JPH10141995A - エンコーダ信号出力方法 - Google Patents

エンコーダ信号出力方法

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Publication number
JPH10141995A
JPH10141995A JP30053396A JP30053396A JPH10141995A JP H10141995 A JPH10141995 A JP H10141995A JP 30053396 A JP30053396 A JP 30053396A JP 30053396 A JP30053396 A JP 30053396A JP H10141995 A JPH10141995 A JP H10141995A
Authority
JP
Japan
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code
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absolute
incremental
difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP30053396A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneaki Kubota
宗明 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP30053396A priority Critical patent/JPH10141995A/ja
Publication of JPH10141995A publication Critical patent/JPH10141995A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエンコーダ信号出力方法は、電源投入
時にのみインクリメンタルコード積算値をアブソリュー
トコードで補正するようにしていたため、使用中にイン
クリメンタルコード積算値が乱れた場合には電源オフ時
迄この乱れが継続していた。 【解決手段】 本発明によるエンコーダ信号出力方法
は、インクリメンタルコード積算値(Ia)とアブソリュー
トコード(A)の絶対値との差(D)に基づいてインクリメン
タルコード積算値(Ia)の補正を行い、設定値と比較して
フラグ(F)を出力することにより、エンコーダ信号(10)
の精度を向上させる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンコーダ信号出
力方法に関し、特に、インクリメンタルコード積算値を
アブソリュートコードの絶対値で補正すると共に、その
差が比較設定値以上又は以下の時にフラグを出力するこ
とにより、補正と比較とを同時に行い、エンコーダ信号
をより正確な状態で外部へ出力することができるように
するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のエンコー
ダ信号出力方法としては、一般に、電源投入時にのみ、
インクリメンタルコード積算値をアブソリュートコード
で補正するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエンコーダ信号
出力方法は、以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、何らかの原因によ
りインクリメンタルコードに外乱が入ってきた場合に
は、インクリメンタルコード積算値が乱れることにな
り、この乱れた状態は電源オフ時迄残ることになってい
た。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、インクリメンタルコード積
算値をアブソリュートコードの絶対値で補正すると共
に、その差が比較設定値以上又は以下の時にフラグを出
力することにより、補正と比較とを同時に行い、エンコ
ーダ信号をより正確な状態で外部へ出力することができ
るようにしたエンコーダ信号出力方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるエンコーダ
信号出力方法は、インクリメンタルコードとアブソリュ
ートコードを持つエンコーダにおいて、前記インクリメ
ンタルコードで積算したインクリメンタルコード積算値
と前記アブソリュートコードの絶対値との差を演算部に
戻し、前記演算部にて前記インクリメンタル積算値を前
記絶対値で補正すると共に、前記インクリメンタルコー
ド積算値と前記絶対値とを比較して得た前記差が予め設
定した比較設定値以上又は比較設定値以下の時にフラグ
を出力する方法である。
【0006】さらに詳細には、前記インクリメンタルコ
ード積算値と前記絶対値との前記差が、予め設定した補
正設定値以下又は補正設定値以上の場合に限り前記補正
を行うと共に、前記補正設定値に対して前記比較設定値
を等しくした方法である。
【0007】さらに詳細には、前記補正設定値に対して
前記比較設定値を小さくした方法である。
【0008】さらに詳細には、前記補正設定値に対して
前記比較設定値を大とした方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるエ
ンコーダ信号出力方法の好適な実施の形態について説明
する。図1において符号1で示されるものは周知の光学
式のアブソリュートエンコーダからなる光学部分であ
り、この光学部分1の回転符号板2には周知のインクリ
メンタル形及びアブソリュート形のパターン2aが形成
されており、光源3からの光3aが回転符号板2を通過
して受光体4に入力されることによって、周知のインク
リメンタル信号であるインクリメンタルコードI及び周
知のアブソリュート信号であるアブソリュートコードA
が出力される。
