンズと乾燥系の対物レンズの２種類が知られている。液
浸系の対物レンズは、対物レンズ先端と試料との間に液
体を満たす必要があり、対物レンズの先端部は液体に浸
される。この時、対物レンズ先端から液体が内部に侵入
しないように、液浸系の対物レンズには防水機構が備え
られている。
ンズと乾燥系の対物レンズの２種類が知られている。液
浸系の対物レンズは、対物レンズ先端と試料との間に液
体を満たす必要があり、対物レンズの先端部は液体に浸
される。この時、対物レンズ先端から液体が内部に侵入
しないように、液浸系の対物レンズには防水機構が備え
られている。
【０００３】防水機構を有する従来の液浸系対物レンズ
は、例えば実開平６−６０８１５号公報に開示されてい
る。この防水機構は、レンズを保持する中筒と外筒との
間に、中筒と外筒との摺動面間に液体が流入するのを阻
止するＯリングが着脱可能に装着されているもので、対
物レンズ先端部からの液体の侵入を防ぐ。
は、例えば実開平６−６０８１５号公報に開示されてい
る。この防水機構は、レンズを保持する中筒と外筒との
間に、中筒と外筒との摺動面間に液体が流入するのを阻
止するＯリングが着脱可能に装着されているもので、対
物レンズ先端部からの液体の侵入を防ぐ。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えば倒立顕微
鏡の使用時に培養液の漏出があると、検鏡している対物
レンズだけでなく、レボルバに取り付けられている対物
レンズ全体に培養液がかかってしまう。従って、液浸系
のみでなく乾燥系の対物レンズにも防水機構が必要とな
る。また、対物レンズの先端のみでなく、全体に防水機
構が必要となり、補正環や絞り付きのように外周部に可
動部を有する対物レンズには、その可動部と外周部との
境界部分に防水機構を必要とする。しかし、従来技術の
如くＯリングによる防水機構では、可動部と外周部との
境界部分の機構が複雑になり、実用的ではない。
鏡の使用時に培養液の漏出があると、検鏡している対物
レンズだけでなく、レボルバに取り付けられている対物
レンズ全体に培養液がかかってしまう。従って、液浸系
のみでなく乾燥系の対物レンズにも防水機構が必要とな
る。また、対物レンズの先端のみでなく、全体に防水機
構が必要となり、補正環や絞り付きのように外周部に可
動部を有する対物レンズには、その可動部と外周部との
境界部分に防水機構を必要とする。しかし、従来技術の
如くＯリングによる防水機構では、可動部と外周部との
境界部分の機構が複雑になり、実用的ではない。
【０００５】本発明は上述の如き従来の問題に鑑み、補
正環や絞り付きのように外周部に可動部を有する対物レ
ンズにおいて、簡単な構造により効果的な防水効果を上
げることができる顕微鏡対物レンズを得ることを目的と
する。
正環や絞り付きのように外周部に可動部を有する対物レ
ンズにおいて、簡単な構造により効果的な防水効果を上
げることができる顕微鏡対物レンズを得ることを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部にレンズ
を保持する円筒状の外周部（２、４）と、外周部（２、
４）に対してその周方向に回転可能に係合された可動環
部（３）とを有する顕微鏡対物レンズにおいて、外周部
（２、４）と可動環部（３）との境界部分には、対物レ
ンズ先端側の部材の外周部分が後側の部材の外周部分の
外側に重なる重ね合わせ部（２０、３０）が設けられて
いることを特徴とする。
を保持する円筒状の外周部（２、４）と、外周部（２、
４）に対してその周方向に回転可能に係合された可動環
部（３）とを有する顕微鏡対物レンズにおいて、外周部
（２、４）と可動環部（３）との境界部分には、対物レ
ンズ先端側の部材の外周部分が後側の部材の外周部分の
外側に重なる重ね合わせ部（２０、３０）が設けられて
いることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明の顕微鏡対物レンズ
の一実施形態を示す図である。対物レンズの１番先端に
配置される第１レンズ１０は、円筒状の筐体１に保持さ
れている。先端から２番目の第２レンズは、筐体１内部
に嵌合し円筒の長手方向に移動可能な可動部材１３に保
持されている。３番目の第３レンズ１２は、筐体１内部
に嵌合し所定の位置で位置決めされる保持部材１４に保
持されている。
の一実施形態を示す図である。対物レンズの１番先端に
配置される第１レンズ１０は、円筒状の筐体１に保持さ
れている。先端から２番目の第２レンズは、筐体１内部
に嵌合し円筒の長手方向に移動可能な可動部材１３に保
持されている。３番目の第３レンズ１２は、筐体１内部
に嵌合し所定の位置で位置決めされる保持部材１４に保
持されている。
【０００８】筐体１の外側には、対物レンズ先端側か
ら、筐体１に固定される前側カバー部２、前側カバー部
２及び筐体１に対してその周方向に回転可能に係合する
補正環部３、筐体１に固定される後側カバー部４とを有
する。補正環部３の内側にはカム溝が形成されており、
可動部材１３に固設された係合ピン１６がそのカム溝に
係合している。従って、補正環部１３を回転すると、係
合ピン１６を介して第２レンズが対物レンズの光軸方向
に移動する。ばね１５はカム溝と係合ピン１６との間の
バックラッシュを除去するためのものである。
ら、筐体１に固定される前側カバー部２、前側カバー部
２及び筐体１に対してその周方向に回転可能に係合する
補正環部３、筐体１に固定される後側カバー部４とを有
する。補正環部３の内側にはカム溝が形成されており、
可動部材１３に固設された係合ピン１６がそのカム溝に
係合している。従って、補正環部１３を回転すると、係
合ピン１６を介して第２レンズが対物レンズの光軸方向
に移動する。ばね１５はカム溝と係合ピン１６との間の
バックラッシュを除去するためのものである。
【０００９】図１に示すように、前側カバー部２と補正
環部３との境界部分には、対物レンズ先端側の部材であ
る前側カバー部２に、補正環部３の外側に重なる重ねあ
わせ部２０が形成されている。さらに、補正環部３と後
側カバー部４との境界部分には、対物レンズ先端側の部
材である補正環部３に、後側カバー部４の外側に重なる
重ねあわせ部３０が形成されている。
環部３との境界部分には、対物レンズ先端側の部材であ
る前側カバー部２に、補正環部３の外側に重なる重ねあ
わせ部２０が形成されている。さらに、補正環部３と後
側カバー部４との境界部分には、対物レンズ先端側の部
材である補正環部３に、後側カバー部４の外側に重なる
重ねあわせ部３０が形成されている。
【００１０】上述の如き本実施形態の対物レンズを倒立
顕微鏡に使用すると、対物レンズ先端が上向きになり、
ステージが対物レンズ先端の上部に配置される。従っ
て、例えばステージ上での培養液の操作中に培養液が下
部の対物レンズ全体にかかっても、前側カバー部２、補
正環部３、後側カバー部４の夫々の部材の境界部分は、
重ね合わせ部３０、４０を有するため、培養液の対物レ
ンズ内部への流入を防ぐことができる。
顕微鏡に使用すると、対物レンズ先端が上向きになり、
