JPH10141985A - 航法支援装置 - Google Patents

航法支援装置

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JPH10141985A
JPH10141985A JP8300715A JP30071596A JPH10141985A JP H10141985 A JPH10141985 A JP H10141985A JP 8300715 A JP8300715 A JP 8300715A JP 30071596 A JP30071596 A JP 30071596A JP H10141985 A JPH10141985 A JP H10141985A
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JP
Japan
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signal
data
speed
outputs
ship
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8300715A
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English (en)
Inventor
Toru Tashiro
亨 田代
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航海データに生じる伝送遅延が少ない航法支
援装置を提得ること。 【解決手段】 本発明は、入力される航海情報データD
aに基づいて掃除、掃討を行う武器システム31と、上
記航海情報データDaに基づいて、航海情報、海図等を
表示する対勢盤32と、GPS方式により艦艇位置を測
定するGPS受信機33と、デッカ方式により艦艇位置
を測定するデッカ受信機37と、オメガ方式により自艦
位置を測定するオメガ受信機34と、海底に対する艦艇
の対地速度を測定する音波ログセンサ62および信号処
理部63と、海水に対する艦艇の対水速度を測定する電
磁ログセンサ64および信号処理部65とを有し、制御
部45のCPU(中央処理装置)は、上記各装置より入
力される測定信号より1秒周期で航海情報を演算し、演
算結果を航海情報データDaとして武器システム31お
よび対勢盤32へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃海艇等の艦艇の
航行および武器システムの支援に用いられる航法支援装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、艦艇の航行には、自艦の位置
を計測する、GPS(Global Positioning System)、
デッカ方式の位置測定装置、オメガ方式の位置測定装置
等の測位装置や、船速を測定する電磁ログおよび音波ロ
グ等の船速計測装置や、方位を測定するジャイロ等が用
いられている。
【0003】また、艦艇においては、上述した各装置か
ら得られる航海情報(自艦位置、船速、方位等)が、単
に航行支援に用いられるだけでなく、武器システムの運
用時の作戦情報としても用いられている。ここで、上記
武器システムとは、例えば、掃海艇においては、海中に
仕掛けられた機雷の位置を確認し、この機雷を撤去する
機能を有するシステムをいう。
【0004】また、近年、省力化を目的として、上述し
た各装置から得られる各航海情報を1つの装置で統合的
に確認することができる航法支援装置が開発されてい
る。図4は、上述した従来の航法支援装置の構成を示す
ブロック図である。この図において、1は、自艦位置を
測定するGPS受信機であり、複数の人工衛星より送信
される電波を受信し、受信電波をGPS位置信号Spgと
して出力する。
【0005】2は、自艦位置を測定するオメガ受信機で
あり、オメガ方式により受信される信号をオメガ位置信
号Spoとして出力する。ここでオメガ方式とは、10〜
14kHz帯の超長波の電波を用いた双曲線式長距離航
行方式をいい、地球上に設けられた8局のオメガ局より
送信される電波を用いて自艦位置を測定する方式をい
う。
【0006】3は、デッカ受信機であり、デッカ方式に
より受信される信号をデッカ位置信号Spdとして出力す
る。ここでデッカ方式とは、地上に設置されたデッカ局
