JPH10141736A - 快適性指標pmv学習装置 - Google Patents

快適性指標pmv学習装置

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JPH10141736A
JPH10141736A JP8256273A JP25627396A JPH10141736A JP H10141736 A JPH10141736 A JP H10141736A JP 8256273 A JP8256273 A JP 8256273A JP 25627396 A JP25627396 A JP 25627396A JP H10141736 A JPH10141736 A JP H10141736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住者の快適性を保持して、かつ省エネを実
現する空調制御で、最適な室温設定値を演算するために
必要となる快適性指標を、PMVを基準として居住者の
申告を基に修正するためにニューラルネットワークで学
習する装置において、教師信号の数と学習回数を大幅に
減らし、かつ精度を向上させる方式を実現すること。ま
た、同様の空調制御で、ニューラルネットワークの代わ
りに重回帰分析を用いても、精度良く快適性指標を学習
予測できる方式を実現すること。 【解決手段】 PMV値に影響を与える着衣量と活動量
とが予め決まっている空調プロセスで、空調制御に用い
る快適性指標PMVをニューラルネットワークで学習さ
せる装置において、ニューラルネットワークへの入力と
してPMV値に影響を与える変数の空気温度、平均輻射
温度、相対湿度およびこれら3変数中の2つ同士の掛け
算の合計6個の変数とする快適性指標PMV学習装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置の制
御技術に係り、建物内居住者の快適性を保持し、かつ省
エネを実現する空調制御のために最適な室温設定値を演
算する上で必要となる快適性指標の学習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空調制御本来の目的は、適正な室内温熱
環境を確保することである。また、それができる限り少
ないエネルギー消費で実現できることが望ましい。
【0003】人間の快適性を考えて、適正な室内温熱環
境を確保するに当たっては、暑さ、寒さに対する人間の
温熱感覚を考慮することが重要である。これに影響を与
える変数として次のものがある。
【0004】(a)空気温度、(b)相対湿度、(c)
平均輻射温度、(d)気流速度、(e)活動状態(人体
の内部発熱量)、(f)着衣状態 人の発熱量は対流による放射量、輻射による放熱量、人
からの蒸発熱量、呼吸による放熱量および蓄熱量の合計
で、これらの熱平衡式が成立している場合は、人体が熱
的に中立であり、暑くも寒くもない快適状態である。逆
に、熱平衡式が崩れた場合に人体は暑さ寒さを感じる。
【0005】これに関しデンマーク工科大学の Fanger
教授は、1967年に快適方程式の導出を発表し、これ
を出発点として人体の熱負荷と人間の温冷感を、欧米人
の多数の被験者のアンケートから統計分析して結び付
け、PMV( Predicted MeanVote: 予測平均回答 )
を提案した。これは、近年ISO規格にも取り上げられ
最近よく用いられるようになった。温冷感の指標となる
PMVは、次の7段階評価尺度による数値として表す。 +3:暑い +2:暖かい +1:やや暖かい 0:どちらでもない、快適 −1:やや涼しい −2:涼しい −3:寒い なお、快適な範囲は−0.5〜+0.5である。
【0006】上記6つの変数のうち作業強度を表す活動
状態は、通常は代謝量metを、また着衣状態はclo
の単位を用いる。 met(メット) 代謝量を表す単位で、熱的に快適な状態における安静時
代謝を基準とする。
【0007】 1met=58.2W/m2 =50kcal/m2 ・h clo(クロ) 衣服の熱絶縁性を表す単位で、1cloとは気温21
