JP3314602B2 - 系統連系保護装置 - Google Patents
系統連系保護装置Info
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- JP3314602B2 JP3314602B2 JP01101496A JP1101496A JP3314602B2 JP 3314602 B2 JP3314602 B2 JP 3314602B2 JP 01101496 A JP01101496 A JP 01101496A JP 1101496 A JP1101496 A JP 1101496A JP 3314602 B2 JP3314602 B2 JP 3314602B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電力を交流電
力に変換するインバータ回路を備えた電源装置と、商用
電力系統との並列運転によって負荷への電力を供給する
系統連系システムにおいて、商用電力系統の商用電源か
ら配電線への供給している電力を停止したときに電源装
置を切り離す連系保護を行う系統連系保護装置に関す
る。
力に変換するインバータ回路を備えた電源装置と、商用
電力系統との並列運転によって負荷への電力を供給する
系統連系システムにおいて、商用電力系統の商用電源か
ら配電線への供給している電力を停止したときに電源装
置を切り離す連系保護を行う系統連系保護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の系統連系保護装置を図12を用い
て説明する。図12は系統連系システムの構成を示すブ
ロック図である。
て説明する。図12は系統連系システムの構成を示すブ
ロック図である。
【0003】図12において、1は電源に相当する太陽
電池、2は商用電源、3は負荷、4はインバータに相当
するDC/ACインバータ、5は開閉器、6は系統連系
保護装置を示す。
電池、2は商用電源、3は負荷、4はインバータに相当
するDC/ACインバータ、5は開閉器、6は系統連系
保護装置を示す。
【0004】図12に示すような系統連系システムにあ
っては、太陽電池1からの出力はDC/ACインバータ
4を介して商用電源2の商用電力系統に連系されてい
る。
っては、太陽電池1からの出力はDC/ACインバータ
4を介して商用電源2の商用電力系統に連系されてい
る。
【0005】該系統連系システムにおいて、商用電力系
統に事故が発生した場合や保守作業を行うために商用電
力系統を開放したときなど商用電源2から配電線への電
力の供給が停止した場合、太陽電池1とDC/ACイン
バータ4とからなる自家発電設備が単独運転を継続して
いると、配電線に対して逆充電することになり作業者の
感電や事故被害の拡大、負荷3の破損等の危険が生じ
る。このため、商用電力系統の開放時等に生じる自家発
電設備の単独運転を確実に防止する必要がある。
統に事故が発生した場合や保守作業を行うために商用電
力系統を開放したときなど商用電源2から配電線への電
力の供給が停止した場合、太陽電池1とDC/ACイン
バータ4とからなる自家発電設備が単独運転を継続して
いると、配電線に対して逆充電することになり作業者の
感電や事故被害の拡大、負荷3の破損等の危険が生じ
る。このため、商用電力系統の開放時等に生じる自家発
電設備の単独運転を確実に防止する必要がある。
【0006】系統連系保護装置6は該単独運転を検出し
て、単独運転を検出すると開閉器5を開いて、太陽電池
1とDC/ACインバータ4とを配電線から切り離すも
のである。
て、単独運転を検出すると開閉器5を開いて、太陽電池
1とDC/ACインバータ4とを配電線から切り離すも
のである。
【0007】次に、系統連系保護装置6における自家発
電設備の単独運転の検出方式について説明する。
電設備の単独運転の検出方式について説明する。
【0008】第一に、DC/ACインバータ4の出力に
ついて、過電圧(OV)、不足電圧(UV)、電圧の周
波数上昇(OF)、電圧の周波数低下(UF)を検出し
たときに、単独運転と判断する方式である。即ち、商用
電源2からの給電が停止した場合、自家発電設備が供給
する電力が負荷3の消費電力より大きければ、電圧及び
電圧の周波数が上昇し、消費電力の方が大きければ電圧
及び周波数が低下する。従って、DC/ACインバータ
4の出力が、一定の判定基準値以上の電圧(OV)又は
電圧の周波数(OF)、一定値以下の電圧(UV)また
は電圧の周波数(UF)であれば、商用電源2からの給
電が停止して、自家発電設備の単独運転であると判断で
きる。
ついて、過電圧(OV)、不足電圧(UV)、電圧の周
波数上昇(OF)、電圧の周波数低下(UF)を検出し
たときに、単独運転と判断する方式である。即ち、商用
電源2からの給電が停止した場合、自家発電設備が供給
する電力が負荷3の消費電力より大きければ、電圧及び
電圧の周波数が上昇し、消費電力の方が大きければ電圧
及び周波数が低下する。従って、DC/ACインバータ
4の出力が、一定の判定基準値以上の電圧(OV)又は
電圧の周波数(OF)、一定値以下の電圧(UV)また
は電圧の周波数(UF)であれば、商用電源2からの給
電が停止して、自家発電設備の単独運転であると判断で
きる。
【0009】第二に、DC/ACインバータ4の出力に
ついて、単独運転移行時の電圧位相や周波数、3次高調
波などの変化を検出する受動的方式である。受動的方式
には、電圧位相跳躍検出方式、3次高調波電圧歪急増検
出方式、周波数変化検出方式がある。
ついて、単独運転移行時の電圧位相や周波数、3次高調
波などの変化を検出する受動的方式である。受動的方式
には、電圧位相跳躍検出方式、3次高調波電圧歪急増検
出方式、周波数変化検出方式がある。
【0010】第三に、DC/ACインバータ4が所定の
時間間隔で電流の周波数や位相、大きさを変動させ、単
独運転移行時に顕著になるこの変動を検出する能動的方
式である。能動的方式には、周波数シフト方式、有効電
力変動方式、無効電力変動方式、負荷変動方式がある。
時間間隔で電流の周波数や位相、大きさを変動させ、単
独運転移行時に顕著になるこの変動を検出する能動的方
式である。能動的方式には、周波数シフト方式、有効電
力変動方式、無効電力変動方式、負荷変動方式がある。
【0011】現在は、第一乃至第三の各方式について、
第一の方式の全てと第二及び第三の各方式から1種類以
上を採用して、第一乃至第三の各方式を組み合わせ単独
運転を検出することにより、単独運転の検出の確率を高
めている。
第一の方式の全てと第二及び第三の各方式から1種類以
上を採用して、第一乃至第三の各方式を組み合わせ単独
運転を検出することにより、単独運転の検出の確率を高
めている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような系統連系保護装置6における単独運転の検出方式
にあっては以下のような問題点があった。
ような系統連系保護装置6における単独運転の検出方式
にあっては以下のような問題点があった。
【0013】第一の方式では、DC/ACインバータ4
の供給電力と負荷3の消費電力とが略等しい平衡状態の
ときには、単独運転であっても、電圧や周波数の検出要
素にはほとんど変化が現れず、単独運転が検出できない
という問題点があった。また各検出要素毎に設定された
1つの判断基準値を有しているが、判断基準値以上の値
が検出されなければ、検出値がいかに判断基準値に近い
値であっても、単独運転とは判断されないという問題点
があった。
の供給電力と負荷3の消費電力とが略等しい平衡状態の
ときには、単独運転であっても、電圧や周波数の検出要
素にはほとんど変化が現れず、単独運転が検出できない
という問題点があった。また各検出要素毎に設定された
1つの判断基準値を有しているが、判断基準値以上の値
が検出されなければ、検出値がいかに判断基準値に近い
値であっても、単独運転とは判断されないという問題点
があった。
【0014】第二の方式(受動的方式)では、電圧位相
跳躍検出方式にあっては、負荷3の力率が1に近い場合
などにおいて、単独運転に移行したときの変化が現れに
くく単独運転の検出ができない場合があり、また3次高
調波電圧歪急増検出方式にあっては、系統の状態によっ
て検出しやすい場合としにくい場合とがあるという問題
点があった。
跳躍検出方式にあっては、負荷3の力率が1に近い場合
などにおいて、単独運転に移行したときの変化が現れに
くく単独運転の検出ができない場合があり、また3次高
調波電圧歪急増検出方式にあっては、系統の状態によっ
て検出しやすい場合としにくい場合とがあるという問題
点があった。
【0015】第三の方式(能動的方式)では、変動幅が
大きいほど単独運転の検出を確実に行えるが、無効電力
変動方式、周波数シフト方式にあっては、力率が低下し
て無効電力が多くなり、波形にひずみが生じるという問
題点があり、また有効電力変動方式にあっては、電力の