より送信される70〜130kHz帯の電波を受信する
ことにより自艦位置を測定する方式をいい、主に中距離
用航行支援用として用いられる位置測定方式をいう。
【0007】4は、船底に設けられた電磁ログセンサで
あり、海水に対する艦艇の速度(以下、対水速度と称す
る)を検出し、検出結果を電磁ログ信号として出力す
る。5は、増幅器であり、電磁ログセンサ4より入力さ
れる電磁ログ信号を増幅する。6は、A/D(アナログ
/ディジタル)変換器であり、増幅器5により増幅され
た電磁ログ信号をディジタル信号に変換する。
【0008】7は、速度変換器であり、A/D変換器6
の出力信号から、対水速度における絶対値(大きさ)お
よび方向を示す対水速度ベクトルを求め、これを対水速
度信号Svmとして出力する。8は、上記対水速度信号S
vmに対応する対水速度を指示する対水速度指示器であ
る。上述した電磁ログセンサ4、増幅器5、A/D変換
器6、速度変換器7および対水速度指示器8から、電磁
ログが構成されている。
【0009】9は、船底に設けられた音波ログセンサで
あり、超音波のドップラ効果を利用して、海底に対する
艦艇の速度(以下、対地速度)を検出する。この音波ロ
グセンサ9は、海底に対して3方向に超音波を送信し、
海底に反射された超音波を受信することにより、対地速
度を検出し、検出結果を音波ログ信号として出力する。
10は、傾斜測定器であり、艦艇の傾きを測定し、これ
を傾斜信号として出力する。この傾斜測定器10の測定
結果は、音波ログセンサ9より送信される超音波の放射
角度の調整に用いられる。
【0010】11は、増幅器であり、音波ログセンサ9
より出力される音波ログ信号、および傾斜測定器10よ
り出力される傾斜信号を増幅する。12は、A/D変換
器であり、増幅器11の出力信号をディジタル信号に変
換し、これを対地速度信号Svsとして出力する。上述し
た音波ログセンサ9、傾斜測定器10、増幅器11およ
びA/D変換器12から音波ログが構成されている。
【0011】13は、艦艇が向いている方向(方位)を
検出するジャイロであり、検出結果をジャイロ信号とし
て出力する。14は、増幅器であり、ジャイロ13より
出力されるジャイロ信号を増幅して、これを方位信号S
djとして出力する。15は、配電盤であり、上記方位信
号Sdjを、方位指示器16および後述するI/O(Inpu
t/Output)コントローラ20へ各々配電する。方位指
示器16は、入力される方位信号Sdjに対応する方位を
指示する。上述したジャイロ13、増幅器14、配電盤
15および方位指示器16から方位測定装置が構成され
ている。
【0012】17は、風向風速センサであり、艦艇の周
囲を吹く風の風向および風速を検出する。18は、増幅
器であり、上記風向風速センサ17の検出信号を増幅し
て、これを風向風速信号Swとして出力する。19は、
風向風速指示器であり、入力される風向風速信号Swに
対応する風速風向を指示する。
【0013】25は、推進機であり、右および左スクリ
ュー、右および左スクリューの翼角を各々検出する翼角
検出器、左および右スクリューが取り付けられた右およ
び左シャフト、右および左シャフトの軸回転数を検出す
る軸回転数検出器等から構成されている。この推進機2
5は、右および左スクリューの各翼角を検出し、検出結
果を左翼角信号Sdlおよび右翼角信号Sdrとして各々出
力する。また、推進機25は、右および左シャフトの軸
回転数を検出し、検出結果を軸回転数信号Srpmとして
出力する。
【0014】26は、舵機であり、艦艇の針路を定める
舵、この舵の操舵角を検出する操舵角検出器等から構成
されており、上記検出結果を操舵角信号Sθとして出力
する。以下、上述したGPS受信機1、オメガ受信機
2、・・・、風向風速センサ17、推進機25、舵機26
等の各測定装置により測定される各種測定結果(自艦位
置、対水速度、対地速度、方位、風向風速、左翼角、右
翼角、軸回転数および操舵角)を総称して航海情報と称
する。
【0015】I/Oコントローラ20は、方位信号Sd
j、風向風速信号Sw等の入出力を制御する。すなわち、
I/Oコントローラ20は、入力される方位信号Sdj、
風向風速信号Sw、左翼角信号Sdl、右翼角信号Sdr、
軸回転数信号Srpmおよび操舵角信号Sθを制御装置2
1へ出力する。
【0016】制御装置21は、制御装置21内の各部を
