JPH0888978A - 分散電源の単独運転検出方法 - Google Patents
分散電源の単独運転検出方法Info
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- JPH0888978A JPH0888978A JP6219669A JP21966994A JPH0888978A JP H0888978 A JPH0888978 A JP H0888978A JP 6219669 A JP6219669 A JP 6219669A JP 21966994 A JP21966994 A JP 21966994A JP H0888978 A JPH0888978 A JP H0888978A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Abstract
(57)【要約】
【目的】 急変負荷の投入による波形歪みが発生した場
合であっても、誤動作することなく、系統停止時のみ確
実にインバータの運転及び制御を停止させることにあ
る。 【構成】 太陽電池の発電電力を交流電力に変換するイ
ンバータを系統電源と連系させた太陽光発電システムに
おいて、系統停止によるインバータの単独運転を負荷電
圧の位相跳躍から検出する方法であって、負荷電圧の位
相跳躍を検出する単独運転検出リレーの動作時、前記太
陽電池の最大電力出力追従制御における太陽電池の出力
電圧指令値を開放電圧以上とし、この時の負荷電圧を不
足電圧検出リレーで検出し、前記単独運転検出リレーと
不足電圧検出リレーとの論理積によりインバータの単独
運転の有無を判別する。
合であっても、誤動作することなく、系統停止時のみ確
実にインバータの運転及び制御を停止させることにあ
る。 【構成】 太陽電池の発電電力を交流電力に変換するイ
ンバータを系統電源と連系させた太陽光発電システムに
おいて、系統停止によるインバータの単独運転を負荷電
圧の位相跳躍から検出する方法であって、負荷電圧の位
相跳躍を検出する単独運転検出リレーの動作時、前記太
陽電池の最大電力出力追従制御における太陽電池の出力
電圧指令値を開放電圧以上とし、この時の負荷電圧を不
足電圧検出リレーで検出し、前記単独運転検出リレーと
不足電圧検出リレーとの論理積によりインバータの単独
運転の有無を判別する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は分散電源の単独運転検出
方法に関し、詳しくは、太陽電池及びインバータからな
る分散電源を系統電源と連系させた太陽光発電システム
等に使用され、系統停止によるインバータの単独運転を
検出する分散電源の単独運転検出方法に関する。
方法に関し、詳しくは、太陽電池及びインバータからな
る分散電源を系統電源と連系させた太陽光発電システム
等に使用され、系統停止によるインバータの単独運転を
検出する分散電源の単独運転検出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、太陽光発電システムは、図４に
示すように太陽電池１及びその太陽電池１からの直流発
電電力を交流電力に変換するインバータ２からなる分散
電源３を系統連系装置５により系統連系スイッチ４を介
して系統電源６と連系させ、前記太陽電池１又は系統電
源６から負荷７に電力供給するようにしている。
示すように太陽電池１及びその太陽電池１からの直流発
電電力を交流電力に変換するインバータ２からなる分散
電源３を系統連系装置５により系統連系スイッチ４を介
して系統電源６と連系させ、前記太陽電池１又は系統電
源６から負荷７に電力供給するようにしている。
【０００３】ここで、事故及び工事等のために系統停電
が発生した場合においても分散電源３が接続されたまま
の状態であると、インバータ２の単独運転により工事区
間に前記分散電源３からの発電電圧が加えられる逆充電
が発生するおそれがあり、人身及び設備の安全確保の大
きな問題が生じるおそれがある。
が発生した場合においても分散電源３が接続されたまま
の状態であると、インバータ２の単独運転により工事区
間に前記分散電源３からの発電電圧が加えられる逆充電
