JPH10140866A - 駐車場用ピットのコーナー部形成用ブロック及び駐車場用ピットの構築方法 - Google Patents

駐車場用ピットのコーナー部形成用ブロック及び駐車場用ピットの構築方法

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JPH10140866A
JPH10140866A JP8316969A JP31696996A JPH10140866A JP H10140866 A JPH10140866 A JP H10140866A JP 8316969 A JP8316969 A JP 8316969A JP 31696996 A JP31696996 A JP 31696996A JP H10140866 A JPH10140866 A JP H10140866A
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JP
Japan
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corner
block
bottom plate
forming
pit
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JP8316969A
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English (en)
Inventor
Akira Senba
昌 仙波
Genichi Tsuchiya
元一 土屋
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HANEDA CONCRETE KOGYO
Haneda Concrete Industrial Co Ltd
Original Assignee
HANEDA CONCRETE KOGYO
Haneda Concrete Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by HANEDA CONCRETE KOGYO, Haneda Concrete Industrial Co Ltd filed Critical HANEDA CONCRETE KOGYO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車場用ピットにおけるコーナー部を形成す
るための新規のブロックの提供を図ったものである。 【解決手段】 コーナーブロック11、当該コーナーブ
ロック11に対して直角に組み合うコーナー構成用補助
ブロック12、ピットの壁面を形成するためのL型ブロ
ック13とを具え、コーナーブロック11とコーナー構
成用補助ブロック12の各底版部が対向する部分に、両
ブロックの接続用たる鉄筋突出用たる空所を形成するた
めの切欠き部を設け、更に、各ブロックの底版部の内端
面に接続用鉄筋を突出させた駐車場用ピットのコーナー
部形成用ブロック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】上下方向に二段または三段等多段
的に重ねて自動車を駐車させるための昇降立体駐車場を
構築するには、その昇降機構を設置するための基礎であ
るピットを形成する必要がある。 本発明は、このよう
な駐車場用ピットにおけるコーナー部を形成するための
ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】前記した駐車場形成用ピットとしては、
実公平7ー2882号公報に掲載されたものがある。
これは図10に示すように、隅角部を形成するためのコ
ーナーブロックAと、壁面を形成するL型ブロックBと
で、ピットPを構築するものである。
【0003】そして、コーナーブロックAに対する鉄筋
に依る補強は、図11に示すようにコーナーブロックの
底版部の内方隅角部に斜状切欠き部Mを形成し、ここか
ら鉄筋Cを突出させて他の鉄筋Dと接合するか、或い
は、図12に示すように、コーナーブロックの底版部の
内方隅角部に角状切欠き部Nを形成し、ここから鉄筋C
を突出させて他の鉄筋Dと接合するような手段を採るこ
とができる。
【0004】ところで、ピットの高さが2m位までは、
コーナーブロックにおける底版部の長さが、比較的短い
もので済むため、上記した図11または図12に示すよ
うな鉄筋の接続手段を採ることができ、これに依り、安
定かつ安全なる一体構造のものとすることができる。
【0005】然し乍、ピットの高さが2m以上になる
と、安定上、その高さに比例して底版部を長くしなけれ
ばならず、従って、図13に示すような分割状のコーナ
ーブロックE,Eの使用(これを一体成形した場合、そ
の大重量性に基づき、運搬および設置作業に齟齬をきた
すこととなる。)、または、図14に示すように、短い
