JPH10141983A - 航法支援装置 - Google Patents

航法支援装置

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JPH10141983A
JPH10141983A JP8300713A JP30071396A JPH10141983A JP H10141983 A JPH10141983 A JP H10141983A JP 8300713 A JP8300713 A JP 8300713A JP 30071396 A JP30071396 A JP 30071396A JP H10141983 A JPH10141983 A JP H10141983A
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JP
Japan
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data
signal
voyage
navigation
voyage data
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Application number
JP8300713A
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English (en)
Inventor
Toru Tashiro
亨 田代
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置故障に対する信頼性が高い航法支援装置
を得ること。 【解決手段】 本発明は、艦艇の位置を測定するGPS
受信機33、オメガ受信機34ならびにデッカ受信機3
7等の各種測定装置と、対水速度を検出する音波ログセ
ンサ62等の各種検出装置と、各種検出装置から出力さ
れる検出信号から検出値を求める信号処理部63等と、
信号処理部63等より入力される各種信号の入出力を制
御する制御部73と、各種測定装置より出力される信号
の入出力を制御する制御部45と、この制御部45の主
要部と同一構成の予備制御部46と、制御部45から予
備制御部46へ切り換える切換器43と、切換器43の
切り換えを行う操作子44とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃海艇等の艦艇の
航行および武器システムの支援に用いられる航法支援装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、艦艇の航行には、自艦の位置
を計測する、GPS(Global Positioning System)、
デッカ方式の位置測定装置、オメガ方式の位置測定装置
等の測位装置や、船速を測定する電磁ログおよび音波ロ
グ等の船速計測装置や、方位を測定するジャイロ等が用
いられている。
【0003】また、艦艇においては、上述した各装置か
ら得られる航海情報(自艦位置、船速、方位等)が、単
に航行支援に用いられるだけでなく、武器システムの運
用時の作戦情報としても用いられている。ここで、上記
武器システムとは、例えば、掃海艇においては、海中に
仕掛けられた機雷の位置を確認し、この機雷を撤去する
機能を有するシステムをいう。
【0004】また、近年、省力化を目的として、上述し
た各装置から得られる各航海情報を1つの装置で統合的
に確認することができる航法支援装置が開発されてい
る。図4は、上述した従来の航法支援装置の構成を示す
ブロック図である。この図において、1は、GPS受信
機であり、複数の人工衛星より送信される電波を受信
し、受信電波より自艦位置および速度を求め、これをG
PS位置速度信号Spgとして出力する。このGPS方式
は、後述するオメガおよびデッカ方式等の他の位置測定
方式に比して最も測定精度が高いという特徴を有してい
る。
【0005】2は、オメガ受信機であり、オメガ方式に
より受信された信号から自艦位置を求め、これをオメガ
位置信号Spoとして出力する。ここでオメガ方式とは、
10〜14kHz帯の超長波の電波を用いた双曲線式長
距離航行方式をいい、地球上に設けられた8局のオメガ
局より送信される電波を用いて自艦位置を測定する方式
をいう。このオメガ方式は、地球全域をカバーすること
ができるという利点を有しているものの、位置測定精度
が後述するデッカ方式に比して悪いという欠点を有して
いる。
【0006】3は、デッカ受信機であり、デッカ方式に
より受信された信号から自艦位置を求め、これをデッカ
位置信号Spdとして出力する。ここでデッカ方式とは、
地上に設置されたデッカ局より送信される70〜130
kHz帯の電波を受信することにより自艦位置を測定す
る方式をいい、主に中距離用航行支援用として用いられ
る位置測定方式をいう。このデッカ方式は、上述したオ
メガ方式に比して位置測定精度が高いという利点を有し
ているものの、デッカ局の設置数が少ないことや、使用
電波の伝搬距離が短い等の理由により、カバー範囲が狭
いという欠点を有している。
【0007】4は、船底に設けられた電磁ログセンサで
あり、海水に対する艦艇の速度(以下、対水速度と称す
る)を検出し、検出結果を電磁ログ信号として出力す
る。5は、増幅器であり、電磁ログセンサ4より入力さ
れる電磁ログ信号を増幅する。6は、A/D(アナログ
/ディジタル)変換器であり、増幅器5により増幅され
た電磁ログ信号をディジタル信号に変換する。
【0008】7は、速度変換器であり、A/D変換器6
の出力信号から、対水速度における絶対値(大きさ)お
よび方向を示す対水速度ベクトルを求め、これを対水速
度信号Svmとして出力する。8は、上記対水速度信号S
vmに対応する対水速度を表示する対水速度指示器であ
る。上述した電磁ログセンサ4、増幅器5、A/D変換
器6、速度変換器7および対水速度指示器8から、電磁
ログが構成されている。
【0009】9は、船底に設けられた音波ログセンサで
あり、超音波のドップラ効果を利用して、海底に対する
艦艇の速度(以下、対地速度)を検出する。この音波ロ
グセンサ9は、海底に対して3方向に超音波を送信し、
海底に反射された超音波を受信することにより、対地速
度を検出し、検出結果を音波ログ信号として出力する。
10は、傾斜測定器であり、艦艇の傾きを測定し、これ
を傾斜信号として出力する。この傾斜測定器10の測定
結果は、音波ログセンサ9より送信される超音波の放射
角度の調整に用いられる。
【0010】11は、増幅器であり、音波ログセンサ9
より出力される音波ログ信号、および傾斜測定器10よ
り出力される傾斜信号を増幅する。12は、A/D変換
器であり、増幅器11の出力信号をディジタル信号に変
換し、これを対地速度信号Svsとして出力する。上述し
た音波ログセンサ9、傾斜測定器10、増幅器11およ
びA/D変換器12から音波ログが構成されている。