制御するCPU(中央処理装置)、上記CPUと外部接
続装置とのインターフェイスをとるインターフェイス回
路、直流電源装置等を有しており、装置各部を制御す
る。この制御装置21は、入力されるGPS位置信号S
pg、オメガ位置信号Spo、方位信号Sdj等(以下、総称
して航海情報信号Saと称する)を出力する。なお、こ
の制御装置21の動作の詳細については後述する。22
は、信号処理装置であり、上述したI/Oコントローラ
20および制御装置21から構成されており、作戦指令
室に設置されている。
【0017】23は、作戦指令室に設けられた対勢盤で
あり、入力される航海情報信号Saより、航海情報(自
艦位置、方位等)を求め、演算結果を航海情報データD
aとして制御装置21へ出力する。また、対勢盤23
は、求めた航海情報や、作戦行動に必要な海図等を表示
する。すなわち、作戦指令官は、上記対勢盤23に表示
される諸情報に基づいて、各種作戦の指令を行う。
【0018】24は、機雷回収作業(掃除、掃討)等を
行う武器システムである。この武器システム24は、制
御装置21より入力される航海情報データDaより機雷
位置を求め、この情報に基づいて掃除、掃討を実行す
る。
【0019】上記構成において、まず、ジャイロ13よ
り出力されたジャイロ信号は、増幅器14および配電盤
15を経て、方位信号SdjとしてI/Oコントローラ2
0および方位指示器16へ各々入力される。また、風向
風速センサ17より出力された検出信号は、増幅器18
を経て風向風速信号SwとしてI/Oコントローラ20
および風向風速指示器19へ各々入力される。これによ
り、I/Oコントローラ20は、上記方位信号Sdjおよ
び風向風速信号Swを制御装置21へ各々出力する。ま
た、方位指示器16には方位が、風向風速指示器19に
は風向風速が各々指示される。
【0020】また、推進機25および舵機26より各々
出力された軸回転数信号Srpm、左翼角信号Sdl、右翼
角信号Sdrおよび操舵角信号Sθは、I/Oコントロー
ラ20へ各々入力される。これにより、I/Oコントロ
ーラ20は、上述した方位信号Sdj、風向風速信号S
w、軸回転数信号Srpm、左翼角信号Sdl、右翼角信号S
drおよび操舵角信号Sθを制御装置21へ各々出力す
る。
【0021】また、制御装置21には、GPS位置信号
Spg、オメガ位置信号Spo、デッカ位置信号Spd、対水
速度信号Svm、および対地速度信号Svsの各信号が入力
される。今、図5(a)に示す時刻t0で、制御装置2
1へ上述した航海情報信号Sa(GPS位置信号Spg
等)が入力されたとすると、制御装置21は、1秒後の
時刻t1で上記航海情報信号Saを対勢盤23へ出力す
る。すなわち、制御装置21は、1秒周期で航海情報信
号Saを逐次出力する。そして、時刻t1で航海情報信号
Saが入力されると、対勢盤23は、航海情報信号Saか
ら、自艦位置、方位、風向風速等の航海情報を求める演
算を開始して、1秒後の時刻t2で演算を終了し、演算
結果(航海情報)を自身の表示装置に表示する。そし
て、対勢盤23は、1秒後の時刻t3で上記航海情報を
航海情報データDaとして制御装置21へ出力する。
【0022】これにより、上記航海情報データDaは、
制御装置21により武器システム24へ出力され、武器
システム24は、航海情報データDaに基づいて、機雷
位置を求めた後、機雷回収作業(掃除、掃討)等を行
う。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の航法支援装置においては、各測定器(GPS受信機1
等)より航海情報信号Sa(GPS位置信号Spg等)が
制御装置21へ入力されてから、対勢盤23から武器シ
ステム24(制御装置21)へ航海情報データDaが出
力されるまで、3秒(図5(a)参照)もの伝送遅延が
生じる。このことから、従来の航法支援装置において
は、秒単位のレスポンスが要求される武器システム24
にあっては、3秒前に測定された航海情報信号Saに応
じた航海情報データDaを使用することになり、従っ
て、リアルタイムさが必要な作戦行動に支障をきたす虞
れがあるという問題があった。さらに、上述した従来の
航法支援装置においては、図5(a)に示すように、航
海情報が対勢盤23に表示される時刻t2と、航海情報
データDaが武器システム24に入力される時刻t3との
間に1秒間の遅延が生じるため、ある時刻において対勢