【0010】前記インクリメンタルコードIは、CPU
等からなる演算部5に入力されていると共に、アブソリ
ュートコードAの絶対値はこの演算部5及びコンパレー
タ6に入力されている。前記演算部5から出力されるイ
ンクリメンタルコード積算値Iaは、前記コンパレータ
6に入力されており、このコンパレータ6において比較
された前記インクリメンタルコード積算値Iaとアブソ
リュートコードAとの差Dは、前記演算部5に戻されて
いる。なお、前記インクリメンタルコード積算値Iaは
エンコーダ信号10として出力されている。
【0011】次に、動作について述べる。まず、エンコ
ーダ1から得られたインクリメンタルコードI及びアブ
ソリュートコードAの絶対値は、演算部5に入力され、
この絶対値及び演算部5で積算されたインクリメンタル
コード積算値Iaは、コンパレータ6にて比較され、得
られた差Dは前記演算部5に戻され、演算部5にてこの
差Dに基づいて前記インクリメンタル積算値Iaを常時
補正し、常に補正後の値がエンコーダ信号10として出
力される。なお、このインクリメンタル積算値Iaを補
正(帰還制御)する場合、演算部5にて前記絶対値にタ
イミングを合わせて補正するように演算プログラムが組
まれている。
【0012】また、前記インクリメンタルコード積算値
Iaと前記アブソリュートコードAの絶対値との差D
は、コンパレータ6に入力され、この差Dの存在を示す
フラグFが演算部5から出力される。従って、エンコー
ダ1は前述の演算部5及びコンパレータ6を含んでいる
ため、このフラグFをユーザー側で検出することによ
り、演算部5から出力されるエンコーダ信号10の良否
を判別することができる。
【0013】また、前述のインクリメンタルコード積算
値Iaと前記絶対値とを比較して差Dを求める場合、こ
の差Dが予め演算部5で設定した比較設定値以上又は比
較設定値以下の時に前記フラグFを出力することができ
る。また、前記差Dが予め演算部5で設定した補正設定
値以下又は補正設定値以上の場合に限り前述の補正を行
うと共に、前記補正設定値に対して前記比較設定値を等
しくすることもできる。さらに、前記補正設定値に対し
て前記比較設定値を小さくすること、あるいは、前記補
正設定値に対して前記比較設定値を大とすること、も必
要に応じて任意に行うことができる。なお、前述の補正
と比較の処理動作は演算部5にて同時に行われる。従っ
て、インクリメンタルコード設定値Iaの積算に誤動作
が補正設定値より小さい時には補正を行い、誤動作が補
正設定値より大である時には補正は行わず、前述の比較
の処理によってフラグFを出力する。
【0014】
【発明の効果】本発明によるエンコーダ信号出力方法
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、インクリメンタルコー
ド積算値Iaとアブソリュートコードの絶対値との差を
用いて、補正と比較の各処理を組合せて行っているた
め、エンコーダ信号の精度及び信頼性を従来よりも大幅
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンコーダ信号出力方法を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
I インクリメンタルコード A アブソリュートコード Ia インクリメンタルコード積算値 D 差 F フラグ 1 エンコーダ 5 演算部 6 コンパレータ 10 エンコーダ信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリメンタルコード(I)とアブソリ
    ュートコード(A)を持つエンコーダにおいて、前記イン
    クリメンタルコード(I)で積算したインクリメンタルコ
    ード積算値(Ia)と前記アブソリュートコード(A)の絶対
    値との差を演算部(5)に戻し、前記演算部(5)にて前記イ
    ンクリメンタル積算値(Ia)を前記絶対値で補正すると共
    に、前記インクリメンタルコード積算値(Ia)と前記絶対
    値とを比較して得た前記差(D)が予め設定した比較設定
    値以上又は比較設定値以下の時にフラグ(F)を出力する
    ことを特徴とするエンコーダ信号出力方法。
  2. 【請求項2】 前記インクリメンタルコード積算値(Ia)
    と前記絶対値との前記差(D)が、予め設定した補正設定
    値以下又は補正設定値以上の場合に限り前記補正を行う
    と共に、前記補正設定値に対して前記比較設定値を等し
    くしたことを特徴とする請求項1記載のエンコーダ信号
    出力方法。
  3. 【請求項3】 前記補正設定値に対して前記比較設定値
    を小さくしたことを特徴とする請求項1記載のエンコー
    ダ信号出力方法。
  4. 【請求項4】 前記補正設定値に対して前記比較設定値
    を大としたことを特徴とする請求項1記載のエンコーダ
    信号出力方法。
JP30053396A 1996-11-12 1996-11-12 エンコーダ信号出力方法 Pending JPH10141995A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037336A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Toyota Motor Corp モータ制御装置
JP2007043853A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Toyota Motor Corp モータ制御装置
CN104792351A (zh) * 2015-04-20 2015-07-22 哈尔滨工业大学 用于绝对式码盘的复合式码盘误码校正方法

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