JP4149962B2 - 単独運転防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高圧配電系統事故時に複数台集中連系された分散型電源を停止し、単独運転を防止する装置に関する。
配電系統において、高圧配電線路から分岐した低圧配電線路の開閉器に接続している需要家負荷に、自家発電装置とインバータを含む分散型電源が接続されている。また、最近では、太陽光発電設備や風力発電設備等の技術の進歩に伴い自家発電装置とインバータを含む分散型電源が、系統に連系することが増えてくると考えられる。
このような配電系統において、特許文献1に記載のように、高圧配電線路に停電が発生した場合、この停電を検出して分散型電源を配電系統から解列し、高圧配電線路側への逆電圧印加を防止することが行われている。
特開2000−253566号公報
特許文献1の技術では、高圧配電線路側への逆電圧印加を防止することについては考慮されているが、低圧配電線路に接続された分散型電源の形態及び解列後の状態については十分な配慮が行われていない。
すなわち、種々の単独運転防止装置を有する分散型電源が複数台集中連系された形態では、低圧配電線に接続される需要家負荷と分散型電源が需給平衡し、分散型電源の単独運転防止装置が正常に動作せず、分散型電源が運転継続して低圧配電線路が充電継続する可能性があり、電力系統の保安上の問題がある。
従来の停電検出装置は、遮断された系統の対地静電容量に蓄えられた電荷が系統定数(零相回路インピーダンス)により決まる時定数に従って放電する際の直流電圧が重畳した各相電圧波形を入力として実効値を演算する。そして、所定のしきい値と電圧実効値演算結果を比較し、しきい値を超える場合に停電と判断する方式、即ち、電圧実効値の過電圧検出方式である。この停電検出方式では、同一変電所母線に接続される他配電線の系統事故発生時の電圧変化を誤検出し、系統遮断されていないにも係らず分散型電源の切離しを実施する可能性がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、分散型電源と需要家負荷が需給平衡したときに、分散型電源を確実に停止できる単独運転防止装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、高圧配電系統の事故を検出したあと、低圧配電系統に連系している分散型電源と需要家負荷が需給平衡したときに、線路の相間に接続されている抵抗短絡器によって強制的に短絡することにより、該需要家負荷の需給不平衡を作り出し、該分散型電源を確実に停止するものである。
本発明の具体的な構成は、高圧配電系統と低圧配電系統を接続する変圧器と、前記低圧配電系統に接続された需要家負荷及び分散型電源で構成される配電系統の単独運転防止装置において、前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉制御装置を設けることを特徴とする。
また、前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統の間に接続された開閉器と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記開閉器を開放し前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉制御装置を設けることを特徴とする。
上記の各発明において、系統事故検出装置は、前記高圧配電系統の電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサによって測定された電圧値から線間電圧及び零相電圧を計算する電圧計算装置と、線間電圧と零相電圧から高圧配電線の事故を判定する事故検出演算装置と、前記事故検出演算装置の出力に基づいて開閉器を制御する開閉器制御装置を備える。
前記事故検出演算装置は、零相電圧による地絡故障検出演算部と、線間電圧による短絡故障検出演算部の少なくとも一方を持つ構成である。
前記地絡故障検出演算部は、零相電圧が第1しきい値以上になったら信号を出力する判定部1と、判定部1の信号が第1の時間以上継続したら信号を出力するタイマー1と、零相電圧が第1しきい値より大きい第2しきい値以上になったら信号を出力する判定部2と、タイマー1の信号と判定部2の信号が共に出力されると信号を出力する比較演算部1と、比較演算部1で出力された信号が第2の時間以上継続したら信号を出力するタイマー2とを備える。