盤23に表示される航海情報と、武器システム24で用
いられる航海情報データDaとが異なるという問題があ
った。本発明は、このような背景のもとになされたもの
で、航海情報データに生じる伝送遅延が少ない航法支援
装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、艦艇の航行および武器システムの運用に必要な各航
海データを収集する複数の航海データ収集手段と、入力
される前記航海データより所定周期で航海情報を求め、
これを航海情報データとして出力する演算手段とを具備
し、前記武器システムは、所定周期で入力される前記航
海情報データに基づいて、作戦行動を実行することを特
徴とする。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
航法支援装置において、所定周期で逐次入力される前記
航海データに基づいて、前記航海情報を表示する表示手
段を具備することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる航法支援装置の構成を示すブロック図である。この
図において、30は、図示しないレーダ室に設けられた
信号表示器であり、上記レーダ室と後述する作戦指令室
との間で意志伝達を行うための表示器であり、作戦指令
室の指令官からの指令内容を表示する。
【0027】31は、機雷回収作業(掃除、掃討)等を
行う武器システムであり、後述する制御部45より入力
される航海情報データDaより機雷位置を求め、この情
報に基づいて掃除、掃討作業を実行する。32は、作戦
指令室に設置された対勢盤であり、制御部45より入力
される航海情報データDaにより得られる航海情報、作
戦情報および海図等を表示する。
【0028】33は、自艦位置を測定するGPS受信機
であり、測定結果をGPS位置信号Spgとして出力す
る。34は、自艦位置をオメガ方式により測定するオメ
ガ受信機であり、測定結果をオメガ位置信号Spoとして
出力する。35は、機雷探知機であり、海中に仕掛けら
れた機雷の位置を探知し、探知結果を機雷探知信号Sk
として出力する。36は、水中位置監視装置であり、遠
隔操作により上記機雷を撤去する機雷処分機(図示略)
の位置を測定し、測定結果を水中位置信号Ssとして出
力する。
【0029】37は、デッカ方式により自艦位置を測定
するデッカ受信機であり、測定結果をデッカ位置信号S
pdとして出力する。38は、サイドスキャンソナーであ
り、広範囲に亙って、艦艇直下近傍の海底の起伏状態、
底質の分布、すなわち海底の状態を、超音波を利用して
測定する。このサイドスキャンソナー38には、演算、
表示に必要な航海情報Scが制御部45より入力され
る。
【0030】39は、音響測深儀であり、超音波を利用
して、艦艇から海底までの水深を測定し、測定結果を水
深信号Sdとして出力する。40は第1レーダであり、
例えば、艦艇周囲の船舶、障害物等を探知するレーダで
あり、探知結果を第1レーダ画像信号Sr1として出力す
る。41は、第2レーダであり、例えば、艦艇の周辺を
飛行する飛行機等を探知する対空用のレーダであり、探
知結果を第2レーダ画像信号Sr2(シンクロ信号)とし
て出力する。
【0031】42は、信号処理装置であり、制御部4
5、操作部48、および直流電源装置49から構成され
ている。この信号処理装置42は、上述した対勢盤32
と同様にして作戦指令室に設置されている。
【0032】ここで、上記制御部45の構成を図2に示
す。この図に示す制御部45において、52は、CPU
であり、制御部45内の装置各部を制御する。このCP
U52の動作の詳細については、後述する。53は、I
/F(インターフェイス)回路であり、GPS受信機3
3より入力されるGPS位置信号Spgおよびオメガ受信
機34より入力されるオメガ位置信号Spoを、各々CP
U52で扱えるレベルの信号に変換する。以後、上述し
たGPS位置信号Spgおよびオメガ位置信号Spoに対応
する、上記I/F回路53の出力を、各々、GPS位置
データおよびオメガ位置データと称する。
【0033】54は、PIO(Parallel Input Outpu
t)・I/F回路であり、I/F回路53の出力データ
(シリアルデータ)をパラレルデータに変換する。ま
た、このPIO・I/F回路54は、CPU52と、信