供給が不安定になるという問題点があった。更に第三の
方式では、同一の配電線上に複数の自家発電設備が連系
されている場合には、各自家発電設備のDC/ACイン
バータ4が個々に電流を変動させるので、他のDC/A
Cインバータ4の出力の影響を受けて、正確に自己の単
独運転を検出できない場合があるという問題点があっ
た。
大きいほど単独運転の検出を確実に行えるが、無効電力
変動方式、周波数シフト方式にあっては、力率が低下し
て無効電力が多くなり、波形にひずみが生じるという問
題点があり、また有効電力変動方式にあっては、電力の
供給が不安定になるという問題点があった。更に第三の
方式では、同一の配電線上に複数の自家発電設備が連系
されている場合には、各自家発電設備のDC/ACイン
バータ4が個々に電流を変動させるので、他のDC/A
Cインバータ4の出力の影響を受けて、正確に自己の単
独運転を検出できない場合があるという問題点があっ
た。
【0016】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、商用電力系統
と連系中の自家発電設備の力率の低下を招くことなく、
また同一配電線に複数の自家発電設備が連系した場合で
あっても正確に単独運転を検出することができ、より確
実に単独運転を検出できる系統連系保護装置を提供する
ことにある。
されたもので、その目的とするところは、商用電力系統
と連系中の自家発電設備の力率の低下を招くことなく、
また同一配電線に複数の自家発電設備が連系した場合で
あっても正確に単独運転を検出することができ、より確
実に単独運転を検出できる系統連系保護装置を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、直流電
力を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換する
インバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供
給する商用電力系統とを有する系統連系システムにおけ
るインバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離
されたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータ
の出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離され
たことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの
出力について所定物理量の急変を検出することにより前
記商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断
手段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の
頻度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に
対応して変動する電圧を検出することにより前記商用電
力系統が切り離されたことを検出する能動判断手段とを
有する系統連系保護装置において、前記インバータの出
力電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独運転確
率を出力する能動評価手段と、第一乃至第四の単独運転
確率から総合単独運転確率を算出する総合評価手段と、
総合単独運転確率が所定値以上であれば、商用電力系統
が切り離されたと判断する単独運転判断手段とを有する
ことを特徴とするものである。
決するために、請求項1記載の発明にあっては、直流電
力を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換する
インバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供
給する商用電力系統とを有する系統連系システムにおけ
るインバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離
されたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータ
の出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離され
たことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの
出力について所定物理量の急変を検出することにより前
記商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断
手段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の
頻度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に
対応して変動する電圧を検出することにより前記商用電
力系統が切り離されたことを検出する能動判断手段とを
有する系統連系保護装置において、前記インバータの出
力電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独運転確
率を出力する能動評価手段と、第一乃至第四の単独運転
確率から総合単独運転確率を算出する総合評価手段と、
総合単独運転確率が所定値以上であれば、商用電力系統
が切り離されたと判断する単独運転判断手段とを有する
ことを特徴とするものである。
【0018】請求項2記載の発明にあっては、直流電力
を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換するイ
ンバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供給
する商用電力系統とを有する系統連系システムにおける
インバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離さ
れたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータの
出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離された
ことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの出
力について所定物理量の急変を検出することにより前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断手
段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の頻
度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に対
応して変動する電圧を検出することにより前記商用電力
系統が切り離されたことを検出する能動判断手段と、を
有する系統連系保護装置において、前記インバータの出
力電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独運転確
率を出力する能動評価手段と、第一乃至第四の単独運転
確率から総合単独運転確率を算出する総合評価手段とを
有し、前記能動手段は総合単独運転確率の応じて出力電
流の変動量を変化させることを特徴とするものである。
を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換するイ
ンバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供給
する商用電力系統とを有する系統連系システムにおける
インバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離さ
れたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータの
出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離された
ことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの出
力について所定物理量の急変を検出することにより前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断手
段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の頻
度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に対
応して変動する電圧を検出することにより前記商用電力
系統が切り離されたことを検出する能動判断手段と、を