底版部を具えたコーナーブロックFを、その両側に位置
する擁壁ブロックG,Gで挾持するような構成を採らざ
るを得ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13に示すものにあ
っては、コーナー部が分割状とされるため、コーナーブ
ロックE,E相互の結合性が弱く、分離してしまう心配
が生じることとなるばかりでなく、ピットの床面形成の
ために配設した配筋との取り合いが悪く不安定なものと
される。また、図14に示すものにあっては、コーナー
ブロックFに対する鉄筋接続ができないため、強度的に
不安全な構造とされ、安全上の心配が、必然、伴うもの
とされた。
【0007】本発明はこのような従来の問題を解決した
新規のコーナー部形成用ブロックの提供を図ったもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コーナーブロ
ック1と、当該コーナーブロック1と組み合うコーナー
構成用補助ブロック2と、ピットの壁面を形成するため
のL型ブロック3とを具え、前記コーナーブロック1
は、直角に連なる幅広壁面1aと幅狭壁面1b、並び
に、底版部1cとから成り、当該底版部1cにおける幅
狭壁面1b寄り部分は、下記するコーナー構成用補助ブ
ロック2の底版部2bを嵌め合わせるための切欠き部1
dを切設し、また、当該底版部1cの内端面には、上記
切欠き部1dを除いた部分に、複数本の鉄筋1eを突出
させるように構成し、前記コーナー構成用補助ブロック
2は、壁面部2aと底版部2bとから成り、当該底版部
2bの内端面には、上記切欠き部1dに対する嵌め合わ
せ部分を除いた部分に、複数本の鉄筋2cを突出させる
ように構成し、前記L型ブロック3は、壁面部3aと底
版部3bとから成り、当該底版部3bの内端面には複数
本の鉄筋3cを突出させるように構成したことを特徴と
する駐車場用ピットのコーナー部形成用ブロック、を第
一の形態とするものである。
【0009】本発明は、コーナーブロック11、当該コ
ーナーブロック11に対して直角に組み合うコーナー構
成用補助ブロック12、ピットの壁面を形成するための
L型ブロック13とを具え、コーナーブロック11とコ
ーナー構成用補助ブロック12の各底版部が対向する部
分に、両ブロックの接続用たる鉄筋突出用空所を形成す
るための切欠き部を設け、更に、各ブロックの底版部の
内端面に接続用鉄筋を突出させたことを特徴とする駐車
場用ピットのコーナー部形成用ブロックを第二の形態と
するものである。
【0010】そして、本発明は、コーナーブロック21
と、当該コーナーブロック21の両側に連ねさせるコー
ナー構成用補助ブロック22,22と、ピットの壁面を
形成するためのL型ブロック23とを具え、コーナーブ
ロック21とコーナー構成用補助ブロック22,22の
底版部が対向する部分に、両者の接続用たる鉄筋を突出
させるための空所を形成するための切欠き部を、コーナ
ー構成用補助ブロック22,22側に形成し、更に、コ
ーナー構成用補助ブロック22,22と、L型ブロック
23の底版部の内端面には、ピットの床面形成のために
配設した配筋Dに対する接続用鉄筋を突出させたことを
特徴とする駐車場用ピットのコーナー部形成用ブロック
を第三の形態とするものである。
【0011】更に本発明に係る方法は、上記したような
コーナー部形成用ブロックを用い、かつ現場打ちコンク
リートの打設に基づき各ブロックの一体構造化を図るよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0012】本発明は上記したような構成に基づき、既
述したような従来の問題点を解決したものである。
【0013】
【作用】本発明の第一の形態の場合、コーナーブロック
1の切欠き部1dに対して、コーナー構成用補助ブロッ
ク2の底版部2bの一部を嵌め合わせることによって両
ブロックを組合せ、これに、L型ブロック3を連ならせ
ることに依ってコーナー部を形成し、次に、ピットの床
面形成のために配設した配筋Dに対して、各ブロック
1,2,3の鉄筋1e,2c,3cを接続し、然る後、
現場打ちコンクリートを打設することに依って、各ブロ
ックを一体構造化する。
【0014】本発明の第二の形態の場合、コーナーブロ
ック11とコーナー構成用補助ブロック12とを直角に
連ねることに依って、両者の切欠き部を対向させた状態
で両ブロックを組合せ、これにL型ブロック13を連な
らせることに依ってコーナー部を形成し、次に、コーナ
ーブロック11とコーナー構成用補助ブロック12の切
欠き部11d,12cが対向する部分の鉄筋を接続する
と共に、ピットの床面形成のために現場打ちコンクリー
トを打設するための配筋Dに対して、各ブロック11,
12,13の底版部内端面に突出の鉄筋を接続し、然る
後、現場打ちコンクリートを、上記切欠き部内、並び
