JPH10141123A - 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置 - Google Patents

直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置

Info

Publication number
JPH10141123A
JPH10141123A JP8296598A JP29659896A JPH10141123A JP H10141123 A JPH10141123 A JP H10141123A JP 8296598 A JP8296598 A JP 8296598A JP 29659896 A JP29659896 A JP 29659896A JP H10141123 A JPH10141123 A JP H10141123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
common rail
fuel
rail pressure
injector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8296598A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Nagakura
秀雄 永倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP8296598A priority Critical patent/JPH10141123A/ja
Publication of JPH10141123A publication Critical patent/JPH10141123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コモンレール圧力の減圧応答性を向上し得、
燃焼や排ガス中のNOx等を改善し得る直接噴射式ディ
ーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御
装置を提供する。 【解決手段】 コモンレール4に燃料タンク2へ通じる
圧力逃し配管17を接続し、該圧力逃し配管17途中
に、コモンレール圧力Pが目標圧力より高い状態が所定
時間経過した場合に開放される電磁弁18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接噴射式ディー
ゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の直接噴射式ディーゼルエン
ジン用燃料噴射装置の一例を表わすものであって、1は
エンジン本体、2は燃料タンク、3は燃料タンク2の燃
料を圧送する可変容量型のポンプ、4はポンプ3から燃
料が高圧配管5を介して供給され高圧燃料を保持するコ
モンレール、6は噴射制御電磁弁7及び噴射ノズル8を
一体化してなり、前記コモンレール4から分岐した高圧
配管9が接続され且つエンジン本体1の各気筒に接続さ
れるインジェクタ、10はエンジン回転数を検出する回
転センサ、11はアクセル開度を検出するアクセルセン
サ、12は前記コモンレール4の圧力を検出する圧力セ
ンサ、13は前記回転センサ10で検出されたエンジン
回転数Nと前記アクセルセンサ11で検出されたアクセ
ル開度Aと前記圧力センサ12で検出されたコモンレー
ル圧力Pに基づき、燃料噴射パルス幅を求めて燃料噴射
パルス幅信号14を前記各インジェクタ6の噴射制御電
磁弁7へ出力すると共に、前記圧力センサ12で検出さ
れたコモンレール圧力Pがエンジン回転数Nとアクセル
開度Aに応じて設定された目標となる圧力と一致するよ
うに、ポンプ3の吐出量を求め、該ポンプ3へ容量制御
信号15を出力するコントロールユニットであり、前記
インジェクタ6には、該インジェクタ6からリークした
燃料を燃料タンク2へ戻すためのリケージパイプ16が
接続されている。
【0003】エンジン本体1の運転時には、燃料タンク
2からポンプ3によって吸い上げられた燃料は、高圧配
管5を介してコモンレール4に供給され高圧に保持され
た後、各高圧配管9を経て各インジェクタ6へ供給さ
れ、この状態で、回転センサ10によって検出されたエ
ンジン回転数Nと、アクセルセンサ11によって検出さ
れたアクセル開度Aと、圧力センサ12によって検出さ
れたコモンレール圧力Pがコントロールユニット13へ
入力される。
【0004】該コントロールユニット13においては、
予め組み込まれたマップを用いて、前記エンジン回転数
Nとアクセル開度Aとコモンレール圧力Pに基づき、燃
料噴射パルス幅が求められ、燃料噴射パルス幅信号14
が前記インジェクタ6の噴射制御電磁弁7へ出力され、
該インジェクタ6の噴射制御電磁弁7に対して燃料噴射
パルス幅に相当する時間だけ通電が行われ、インジェク
タ6の噴射ノズル8から所望の量の燃料が各気筒へ噴射
されると共に、圧力センサ12で検出されたコモンレー
ル圧力Pがエンジン回転数Nとアクセル開度Aに応じて
設定された目標圧力と一致するように、ポンプ3の吐出
量が求められ、該ポンプ3へ容量制御信号15が出力さ
れ、ポンプ3からコモンレール4へ所要量の燃料が吐出
され、該コモンレール圧力Pが目標となる圧力に保持さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き直接噴射式
ディーゼルエンジン用燃料噴射装置の場合、コモンレー
ル圧力Pが目標となる圧力より高い時には、ポンプ3か
らコモンレール4への燃料の供給が抑えられると共に、
インジェクタ6からの噴射によってコモンレール圧力P
が減圧されるようになっているが、コモンレール圧力P
を積極的に減圧する機構は装備されていないため、アク
セルペダルから完全に足を離した状態における減速中の
ように、インジェクタ6から燃料が全く噴射されない無
噴射のままエンジン回転数Nが低下した場合、コモンレ
ール圧力Pはインジェクタ6からのリークのみによって
減圧される形となり、図5に示される如く、コモンレー
ル圧力Pが前記低下したエンジン回転数Nに対応する目
標圧力P’となるまでに時間がかかり、応答性が悪いと
いう欠点を有していた。
【0006】このため、仮に、無噴射の後のある時点に
おいてインジェクタ6からの噴射が再開された場合に、
コモンレール圧力Pがその時点でのエンジン回転数Nに
対応した目標圧力P’より高い状態のまま、燃料がイン
ジェクタ6から噴射されてしまうことがあり、燃焼や排