有する系統連系保護装置において、前記インバータの出
力電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独運転確
率を出力する能動評価手段と、第一乃至第四の単独運転
確率から総合単独運転確率を算出する総合評価手段とを
有し、前記能動手段は総合単独運転確率の応じて出力電
流の変動量を変化させることを特徴とするものである。
【0019】請求項3記載の発明にあっては、直流電力
を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換するイ
ンバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供給
する商用電力系統とを有する系統連系システムにおける
インバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離さ
れたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータの
出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離された
ことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの出
力について所定物理量の急変を検出することにより前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断手
段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の頻
度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に対
応して変動する電圧を検出することにより前記商用電力
系統が切り離されたことを検出する能動判断手段と、を
有する系統連系保護装置において、前記インバータの出
力電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独運転確
率を出力する能動評価手段と、第一乃至第四の単独運転
確率から総合単独運転確率を算出する総合評価手段とを
有し、前記能動手段は総合単独運転確率の応じて出力電
流の変動回数を変化させることを特徴とするものであ
る。
を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換するイ
ンバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供給
する商用電力系統とを有する系統連系システムにおける
インバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離さ
れたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータの
出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離された
ことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの出
力について所定物理量の急変を検出することにより前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断手
段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の頻
度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に対
応して変動する電圧を検出することにより前記商用電力
系統が切り離されたことを検出する能動判断手段と、を
有する系統連系保護装置において、前記インバータの出
力電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独運転確
率を出力する能動評価手段と、第一乃至第四の単独運転
確率から総合単独運転確率を算出する総合評価手段とを
有し、前記能動手段は総合単独運転確率の応じて出力電
流の変動回数を変化させることを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項4記載の発明にあっては、直流電力
を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換するイ
ンバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供給
する商用電力系統とを有する系統連系システムにおける
インバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離さ
れたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータの
出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離された
ことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの出
力について所定物理量の急変を検出することにより前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断手
段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の頻
度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に対
応して変動する電圧を検出することにより前記商用電力
系統が切り離されたことを検出する能動判断手段とを有
する系統連系保護装置において、前記インバータの出力
電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧と総合単独運転確率と
から第四の単独運転確率を出力する能動評価手段と、第
一乃至第四の単独運転確率から総合単独運転確率を算出
する総合評価手段とを有することを特徴とするものであ
る。
を出力する電源と、該直流電力を交流電力に変換するイ
ンバータと、該インバータと連系して負荷へ電力を供給
する商用電力系統とを有する系統連系システムにおける
インバータの出力電圧から前記商用電力系統が切り離さ
れたことを検出する電圧判断手段と、前記インバータの
出力電圧の周波数から前記商用電力系統が切り離された
ことを検出する周波数判断手段と、前記インバータの出
力について所定物理量の急変を検出することにより前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する受動判断手
段と、前記インバータに対して一定時間に所定回数の頻
度で出力電流を変動させる能動手段と、電流の変動に対
応して変動する電圧を検出することにより前記商用電力
系統が切り離されたことを検出する能動判断手段とを有
する系統連系保護装置において、前記インバータの出力
電圧から第一の単独運転確率を出力する電圧評価手段
と、前記インバータの出力電圧の周波数から第二の単独
運転確率を出力する周波数評価手段と、前記インバータ
の出力について所定物理量の急変の割合から第三の単独
運転確率を出力する受動評価手段と、能動手段による電
流の変動に対応して変動する電圧と総合単独運転確率と
から第四の単独運転確率を出力する能動評価手段と、第
一乃至第四の単独運転確率から総合単独運転確率を算出
する総合評価手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明にかかる系統連系保護装置
の第一実施の形態を図1〜図5に基づいて、第二実施の
形態を図6、図7に基づいて、第三実施の形態を図8、
図9に基づいて、第三実施の形態を図10、図11に基
づいて説明する。
の第一実施の形態を図1〜図5に基づいて、第二実施の
形態を図6、図7に基づいて、第三実施の形態を図8、
図9に基づいて、第三実施の形態を図10、図11に基
づいて説明する。
【0022】〔第一実施の形態〕図1は系統連系保護装
置の構成を示すブロック図である。図2は、過電圧、不
足電圧と単独運転確率との関係を示す説明図である。図
3は、周波数上昇、周波数低下と単独運転確率との関係
を示す説明図である。図4は、受動的方式の検出値と単
独運転確率との関係を示す説明図である。図5は、能動
的方式の検出値と単独運転確率との関係を示す説明図で
ある。なお、図1においては前述の従来の技術で説明し
たところの系統連系システムと同等の箇所には同じ符号
を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略す
る。
置の構成を示すブロック図である。図2は、過電圧、不
足電圧と単独運転確率との関係を示す説明図である。図
3は、周波数上昇、周波数低下と単独運転確率との関係
を示す説明図である。図4は、受動的方式の検出値と単