【0011】13は、艦艇が向いている方向(方位)を
検出するジャイロであり、検出結果をジャイロ信号とし
て出力する。14は、増幅器であり、ジャイロ13より
出力されるジャイロ信号を増幅して、これを方位信号S
djとして出力する。15は、配電盤であり、上記方位信
号Sdjを、方位指示器16および後述するI/Oコント
ローラ20へ各々配電する。方位指示器16は、入力さ
れる方位信号Sdjに対応する方位を表示する。上述した
ジャイロ13、増幅器14、配電盤15および方位指示
器16から方位測定装置が構成されている。
【0012】17は、風向風速センサであり、艦艇の周
囲を吹く風の風向および風速を検出する。18は、増幅
器であり、上記風向風速センサ17の検出信号を増幅し
て、これを風向風速信号Swとして出力する。19は、
風向風速指示器であり、入力される風向風速信号Swに
対応する風速風向を表示する。以下、上述したGPS受
信機1、オメガ受信機2、・・・、風向風速センサ17等
の各測定装置により測定される各種測定結果(自艦位
置、対水速度、対地速度、方位および風向風速)を総称
して航海情報と称する。
【0013】I/O(Input/Output)コントローラ2
0は、方位信号Sdjおよび風向風速信号Swの入出力を
制御する。21は、制御装置であり、装置各部を制御す
る。この制御装置21は、制御装置21内の各部を制御
するCPU(中央処理演算装置)、上記CPUと外部接
続装置とのインターフェイスをとるインターフェイス回
路、直流電源装置等を有している。この制御装置21の
動作の詳細については後述する。
【0014】22は、作戦指令室に設けられた対勢盤で
あり、作戦行動に必要な海図情報や、各測定装置より得
られる航海情報を表示する。すなわち、作戦指令官は、
上記対勢盤22に表示される情報に基づいて、各種作戦
の指令を行う。23は、機雷回収作業(掃海、掃討)等
を行う武器システムである。この武器システム23は、
I/Oコントローラ20および制御装置21より入力さ
れる各測定信号により機雷位置を求め、この情報に基づ
いて掃海、掃討を実行する。
【0015】上記構成において、まず、ジャイロ13よ
り出力されたジャイロ信号は、増幅器14および配電盤
15を経て、方位信号SdjとしてI/Oコントローラ2
0および方位指示器16へ各々入力される。また、風向
風速センサ17より出力された風向風速信号は、増幅器
18を経て風向風速信号SwとしてI/Oコントローラ
20および風向風速指示器19へ各々入力される。これ
により、I/Oコントローラ20は、上記方位信号Sdj
および風向風速信号Swを制御装置21へ各々出力す
る。また、方位指示器16には方位が、風向風速指示器
19には風向風速が各々指示される。
【0016】また、制御装置21には、GPS位置速度
信号Spg、オメガ位置信号Spo、デッカ位置信号Spd、
対水速度信号Svmおよび対地速度信号Svsの各信号が入
力される。制御装置21は、上述した各信号からGPS
位置および速度データ、オメガ方式によるオメガ位置デ
ータ、デッカ方式によるデッカ位置データ、対水速度デ
ータ、対地速度データ、方位データおよび風向風速デー
タ(以下、総称して航海データと称する)をもとめ、こ
れらを対勢盤22および武器システム23へ各々出力す
る。これにより、対勢盤22には、航海データより得ら
れる航海情報(GPS位置、オメガ位置等)が表示され
る。また、武器システム23は、入力された航海データ
を用いて、掃海、掃討作業等を実行する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の航法
支援装置は、純粋な航海支援用のみならず、武器システ
ム23への航法データ供給用、武器システム23で用い
られる航海情報の収集用として用いられていることか
ら、一般船舶に比して高い信頼性が要求される。しかし
ながら、従来の航法支援装置は、制御装置21内のCP
U、インターフェイス回路や直流電源装置等の主要装置
の冗長構成がとられていない。すなわち、従来の航法支
援装置は、ひとたび、上記CPU等の主要装置に故障が
発生すると、その影響が甚大なものとなり、従って、艦
艇が航行不能となるばかりでなく、武器システム23を
も機能しなくなるという欠点があった。本発明は、この
ような背景のもとになされたもので、装置故障に対する
信頼性が高い航法支援装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、艦艇の航行および武器システムの運用に必要な航海
データを各々収集する複数の航海データ収集手段と、前
記航海データの入出力制御を行う制御手段とを有する航
法支援装置において、前記複数の航海データ収集手段の
故障を検出する故障検出手段と、前記故障検出手段の検
出結果に基づいて、故障した当該航海データ収集手段が
収集すべき当該航海データを、他の航海データ収集手段
により収集される他の航海データから求める演算手段と
を具備することを特徴とする。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の航法支援装置において、故障した当該航海データ収集
手段が収集すべき当該航海データに代えて、疑似的なダ
ミー航海データを設定するダミーデータ設定手段を具備
することを特徴とする。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の航法支援装置において、前記複数の航海データ収集手
段に各々対応して設けられ、航海データに代えて、疑似
的なダミー航海データを設定する複数のダミーデータ設
定手段を具備することを特徴とする。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の航法支援装置において、前記当該航海データは、海底
に対する自艦の対水速度を表す速度データであり、前記
他の航海データは、艦艇の位置を表す位置データおよび
艦艇が向いている方位を表す方位データであることを特
徴とする。
【0022】請求項5に記載の発明は、艦艇の航行に必
要な航海データを各々収集する複数の航海データ収集手
段と、前記航海データの入出力制御を行う制御手段とを
具備する航法支援装置において、前記制御手段と同一構
成の予備制御手段と、前記制御手段の故障を検出する故
障検出手段と、前記故障検出手段の検出結果を報知する
報知手段と、オペレータにより操作され、前記制御手段
または前記予備制御手段への前記航海データの入力状態
を切り換える切換手段とを具備することを特徴とする。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の航法支援装置において、前記複数の航海データ収集手
段と前記制御手段とのインターフェースをとるインター
フェイス手段と、前記複数の航海データ収集手段と前記