号表示器30および後述するアラーム表示器61との間
のインターフェースをとる。
【0034】55は、I/F回路であり、機雷探知機3
5より入力される機雷探知信号Sk、および水中位置監
視装置36より入力される水中位置信号Ssを、CPU
52で扱えるレベルの信号に変換する。以後、上述した
機雷探知信号Sk、水中位置信号Ssに対応する、I/F
回路55の出力を、機雷位置データ、水中位置データと
各々称する。
【0035】56は、I/F回路であり、CPU52と
対勢盤32および武器システム31との間のインターフ
ェースをとる。また、I/F回路56は、サイドスキャ
ンソナー38へ航海情報Scを出力し、また、後述する
信号処理部67(図1参照)より入力される方位信号S
dj、音響測深儀39より入力される水深信号Sd、第1
レーダ40より入力される第1レーダ画像信号Sr1、デ
ッカ受信機37より入力されるデッカ位置信号Spdを、
CPU52で扱えるレベルの信号に各々変換する。
【0036】以後、上述した方位信号Sdj、水深信号S
d、第1レーダ画像信号Sr1、デッカ位置信号Spdに対
応する、I/F回路56の出力を、方位データ、水深デ
ータ、第1レーダ画像データ、デッカ位置データと各々
称する。57は、I/F回路であり、CPU52と操作
部48との間のインターフェイスをとる。
【0037】58は、S/D(Synchronizing Signal/
Digital)コンバータであり、第2レーダ41より入力
される第2レーダ画像信号Sr2(シンクロ信号)をディ
ジタル信号に変換する。以後、上記S/Dコンパータ5
8の出力を、第2レーダ画像データと称する。59は、
LAN(Local Area Network)・I/F回路であり、L
AN通信のインターフェイスをとる回路であり、後述す
るLAN・I/F回路78(図3参照)にケーブルCを
介して接続されている。
【0038】60はメモリである。B1は、制御部45
の各部を接続するバスである。アラーム表示器61は、
CPU52の制御により、制御部45内各部の異常状態
を表示する。
【0039】操作部48は、制御部45内のCPU52
で用いられる各種パラメータ等の設定操作を行うための
ものである。この操作部48には、表示部48aおよび
タッチパネル48bが設けられており、オペレータは、
タッチパネル48bより上記各種パラメータの入力操作
を行う。直流電源装置49は、制御部45へ直流電源を
供給する。
【0040】次に、図1に示す信号処理装置76および
その接続装置について説明する。この図において、62
は、音波ログセンサであり、ドップラ効果を利用して海
底に対する艦艇の対地速度を検出し、検出結果を音波ロ
グ信号として出力する。信号処理部63は、音波ログセ
ンサ62より入力される上記音波ログ信号から対地速度
を求め、これを対地速度信号Svsとして後述する制御部
73へ出力する。上述した音波ログセンサ62および信
号処理部63から音波ログが構成されている。
【0041】64は、電磁ログセンサであり、海水に対
する艦艇の対水速度を検出し、検出結果を電磁ログ信号
として出力する。65は、信号処理部であり、電磁ログ
センサ64より入力される上記電磁ログ信号から対水速
度を求め、これを対水速度信号Svmとして、制御部7
3、GPS受信機33、第1レーダ40および第2レー
ダ41へ各々出力する。
【0042】ジャイロ66は、艦艇が向いている方向
(方位)を検出し、検出結果をジャイロ信号として出力
する。信号処理部67は、ジャイロ66より入力される
上記ジャイロ信号から方位を求め、これを方位信号Sdj
として、増幅器68、制御部73、および制御部45へ
各々出力する。
【0043】増幅器68は、上記方位信号Sdjを増幅
し、これを方位指示器69、GPS受信機33、機雷探
知機35、水中位置監視装置36、第1レーダ40およ
び第2レーダ41へ各々出力する。方位指示器69は、
増幅器68で増幅された方位信号Sdjに対応する方位を
指示する。
【0044】70は、艦艇の周囲を吹く風の風向および
風速を検出する風向風速センサであり、検出結果を風向
検出信号および風速検出信号として各々出力する。71
は、信号処理部であり、上記風向検出信号および風速検
出信号から風向および風速を各々求め、これらを風向信
号Swd(シンクロ信号)および風速信号Swvとして風向
風速指示器72および制御部73へ各々出力する。風向