独運転確率との関係を示す説明図である。図5は、能動
的方式の検出値と単独運転確率との関係を示す説明図で
ある。なお、図1においては前述の従来の技術で説明し
たところの系統連系システムと同等の箇所には同じ符号
を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略す
る。
【0023】図1において、系統連系保護装置6は、電
圧評価手段6a、周波数評価手段6b、受動評価手段6
c、能動手段6d、能動評価手段6e、総合評価手段6
f、電圧判断手段6g、周波数判断手段6h、受動判断
手段6i、能動判断手段6j、単独運転判定手段6kと
を有して構成される。
圧評価手段6a、周波数評価手段6b、受動評価手段6
c、能動手段6d、能動評価手段6e、総合評価手段6
f、電圧判断手段6g、周波数判断手段6h、受動判断
手段6i、能動判断手段6j、単独運転判定手段6kと
を有して構成される。
【0024】電圧評価手段6aは、DC/ACインバー
タ4から出力される電圧Vに基づいて第一の単独運転確
率に相当する単独運転確率P1を算出し、単独運転確率
P1を総合評価手段6fに出力する。電圧評価手段6a
は、電圧Vの評価関数F1を有しており、該評価関数F
1の値が単独運転確率P1となる。評価関数F1は、電
圧Vが基準値100Vであれば値0であり、電圧Vが判
断基準値(整定値)である115Vまたは85Vに近づ
くほど値100に近づく関数である。即ち、評価関数F
1は、図2に示すように、電圧Vから100V引いた値
の絶対値が15Vに近づくと値100に近づき、該絶対
値が0Vに近づくと値0に近づく関数である。
タ4から出力される電圧Vに基づいて第一の単独運転確
率に相当する単独運転確率P1を算出し、単独運転確率
P1を総合評価手段6fに出力する。電圧評価手段6a
は、電圧Vの評価関数F1を有しており、該評価関数F
1の値が単独運転確率P1となる。評価関数F1は、電
圧Vが基準値100Vであれば値0であり、電圧Vが判
断基準値(整定値)である115Vまたは85Vに近づ
くほど値100に近づく関数である。即ち、評価関数F
1は、図2に示すように、電圧Vから100V引いた値
の絶対値が15Vに近づくと値100に近づき、該絶対
値が0Vに近づくと値0に近づく関数である。
【0025】周波数評価手段6bは、DC/ACインバ
ータ4から出力される電圧の周波数fに基づいて第二の
単独運転確率に相当する単独運転確率P2を算出し、単
独運転確率P2を総合評価手段6fに出力する。周波数
評価手段6bは、周波数fの評価関数F2を有してお
り、該評価関数F2の値が単独運転確率P2となる。評
価関数F2は、周波数fが基準値60Hzであれば値0
であり、周波数fが判断基準値(整定値)である61H
zまたは59Hzに近づくほど値100に近づく関数で
ある。即ち、評価関数F2は、図3に示すように、周波
数fから60Hz引いた値の絶対値が1Hzに近づくと
値100に近づき、該絶対値が0Hzに近づくと値0に
近づく関数である。
ータ4から出力される電圧の周波数fに基づいて第二の
単独運転確率に相当する単独運転確率P2を算出し、単
独運転確率P2を総合評価手段6fに出力する。周波数
評価手段6bは、周波数fの評価関数F2を有してお
り、該評価関数F2の値が単独運転確率P2となる。評
価関数F2は、周波数fが基準値60Hzであれば値0
であり、周波数fが判断基準値(整定値)である61H
zまたは59Hzに近づくほど値100に近づく関数で
ある。即ち、評価関数F2は、図3に示すように、周波
数fから60Hz引いた値の絶対値が1Hzに近づくと
値100に近づき、該絶対値が0Hzに近づくと値0に
近づく関数である。
【0026】受動評価手段6cは、DC/ACインバー
タ4の出力の電圧位相の急変の割合Qを検出し、該急変
の割合Qから第三の単独運転確率に相当する単独運転確
率P3を算出して、単独運転確率P3を総合評価手段6
fに出力する。割合Qとは現在の電圧位相の変化分と1
サイクル前の電圧位相との比である。受動評価手段6c
は、割合Qについての評価関数F3を有しており、該評
価関数F3の値が単独運転確率P3となる。評価関数F
3は、図4に示すように、割合Qが基準値0%であれば
値0であり、割合が判断基準値(整定値)である3%に
近づくほど値100に近づく関数である。
タ4の出力の電圧位相の急変の割合Qを検出し、該急変
の割合Qから第三の単独運転確率に相当する単独運転確
率P3を算出して、単独運転確率P3を総合評価手段6
fに出力する。割合Qとは現在の電圧位相の変化分と1
サイクル前の電圧位相との比である。受動評価手段6c
は、割合Qについての評価関数F3を有しており、該評
価関数F3の値が単独運転確率P3となる。評価関数F
3は、図4に示すように、割合Qが基準値0%であれば
値0であり、割合が判断基準値(整定値)である3%に
近づくほど値100に近づく関数である。
【0027】能動手段6dは、DC/ACインバータ4
に対して、一定時間に変動回数T回の頻度で出力電流の
周波数を周波数変動量D1だけ変動させる。変動回数T
とは、出力電流の周波数を一定時間(30サイクル)に
何回変動させるかを表すものであり、本第一実施の形態
では変動回数Tを1としている。なお、商用電源2から
給電されているときは、DC/ACインバータ4から出
力される電圧Vの周波数fは、電流の周波数の変動に関
わらず略一定の値を保つが、単独運転時にあっては電圧
Vの周波数fは電流の周波数の変動に伴って変動する。
に対して、一定時間に変動回数T回の頻度で出力電流の
周波数を周波数変動量D1だけ変動させる。変動回数T
とは、出力電流の周波数を一定時間(30サイクル)に
何回変動させるかを表すものであり、本第一実施の形態
では変動回数Tを1としている。なお、商用電源2から
給電されているときは、DC/ACインバータ4から出
力される電圧Vの周波数fは、電流の周波数の変動に関
わらず略一定の値を保つが、単独運転時にあっては電圧
Vの周波数fは電流の周波数の変動に伴って変動する。
【0028】能動評価手段6eは、能動手段6dが変動
させる電流の周波数の変動に対する電圧Vの周波数変動
量D2を検出し、該電圧Vの周波数変動量D2から第四
の単独運転確率に相当する単独運転確率P4を算出し
て、単独運転確率P4を総合評価手段6fに出力する。
能動評価手段6eは、電圧Vの周波数変動量D2につい
ての評価関数F4を有しており、該評価関数F4の値が
単独運転確率P4となる。評価関数F4は、図5に示す
ように、電圧Vの周波数変動量D2を電流の周波数変動
量D1で割ったものを変動率D2/D1として、変動率
D2/D1が基準値0%であれば値0であり、変動率D
2/D1が判断基準値(整定値)である100%に近づ
くほど値100に近づく関数である。
させる電流の周波数の変動に対する電圧Vの周波数変動
量D2を検出し、該電圧Vの周波数変動量D2から第四
の単独運転確率に相当する単独運転確率P4を算出し
て、単独運転確率P4を総合評価手段6fに出力する。
能動評価手段6eは、電圧Vの周波数変動量D2につい
ての評価関数F4を有しており、該評価関数F4の値が
単独運転確率P4となる。評価関数F4は、図5に示す
ように、電圧Vの周波数変動量D2を電流の周波数変動
量D1で割ったものを変動率D2/D1として、変動率
D2/D1が基準値0%であれば値0であり、変動率D
2/D1が判断基準値(整定値)である100%に近づ
くほど値100に近づく関数である。
【0029】総合評価手段6fは、単独運転確率P1,
P2,P3,P4を足し合わせて、総合単独運転確率P
5を算出し、単独運転判定手段6kに出力する。
P2,P3,P4を足し合わせて、総合単独運転確率P
5を算出し、単独運転判定手段6kに出力する。
【0030】電圧判断手段6gは、DC/ACインバー
タ4から出力される電圧Vに基づいて現在単独運転であ
るか否かを判断する。電圧判断手段6gは、電圧Vが1
15V以上であるか電圧Vが85以下である状態が1秒
以上継続されれば、現在単独運転であると判断して、開
閉器5を開いてDC/ACインバータ4を配電線から切
り離すと共に、DC/ACインバータ4を停止させる。
タ4から出力される電圧Vに基づいて現在単独運転であ
るか否かを判断する。電圧判断手段6gは、電圧Vが1
15V以上であるか電圧Vが85以下である状態が1秒
以上継続されれば、現在単独運転であると判断して、開
閉器5を開いてDC/ACインバータ4を配電線から切
り離すと共に、DC/ACインバータ4を停止させる。
【0031】周波数判断手段6hは、DC/ACインバ
ータ4から出力される電圧Vの周波数fに基づいて現在
単独運転であるか否かを判断する。周波数判断手段6h
は、周波数fが61Hz以上であるか周波数fが59H
z以下である状態が1秒以上継続されれば、現在単独運
転であると判断して、開閉器5を開いてDC/ACイン
バータ4を配電線から切り離すと共に、DC/ACイン
