JP4318393B2 - 自家用発電設備の単独運転検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電力需要家に設備された自家用発電設備の単独運転検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電力を大量に消費する需要家においては、所内の電力消費を節約し、また非常停電等の発生時に所内に電力を供給するために自家用発電機を設置し、電力会社から一定の電力の供給を受けながら、自家用発電機で発生した安価な電力を所内の自家用負荷に供給する自家用発電設備が盛んに設置されつつある。
この自家用発電設備と、電力会社の電力供給側系統は、「系統連系技術用件ガイドライン」に添って安全を維持するための必要な対策が設けられ、自家用発電設備内故障や電力供給側故障等の発生時には各種の保護装置により負荷側の機器類の損失を防止し、早急な故障回復に務めている。
【0003】
しかし、近年、電力供給側において、新エネルギー等分散型電源から余剰電力を積極的に購入するように法規が改正され、自家用発電設備においても一定の条件のもとで電力供給側への連系に応じて余剰電力の販売が可能となり、逆潮流防止装置を装備する必要がなくなりつつある。
しかしながら、自家用発電機の余剰電力を電力供給側に供給できるように逆潮流が許容された設備において、電力供給側が不健全状態にあるか否か、即ち電力会社の発電所側の遮断器が開路されているか、或いは配電線が断線しているか否かを自家用発電設備側で検出することができず、配電線の故障等により電力供給側の各遮断器が開路した状態で自家用発電設備側の連系遮断器が閉路して自家用発電設備が単独運転すると、電力供給側の故障した配電線に自家用発電機の電圧が印加されて配電線の保守点検、復旧作業等が危険となるという問題があった。
【0004】
そこで、電力供給側が不健全状態で自家用発電設備側の連系遮断器を正確に開路して各種事故の発生を防止できるようにするために、電力供給側に連系された自家用発電設備側から電力供給側が不健全状態で自家用発電設備が単独運転していることを容易に検出できる装置が要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、電力供給側に連系された自家用発電設備側から電力供給側が不健全状態で自家用発電設備が単独運転していることを容易に検出でき、しかも発熱を最小限に抑え、小型化できてコストダウンが図れる自家用発電設備の単独運転検出装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る自家用発電設備の単独運転検出装置は、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、配電線側の第1の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第1の電流ピーク値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第2の電流ピーク値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいときに自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とを備えて構成されている。
【0007】
本発明の請求項2に係る自家用発電設備の単独運転検出装置は、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、配電線側の第1の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第1の電流積分値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第2の電流積分値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値との差が所定の値より大きいときに自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とを備えて構成されている。
【0008】
本発明の請求項3に係る自家用発電設備の単独運転検出装置は、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられている分岐線に設けられた電流検出器と、分岐線における電流検出器より自家用発電機側ダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、電流検出器に流れる電流の位相を検出する電流位相検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいときは自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とを備えて構成されている。
【0009】
本発明の請求項4に係る自家用発電設備の単独運転検出装置は、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第1のダイオードを介して接続された第1の検出用負荷コンデンサと、第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、配電線側の第1の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第1の電流ピーク値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第2の電流ピーク値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の負の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の負のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の負の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の負のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいときの少なくともいずれかのときに、自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とを備えて構成されている。
【0010】
本発明の請求項5に係る自家用発電設備の単独運転検出装置は、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第1のダイオードを介して接続された第1の検出用負荷コンデンサと、第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、配電線側の第1の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第1の電流積分値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第2の電流積分値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の積分値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の負の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の負の積分値との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の積分値との差が所定の値より大きいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の負の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分検出器が検出した電流の負の積分値との差が所定の値より大きいときの少なくともいずれかのときに、自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とを備えて構成されている。
【0011】
本発明の請求項6に係る自家用発電設備の単独運転検出装置は、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられている分岐線に設けられた電流検出器と、第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、分岐線における電流検出器より自家用発電機側に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、電流検出器に流れる電流の位相を検出する電流位相検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の負の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の負の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいときは自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とを備えて構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は本発明の実施形態1の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図、図2は同単独運転検出装置の原理的な構成を示す単線結線図、図3は同単独運転検出装置の分岐線から検出用インピーダンス負荷に流れる電流の模式化した波形図、図4は同単独運転検出装置の分岐線から検出用負荷コンデンサに流れる電流の実際の波形図である。
図において、1は電力を供給する系統電力会社、2は系統電力会社1から配電線3を介して電力が供給される自家用発電設備、4は系統電力会社1と配電線3との間に設けられた遮断器である。配電線3には複数の一般負荷5が接続されている。これらの一般負荷5は内部に遮断器や断路器等が接続されて地絡事故等が発生したときに各負荷を配電線3より分離して危険を防止する。
6は自家用発電設備2に設けられ、配電線3の分岐点Pより分岐された分岐線、7は分岐線6の分岐点P側に接続された自家用連系遮断器、8は分岐線6の端末側に接続された自家用発電機、9は自家用発電機8に分岐線6を介して接続された自家用負荷である。