に、ピットの中央部に打設することに依って、各ブロッ
クを一体構造化する。
【0015】本発明の第三の形態の場合、コーナーブロ
ック21の両側にコーナー構成用補助ブロック22,2
2を直角に連ねることに依って、コーナーブロック21
の底版部内端面と、コーナー構成用補助ブロック22,
22の切欠き部とを対向させた状態で、両ブロックを組
合せ、L型ブロック13を連ならせることに依って、コ
ーナー部を形成し、次に、コーナーブロック21の底版
部内端面と、コーナー構成用補助ブロック22,22の
切欠き部とが対向する部分の互いの鉄筋を接続すると共
に、ピットの床面形成のための配筋Dに対して、ブロッ
ク22,23の鉄筋を接続し、然る後、コーナーブロッ
ク21の底版部内端面と、コーナー構成用補助ブロック
22,22の切欠き部とが対向する部分、並びに、配筋
D部分に、現場打ちコンクリートを打設することに依っ
て、各ブロックを一体構造化する。
【0016】
【実施例】図1乃至図3は、本発明に係るブロックの第
一の形態を示したものである。同図において、1はコー
ナーブロック、2は当該コーナーブロック1と組み合う
コーナー構成用補助ブロック、3はピットの壁面を形成
するためのL型ブロックである。 そして、ピットの四
隅は、図4に示すようにコーナーブロック1とコーナー
構成用補助ブロック2を組み合わせてコーナーを形成す
ると共に、その間に所要枚数のL型ブロック3を介在さ
せることによって、平面矩形状を呈する駐車場用ピット
が構築される。
【0017】上記したコーナーブロック1は、一方の壁
面を他方の壁面より極端に巾狭なものとするような構成
を具えている。 すなわち、当該コーナーブロック1
は、直角に連なる幅広壁面1aと幅狭壁面1b、並び
に、底版部1cとから成るものである。 そして、当該
底版部1cにおける幅狭壁面1b寄り部分は、下記する
コーナー構成用補助ブロック2の底版部2bを嵌め合わ
せるための切欠き部1dが切設されている。 そして、
当該底版部1cの内端面には、上記切欠き部1dを除い
た部分に、複数本の鉄筋1eを突出させるように構成し
てある。
【0018】上記したコーナー構成用補助ブロック2
は、壁面部2aと底版部2bとから成り、当該底版部2
bの内端面には、上記切欠き部1dに対する嵌め合わせ
部分を除いた部分に、複数本の鉄筋2cを突出させるよ
うに構成してある。
【0019】上記したL型ブロック3は、壁面部3aと
底版部3bとから成り、当該底版部3bの内端面には複
数本の鉄筋3cを突出させるように構成してある。
【0020】本発明に係る第一の形態のブロックは以上
のような構成を具えたものであって、コーナーブロック
1の切欠き部1dに対して、コーナー構成用補助ブロッ
ク2の底版部2bの一部を嵌め合わせることによって両
ブロックを組合せ、次に、L型ブロック3を連ならせる
ことに依って、図1に示すようにコーナー部が形成され
る。 そして、図2に示すように、ピットの中央部、す
なわち床面形成のために現場打ちコンクリートを打設す
るための配筋Dに対して、各ブロック1,2,3の鉄筋
1e,2c,3cを接続する。 然る後、現場打ちコン
クリートを打設すれば、各ブロックは一体構造化され、
卓越した堅牢性、安全性が得られる。
【0021】図4乃至図6は、本発明に係るブロックの
第二の形態を示したものである。同図において、11は
コーナーブロック、12は当該コーナーブロック11と
組み合うコーナー構成用補助ブロック、13はピットの
壁面を形成するためのL型ブロックである。 そして、
ピットの四隅は、図4に示すようにコーナーブロック1
1とコーナー構成用補助ブロック12を組み合わせてコ
ーナーを形成すると共に、その間に所要枚数のL型ブロ
ック13を介在させることによって、平面矩形状を呈す
る駐車場用ピットが構築される。
【0022】上記したコーナーブロック11は、一方の
壁面を他方の壁面より巾狭なものとするような構成を具
えている。 すなわち、当該コーナーブロック11は、
直角に連なる幅広壁面11aと幅狭壁面11b、並び
に、底版部11cとから成るものである。 そして、当
該底版部11cにおける幅狭壁面1b寄り部分には、下
記するコーナー構成用補助ブロック12の底版部12b
と接続するための複数本の鉄筋11eを突出させるため
の切り欠き部1dを切設してある。 また、底版部11
cの内端面には、上記切欠き部11dを除いた部分に、
後記する配筋Dに対する接続用の鉄筋11fを複数本突
出させるように構成してある。
【0023】上記したコーナー構成用補助ブロック12
は、壁面部12aと底版部12bとから成り、当該底版
部12bにおいて、上記切欠き部11dに対する対応面
には、コーナーブロック11側の鉄筋11eに対する接
続用たる鉄筋12eを、複数本突出させるための切欠き
部12cを切設してある。 更に、底版部12bの内端
面には、後記する配筋Dに対する接続用の鉄筋12fを