バータ4を停止させる。
ータ4から出力される電圧Vの周波数fに基づいて現在
単独運転であるか否かを判断する。周波数判断手段6h
は、周波数fが61Hz以上であるか周波数fが59H
z以下である状態が1秒以上継続されれば、現在単独運
転であると判断して、開閉器5を開いてDC/ACイン
バータ4を配電線から切り離すと共に、DC/ACイン
バータ4を停止させる。
【0032】受動判断手段6iは、DC/ACインバー
タ4の出力の電圧位相の急変の割合Qを検出し、割合Q
が3%以上であれば、現在単独運転であると判断して、
DC/ACインバータ4を停止させる。
タ4の出力の電圧位相の急変の割合Qを検出し、割合Q
が3%以上であれば、現在単独運転であると判断して、
DC/ACインバータ4を停止させる。
【0033】能動判断手段6jは、能動手段6dが変動
させる電流の周波数の変動に対する電圧Vの周波数変動
量D2を検出し、変動率D2/D1が100%以上であ
れば、現在単独運転であると判断して、DC/ACイン
バータ4を停止させる。
させる電流の周波数の変動に対する電圧Vの周波数変動
量D2を検出し、変動率D2/D1が100%以上であ
れば、現在単独運転であると判断して、DC/ACイン
バータ4を停止させる。
【0034】単独運転判定手段6kは、総合単独運転確
率P5が一定値以上であれば、現在単独運転である判断
して、開閉器5を開いてDC/ACインバータ4を配電
線から切り離すと共に、DC/ACインバータ4を停止
させる。
率P5が一定値以上であれば、現在単独運転である判断
して、開閉器5を開いてDC/ACインバータ4を配電
線から切り離すと共に、DC/ACインバータ4を停止
させる。
【0035】従って、電圧判断手段6g、周波数判断手
段6h、受動判断手段6i、能動判断手段6jは、従来
の系統連系保護装置と同様に判断基準値(整定値)を基
準に単独運転を判断する。
段6h、受動判断手段6i、能動判断手段6jは、従来
の系統連系保護装置と同様に判断基準値(整定値)を基
準に単独運転を判断する。
【0036】そして、単独運転判定手段6kは、単独運
転確率P1〜P4より算出された総合単独運転確率P5
に基づき単独運転であるか否かを判断する。よって、各
判断手段毎に判断すればいずれも判断基準値に達してい
ないが、全体として考えれば単独運転の可能性が極めて
高いという場合にも、単独運転と判断する。
転確率P1〜P4より算出された総合単独運転確率P5
に基づき単独運転であるか否かを判断する。よって、各
判断手段毎に判断すればいずれも判断基準値に達してい
ないが、全体として考えれば単独運転の可能性が極めて
高いという場合にも、単独運転と判断する。
【0037】〔第二実施の形態〕図6は系統連系保護装
置の構成を示すブロック図である。図7は総合単独運転
確率と周波数変動量との関係を示す説明図である。な
お、図6においては前述の第一実施の形態で説明したと
ころの系統連系保護装置と同等の箇所には同じ符号を付
してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
置の構成を示すブロック図である。図7は総合単独運転
確率と周波数変動量との関係を示す説明図である。な
お、図6においては前述の第一実施の形態で説明したと
ころの系統連系保護装置と同等の箇所には同じ符号を付
してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0038】図6に示す本第二実施の形態の系統連系保
護装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの系
統連系保護装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
護装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの系
統連系保護装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0039】即ち、単独運転判定手段6kを設けず、総
合評価手段6fは総合単独運転確率P5を能動手段6d
に出力するようにした構成である。
合評価手段6fは総合単独運転確率P5を能動手段6d
に出力するようにした構成である。
【0040】また、能動手段6dは、DC/ACインバ
ータ4に対して、DC/ACインバータ4の出力電流の
周波数変動量D1を総合単独運転確率P5に基づいて決
定するようにした構成である。
ータ4に対して、DC/ACインバータ4の出力電流の
周波数変動量D1を総合単独運転確率P5に基づいて決
定するようにした構成である。
【0041】能動手段6dは、図7に示すように、総合
単独運転確率P5の値が小さいときには、周波数変動量
D1を小さくする。従って、総合単独運転確率P5の値
が小さいときには、能動手段6dが電流の周波数を変動
させても、自家発電設備の力率の低下しない。
単独運転確率P5の値が小さいときには、周波数変動量
D1を小さくする。従って、総合単独運転確率P5の値
が小さいときには、能動手段6dが電流の周波数を変動
させても、自家発電設備の力率の低下しない。
【0042】一方、能動手段6dは、図7に示すよう
に、総合単独運転確率P5の値が大きいときには、周波
数変動量D1を大きくする。従って、電流の周波数変動
量D1が大きいので、単独運転においては周波数変動量
D2も大きくなり、同一配電線に複数の自家発電設備が
連系した場合であっても、他の自家発電設備の出力の影
響を受けずに、自己の単独運転を検出できる。
に、総合単独運転確率P5の値が大きいときには、周波
数変動量D1を大きくする。従って、電流の周波数変動
量D1が大きいので、単独運転においては周波数変動量
D2も大きくなり、同一配電線に複数の自家発電設備が
連系した場合であっても、他の自家発電設備の出力の影
響を受けずに、自己の単独運転を検出できる。
【0043】〔第三実施の形態〕図8は系統連系保護装
置の構成を示すブロック図である。図9は総合単独運転
確率と変動回数との関係を示す説明図である。なお、図
8においては前述の第一実施の形態で説明したところの
系統連系保護装置と同等の箇所には同じ符号を付してあ
るので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
置の構成を示すブロック図である。図9は総合単独運転
確率と変動回数との関係を示す説明図である。なお、図
8においては前述の第一実施の形態で説明したところの
系統連系保護装置と同等の箇所には同じ符号を付してあ
るので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0044】図8に示す本第三実施の形態の系統連系保
護装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの系
統連系保護装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
護装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの系
統連系保護装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0045】即ち、単独運転判定手段6kを設けず、総
合評価手段6fは総合単独運転確率P5を能動手段6d
に出力するようにした構成である。
合評価手段6fは総合単独運転確率P5を能動手段6d
に出力するようにした構成である。
【0046】また、能動手段6dは、DC/ACインバ
ータ4に対して、DC/ACインバータ4の出力電流の
周波数を一定時間に変動回数T回だけ変動させる際の、
該変動回数Tを総合単独運転確率P5に基づいて決定す
るようにした構成である。
ータ4に対して、DC/ACインバータ4の出力電流の
周波数を一定時間に変動回数T回だけ変動させる際の、
該変動回数Tを総合単独運転確率P5に基づいて決定す
るようにした構成である。
【0047】能動手段6dは、総合単独運転確率P5の
値が小さいときには、変動回数Tを少なくする。従っ
て、能動判断手段6jは、能動手段6dが変動させる電
流の周波数の変動に対する電圧Vの周波数の変動を検出
しにくくなり、能動判断手段6jが現在単独運転である
と判断する確率は低くなる。
値が小さいときには、変動回数Tを少なくする。従っ
て、能動判断手段6jは、能動手段6dが変動させる電
流の周波数の変動に対する電圧Vの周波数の変動を検出
しにくくなり、能動判断手段6jが現在単独運転である
と判断する確率は低くなる。
【0048】一方、能動手段6dは、図9に示すよう
に、総合単独運転確率P5の値が大きいときには、変動
回数Tを多くする。能動判断手段6jは、能動手段6d
が変動させる電流の周波数の変動に対する電圧Vの周波
数の変動を検出し易くなり、能動判断手段6jが現在単
独運転であると判断する確率は高くなる。
