JPH1014113A - 系統連系用インバータの運転方式 - Google Patents

系統連系用インバータの運転方式

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JPH1014113A
JPH1014113A JP8166509A JP16650996A JPH1014113A JP H1014113 A JPH1014113 A JP H1014113A JP 8166509 A JP8166509 A JP 8166509A JP 16650996 A JP16650996 A JP 16650996A JP H1014113 A JPH1014113 A JP H1014113A
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JP
Japan
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inverter
overcurrent
abnormality
detecting
voltage
Prior art date
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Application number
JP8166509A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ono
正明 小野
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1014113A publication Critical patent/JPH1014113A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統と連系するインバータをインバータ過電
流で停止させ、この過電流の原因が系統が瞬時異常の場
合、系統の正常復帰で再始動させる。 【解決手段】 インバータ過電流を検出してインバータ
を停止させる手段(101,102)と、正常なインバ
ータが過電流となる要因となる系統の異常を瞬時に検出
する系統異常検出手段(103)と、系統異常検出後、
系統の正常復帰を瞬時に検出して過電流停止のインバー
タを再始動する手段(106,107)で構成した。イ
ンバータが過電流で停止してもその要因が系統の瞬時異
常であれば、1〜2サイクルで再始動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系統と連系して運
用するインバータの過電流検出時にインバータ異常か否
かを判定して運転の継続を図る系統連系用インバータの
運転方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力系統に連系するインバータシステム
には、例えば、図6に示すように太陽電池Bの直流をイ
ンバータ1で系統電源と同相の交流に変換して系統S側
の負荷Ldに電力を供給する太陽電池発電用インバータ
や、図7に示すように系統Sにインバータを接続して系
統の負荷の力率を補償する無効電力補償装置(SV
C)、あるいは図8に示すようにスコットトランスST
rの2次側のT座・M座から電力が供給されるき電母線
T,2Mに直流側Cを共通とするインバータ1T,1M
接続して、き電母線2T,2M間の電力融通と無効電力補
償をする電鉄系統2相間の電力融通システム(SFC)
などがある。
【0003】このような系統と連系して運用するインバ
ータは、系統での事故発生時にインバータの破損を防ぐ
ためにインバータ電流i1の過電流を検出して停止する
保護機能が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記インバータの保護
機能ではインバータの異常による停止なのか、系統の事
故による停止なのか区別ができない。このためインバー
タ停止時の運用として再運転するべきかどうかの判定が
できない。
【0005】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、イン
バータの過電流停止時に系統の異常の有無を検出して系
統瞬時異常の場合、瞬時に再始動させることができる系
統連系用インバータの運転方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の系統連系用イン
バータの運転方式は、インバータの過電流を検出してイ
ンバータを停止させるインバータ停止手段と、正常なイ
ンバータが過電流となる要因の系統の異常を系統の電圧
又は負荷電流から瞬時に検出する系統異常検出手段と、
系統の異常検出後、系統正常復帰を瞬時に検出して前記
過電流で停止したインバータを再始動する再始動手段と
を有してなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1に系統連系インバータの過電流時の運転制御フロー
を示す。図1を用いて、本発明の構成及び動作を説明す
る。インバータ電流の過電流を検出し、この検出信号を
停止指令として、インバータを停止させる(101,1
02)。
【0008】過電流の検出には、例えば、図2のように
CTで検出したインバータ電流i1を整流回路21で整
流した電流i1Rと設定値Isetをコンパレータ22で比
較して過電流を瞬時に検出できる過電流検出器を使用す
る。
【0009】インバータ停止指令後、インバータが過電
流となる要因となっている系統の異常を検出し、異常無
の場合、インバータ側に過電流の原因があるものと見做
して再始動をしない(103〜105)。
【0010】系統異常の検出には、例えば図3のよう
に、PTで検出した系統電圧Vsを整流回路31で整流
し、整流電圧VS1をフィルタ32にかけ、その電圧VS2
と設定値Vset(+)(-)をそれぞれコンパレータ33及び
34で比較して論理和回路35から検出信号を得るよう
な、系統電圧の上昇と下降を検出できる電圧異常検出器
を用いる。
【0011】系統異常有の場合、インバータ側に過電流
の原因がないものと見做し、系統の正常復帰を検出し、
系統の正常復帰を待って過電流停止のインバータを再始
動する(103,106,107)。
【0012】系統の正常復帰の検出は、例えば、上記電
圧異常検出器の検出信号が1サイクル時間以上出ないこ