風速指示器72は、風向信号Swdおよび風速信号Swvに
対応する風向および風速を指示する。
【0045】90は、推進機であり、右および左スクリ
ュー、右および左スクリューの翼角を各々検出する翼角
検出器、左および右スクリューが取り付けられる右およ
び左シャフト、右および左シャフトの軸回転数を検出す
る軸回転数検出器等から構成されている。この推進機9
0は、右および左スクリューの各翼角を検出し、検出結
果を各々左翼角信号Sdlおよび右翼角信号Sdrとして出
力する。また、推進機90は、右および左シャフトの軸
回転数を検出し、検出結果を軸回転数信号Srpmとして
出力する。
【0046】91は、舵機であり、艦艇の針路を定める
舵、この舵の操舵角を検出する操舵角検出器等から構成
されており、上記検出結果を操舵角信号Sθとして出力
する。上述した信号処理部63、65、67ならびに7
1、増幅器68、制御部73、操作部74および直流電
源装置75から信号処理装置76が構成されている。
【0047】ここで、信号処理装置76の制御部73の
構成を図3に示す。この図に示す制御部73において、
77は、CPUであり、制御部73内の装置各部を制御
する。このCPU77の動作の詳細については後述す
る。LAN・I/F回路78は、図2に示す制御部45
のLAN・I/F回路59にケーブルCを介して接続さ
れている。79は、I/F回路であり、信号処理部63
より入力される対地速度信号SvsをCPU77で扱える
レベルの信号に変換する。以後、上述した対地速度信号
Svsに対応する、上記I/F回路79の出力を対地速度
データと称する。
【0048】80は、I/F回路であり、信号処理部6
5、67より入力される、対水速度信号Svmおよび方位
信号SdjをCPU77で扱えるレベルの信号に各々変換
する。以後、上記対水速度信号Svmおよび方位信号Sdj
に対応する、I/F回路80の出力を対水速度データお
よび方位データと各々称する。
【0049】81は、S/Dコンバータであり、信号処
理部71より入力される風向信号Swd(シンクロ信
号)、推進機90より入力される軸回転数信号Srpm、
および舵機91より入力される操舵角信号Sθをディジ
タル信号に各々変換する。以後、上記風向信号Swd、軸
回転数信号Srpmおよび操舵角信号Sθに対応する、S
/Dコンバータ81の出力を風向データ、軸回転数デー
タおよび操舵角データと各々称する。82は、A/Dコ
ンバータであり、信号処理部71より入力される風速信
号Swv、推進機90より入力される左翼角信号Sdlおよ
び右翼角信号Sdrをディジタル信号に各々変換する。以
後、上記風速信号Swv、左翼角信号Sdlおよび右翼角信
号Sdrに対応する、A/Dコンバータ82の出力を風速
データ、左翼角データおよび右翼角データと各々称す
る。83はメモリである。
【0050】84はPIO・I/F回路である。85
は、アラーム表示器であり、信号処理装置76内の異常
を表示する。B2は、制御部73の各部を接続するバス
である。操作部74は、表示部74aおよびタッチパネ
ル74bを有しており、CPU77で演算に用いられる
各種パラメータの設定・変更等を行う。直流電源装置7
5は、装置各部へ直流電源を供給する。
【0051】次に、上述した一実施形態による航法支援
装置の動作を説明する。まず、図2に示すGPS受信機
33からはGPS位置信号SpgがI/F回路53へ出力
される。これにより、I/F回路53からは、GPS位
置データがPIO・I/F回路54へ出力され、上記G
PS位置データは、PIO・I/F回路54によりパラ
レルデータに変換される。
【0052】また、オメガ受信機34からは、オメガ位
置信号SpoがI/F回路53へ出力され、I/F回路5
3からはオメガ位置データが出力される。また、機雷探
知機35からは、機雷位置を表す機雷探知信号SkがI
/F回路55へ出力され、I/F回路55からは機雷位
置データが出力される。また、水中位置監視装置36か
らは、機雷処分機の位置を表す水中位置信号SsがI/
F回路55へ出力され、I/F回路55からは水中位置
データが出力される。
【0053】また、デッカ受信機37からは、デッカ位
置信号SpdがI/F回路56へ出力され、I/F回路5
6からはデッカ位置データが出力される。また、サイド
スキャンソナー38には、航海情報ScがI/F回路5
6を介して入力される。