前記短絡故障検出演算部は、線間電圧が第3しきい値以下になったら信号を出力する判定部3と、判定部3の信号が第3の時間以上継続したら信号を出力するタイマー3と、短絡インピーダンスが所定値以上になったときに信号を出力する判定部5と、線間電圧が第3しきい値より小さい第4しきい値以下になったら信号を出力する判定部4と、タイマー3と判定部5の信号のどちらか一方が出力されると信号を出力する比較演算部2と、判定部4の信号と比較演算部2の信号が共に出力されると信号を出力する比較演算部3と、比較演算部3で出力された信号が第4の時間以上継続したら信号を出力するタイマー4とを備える。
また、前記抵抗短絡器は前記変圧器の低圧側または高圧側に設ける。
本発明によれば、低圧配電系統の分散型電源を単独運転時に確実に停止させることができる。また、本装置と分散型電源と他の系統保護装置間とで情報交換を必要としないので、構成が簡単になる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、系統連系保護装置における単独運転防止装置の一実施例の構成を示す。
本単独運転防止装置は電力会社高圧配電線路140と、電力会社高圧配電線路140から柱上変圧器10を通って低圧配電線路150との間に接続されている。単独運転防止装置は、電圧計算装置41を含む電圧センサ40と、事故検出演算装置31と、開閉器20と開閉器51を制御する開閉器制御装置32を含む系統事故検出装置30と、開閉器51を含む抵抗短絡器50と、から構成されている。低圧配電線路150には需要家負荷250が接続されている。また、低圧配電線路150に接続されている分散型電源350は、発電装置370とインバータ360を有しており、太陽光発電、風力発電、燃料電池等の分散型発電装置である。
ここで、電圧計算装置41は零相電圧、線間電圧の実効分を演算し、事故検出装置31は地絡故障、短絡故障を検出し、事故を検出したら開閉器制御装置32にて開閉器20を開放することにより、電力会社高圧配電線路140と低圧配電線路150を切り離す。
さらに、開閉器20を開放したあと、低圧配電線路140に接続されている需要家負荷250と分散型電源350が需給平衡しないように、開閉器制御装置32で開閉器51を閉じて相間を強制的に抵抗短絡器50で短絡する。これにより、相間電圧が短絡され、需要家負荷250と分散型電源350の需給平衡を需給不平衡にすることが出来る。
このように、地絡故障の場合は零相電圧が発生し、短絡故障の場合は短絡した相の線間電圧が0に近くなり、後述する図3の地絡故障検出演算部と図6の短絡故障検出演算部により、確実な事故検出が可能となり、分散型電源350を確実に停止できることとなる。
電圧センサ40は、電力会社高圧配電線路140の電圧を計測する。また、電圧計算装置41は、電圧センサ40によって計測された電圧を地絡故障検出のために零相電圧の実効値、短絡故障検出のため線間電圧の実効値を演算し、その結果を事故検出演算装置31に伝達するものである。
図3に事故検出演算装置の構成を示す。図3の演算方法によって構成される地絡故障検出演算部310は、図1の事故検出演算装置31の演算部の中身の構成である。図2に示す特性図は、地絡故障演算の一例で、開閉器の入り切り前後で、系統の対地静電容量が変化すると零相電圧がどのくらい変化するかを示したものである。また、図3のしきい値201、しきい値202は、図2で算出された値をもとに求めている。
図3に示す地絡故障検出演算部は、電圧計算装置41にて計算された零相電圧の実効分を見て地絡故障を判定する演算部である。電力会社高圧配電線路140で地絡事故が発生した場合に零相電圧V0が発生し、V0が振幅判定装置311のしきい値201を超えた場合に、振幅判定信号U1となる。しきい値201を超えた出力信号U1はタイマー312に伝達される。タイマー312では、変電所のリレーに相当した時限とするため、ある程度変化が継続したことにより出力信号U2を出力する。
図4に地絡故障前後の零相電圧実効値の波形を示している。この例では、0.6秒のところで事故が発生し、1.4秒までの0.8秒間の検出時限となっている。この時限が経過すると信号U2はアンド回路314に出力され、開閉器制御装置32に伝達されることになる。
一方、振幅判定装置313は、図4の1.4秒の零相電圧を見ると分かるとおり、開閉器20が開放されると零相電圧がさらに大きくなるので、しきい値2の値より大きくなって信号U3が出力される。図4のようにしきい値201よりもしきい値202の方が大きい。U2は既に信号が出力されているので、U3の信号が出力されれば、アンド回路314によってU4信号が出力され、タイマー315に伝達される。タイマー315でもタイマー312と同様に振幅判定装置313が、同配変バンクの他配電線が原因の零相電圧で動作しないため、ある程度変化が継続したことにより検出時限とする。タイマー315の検出時限は0.4秒とした。