ガス中のNOx等にも影響を及ぼす可能性があった。
【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、コモンレー
ル圧力の減圧応答性を向上し得、燃焼や排ガス中のNO
x等を改善し得る直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料
噴射装置のコモンレール圧力制御装置を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプから燃
料が供給され高圧燃料を保持するコモンレールと、該コ
モンレールから分岐した高圧配管が接続され且つエンジ
ン本体の各気筒に接続されるインジェクタとを備えた直
接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレ
ール圧力制御装置であって、コモンレール4に燃料タン
クへ通じる圧力逃し配管を接続し、該圧力逃し配管途中
に、コモンレール圧力が目標圧力より高い状態が所定時
間経過した場合に開放される電磁弁を設けたことを特徴
とする直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置の
コモンレール圧力制御装置にかかるものである。
【0009】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0010】アクセルペダルから完全に足を離した状態
における減速中のように、インジェクタから燃料が全く
噴射されない無噴射のままエンジン回転数が低下した場
合等において、コモンレール圧力が、低下したエンジン
回転数に対応する目標圧力より高い状態が所定時間経過
すると、電磁弁が開放され、コモンレール内の燃料の一
部が圧力逃し配管を介して燃料タンクへ逃され、該コモ
ンレール圧力が減圧されて目標圧力となり、この結果、
コモンレール圧力はインジェクタからのリークのみによ
って減圧されるのではなく、電磁弁の開閉により制御さ
れる形となり、コモンレール圧力が、低下したエンジン
回転数に対応する目標圧力となるまでの時間が短縮さ
れ、応答性がよくなり、仮に、無噴射の後のある時点に
おいてインジェクタからの噴射が再開された場合にも、
コモンレール圧力がその時点でのエンジン回転数に対応
した目標圧力により近い状態で、燃料がインジェクタか
ら噴射されることとなり、燃焼や排ガス中のNOx等の
改善につながる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0012】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図4に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1に示
す如く、コモンレール4に燃料タンク2へ通じる圧力逃
し配管17を接続し、該圧力逃し配管17途中に、コモ
ンレール圧力Pが目標圧力P’より高い状態が所定時間
(およそ15〜16[msec]程度)経過した場合に
開放される電磁弁18を設けた点にある。
【0013】本図示例においては、前記電磁弁18は、
圧力センサ12で検出されたコモンレール圧力Pに基づ
いてコントロールユニット13から出力される開閉信号
19によって開閉されるようにしてあり、又、コモンレ
ール圧力Pが目標圧力P’よりオフセット圧力P”(お
よそ10[MPa]程度)だけ高い圧力未満になった時
点で、コントロールユニット13から出力される開閉信
号19により電磁弁18をOFFとして閉鎖するように
してある。
【0014】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0015】アクセルペダルから完全に足を離した状態
における減速中のように、インジェクタ6から燃料が全
く噴射されない無噴射のままエンジン回転数Nが低下し
た場合等において、コモンレール圧力Pが、低下したエ
ンジン回転数Nに対応する目標圧力P’より高い状態が
所定時間経過すると、コントロールユニット13から出
力される開閉信号19により電磁弁18がONとなって
開放され、コモンレール4内の燃料の一部が圧力逃し配
管17を介して燃料タンク2へ逃され、該コモンレール
圧力Pが減圧される。
【0016】前記コモンレール圧力Pが減圧され、目標
圧力P’よりオフセット圧力P”だけ高い圧力未満にな
ると、前記電磁弁18がコントロールユニット13から
出力される開閉信号19によりOFFとなって閉鎖さ
れ、コモンレール圧力Pが目標圧力P’となる。
【0017】ここで、コモンレール圧力Pが目標圧力
P’よりオフセット圧力P”だけ高い圧力未満になった
時点で電磁弁18をOFFとしているのは、コモンレー
ル圧力Pが目標圧力P’になった時点で電磁弁18をO
FFとしたのでは、電磁弁18の応答速度の遅れ等の要
因により、コモンレール圧力Pが目標圧力P’以下に下
がりすぎる可能性があるためである。
【0018】尚、前述の制御の流れは、図2に示すよう
になる。
【0019】この結果、コモンレール圧力Pはインジェ
クタ6からのリークのみによって減圧されるのではな
く、電磁弁18の開閉により制御される形となり、図3
に示す如く、コモンレール圧力Pが、低下したエンジン
回転数Nに対応する目標圧力P’となるまでの時間が短
縮され、応答性がよくなり、仮に、無噴射の後のある時
点においてインジェクタ6からの噴射が再開された場合
にも、コモンレール圧力Pがその時点でのエンジン回転
数Nに対応した目標圧力P’により近い状態で、燃料が
インジェクタ6から噴射されることとなり、燃焼や排ガ
ス中のNOx等の改善につながる。
【0020】こうして、コモンレール圧力Pの減圧応答
性を向上し得、燃焼や排ガス中のNOx等を改善し得
る。
【0021】尚、本発明の直接噴射式ディーゼルエンジ
ン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置は、上述
の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の直接噴射
式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧
力制御装置によれば、コモンレール圧力の減圧応答性を
向上し得、燃焼や排ガス中のNOx等を改善し得るとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の全体概要構成図
である。