【0017】
10、11は分岐線6に直列に設けられた第1及び第2電流検出器(CT1、CT2)である。12は配電線側(以下、「系統側」という)の第1電流検出器10に流れる電流のピーク値を検出する第1電流ピーク値検出器、13は自家用発電機8側(以下、「発電機側」という)の第2電流検出器11に流れる電流のピーク値を検出する第2電流ピーク値検出器、14は系統側の第1電流検出器10に流れる電流の位相を検出する第1位相検出器、16は第1及び第2電流ピーク値検出器12、13と第1位相検出器14に接続され、これらの検出値から自家用発電設備2の単独運転を検出する単独運転判定部である。
【0018】
21は分岐線6における第1及び第2電流検出器10、11の間の線路aにアノードが接続されたダイオード、22はダイオード21のカソードに接続された検出用負荷コンデンサ、23は検出用負荷コンデンサ22に一端が接続され、他端が接地されたラッシュ抑制抵抗、24はダイオード21と検出用負荷コンデンサ22の接続点に一端側が接続されたスイッチ、25はスイッチ24の他端側に接続された放電用抵抗、26は放電用抵抗25に一端が接続され、他端が接地された放電用インダクタンスである。
【0019】
27は下降傾向のゼロクロス点の検出信号を受けてスイッチ24を閉成し、上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を受けてスイッチ24を開成するよう駆動するスイッチ駆動回路、28は分岐線6に流れる電流のゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路、29は分岐線6に流れる電流の下降傾向を検出する下降電流検出回路、30は分岐線6に流れる電流の上昇傾向を検出する上昇電流検出回路、31はゼロクロス点検出回路28が検出したゼロクロス点と下降電流検出回路29が検出した電流の下降傾向とから下降傾向のゼロクロス点の検出信号を出力する第1のアンド回路、32はゼロクロス点検出回路28が検出したゼロクロス点と上昇電流検出回路30が検出した電流の上昇傾向とから上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を出力する第2のアンド回路、33は第1のアンド回路31からの下降傾向のゼロクロス点の検出信号と第2のアンド回路32からの上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を受け、これらの検出信号を例えば1秒間に3〜5回の間隔で周期的にスイッチ駆動回路27に出力すると共に第2のアンド回路32からの上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を例えば1秒間に3〜5回の間隔で周期的に単独運転判定部16に出力する信号出力制御回路である。
【0020】
まず、本発明の実施の形態1の自家用発電設備の単独運転検出装置により自家用発電設備2の単独運転を検出できる原理の大略を図2に基づいて説明する。なお、図2において、図1と実質的に同一の構成は同一符号を付して説明を省略する。
例えば、自家用発電設備2内の自家用負荷9が必要とする電力を自家用発電機8を駆動しながら供給する。そして、自家用負荷9の電力が自家用発電機8の出力以上に必要となったら、不足する電力が系統電力会社1から自家用連系遮断器7を経由して自家用負荷9へ供給される。
又、自家用負荷9の負荷容量が減少して自家用発電機8の出力に余剰電力が発生したら、この余剰電力は自動的に自家用連系遮断器7より電力供給側である系統電力会社1側へ逆潮させて余剰電力を系統電力会社1へ販売するものである。
【0021】
ところで、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と系統電力会社1側と連系中に不健全な状態となり自家用発電設備2が単独運転している場合では、図2に示すように系統電力会社1側の配電線3と自家用発電機8との間に設けられた分岐線6に検出用負荷コンデンサ22を瞬間的に投入すると、その分岐線6の系統側と発電機側とに流れる電流のピーク値と電流波形の位相角がそれぞれ違うことにより、それに基づき連系されて正常な場合か単独運転の場合かを判定するようにしたものである。
ここで、系統電力会社1側と連系中に不健全な状態となり自家用発電設備2が単独運転している場合とは系統電力会社1側に故障が発生して連系遮断器4が開路されているか、或いは配電線3が断線している場合をいう。
【0022】
自家用発電設備が系統電力会社側と連系されて健全な正常な場合に、図2に示すスイッチSをオンして検出用負荷コンデンサ22を投入し、検出用負荷コンデンサ22が充電された後に分岐線6の系統側と発電機側とに流れる電流を第1の電流検出器(CT1)10と第2の電流検出器(CT2)11とで検出すると、両者の電流波形は図3の(a)の実線に示すように同一波形である。これは検出用負荷コンデンサ22が充電された後はそれ以上検出用負荷コンデンサ22には電流が流れないためと考えられるからである。
また、正常な場合で、分岐線6に流れている電流のゼロクロス点でスイッチSをオンして検出用負荷コンデンサ22を瞬間的に投入した時に、分岐線6の系統側と発電器側とに流れる電流を第1及び第2電流検出器10、11で検出すると、その電流波形は図3の(a)の破線で示すように、発電機側の第2電流検出器11(CT2)が検出する電流のピーク値と位相は少ししか変化しないが、系統側の第1電流検出器10(CT1)が検出する電流のピーク値と位相は大きく変化する(即ち、電流のピーク値が減少すると共に電流の位相はゼロクロス点を基準に見るとθだけ進む)ことが分かる。
これは自家用発電機8の発電電流が発電機側から系統側に流れている場合に検出用負荷コンデンサ22を瞬間的に投入した時に、発電機側からの電流igの他に系統側からの電流ikが検出用負荷コンデンサ22に流れる込み、しかもikはigに比べて非常に大きいために第1電流検出器10(CT1)が検出する電流が減少し、検出用負荷コンデンサ22であるために位相が進むことによるためと考えられるからである。
【0023】
次に、自家用発電設備が系統電力会社側と連系中に不健全な状態となって自家用発電設備が単独運転している場合には、スイッチSをオンして検出用負荷コンデンサ22を投入し、検出用負荷コンデンサ22が充電された後に分岐線6の系統側と発電機側とに流れる電流を第1の電流検出器(CT1)10と第2の電流検出器(CT2)11とで検出すると、両者の電流波形は図3の(b)の実線に示すように同一波形である。これは検出用負荷コンデンサ22が充電された後はそれ以上検出用負荷コンデンサ22には電流が流れないためと考えられるからである。
【0024】
また、単独運転の場合で、分岐線6に流れている電流のゼロクロス点でスイッチ12をオンして検出用負荷コンデンサ22を瞬間的に投入した時に、分岐線6の系統側と発電器側とに流れる電流を第1及び第2の電流検出器10と11とで検出すると、その電流波形は図3の(b)の破線で示すように、系統側の第1の電流検出器10(CT1)が検出する電流のピーク値と位相は少ししか変化しないが、発電機側の第2の電流検出器11(CT2)が検出する電流のピーク値と位相は大きく変化する(即ち、電流のピーク値が増加すると共に電流の位相はゼロクロス点を基準に見るとθだけ進む)ことが分かっている。
これは自家用発電機8の発電電流が発電機側から系統側に流れている場合に検出用負荷コンデンサ22を瞬間的に投入した時に、今まで系統側からの電流ikは流れずゼロでそのままであるが、発電機側からの電流igは検出用負荷コンデンサ22が投入された分だけ余計に流れ込むために第2電流検出器11(CT2)が検出する電流が増大し、検出用負荷コンデンサ22であるために位相が進むことによるためと考えられるからである。
従って、第1電流検出器10又は第2電流検出器11で検出した電流のピーク値の変化をみるか、電流の位相差を見ることにより、自家用発電設備が系統電力会社側と連系されて健全な正常な場合と系統電力会社側と連系中に不健全な状態で自家用発電設備が単独運転している場合とを判定することができる。
【0025】
次に、本発明の実施の形態1の自家用発電設備の単独運転検出装置の動作について説明する。
スイッチ24が開成している状態のままでは、分岐線6に流れている電流の一部がダイオード21を介して検出用負荷コンデンサ22に流れ込むが、検出用負荷コンデンサ22が充電された後は電流が流れることはないから、検出用負荷コンデンサ22がないのと同じ状態となり、分岐線6に流れる電流を第1及び第2の電流検出器10と11で検出しても、その検出値は同じとなる。これは系統連系中の正常時や単独運転の異常時でも同じである。
【0026】
そこで、 図3に示すように分岐線6に流れている電流のa点のゼロクロス点でスイッチ24を閉成すると、検出用負荷コンデンサ22に充電されていた電気(電荷)が放電され、放電用抵抗25と放電用インダクタンス26で消費して検出用負荷コンデンサ22の両端電圧eはゼロとなる。このように分岐線6に流れている電流のうち、検出用負荷コンデンサ22に電流の流れない半サイクルの時間内(50Hzで10ms、60Hzで8ms)で放電が完了するよう検出用負荷コンデンサ22と放電用抵抗25との時定数(R×C)の設定をする。
【0027】
そして、次の分岐線6に流れている電流のうち、検出用負荷コンデンサ22に電流の流れる半サイクルが開始するb点のゼロクロス点でスイッチ24を開成すると、その瞬間に急激に検出用負荷コンデンサ22に大きな充電電流が突入電流として流れる。この突入電流による分岐線6に流れる電流の変化を第1電流検出器10又は第2電流検出器11で検出して単独運転を検知する。これを周期的に一定の間隔、例えば1秒間に3〜5回の設定回数り返し、設定した回数を連続して検知した場合に単独と判定して異常信号を出す。
【0028】
以上の動作を図1に基づいて詳細に説明する。
スイッチ24はスイッチ駆動回路27からの駆動信号に基づいて開閉し、スイッチ駆動回路27から駆動信号を受けないときには開成している。従って、検出用負荷コンデンサ22は通常は充電されている。
そして、この時点における第1及び第2の電流検出器10、11が検出した電流から第1及び第2の電流ピーク値検出器12、13が検出した電流ピーク値と第1の位相検出器14が検出した電流の位相は単独運転判定部16に入力されている。