【0054】また、音響測深儀39からは、艦艇と海底
との距離(深さ)を表す水深信号SdがI/F回路56
へ出力され、I/F回路56からは水深データが出力さ
れる。また、第1レーダ40からは、第1レーダ画像信
号Sr1がI/F回路56へ出力され、このI/F回路5
6からは、第1レーダ画像データが出力される。また、
第2レーダ41からは、第2レーダ画像信号Sr2がS/
Dコンバータ58へ出力され、このS/Dコンバータ5
8は、上記第2レーダ画像信号Sr2をディジタル信号に
変換して、これを第2レーダ画像データとして出力す
る。
【0055】一方、図3において、音波ログセンサ62
からは、対地速度に対応する音波ログ信号が信号処理部
63へ出力され、信号処理部63は、上記音波ログ信号
から対地速度を求め、これを対地速度信号SvsとしてI
/F回路79へ出力する。
【0056】また、電磁ログセンサ64からは、対水速
度に対応する電磁ログ信号が信号処理部65へ出力さ
れ、信号処理部65は、上記電磁ログ信号から対水速度
を求め、これを対水速度信号SvmとしてI/F回路8
0、図1に示すGPS受信機33、第1レーダ40およ
び第2レーダ41へ各々出力する。これにより、上記I
/F回路80からは、対水速度データが出力される。
【0057】また、ジャイロ66からは、艦艇の方位に
対応するジャイロ信号が信号処理部67へ出力される。
これにより、信号処理部67は、上記ジャイロ信号から
方位を求め、これを方位信号Sdjとして、I/F回路8
0、I/F回路56(図2参照)、および増幅器68へ
各々出力する。これにより、I/F回路80からは、方
位データが出力される。
【0058】また、図3に示す増幅器68は、信号処理
部67より入力された方位信号Sdjを増幅して、これを
方位指示器69、図1に示すGPS受信機33、機雷探
知機35、水中位置監視装置36、第1レーダ40およ
び第2レーダ41へ各々出力する。これにより、方位指
示器69には、艦艇の方位が指示される。
【0059】また、図3に示す風向風速センサ70から
は、風向検出信号および風速検出信号が信号処理部71
へ出力され、信号処理部71は、上記風向検出信号から
風向を求め、これを風向信号SwdとしてS/Dコンバー
タ81および風向風速指示器72へ、また、上記風速検
出信号から風速を求め、これを風速信号SwvとしてA/
Dコンバータ82および風向風速指示器72へ各々出力
する。
【0060】これにより、風向風速指示器72には、現
在の風向および風速が各々指示される。また、S/Dコ
ンバータ81からは風向データが出力され、A/Dコン
バータ82からは風速データが出力される。
【0061】また、推進機90からは、軸回転数信号S
rpm、左翼角信号Sdlおよび右翼角信号Sdrが各々出力
される。これにより、S/Dコンバータ81からは軸回
転数データが、A/Dコンバータ82からは左翼角デー
タおよび右翼角データが各々出力される。また、舵機9
1からは操舵角信号Sθが出力され、これにより、S/
Dコンバータ81からは操舵角データが出力される。
【0062】そして、制御部73のCPU77は、上述
した対地速度データ、対水速度データ、方位データ、風
向データ、風速データ、左翼角データ、右翼角データお
よび操舵角データを、バスB2を介してLAN・I/F
回路78およびケーブルCを介して、図2に示す制御部
45のLAN・I/F回路59へ出力する。これによ
り、制御部45のCPU52は、LAN・I/F回路5
9およびバスB1を介して、上述した対地速度データ等
の各データを読み込む。
【0063】今、図5(b)に示す時刻t0で、CPU
52へバスB1を介して上述したGPS位置データ、デ
ッカ位置データ、対水速度データ等(以下、総称して航
海情報データと称する)が入力されたとすると、CPU
52は、上記航海情報データから、自艦位置等の航海情
報の演算を開始し、1秒後の時刻t1(図5(b)参
照)で上記演算を終了する、そして、CPU52は、1
秒後の時刻t2(図5(b)参照)で、上記航海情報を
航海情報データDaとしてI/F回路56を介して、武
器システム31および対勢盤32へ出力する。
【0064】これにより、武器システム31は、入力さ
れる航海情報データDaに基づいて、機雷位置を求め、
機雷回収作業(掃除、掃討)等を行う。一方、対勢盤3
2は、入力される航海情報データDaより得られる航海