予備制御手段とのインターフェイスをとる予備インター
フェイス手段とを具備し、前記故障検出手段は、前記制
御手段および前記インターフェイス手段の故障を検出す
ることを特徴とする。
【0024】請求項7に記載の発明は、艦艇の航行に必
要な航海データを各々収集する複数の航海データ収集手
段と、前記航海データの入出力制御を行う制御手段とを
具備する航法支援装置において、通常時、装置各部へ電
力を供給する電源と、前記電源と同一構成の予備電源
と、前記電源の故障を検出する故障検出手段と、前記故
障検出手段の検出結果を報知する報知手段と、オペレー
タにより操作され、前記電源から前記予備電源へ切り換
える切換手段とを具備することを特徴とする。
【0025】請求項8に記載の発明は、艦艇の航行に必
要な航海データを各々収集する複数の航海データ収集手
段と、前記航海データの入出力制御を行う制御手段とを
有する航法支援装置において、前記複数の航海データ収
集手段の故障を検出する故障検出手段と、前記故障検出
手段の検出結果に基づいて、故障した当該航海データ収
集手段が収集すべき当該航海データを、他の航海データ
収集手段により収集される他の航海データから求める演
算手段と、前記制御手段と同一構成の予備制御手段と、
前記制御手段の故障を検出し故障検出手段と、前記故障
検出手段の検出結果を報知する報知手段と、オペレータ
により操作され、前記制御手段または前記予備制御手段
への前記航海データの入力状態を切り換える切換手段と
を具備することを特徴とする。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の航法支援装置において、前記複数の航海データ収集手
段と前記制御手段とのインターフェースをとるインター
フェイス手段と、前記複数の航海データ収集手段と前記
予備制御手段とのインターフェイスをとる予備インター
フェイス手段とを具備し、前記故障検出手段は、前記制
御手段および前記インターフェイス手段の故障を検出す
ることを特徴とする。
【0027】請求項10に記載の発明は、通常時、装置
各部へ電力を供給する電源と、前記電源と同一構成の予
備電源とを具備し、前記故障検出手段は、前記制御手
段、前記インターフェイス手段および前記電源の故障を
検出し、前記切換手段は、前記制御手段または前記予備
制御手段への前記航海データの入力状態を切り換えると
ともに、前記電源から前記予備電源へ切り換えることを
特徴とする請求項9に記載の航法支援装置。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる航法支援装置の構成を示すブロック図である。この
図において、30は、図示しないレーダ室に設けられた
信号表示器であり、上記レーダ室と後述する作戦指令室
との間で意志伝達を行うための表示器であり、作戦指令
室の指令官からの指令内容が表示される。31は、艦内
各所に設けられたプラズマディスプレイからなる航海信
号表示器であり、航海情報(方位、自艦位置、対水速
度、対地速度、風向風速等)を表示する。
【0029】対勢盤32は、作戦指令室に設置されてお
り、航海情報の他、作戦に必要な作戦情報を表示する。
また、この対勢盤32は、装置各部の異常をブザー等で
報知するアラーム報知機能を有している。指令官、その
他作戦要員は、上記対勢盤32に表示された情報に基づ
いて作戦の指令/遂行を行う。
【0030】33は、自艦位置を測定するGPS受信機
であり、測定結果をGPS位置速度信号Spgとして出力
する。34は、自艦位置をオメガ方式により測定するオ
メガ受信機であり、測定結果をオメガ位置信号Spoとし
て出力する。35は、機雷探知機であり、海中に仕掛け
られた機雷の位置を探知し、探知結果を機雷探知信号S
kとして出力する。36は、水中位置監視装置であり、
遠隔操作により上記機雷を撤去する機雷処分機の位置を
測定し、測定結果を水中位置信号Ssとして出力する。
37は、デッカ方式により自艦位置を測定するデッカ受
信機であり、測定結果をデッカ位置信号Spdとして出力
する。
【0031】38は、サイドスキャンソナーであり、広
範囲に亙って、艦艇直下近傍の海底の起伏状態、底質の
分布、すなわち海底の状態を、超音波を利用して測定す
る。このサイドスキャンソナー38には、演算、表示に
必要な航海情報Scが制御部45より入力される。39
は、音響測深儀であり、超音波を利用して、艦艇から海
底までの水深を測定し、測定結果を水深信号Sdとして
出力する。40は第1レーダであり、例えば、艦艇周囲
の船舶、障害物等を探知するレーダであり、探知結果を
第1レーダ画像信号Sr1として出力する。41は、第2
レーダであり、例えば、艦艇の周辺を飛行する飛行機等
を探知する対空用のレーダであり、探知結果を第2レー
ダ画像信号Sr2(シンクロ信号)として出力する。
【0032】42は、信号処理装置であり、切換器4
3、操作子44、制御部45、予備制御部46、スイッ
チS7、操作部48、直流電源装置49、予備直流電源
装置50、およびスイッチS8〜S10から構成されてい
る。この信号処理装置42は、上述した対勢盤32と同
様にして作戦指令室に設置されている。
【0033】信号処理装置42において、切換器43
は、スイッチS1〜S6を有しており、操作子44により
切り換えられる。すなわち、上記切換器43は、信号処
理装置42における処理系を、現用から予備へ切り換え
る。具体的には、切換器43は、現用の処理系(制御部
45)から予備の処理系(予備制御部46)へ切り換え
る。
【0034】また、切換器43のスイッチS1〜S6は、
各々N端子およびC端子を有しており、操作子44が操
作されることによりN、C端子のいずれかの端子に切り
換えられ、通常時にはN端子側に各々切り換えられてお
り、異常発生時にはC端子側に各々切り換えられる。ま
た、スイッチS1〜S6の各N端子は、制御部45に各々
接続され、他方、各C端子は、予備制御部46に各々接
続されている。
【0035】すなわち、通常時においては、GPS受信
機33はスイッチS1を介して、機雷探知機35はスイ
ッチS2を介して、水中位置監視装置36はスイッチS3
を介して、対勢盤32はスイッチS4を介して、サイド
スキャンソナー38はスイッチS5を介して、後述する
ジャイロ66は信号処理部67およびスイッチS6を介
して各々制御部45へ接続されている。
【0036】制御部45は装置各部を制御する。予備制
御部46は、制御部45の故障時におけるバックアップ
用として設けられており、制御部45の構成要素のうち
重要な構成要素と同一のもので構成されている。ここ
で、上記制御部45および予備制御部46の構成を図2
に示す。まず、この図に示す制御部45において、52
は、CPUであり、制御部45内の装置各部を制御す
る。このCPU52の動作の詳細については、後述す
る。
【0037】53は、I/F(インターフェイス)回路