に、総合単独運転確率P5の値が大きいときには、変動
回数Tを多くする。能動判断手段6jは、能動手段6d
が変動させる電流の周波数の変動に対する電圧Vの周波
数の変動を検出し易くなり、能動判断手段6jが現在単
独運転であると判断する確率は高くなる。
【0049】〔第四実施の形態〕図10は系統連系保護
装置の構成を示すブロック図である。図11は総合単独
運転確率と能動方式の検出値と単独運転確率との関係を
示す説明図である。なお、図10においては前述の第一
実施の形態で説明したところの系統連系保護装置と同等
の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳
細な説明は省略する。
装置の構成を示すブロック図である。図11は総合単独
運転確率と能動方式の検出値と単独運転確率との関係を
示す説明図である。なお、図10においては前述の第一
実施の形態で説明したところの系統連系保護装置と同等
の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳
細な説明は省略する。
【0050】図10に示す本第四実施の形態の系統連系
保護装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの
系統連系保護装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
保護装置が、前述の第一実施の形態で説明したところの
系統連系保護装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0051】即ち、単独運転判定手段6kを設けず、総
合評価手段6fは総合単独運転確率P5を能動評価手段
6eに出力するようにした構成である。
合評価手段6fは総合単独運転確率P5を能動評価手段
6eに出力するようにした構成である。
【0052】また、能動評価手段6eの評価関数F4
は、総合単独運転確率P5によって、変化するようにし
た構成である。
は、総合単独運転確率P5によって、変化するようにし
た構成である。
【0053】評価関数F4は、総合評価手段6fから受
け取った総合単独運転確率P5の値が0〜50のときに
は、変動率D2/D1が基準値0%であれば値0であ
り、変動率D2/D1が判断基準値(整定値)である1
00%に近づくほど値60に近づく関数である。また、
評価関数F4は、図11に示すように、受け取った総合
単独運転確率P5の値が50〜100のときには、変動
率D2/D1が基準値0%であれば値0であり、変動率
D2/D1が判断基準値(整定値)である100%に近
づくほど値70に近づく関数である。同様に、評価関数
F4は、100〜150の総合単独運転確率P5を受け
取ると値80に近づく関数となり、150〜200の総
合単独運転確率P5を受け取ると値90に近づく関数と
なり、200〜250の総合単独運転確率P5を受け取
ると値100に近づく関数となる。
け取った総合単独運転確率P5の値が0〜50のときに
は、変動率D2/D1が基準値0%であれば値0であ
り、変動率D2/D1が判断基準値(整定値)である1
00%に近づくほど値60に近づく関数である。また、
評価関数F4は、図11に示すように、受け取った総合
単独運転確率P5の値が50〜100のときには、変動
率D2/D1が基準値0%であれば値0であり、変動率
D2/D1が判断基準値(整定値)である100%に近
づくほど値70に近づく関数である。同様に、評価関数
F4は、100〜150の総合単独運転確率P5を受け
取ると値80に近づく関数となり、150〜200の総
合単独運転確率P5を受け取ると値90に近づく関数と
なり、200〜250の総合単独運転確率P5を受け取
ると値100に近づく関数となる。
【0054】従って、単独運転が原因ではなく、負荷や
系統の変化によって突発的に電圧Vの周波数に変動が生
じた場合、総合単独運転確率P5は小さいので、能動評
価手段6eは、例え変動率D2/D1が大きな値であっ
たとしても、100に近い値を出力することなく、比較
的小さな単独運転確率P4を出力する。よって、能動評
価手段6eは負荷や系統の変化による電圧Vの周波数の
変動を単独運転と誤認することなく正確に単独運転確率
P4を出力することができる。
系統の変化によって突発的に電圧Vの周波数に変動が生
じた場合、総合単独運転確率P5は小さいので、能動評
価手段6eは、例え変動率D2/D1が大きな値であっ
たとしても、100に近い値を出力することなく、比較
的小さな単独運転確率P4を出力する。よって、能動評
価手段6eは負荷や系統の変化による電圧Vの周波数の
変動を単独運転と誤認することなく正確に単独運転確率
P4を出力することができる。
【0055】なお、本第一乃至第四実施の形態では、受
動評価手段6cは電圧位相の急変の割合Qから単独運転
確率P3を出力しているが、評価の対象は電圧位相の急
変に限られるものではなく、受動的方式において対象と
されるものであればよい。従って、例えば3次高調波を
評価の対象としても良い。また、能動評価手段6eは能
動手段6dが変動させる電流の周波数の変動に対する電
圧Vの周波数変動量D2を検出して単独運転確率P4を
出力しているが、評価の対象は周波数に限られるもので
はない。従って、例えば、能動手段6dは電流の位相を
変動させるようにして、能動評価手段6eは能動手段6
dが変動させる電流の位相の変動に対する電圧Vの周波
数等の変動量を検出して単独運転確率P4を出力するよ
うにしてもよい。
動評価手段6cは電圧位相の急変の割合Qから単独運転
確率P3を出力しているが、評価の対象は電圧位相の急
変に限られるものではなく、受動的方式において対象と
されるものであればよい。従って、例えば3次高調波を
評価の対象としても良い。また、能動評価手段6eは能
動手段6dが変動させる電流の周波数の変動に対する電
圧Vの周波数変動量D2を検出して単独運転確率P4を
出力しているが、評価の対象は周波数に限られるもので
はない。従って、例えば、能動手段6dは電流の位相を
変動させるようにして、能動評価手段6eは能動手段6
dが変動させる電流の位相の変動に対する電圧Vの周波
数等の変動量を検出して単独運転確率P4を出力するよ
うにしてもよい。
【0056】また、本第一乃至第四実施の形態では、直
流電力として太陽電池を用いて説明しているが、太陽電
池に限られるものではなく、例えば燃料電池等であって
もよい。
流電力として太陽電池を用いて説明しているが、太陽電
池に限られるものではなく、例えば燃料電池等であって
もよい。
【0057】
【発明の効果】本発明の系統連系保護措置は上述のよう
に構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、
電圧評価手段がインバータの出力電圧から第一の単独運
転確率を出力し、周波数評価手段がインバータの出力電
圧の周波数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価
手段がインバータの出力について所定物理量の急変の割
合から第三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能
動手段による電流の変動に対応して変動する電圧から第
四の単独運転確率を出力し、総合評価手段が第一乃至第
四の単独運転確率から総合単独運転確率を算出し、単独
運転判断手段が総合単独運転確率が所定値以上であれ
ば、商用電力系統が切り離されたと判断するので、各判
断手段毎には判断基準値以上の値が検出されないが、各
判断手段の検出値が全般的に判断基準値に近い値である
ときにも単独運転とは判断することができ、従ってより
確実に単独運転を検出できる系統連系保護装置を提供す
ることができるという効果を奏する。
に構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、
電圧評価手段がインバータの出力電圧から第一の単独運
転確率を出力し、周波数評価手段がインバータの出力電
圧の周波数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価
手段がインバータの出力について所定物理量の急変の割
合から第三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能
動手段による電流の変動に対応して変動する電圧から第
四の単独運転確率を出力し、総合評価手段が第一乃至第
四の単独運転確率から総合単独運転確率を算出し、単独
運転判断手段が総合単独運転確率が所定値以上であれ
ば、商用電力系統が切り離されたと判断するので、各判
断手段毎には判断基準値以上の値が検出されないが、各
判断手段の検出値が全般的に判断基準値に近い値である
ときにも単独運転とは判断することができ、従ってより
確実に単独運転を検出できる系統連系保護装置を提供す
ることができるという効果を奏する。