が発生するおそれがあり、人身及び設備の安全確保の大
きな問題が生じるおそれがある。
【０００４】そこで、それら事故を防止するため、系統
停止によるインバータ２の単独運転を検出し、その検出
信号に基づいて、前記インバータ２の単独運転を停止さ
せる必要がある。一般に、系統停止によるインバータ２
の単独運転検出は、その単独運転時に生じる負荷電圧の
位相跳躍の有無に基づいて行なわれる。
停止によるインバータ２の単独運転を検出し、その検出
信号に基づいて、前記インバータ２の単独運転を停止さ
せる必要がある。一般に、系統停止によるインバータ２
の単独運転検出は、その単独運転時に生じる負荷電圧の
位相跳躍の有無に基づいて行なわれる。
【０００５】即ち、この太陽光発電システムでは、系統
停止による負荷電圧の位相跳躍が発生すると、その負荷
電圧の位相跳躍を変圧器８を介して単独運転検出リレー
９により検出する。この単独運転検出リレー９の動作に
より、単独運転検出リレー９から出力されるインバータ
停止信号に基づいてインバータ２の運転及び制御を停止
させている。
停止による負荷電圧の位相跳躍が発生すると、その負荷
電圧の位相跳躍を変圧器８を介して単独運転検出リレー
９により検出する。この単独運転検出リレー９の動作に
より、単独運転検出リレー９から出力されるインバータ
停止信号に基づいてインバータ２の運転及び制御を停止
させている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記単独運
転検出リレー９が検出対象とする負荷電圧の位相跳躍
は、負荷７の力率が悪い場合にはその位相跳躍が大きい
が、力率が１に近い場合には前記位相跳躍が５〜１０°
程度と小さい。従って、前記単独運転検出リレー９で
は、一般的に５〜１０°の位相跳躍を検出範囲とするよ
うにしている〔それ以下では能動方式にて単独運転検
出〕。
転検出リレー９が検出対象とする負荷電圧の位相跳躍
は、負荷７の力率が悪い場合にはその位相跳躍が大きい
が、力率が１に近い場合には前記位相跳躍が５〜１０°
程度と小さい。従って、前記単独運転検出リレー９で
は、一般的に５〜１０°の位相跳躍を検出範囲とするよ
うにしている〔それ以下では能動方式にて単独運転検
出〕。
【０００７】しかしながら、この程度の位相跳躍は、系
統に接続されたモータ等の急変負荷の投入により発生す
る波形歪みによっても頻繁に発生し、系統停止による位
相跳躍と区別することが困難である。そのため、系統が
停止していないにもかかわらず、前記急変負荷の投入に
より波形歪みでもって、単独運転検出リレー９が誤動作
し、インバータ２の運転及び制御を停止させてしまうと
いう問題があった。
統に接続されたモータ等の急変負荷の投入により発生す
る波形歪みによっても頻繁に発生し、系統停止による位
相跳躍と区別することが困難である。そのため、系統が
停止していないにもかかわらず、前記急変負荷の投入に
より波形歪みでもって、単独運転検出リレー９が誤動作
し、インバータ２の運転及び制御を停止させてしまうと
いう問題があった。
【０００８】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、急変負荷の投
入による波形歪みが発生した場合であっても、誤動作す
ることなく、系統停止時のみ確実にインバータの運転及
び制御を停止させるようにし得る分散電源の単独運転検
出方法を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、急変負荷の投
入による波形歪みが発生した場合であっても、誤動作す
ることなく、系統停止時のみ確実にインバータの運転及
び制御を停止させるようにし得る分散電源の単独運転検
出方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、直流電源及びその直流
電源の発電電力を交流電力に変換するインバータからな
る分散電源を系統連系装置により系統電源と連系させた
システムにおいて、系統停止によるインバータの単独運
転を負荷電圧の位相跳躍から検出する分散電源の単独運
転検出方法であって、負荷電圧の位相跳躍を検出する単
独運転検出リレーの動作時、前記直流電源の最大電力出
