JPH11287940A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH11287940A
JPH11287940A JP10107111A JP10711198A JPH11287940A JP H11287940 A JPH11287940 A JP H11287940A JP 10107111 A JP10107111 A JP 10107111A JP 10711198 A JP10711198 A JP 10711198A JP H11287940 A JPH11287940 A JP H11287940A
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JP
Japan
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lever
blade members
drive ring
aperture
lens barrel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10107111A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumitsu Takezawa
和光 竹澤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 虹彩絞り機構での漏光防止等を図ったレンズ
鏡筒を提供する。 【解決手段】 虹彩絞り機構21は、複数枚の羽根部材
22と、羽根部材22を回動自在に支持する支持環23
と、羽根部材22を揺動させる駆動環1とからなってい
る。羽根部材22には、その前面に支持環23のピボッ
ト孔24に嵌入するピボットピン25が突設される一
方、後面に駆動環1のカム溝3に係合するフォロアピン
26が突設されている。駆動環1は合成樹脂射出成型品
であり、後面にレバー保持ボス31が一体に突設されて
いる。レバー保持ボス31には、矩形断面の保持孔32
が穿設されており、この保持孔32に絞り連動レバー4
が嵌挿・保持されている。保持孔32は、その内寸が絞
り連動レバー4の外寸に対して比較的タイトに設定され
ており、絞り連動レバー4が嵌挿された状態では両者間
に空隙が殆ど生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に装着さ
れるレンズ鏡筒に係り、詳しくは、虹彩絞り機構での漏
光防止等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラには、単焦点レンズやズームレン
ズを始めとして、広角レンズや望遠レンズ等、種々の形
式のレンズ鏡筒が装着される。レンズ鏡筒は、一枚ある
いは複数枚の光学レンズからなるレンズ群を複数有して
おり、各レンズ群間の相対距離を適宜変動させることに
よりフォーカシングが行われる。また、露出や焦点深度
の調整をレンズ鏡筒側で行うものでは、光束を制限する
絞り機構がレンズ鏡筒に内蔵されている。現在、最も一
般的な絞り機構は、複数枚の羽根部材を放射状に配置
し、これら羽根部材の揺動により開口量を変化させる虹
彩絞り機構である。
【0003】虹彩絞り機構は、上述した複数枚の羽根部
材の他、羽根部材を回動自在に支持する支持環と、羽根
部材を駆動するカムを有する駆動環とから構成されてお
り、駆動環を回動させることにより各羽根部材が揺動す
る。駆動環の回動は、レンズ鏡筒の外周に設けられた絞
り環を手動操作することにより行われるものも存在する
が、オートフォーカスレンズ鏡筒等では絞り連動レバー
を介してカメラ側の絞り駆動制御機構により行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】虹彩絞り機構を有する
レンズ鏡筒のうち、絞り連動レバーにより駆動環が回動
されるものでは、漏光によりフィルム面に余分な光が写
り込む不具合が発生することがあった。図4に示すよう
に、虹彩絞り機構の駆動環1は一般に金属板をプレス成
型したものであり、円環状の駆動環本体2には、複数本
のカム溝3が等間隔に穿設されると共に、絞り連動レバ
ー4の連結部にはレバーホルダ5が切り起こし・曲げ加
工により一体に形成されている。そのため、駆動環本体
2におけるレバーホルダ5の近傍には、レバーホルダ5
を切り起こす都合上、比較的大きな切欠き6が形成さ
れ、被写体側からの光が漏光としてこの切欠き6を通過
するのである。本発明は上記状況に鑑みなされたもの