タイマー315が動作すると、信号U4が出力され、地絡故障信号U5を出力する。この地絡故障信号U5が出力されると、開閉器20を開放し、低圧配電線路150と電力会社側高圧配電系統140とを切り離す。
図5は、出力した信号の状態を示す地絡故障状態図である。U1は零相電圧の1段階目の電圧変化がしきい値201よりも大きくなった、0.6秒の時に信号を出力している。U2は、U1の信号が出力されてからタイマー313の検出時限0.8秒間経った後に信号を出力している。U3は零相電圧の2段階目の電圧変化がしきい値202よりも大きくなった時点の出力である。U2とU3の信号が出力されるとタイマー315が動作してU4を出力し、U5の地絡故障検出信号が出力される。
この地絡故障検出信号により、開閉器制御装置32は開閉器20を開放して高圧側と低圧側を切離し、低圧配電系統に接続されている分散型電源を停止させ、その単独運転を防止する。これとともに、開閉器制御装置32は開閉器51を閉じて低圧側の線間を抵抗短絡器50で短絡するので、需要家負荷と分散型電源を需給不平衡として、単独運転検出装置もしくは不足電圧継電器などを動作させ、分散型電源を確実に停止する。
図6は短絡故障検出演算部の構成を示す。電圧計算装置41にて計算された線間電圧の実効分を見て短絡故障を判定する演算部である。電力会社高圧配電線路140で短絡事故が発生した場合に線間電圧が低下するので、振幅判定信号V1として振幅判定装置322のしきい値303を下回る。V1がしきい値303を下回った場合に、出力信号V2がタイマー323に伝達される。タイマー323は、急激な負荷変動等による頻繁な誤動作を避けるため、ある程度変化が継続したことを検出時限とする。
図7は短絡故障前後の線間電圧の実効値の波形を示している。これは0.6秒のところで事故が発生し、0.8秒までの0.2秒間の検出時限となっている。系統事故検出装置30と短絡故障点が遠くて、短絡インピーダンスが大きい場合は、事故発生時の系統事故検出装置30の接続されている電圧低下が小さくなるため、系統事故の検出が難しくなる。この問題を解決するため、本実施例ではインピーダンス判定装置321を設ける。これにより、配電線の短絡インピーダンス(配電線の長さ)を検出し、短絡インピーダンスがしきい値305より大きくなった時には、振幅判定装置322で電圧低下していなくても、オア回路324からの信号V2を出力できる。これにより、事故点と事故検出装置30の距離が遠い場合でも、短絡故障の検出が可能になる。
タイマー323から出力する信号またはインピーダンス判定装置321から出力された信号のどちらか一方が出力されると、比較演算(オア回路)324を介してアンド回路326に出力が行く。この時、線間電圧が振幅判定装置325でしきい値304よりも小さければ、信号が出力され、アンド回路326に到達する。アンド回路326から信号V4が出力するとタイマー327が動作して信号V5を出力し、短絡故障信号が出力されるので、開閉器制御装置32に伝達されて開閉器20を開放し、低圧配電線路150と電力会社側高圧配電系統140とを切り離す。
一方、振幅判定装置325は開閉器20が開放されると、図7の0.8秒の線間電圧を見ると分かるとおり、BC間の線間電圧300とCA間の線間電圧301はほぼ同じだが、短絡したAB間の線間電圧302はしきい値304の値より小さくなる。このため振幅判定装置325からV3の信号が出力される。V2はタイマー323が働いた直後に出力されているので、V3が出力された時点で、アンド回路326によってV4が出力され、タイマー327に信号が伝達される。タイマー327でもタイマー323と同様に振幅判定装置304が、急激な負荷変動や瞬時電圧低下等による頻繁な誤動作を避けるため、ある程度変化が継続したことにより判定する働きをする。このタイマー327の検出時限は0.4秒とした。
図8は短絡故障状態図を示す。V1は線間電圧が1段階目の電圧変化で、しきい値303よりも小さくなり、図7に示している0.6秒の時に信号を出力している。V2は、V1の信号が出力されてからタイマー323の検出時限(0.2秒)経た後に信号を出力している。V3は、開閉器を開いた直後の線間電圧が2段階目の電圧変化で、図6に示しているしきい値304よりも小さくなると信号を出力している。V2とV3の入力によりアンド回路326からV4が出力されると、タイマー327が動作してV5の短絡故障検出信号が出力される。