であり、GPS受信機33よりスイッチS1を介して入
力されるGPS位置速度信号Spg、およびオメガ受信機
34より入力されるオメガ位置信号Spoを、各々CPU
52で扱えるレベルの信号に変換する。以下、上述した
GPS位置速度信号Spg、オメガ位置信号Spoに対応す
る、上記I/F回路53の出力を、各々、GPS位置お
よび速度データ、オメガ位置データと称する。
【0038】54は、PIO(Parallel Input Outpu
t)・I/F回路であり、I/F回路53の出力データ
(シリアルデータ)をパラレルデータに変換する。ま
た、このPIO・I/F回路54は、CPU52と、信
号表示器30および後述するアラーム表示器61との間
のインターフェースをとる。
【0039】55は、I/F回路であり、機雷探知機3
5よりスイッチS2を介して入力される機雷探知信号S
k、および水中位置監視装置36よりスイッチS3を介し
て入力される水中位置信号Ssを、CPU52で扱える
レベルの信号に変換する。以下、上述した機雷探知信号
Sk、水中位置信号Ssに対応する、I/F回路55の出
力を、各々、機雷位置データ、水中位置データと各々称
する。
【0040】56は、I/F回路であり、CPU52と
対勢盤32および航海信号表示器31との間のインター
フェースをとる。また、I/F回路56は、サイドスキ
ャンソナー38へスイッチS5を介して航海情報Scを出
力し、また、後述する信号処理部67(図1参照)より
スイッチS6を介して入力される方位信号Sdj、音響測
深儀39より入力される水深信号Sd、第1レーダ40
より入力される第1レーダ画像信号Sr1、デッカ受信機
37より入力されるデッカ位置信号Spdを、各々CPU
52で扱えるレベルの信号に変換する。以下、上述した
方位信号Sdj、水深信号Sd、第1レーダ画像信号Sr1
およびデッカ位置信号Spdに対応する、I/F回路56
の出力を、各々方位データ、水深データ、第1レーダ画
像データおよびデッカ位置データと各々称する。57
は、I/F回路でありCPU52と操作部48との間の
インターフェイスをとる。
【0041】58は、S/D(Synchronizing Signal/
Digital)コンバータであり、第2レーダ41より入力
される第2レーダ画像信号Sr2(シンクロ信号)をディ
ジタル信号に変換する。以下、上記S/Dコンパータ5
8の出力を、第2レーダ画像データと称する。59は、
LAN(Local Area Network)・I/F回路であり、L
AN通信のインターフェイスをとる回路であり、後述す
るLAN・I/F回路78(図3参照)とケーブルCを
介して接続されている。
【0042】60は、メモリであり、図示しないバッテ
リにより電源供給が停止されても記憶内容がバックアッ
プされる。B1は、制御部45の各部を接続するバスで
ある。アラーム表示器61は、制御部45内各部の異常
状態、およびGPS受信機33等の異常状態を表示す
る。具体的には、上記アラーム表示器61には、CPU
52の異常を示す「CPU異常」、入力されるデータの
ビットエラーを示す「ビット異常」、I/F回路53、
55〜57の異常を示す「入出力異常」、および後述す
る信号処理装置76またはその接続装置で異常が発生し
たことを示す「信号処理装置76異常」が各々表示され
る。
【0043】また、予備制御部46において、52cは
CPUである。53cはI/F回路であり、スイッチS
1のC端子に接続されている。54cはPIO・I/F
回路である。55cは、I/F回路であり、スイッチS
2およびS3の各C端子に接続されている。56cは、I
/F回路であり、スイッチS4〜S6の各C端子に接続さ
れている。57cはI/F回路である。これらCPU5
2c、I/F回路53c、PIO・I/F回路54cお
よびI/F回路55c〜57cは、各々、制御部45の
CPU52、I/F回路53、PIO・I/F回路54
およびI/F回路55〜57と同一構成である。B2
は、予備制御部46内の各部を接続するバスである。
【0044】スイッチS7は、N端子およびC端子を有
しており、N端子には制御部45のI/F回路57が、
C端子には予備制御部46のI/F回路57cが各々接
続されている。このスイッチS7は、操作子44により
切り換えられ、通常時はN端子側に切り換えられてい
る。なお、上記操作子44(予備制御部46の近傍に図
示)は、切換器43の近傍に図示されている操作子44
と同一のものである。
【0045】操作部48は、制御部45(または予備制
御部46)内のCPU52(またはCPU52c)で用
いられる各種パラメータ等の設定操作等を行う。この操
作部48には、表示部48aおよびタッチパネル48b
が設けられており、オペレータは、タッチパネル48b
より上記各種パラメータを入力する。
【0046】直流電源装置49は、通常時において、ス
イッチS8を介して制御部45へ、またスイッチS10を
介して充電器(図示略)へ直流電源を各々供給する。予
備直流電源装置50は、異常発生時において、スイッチ
S9を介して予備制御部46へ、またスイッチS10を介
して充電器へ直流電源を各々供給する。すなわち、予備
直流電源装置50は直流電源装置49のバックアップ用
の電源装置である。
【0047】スイッチS8〜S10は、各々、N端子とC
端子とを有しており、スイッチS8のN端子には直流電
源装置49が接続されており、スイッチS9のN端子に
は、予備直流電源装置50が接続されている。また、ス
イッチS10の出力端子は、図示しない充電器へ接続され
ている。これらスイッチS8〜S10は、操作子44によ
り切り換えられ、通常時はN端子側に切り換えられてお
り、異常発生時にはC端子側に切り換えられる。
【0048】次に、図1に示す信号処理装置76および
その接続装置について説明する。この図において、62
は、音波ログセンサであり、ドップラ効果を利用して海
底に対する艦艇の対地速度を検出し、検出結果を音波ロ
グ信号として出力する。信号処理部63は、音波ログセ
ンサ62より入力される上記音波ログ信号から対地速度
を求め、これを対地速度信号Svsとして後述する制御部
73へ出力する。
【0049】90は、操作部であり、信号処理部63に
おいて対地速度の演算に用いられる各種パラメータの設
定や、ダミー対地速度データの設定等に用いられる。こ
こで、上記ダミー対地速度データとは、音波ログセンサ
62が故障し、かつ後述する操作部74が故障した場合
に、上述した音波ログ信号の代わりに用いられる疑似デ
ータをいう。
【0050】64は、電磁ログセンサであり、海水に対
する艦艇の対水速度を検出し、検出結果を電磁ログ信号
として出力する。65は、信号処理部であり、電磁ログ
センサ64より入力される上記電磁ログ信号から対水速
度を求め、これを対水速度信号Svmとして、制御部7
3、GPS受信機33、第1レーダ40および第2レー
ダ41へ各々出力する。