複数本突出させるように構成してある。
【0024】上記したL型ブロック13は、壁面部13
aと底版部13bとから成り、当該底版部13bの内端
面には、後記する配筋Dに対する接続用の鉄筋13cを
複数本突出させるように構成してある。
【0025】本発明に係る第二の形態のブロックは以上
のような構成を具えたものであって、コーナーブロック
11とコーナー構成用補助ブロック12とを直角に連ね
ることに依って、両者の切欠き部11d,12cを対向
させた状態で両ブロックを組合せ、次に、L型ブロック
13を連ならせることに依って、図4に示すようにコー
ナー部を形成する。そして、図5に示すように、両者の
切欠き部11d,12cが対向する部分の鉄筋11e,
12eを接続する。同時に、ピットの中央部、すなわち
床面形成のために現場打ちコンクリートを打設するため
の配筋Dに対して、各ブロック11,12,13の鉄筋
11f,12f,13cを接続する。然る後、現場打ち
コンクリートを、上記切欠き部11d,12c内、並び
に、ピットの中央部に打設すれば、各ブロックは一体構
造化され、卓越した堅牢性、安全性が得られる。
【0026】なお、本発明に係る第二の形態のブロック
の構成上の特徴は、コーナーブロック11とコーナー構
成用補助ブロック12の底版部が対向する部分に、両者
の接続用たる鉄筋を突出させるための空所、具体的には
当該空所を形成するための切欠き部を形成したことにあ
る。
【0027】図7乃至図9は、本発明に係るブロックの
第三の形態を示したものである。同図において、21は
コーナーブロック、22,22は当該コーナーブロック
21の両側に連ねさせるコーナー構成用補助ブロック、
23はピットの壁面を形成するためのL型ブロックであ
る。そして、ピットの四隅は、図7に示すように、コー
ナーブロック21とコーナー構成用補助ブロック22,
22を組み合わせてコーナーを形成すると共に、その間
に所要枚数のL型ブロック23を介在させることによっ
て、平面矩形状を呈する駐車場用ピットが構築される。
【0028】上記したコーナーブロック21は、直角に
連なりかつ等幅な壁面21a,21b、並びに、平面正
方形状を呈する底版部21cとから成るものである。
そして、当該底版部21cにおける内端面には、下記す
るコーナー構成用補助ブロック22,22の底版部22
b,22bと接続するための複数本の鉄筋21eを突出
させてある。
【0029】上記したコーナー構成用補助ブロック2
2,22は、壁面部22aと底版部22bとから成る。
そして、当該底版部22bにおいて、上記コーナーブ
ロック21の底版部21c内端面に対向する部分には、
その鉄筋21eと接続するための鉄筋22eを複数本突
出させるための切欠き部22cを切設してある。更に、
底版部22bの内端面には、後記する配筋Dに対する接
続用の鉄筋22fを複数本突出させるように構成してあ
る。
【0030】上記したL型ブロック23は、壁面部23
aと底版部23bとから成り、当該底版部23bの内端
面には、後記する配筋Dに対する接続用の鉄筋23cを
複数本突出させるように構成してある。
【0031】本発明に係る第三の形態のブロックは以上
のような構成を具えたものであって、コーナーブロック
21の両側にコーナー構成用補助ブロック22,22を
直角に連ねることに依って、コーナーブロック21の底
版部内端面と、コーナー構成用補助ブロック22,22
の切欠き部22c,22cとを対向させた状態で、両ブ
ロックを組合せ、次に、L型ブロック13を連ならせる
ことに依って、図7に示すようにコーナー部を形成す
る。そして、図8に示すように、コーナーブロック21
の底版部内端面と、コーナー構成用補助ブロック22,
22の切欠き部22c,22cとが対向する部分の鉄筋
21eと鉄筋22eとを接続する。同時に、ピットの中
央部、すなわち床面形成のために現場打ちコンクリート
を打設するための配筋Dに対して、ブロック22,23
の鉄筋22f,23cを接続する。然る後、上記コーナ
ーブロック21の底版部内端面と、コーナー構成用補助
ブロック22,22の切欠き部22c,22cとが対向
する部分、並びに、ピットの中央部に、現場打ちコンク
リートを打設すれば、各ブロックは一体構造化され、卓
越した堅牢性、安全性が得られる。
【0032】なお、本発明に係る第三の形態のブロック
の構成上の特徴は、コーナーブロック21とコーナー構
成用補助ブロック22,22の底版部が対向する部分
に、両者の接続用たる鉄筋を突出させるための空所、具
体的には当該空所を形成するための切欠き部を、コーナ
ー構成用補助ブロック22,22側に形成したことにあ
る。
【0033】ところで、図15乃至図22は本発明の第
二の形態、すなわち、請求項2に記載のコーナー部形成
用ブロックの他の実施例を示したものである。そして、
図23乃至図27は本発明の第三の形態、すなわち、請