【図2】本発明を実施する形態の一例における制御の流
れを示すフローチャートである。
【図3】本発明を実施する形態の一例におけるコモンレ
ール圧力の減圧特性並びに電磁弁のON・OFFを表わ
す線図である。
【図4】従来例の全体概要構成図である。
【図5】従来例におけるコモンレール圧力の減圧特性を
表わす線図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 燃料タンク 3 ポンプ 4 コモンレール 6 インジェクタ 9 高圧配管 17 圧力逃し配管 18 電磁弁 P コモンレール圧力 P’ 目標圧力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプから燃料が供給され高圧燃料を保
    持するコモンレールと、該コモンレールから分岐した高
    圧配管が接続され且つエンジン本体の各気筒に接続され
    るインジェクタとを備えた直接噴射式ディーゼルエンジ
    ン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置であっ
    て、 コモンレール4に燃料タンクへ通じる圧力逃し配管を接
    続し、該圧力逃し配管途中に、コモンレール圧力が目標
    圧力より高い状態が所定時間経過した場合に開放される
    電磁弁を設けたことを特徴とする直接噴射式ディーゼル
    エンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置。
JP8296598A 1996-11-08 1996-11-08 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置 Pending JPH10141123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8296598A JPH10141123A (ja) 1996-11-08 1996-11-08 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8296598A JPH10141123A (ja) 1996-11-08 1996-11-08 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10141123A true JPH10141123A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17835631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8296598A Pending JPH10141123A (ja) 1996-11-08 1996-11-08 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10141123A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071222A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御システム
CN111022232A (zh) * 2019-12-31 2020-04-17 南岳电控(衡阳)工业技术股份有限公司 一种柴油发动机用共轨燃油喷射系统及其控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071222A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Denso Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御システム
CN111022232A (zh) * 2019-12-31 2020-04-17 南岳电控(衡阳)工业技术股份有限公司 一种柴油发动机用共轨燃油喷射系统及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6684856B2 (en) Fuel injection apparatus of engine
US20050241617A1 (en) Fuel supply apparatus for internal combustion engine
JPH1150899A (ja) 蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置
JPH0783134A (ja) 内燃機関用燃料供給装置
JPH1144236A (ja) 直噴ガソリンエンジンの燃料噴射装置
JPH10141123A (ja) 直接噴射式ディーゼルエンジン用燃料噴射装置のコモンレール圧力制御装置
JP3860894B2 (ja) 内燃機関のパイロット噴射制御装置
JP2845099B2 (ja) 内燃機関用燃料供給装置
JP2795137B2 (ja) 内燃機関用燃料供給装置
JP4285224B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
KR102074606B1 (ko) 고압 연료 분사 시스템을 포함하는 내연 엔진을 동작시키는 방법 및 장치
JP3086599B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
JP4135254B2 (ja) 内燃機関用燃料噴射装置
JP2795138B2 (ja) 内燃機関用燃料供給装置
JPH1089185A (ja) ガソリン機関の燃料噴射装置
JP2007040226A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JPH11257177A (ja) 燃料噴射装置
JP2539668Y2 (ja) 燃料噴射装置
JP2008223638A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JPH11343946A (ja) 燃料噴射装置
JPH04295171A (ja) 燃料噴射率制御装置
JP2023149432A (ja) Egrシステム
JPH05306658A (ja) 燃料蒸散防止装置
JPH0666227A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2006170048A (ja) 車両の燃料噴射装置