この短絡故障検出信号により、開閉器制御装置32は開閉器20を開放して高圧側と低圧側を切離し、低圧配電系統に接続されている分散型電源を停止させ、その単独運転を防止する。これとともに、開閉器制御装置32は開閉器51を閉じて低圧側の線間を抵抗短絡器50で短絡するので、需要家負荷と分散型電源を需給不平衡として、分散型電源を確実に停止する。
以上のような実施例によれば、低圧配電系統の分散型電源を単独運転時に確実に停止させることができる。また、本単独運転防止装置を適用すれば、分散型電源と他の系統保護装置とを通信等による情報交換を必要とすることなく分散型電源を確実に停止できるため、分散型電源や需要家負荷が増えて地絡事故や短絡事故が発生しても、事故復旧作業をはじめ保護協調面でも大いに役立つ。
なお、上記実施例では、高圧配電線路の故障検出時に高圧配電線路と低圧配電線路を切離す開閉器20と抵抗短絡器50を柱上変圧器10の低圧側に設けているが、これに限られるものではない。高圧側に開閉器20と抵抗短絡器50を設けても、高圧側の開閉器20を切り離せば、抵抗短絡器50によって低圧側に接続された分散型電源350は需給不平衡になるため分散型電源が停止し、同様の効果が得られる。また、柱上変圧器10の高圧側に開閉器20、低圧側に抵抗短絡器50を設けても、低圧側の抵抗短絡器50によって分散型電源350は需給不平衡のため停止するので、同様な効果が得られる。
本発明の単独運転防止装置を含む系統連系保護装置の構成図。 零相電圧と系統対地静電容量の関係を示す特性図。 事故検出装置の地絡故障検出演算部の構成図。 地絡事故前後及び開閉器の開閉前後の零相電圧実効値の波形図。 地絡故障状態での各装置の動作を示す地絡故障状態図。 事故検出装置の短絡故障検出演算部の構成図。 短絡事故前後及び開閉器の開閉前後の線間電圧実効値の波形図。 短絡故障状態での各装置の動作を示す短絡故障状態図。
符号の説明
10…変圧器、20…開閉器、30…系統事故検出装置、31…事故検出演算装置、32…開閉器制御装置、40…電圧センサ、41…電圧計算装置、50…抵抗短絡器、51…開閉器、140…電力会社高圧配電線路、150…低圧配電線路、250…需要家負荷、310…地絡故障検出演算部、311…振幅判定装置1、312…タイマー1、313…振幅判定装置2、314…アンド回路、315…タイマー2、320…短絡故障検出演算部、321…インピーダンス判定装置、322…振幅判定装置3、323…タイマー3、324…オア回路、325…振幅判定装置4、326…アンド回路、327…タイマー4。

Claims (6)

  1. 高圧配電系統と低圧配電系統を接続する変圧器と、前記低圧配電系統に接続された需要家負荷及び分散型電源で構成される配電系統の単独運転防止装置において、
    前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉器制御装置と、を設け、
    前記系統事故検出装置は、前記高圧配電系統の電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサによって測定された電圧値から線間電圧及び零相電圧を計算する電圧計算装置と、線間電圧と零相電圧から高圧配電線の事故を判定する事故検出演算装置と、前記事故検出演算装置の出力に基づいて前記スイッチを制御する開閉器制御装置で構成され、
    前記事故検出演算装置に含まれる零相電圧による地絡故障検出演算部は、零相電圧が第1しきい値以上になったら信号を出力する判定部1と、前記判定部1の出力が第1の時間以上継続したら信号を出力するタイマー1と、零相電圧が第1しきい値より大きい第2しきい値以上になったら信号を出力する判定部2と、前記タイマー1の信号が出力されかつ前記判定部2の信号が出力されると信号を出力する比較演算部1と、前記比較演算部1で出力された信号が第2の時間以上継続したら信号を出力するタイマー2を設けることを特徴とする単独運転防止装置。
  2. 高圧配電系統と低圧配電系統を接続する変圧器と、前記低圧配電系統に接続された需要家負荷及び分散型電源で構成される配電系統の単独運転防止装置において、
    前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統の間に接続された開閉器と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記開閉器を開放すると共に前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉器制御装置と、を設け、