【0051】91は、操作部であり、信号処理部65に
おいて対水速度の演算に用いられる各種パラメータの設
定や、ダミー対水速度データの設定等に用いられる。こ
こで、上記ダミー対水速度データとは、電磁ログセンサ
64が故障し、かつ操作部74が故障した場合に、上述
した電磁ログ信号の代わりに用いられる疑似データをい
う。
【0052】ジャイロ66は、艦艇が向いている方向
(方位)を検出し、検出結果をジャイロ信号として出力
する。信号処理部67は、ジャイロ66より入力される
上記ジャイロ信号から方位を求め、これを方位信号Sdj
として、増幅器68、制御部73、切換器43のスイッ
チS6へ各々出力する。
【0053】92は、操作部であり、信号処理部67に
おいて方位の演算に用いられる各種パラメータの設定
や、ダミー方位データの設定等に用いられる。ここで、
上記ダミー方位データとは、ジャイロ66が故障し、か
つ操作部74が故障した場合に、上述したジャイロ信号
の代わりに用いられる疑似データをいう。
【0054】増幅器68は、上記方位信号Sdjを増幅
し、これを方位指示器69、GPS受信機33、機雷探
知機35、水中位置監視装置36、第1レーダ40およ
び第2レーダ41へ各々出力する。方位指示器69は、
増幅器68で増幅された方位信号Sdjに応じた方位を表
示する。
【0055】70は、艦艇の周囲を吹く風の風向および
風速を検出する風向風速センサであり、検出結果を風向
検出信号および風速検出信号として各々出力する。71
は、信号処理部であり、上記風向検出信号および風速検
出信号から風向および風速を求め、これを風向信号Swd
(シンクロ信号)および風速信号Swvとして風向風速指
示器72および制御部73へ各々出力する。風向風速指
示器72は、風向信号Swdおよび風速信号Swvに対応す
る風向および風速を表示する。
【0056】93は、操作部であり、信号処理部71に
おいて風向および風速の演算に用いられる各種パラメー
タの設定や、ダミー風向データおよびダミー風速データ
の設定等に用いられる。ここで、上記ダミー風向速度デ
ータおよびダミー風速データとは、風向風速センサ70
が故障し、かつ操作部74が故障した場合に、上述した
風速検出信号および風向検出信号の代わりに用いられる
疑似データをいう。上述した信号処理部63、65、6
7ならびに71、増幅器68、制御部73、操作部74
および直流電源装置75から信号処理装置76が構成さ
れている。
【0057】ここで、信号処理装置76の制御部73の
構成を図3に示す。この図に示す制御部73において、
77は、CPUであり、制御部73内の装置各部を制御
する。このCPU77の動作の詳細については後述す
る。LAN・I/F回路78は、図2に示す制御部45
のLAN・I/F回路59にケーブルCを介して接続さ
れている。79は、I/F回路であり、信号処理部63
より入力される対地速度信号SvsをCPU77で扱える
レベルの信号に変換する。以下、上述した対地速度信号
Svsに対応する、上記I/F回路79の出力を対地速度
データと称する。
【0058】80は、I/F回路であり、信号処理部6
5、67より入力される対水速度信号Svmおよび方位信
号SdjをCPU77で扱えるレベルの信号に変換する。
以下、上記対水速度信号Svmおよび方位信号Sdjに対応
する、I/F回路80の出力を対水速度データおよび方
位データと各々称する。
【0059】81は、S/Dコンバータであり、信号処
理部71より入力される風向信号Swd(シンクロ信号)
をディジタル信号に変換する。以下、上記風向信号Swd
に対応する、S/Dコンバータ81の出力を風向データ
と称する。82は、A/Dコンバータであり、信号処理
部71より入力される風速信号Swvをディジタル信号に
変換する。以下、上記風速信号Swvに対応する、A/D
コンバータ82の出力を風速データと称する。83は、
メモリであり、図示しないバッテリによって、電源供給
停止時においてもその記憶内容がバックアップされる。
【0060】84はPIO・I/F回路である。85
は、アラーム表示器であり、信号処理装置76内の異常
を表示する。具体的には、このアラーム表示器85に
は、音波ログセンサ62の出力信号の異常を示す「対地
速度異常」、電磁ログセンサ64の出力信号の異常を示
す「対水速度異常」、ジャイロ66の出力信号の異常を
示す「ジャイロ異常」、風向風速センサ70の出力信号
の異常を示す「風向風速異常」、CPU77の異常を示
す「CPU異常」、入出力データのビットエラーを示す
「ビット異常」、および各I/F回路の異常を示す「入
出力異常」が各々表示される。B3は、制御部73の各
部を接続するバスである。
【0061】操作部74は、前述した操作部90〜93
の機能を備えるものであり、表示部74aおよびタッチ
パネル74bを有している。すなわち、操作部74は、
前述したダミー音波ログデータ、ダミー電磁ログデー
タ、ダミージャイロデータ、ダミー風向データおよびダ
ミー風速データ(以下、総称してダミーデータと称す
る)の設定等に用いられる。操作部74の表示部74a
は上記ダミーデータを表示し、タッチパネル74bはダ
ミーデータの入力に用いられる。直流電源装置75は、
装置各部へ直流電源を供給する。
【0062】<通常時における動作>次に、上述した一
実施形態による航法支援装置の通常時における動作を説
明する。まず、図1に示すスイッチS1〜S10が、各々
N端子側に切り換えられている状態において、まず、図
2に示すGPS受信機33からは、自艦位置を表すGP
S位置速度信号SpgがスイッチS1を介してI/F回路
53へ出力される。これにより、I/F回路53から
は、GPS位置および速度データがPIO・I/F回路
54へ出力され、上記GPS位置および速度データは、
PIO・I/F回路54によりパラレルデータに変換さ
れる。
【0063】また、オメガ受信機34からは、オメガ方
式により測定された自艦位置を表すオメガ位置信号Spo
がI/F回路53へ出力され、I/F回路53からはオ
メガ位置データが出力される。
【0064】また、機雷探知機35からは、機雷位置を
表す機雷探知信号SkがスイッチS2を介してI/F回路
55へ出力され、I/F回路55からは機雷位置データ
が出力される。また、水中位置監視装置36からは、機
雷処分機の位置を表す水中位置信号SsがスイッチS3を
介してI/F回路55へ出力され、I/F回路55から
は水中位置データが出力される。
【0065】また、デッカ受信機37からは、デッカ方
式により測定された艦艇位置を表すデッカ位置信号Spd
がI/F回路56へ出力され、I/F回路56からはデ
ッカ位置データが出力される。また、サイドスキャンソ
ナー38には、航海情報ScがスイッチS5を介してI/
F回路56より入力される。
【0066】また、音響測深儀39からは、艦艇と海底
との距離(深さ)を表す水深信号SdがI/F回路56