【0058】請求項2記載の発明にあっては、電圧評価
手段がインバータの出力電圧から第一の単独運転確率を
出力し、周波数評価手段がインバータの出力電圧の周波
数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価手段がイ
ンバータの出力について所定物理量の急変の割合から第
三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能動手段に
よる電流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独
運転確率を出力し、総合評価手段が第一乃至第四の単独
運転確率から総合単独運転確率を算出し、更に能動手段
は総合単独運転確率の応じて出力電流の変動量を変化さ
せるので、総合単独運転確率の低いときには変動量を小
さくすることにより自家発電設備の力率の低下を招くこ
となく、また総合単独運転確率の高いときには変動量を
大きくすることにより、同一配電線に複数の自家発電設
備が連系した場合であっても、他の自家発電設備の出力
の影響を受けずに自己の単独運転を検出できる系統連系
保護装置を提供することができるという効果を奏する。
手段がインバータの出力電圧から第一の単独運転確率を
出力し、周波数評価手段がインバータの出力電圧の周波
数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価手段がイ
ンバータの出力について所定物理量の急変の割合から第
三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能動手段に
よる電流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独
運転確率を出力し、総合評価手段が第一乃至第四の単独
運転確率から総合単独運転確率を算出し、更に能動手段
は総合単独運転確率の応じて出力電流の変動量を変化さ
せるので、総合単独運転確率の低いときには変動量を小
さくすることにより自家発電設備の力率の低下を招くこ
となく、また総合単独運転確率の高いときには変動量を
大きくすることにより、同一配電線に複数の自家発電設
備が連系した場合であっても、他の自家発電設備の出力
の影響を受けずに自己の単独運転を検出できる系統連系
保護装置を提供することができるという効果を奏する。
【0059】請求項3記載の発明にあっては、電圧評価
手段がインバータの出力電圧から第一の単独運転確率を
出力し、周波数評価手段がインバータの出力電圧の周波
数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価手段がイ
ンバータの出力について所定物理量の急変の割合から第
三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能動手段に
よる電流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独
運転確率を出力し、総合評価手段が第一乃至第四の単独
運転確率から総合単独運転確率を算出し、更に能動手段
は総合単独運転確率の応じて出力電流の変動回数を変化
させるので、総合単独運転確率の低いときには変動回数
を少なくすることにより自家発電設備の力率の低下を招
くことなく、また総合単独運転確率の高いときには変動
回数を多くすることにより単独運転が検出されやすくな
る系統連系保護装置を提供することができるという効果
を奏する。
手段がインバータの出力電圧から第一の単独運転確率を
出力し、周波数評価手段がインバータの出力電圧の周波
数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価手段がイ
ンバータの出力について所定物理量の急変の割合から第
三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能動手段に
よる電流の変動に対応して変動する電圧から第四の単独
運転確率を出力し、総合評価手段が第一乃至第四の単独
運転確率から総合単独運転確率を算出し、更に能動手段
は総合単独運転確率の応じて出力電流の変動回数を変化
させるので、総合単独運転確率の低いときには変動回数
を少なくすることにより自家発電設備の力率の低下を招
くことなく、また総合単独運転確率の高いときには変動
回数を多くすることにより単独運転が検出されやすくな
る系統連系保護装置を提供することができるという効果
を奏する。
【0060】請求項4記載の発明にあっては、電圧評価
手段がインバータの出力電圧から第一の単独運転確率を
出力し、周波数評価手段がインバータの出力電圧の周波
数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価手段がイ
ンバータの出力について所定物理量の急変の割合から第
三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能動手段に
よる電流の変動に対応して変動する電圧と総合単独運転
確率とから第四の単独運転確率を出力し、総合評価手段
が第一乃至第四の単独運転確率から総合単独運転確率を
算出する。従って、単独運転が原因ではなく負荷や系統
の変化によって突発的に電圧の変動が生じた場合は総合
単独運転確率は小さいので、能動評価手段は、電圧の周
波数の変動を単独運転と誤認することなく正確に単独運
転確率を出力することができる系統連系保護装置を提供
することができるという効果を奏する。
手段がインバータの出力電圧から第一の単独運転確率を
出力し、周波数評価手段がインバータの出力電圧の周波
数から第二の単独運転確率を出力し、受動評価手段がイ
ンバータの出力について所定物理量の急変の割合から第
三の単独運転確率を出力し、能動評価手段が能動手段に
よる電流の変動に対応して変動する電圧と総合単独運転
確率とから第四の単独運転確率を出力し、総合評価手段
が第一乃至第四の単独運転確率から総合単独運転確率を
算出する。従って、単独運転が原因ではなく負荷や系統
の変化によって突発的に電圧の変動が生じた場合は総合
単独運転確率は小さいので、能動評価手段は、電圧の周
波数の変動を単独運転と誤認することなく正確に単独運
転確率を出力することができる系統連系保護装置を提供
することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の系統連系保護装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】過電圧及び不足電圧と単独運転確率との関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】周波数上昇及び周波数低下と単独運転確率との
関係を示す説明図である。
関係を示す説明図である。
【図4】受動的方式の検出値と単独運転確率との関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】能動的方式の検出値と単独運転確率との関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】本発明の系統連系保護装置の第二実施の形態の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図7】総合単独運転確率と周波数変動量との関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【図8】本発明の系統連系保護装置の第三実施の形態の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図9】総合単独運転確率と変動回数との関係を示す説
明図である。
明図である。
【図10】本発明の系統連系保護装置の第四実施の形態
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図11】総合単独運転確率と能動方式の検出値と単独
運転確率との関係を示す説明図である。
運転確率との関係を示す説明図である。
【図12】従来の系統連系システムの構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
1 直流電源 3 負荷 4 インバータ 6 系統連系保護装置 6a 電圧評価手段 6b 周波数評価手段 6c 受動評価手段 6d 能動手段 6e 能動評価手段 6f 総合評価手段 6g 電圧判断手段 6h 周波数判断手段 6i 受動判断手段 6j 能動判断手段 6k 単独運転判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩川 明実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−322506(JP,A) 特開 平7−241037(JP,A) 特開 平7−327321(JP,A) 特開 平7−245877(JP,A) 特開 平9−74683(JP,A) 特開 平7−123727(JP,A) 特開 昭61−231837(JP,A) 実開 平7−16552(JP,U) 実開 平7−20041(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02J 3/38