    前記系統事故検出装置は、前記高圧配電系統の電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサによって測定された電圧値から線間電圧及び零相電圧を計算する電圧計算装置と、線間電圧と零相電圧から高圧配電線の事故を判定する事故検出演算装置と、前記事故検出演算装置の出力に基づいて前記開閉器と前記スイッチを制御する開閉器制御装置で構成され、
    前記事故検出演算装置に含まれる零相電圧による地絡故障検出演算部は、零相電圧が第1しきい値以上になったら信号を出力する判定部1と、前記判定部1の出力が第1の時間以上継続したら信号を出力するタイマー1と、零相電圧が第1しきい値より大きい第2しきい値以上になったら信号を出力する判定部2と、前記タイマー1の信号が出力されかつ前記判定部2の信号が出力されると信号を出力する比較演算部1と、前記比較演算部1で出力された信号が第2の時間以上継続したら信号を出力するタイマー2を設けることを特徴とする単独運転防止装置。
  3. 高圧配電系統と低圧配電系統を接続する変圧器と、前記低圧配電系統に接続された需要家負荷及び分散型電源で構成される配電系統の単独運転防止装置において、
    前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉器制御装置と、を設け、
    前記系統事故検出装置は、前記高圧配電系統の電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサによって測定された電圧値から線間電圧及び零相電圧を計算する電圧計算装置と、線間電圧と零相電圧から高圧配電線の事故を判定する事故検出演算装置と、前記事故検出演算装置の出力に基づいて前記スイッチを制御する開閉器制御装置で構成され、
    前記事故検出演算装置に含まれる線間電圧による短絡故障検出演算部は、線間電圧が第3しきい値以下になったら信号を出力する判定部3と、前記判定部3の出力が第3の時間以上継続したら信号を出力するタイマー3と、短絡インピーダンスが所定値以上になったときに信号を出力する判定部5と、線間電圧が第4しきい値以下になったら信号を出力する判定部4と、前記タイマー3と前記判定部5のどちらか一方からの信号により信号を出力する比較演算部2と、前記判定部4の信号と前記比較演算部2の信号が共に出力されると信号を出力する比較演算部3と、前記比較演算部3で出力された信号が第4の時間以上継続したら信号を出力するタイマー4を設けることを特徴とする単独運転防止装置。
  4. 高圧配電系統と低圧配電系統を接続する変圧器と、前記低圧配電系統に接続された需要家負荷及び分散型電源で構成される配電系統の単独運転防止装置において、
    前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統の間に接続された開閉器と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記開閉器を開放すると共に前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉器制御装置と、を設け、
    前記系統事故検出装置は、前記高圧配電系統の電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサによって測定された電圧値から線間電圧及び零相電圧を計算する電圧計算装置と、線間電圧と零相電圧から高圧配電線の事故を判定する事故検出演算装置と、前記事故検出演算装置の出力に基づいて前記開閉器と前記スイッチを制御する開閉器制御装置で構成され、
    前記事故検出演算装置に含まれる線間電圧による短絡故障検出演算部は、線間電圧が第3しきい値以下になったら信号を出力する判定部3と、前記判定部3の出力が第3の時間以上継続したら信号を出力するタイマー3と、短絡インピーダンスが所定値以上になったときに信号を出力する判定部5と、線間電圧が第4しきい値以下になったら信号を出力する判定部4と、前記タイマー3と前記判定部5のどちらか一方からの信号により信号を出力する比較演算部2と、前記判定部4の信号と前記比較演算部2の信号が共に出力されると信号を出力する比較演算部3と、前記比較演算部3で出力された信号が第4の時間以上継続したら信号を出力するタイマー4を設けることを特徴とする単独運転防止装置。