℃、相対湿度50%、気流5cm/s以下の室内で、体
表面からの放熱量が1metの代謝と平衡するような着
衣状態での値で、通常の熱抵抗値に換算すると1clo
=0.155m2・℃/W=0.18m2 ・h・℃/k
calとなる。
【0008】PMVの詳しい内容はここでは省略する
が、次の参考文献に記載されている。
【0009】(a) 特願平3−288287(特開平
5−126380号) 発明の名称:空調制御装置 (b) 空気調和・衛生工学会(編):空気調和・衛生
工学便覧1巻、第1編、第3章 PMVの上記6変数に対する変化は多次元なので非常に
複雑であるが、一つの変数に対する変化は2次元の図で
表せる。この特性の例を表したのが、図7ないし図10
である。すなわち、図7は室温(空気温度)とPMVの
関係例を、図8は平均輻射温度とPMVの関係例を、図
9は相対湿度とPMVの関係例を、そして図10は風速
(気流速度)とPMVの関係例を、それぞれプロットし
たものである。
【0010】各図で変化させなかった変数の条件は、下
記の通りである(例えば、図7では室温以外の値は下記
の値で固定である。)。 実線(冬季) 点線(夏季) 室温(空気温度) 22℃ 室温(空気温度) 25℃ 平均輻射温度 22℃ 平均輻射温度 25℃ 相対湿度 50% 相対湿度 50% 風速(気流速度) 0.1m/s 風速(気流速度) 0.1m/s 着衣量 1.0clo 着衣量 0.5clo 活動量 1.2met 活動量 1.2met 図10から分かるように、v(風速)≦0.1m/sで
はPMVの値はvによって変化しない。
【0011】快適性指標のPMVは、既に述べたように
Fanger 教授が欧米人の多数の被験者のアンケートから
統計分析して求めたものである。しかし、人間の温熱感
の基準は、人種や、社会的状態(風習や経済水準)、地
理的条件による生理的気候順応の影響、さらには施設環
境条件などによって異なるため、一般のPMVを、日本
の個々の空調制御システムにそのまま用いた場合、日本
人の感覚とずれる可能性がある。そこで、快適空調制御
システムでは、個々の空調システム、およびそこの居住
者に応じた快適性指標を図11の符号11で示すよう
に、ニューロ技術を用いて学習させる。この図11は、
上記参考文献(特願平3−288287号)から引用し
た。
【0012】上記参考文献の開示内容は、人間の温熱感
覚に影響を与える複数のプロセス変数を入力し、これら
の入力されたプロセス変数と、居住者が感じている快適
度のアンケートデータとからニューラルネットワーク
(NN)によって、個々の空調システム、およびそこの
居住者に応じた快適性指標PMVを学習するニューロP
MV学習装置と、学習されたPMVとを入力し、この快
適性指標が省エネを満足して快適の範囲に入るような室
温設定値をファジィ演算装置により求める空調制御装置
である。
【0013】このニューロ技術に代わり得る学習方式と
して重回帰分析がある。これは、ある変量を、その変量
を決定する要因と考えられる複数の変量の線形結合で表
し、それらの間の構造を分析あるいは学習する手法であ
る。
【0014】結果となる変量をy、原因と考えられる変
量をx1 ,x2 ,…,xr とする。そして、これらのデ
ータが次のように与えられているものとする。
【0015】
【表1】 yは目的変数あるいは従属変数、x1 ,x2 ,…,xr
は説明変数あるいは独立変数と呼ばれる。x1 ,x2 ,
…,xr からyを予測学習する線形モデルを yi =a0 +a1 ・xi1+a2 ・xi2+…+ar ・xir
+ei とする。ei は、xi1,xi2,…,xirではyi を説明
し切れない誤差分を表す。ここで、誤差の平方和Σ(eix
ei) を最小にするa0 ,a1 ,a2 ,…,ar を
【0016】
【数1】 とする。この係数の求め方の説明は、ここでは省略す
る。
【0017】この回帰係数が決定すると、yi の理論値
【0018】
【数2】 で計算される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】人間が感じる温熱快適