力追従制御における直流電源の出力電圧指令値をその出
力電力が零となる所定の出力電圧とし、この時の負荷電
圧を不足電圧検出リレーで検出し、前記単独運転検出リ
レーと不足電圧検出リレーとの論理積によりインバータ
の単独運転の有無を判別するようにしたことを特徴とす
る。
の技術的手段として、本発明は、直流電源及びその直流
電源の発電電力を交流電力に変換するインバータからな
る分散電源を系統連系装置により系統電源と連系させた
システムにおいて、系統停止によるインバータの単独運
転を負荷電圧の位相跳躍から検出する分散電源の単独運
転検出方法であって、負荷電圧の位相跳躍を検出する単
独運転検出リレーの動作時、前記直流電源の最大電力出
力追従制御における直流電源の出力電圧指令値をその出
力電力が零となる所定の出力電圧とし、この時の負荷電
圧を不足電圧検出リレーで検出し、前記単独運転検出リ
レーと不足電圧検出リレーとの論理積によりインバータ
の単独運転の有無を判別するようにしたことを特徴とす
る。
【００１０】また、本発明方法では、前記直流電源の最
大電力出力追従制御における直流電源の出力電圧指令値
をその出力電力が零となる所定の出力電圧とするのに先
立って、単独運転検出リレーの動作時における直流電源
の出力電圧指令値を記憶させるようにすることが望まし
い。
大電力出力追従制御における直流電源の出力電圧指令値
をその出力電力が零となる所定の出力電圧とするのに先
立って、単独運転検出リレーの動作時における直流電源
の出力電圧指令値を記憶させるようにすることが望まし
い。
【００１１】
【作用】本発明方法では、負荷電圧に位相跳躍が発生す
ると、単独運転検出リレーを動作させてその位相跳躍を
検出すると共に、直流電源の最大電力出力追従制御を利
用してその直流電源の出力電圧指令値を出力電力が零と
なる所定の出力電圧とし、この時の負荷電圧を不足電圧
検出リレーで検出する。そして、この単独運転検出リレ
ーと不足電圧検出リレーとの論理積によりインバータが
単独運転しているか否かを判別する。
ると、単独運転検出リレーを動作させてその位相跳躍を
検出すると共に、直流電源の最大電力出力追従制御を利
用してその直流電源の出力電圧指令値を出力電力が零と
なる所定の出力電圧とし、この時の負荷電圧を不足電圧
検出リレーで検出する。そして、この単独運転検出リレ
ーと不足電圧検出リレーとの論理積によりインバータが
単独運転しているか否かを判別する。
【００１２】即ち、前記負荷電圧の位相跳躍が系統停止
によるものであれば、直流電源の出力電圧指令値を出力
電力が零となる所定の出力電圧とすることにより、系統
電源からの電力供給がないので負荷電圧が低下して不足
電圧検出リレーが動作するため、前記単独運転検出リレ
ーと不足電圧検出リレーとの論理積がハイレベルとなっ
てインバータが単独運転状態にあることを判別できる。
によるものであれば、直流電源の出力電圧指令値を出力
電力が零となる所定の出力電圧とすることにより、系統
電源からの電力供給がないので負荷電圧が低下して不足
電圧検出リレーが動作するため、前記単独運転検出リレ
ーと不足電圧検出リレーとの論理積がハイレベルとなっ
てインバータが単独運転状態にあることを判別できる。
【００１３】一方、前記負荷電圧の位相跳躍が急変負荷
の投入等によるものであれば、直流電源の出力電圧指令
値を出力電力が零となる所定の出力電圧としても、系統
電源からの電力供給により負荷電圧が低下することなく
不足電圧検出リレーが動作しない。そのため、前記単独
運転検出リレーと不足電圧検出リレーとの論理積がロウ
レベルとなってインバータが単独運転状態にないことを
判別できる。
の投入等によるものであれば、直流電源の出力電圧指令
値を出力電力が零となる所定の出力電圧としても、系統
電源からの電力供給により負荷電圧が低下することなく
不足電圧検出リレーが動作しない。そのため、前記単独
運転検出リレーと不足電圧検出リレーとの論理積がロウ
レベルとなってインバータが単独運転状態にないことを
判別できる。
【００１４】
【実施例】本発明を太陽光発電システムに適用した実施
例を図１乃至図３に示して説明する。
例を図１乃至図３に示して説明する。
【００１５】本発明を適用する太陽光発電システムは、