とを確認することで検出する。
【0013】この実施の形態によれば、系統異常が瞬時
的なものであれば、インバータの過電流による停止指令
が出てから1〜2サイクル程度で再始動が可能となる。
【0014】実施の形態2 上記実施の形態1では図1のフローにおける系統異常の
判断を系統電圧の上昇又は下降を検出して判断している
が、実施の形態2はこれを負荷電流の急増を検出して判
断するものである。
【0015】図4に負荷電流急増検出回路を示す。図4
において、41はCTで検出した負荷電流iL(一相
分)を全波整流する整流器、42は整流器出力電圧aの
各ピーク値を検出するピーク検出器、43はピーク検出
信号により整流器出力電圧aをサンプリングし、半サイ
クル期間保持するサンプルホールド回路、44はサンプ
ルホールド回路の出力電圧bと整流器出力電圧aとを比
較して電圧aが大きい場合出力するコンパレータであ
る。
【0016】この検出回路の動作について図4(b)を
用いて説明する。負荷電流iLが急変した場合、整流器
出力電圧aも急変する。ピーク検出器42が整流器出力
電圧aの各ピーク値を検出し、サンプリングホールド回
路43を動作させるので、サンプリングホールド出力電
圧bのレベルは負荷電流が急増すると階段状に変化す
る。しかして、ホールド出力電圧bがP1のレベルにあ
り、かつ整流器出力電圧aがこのレベルを越えた場合コ
ンパレータ44が検出信号Cを出力する。したがって、
負荷電流の急増を瞬時に検出することができる。
【0017】この負荷電流急増検出回路は系統異常で負
荷電流が急増するシステムの系統異常検出に使用できる
ので、図1のフローにおける異常の判断及び系統正常の
判断(103,106)に使用することで、実施の形態
1と同様にインバータの過電流停止後のインバータの停
止,再始動を制御することができる。
【0018】なお、電圧形のインバータは電圧を一定に
保つ機能があるが、電流は電圧によって決まる。電圧形
インバータを電源に連系する場合通常リアクトルLを直
列に入れる(図6〜図8)。系統電圧VSとインバータ
電圧VIが一致していれば、電流は流れないが相違する
とインバータから遅れ電流又は進み電流が流れる。図5
のように、連系する系統のインピーダンスZSが大きい
場合、連系点電圧VLが少し変動しただけでインバータ
1から大きな電流i1が流れるため、電圧変動が検出し
にくい場合がある。このような場合にはリアクトルLの
インダクタンスを追加して電圧変動の検出可能にする。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0020】(1)インバータが正常であるにも拘わら
ず、過電流で停止した場合、外部要因がなくなると再始
動するので、インバータの連続運転の継続性が高まる。
【0021】(2)インバータの再始動は外部要因がな
くなってから1〜2サイクルで可能であるので、インバ
ータの過電流停止で系統側に影響を及ぼすことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】系統連系システムにおけるインバータの過電流
時の運転制御フロー図。
【図2】(a)及び(b)はインバータの過電流検出回
路図及びその各部電流波形図。
【図3】(a)及び(b)は系統電圧上昇検出回路図及
びその各部電流波形図。
【図4】(a)及び(b)は負荷電流急増検出回路図及
びその各部電流波形図。
【図5】インバータの連系回路図。
【図6】系統連系用インバータシステム例にかかる太陽
発電システムの系統接続図。
【図7】系統連系用インバータシステム例にかかる無効
電力補償装置の系統接続図。
【図8】系統連系用インバータシステム例にかかる電気
鉄道の2相間電力融通・無効電力補償装置の系統接続
図。
【符号の説明】
1,1T,1M…インバータ 2T,2M…き電母線 21,31,41…整流器 22,33,34,44…コンパレータ 32…フィルタ 42…ピーク検出器 43…サンプルホールド回路 S…系統電源 STr…スコット変圧器 L…リアクトル Ld…負荷 B…太陽電池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータの過電流を検出してインバー
    タを停止させるインバータ停止手段と、 正常なインバータが過電流となる要因となる系統の異常
    を瞬時に検出する系統異常検出手段と、 系統異常検出後、系統の正常復帰を瞬時に検出して前記
    過電流で停止したインバータを再始動させる再始動手段
    と、を有することを特徴とした系統連系用インバータの
    運転方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、系統異常検出手段
    が、系統電圧の上昇および下降を瞬時に検出する電圧異
    常検出器からなることを特徴とする系統連系用インバー
    タの運転方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において、系統異常検出手段
    が、負荷電流の急増を瞬時に検出する電流急増検出器か
    らなることを特徴とする系統連系用インバータの運転方
    式。
JP8166509A 1996-06-27 1996-06-27 系統連系用インバータの運転方式 Pending JPH1014113A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003153433A (ja) * 2001-11-08 2003-05-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電力系統の瞬時電圧低下検出装置
JP2009290918A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Panasonic Corp 分散型電源装置
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WO2020121466A1 (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社 東芝 電力供給システムおよび電力供給方法

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