ゼロクロス点検出回路28は分岐線6に流れている電流のゼロクロス点を検出した検出信号を第1アンド回路31と第2アンド回路32に出力しており、下降電流検出回路29は下降電流を検出した検出信号を第1アンド回路31に出力しており、上昇電流検出回路30は上昇電流を検出した検出信号を第2アンド回路32に出力している。
【0029】
そして、第1アンド回路31はゼロクロス点検出回路28が検出したゼロクロス点と下降電流検出回路29が検出した下降電流とを受けたときに下降傾向のゼロクロス点の検出信号を信号出力制御回路33に出力し、第2アンド回路32はゼロクロス点検出回路28が検出したゼロクロス点と上昇電流検出回路30が検出した上昇電流とを受けたときに上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を信号出力制御回路33に出力している。その信号出力制御回路33は例えば1秒間に3回の間隔で周期的にまず下降傾向のゼロクロス点の検出信号をスイッチ駆動制御回路37に出力する。
その下降傾向のゼロクロス点の検出信号を受けたスイッチ駆動制御回路37はスイッチ24を電流の負の半サイクルの間閉成し、検出用負荷コンデンサ22に充電されていた電気(電荷)を放電させ、放電用抵抗25と放電用インダクタンス26で消費して検出用負荷コンデンサ22の両端電圧eをゼロとする。
【0030】
次に、信号出力制御回路33は例えば1秒間に3回の間隔で周期的に上昇傾向のゼロクロス点の検出信号をスイッチ駆動制御回路27に出力する。その上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を受けたスイッチ駆動制御回路27はスイッチ24を電流の正の半サイクルの間開成させ、その瞬間に急激に検出用負荷コンデンサ22に大きな充電電流を突入電流として流す。このとき、信号出力制御回路33は上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を単独運転判定部16にも出力している。従って、これら各時点における第1及び第2の電流検出器10、11が検出した電流から第1及び第2の電流ピーク値検出器12、13が検出した電流ピーク値と第1及び第2の位相検出器14、15が検出した電流の位相は単独運転判定部16に入力される。
【0031】
単独運転判定部16では、スイッチ24が開成された検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の正の半サイクルのピーク値とスイッチ24が閉成された直後に開成されて検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の正の半サイクルのピーク値とを比較し、検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値に対して検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値が減少している状態で、両ピーク値の差A1が所定の値A1ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両ピーク値の差A1が所定の値A1ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができる。
【0032】
また、スイッチ24が開成された検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流の正の半サイクルのピーク値とスイッチ24が閉成された直後に開成されて検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値とを比較し、検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値に対して検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流の正の半サイクルのピーク値とが増大している状態で、両ピーク値の差A2が所定の値A2ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができ、両ピーク値の差A2が所定の値A2ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができる。
【0033】
次に、単独運転判定部16では、スイッチ24が開成された検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の位相検出器14が検出した電流の正の半サイクルの位相とスイッチ24が閉成された直後に開成されて検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の位相検出器14が検出した電流の位相とを比較し、検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の位相検出器14が検出した電流の正の半サイクルの位相に対して検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の位相検出器14が検出した電流の位相が進んでいる状態で、両者の位相差θが所定の位相差θrefより大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両者の位相差θが所定の位相差θrefより小さいときは、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができる。
【0034】
そして、この実施の形態1の単独運転判定部16は、第1電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値による判定又は第2電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値による判定だけでなく、第1及び第2の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値による判定が同じときに、或いは第1及び第2の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値による判定と第1位相検出器14が検出した電流の位相差による判定とが同じときに、それぞれ自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態で自家用発電設備2が単独運転している場合とに分けて判定する。それは、このような2つ又は3つの観点から判断した方がより正確に判定できるからである。
従って、このように自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転していると判定した場合は、直ちに自家用発電設備2を系統電力会社1側から分離させ、自家用発電設備2側の機器類の損傷、或いは系統電力会社1側の配電線3の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止することができる。
【0035】
これによって、自家用発電機8は連続運転しながら設備内の自家用負荷9に電力を供給でき、故障により系統側遮断器4やその他の各遮断器が開路されて無負荷状態の電線路3に自家用発電機8等により電力が送電されることなく、安全に故障点検、復旧作業ができる。
また、配電線3の故障復旧後に直ちに系統電力会社1側の系統側遮断器4を閉路しても、自家用連系遮断器7が開路されていれば自家用発電設備2側の機器類が損傷することなく、自家用発電機8は電圧、周波数、位相等を同期検定器等で系統電力会社1側と正確に同期させた後で自家用連系遮断器7を閉路し、連系させながら自家用発電設備2を系統電力会社1側と系統連系させて通常状態に復帰
【0036】
なお、この実施の形態1で、電流のピーク値と位相の変化から自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に健全な正常な状態か、不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転かを判定できるのは、分岐線6にスイッチを介して検出用負荷コンデンサを接続し、スイッチオン時に検出用負荷コンデンサに電流が流れるときに分岐線における系統側と発電機側の電流のピーク値或いは位相が自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に健全な正常な状態の場合と不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転の場合とで変化するから、かかる変化を検出することにより自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に健全な正常な状態の場合と不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転の場合とを判定できるとする原理的説明をした。
【0037】
これは、検出用負荷抵抗であってもスイッチオン時に検出用負荷抵抗に流れるに電流が流れるときに分岐線における系統側と発電機側の電流のピーク値或いは位相が自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に健全な正常な状態の場合と不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転の場合とで変化するから、検出用負荷抵抗を用いてもよいが、この場合には消費電力が大きく、検出用負荷抵抗も大型のものが必要で、装置全体が大型化するという問題があった。
そこで、検出用負荷抵抗に代わり検出用負荷コンデンサを用いることにより、消費電力が少なくなり、検出用負荷コンデンサは検出用負荷抵抗に比べて小さくて済み、装置全体が小型化することとなった。
また、このように原理的には分岐線6にスイッチSを介して検出用負荷コンデンサ22を接続して検出することができるが、実際上はスイッチSの入り、切りを頻繁にすると、アークが発生して検出用負荷コンデンサ22を破壊してしまうおそれがあるという問題が生じるため、実際上は適さないものであった。
【0038】