求項4に記載のコーナー部形成用ブロックの他の実施例
を示したものである。本発明はこのような形態での実施
も可能とする。
【0034】
【発明の効果】本発明に依れば、駐車場用ピットの高さ
が高くなった場合に生じる、底版部の長さ増大に伴うコ
ーナーブロックの不安定性と言うような問題が全く解消
され、底版部の長さ増大にも係らず、全てのブロックに
対する鉄筋に依る相互接続が可能化され、ピット全体の
一体構造化が果たされる。 従って、ピットの強度強化
が図られ、その安全性が著しく高められることと成る。
【0035】更に、請求項2乃至請求項5に記載の構
成、並びに、請求項7及び請求項8に記載の方法にあっ
ては、コーナーブロックと壁版であるコーナー構成用補
助ブロックとが、その側面において鉄筋による連結が図
られるため、最も堅牢性が要求されるコーナー部の強度
が著しく高められる。 すなわち、これが直接接続され
ていない場合、地盤の歪みまたは部分的崩れ等に基づき
当該ブロックが簡単に分離してしまうが、本発明にあっ
てはこのような問題発生に対する強い耐性を発揮するこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一形態を表した斜視図である。
【図2】本発明の第一形態を表した平面図である。
【図3】図2におけるX−X線断面図である。
【図4】本発明の第二形態を表した斜視図である。
【図5】本発明の第二形態を表した平面図である。
【図6】図5におけるY−Y線断面図である。
【図7】本発明の第三形態を表した斜視図である。
【図8】本発明の第三形態を表した平面図である。
【図9】図8におけるZ−Z線断面図である。
【図10】従来の駐車場用ピット全体を表した平面図で
ある。
【図11】従来のコーナー部分を表した平面図である。
【図12】従来の他のコーナー部分を表した平面図であ
る。
【図13】問題が伴う従来のコーナー例を表した平面図
である。
【図14】問題が伴う従来の他のコーナー例を表した平
面図である。
【図15】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図16】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図17】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図18】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図19】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図20】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図21】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図22】請求項2に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図23】請求項4に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図24】請求項4に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図25】請求項4に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図26】請求項4に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【図27】請求項4に記載の構成の他の実施例を表した
平面図である。
【符号の説明】
D 配筋 1 コーナーブロック 1a 幅広壁面 1b 幅狭壁面 1c 底版部 1d 切欠き部 1e 鉄筋 2 コーナー構成用補助ブロック 2a 壁面部 2b 底版部 2c 鉄筋 3 L型ブロック 3a 壁面部 3b 底版部 3c 鉄筋 11 コーナーブロック 11a 幅広壁面 11b 幅狭壁面 11c 底版部 11d 切欠き部 11e 鉄筋 11f 鉄筋 12 コーナー構成用補助ブロック 12a 壁面部 12b 底版部 12c 切欠き部 12e 鉄筋 12f 鉄筋 13 L型ブロック 13a 壁面部 13b 底版部 13c 鉄筋 21 コーナーブロック 21a 壁面 21b 壁面 21c 底版部 21e 鉄筋 22 コーナー構成用補助ブロック 22a 壁面部 22b 底版部 22c 切欠き部 22e 鉄筋 22f 鉄筋 23 L型ブロック 23a 壁面部 23b 底版部 23c 鉄筋

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーナーブロック(1)と、当該コーナー
    ブロック(1)と組み合うコーナー構成用補助ブロック