従来と同様、図２に示すように直流電源である太陽電池
１１及びその太陽電池１１からの直流発電電力を交流電
力に変換するインバータ１２からなる分散電源１３を系
統連系装置１５により系統連系スイッチ１４を介して系
統電源１６と連系させ、前記太陽電池１１又は系統電源
１６から負荷１７に電力供給するようにしたものであ
り、負荷電圧の位相跳躍を検出するために変圧器１８を
介して接続された単独運転検出リレー１９を具備する。
尚、図中、２０は系統連系装置１５又はインバータ１２
〔図では系統連系装置１５〕に内蔵された後述の不足電
圧検出リレー、また、２１は前記単独運転検出リレー１
９と不足電圧検出リレー２０の出力に接続されたＡＮＤ
回路である。
従来と同様、図２に示すように直流電源である太陽電池
１１及びその太陽電池１１からの直流発電電力を交流電
力に変換するインバータ１２からなる分散電源１３を系
統連系装置１５により系統連系スイッチ１４を介して系
統電源１６と連系させ、前記太陽電池１１又は系統電源
１６から負荷１７に電力供給するようにしたものであ
り、負荷電圧の位相跳躍を検出するために変圧器１８を
介して接続された単独運転検出リレー１９を具備する。
尚、図中、２０は系統連系装置１５又はインバータ１２
〔図では系統連系装置１５〕に内蔵された後述の不足電
圧検出リレー、また、２１は前記単独運転検出リレー１
９と不足電圧検出リレー２０の出力に接続されたＡＮＤ
回路である。
【００１６】前記系統連系装置１５は、太陽電池１１及
びインバータ１２と系統電源１６とを結合するためのイ
ンターフェースとして機能するものであり、系統の電圧
及び周波数に基づいてインバータ等に所定の指令を送出
する目的から、その系統の電圧及び周波数について過剰
及び不足の異常検出を行なうための過剰電圧検出リレー
〔ＯＶＲ〕、不足電圧検出リレー２０〔ＵＶＲ〕、過剰
周波数検出リレー〔ＯＦＲ〕、不足周波数検出リレー
〔ＵＦＲ〕を内蔵する。尚、系統の電圧及び周波数の異
常検出を確実にして十分な保護を確保するために前記イ
ンバータ１２にも、上述した各検出リレー〔ＯＶＲ，Ｕ
ＶＲ，ＯＦＲ，ＵＦＲ〕を内蔵する。
びインバータ１２と系統電源１６とを結合するためのイ
ンターフェースとして機能するものであり、系統の電圧
及び周波数に基づいてインバータ等に所定の指令を送出
する目的から、その系統の電圧及び周波数について過剰
及び不足の異常検出を行なうための過剰電圧検出リレー
〔ＯＶＲ〕、不足電圧検出リレー２０〔ＵＶＲ〕、過剰
周波数検出リレー〔ＯＦＲ〕、不足周波数検出リレー
〔ＵＦＲ〕を内蔵する。尚、系統の電圧及び周波数の異
常検出を確実にして十分な保護を確保するために前記イ
ンバータ１２にも、上述した各検出リレー〔ＯＶＲ，Ｕ
ＶＲ，ＯＦＲ，ＵＦＲ〕を内蔵する。
【００１７】ここで、太陽光発電システムにおける太陽
電池１１の出力は、図３に示すように凸状のＰ−Ｖ特性
を有するのが一般的である。このＰ−Ｖ特性では、最低
電圧Ｖo 〔０Ｖ〕から動作電圧Ｖを上昇させていくと、
出力電力Ｐが次第に増加して所定の動作電圧Ｖa で、出
力電力Ｐが最大電力Ｐmax となる極大点に達する。その
後、動作電圧Ｖを上昇させていくと、出力電力Ｐが次第
に減少して最終的に動作電圧Ｖが開放電圧Ｖocに達する
と、出力電力Ｐが０となる。このようなＰ−Ｖ特性に基
づいて、太陽光発電システムでは、太陽電池１１の出力
を効率よく利用するため、太陽電池１１の出力電力Ｐが
常に最大電力Ｐmax となるように動作電圧Ｖを適正に制
御する最大電力出力追従制御を実行するようにしてい
る。本発明方法では、後述するようにこの太陽電池１１
の最大電力出力追従制御を利用し、系統連系装置１５又
はインバータ１２〔図２では系統連系装置１５〕に内蔵
された不足電圧検出リレー２０を使用する。
電池１１の出力は、図３に示すように凸状のＰ−Ｖ特性
を有するのが一般的である。このＰ−Ｖ特性では、最低
電圧Ｖo 〔０Ｖ〕から動作電圧Ｖを上昇させていくと、
出力電力Ｐが次第に増加して所定の動作電圧Ｖa で、出
力電力Ｐが最大電力Ｐmax となる極大点に達する。その
後、動作電圧Ｖを上昇させていくと、出力電力Ｐが次第
に減少して最終的に動作電圧Ｖが開放電圧Ｖocに達する