度の基準としてよく用いられるPMVを、ニューラルネ
ットワークで学習させるとき、PMVは既に述べたよう
に、これに影響を与える変数が6個ある多変数非線形な
関数のため、学習に必要な教師信号の数が最低でも5万
以上になり、学習計算回数も莫大なものとなる。しか
し、それでも6変数に関し、すべての領域で精度よく学
習させるのは困難であった。
【0020】また、ニューラルネットワークの代わりに
重回帰分析を用いて学習させようとしても、PMVに影
響を与える6変数に対してPMVは非線形モデルになる
ので、従来の重回帰分析をそのまま用いることはできな
い。
【0021】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、居住者の快適性を保持して、かつ省エネを実現する
空調制御で、最適な室温設定値を演算するために必要と
なる快適性指標を、PMVを基準として居住者の申告を
基に修正するためにニューラルネットワークで学習する
装置において、教師信号の数と学習回数を大幅に減ら
し、かつ精度を向上させる方式を実現することを目的と
する。
【0022】また、同様の空調制御で、ニューラルネッ
トワークの代わりに重回帰分析を用いても、精度良く快
適性指標を学習予測できる方式を実現することを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、請求項1に記載の、PMV値に影響を与える
着衣量と活動量とが予め決まっている空調プロセスで、
空調制御に用いる快適性指標PMVをニューラルネット
ワークで学習させる装置において、ニューラルネットワ
ークへの入力としてPMV値に影響を与える変数の空気
温度、平均輻射温度、相対湿度およびこれら3変数中の
2つ同士の掛け算の合計6個の変数とする快適性指標P
MV学習装置、請求項2に記載の、PMV値に影響を与
える着衣量と活動量が予め決まっている空調プロセス
で、空調制御に用いる快適性指標PMVをニューラルネ
ットワークで学習させる装置において、ニューラルネッ
トワークへの入力として、PMV値に影響を与える変数
の気流速度、気流速度の平方、請求項1におけるニュー
ラルネットワーク入力の6変数、および気流速度と前記
6変数それぞれとの掛け算、および気流速度の平方と前
記6変数それぞれとの掛け算、の合計20個とする快適
性指標PMV学習装置、請求項3に記載の、空調制御に
用いる快適性指標PMVをニューラルネットワークで学
習させる装置において、PMV値に影響を与える着衣量
と活動量とを、予め空調制御対象プロセスごとに用いら
れる値の組合せを決め、その組合せの数だけニューラル
ネットワークをそなえ、そのニューラルネットワークご
とにPMVを学習させ、空調制御にこれを用いるときは
設定した着衣量と活動量から該当するニューラルネット
ワークを自動的に選択する快適性指標PMV学習装置、
請求項4に記載の、請求項3の快適性指標PMV学習装
置における、各ニューラルネットワークへの入力として
請求項1に記載の6変数とする快適性指標PMV学習装
置、請求項5に記載の、請求項3の快適性PMV学習装
置における、各ニューラルネットワークへの入力として
請求項2に記載の20変数とする快適性指標PMV学習
装置、請求項6に記載の、請求項4の快適性PMV学習
装置における、空調制御に快適性指標PMVを用いる場
合、着衣量と活動量とが予め定めた組合せケースの間の
値を設定した場合は、その近傍の複数のニューラルネッ
トワーク出力値を用いて2次元線形補間によりPMV値
を求める快適性指標PMV学習装置、請求項7に記載
の、請求項5の快適性PMV学習装置における、空調制
御に快適性指標PMVを用いる場合、着衣量と活動量と
が予め定めた組合せケースの間の値を設定した場合は、
その近傍の複数のニューラルネットワーク出力値を用い
て2次元線形補間によりPMV値を求める快適性指標P
MV学習装置、請求項8に記載の、請求項6の快適性指
標PMV学習装置における、着衣量と活動量とが予め定
めた組合せケースの間の教師信号が与えられている場合
でのニューラルネットワークのPMV学習時、その近傍
の複数のニューラルネットワークに対してその教師信号
を用いてPMVを学習させる快適性指標PMV学習装
置、請求項9に記載の、請求項7の快適性指標PMV学
習装置における、着衣量と活動量とが予め定めた組合せ
ケースの間の教師信号が与えられている場合でのニュー
ラルネットワークのPMV学習時、その近傍の複数のニ
ューラルネットワークに対してその教師信号を用いてP
MVを学習させる快適性指標PMV学習装置、および請
求項10に記載の、請求項1ないし請求項9のいづれか
に記載の快適性指標PMV学習装置における、ニューラ
ルネットワークを重回帰分析モデルに置き換えたことを
特徴とする、快適性指標PMV学習装置、を提供するも
のである。
【0024】本発明は以上のような手段を講じたことに
より、使用される着衣量および活動量のケース毎にニュ
ーラルネットワークを分割し、各ニューラルネットワー
クにはその領域のみの学習を分担させ、かつ各ニューラ
ルネットワークの入力はただ単にPMV変数そのものを
用いるのではなく、変数に対するPMVの出力特性を考
慮して、各PMV変数を組合せて入力することにより、
教師信号の数と計算回数とを大幅に減らし、かつ精度を
向上させる快適性指標PMV学習装置を実現できる。
【0025】また、本発明により重回帰分析を用いて快
適性指標を精度良く、簡便に学習予測できる。
【0026】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示してい
る。空調制御を行う対象ビルが、例えば一般事務所ビル
であれば、PMV値に影響を与える活動量は1.2me
tで、着衣量は夏の冷房時なら0.5clo、冬の暖房
時なら1.0cloというように、殆どの場合予め決ま
っている。この場合はニューラルネットワークの入力と
して、これらの変数は省くことができる。
【0027】また、気流速度vがv≦0.1m/sで
は、PMVの値はvによって変化しないし( 風速とP
MVの関係は図10参照 )、空調制御が定風量方式の
とき、vは一定とみなせる。よって、この場合もニュー
ラルネットワークへの入力としてvを省くことができ
る。
【0028】また従来技術で述べたように、室温とPM
V、平均輻射温度とPMV、相対湿度とPMVのそれぞ
れの関係は、他の条件が固定であればほぼ直線となって
いる( 図7ないし9参照 )。このことを考慮して、
ニューラルネットワークへの入力は、図1のように、温
度、平均輻射温度、相対湿度、およびそれぞれの掛け算
の合計6個の変数とする。
【0029】なお、ニューラルネットワーク学習開始時
の重み初期値は、従来の Fanger のPMV演算式( 図
1のPMV演算の部分 )を用いて予め求めておく。図
1の設定部は、空調制御中に居住者の快適度に関するア
ンケートから収集されたデータを、教師信号として入力
するためのものである。
【0030】図2は、本発明の第2の実施例を示す。着
衣量と活動量とについては、第1の実施例と同様に予め
決まっている空調プロセスとする。しかし、空調制御方
式が可変風量方式で気流速度v≧0.1m/sのとき
は、PMVはvによっても変化する。気流速度とPMV
との関係は、他の条件が固定であれば、ほぼ2次曲線に
近い( 図10参照 )。このことと、室温とPMV、
平均輻射温度とPMV、相対湿度とPMVのそれぞれの
関係( 図7ないし9参照 )を考慮して、ニューラル
ネットワークへの入力として、PMV値に影響を与える
変数である、気流速度、気流速度の平方、第1の実施例
におけるニューラルネットワーク入力の6変数、および
気流速度と前記6変数それぞれとの掛け算、および気流
速度の平方と前記6変数それぞれとの掛け算とする。す
なわち、下記の20個とする。
【0031】
【数3】 Ta:空気温度、 Tr:平均輻射温度、 Rh:
相対湿度、v:気流速度 図3は、本発明の第3の実施例を示している。対象ビル
として一般事務所ビルを考えた場合、通常着衣量は夏:
0.5clo、冬:1.0cloであり、活動量は1.
0〜1.4met(事務作業)である。よって、下記の
5×5の組合せケース例に応じた25個のニューラルネ
ットワークを用意し、そのニューラルネットワークごと
にPMVを学習させておけば、どの一般事務所ビルに適
用する場合でもその中から選択することができる。
【0032】
【表2】 ニューラルネットワークへの入力としては、図3の例で
はTa,Tr,Rh(PMVがvにより変化する場合
は、vも入力する。)とした。
【0033】空調制御にこれらのニューラルネットワー
クを用いるときは、予め表2から適切な着衣量と活動量
とを選んでニューラルネットワーク選択部に設定する。
ニューラルネットワーク選択部は、ニューラルネットワ
ーク出力側のスイッチ群(SW1〜SW25 )の中か
ら該当する1つを選択してONにする。
【0034】図4は、本発明の第4の実施例を示してい
る。この第4の実施例は、図3により説明した第3の実
施例の各ニューラルネットワークへの入力を第1の実施
例と同様の、PMV値に影響を与える変数である、空気
温度、平均輻射温度、相対湿度およびそれぞれの掛け算
の合計6個の変数とする。
【0035】本発明の第5の実施例では、図3に示した
第3の実施例の図3の各ニューラルネットワークへの入
力を、第2の実施例と同様のPMV値に影響を与える変
数である、気流速度、気流速度の平方、第1の実施例に
おけるニューラルネットワーク入力の6変数、および気
流速度と前記6変数それぞれとの掛け算、および気流速
度の平方と前記6変数それぞれとの掛け算、の合計20
個とする。
【0036】図5は、本発明の第6の実施例を示す図で
ある。この第6の実施例では、図4に示した第4の実施
例における快適性指標PMVを求めるにつき特徴を持つ
もので、着衣量と活動量とが予め定めた組合せケース
(例えば表2)の間の値を設定した場合は、その近傍の
複数のニューラルネットワーク出力値を用いて、2次元
線形補間によりPMV値を求める。
【0037】図6によって2次元線形補間方法の具体例
を説明する。予めニューラルネットワーク選択部に着衣
量0.6clo、活動量1.15metの値が設定され
たとする( 点P )。この点の近傍点A,B,C,Dの
中で、点Pとの距離が最も遠い点( 例では点C )を
除く3点( 例では点A,B,D )のニューラルネッ
トワークを、ニューラルネットワーク選択部は選択す
る。2次元線形補間部では、下記の方法で補正したPM
V値を求める。
【0038】平面の式は、z=a・x+b・y+cで表
せるので、平面の式を決めるには3点あればよい。
【0039】ニューラルネットワークへの各入力値か
ら、点Aに該当するニューラルネットワークが求めた出
力値をzA 、ニューラルネットワークへの各入力値か
ら、点Bに該当するニューラルネットワークが求めた出
力値をzB 、ニューラルネットワークへの各入力値か
ら、点Dに該当するニューラルネットワークが求めた出
力値をzD とすると、 zA = 0.5・a+1.2・b+c (10) zB = 0.5・a+1.0・b+c (11) zD =0.75・a+1.2・b+c (12) この3式より、a,b,cが求まる。この値をa0 ,b
0 ,c0 とすると、 PMV=0.6・a0 +1.15・b0 +c0 (13) として補正後のPMVが求められる。
【0040】本発明の第7の実施例は、第5の実施例に
おける快適性指標PMVを求めるにつき特徴を持つもの
で、着衣量と活動量が予め定めた組合せケース( 例え
ば表2 )の間の値を設定した場合は、その近傍の複数
のニューラルネットワーク出力値を用いて2次元線形補
間によりPMV値を求める。2次元線形補間方法の具体
的な方法は、図6を用いて説明した第6の実施例と同様
の方法である。
【0041】本発明の第8の実施例は、第6の実施例に
おいて、着衣量と活動量とが予め定めた組合せケースの
間の教師信号が与えられている場合でのニューラルネッ
トワークのPMV学習時、その近傍の複数のニューラル
ネットワークに対して、その教師信号を用いてPMVを
学習させるものである。
【0042】具体的な方法例を、次に説明する。第6の
実施例で説明したのと同様に、予めニューラルネットワ
ーク選択部に着衣量0.6clo、活動量1.15me
tの値が設定されたとする( 図6のP点 )。このと
き、各入力変数の値とPMVの値(z1 )とが教師信号
として与えられたとする。ニューラルネットワーク選択
部は、この教師信号を利用して学習させるニューラルネ
ットワークとして第6の実施例と同様の方法で、点A,
B,Dを選択する。前記入力変数に対する、点Pでの学
習前のPMV値は、(10)〜(13)式より、0.6
・a0 +1.15・b0 +c0 である。これをzとおく
と、教師信号との偏差ΔeはΔe=z1−zである。
【0043】よって、点Aに該当するニューラルネット
ワークへの教師信号は、(10)式のzA にΔeを加え