ステージが対物レンズ先端の上部に配置される。従っ
て、例えばステージ上での培養液の操作中に培養液が下
部の対物レンズ全体にかかっても、前側カバー部２、補
正環部３、後側カバー部４の夫々の部材の境界部分は、
重ね合わせ部３０、４０を有するため、培養液の対物レ
ンズ内部への流入を防ぐことができる。
【００１１】本実施形態においては、可動環部として補
正環部を例としたが、可変絞りの絞りの大きさを変更す
る絞りリングであっても良い。また、前側カバー部２、
後側カバー部４は筐体１と別部材としたが、このような
構成に限らず、いずれか一方、又は両方が筐体１そのも
のであっても良い。
正環部を例としたが、可変絞りの絞りの大きさを変更す
る絞りリングであっても良い。また、前側カバー部２、
後側カバー部４は筐体１と別部材としたが、このような
構成に限らず、いずれか一方、又は両方が筐体１そのも
のであっても良い。
【００１２】
【発明の効果】以上の如き本発明により、補正環や絞り
等のように外周部に可動部を有する対物レンズにおい
て、簡単な構造により効果的に防水効果を上げる対物レ
ンズが得られる。
等のように外周部に可動部を有する対物レンズにおい
て、簡単な構造により効果的に防水効果を上げる対物レ
ンズが得られる。
【図１】本発明の顕微鏡対物レンズにおける一実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
１・・・筐体 ２・・・前側カバー部 ３・・・補正環部 ４・・・後側カバー部 ２０、３０・・・重ね合わせ部
Claims (1)
- 【請求項１】内部にレンズを保持する円筒状の外周部
と、前記外周部に対してその周方向に回転動可能に係合
された可動環部とを有する顕微鏡対物レンズにおいて、 前記外周部と前記可動環部との境界部分には、前記対物
レンズ先端側の部材の外周部分が後側の部材の外周部分
の外側に重なる重ね合わせ部が設けられていることを特
徴とする顕微鏡対物レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299951A JPH10142511A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 顕微鏡対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8299951A JPH10142511A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 顕微鏡対物レンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10142511A true JPH10142511A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17878935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8299951A Pending JPH10142511A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 顕微鏡対物レンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10142511A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005189859A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Carl Zeiss Jena Gmbh | 軸方向に移動できる位置修正用ソケット型フレーム付きの顕微鏡対物レンズ |
| JP2007088339A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Nikon Corp | 露光装置、及びデバイス製造方法 |
| EP1830213A2 (en) * | 2005-04-25 | 2007-09-05 | Olympus Corporation | Objective lens protector and objective lens unit |
| DE102014204325B3 (de) * | 2014-03-10 | 2015-08-06 | Trimble Jena Gmbh | Optisches Führungssystem zum Führen zumindest einer optischen Linse |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP8299951A patent/JPH10142511A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005189859A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Carl Zeiss Jena Gmbh | 軸方向に移動できる位置修正用ソケット型フレーム付きの顕微鏡対物レンズ |
| DE10361912A1 (de) * | 2003-12-24 | 2005-07-21 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Mikroskopobjektiv mit axial verstellbaren Korrekturfassungen |
| JP4611013B2 (ja) * | 2003-12-24 | 2011-01-12 | カール ツァイス マイクロイメージング ゲーエムベーハー | 軸方向に移動できる位置修正用ソケット型フレーム付きの顕微鏡対物レンズ |
| EP1830213A2 (en) * | 2005-04-25 | 2007-09-05 | Olympus Corporation | Objective lens protector and objective lens unit |
| EP1830213A3 (en) * | 2005-04-25 | 2008-04-16 | Olympus Corporation | Objective lens protector and objective lens unit |
| JP2007088339A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Nikon Corp | 露光装置、及びデバイス製造方法 |
| DE102014204325B3 (de) * | 2014-03-10 | 2015-08-06 | Trimble Jena Gmbh | Optisches Führungssystem zum Führen zumindest einer optischen Linse |
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