と、出力電力Ｐが０となる。このようなＰ−Ｖ特性に基
づいて、太陽光発電システムでは、太陽電池１１の出力
を効率よく利用するため、太陽電池１１の出力電力Ｐが
常に最大電力Ｐmax となるように動作電圧Ｖを適正に制
御する最大電力出力追従制御を実行するようにしてい
る。本発明方法では、後述するようにこの太陽電池１１
の最大電力出力追従制御を利用し、系統連系装置１５又
はインバータ１２〔図２では系統連系装置１５〕に内蔵
された不足電圧検出リレー２０を使用する。
【００１８】本発明方法では、負荷電圧に位相跳躍が発
生すると、その負荷電圧を変圧器１８により検出して単
独運転検出リレー１９を動作させてその位相跳躍を検出
すると共に、太陽電池１１の最大電力出力追従制御を利
用してその太陽電池１１の出力電圧指令値を出力電力Ｐ
が零となる所定の出力電圧、即ち、開放電圧Ｖoc以上と
し、この時の負荷電圧を不足電圧検出リレー２０で検出
する。そして、この単独運転検出リレー１９と不足電圧
検出リレー２０との論理積によりインバータ１２が単独
運転しているか否かを判別する。
生すると、その負荷電圧を変圧器１８により検出して単
独運転検出リレー１９を動作させてその位相跳躍を検出
すると共に、太陽電池１１の最大電力出力追従制御を利
用してその太陽電池１１の出力電圧指令値を出力電力Ｐ
が零となる所定の出力電圧、即ち、開放電圧Ｖoc以上と
し、この時の負荷電圧を不足電圧検出リレー２０で検出
する。そして、この単独運転検出リレー１９と不足電圧
検出リレー２０との論理積によりインバータ１２が単独
運転しているか否かを判別する。
【００１９】まず、前記負荷電圧の位相跳躍が系統停止
によるものであれば、図１に示すように単独運転検出リ
レー１９の動作後、太陽電池１１の出力電圧指令値を開
放電圧Ｖoc以上とすることにより、インバータ１２の出
力電力Ｐを零とする。この時、系統電源１６からの電力
供給がないので負荷電圧が低下して不足電圧検出リレー
２０〔ＵＶＲ〕が動作するため、ＡＮＤ回路２１による
前記単独運転検出リレー１９と不足電圧検出リレー２０
との論理積がハイレベルとなってインバータ１２が単独
運転状態にあることを判別できる。その結果、前記ＡＮ
Ｄ回路２１からの出力に基づいて単独運転検出リレー１
９から出力されるインバータ停止信号によりインバータ
１２の運転及び制御を停止させてシステムを停止させ
る。
によるものであれば、図１に示すように単独運転検出リ
レー１９の動作後、太陽電池１１の出力電圧指令値を開
放電圧Ｖoc以上とすることにより、インバータ１２の出
力電力Ｐを零とする。この時、系統電源１６からの電力
供給がないので負荷電圧が低下して不足電圧検出リレー
２０〔ＵＶＲ〕が動作するため、ＡＮＤ回路２１による
前記単独運転検出リレー１９と不足電圧検出リレー２０
との論理積がハイレベルとなってインバータ１２が単独
運転状態にあることを判別できる。その結果、前記ＡＮ
Ｄ回路２１からの出力に基づいて単独運転検出リレー１
９から出力されるインバータ停止信号によりインバータ
１２の運転及び制御を停止させてシステムを停止させ
る。
【００２０】一方、前記負荷電圧の位相跳躍が急変負荷
の投入等によるものであれば、太陽電池１１の出力電圧
指令値を開放電圧Ｖocとしても、太陽電池１１の出力電
力Ｐは零となるが系統電源１６からの電力供給により負
荷電圧が低下することなく不足電圧検出リレー２０が動
作しない。そのため、ＡＮＤ回路２１による前記単独運
転検出リレー１９と不足電圧検出リレー２０との論理積
がロウレベルとなってインバータ１２が単独運転状態に
ないことを判別できる。その結果、インバータ１２の運
転及び制御を続行させてシステムを停止させることはな
い。
の投入等によるものであれば、太陽電池１１の出力電圧
指令値を開放電圧Ｖocとしても、太陽電池１１の出力電
力Ｐは零となるが系統電源１６からの電力供給により負
荷電圧が低下することなく不足電圧検出リレー２０が動
作しない。そのため、ＡＮＤ回路２１による前記単独運
転検出リレー１９と不足電圧検出リレー２０との論理積
がロウレベルとなってインバータ１２が単独運転状態に
ないことを判別できる。その結果、インバータ１２の運
転及び制御を続行させてシステムを停止させることはな