    (2)と、ピットの壁面を形成するためのL型ブロック
    (3)とを具え、 前記コーナーブロック(1)は、直角に連なる幅広壁面
    (1a)と幅狭壁面(1b)、並びに、底版部(1c)とから
    成り、当該底版部(1c)における幅狭壁面(1b)寄り部
    分は、下記するコーナー構成用補助ブロック(2)の底版
    部(2b)を嵌め合わせるための切欠き部(1d)を切設
    し、また、当該底版部(1c)の内端面には、上記切欠き
    部(1d)を除いた部分に、複数本の鉄筋1eを突出させ
    るように構成し、 前記コーナー構成用補助ブロック
    (2)は、壁面部(2a)と底版部(2b)とから成り、当該
    底版部(2b)の内端面には、上記切欠き部(1d)に対す
    る嵌め合わせ部分を除いた部分に、複数本の鉄筋(2c)
    を突出させるように構成し、 前記L型ブロック(3)は、壁面部(3a)と底版部(3b)
    とから成り、当該底版部(3b)の内端面には複数本の鉄
    筋(3c)を突出させるように構成したことを特徴とする
    駐車場用ピットのコーナー部形成用ブロック。
  2. 【請求項2】 コーナーブロック(11)、当該コーナー
    ブロック(11)に対して直角に組み合うコーナー構成用
    補助ブロック(12)、ピットの壁面を形成するためのL
    型ブロック(13)とを具え、コーナーブロック(11)と
    コーナー構成用補助ブロック(12)の各底版部が対向す
    る部分に、両ブロックの接続用たる鉄筋突出用たる空所
    を形成するための切欠き部を設け、更に、各ブロックの
    底版部の内端面には、ピットの床面形成のために配設し
    た配筋(D)に対する接続用鉄筋を突出させたことを特徴
    とする駐車場用ピットのコーナー部形成用ブロック。
  3. 【請求項3】 コーナーブロック(11)は、直角に連な
    る幅広壁面(11a)と幅狭壁面(11b)、並びに、底版
    部(11c)とから成り、当該底版部(11c)における幅
    狭壁面(1b)寄り部分には、下記するコーナー構成用補
    助ブロック(12)の底版部(12b)と接続するための複
    数本の鉄筋(11e)を突出させるための切り欠き部(1
    d)を切設し、また、底版部(11c)の内端面には、上
    記切欠き部(11d)を除いた部分に、ピットの床面形成
    のために配設した鉄筋(D)に対する接続用の鉄筋(11
    f)を複数本突出させるように構成し、 コーナー構成用補助ブロック(12)は、壁面部(12a)
    と底版部(12b)とから成り、当該底版部(12b)にお
    いて、上記切欠き部(11d)に対する対応面には、コー
    ナーブロック(11)側の鉄筋(11e)に対する接続用た
    る鉄筋(12e)を、複数本突出させるための切欠き部
    (12c)を切設し、更に、底版部(12b)の内端面に
    は、前記配筋(D)に対する接続用の鉄筋(12f)を複数
    本突出させるように構成し、 L型ブロック(13)は、壁面部(13a)と底版部(13
    b)とから成り、当該底版部(13b)の内端面には、前
    記配筋(D)に対する接続用の鉄筋(13c)を複数本突出
    させるように構成したことを特徴とする請求項2に記載
    の駐車場用ピットのコーナー部形成用ブロック。
  4. 【請求項4】 コーナーブロック(21)と、当該コーナ
    ーブロック(21)の両側に連ねさせるコーナー構成用補
    助ブロック(22,22)と、ピットの壁面を形成するた
    めのL型ブロック(23)とを具え、コーナーブロック
    (21)とコーナー構成用補助ブロック(22,22)の底
    版部が対向する部分に、両者の接続用たる鉄筋を突出さ
    せるための空所を形成するための切欠き部を、コーナー
    構成用補助ブロック(22,22)側に形成し、更に、コ
    ーナー構成用補助ブロック(22,22)と、L型ブロッ
    ク(23)の底版部の内端面には、ピットの床面形成のた
    めに配設した配筋(D)に対する接続用鉄筋を突出させた
    ことを特徴とする駐車場用ピットのコーナー部形成用ブ
    ロック。
  5. 【請求項5】 コーナーブロック(21)と、当該コーナ
    ーブロック(21)の両側に連ねさせるコーナー構成用補
    助ブロック(22,22)と、ピットの壁面を形成するた
    めのL型ブロック(23)とを具え、 前記コーナーブロック(21)は直角に連なりかつ等幅な
    壁面(21a,21b)と、平面正方形状を呈する底版部
    (21c)とから成り、当該底版部(21c)における内端
    面には、コーナー構成用補助ブロック(22,22)の底
    版部(22b,22b)と接続するための複数本の鉄筋