へ出力され、I/F回路56からは水深データが出力さ
れる。また、第1レーダ40からは、第1レーダ画像信
号Sr1がI/F回路56へ出力され、このI/F回路5
6からは、第1レーダ画像データが出力される。また、
第2レーダ41からは、第2レーダ画像信号Sr2がS/
Dコンバータ58へ出力され、このS/Dコンバータ5
8は、上記第2レーダ画像信号Sr2をディジタル信号に
変換して、これを第2レーダ画像データとして出力す
る。また、CPU52は、上述したGPS位置および速
度データ、オメガ位置データ等の各データをメモリ60
に書き込む。
【0067】一方、図3において、音波ログセンサ62
からは、対地速度に対応する音波ログ信号が信号処理部
63へ出力される。これにより、信号処理部63は、上
記音波ログ信号から対地速度を求め、これを対地速度信
号SvsとしてI/F回路79へ出力する。これにより、
I/F回路79からは、対地速度データが出力される。
【0068】また、電磁ログセンサ64からは、対水速
度に対応する電磁ログ信号が信号処理部65へ出力され
る。これにより、信号処理部65は、上記電磁ログ信号
から対水速度を求め、これを対水速度信号SvmとしてI
/F回路80、図2に示すGPS受信機33、第1レー
ダ40および第2レーダ41へ各々出力する。これによ
り、上記I/F回路80からは、対水速度データが出力
される。
【0069】また、ジャイロ66からは、艦艇の方位に
対応するジャイロ信号が信号処理部67へ出力される。
これにより、信号処理部67は、上記ジャイロ信号から
方位を求め、これを方位信号Sdjとして、I/F回路8
0、図2に示すスイッチS6を介してI/F回路56、
および増幅器68へ各々出力する。これにより、I/F
回路80からは、方位データが出力される。
【0070】また、図3に示す増幅器68は、信号処理
部67より入力された方位信号Sdjを増幅して、これを
方位指示器69、図2に示すGPS受信機33、機雷探
知機35、水中位置監視装置36、第1レーダ40およ
び第2レーダ41へ各々出力する。これにより、方位指
示器69には、艦艇の方位が指示される。
【0071】また、風向風速センサ70からは、風向検
出信号および風速検出信号が信号処理部71へ出力さ
れ、信号処理部71は、上記風向検出信号から風向を求
め、これを風向信号SwdとしてS/Dコンバータ81お
よび風向風速指示器72へ、また、上記風速検出信号か
ら風速を求め、これを風速信号SwvとしてA/Dコンバ
ータ82および風向風速指示器72へ各々出力する。
【0072】これにより、風向風速指示器72には、現
在の風向および風速が指示される。また、S/Dコンバ
ータ81からは、風向データが出力され、A/Dコンバ
ータ82からは、風速データが出力される。
【0073】また、制御部73のCPU77は、上述し
た対地速度データ、対水速度データ、方位データ、風向
データおよび風速データを、LAN・I/F回路78、
ケーブルCを介して、図2に示す制御部45のLAN・
I/F回路59へ出力する。これにより、制御部45の
CPU52は、LAN・I/F回路59を介して、上述
した対地速度データ等の各データを読み込み、これをバ
スB1を介してメモリ60に書き込む。
【0074】次に、CPU52は、メモリ60に記憶さ
れている各データのうち、例えば、方位データ、位置デ
ータおよび対水速度データをI/F回路56を介して、
航海信号表示器31へ出力する。これにより、航海信号
表示器31には、現在の艦艇の方位、位置、対水速度が
表示される。
【0075】また、CPU52は、メモリ60に記憶さ
れている各種データをI/F回路56、スイッチS4を
介して対勢盤32へ出力する。これにより、対勢盤32
には、GPS位置および速度、オメガ位置、機雷位置、
水中位置、デッカ位置、対水速度、対地速度、風向風速
等の各航海情報が表示される。そして、指令官は、対勢
盤32の表示を見ながら作戦を立て、これを遂行する。
【0076】さらに、CPU52は、メモリ60に記憶
されている各種データを図示しない武器システムへ出力
する。これにより、上記武器システムは、上記データを
用いて、掃海、掃討作業を実行する。
【0077】<故障時におけるバックアップ動作>次
に、上述した一実施形態による航法支援装置において、
装置各部が故障した場合のバックアップ動作について説
明する。この航法支援装置においては、装置各部の故障
に対して、故障の重度に応じて、ソフトウェア処理によ
るバックアップ動作、またはハードウェアによるバック
アップ動作が行われる。以下、これらの動作について詳
述する。
【0078】はじめに、図3に示す音波ログセンサ62
が故障した場合の動作を説明する。今、何等かの原因に
より音波ログセンサ62が故障したとすると、同音波ロ
グセンサ62からは、音波ログ信号が出力されず、した
がって、信号処理部63からは、対地速度信号SvsがI
/F回路79へ出力されない。すなわち、I/F回路7
9からは、対地速度データが出力されない。
【0079】これにより、CPU77は、音波ログセン
サ62が故障したと判断して、PIO・I/F回路84
を介して、アラーム表示器85に「対地速度異常」なる
アラームを表示するとともに、信号処理装置76または
その接続装置において異常が発生していることを表すア
ラーム信号をLAN・I/F回路78、ケーブルCを介
して、図2に示すLAN・I/F回路59へ出力する。
【0080】これにより、制御部45のCPU52は、
入力されたアラーム信号をバスB1、I/F回路56、
スイッチS4を介して対勢盤32へ出力する。これによ
り、対勢盤32には、信号処理装置42または76(図
3参照)で故障が発生したことを示す「信号処理装置異
常」なる表示がなされる。また、これと同時に対勢盤3
2の図示しないブサーが鳴動する。これにより、対勢盤
32の周囲のオペレータ(指令官、作戦要員等)は、信
号処理装置42または信号処理装置76のいずれか(今
の場合、信号処理装置76)で異常が発生したことを知
る。なお、今の場合、後述するソフトウェア処理による
バックアップ動作が行われるため、運用に支障をきたさ
ない。
【0081】まず、オペレータは、信号処理装置42の
アラーム表示器61(図2参照)および信号処理装置7
6のアラーム表示器85(図3参照)を目視確認して、
異常箇所の特定を行う。今の場合、アラーム表示器85
に「対地速度異常」なるアラームが表示されているの
で、オペレータは、図3に示す音波ログセンサ62が故
障していると判断して、復旧作業を行う。
【0082】また、オペレータが操作部48を操作する
ことにより、対地速度バックアップ切り替え動作を行う
と、ソフトウェア処理によるバックアップ動作が行われ
る。すなわち、図2に示すCPU52は、PIO・I/
F回路54から出力されているGPS速度データを、L
AN・I/F回路59、ケーブルCを介して図3に示す
LAN・I/F回路78へ出力する。これにより、図3
に示すCPU77は、上記GPS速度データおよび、I
/F回路80から出力されている方位データを用いて、
対地速度を求め、これを演算対地速度データとして、L
AN・I/F回路78を介して、図2に示すLAN・I
/F回路59へ出力する。以下、欠落した対地速度デー
タに代えて演算対地速度データが用いられるため、艦艇
の航行および作戦行動に支障をきたすことがない。
【0083】また、上述した演算対地速度データによる
バックアップを行うことができない場合、すなわち、対
勢盤32に「信号処理装置異常」なるアラームが表示さ
れ、かつ対地速度が表示されない場合、言い換えれば、
GPS速度データまたは方位データを用いることができ
ない場合、オペレータは、ダミーデータ入力によるバッ
クアップを行う。すなわち、オペレータは、図3に示す
操作部74のタッチパネル74bより前述したダミー対
地速度データを入力する。これにより、上記ダミー対地
速度データは、I/F回路86、バスB3、およびI/
F回路79を介して信号処理部63に設定される。信号
処理部63は、設定されたダミー対地速度データから対
地速度信号Svsを生成し、これをI/F回路79へ出力
する。これにより、音波ログセンサ62から出力される
べき、音波ログ信号がバックアップされる。
【0084】また、図3に示す電磁ログセンサ64、ジ
ャイロ66、または風向風速センサ70が故障した場合
においては、上述した音波ログセンサ62の故障時と同
様にして、操作部74の操作により設定されるダミーデ
ータによるバックアップ動作が行われる。
【0085】また、上述した音波ログセンサ62、電磁
ログセンサ64、ジャイロ66、または風向風速センサ
70の故障時において、ダミーデータ入力によるバック
アップ動作を行う際、同時に操作部74が故障している
場合は、操作部90〜93のいずれかの当該操作部から
ダミーデータを入力することにより、バックアップ動作
を行うことができる。
【0086】具体的には、音波ログセンサ62および操
作部74の故障時には、操作部90よりダミー音波ログ
データを入力することにより、対地速度信号Svsがバッ
クアップされる。また、電磁ログセンサ64および操作
部74の故障時には、操作部91よりダミー電磁ログデ
ータを入力することにより、対水速度信号Svmがバック
アップされる。以下同様にして、ジャイロ66および操
作部74の故障時には、操作部92よりダミージャイロ
データを入力することにより、方位信号Sdjがバックア
ップされる。風向風速センサ70の故障時には、操作部
93よりダミー風速データおよびダミー風向データを入
力することにより、風向信号Swdおよび風速信号Swvが
バックアップされる。
【0087】次に、図1に示す信号処理装置42内の故
障時におけるバックアップ動作について説明する。はじ
めに、制御部45のCPU52が故障した場合の動作を
説明する。今、何らかの原因により、CPU52が故障
したとすると、GPS位置および速度データ、オメガ位
置データ等のあらゆるデータが対勢盤32(武器システ
ム)へ出力されなくなる。また、信号処理装置76(図
3参照)より出力される対地速度データ、対水速度デー
タ等の受信が全くできなくなる。すなわち、CPU52
の故障により、航法支援装置の機能が完全に停止する。
【0088】また、上述したCPU52の故障は、PI
O・I/F回路54により検出され、アラーム表示器6
1には、「CPU異常」なるアラームが表示され、これ
と同時にPIO・I/F回路54より信号処理装置42
内で異常が発生したことを表すアラーム信号が、I/F
回路56、スイッチS4を介して対勢盤32へ出力され
る。
【0089】これにより、対勢盤32には、「信号処理
装置異常」なるアラームが表示されるとともに、ブザー
が鳴動する。また、対勢盤32には、航海情報等の一切
の情報が表示されなくなる。これにより、オペレータ
は、重大故障が発生したことを知り、操作子44を操作
する。これにより、スイッチS1〜S10がC端子側へ同
時に切り換えられ、CPU52は、予備制御部46のC
PU52cにバックアップされる。
【0090】すなわち、GPS受信機33より出力され
たGPS位置速度信号Spgは、スイッチS1を介して予
備制御部46のI/F回路53cへ入力され、このI/
F回路53cからはGPS位置データが出力される。機
雷探知機35より出力された機雷探知信号Skは、スイ
ッチS2を介してI/F回路55cへ入力され、このI
/F回路55cからは、機雷位置データが出力される。
【0091】また、水中位置監視装置36より出力され
た水中位置信号Ssは、スイッチS3を介してI/F回路
55cへ入力され、このI/F回路55cからは、水中
位置データが出力される。サイドスキャンソナー38に
は、スイッチS5を介してI/F回路56cより航海情
報Scが入力される。また、信号処理部67(図3参
照)より出力された方位信号Sdjは、スイッチS6を介
してI/F回路56cへ入力され、このI/F回路56
cからは、方位データが出力される。
【0092】そして、予備制御部46のCPU52c
は、上述したGPS位置データ、機雷位置データ、水中
位置データおよび方位データを、I/F回路56cおよ
びスイッチS4を介して、対勢盤32へ出力する。ま
た、CPU52cは、図示しない武器システムへも上述
したGPS位置データ等を出力する。これにより、艦艇
の航行および武器システムの運用に最低限必要なGPS
データ等がバックアップされる。
【0093】また、制御部45のI/F回路53、PI
O・I/F回路54、I/F回路55、I/F回路5
6、またはI/F回路57のいずれかが故障した場合に
おいては、上述したCPU52の故障時におけるバック
アップ動作と同様にして、操作子44が操作されること
により、予備制御部46のI/F回路53c、PIO・
I/F回路54c、I/F回路55c〜57cにより欠
落データがバックアップされる。
【0094】また、信号処理装置42の直流電源装置4
9が故障した場合においては、前述したCPU52の故
障時におけるバックアップ動作と同様にして、操作子4
4が操作されることにより、スイッチS1〜S10がC端
子側に切り換えられる。これにより、予備直流電源装置
50によって、充電器(図示略)および予備制御部46
へ直流電源が供給される。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、航海データ収集手段の
故障に対して、演算処理、ダミー航海データの設定によ
り当該航海データをバックアップしているので、信頼性
が向上するという効果が得られる。また、本発明によれ
ば、制御手段、インターフェイス手段および電源という
主要な手段が冗長構成とされているので、機器故障に対