Claims (4)
- 【請求項1】 直流電力を出力する電源と、該直流電力
を交流電力に変換するインバータと、該インバータと連
系して負荷へ電力を供給する商用電力系統とを有する系
統連系システムにおけるインバータの出力電圧から前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する電圧判断手
段と、前記インバータの出力電圧の周波数から前記商用
電力系統が切り離されたことを検出する周波数判断手段
と、前記インバータの出力について所定物理量の急変を
検出することにより前記商用電力系統が切り離されたこ
とを検出する受動判断手段と、前記インバータに対して
一定時間に所定回数の頻度で出力電流を変動させる能動
手段と、電流の変動に対応して変動する電圧を検出する
ことにより前記商用電力系統が切り離されたことを検出
する能動判断手段と、を有する系統連系保護装置におい
て、前記インバータの出力電圧から第一の単独運転確率
を出力する電圧評価手段と、前記インバータの出力電圧
の周波数から第二の単独運転確率を出力する周波数評価
手段と、前記インバータの出力について所定物理量の急
変の割合から第三の単独運転確率を出力する受動評価手
段と、能動手段による電流の変動に対応して変動する電
圧から第四の単独運転確率を出力する能動評価手段と、
第一乃至第四の単独運転確率から総合単独運転確率を算
出する総合評価手段と、総合単独運転確率が所定値以上
であれば、商用電力系統が切り離されたと判断する単独
運転判断手段とを有することを特徴とする系統連系保護
装置。 - 【請求項2】 直流電力を出力する電源と、該直流電力
を交流電力に変換するインバータと、該インバータと連
系して負荷へ電力を供給する商用電力系統とを有する系
統連系システムにおけるインバータの出力電圧から前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する電圧判断手
段と、前記インバータの出力電圧の周波数から前記商用
電力系統が切り離されたことを検出する周波数判断手段
と、前記インバータの出力について所定物理量の急変を
検出することにより前記商用電力系統が切り離されたこ
とを検出する受動判断手段と、前記インバータに対して
一定時間に所定回数の頻度で出力電流を変動させる能動
手段と、電流の変動に対応して変動する電圧を検出する
ことにより前記商用電力系統が切り離されたことを検出
する能動判断手段と、を有する系統連系保護装置におい
て、前記インバータの出力電圧から第一の単独運転確率
を出力する電圧評価手段と、前記インバータの出力電圧
の周波数から第二の単独運転確率を出力する周波数評価
手段と、前記インバータの出力について所定物理量の急
変の割合から第三の単独運転確率を出力する受動評価手
段と、能動手段による電流の変動に対応して変動する電
圧から第四の単独運転確率を出力する能動評価手段と、
第一乃至第四の単独運転確率から総合単独運転確率を算
出する総合評価手段とを有し、前記能動手段は総合単独
運転確率の応じて出力電流の変動量を変化させることを
特徴とする系統連系保護装置。 - 【請求項3】 直流電力を出力する電源と、該直流電力
を交流電力に変換するインバータと、該インバータと連
系して負荷へ電力を供給する商用電力系統とを有する系
統連系システムにおけるインバータの出力電圧から前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する電圧判断手
段と、前記インバータの出力電圧の周波数から前記商用
電力系統が切り離されたことを検出する周波数判断手段
と、前記インバータの出力について所定物理量の急変を
検出することにより前記商用電力系統が切り離されたこ
とを検出する受動判断手段と、前記インバータに対して
一定時間に所定回数の頻度で出力電流を変動させる能動
手段と、電流の変動に対応して変動する電圧を検出する
ことにより前記商用電力系統が切り離されたことを検出
する能動判断手段と、を有する系統連系保護装置におい
て、前記インバータの出力電圧から第一の単独運転確率
を出力する電圧評価手段と、前記インバータの出力電圧
の周波数から第二の単独運転確率を出力する周波数評価
手段と、前記インバータの出力について所定物理量の急
変の割合から第三の単独運転確率を出力する受動評価手
段と、能動手段による電流の変動に対応して変動する電
圧から第四の単独運転確率を出力する能動評価手段と、
第一乃至第四の単独運転確率から総合単独運転確率を算
出する総合評価手段とを有し、前記能動手段は総合単独
運転確率の応じて出力電流の変動回数を変化させること
を特徴とする系統連系保護装置。 - 【請求項4】 直流電力を出力する電源と、該直流電力
を交流電力に変換するインバータと、該インバータと連
系して負荷へ電力を供給する商用電力系統とを有する系
統連系システムにおけるインバータの出力電圧から前記
商用電力系統が切り離されたことを検出する電圧判断手
段と、前記インバータの出力電圧の周波数から前記商用
電力系統が切り離されたことを検出する周波数判断手段
と、前記インバータの出力について所定物理量の急変を
検出することにより前記商用電力系統が切り離されたこ
とを検出する受動判断手段と、前記インバータに対して
一定時間に所定回数の頻度で出力電流を変動させる能動
手段と、電流の変動に対応して変動する電圧を検出する
ことにより前記商用電力系統が切り離されたことを検出
する能動判断手段と、を有する系統連系保護装置におい
て、前記インバータの出力電圧から第一の単独運転確率
を出力する電圧評価手段と、前記インバータの出力電圧
の周波数から第二の単独運転確率を出力する周波数評価
手段と、前記インバータの出力について所定物理量の急
変の割合から第三の単独運転確率を出力する受動評価手
段と、能動手段による電流の変動に対応して変動する電
圧と総合単独運転確率とから第四の単独運転確率を出力
する能動評価手段と、第一乃至第四の単独運転確率から
総合単独運転確率を算出する総合評価手段とを有するこ
とを特徴とする系統連系保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01101496A JP3314602B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 系統連系保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01101496A JP3314602B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 系統連系保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205777A JPH09205777A (ja) | 1997-08-05 |
JP3314602B2 true JP3314602B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=11766269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01101496A Expired - Fee Related JP3314602B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 系統連系保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314602B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006320149A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Nippon Oil Corp | 分散型電源システム |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP01101496A patent/JP3314602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09205777A (ja) | 1997-08-05 |
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---|---|---|---|
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