たものとして、このニューラルネットワークを学習させ
る。
【0044】点Bに該当するニューラルネットワークへ
の教師信号は、(11)式のzB にΔeを加えたものと
して、このニューラルネットワークを学習させる。
【0045】点Dに該当するニューラルネットワークへ
の教師信号は、(12)式のzD にΔeを加えたものと
して、このニューラルネットワークを学習させる。
【0046】本発明の第9の実施例は、第7の実施例に
おける着衣量と活動量とが予め定めた組合せケースの間
の教師信号が与えられている場合でのニューラルネット
ワークのPMV学習につき特徴を持つもので、その近傍
の複数のニューラルネットワークに対してその教師信号
を用いてPMVを学習させるものである。具体的な方法
例は、第8の実施例につき説明した方法例と同様であ
る。
【0047】本発明の第10の実施例を次に示す。この
第10の実施例では、第1の実施例または第2の実施例
におけるニューラルネットワークの代わりに重回帰分析
モデルを用いる。
【0048】まず、第1の実施例におけるニューラルネ
ットワークの代わりに、重回帰分析モデルに置き換える
には、重回帰のモデルを y=a0 +a1 ・x1 +a2 ・x2 +…+a6 ・x6 +
ei として、上記の説明変数x1 ,x2 ,…,x6 は下記の
通りとする。
【0049】x1 =Ta,x2 =Tr,x3 =Rh,x
4 =Ta・Tr,x5 =Ta・Rh,x6 =Tr・Rh ニューラルネットワークのときと同様に、a0 ,a1 ,
…,a6 の初期値は、従来の Fanger のPMV演算式を
用いてデータを作り重回帰分析の手法で求めておく。ま
た、個々の空調システム、およびそこの居住者に応じた
快適性指標は、ニューラルネットワークのときと同様
に、空調制御中に居住者の快適度に関するアンケートか
ら収集されたデータを用いて、重回帰分析の手法で学習
する。
【0050】また第2の実施例におけるニューラルネッ
トワークの代わりに重回帰分析モデルに置き換えるに
は、重回帰のモデルを y=a0 +a1 ・x1 +a2 x2 +…+a20・x20+e
i として、上記の説明変数x1 ,x2 ,…,x20は、第2
の実施例で示したニューラルネットワークへの入力変数
1,2,…,20とする。
【0051】以下、第3ないし第9の実施例に関して
も、ニューラルネットワークを、それぞれ上記の重回帰
分析モデルに同様に置き換えることにより、第10の実
施例となる。
【0052】
【発明の効果】本発明は上述のように、快適性指標を、
PMVを基準として居住者の申告を基に修正するために
ニューラルネットワークで学習する装置において、使用
される着衣量と活動量のケース毎にニューラルネットワ
ークを分割し、各ニューラルネットワークにはその領域
のみの学習を分担させ、かつ各ニューラルネットワーク
の入力はただ単にPMV変数そのものを用いるのではな
く、変数に対するPMVの出力特性を考慮して、各PM
V変数を組合せて入力すること等の手段を講じたため、
教師信号の数と計算回数とを大幅に減らし、かつ精度を
向上させる快適性指標PMV学習装置が提供できる。
【0053】また、PMVを基準として居住者の申告を
基に修正するために重回帰分析モデルで学習する装置に
おいて、使用される着衣量および活動量のケース毎に重
回帰分析モデルを用意し、各重回帰分析モデルにはその
領域のみの学習を分担させ、かつ各重回帰分析モデルの
入力はただ単にPMV変数そのものを用いるのではな
く、変数に対するPMVの出力特性を考慮して、各PM
V変数を組合せて入力すること等の手段を講じたため、
学習計算回数を大幅に減らし、かつ精度を向上させる快
適性指標PMV学習装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体構成図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す全体構成図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す全体構成図。
【図4】本発明の第4の実施例を示す全体構成図。
【図5】本発明の第6の実施例を示す全体構成図。
【図6】請求項6の2次元線形補間方法の具体例を説明
するための図。
【図7】室温(空気温度)と従来のPMVとの関係を示
した図。
【図8】平均輻射温度と従来のPMVとの関係を示した
図。
【図9】相対湿度と従来のPMVとの関係を示した図。
【図10】風速(気流速度)と従来のPMVとの関係を
示した図。
【図11】従来の快適空調制御システムの全体構成図。
【符号の説明】
1A ニューロPMV学習装置 2A 居住者快適度設定部 3A ニューラルネットワーク選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 村 信 孝 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PMV値に影響を与える着衣量と活動量が
    予め決まっている空調プロセスで、空調制御に用いる快
    適性指標PMVをニューラルネットワークで学習させる
    快適性指標PMV学習装置において、 ニューラルネットワークへの入力として、PMV値に影
    響を与える変数の空気温度、平均輻射温度、相対湿度お
    よびこれら3変数中の2つ同士の掛け算の合計6個の変
    数とすることを特徴とする、快適性指標PMV学習装
    置。
  2. 【請求項2】PMV値に影響を与える着衣量と活動量と
    が予め決まっている空調プロセスで、空調制御に用いる
    快適性指標PMVをニューラルネットワークで学習させ
    る快適性指標PMV学習装置において、 ニューラルネットワークへの入力として、PMV値に影
    響を与える変数の気流速度、気流速度の平方、請求項1
    におけるニューラルネットワーク入力の6変数、および
    気流速度と前記6変数それぞれとの掛け算、および気流
    速度の平方と前記6変数それぞれとの掛け算、の合計2
    0個とすることを特徴とする、快適性指標PMV学習装
    置。
  3. 【請求項3】空調制御に用いる快適性指標PMVをニュ
    ーラルネットワークで学習させる快適性指標PMV学習
    装置において、 PMV値に影響を与える着衣量と活動量とを、予め空調
    制御対象プロセスごとに用いられる値の組合せを決め、
    その組合せの数だけニューラルネットワークをそなえ、 そのニューラルネットワークごとにPMVを学習させ、
    空調制御にこれを用いるときは設定した着衣量と活動量
    とから該当するニューラルネットワークを自動的に選択
    することを特徴とする、快適性指標PMV学習装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の快適性指標PMV学習装置
    において、 各ニューラルネットワークへの入力として、請求項1に
    おける6変数とすることを特徴とする、快適性指標PM
    V学習装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の快適性指標PMV学習装置
    において、 各ニューラルネットワークへの入力として、請求項2に
    おける20変数とすることを特徴とする、快適性指標P
    MV学習装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の快適性指標PMV学習装置
    において、 空調制御に快適性指標PMVを用いる場合、着衣量と活
    動量が予め定めた組合せケースの間の値を設定した場合
    は、その近傍の複数のニューラルネットワーク出力値を
    用いて2次元線形補間によりPMV値を求めることを特
    徴とする、快適性指標PMV学習装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の快適性指標PMV学習装置
    において、 空調制御に快適性指標PMVを用いる場合、着衣量と活
    動量が予め定めた組合せケースの間の値を設定した場合
    は、その近傍の複数のニューラルネットワーク出力値を
    用いて2次元線形補間によりPMV値を求めることを特
    徴とする、快適性指標PMV学習装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の快適性指標PMV学習装置
    において、 着衣量と活動量が予め定めた組合せケースの間の教師信
    号が与えられている場合でのニューラルネットワークの
    PMV学習時、その近傍の複数のニューラルネットワー
    クに対してその教師信号を用いてPMVを学習させるこ
    とを特徴とする、快適性指標PMV学習装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の快適性指標PMV学習装置
    において、 着衣量と活動量が予め定めた組合せケースの間の教師信
    号が与えられている場合でのニューラルネットワークの
    PMV学習時、その近傍の複数のニューラルネットワー
    クに対してその教師信号を用いてPMVを学習させるこ
    とを特徴とする、快適性指標PMV学習装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9のいづれかに記載の快
    適性指標PMV学習装置において、 ニューラルネットワークを重回帰分析モデルに置き換え
    たことを特徴とする、快適性指標PMV学習装置。
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