する信頼性がさらに向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による航法支援装置の構成
を示す図である。
【図2】図1に示す制御部45および予備制御部46の
構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す制御部73の構成を示すブロック図
である。
【図4】従来の航法支援装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
32 対勢盤 33 GPS受信機 34 オメガ受信機 35 機雷探知機 36 水中位置監視装置 37 デッカ受信機 38 サイドスキャンソナー 39 音響測深儀 42、76 信号処理装置 43 切換器 44 操作子 45、73 制御部 46 予備制御部 49、75 直流電源装置 50 予備直流電源装置 52、52c、77 CPU 53、53c、55、55c、56、56c、57、5
7c、79、80、 I/F回路 54、54c PIO・I/F回路 62 音波ログセンサ 63、65、67、71 信号処理部 64 電磁ログセンサ 66 ジャイロ 70 風向風速センサ 74、90〜93 操作部 S1〜S6 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01S 5/14 G01S 5/14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 艦艇の航行および武器システムの運用に
    必要な航海データを各々収集する複数の航海データ収集
    手段と、前記航海データの入出力制御を行う制御手段と
    を有する航法支援装置において、 前記複数の航海データ収集手段の故障を検出する故障検
    出手段と、 前記故障検出手段の検出結果に基づいて、故障した当該
    航海データ収集手段が収集すべき当該航海データを、他
    の航海データ収集手段により収集される他の航海データ
    から求める演算手段と、 を具備することを特徴とする航法支援装置。
  2. 【請求項2】 故障した当該航海データ収集手段が収集
    すべき当該航海データに代えて、疑似的なダミー航海デ
    ータを設定するダミーデータ設定手段、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の航法支援
    装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の航海データ収集手段に各々対
    応して設けられ、航海データに代えて、疑似的なダミー
    航海データを設定する複数のダミーデータ設定手段、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の航法支援
    装置。
  4. 【請求項4】 前記当該航海データは、海底に対する自
    艦の対水速度を表す速度データであり、 前記他の航海データは、艦艇の位置を表す位置データお
    よび艦艇が向いている方位を表す方位データであるこ
    と、 を特徴とする請求項1に記載の航法支援装置。
  5. 【請求項5】 艦艇の航行に必要な航海データを各々収
    集する複数の航海データ収集手段と、前記航海データの
    入出力制御を行う制御手段とを具備する航法支援装置に
    おいて、 前記制御手段と同一構成の予備制御手段と、 前記制御手段の故障を検出する故障検出手段と、 前記故障検出手段の検出結果を報知する報知手段と、 オペレータにより操作され、前記制御手段または前記予
    備制御手段への前記航海データの入力状態を切り換える
    切換手段と、 を具備することを特徴とする航法支援装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の航海データ収集手段と前記制
    御手段とのインターフェースをとるインターフェイス手
    段と、 前記複数の航海データ収集手段と前記予備制御手段との
    インターフェイスをとる予備インターフェイス手段とを
    具備し、 前記故障検出手段は、前記制御手段および前記インター
    フェイス手段の故障を検出する、 ことを特徴とする請求項5に記載の航法支援装置。
  7. 【請求項7】 艦艇の航行に必要な航海データを各々収
    集する複数の航海データ収集手段と、前記航海データの
    入出力制御を行う制御手段とを具備する航法支援装置に
    おいて、 通常時、装置各部へ電力を供給する電源と、 前記電源と同一構成の予備電源と、 前記電源の故障を検出する故障検出手段と、 前記故障検出手段の検出結果を報知する報知手段と、 オペレータにより操作され、前記電源から前記予備電源
    へ切り換える切換手段と、 を具備することを特徴とする航法支援装置。
  8. 【請求項8】 艦艇の航行に必要な航海データを各々収
    集する複数の航海データ収集手段と、前記航海データの
    入出力制御を行う制御手段とを有する航法支援装置にお
    いて、 前記複数の航海データ収集手段の故障を検出する故障検
    出手段と、 前記故障検出手段の検出結果に基づいて、故障した当該
    航海データ収集手段が収集すべき当該航海データを、他
    の航海データ収集手段により収集される他の航海データ
    から求める演算手段と、 前記制御手段と同一構成の予備制御手段と、 前記制御手段の故障を検出し故障検出手段と、 前記故障検出手段の検出結果を報知する報知手段と、 オペレータにより操作され、前記制御手段または前記予
    備制御手段への前記航海データの入力状態を切り換える
    切換手段と、 を具備することを特徴とする航法支援装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の航海データ収集手段と前記制
    御手段とのインターフェースをとるインターフェイス手
    段と、 前記複数の航海データ収集手段と前記予備制御手段との
    インターフェイスをとる予備インターフェイス手段とを
    具備し、 前記故障検出手段は、前記制御手段および前記インター
    フェイス手段の故障を検出する、 ことを特徴とする請求項8に記載の航法支援装置。
  10. 【請求項10】 通常時、装置各部へ電力を供給する電
    源と、 前記電源と同一構成の予備電源とを具備し、 前記故障検出手段は、前記制御手段、前記インターフェ
    イス手段および前記電源の故障を検出し、 前記切換手段は、前記制御手段または前記予備制御手段
    への前記航海データの入力状態を切り換えるとともに、
    前記電源から前記予備電源へ切り換えること、 を特徴とする請求項9に記載の航法支援装置。
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