    (21e)を突出させるように構成し、 前記コーナー構成用補助ブロック(22,22)は、壁面
    部(22a)と底版部(22b)とから成り、当該底版部
    (22b)において、上記コーナーブロック(21)の底版
    部(21c)内端面に対向する部分には、当該コーナーブ
    ロック(21)の鉄筋(21e)と接続するための(鉄筋2
    2e)を複数本突出させるための切欠き部(22c)を切
    設し、更に、底版部(22b)の内端面には鉄筋(22f)
    を複数本突出させるように構成し、 前記L型ブロック(23)は、壁面部(23a)と底版部
    (23b)とから成り、当該底版部(23b)の内端面に
    は、ピットの床面形成のために配設した配筋(D)に対す
    る接続用の鉄筋(23c)を複数本突出させるように構成
    したことを特徴とする請求項4に記載の駐車場用ピット
    のコーナー部形成用ブロック。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のコーナー部形成用ブロ
    ックを用い、コーナーブロック(1)の切欠き部(1d)に
    対して、コーナー構成用補助ブロック(2)の底版部(2
    b)の一部を嵌め合わせることによって両ブロックを組
    合せ、これに、L型ブロック(3)を連ならせることに依
    ってコーナー部を形成し、次に、ピットの床面形成のた
    めに配設した配筋(D)に対して、各ブロック(1,2,
    3)の鉄筋(1e,2c,3c)を接続し、然る後、現場
    打ちコンクリートを打設することに依って、各ブロック
    を一体構造化することを特徴とする駐車場用ピットの構
    築方法。
  7. 【請求項7】 請求項2または請求項3に記載のコーナ
    ー部形成用ブロックを用い、コーナーブロック(11)と
    コーナー構成用補助ブロック(12)とを直角に連ねるこ
    とに依って、両者の切欠き部を対向させた状態で両ブロ
    ックを組合せると共に、L型ブロック(13)を連ならせ
    ることに依ってコーナー部を形成し、次に、コーナーブ
    ロック(11)とコーナー構成用補助ブロック(12)の切
    欠き部(11d,12c)が対向する部分の鉄筋を接続す
    ると共に、ピットの床面形成のために現場打ちコンクリ
    ートを打設するための配筋(D)に対して、各ブロック
    (11,12,13)の底版部内端面に突出の鉄筋を接続
    し、然る後、現場打ちコンクリートを、上記切欠き部
    内、並びに、ピットの中央部に打設することに依って、
    各ブロックを一体構造化することを特徴とする駐車場用
    ピットの構築方法。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5に記載のコーナ
    ー部形成用ブロックを用い、コーナーブロック(21)の
    両側にコーナー構成用補助ブロック(22,22)を直角
    に連ねることに依って、コーナーブロック(21)の底版
    部内端面と、コーナー構成用補助ブロック(22,22)
    の切欠き部とを対向させた状態で、両ブロックを組合せ
    ると共に、L型ブロック(13)を連ならせることに依っ
    て、コーナー部を形成し、次に、コーナーブロック(2
    1)の底版部内端面と、コーナー構成用補助ブロック(2
    2,22)の切欠き部とが対向する部分の互いの鉄筋を
    接続すると共に、ピットの床面形成のための配筋(D)に
    対して、ブロック(22,23)の鉄筋を接続し、然る
    後、コーナーブロック(21)の底版部内端面と、コーナ
    ー構成用補助ブロック(22,22)の切欠き部とが対向
    する部分、並びに、配筋(D)部分に、現場打ちコンクリ
    ートを打設することに依って、各ブロックを一体構造化
    することを特徴とする駐車場用ピットの構築方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005023612A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Fumie Kato プレキャストコンクリート躯体及びそれを用いた建築物並びにその建設工法
JP2010007424A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Milcon:Kk トンネル通路構築用壁面板
JP2021175293A (ja) * 2020-04-27 2021-11-01 株式会社Ihi建材工業 車両給電装置

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