い。
【００２１】ここで、本発明方法では、前記太陽電池１
１の最大電力出力追従制御における太陽電池１１の出力
電圧指令値を開放電圧Ｖoc以上とするのに先立って、単
独運転検出リレー１９の動作時における太陽電池１１の
出力電圧指令値〔最大電力Ｐmax となる動作電圧Ｖa 〕
をメモリ等に記憶させておく。
１の最大電力出力追従制御における太陽電池１１の出力
電圧指令値を開放電圧Ｖoc以上とするのに先立って、単
独運転検出リレー１９の動作時における太陽電池１１の
出力電圧指令値〔最大電力Ｐmax となる動作電圧Ｖa 〕
をメモリ等に記憶させておく。
【００２２】このようにすれば、不足電圧検出リレー２
０による負荷電圧の検出時、負荷電圧の位相跳躍が急変
負荷の投入等による場合に前記不足電圧検出リレー２０
が動作しない時には、予め記憶された単独運転検出リレ
ー１９の動作時の太陽電池１１の出力電圧指令値〔最大
電力Ｐmax となる動作電圧Ｖa 〕でもって、通常の最大
電力出力追従制御に即座に復帰することができる。
０による負荷電圧の検出時、負荷電圧の位相跳躍が急変
負荷の投入等による場合に前記不足電圧検出リレー２０
が動作しない時には、予め記憶された単独運転検出リレ
ー１９の動作時の太陽電池１１の出力電圧指令値〔最大
電力Ｐmax となる動作電圧Ｖa 〕でもって、通常の最大
電力出力追従制御に即座に復帰することができる。
【００２３】また、単独運転検出リレー１９の動作時、
太陽電池１１の最大電力出力追従制御における太陽電池
１１の出力電圧指令値を開放電圧Ｖoc以上としても、不
足電圧検出リレー２０が即座に動作するとは限らないの
で、前記太陽電池１１の出力電圧指令値を開放電圧Ｖoc
以上とした時点からタイマにより所定時間を設定してそ
のタイマ時間内で不足電圧検出リレー２０が動作するか
否かを監視するようにすればよい。
太陽電池１１の最大電力出力追従制御における太陽電池
１１の出力電圧指令値を開放電圧Ｖoc以上としても、不
足電圧検出リレー２０が即座に動作するとは限らないの
で、前記太陽電池１１の出力電圧指令値を開放電圧Ｖoc
以上とした時点からタイマにより所定時間を設定してそ
のタイマ時間内で不足電圧検出リレー２０が動作するか
否かを監視するようにすればよい。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、負荷電圧に位相跳躍が
発生した場合、その位相跳躍が系統停止によるか、或い
は、急変負荷の投入等での波形歪みによるかを確実に判
定することができる。その結果、前記系統停止による位
相跳躍のみに基づいて、インバータの単独運転を確実に
検出することが可能となり、誤動作によりインバータの
運転及び制御を停止させるシステム停止を未然に防止す
ることが実現できて、インバータの単独運転検出での信
頼性が飛躍的に向上してその実用的価値は大である。
発生した場合、その位相跳躍が系統停止によるか、或い
は、急変負荷の投入等での波形歪みによるかを確実に判
定することができる。その結果、前記系統停止による位
相跳躍のみに基づいて、インバータの単独運転を確実に
検出することが可能となり、誤動作によりインバータの
運転及び制御を停止させるシステム停止を未然に防止す
ることが実現できて、インバータの単独運転検出での信
頼性が飛躍的に向上してその実用的価値は大である。
【図１】本発明方法を実施する上でのアルゴリズムを示
すフローチャート
すフローチャート
【図２】本発明方法を適用した太陽光発電システムの概
略構成を示すブロック図
略構成を示すブロック図
【図３】太陽電池の最大電力出力追従制御を示すＰ−Ｖ
特性図
特性図
【図４】太陽光発電システムの概略構成を示すブロック
図
図
１１ 直流電源〔太陽電池〕 １２ インバータ １３ 分散電源 １５ 系統連系装置 １６ 系統電源 １９ 単独運転検出リレー ２０ 不足電圧検出リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０２Ｊ 3/38 Ｓ 9470−5Ｇ
Claims (2)
- 【請求項１】 直流電源及びその直流電源の発電電力を
交流電力に変換するインバータからなる分散電源を系統