このため、分岐線6に直接に検出用負荷コンデンサ22を接続したままにすることが考えられた。この場合にも、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に健全な正常な状態の場合と不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転の場合とで検出用負荷コンデンサ22に電流が流れるときに分岐線6における系統側と発電機側の電流のピーク値或いは位相が変化するが、系統電力会社1側と自家用発電設備2がバランスしたときには、系統電力会社1側から検出用負荷コンデンサ22に電流が流れず、自家用発電機8側からの電流が流れるため、不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転の場合と同様となり、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に健全な正常な状態の場合と不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転の場合とを判定できないという欠点があるものであった。
【0039】
そこで、本発明の実施の形態1のように、分岐線6にダイオード21を介して検出用負荷コンデンサ22を接続し、ダイオード21と検出用負荷コンデンサ22の接続点にスイッチ24を介して放電用抵抗25を接続し、常時スイッチ24を開成しておき、検出用負荷コンデンサ22が充電された後に分岐線6に流れる電流の負の半サイクルでスイッチ24を閉成して検出用負荷コンデンサ22の電荷を放電させて放電用抵抗25に電流を流し、分岐線6に流れる次の電流の正の半サイクルでスイッチ24を開成して検出用負荷コンデンサ22に充電する突入電流を流し、このときの分岐線6における系統側と発電機側の電流のピーク値或いは位相の変化を検出することにより、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に健全な正常な状態の場合と不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転の場合とを判定するようにすれば、スイッチ24を閉成から開成しても検出用負荷コンデンサ22に電荷がない状態で開成されるためにアークが生じず、検出用負荷コンデンサ22が破壊されることはない。
また、検出用負荷コンデンサ22が消費する電力は検出用負荷抵抗に比べて大幅に少なくて済み、発熱も少ないために検出用負荷コンデンサ22は検出用負荷抵抗に比べて小さいもので済み、装置全体の小型化を図ることもできる。
【0040】
なお、上記実施の形態1では、単独運転判定部16が第1電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値により判定又は第2電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値により判定するようにしているが、かかる電流のピーク値に基づいて平均値又は実効値を演算して求め、平均値又は実効値により判定することができることはいうまでもない。
【0041】
実施の形態2
図4は本発明の実施形態2の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図である。
図において、本発明の実施の形態1と同一の構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
この実施の形態2では実施の形態1における第1電流ピーク値検出器12又は第2電流ピーク値検出器13の代わりに第1電流積分値検出器17又は第2電流積分値検出器18を設けているものである。
【0042】
次に、本発明の実施の形態2の自家用発電設備の単独運転検出装置の動作について、実施の形態1と相違する動作について説明する。
この実施の形態2の単独運転判定部16では、スイッチ24が開成された検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流積分値検出器17が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ24が閉成された直後に開成されて検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流積分値検出器17が検出した電流の正の半サイクルの積分値とを比較し、検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流積分値検出器17が検出した電流の積分値に対して検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流積分値検出器17が検出した電流の積分値が減少している状態で、両積分値の差A3が所定の値A3ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両積分値の差A3が所定の値A3ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができる。
【0043】
また、スイッチ24が開成された検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流積分値検出器18が検出した電流の正の半サイクルのピーク値とスイッチ24が閉成された直後に開成されて検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流積分値検出器18が検出した電流の積分値とを比較し、検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流積分値検出器18が検出した電流の積分値に対して検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流積分値検出器18が検出した電流の積分値が増大している状態で、両ピーク値の差A4が所定の値A4ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができ、両ピーク値の差A4が所定の値A4ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができる。
【0044】
この実施の形態2のように、単独運転判定部16が第1電流積分値検出器17が検出した電流の積分値により判定又は第2電流積分値検出器18が検出した電流の積分値により判定するようにしたのは、実施の形態1の第1電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値により判定又は第2電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値により判定するのに比べて、電流の積分値であるため、誤動作が少ないことによるものである。
【0045】
実施の形態3
図5は本発明の実施形態3の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図である。
図において、本発明の実施の形態1と同一の構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
この実施の形態3では、実施の形態1と同様に、分岐線6における第1及び第2電流検出器10、11の間の線路aに第1のダイオード21を接続し、その第1のダイオード21に第1の検出用負荷コンデンサ22を接続し、その第1の検出用負荷コンデンサ22に第1のラッシュ抑制抵抗23を接続し、第1のダイオード21と第1の検出用負荷コンデンサ22の接続点に第1のスイッチ24を介して第1の放電用抵抗25を接続し、その第1の放電用抵抗25に第1の放電用インダクタンス26を接続しているが、更に分岐線6における第1及び第2電流検出器10、11の間の線路aに第2のダイオード41を接続し、その第2のダイオード41に第2の検出用負荷コンデンサ42を接続し、その第2の検出用負荷コンデンサ42に第2のラッシュ抑制抵抗43を接続し、第2のダイオード41と第2の検出用負荷コンデンサ42の接続点に第2のスイッチ44を介して第2の放電用抵抗45を接続し、その第2の放電用抵抗45に第2の放電用インダクタンス46を接続している。
【0046】
次に、本発明の実施の形態3の自家用発電設備の単独運転検出装置の動作について、実施の形態1と相違する動作について説明する。
この実施の形態3では、まず、スイッチ駆動制御回路27は第1のスイッチ24を電流の負の半サイクルの間閉成し、第1の検出用負荷コンデンサ22に充電されていた電気(電荷)を放電させ、第1の放電用抵抗25と第1の放電用インダクタンス26で消費して第1の検出用負荷コンデンサ22の両端電圧eをゼロとする。
次に、スイッチ駆動制御回路27は第1のスイッチ24を電流の正の半サイクルの間開成させ、その瞬間に急激に第1の検出用負荷コンデンサ22に大きな充電電流を突入電流として流す。このとき、信号出力制御回路33は上昇傾向のゼロクロス点の検出信号を単独運転判定部16にも出力している。
従って、この時点における第1及び第2の電流検出器10、11が検出した電流から第1及び第2の電流ピーク値検出器12、13が検出した電流ピーク値と第1及び第2の位相検出器14、15が検出した電流の位相は単独運転判定部16に入力される。
【0047】
それから所定時間後に、今度はスイッチ駆動制御回路27は第2のスイッチ44を電流の正の半サイクルの間閉成し、第2の検出用負荷コンデンサ42に充電されていた電気(電荷)を放電させ、第2の放電用抵抗45と第2の放電用インダクタンス46で消費して第2の検出用負荷コンデンサ22の両端電圧eをゼロとする。
次に、スイッチ駆動制御回路27は第2のスイッチ44を電流の負の半サイクルの間開成させ、その瞬間に急激に第2の検出用負荷コンデンサ42に大きな充電電流を突入電流として流す。このとき、信号出力制御回路33は下降傾向のゼロクロス点の検出信号を単独運転判定部16にも出力している。
従って、この時点における第1及び第2の電流検出器10、11が検出した電流から第1及び第2の電流ピーク値検出器12、13が検出した電流ピーク値と第1及び第2の位相検出器14、15が検出した電流の位相は単独運転判定部16に入力される。
【0048】
この実施の形態3の単独運転判定部16では、第1のスイッチ24が開成された第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の正の半サイクルのピーク値と第1のスイッチ24が閉成された直後に開成されて第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の正の半サイクルのピーク値とを比較し、第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値に対して第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値が減少している状態で、両ピーク値の差A1が所定の値A1ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両積分値の差A1が所定の値A1ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができる。
【0049】
次に、それから所定時間後において、単独運転判定部16では、第2スイッチ44が開成された第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の負の半サイクルのピーク値と第2のスイッチ44が閉成された直後に開成されて第2の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12検出した電流の負の半サイクルのピーク値とを比較し、第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値に対して第2の検出用負荷コンデンサ42が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値が減少している状態で、両ピーク値の差A5が所定の値A5ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両積分値の差A5が所定の値A5ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができる。
【0050】
更に、この実施の形態3の単独運転判定部16では、第1スイッチ24が開成された第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流の正の半サイクルのピーク値と第1のスイッチ24が閉成された直後に開成されて第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流の正の半サイクルの積分とを比較し、第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値に対して第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値が減少している状態で、両ピーク値の差A2が所定の値A2ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態で単独運転をしている場合と判定することができ、両積分値の差A2が所定の値A2ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができる。
【0051】
次に、それから所定時間後において、単独運転判定部16では、第2スイッチ44が開成された第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第2の電流ピーク値検出器13が検出した電流の負の半サイクルのピーク値と第2のスイッチ44が閉成された直後に開成されて第2の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流ピーク値検出器12検出した電流の負の半サイクルのピーク値とを比較し、第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第2の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値に対して第2の検出用負荷コンデンサ42が放電された直後の充電時に第2の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値が減少している状態で、両ピーク値の差A6が所定の値A6ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができ、両積分値の差A6が所定の値A6ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができる。
【0052】
また、単独運転判定部16では、第1のスイッチ24が開成された第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の位相検出器14が検出した電流の正の半サイクルの位相と第1のスイッチ24が閉成された直後に開成されて第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の位相検出器14が検出した電流の位相とを比較し、第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の位相検出器14が検出した電流の正の半サイクルの位相に対して第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の位相検出器14が検出した電流の位相が進んでいる状態で、両者の位相差θ1が所定の位相差θ1refより大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両者の位相差θ1が所定の位相差θ1refより小さいときは、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態で単独運転をしている場合と判定することができる。
【0053】
次に、それから所定時間後に、単独運転判定部16では、第2のスイッチ44が開成された第2の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の位相検出器14が検出した電流の負の半サイクルの位相と第2のスイッチ44が閉成された直後に開成されて第2の検出用負荷コンデンサ42が放電された直後の充電時に第1の位相検出器14が検出した電流の位相とを比較し、第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第1の位相検出器14が検出した電流の負の半サイクルの位相に対して第2の検出用負荷コンデンサ42が放電された直後の充電時に第1の位相検出器14が検出した電流の位相が進んでいる状態で、両者の位相差θ2が所定の位相差θ2ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両者の位相差θ2が所定の位相差θ2ref より小さいときは、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態で単独運転をしている場合と判定することができる。
【0054】
そして、この実施の形態3の単独運転判定部16は、第1電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値による判定又は第2電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値による判定だけでなく、第1及び第2の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値による判定が同じときに、或いは第1及び第2の電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値による判定と第1位相検出器14が検出した電流の位相差による判定とが同じときに、それぞれ自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と、自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態で自家用発電設備2が単独運転している場合とに分けて判定する。それは、このような2つ又は3つの観点から判断した方がより正確に判定できるからである。
従って、このように自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な状態で自家用発電設備2が単独運転していると判定した場合は、直ちに自家用発電設備2を系統電力会社1側から分離させ、自家用発電設備2側の機器類の損傷、或いは系統電力会社1側の配電線3の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止することができる。
【0055】
この実施の形態3のように、単独運転判定部16で第1のスイッチ24が開成された第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の正の半サイクルのピーク値と第1のスイッチ24が閉成された直後に開成されて第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の正の半サイクルのピーク値とを比較するだけでなく、それから所定時間後において、単独運転判定部16では、第2スイッチ44が開成された第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第1の電流ピーク値検出器12が検出した電流の負の半サイクルのピーク値と第2のスイッチ44が閉成された直後に開成されて第2の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流ピーク値検出器12検出した電流の負の半サイクルのピーク値とを比較するようにしたのは、例えば第1の検出用負荷コンデンサ22を正の半サイクルの電流で充電すると、そのときに第1の電流検出器10に流れる電流による磁気が正の半サイクルに偏り、その偏磁作用によって第1の電流検出器10の検出値に誤差を生じ易くなり、また加熱損傷するおそれがある。
【0056】
そこで、第1の検出用負荷コンデンサ22を正の半サイクルの電流で充電した後に、今度は第1の検出用負荷コンデンサ22を負の半サイクルの電流で充電し、これを交互に行うことによって第1の電流検出器10に流れる電流による磁気の偏りをなくし、その偏磁作用を生じないようにして第1の電流検出器10の検出値の誤差を防止し、また加熱損傷のおそれがないようにしたものである。
この説明は第1の電流検出器10について述べたものであるが、第2の電流検出器11についても同様である。
【0057】
実施の形態4
図6は本発明の実施形態4の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図である。
図において、本発明の実施の形態3と同一の構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
この実施の形態4では実施の形態3における第1電流ピーク値検出器12又は第2電流ピーク値検出器13の代わりに第1電流積分値検出器17又は第2電流積分値検出器18を設けているものである。
【0058】
次に、本発明の実施の形態2の自家用発電設備の単独運転検出装置の動作について、実施の形態3と相違する動作について説明する。
この実施の形態4の単独運転判定部16では、第1のスイッチ24が開成された第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流積分値検出器17が検出した電流の正の半サイクルの積分値と第1のスイッチ24が閉成された直後に開成されて第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流積分値検出器17が検出した電流の正の半サイクルの積分値とを比較し、第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第1の電流積分値検出器17が検出した電流の積分値に対して第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流積分値検出器17が検出した電流の積分値が減少している状態で、両積分値の差A3が所定の値A3ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両積分値の差A3が所定の値A3ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができる。
【0059】
次に、それから所定時間後において、単独運転判定部16では、第2スイッチ44が開成された第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第1の電流積分値検出器17が検出した電流の負の半サイクルの積分値と第2のスイッチ44が閉成された直後に開成されて第2の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第1の電流積分値検出器17が検出した電流の負の半サイクルの積分値とを比較し、第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第1の電流積分値検出器17が検出した電流の積分値に対して第2の検出用負荷コンデンサ42が放電された直後の充電時に第1の電流積分値検出器17が検出した電流の積分値が減少している状態で、両積分値の差A7が所定の値A7ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができ、両積分値の差A7が所定の値A7ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態で単独運転をしている場合と判定することができる。
【0060】
更に、この実施の形態3の単独運転判定部16では、第1スイッチ24が開成された第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流積分値検出器18が検出した電流の正の半サイクルの積分値と第1のスイッチ24が閉成された直後に開成されて第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流積分値検出器18が検出した電流の正の半サイクルの積分値とを比較し、第1の検出用負荷コンデンサ22の充電完了後における第2の電流積分値検出器18が検出した電流の積分値に対して第1の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流積分値検出器18が検出した電流の積分値が減少している状態で、両積分値の差A4が所定の値A4ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができ、両積分値の差Aが所定の値Aref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができる。
【0061】
次に、それから所定時間後において、単独運転判定部16では、第2スイッチ44が開成された第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第2の電流積分値検出器18が検出した電流の負の半サイクルの積分値と第2のスイッチ44が閉成された直後に開成されて第2の検出用負荷コンデンサ22が放電された直後の充電時に第2の電流積分値検出器18検出した電流の負の半サイクルの積分値とを比較し、第2の検出用負荷コンデンサ42の充電完了後における第2の電流積分値検出器18が検出した電流の積分値に対して第2の検出用負荷コンデンサ42が放電された直後の充電時に第2の電流積分値検出器18が検出した電流の積分値が減少している状態で、両積分値の差A8が所定の値A8ref より大きいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系中に不健全な異常な状態となって単独運転をしている場合と判定することができ、両積分値の差A8が所定の値A8ref より小さいときは自家用発電設備2が系統電力会社1側と連系されて健全な正常な場合と判定することができる。
【0062】
この実施の形態4のにように、単独運転判定部16が第1電流積分値検出器17が検出した電流の積分値により判定又は第2電流積分値検出器18が検出した電流の積分値により判定するようにしたのは、実施の形態1の第1電流ピーク値検出器12が検出した電流のピーク値により判定又は第2電流ピーク値検出器13が検出した電流のピーク値により判定するのに比べて、電流の積分値であるため、誤動作が少ないことによるものである。
【0063】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、配電線側の第1の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第1の電流ピーク値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第2の電流ピーク値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路とを備え、単独運転判定部が検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいときに自家用発電設備が単独運転の場合と判定することができるので、自家用発電設備が単独運転していると判定した場合は直ちに自家用発電設備を系統電力会社側から分離させ、自家用発電設備側の機器類の損傷、或いは系統電力会社側の配電線の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止できるという効果を有する。
また、スイッチを閉成から開成しても検出用負荷コンデンサに電荷がない状態で開成されるためにアークが生じず、検出用負荷コンデンサが破壊されることはなく、検出用負荷コンデンサが消費する電力は検出用負荷抵抗に比べて大幅に少なくて済み、発熱も少ないために検出用負荷コンデンサは小さいもので済み、装置全体の小型化を図ることもできるという効果がある。
【0064】
本発明の請求項2によれば、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、配電線側の第1の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第1の電流積分値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第2の電流積分値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路とを備え、単独運転判定部が検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値との差が所定の値より大きいときに自家用発電設備が単独運転の場合と判定することができるので、自家用発電設備が単独運転していると判定した場合は直ちに自家用発電設備を系統電力会社側から分離させ、自家用発電設備側の機器類の損傷、或いは系統電力会社側の配電線の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止できるという効果を有する。
また、スイッチを閉成から開成しても検出用負荷コンデンサに電荷がない状態で開成されるためにアークが生じず、検出用負荷コンデンサが破壊されることはなく、検出用負荷コンデンサが消費する電力は検出用負荷抵抗に比べて大幅に少なくて済み、発熱も少ないために検出用負荷コンデンサは小さいもので済み、装置全体の小型化を図ることもできるという効果がある。
【0065】
本発明の請求項3によれば、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられている分岐線に設けられた電流検出器と、分岐線における電流検出器より自家用発電機側にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、電流検出器に流れる電流の位相を検出する電流位相検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路とを備え、単独運転判定部が検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいときは自家用発電設備が単独運転の場合と判定することができるので、自家用発電設備が単独運転していると判定した場合は直ちに自家用発電設備を系統電力会社側から分離させ、自家用発電設備側の機器類の損傷、或いは系統電力会社側の配電線の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止できるという効果を有する。
また、スイッチを閉成から開成しても検出用負荷コンデンサに電荷がない状態で開成されるためにアークが生じず、検出用負荷コンデンサが破壊されることはなく、検出用負荷コンデンサが消費する電力は検出用負荷抵抗に比べて大幅に少なくて済み、発熱も少ないために検出用負荷コンデンサは小さいもので済み、装置全体の小型化を図ることもできるという効果がある。
【0066】
本発明の請求項4によれば、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第1のダイオードを介して接続された第1の検出用負荷コンデンサと、第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、配電線側の第1の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第1の電流ピーク値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第2の電流ピーク値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路とを備え、単独運転判定部が検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の負の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の負のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の負の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の負のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいときの少なくともいずれかのときに、自家用発電設備が単独運転の場合と判定することができるので、自家用発電設備が単独運転していると判定した場合は直ちに自家用発電設備を系統電力会社側から分離させ、自家用発電設備側の機器類の損傷、或いは系統電力会社側の配電線の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止できるという効果を有する。
また、スイッチを閉成から開成しても検出用負荷コンデンサに電荷がない状態で開成されるためにアークが生じず、検出用負荷コンデンサが破壊されることはなく、検出用負荷コンデンサが消費する電力は検出用負荷抵抗に比べて大幅に少なくて済み、発熱も少ないために検出用負荷コンデンサは小さいもので済み、装置全体の小型化を図ることもできるという効果がある。
さらに、第1の検出用負荷コンデンサを正の半サイクルの電流で充電した後に、今度は第1の検出用負荷コンデンサを負の半サイクルの電流で充電し、これを交互に行うことにようにしたので、第1の電流検出器に流れる電流による磁気の偏りがなくなり、その偏磁作用が生じないために第1の電流検出器の検出値の誤差を防止し、また加熱損傷のおそれがなくなるという効果もある。
【0067】
本発明の請求項5によれば、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第1のダイオードを介して接続された第1の検出用負荷コンデンサと、第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、電線側の第1の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第1の電流積分値検出器と、自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第2の電流積分値検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路とを備え、単独運転判定部が検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の積分値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の負の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の負の積分値との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の積分値との差が所定の値より大きいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の負の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分検出器が検出した電流の負の積分値との差が所定の値より大きいときの少なくともいずれかのときに、自家用発電設備が単独運転の場合と判定することができるので、自家用発電設備が単独運転していると判定した場合は直ちに自家用発電設備を系統電力会社側から分離させ、自家用発電設備側の機器類の損傷、或いは系統電力会社側の配電線の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止できるという効果を有する。
また、スイッチを閉成から開成しても検出用負荷コンデンサに電荷がない状態で開成されるためにアークが生じず、検出用負荷コンデンサが破壊されることはなく、検出用負荷コンデンサが消費する電力は検出用負荷抵抗に比べて大幅に少なくて済み、発熱も少ないために検出用負荷コンデンサは小さいもので済み、装置全体の小型化を図ることもできるという効果がある。
さらに、第1の検出用負荷コンデンサを正の半サイクルの電流で充電した後に、今度は第1の検出用負荷コンデンサを負の半サイクルの電流で充電し、これを交互に行うことにようにしたので、第1の電流検出器に流れる電流による磁気の偏りがなくなり、その偏磁作用が生じないために第1の電流検出器の検出値の誤差を防止し、また加熱損傷のおそれがなくなるという効果もある。
【0068】
本発明の請求項6によれば、系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられている分岐線に設けられた電流検出器と、第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、分岐線における電流検出器より自家用発電機側に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、電流検出器に流れる電流の位相を検出する電流位相検出器と、分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路とを備え、単独運転判定部が検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の負の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の負の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいときは自家用発電設備が単独運転の場合と判定することができるので、自家用発電設備が単独運転していると判定した場合は直ちに自家用発電設備を系統電力会社側から分離させ、自家用発電設備側の機器類の損傷、或いは系統電力会社側の配電線の保守点検時の事故等の各種の事故の発生を防止できるという効果を有する。
また、スイッチを閉成から開成しても検出用負荷コンデンサに電荷がない状態で開成されるためにアークが生じず、検出用負荷コンデンサが破壊されることはなく、検出用負荷コンデンサが消費する電力は検出用負荷抵抗に比べて大幅に少なくて済み、発熱も少ないために検出用負荷コンデンサは小さいもので済み、装置全体の小型化を図ることもできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図である。
【図2】同単独運転検出装置の原理的構成を示す単線結線図である。
【図3】同単独運転検出装置の分岐線から検出用インピーダンス負荷に流れる電流の模式化した波形図である。
【図4】本発明の実施形態2の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図である。
【図5】本発明の実施形態3の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図である。
【図6】本発明の実施形態4の自家用発電設備の単独運転検出装置の構成を示す単線結線図である。
【符号の説明】
1 系統電力会社
2 自家用発電設備
3 配電線
6 分岐線
8 自家用発電機
9 自家用負荷
10 第1電流検出器(CT1)
11 第2電流検出器(CT2)
12 第1電流ピーク値検出器
13 第2電流ピーク値検出器
14 第1位相検出器
15 第2位相検出器
16 単独運転判定部
21 ダイオード
22 検出用負荷コンデンサ
24 スイッチ
25 放電用抵抗
27 スイッチ駆動回路
28 ゼロクロス点検出回路
29 下限電流検出回路
30 上昇電流検出回路
31 第1のアンド回路
32 第2のアンド回路
33 信号出力制御回路

Claims (6)

  1. 電力を供給する系統電力会社側から配電線を介して電力が供給され、かつ自家用発電機から主として電力を供給される自家用負荷を有する自家用発電設備であって、
    系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、
    分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、
    ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、
    配電線側の第1の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第1の電流ピーク値検出器と、
    自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第2の電流ピーク値検出器と、
    分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、
    検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいときに自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とからなることを特徴とする自家用発電設備の単独運転検出装置。
  2. 電力を供給する系統電力会社側から配電線を介して電力が供給され、かつ自家用発電機から主として電力を供給される自家用負荷を有する自家用発電設備であって、
    系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、
    分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、
    ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、
    配電線側の第1の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第1の電流積分値検出器と、
    自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第2の電流積分値検出器と、
    分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、
    検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値との差が所定の値より大きいときに自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とからなることを特徴とする自家用発電設備の単独運転検出装置。
  3. 電力を供給する系統電力会社側から配電線を介して電力が供給され、かつ自家用発電機から主として電力を供給される自家用負荷を有する自家用発電設備であって、
    系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられている分岐線に設けられた電流検出器と、
    分岐線における電流検出器より自家用発電機側にダイオードを介して接続された検出用負荷コンデンサと、
    ダイオードと検出用負荷コンデンサの接続点に常開のスイッチを介して接続された放電用抵抗と、
    電流検出器に流れる電流の位相を検出する電流位相検出器と、
    分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときにスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときにスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、
    検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいときは自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とからなることを特徴とする自家用発電設備の単独運転検出装置。
  4. 電力を供給する系統電力会社側から配電線を介して電力が供給され、かつ自家用発電機から主として電力を供給される自家用負荷を有する自家用発電設備であって、
    系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、
    分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第1のダイオードを介して接続された第1の検出用負荷コンデンサと、
    第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、
    分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、
    第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、
    配電線側の第1の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第1の電流ピーク値検出器と、
    自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流のピーク値を検出する第2の電流ピーク値検出器と、
    分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、
    検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の正のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の負の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流ピーク値検出器が検出した電流の負のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の正のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の負の半サイクルのピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流ピーク値検出器が検出した電流の負のピーク値又は電流のピーク値に基づく平均値或いは実効値との差が所定の値より大きいときの少なくともいずれかのときに、自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とからなることを特徴とする自家用発電設備の単独運転検出装置。
  5. 電力を供給する系統電力会社側から配電線を介して電力が供給され、かつ自家用発電機から主として電力を供給される自家用負荷を有する自家用発電設備であって、
    系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられた分岐線に直列に設けられた第1及び第2の電流検出器と、
    分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第1のダイオードを介して接続された第1の検出用負荷コンデンサと、
    第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、
    分岐線における第1及び第2の電流検出器の間の線路に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、
    第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、
    配電線側の第1の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第1の電流積分値検出器と、
    自家用発電機側の第2の電流検出器に流れる電流の積分値を検出する第2の電流積分値検出器と、
    分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、
    検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の正の積分値との差が所定の値より小さいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第1の電流積分値検出器が検出した電流の負の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第1の電流積分値検出器が検出した電流の負の積分値との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分値検出器が検出した電流の正の積分値との差が所定の値より大きいとき又は/及び検出用負荷コンデンサが充電された後における第2の電流積分値検出器が検出した電流の負の半サイクルの積分値とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの第2の電流積分検出器が検出した電流の負の積分値との差が所定の値より大きいときの少なくともいずれかのときに、自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とからなることを特徴とする自家用発電設備の単独運転検出装置。
  6. 電力を供給する系統電力会社側から配電線を介して電力が供給され、かつ自家用発電機から主として電力を供給される自家用負荷を有する自家用発電設備であって、
    系統電力会社側の配電線と自家用発電機との間に設けられている分岐線に設けられた電流検出器と、
    第1のダイオードと第1の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第1のスイッチを介して接続された第1の放電用抵抗と、
    分岐線における電流検出器より自家用発電機側に第2のダイオードを介して接続された第2の検出用負荷コンデンサと、
    第2のダイオードと第2の検出用負荷コンデンサの接続点に常開の第2のスイッチを介して接続された第2の放電用抵抗と、
    電流検出器に流れる電流の位相を検出する電流位相検出器と、
    分岐線に流れる電流の1秒間のサイクルのうち、少なくとも1つの所定の負の半サイクルのときに第1のスイッチを閉成させ、次の正の半サイクルのときに第1のスイッチを開成させ、それから所定時間後に少なくとも1つの所定の正の半サイクルのときに第2のスイッチを閉成させ、次の負の半サイクルのときに第2のスイッチを開成させるよう制御するスイッチ制御回路と、
    検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の正の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいとき、或いは検出用負荷コンデンサが充電された後における電流位相検出器が検出した電流の負の半サイクルの位相とスイッチ制御回路によってスイッチが閉成されて検出用負荷コンデンサが放電された直後にスイッチが開成されて検出用負荷コンデンサが充電されたときの電流位相検出器が検出した電流の負の半サイクルの位相との差が所定の値より小さいときは自家用発電設備が単独運転の場合と判定する単独運転判定部とからなることを特徴とする自家用発電設備の単独運転検出装置。
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