JPH05280787A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JPH05280787A
JPH05280787A JP4079494A JP7949492A JPH05280787A JP H05280787 A JPH05280787 A JP H05280787A JP 4079494 A JP4079494 A JP 4079494A JP 7949492 A JP7949492 A JP 7949492A JP H05280787 A JPH05280787 A JP H05280787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
air
pmv value
wind direction
pmv
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4079494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Ogata
秀夫 小方
Yasutomo Onishi
康友 大西
Yasuhiro Tsujii
康浩 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP4079494A priority Critical patent/JPH05280787A/ja
Publication of JPH05280787A publication Critical patent/JPH05280787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は室内環境をPMV値で快適状態に制
御する空気調和機において、検知手段の設置場所に制約
されずにPMV値を計算して速やかにPMV値を中立に
制御し、また、空調空間内でPMV値が分布している場
合でも全居住域でPMV値を中立に制御する空気調和機
を提供することを目的とする。 【構成】 室内空気を循環させる送風機6と、吸込み空
気を加熱または冷却する熱交換手段3と、居住域を複数
のゾーンに分割し各々のゾーンのPMV値を計算するゾ
ーン毎PMV値計算手段26と、各々のゾーンに対応す
る吹出し空気風量を調節する風量調節手段12a,12
bと、風向を変更する風向変更手段11a,11bと、
各々のゾーンのPMV値が中立になるように前記複数の
風量調節手段及び風向変更手段を制御する風量調節制御
手段27,28と風向変更制御手段29,30を備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内環境を居住者が快
適になるように自動的に制御する空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷暖房装置は、室温をある温度範
囲に保つよう制御されるが、本来はそこに居住する人間
の温冷感を快適に保つようになされるべきである。この
ような快適性を実現するためにPMVという快適指標が
提案され、この指標をもとに空気調和機を制御するもの
として、特開平2−242037号公報等で示されたも
のがある。
【0003】PMV(Predicted Mean
Vote)とは平均予想温冷感申告と訳され、温熱環境
の快適性を評価する一つの指標であり、デンマーク工科
大学のファンガー教授により提案され、1984年にI
SO−7730として国際規格化されたものである。こ
のPMVは環境側要素である温度、湿度、輻射温度そし
て気流速と、人体側要素である活動量と着衣量の関数で
あり、これらの値から前記ISO−7730記載の算式
によって求めることができる。
【0004】そして、このPMV値0を中立として快適
であるとし、3を暑い、2を暖かい、1をやや暖かい、
−3を寒い、−2を涼しい、−1をやや涼しいと定義し
ている。なお、この算式及び演算方法についての説明は
割愛する。
【0005】特開平2−242037号公報に示された
ものは温度、湿度及び輻射温度を検知する検知手段を居
住域に設置し、気流速、活動量及び着衣量を設定する設
定手段からPMV値を計算し、PMV値が中立になるよ
うに温度を制御パラメータとして各種空気調和機器を連
携制御するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、居住域の環境要素を直接検知しているために検
知手段の設置場所が制約されたり、構成が高価になる。
さらに、図10に示すように空調空間内で輻射温度の違
い等でPMV値が分布している場合でも検知場所を中心
にPMV値を中立にするために全居住域でPMV値を中
立にすることができないという欠点を有していた。
【0007】また、空調空間内に於いて人の居るゾー
ン、居ないゾーンに関わらずPMV値を中立にするため
に必要以上に空調するという欠点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、検知手段の設置場所に制約されずにPMV値を計算
して速やかにPMV値を中立に制御し、また、空調空間
内でPMV値が分布している場合でも全居住域でPMV
値を中立に制御し、また、人の居ないゾーンに関しては
不必要な空調をしないようにPMV値は中立を外すよう
に制御する空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和機は、室内空気を循環させる送風機
と、吸い込み空気を加熱または冷却する熱交換手段と、
居住域を複数のゾーンに分割し各々のゾーンのPMV値
を計算するゾーン毎PMV値計算手段と、各々のゾーン
に対応する複数の吹き出し空気の風量を調節する風量調
節手段と、吹き出し空気の風向を変更する風向変更手段
と、各々のゾーンのPMV値が中立になるように前記複
数の風量調節手段を制御する風量調節制御手段と、複数
の風向変更手段を制御する風向変更制御手段を備えてい
る。
【0010】また、ニューラルネットワークによりPM
V値計算を予め学習し、入力条件から居住域のPMV値
を推論するニューロPMV値計算手段を備えている。
【0011】また、各ゾーンの人の有無を検出する人体
検知手段と、人のいるゾーンのPMV値は中立に、人の
いないゾーンのPMV値は中立を外すように各々の風量
調節手段及び風向変更手段を制御する人体対応風量調節
制御手段及び人体対応風向変更制御手段を備えている。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって、居住域を複数
のゾーンに分割し各々のゾーンのPMV値を各ゾーンに
対応した風量調節手段及び風向変更手段で個別に制御す
るものであるから、PMV値が分布していても全居住域
でPMV値を速やかに中立に制御できる。
【0013】また、空気調和機本体で検知できる限られ
た入力条件から、ニューラルネットワークにより居住域
のPMV値を予め学習し推論するものであるから、検知
手段の設置場所の制約を受けずに安価な構成で居住域の
PMV値を求めることができる。
【0014】また、人のいるゾーンのPMV値は中立
に、人のいないゾーンのPMV値は中立を外すように各
々の風量調節手段及び風向変更手段を制御するものであ
るから、不必要な空調をせず省エネを図ると共に、人の
居るゾーンは速やかにPMV値を中立に制御できる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0016】図1は空気調和機の概略構成図である。図
1において、1は圧縮機、2は四方弁、3は室内の吸い
込み空気を加熱または冷却する熱交換手段である室内熱
交換器、4は減圧器、5は室外熱交換器であり、これら
を環状に連接して冷凍サイクルを構成している。
【0017】6は室内空気を吸い込み、室内熱交換器3
により加熱または冷却された空気を吹き出す室内送風機
であり、7は室外送風機である。8は室内に設置される
室内機、9は室外に設置される室外機である。冷房運転
と暖房運転の切り替えは四方弁2を切り替えて冷凍サイ
クル中の冷媒の流れを切り替えることにより行われる。
【0018】図2は室内機8の一例で、天井に埋め込む
カセット形の概略図である。10a,10bは2方向に
設けられた空気の吹き出し口で、それぞれに、風向変更
手段として風向を上下に変更する電動ルーバー11a,
11bが設けられている。また、風量調節手段として風
量を調節する電動ダンパー12a,12bが設けられて
いる。電動ルーバー11a,11b及び電動ダンパー1
2a,12bはステッピングモーター等で駆動され、ル
ーバーの角度及びダンパーの開度を任意に決めることが
できる。
【0019】尚、本実施例ではステッピングモーター及
び伝達機構の説明は割愛する。13は室内空気の吸い込
み口、14は空気中のごみや粉塵を除去するフィルター
である。15は室内送風機6のインダクションモータで
ある。16は吸い込み空気と吹き出し空気を分離する断
熱壁である。
【0020】図3は一つの吹き出し口10a近傍の空気
の流れ図である。図に示すように吹き出し風量はダンパ
ーの垂直となす角度θdにより決まる。本実施例では、
θdは0度(100%)、15度(約80%)、30度
(約70%)、45度(約50%)の4段階とする。ま
た、吹き出し方向はルーバーの水平となす角度θlによ
り決まる。本実施例では、θlは15度、30度、45
度、60度、75度の5段階とする。
【0021】尚、吹き出し口は2箇所のため、片側の風
量を50%に絞ると他方の風量は概略150%になる。
また、風量切り替えで「強」ノッチの時は全風量は20
3/min、「中」ノッチの時は16m3/min、
「弱」ノッチの時は12m3/minである。
【0022】図4は本実施例のゾーン分割の概略図であ
る。17は空調する部屋であり、ゾーンは、室内機8の
2方向の吹き出し方向に従って、2ゾーンに分割されて
いる。
【0023】図5は本実施例の機能ブロック図である。
18は第1ゾーンの居住域に設置された第1ゾーン状態
検知手段で、第1ゾーン室温検知手段19、第1ゾーン
輻射温度検知手段20、第1ゾーン湿度検知手段21、
第1ゾーン気流速検知手段22と第1ゾーンの居住者が
自ら設定する第1ゾーン活動量設定手段23、第1ゾー
ン着衣量設定手段24よりなる。
【0024】25は同様にして第2ゾーンの状態を検知
する第2ゾーン状態検知手段、26は第1、第2ゾーン
状態検知手段18,25より入力した各ゾーン毎の状態
情報から各ゾーン毎のPMV値を計算するゾーン毎PM
V値計算手段である。
【0025】27は第1ゾーンのPMV値に従って第1
電動ダンパー12aの角度を制御する第1電動ダンパー
制御手段、28は第2ゾーンのPMV値に従って第2電
動ダンパー12bの角度を制御する第2電動ダンパー制
御手段、29は第1ゾーンのPMV値に従って第1電動
ルーバー11aの角度を制御する第1電動ルーバー制御
手段、30は第2ゾーンのPMV値に従って第2電動ル
ーバー11bの角度を制御する第2電動ルーバー制御手
段であり、第1、第2電動ダンパー制御手段27,28
及び第1、第2電動ルーバー制御手段29,30はそれ
ぞれのゾーンのPMV値を速やかに快適領域に到達させ
て安定させるように制御される。31は室内送風機6、
室外送風機7、圧縮機1そして四方弁2を制御する冷凍
サイクル制御手段で、やはりPMV値により制御され
る。
【0026】以上の構成の空気調和機の動作例について
図面を基に暖房を例にとり説明する。
【0027】図6は暖房運転時の動作例を表すタイミン
グチャートであり、実線は第1ゾーン、破線は第2ゾー
ンを示す。本実施例では、運転開始時において第1ゾー
ンに比べ第2ゾーンの輻射温度がかなり低い状態を表し
ている。従って、第1ゾーンのPMV値が−2(涼し
い)となり、第2ゾーンのPMV値は−3以下(寒い)
となる。
【0028】そこで、第1電動ダンパー12aの角度θ
dを15度に、第2電動ダンパー12bの角度θdを0度
に制御することにより、第1ゾーンの吹き出し風量が少
なくなり(8m3/min)、第2ゾーンの吹き出し風
量が多くなる(12m3/min)。更に、第1電動ル
ーバー11a及び第2電動ルーバー11bの角度θl
45度にして直接、居住域に加熱された空気を吹き出す
(居住域の気流速0.3m/s)。
【0029】その結果、第2ゾーンのPMV値が急速に
上昇する。そして、点Aで輻射温度の差が殆ど無くな
り、PMV値がほぼ同じになれば第1電動ダンパー12
aと第2電動ダンパー12bの角度θdを0度に制御す
ることにより、第1ゾーンの吹き出し風量と第2ゾーン
の吹き出し風量を等しくし(10m3/min)、更
に、第1電動ルーバー11a及び第2電動ルーバー11
bの角度θlを60度にして居住域の気流速を小さくす
るが(0.2m/s)、PMV値は更に上昇する。
【0030】点BでPMV値が−1になると風量切り替
えを「中」にし、風量を共に8m3/minに落とし、
点CでPMV値が0になると圧縮機1の運転を停止する
と共に風量切り替えを「弱」にし、風量を共に6m3
minに落とし、更に、第1電動ルーバー11a及び第
2電動ルーバー11bの角度θlを75度にして居住域
の気流速をさらに小さくして(0.1m/s)、部屋を
足元から暖め快適状態を維持する。
【0031】以上のように本実施例によれば、圧縮機1
と、四方弁2と、室内の吸い込み空気を加熱または冷却
する熱交換手段である室内熱交換器3と、減圧器4と、
室外熱交換器5とを環状に連接して構成された冷凍サイ
クルと、室内空気を吸い込み、室内熱交換器3により加
熱または冷却された空気を吹き出す室内送風機6と、室
外送風機7と、天井に埋め込むカセット形室内機8の2
方向に設けられ加熱または冷却された空気を吹き出す吹
き出し口10a,10bと、それぞれの吹き出し口に設
けられ風向変更手段として風向を上下に変更する第1電
動ルーバー11a、第2電動ルーバー11bと、吹き出
し口内部に設けられ吹き出し空気の風量を調節する第1
電動ダンパー12a、第2電動ダンパー12bと、居住
域を室内機8の吹き出し方向に従って2つのゾーンに分
割し各々のゾーンのPMV値を計算するゾーン毎PMV
値計算手段26と、前記第1、第2電動ルーバー11
a,11bを各々のゾーンのPMV値に従って制御する
第1、第2電動ルーバー制御手段29,30と、前記第
1、第2電動ダンパー12a,12bを各々のゾーンの
PMV値に従って制御する第1、第2電動ダンパー制御
手段27,28を備えているものであるから、PMV値
が居住域で分布していても全居住域でPMV値を速やか
に快適領域に到達させて安定させることができる。
【0032】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0033】図7は本実施例の機能ブロック図であり、
ゾーンについては第1ゾーンのみを記している。32は
第1ゾーンニューロ状態検知手段で、室内機8の吸い込
み口13に設置された吸い込み温度検知手段33、第1
ゾーン輻射温度検知手段20、第1ゾーン湿度検知手段
21、室内送風機6の第1ゾーン風速判定手段34、第
1電動ルーバー11aにより設定される第1ゾーン風向
判定手段35、第1電動ダンパー12aにより設定され
る第1ゾーン風量判定手段36と居住者が自ら設定する
第1ゾーン活動量設定手段23、第1ゾーン着衣量設定
手段24よりなる。
【0034】吸い込み温度検知手段33、第1ゾーン輻
射温度検知手段20、第1ゾーン湿度検知手段21、第
1ゾーン風速判定手段34、第1ゾーン風向判定手段3
5は室内機8本体に設置され、設置場所の制約を受けな
い。
【0035】37は第1ゾーンニューロ状態検知手段3
2の入力と居住域のPMV値との関係をニューラルネッ
トワークにより予め学習し、第1ゾーンニューロ状態検
知手段32の入力から居住域のPMV値を推論するゾー
ン毎ニューロPMV値計算手段である。ゾーン毎ニュー
ロPMV値計算手段37は、発明者が数多くの実験デー
タをもとに、予めニューラルネットワークで学習した結
果を表現したものである。以下、図5と同構成のものに
ついては説明を割愛する。
【0036】以上のように本実施例によれば、吸い込み
温度検知手段33、第1ゾーン輻射温度検知手段20、
第1ゾーン湿度検知手段21、第1ゾーン風速判定手段
34、第1ゾーン風向判定手段35、第1ゾーン風量判
定手段36を室内機8本体に設置し、第1ゾーンニュー
ロ状態検知手段32の入力から居住域のPMV値を推論
するゾーン毎ニューロPMV値計算手段37を備えるこ
とにより、居住域の環境要素を直接検知せずにPMV値
を推論するものであるから、居住域への検知手段の設置
が必要なく安価に構成することができる。
【0037】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0038】図8は本実施例の機能ブロック図である。
38は第1ゾーンの人の有無を検出する第1ゾーン人体
検知手段であり第1ゾーン状態検知手段18’内にあ
る。39は第2ゾーンの人の有無を検出する第2ゾーン
人体検知手段であり第2ゾーン状態検知手段25’内に
ある。
【0039】40,41及び42,43は人のいるゾー
ンのPMV値は中立に、人のいないゾーンのPMV値は
中立を外すように第1、第2電動ダンパー12a,12
bを制御する人体対応風量調節制御手段及び第1、第2
電動ルーバー11a,11bを制御する人体対応風向変
更制御手段である。その他は図5と同構成であり説明を
割愛する。
【0040】以上の構成の空気調和機の動作例について
図面を基に暖房を例にとり説明する。
【0041】図9は暖房運転時の動作例を表すタイミン
グチャートであり、実線は人の居ない第1ゾーン、破線
は人の居る第2ゾーンを示す。本実施例では、運転開始
時において人の居ない第1ゾーンと人の居る第2ゾーン
のPMV値が共に−3以下(寒い)とする。
【0042】そこで、第1電動ダンパー12aの角度θ
dを15度に、第2電動ダンパー12bの角度θdを0度
に制御することにより、第1ゾーンの吹き出し風量が少
なくなり(8m3/min)、第2ゾーンの吹き出し風
量が多くなる(12m3/min)。更に、第1電動ル
ーバー11a及び第2電動ルーバー11bの角度θl
45度にして直接、居住域に加熱された空気を吹き出す
(居住域の気流速0.3m/s)。
【0043】その結果、第2ゾーンのPMV値が急速に
上昇する。そして、点Dで第2ゾーンのPMV値が−1
になると風量切り替えを「中」にし、第1電動ダンパー
12aと第2電動ダンパー12bの角度θdを0度に制
御することにより、第1ゾーンの吹き出し風量と第2ゾ
ーンの吹き出し風量を共に8m3/minに落とし、更
に、第1電動ルーバー11a及び第2電動ルーバー11
bの角度θlを60度にして居住域の気流速を小さくし
(0.2m/s)、点Eで人の居ない第1ゾーンのPM
V値が−1になると風量切り替えを「弱」にし、風量を
共に6m3/minに落とし、更に、第1電動ルーバー
11a及び第2電動ルーバー11bの角度θlを75度
にして居住域の気流速をさらに小さくして(0.1m/
s)、部屋を足元から暖め快適状態を維持する。点Fで
人の居る第2ゾーンのPMV値が0になると圧縮機1の
運転を停止し快適状態を維持する。
【0044】以上のように本実施例によれば、居住域を
複数のゾーンに分割し各々のゾーンのPMV(Pred
icted Mean Vote)値を計算するゾーン
毎PMV値計算手段26と、各々のゾーンに対応する吹
き出し空気風量を調節する第1、第2電動ダンパー12
a,12bと、各ゾーンの人の有無を検出する第1、第
2人体検出手段38,39と、人のいるゾーンのPMV
値は中立に、人のいないゾーンのPMV値は中立を外す
ように第1、第2電動ダンパー12a,12bを制御す
る人体対応風量調節制御手段40,41及び第1、第2
電動ルーバー11a,11bを制御する人体対応風向変
更制御手段42,43を備えたものであるから、不必要
な空調をせず省エネを図ると共に、人の居るゾーンは速
やかにPMV値を中立に制御できる。
【0045】以上第1、第2、第3の実施例について説
明したが、それぞれを組み合わせて実施しても同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和機は、室
内空気を循環させる送風機と、吸い込み空気を加熱また
は冷却する熱交換手段と、居住域を複数のゾーンに分割
し各々のゾーンのPMV(Predicted Mea
n Vote)値を計算するゾーン毎PMV値計算手段
と、各々のゾーンに対応する複数の吹き出し空気風量を
調節する風量調節手段と、吹き出し空気の風向を変更す
る風向変更手段と、各々のゾーンのPMV値が中立にな
るように前記複数の風量調節手段を制御する風量調節制
御手段と複数の風向変更手段を制御する風向変更制御手
段を備えたものであるから、PMV値が居住域で分布し
ていても全居住域でPMV値を速やかに快適領域に到達
させて安定させることができる。
【0047】また、本発明の空気調和機は、ニューラル
ネットワークによりPMV値計算を予め学習し、入力条
件から居住域のPMV値を推論するゾーン毎ニューロP
MV値計算手段を備えたものであるから、空気調和機本
体で検知できる限られた入力条件から、ニューラルネッ
トワークによりPMV値を予め学習し推論することがで
き、検知手段の設置場所の制約を受けずに安価な構成で
PMV値を求めることができる。
【0048】また、本発明の空気調和機は、各ゾーンの
人の有無を検出する複数の人体検知手段と、人のいるゾ
ーンのPMV値は中立に、人のいないゾーンのPMV値
は中立を外すように各々の風量調節手段及び風向変更手
段を制御する人体対応風量調節制御手段及び人体対応風
向変更制御手段を備えたものであるから、不必要な空調
をせず省エネを図ると共に、人の居るゾーンは速やかに
PMV値を中立に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空気調和機の概
略構成図
【図2】(a)図1のカセット形室内機の概略横断面図 (b)図1のカセット形室内機の概略縦断面図
【図3】図2(b)の吹き出し口近傍の空気の流れを示
す要部断面図
【図4】本発明の第1の実施例におけるゾーン分割の概
略図
【図5】同実施例における機能ブロック図
【図6】同実施例における暖房運転時の動作例を表すタ
イミングチャート
【図7】本発明の第2の実施例における機能ブロック図
【図8】本発明の第3の実施例における機能ブロック図
【図9】同実施例における暖房運転時の動作例を表すタ
イミングチャート
【図10】従来の暖房運転時の動作例を表すタイミング
チャート
【符号の説明】
3 熱交換手段 6 送風機 11a,11b 風向変更手段(電動ルーバー) 12a,12b 風量調節手段(電動ダンパー) 26 ゾーン毎PMV値計算手段 27,28 風量調節制御手段 29,30 風向変更制御手段 37 ゾーン毎ニューロPMV値計算手段 38,39 人体検知手段 40,41 人体対応風量調節制御手段 42,43 人体対応風向変更制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気を循環させる送風機と、吸い込
    み空気を加熱または冷却する熱交換手段と、居住域を複
    数のゾーンに分割し各々のゾーンのPMV値を計算する
    ゾーン毎PMV値計算手段と、各々のゾーンに対応する
    複数の吹き出し空気風量を調節する風量調節手段と、吹
    き出し空気の風向を変更する風向変更手段と、各々のゾ
    ーンのPMV値が中立になるように前記複数の風量調節
    手段を制御する風量調節制御手段と複数の風向変更手段
    を制御する風向変更制御手段を備えた空気調和機。
  2. 【請求項2】 ニューラルネットワークによりPMV値
    計算を予め学習し、入力条件から居住域のPMV値を推
    論するゾーン毎ニューロPMV値計算手段を備えた請求
    項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 各ゾーンの人の有無を検出する人体検知
    手段と、人のいるゾーンのPMV値は中立に、人のいな
    いゾーンのPMV値は中立を外すように各々の風量調節
    手段及び風向変更手段を制御する人体対応風量調節制御
    手段及び人体対応風向変更制御手段を備えた請求項1記
    載の空気調和機。
JP4079494A 1992-04-01 1992-04-01 空気調和機 Pending JPH05280787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4079494A JPH05280787A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4079494A JPH05280787A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05280787A true JPH05280787A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13691466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4079494A Pending JPH05280787A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05280787A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10141736A (ja) * 1996-09-11 1998-05-29 Toshiba Corp 快適性指標pmv学習装置
CN113551368A (zh) * 2021-07-31 2021-10-26 美的集团武汉制冷设备有限公司 空调器的控制方法、空调器及计算机可读存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10141736A (ja) * 1996-09-11 1998-05-29 Toshiba Corp 快適性指標pmv学習装置
CN113551368A (zh) * 2021-07-31 2021-10-26 美的集团武汉制冷设备有限公司 空调器的控制方法、空调器及计算机可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3848786B2 (ja) 空気調和装置
CA2588422A1 (en) Auto-balancing damper control
JP2007271128A (ja) 空調設備
JP3480877B2 (ja) 全館空調制御システム
JP3369331B2 (ja) 空気調和装置
JP2762425B2 (ja) 空気調和機
JPH05203244A (ja) 空気調和機
JPH05280787A (ja) 空気調和機
JPH0213750A (ja) 空調システム制御装置
KR100386703B1 (ko) 쾌적한 공조를 위한 실내 온열환경과 이산화탄소 농도 제어방법
JPH07145982A (ja) 空気調和機
JPH11132490A (ja) 空気調和機及び部屋の空調方式
JPH0842909A (ja) 空調システム
JP2912754B2 (ja) 空気調和機
JPH102596A (ja) 空気調和装置
JPH0719562A (ja) 空気調和機
JPH05306830A (ja) 空気調和機
JPH05296548A (ja) 空気調和装置
JP3300964B2 (ja) Vav制御システム
JPH07301447A (ja) 空気調和機
JPH05248696A (ja) 空気調和機
JPH0462349A (ja) 空気調和装置
JP2002257399A (ja) 空調システム
JPH074722A (ja) 空気調和機
JPH05306829A (ja) 空気調和機