情報を表示装置に表示する。
【0065】以上説明したように、本発明の一実施形態
による航法支援装置によれば、航海情報の演算処理を制
御部45で集中的に行っているため、図5(b)に示す
ように、航海情報データがCPU52へ入力されてか
ら、航海情報データDaが武器システム31および対勢
盤32へ出力されるまで、2秒しかかからない。すなわ
ち、本発明の一実施形態による航法支援装置によれば、
航海情報データDaの伝送遅延時間を、従来の航法支援
装置に比して、図5に示すように1秒間短縮することが
できるという効果が得られる。また、本発明の一実施形
態による航法支援装置によれば、図5(b)に示す時刻
t2で、武器システム31、対勢盤32へ同時に航海情
報データDaが出力されるため、武器システム31で用
いられる航海情報データDaと、対勢盤32に表示され
る、航海情報データDaに応じた航海情報との間に遅延
が生じないという効果が得られる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、演算手段で一括して航
海情報を求め、これを航海情報データとして武器システ
ムへ出力しているため、従来の航法支援装置のように航
海情報の演算を別の手段で行う場合に比して、伝送遅延
時間を短縮することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による航法支援装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御部45の構成を示すブロック図
である。
【図3】図1に示す制御部73の構成を示すブロック図
である。
【図4】従来の航法支援装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】従来、および本発明の一実施形態による航法支
援装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
31 武器システム 32 対勢盤 33 GPS受信機 34 オメガ受信機 37 デッカ受信機 42、76 信号処理装置 45、73 制御部 52、77 CPU 62 音波ログセンサ 63、65 信号処理部 64 電磁ログセンサ 70 風向風速センサ 90 推進機 91 舵機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01S 5/10 G01S 5/10 D E 5/14 5/14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 艦艇の航行および武器システムの運用に
    必要な各航海データを収集する複数の航海データ収集手
    段と、 入力される前記航海データより所定周期で航海情報を求
    め、これを航海情報データとして出力する演算手段とを
    具備し、 前記武器システムは、所定周期で入力される前記航海情
    報データに基づいて、作戦行動を実行すること、 を特徴とする航法支援装置。
  2. 【請求項2】 所定周期で逐次入力される前記航海デー
    タに基づいて、前記航海情報を表示する表示手段、 を具備することを特徴とする請求項1記載の航法支援装
    置。
JP8300715A 1996-11-12 1996-11-12 航法支援装置 Withdrawn JPH10141985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003118689A (ja) * 2001-10-15 2003-04-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 船舶の運航状態モニタリング装置
CN107240208A (zh) * 2017-07-12 2017-10-10 上海理工大学 矿用智能打点触发声光报警器

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JP2003118689A (ja) * 2001-10-15 2003-04-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 船舶の運航状態モニタリング装置
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