で、虹彩絞り機構での漏光防止等を図ったレンズ鏡筒を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、円周上に略等間隔に配設され
た複数枚の羽根部材と、これら羽根部材の一方の面から
突出した軸をそれぞれ回動自在に支持する複数の支持部
を有する支持環と、前記各羽根部材の他方の面から突出
したフォロアにそれぞれ係合する複数の絞りカム部と、
光軸に略平行するかたちで絞り連動レバーが連結される
レバー連結部とを有する駆動環とからなる虹彩絞り機構
を有し、前記駆動環には、前記レバー連結部として前記
絞り連動レバーを取り囲むように保持するレバー保持ボ
スが突設されたレンズ鏡筒を提案する。この発明では、
絞り連動レバーの保持が駆動環に突設されたレバー保持
ボスにより行われるため、レバー連結部近傍での漏光が
防止される。
【0006】また、請求項2の発明では、請求項1のレ
ンズ鏡筒において、前記駆動環が合成樹脂射出成形品で
あるものを提案する。この発明では、駆動環とレバー保
持ボスとが一体に形成されるため、鋼板等を溶接するも
のに較べ、製造工数や製造コストが大幅に低減される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
ズームレンズ鏡筒の要部縦断面図である。図1におい
て、符号11で示された部材は、カメラ(図示せず)に
装着される段付円筒形状の固定マウントであり、その外
周面には複数個のバヨネットラグ12が形成されてい
る。固定マウント11の内側には、円筒形状の固定筒1
3がねじ締結等の方法により固着されており、固定筒1
3の後端には固定レンズ14が取り付けられている。
【0008】固定筒13の内周面には、ズームレンズ群
保持枠15が前後動自在に保持されており、このズーム
レンズ群保持枠15に前部ズームレンズ16と後部ズー
ムレンズ17とが保持されている。ズームレンズ群保持
枠15は、固定マウント11前部のズーム環18を回動
させることで光軸Lに沿って進退するが、本発明の要旨
とは関係ないためその機構についての説明は省略する。
図1中に符号4で示した部材は絞り連動レバー4であ
り、固定マウント11に所定角度範囲で回動自在に保持
されると共に、その後端にはカメラ側の絞り駆動制御機
構に係合するカプラ部19が突設されている。
【0009】ズームレンズ群保持枠15には、前部ズー
ムレンズ16と後部ズームレンズ17との間に、虹彩絞
り機構21が介装されている。虹彩絞り機構21は、図
2(背面図)および図3(分解斜視図)に示すように、
複数枚(本実施形態では、9枚)の羽根部材22と、羽
根部材22を回動自在に支持する支持環23と、羽根部
材22を揺動させる駆動環1とからなっている。羽根部
材22には、その前面に支持環23のピボット孔24に
嵌入するピボットピン25が突設される一方、後面に駆
動環1のカム溝3に係合するフォロアピン26が突設さ
れている。尚、図3においては、図が煩雑になるため、
羽根部材22は1枚のみ示してある。
【0010】本実施形態の場合、駆動環1は合成樹脂射
出成型品であり、後面にレバー保持ボス31が一体に突
設されている。レバー保持ボス31には、矩形断面の保
持孔32が穿設されており、この保持孔32に絞り連動
レバー4が嵌挿・保持されている。保持孔32は、その
内寸が絞り連動レバー4の外寸に対して比較的タイトに
設定されており、絞り連動レバー4が嵌挿された状態で
は両者間に空隙が殆ど生じない。尚、絞り連動レバー4
は、ズームレンズ群保持枠15が進退動する都合上、光
軸Lに沿って前方に延設され、レバー保持孔32を貫通
した後、支持環23に形成された弧状孔33を貫通して
いる。
【0011】以下、本実施形態の作用を述べる。撮影者
がカメラを被写体に向けてシャッタボタンを所定量押圧
すると、カメラ側のCPU(中央処理装置)は、露出セ
ンサの検出信号等に基づき適正絞り量を演算した後、絞
り駆動制御機構により絞り連動レバー4を回動させる。
すると、絞り連動レバー4に係合した駆動環1が回動
し、カム溝3にフォロアピン26が駆動されることによ
って、各羽根部材22が図2中に二点差線で示すように
揺動し、開口41の大きさ(すなわち、絞り量)が変化
する。
【0012】この際、本実施形態では、絞り連動レバー
4がレバー保持ボス31の保持孔32に嵌挿・保持さ
れ、かつ、絞り連動レバー4と保持孔32との間に空隙
が殆ど存在しないため、開口41を外れた部位からはカ
メラ側に光が通過しない。これにより、従来装置で問題
となっていた漏光が防止され、フィルム面に余分な光が
写り込む不具合が完全に解消された。また、本実施形態
の駆動環1は、その素材を合成樹脂としたことから、鋼
板プレス成型品に較べて量産性の向上を図れると同時
に、重量が小さいことからレンズ鏡筒の軽量化も実現で
きた。
【0013】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様はこの実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、虹彩絞り機構を前部ズーム
レンズと後部ズームレンズとの間に介装させたが、例え
ば、固定レンズの前部に配置してもよく、この場合に
は、レバー保持ボスの保持穴を貫通孔とする必要がなく
なるため、漏光の防止効果を更に高めることが可能であ
る。また、上記実施形態は、カメラ側からのみ虹彩絞り
機構が駆動されるズームレンズ鏡筒に本発明を適用した
ものであるが、絞り環を併設することにより手動でも虹
彩絞り機構を駆動できるズームレンズ鏡筒に適用しても
よいし、単焦点レンズ鏡筒等に適用してもよい。更に、
虹彩絞り機構の具体的構成等についても、上記実施形態
に限られるものではなく、例えば、駆動環にカム溝に代
えてカム突起を形成する等、設計上の都合等により適宜
変更可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明のレンズ鏡筒によれば、円周上に
略等間隔に配設された複数枚の羽根部材と、これら羽根
部材の一方の面から突出した軸をそれぞれ回動自在に支
持する複数の支持部を有する支持環と、前記各羽根部材
の他方の面から突出したフォロアにそれぞれ係合する複
数の絞りカム部と、光軸に略平行するかたちで絞り連動
レバーが連結されるレバー連結部とを有する駆動環とか
らなる虹彩絞り機構を有し、前記駆動環には、前記レバ
ー連結部として前記絞り連動レバーを取り囲むように保
持するレバー保持ボスが突設されたものとしたため、絞
り連動レバーの保持が駆動環に突設されたレバー保持ボ
スにより行われるため、レバー連結部近傍での漏光が防
止される。また、前記駆動環が合成樹脂射出成形品であ
るものでは、駆動環とレバー保持ボスとが一体に形成さ
れるため、鋼板等を溶接するものに較べ、製造工数や製
造コストが大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレンズ鏡筒の要部縦
断面図である。
【図2】同実施形態に係る虹彩絞り機構の背面図であ
る。
【図3】同実施形態に係る虹彩絞り機構の分解斜視図で
ある。
【図4】従来の虹彩絞り機構に用いられていた駆動環の
斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥駆動環 2‥‥駆動環本体 3‥‥カム溝 4‥‥絞り連動レバー 21‥‥虹彩絞り機構 22‥‥羽根部材 23‥‥支持環 24‥‥ピボット孔 25‥‥ピボットピン 26‥‥フォロアピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上に略等間隔に配設された複数枚の
    羽根部材と、 これら羽根部材の一方の面から突出した軸をそれぞれ回
    動自在に支持する複数の支持部を有する支持環と、 前記各羽根部材の他方の面から突出したフォロアにそれ
    ぞれ係合する複数の絞りカム部と、光軸に略平行するか
    たちで絞り連動レバーが連結されるレバー連結部とを有
    する駆動環とからなる虹彩絞り機構を有し、 前記駆動環には、前記レバー連結部として前記絞り連動
    レバーを取り囲むように保持するレバー保持ボスが突設
    されたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記駆動環が合成樹脂射出成形品である
    ことを特徴とする、請求項1記載のレンズ鏡筒。
JP10107111A 1998-04-03 1998-04-03 レンズ鏡筒 Withdrawn JPH11287940A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109413308A (zh) * 2018-10-12 2019-03-01 马鞍山市科泰电气科技有限公司 一种高温监控镜头保护装置
EP3925517A1 (en) * 2020-06-18 2021-12-22 Covidien LP Endoscope and lens cleaning device assembly

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Effective date: 20050607