  5. 高圧配電系統と低圧配電系統を接続する変圧器と、前記低圧配電系統に接続された需要家負荷及び分散型電源で構成される配電系統の単独運転防止装置において、
    前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉器制御装置と、を設け、
    前記系統事故検出装置は、前記高圧配電系統の電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサによって測定された電圧値から線間電圧及び零相電圧を計算する電圧計算装置と、線間電圧と零相電圧から高圧配電線の事故を判定する事故検出演算装置と、前記事故検出演算装置の出力に基づいて前記スイッチを制御する開閉器制御装置で構成され、
    前記事故検出演算装置は零相電圧による地絡故障検出演算部と、線間電圧による短絡故障検出演算部を含み、
    前記地絡故障検出演算部は、零相電圧が第1しきい値以上になったら信号を出力する判定部1と、前記判定部1の出力が第1の時間以上継続したら信号を出力するタイマー1と、零相電圧が第1しきい値より大きい第2しきい値以上になったら信号を出力する判定部2と、前記タイマー1の信号が出力されかつ前記判定部2の信号が出力されると信号を出力する比較演算部1と、前記比較演算部1で出力された信号が第2の時間以上継続したら信号を出力するタイマー2を設け、
    前記短絡故障検出演算部は、線間電圧が第3しきい値以下になったら信号を出力する判定部3と、前記判定部3の出力が第3の時間以上継続したら信号を出力するタイマー3と、短絡インピーダンスが所定値以上になったときに信号を出力する判定部5と、線間電圧が第4しきい値以下になったら信号を出力する判定部4と、前記タイマー3と前記判定部5のどちらか一方からの信号により信号を出力する比較演算部2と、前記判定部4の信号と前記比較演算部2の信号が共に出力されると信号を出力する比較演算部3と、前記比較演算部3で出力された信号が第4の時間以上継続したら信号を出力するタイマー4を設けることを特徴とする単独運転防止装置。
  6. 高圧配電系統と低圧配電系統を接続する変圧器と、前記低圧配電系統に接続された需要家負荷及び分散型電源で構成される配電系統の単独運転防止装置において、
    前記高圧配電系統に接続され系統の事故を検出する系統事故検出装置と、前記低圧配電系統の相間に接続された抵抗短絡装置と、前記高圧配電系統と前記低圧配電系統の間に接続された開閉器と、前記系統事故検出装置により前記高圧配電系統の事故が検出された場合に、前記開閉器を開放すると共に前記抵抗短絡装置のスイッチを閉じる開閉器制御装置と、を設け、
    前記系統事故検出装置は、前記高圧配電系統の電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサによって測定された電圧値から線間電圧及び零相電圧を計算する電圧計算装置と、線間電圧と零相電圧から高圧配電線の事故を判定する事故検出演算装置と、前記事故検出演算装置の出力に基づいて前記開閉器と前記スイッチを制御する開閉器制御装置で構成され、
    前記事故検出演算装置は零相電圧による地絡故障検出演算部と、線間電圧による短絡故障検出演算部を含み、
    前記地絡故障検出演算部は、零相電圧が第1しきい値以上になったら信号を出力する判定部1と、前記判定部1の出力が第1の時間以上継続したら信号を出力するタイマー1と、零相電圧が第1しきい値より大きい第2しきい値以上になったら信号を出力する判定部2と、前記タイマー1の信号が出力されかつ前記判定部2の信号が出力されると信号を出力する比較演算部1と、前記比較演算部1で出力された信号が第2の時間以上継続したら信号を出力するタイマー2を設け、
    前記短絡故障検出演算部は、線間電圧が第3しきい値以下になったら信号を出力する判定部3と、前記判定部3の出力が第3の時間以上継続したら信号を出力するタイマー3と、短絡インピーダンスが所定値以上になったときに信号を出力する判定部5と、線間電圧が第4しきい値以下になったら信号を出力する判定部4と、前記タイマー3と前記判定部5のどちらか一方からの信号により信号を出力する比較演算部2と、前記判定部4の信号と前記比較演算部2の信号が共に出力されると信号を出力する比較演算部3と、前記比較演算部3で出力された信号が第4の時間以上継続したら信号を出力するタイマー4を設けることを特徴とする単独運転防止装置。
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