連系装置により系統電源と連系させたシステムにおい
て、系統停止によるインバータの単独運転を負荷電圧の
位相跳躍から検出する分散電源の単独運転検出方法であ
って、 負荷電圧の位相跳躍を検出する単独運転検出リレーの動
作時、前記直流電源の最大電力出力追従制御における直
流電源の出力電圧指令値をその出力電力が零となる所定
の出力電圧とし、この時の負荷電圧を不足電圧検出リレ
ーで検出し、前記単独運転検出リレーと不足電圧検出リ
レーとの論理積によりインバータの単独運転の有無を判
別するようにしたことを特徴とする分散電源の単独運転
検出方法。 - 【請求項２】 前記直流電源の最大電力出力追従制御に
おける直流電源の出力電圧指令値をその出力電力が零と
なる所定の出力電圧とするのに先立って、単独運転検出
リレーの動作時における直流電源の出力電圧指令値を記
憶させるようにしたことを特徴とする請求項１記載の分
散電源の単独運転検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219669A JPH0888978A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 分散電源の単独運転検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219669A JPH0888978A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 分散電源の単独運転検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0888978A true JPH0888978A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16739127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6219669A Withdrawn JPH0888978A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 分散電源の単独運転検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0888978A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100389450B1 (ko) * | 2000-11-01 | 2003-06-27 | 한국전기연구원 | 분산형 전원의 단독운전 검출 및 방지방법 |
| CN101938142A (zh) * | 2010-08-24 | 2011-01-05 | 浙江大学 | 带有太阳方位跟踪装置的沙漠地区并网光伏发电系统及其跟踪方法 |
| CN103023361A (zh) * | 2011-09-23 | 2013-04-03 | 通用电气公司 | 能量转换系统及其操作方法、光伏发电系统 |
| CN103595052A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-02-19 | 国家电网公司 | 微电网并网向孤岛状态切换时的稳定控制方法 |
| JP2020048324A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | 富士電機株式会社 | 検出装置、パワーコンディショナ、検出方法、および検出プログラム |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6219669A patent/JPH0888978A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2020048324A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | 富士電機株式会社 | 検出装置、パワーコンディショナ、検出方法、および検出プログラム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |